JPH09252271A - データ伝送装置およびその方法 - Google Patents
データ伝送装置およびその方法Info
- Publication number
- JPH09252271A JPH09252271A JP5974496A JP5974496A JPH09252271A JP H09252271 A JPH09252271 A JP H09252271A JP 5974496 A JP5974496 A JP 5974496A JP 5974496 A JP5974496 A JP 5974496A JP H09252271 A JPH09252271 A JP H09252271A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- data
- client
- address
- communication path
- layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Computer And Data Communications (AREA)
- Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Radio Transmission System (AREA)
Abstract
通信経路を柔軟かつ効率的に制御できるデータ伝送装置
およびその方法を提供する。 【解決手段】 クライアントPC2からサーバ6にIS
DN4を介してサービスの要求を示すIPパケットS2
を送信する。このとき、NDIS層12において、送信
元のIPアドレスをISDNカード10のアドレスから
STTHカード11のアドレスに書き換える。サーバ6
は、STTHカード11のアドレスを送信先アドレスと
して、アンテナ7,9および通信衛星8を介して、要求
に応じたIPパケットS6をクラアントPC2のSTT
Hカード11に送信する。
Description
器を相互接続するためのコンピュータネットワークを介
して通信を行うデータ伝送装置およびその方法に関す
る。
て単純な通信経路でデータの送受信が行われている。す
なわち、1対1または多対1または多対多の通信であっ
ても、その通信経路を決定する際には、そのデータに含
まれる発信元および発信先のアドレスに基づいて、その
データを送受信して通信を行っている。従来では、デー
タ中の発信元および発信先のアドレスの書き換えは、ア
プリケーションレベルでのみ行われ、データがデータリ
ンク層およびネットワーク層を通過する際には原則とし
て行われていない。
通信技術の発展に伴い、セキュリティの面から、企業内
ネットワークなどの一定のネットワークでは、防火壁と
呼ばれる通信機器を介さなければネットワークの外部と
通信できないようになっている。このような場合に、デ
ータパケット内に含まれる発信元、発信先のアドレスを
不変とすると、データを送信したい相手先の通信機器に
データを送り届けることが困難な状況になっている。
い、クライアントPCからサーバーへの要求を電話回線
を介して行い、サーバーからクライアントPCへのデー
タ送信を通信衛星を介して行うことがある。この場合に
は、通信衛星から発信されたデータを直接受信する受信
機と、受信データが最終的に送られる通信機器とが異な
るといった事態が発生することが予想される。しかしな
がら、データパケット内に含まれる発信元、発信先のア
ドレスを不変とすると、かかる事態に柔軟に対応した効
率の良いデータ通信を行うことができない。
ットワークを介して送受信されるデータの通信経路を柔
軟に制御することができず、データ伝送経路の制御を効
率的に行うことができないという問題がある。
てなされ、ネットワークを介して送受信されるデータの
通信経路を柔軟かつ効率的に制御できるデータ伝送装置
およびその方法を提供することを目的とする。
点を解決し、上述した目的を達成するために、本発明の
データ伝送装置は、サーバとクライアントとの間のデー
タ伝送をネットワークを介して行うデータ伝送装置であ
って、サーバとクライアントとの間で双方向のデータ伝
送が可能な第1のデータ通信経路と、前記サーバからク
ライアントへのみデータを伝送可能で、前記第1のデー
タ通信経路に比べて伝送容量が大きな第2のデータ通信
経路とを有し、前記クライアントは、それぞれ個別のア
ドレスを持つ前記第1のデータ通信経路の第1のインタ
ーフェースおよび前記第2のデータ通信経路の第2のイ
ンターフェースを有し、送信するデータおよび受信した
データの少なくとも一方について、当該データに含まれ
る送信元アドレスを書き換える。
とクライアントとの間のデータ伝送をネットワークを介
して行うデータ伝送方法であって、サーバとクライアン
トとの間で双方向のデータ伝送が可能な第1のデータ通
信経路と、前記サーバからクライアントへのみデータを
伝送可能で、前記第1のデータ通信経路に比べて伝送容
量が大きな第2のデータ通信経路とを前記ネットワーク
に形成し、前記クライアントは、それぞれ個別のアドレ
スを持つ前記第1のデータ通信経路の第1のインターフ
ェースおよび前記第2のデータ通信経路の第2のインタ
ーフェースを介してデータの送受信を行い、送信するデ
ータおよび受信したデータの少なくとも一方について、
当該データに含まれる送信元アドレスを書き換える。
は、例えば、第1のデータ通信経路を介して、クライア
ントからサーバに要求を含むデータが送信される。この
とき、クライアントにおいて、例えば、アプリケーショ
ンレベルでは、送信するデータの送信元アドレスとして
第1のインターフェースのアドレスが自動的に割り当て
られるが、データリンク層において、送信元アドレスが
第2のインターフェスのアドレスに書き換えられる。サ
ーバは、クライアントから要求を受けると、その要求に
応じたデータをクライアントに送信するが、このとき、
送信するデータでは、受信したデータの送信元アドレス
を送信先アドレスとする。これによって、サーバからの
データは、第2のデータ通信経路を介してクライアント
に送信される。
は、データを送受信するインターフェースを複数個装備
することでより柔軟な通信経路による通信が可能とな
る。また、本発明のデータ伝送装置およびその方法によ
れば、複雑化したコンピュータネットワーク上の通信に
おいて、システムの要求に対し、柔軟な通信経路の決
定、通信を行うことが可能となる。
データ伝送装置およびその方法について説明する。本実
施形態のデータ伝送装置およびその方法では、通信プロ
トコルとしてTCP/IP(Transmission Control Prot
ocol/Internet Protocol) インターネットプロトコルが
採用されている。
を参照しながら説明する。図11に示すように、TCP
/IPモデルは、例えば、ISDNなどの物理層の上
に、NDISなどのデータリンク層100、IPなどの
インターネット層101、TCPなどのトランスポート
層102およびアプリケーション層103が順に構築さ
れている。ここで、TCP/IPモデルと、OSI(Ope
n Systems Interconnection)参照モデルとを対比する
と、TCP/IPのデータリンク層100、インターネ
ット層101およびトランスポート層102は、それぞ
れOSI参照モデルのデータリンク層104、ネットワ
ーク層105およびトランスポート層106にそれぞれ
対応している。また、TCP/IPのアプリケーション
層103は、OSI参照モデルのセッション層107、
プレゼンテーション層108およびアプリケーション層
109に対応している。
気信号や光信号などを伝送するためにモデムなどの各種
信号のタイミング制御を行う。データリンク層100,
104は、隣接の装置間でのデータ伝送機能を提供する
ために、誤り制御、応答制御などの機能を実行する。イ
ンターネット層101およびネットワーク層105は、
転送するデータの通信経路を選択し、正しく相手にデー
タを届けるための制御を行う。トランスポート層10
2,106は、ネットワーク層のサービスとして提供さ
れる各種の通信網の品質(転送誤り率、確認応答の有無
など)に対して均一なデータ転送サービスを提供する。
セッション層107は、通信を行うアプリケーション間
の情報の交信方法を取り決め、情報の送信するタイミン
グや応答の確認方法などを制御する。プレゼンテーショ
ン層108は、アプリケーション処理に依存する情報の
表現形式と通信するための表現形式(データの符号化方
式)間の変換処理を行う。アプリケーション層109
は、各種のアプリケーションの通信に関する応用機能で
あり、ファイル転送、トランザクション処理、電子メー
ルおよびネットワーク管理などのサービスがある。
パーソナルコンピュータ(PC)2、ディジタル回線専
用の回線終端装置であるDSU(Digital Service Unit)
3、ISDN(Integrated Services Digital Network)
4、インターネット5、サーバー6、アンテナ7,9お
よび通信衛星8を用いて実現される。データ伝送装置1
では、クライアントPC2のISDNカード10からD
SU3にIPパケットS2が送信され、このIPパケッ
トがISDN4およびインターネット5を介してサーバ
ー6に送信される。サーバー6は、IPパケットS2に
含まれる要求に応じた内容のIPパケットS6を、アン
テナ7から通信衛星8を介してアンテナ9に送信する。
クライアントPC2は、STTHカード11を介して、
アンテナ9からIPパケットS6を受信し、このIPパ
ケットS6に含まれるデータを用いて処理を行う。クラ
イアントPC2とサーバー6とは、ISDN4を介した
ルート(通信経路)では双方向のデータ伝送が可能であ
るが、通信衛星8を介したルートではサーバー6からク
ライアントPC2に対してのみデータ伝送が可能であ
る。
細に説明する。図2は、クライアントPC2のシステム
構成図である。図2に示すように、クライアントPC2
は、物理層としてのISDNカード10およびSTTH
カード11の上に、NDIS(Network Driver Interfac
e Specification)層12,13と、IP(Internet Prot
ocol) 層、TCP(Transmission Control Protocol層1
5と、セッション層16と、アプリケーション層17と
を順に構築した機能構成になっている。ここで、図11
(A)に示すTCP/IPモデルとの関係で、セッショ
ン層16はアプリケーション層17に含まれると解釈し
てもよい。ここで、STTHカード11は、衛星用受信
ボードであり、ISDNカード10のアドレスとは別
に、独自のアドレスを有している。
0のインターフェースを介してのみ外部装置に対してI
Pパケットを送信する。また、クライアントPC2は、
ISDNカード10およびSTTHカード11のそれぞ
れのインターフェースを介して外部装置から、IPパケ
ットを受信することができる。すなわち、STTHカー
ド11は、受信機能のみを有する。
ンターフェースから送信されるIPパケットは、ISD
Nカード10の上位のNDIS層12のIPアドレスコ
ンバータ18において、図3に示すIPアドレスコンバ
ータ18の機能により、IPパケット中の発信元IPア
ドレス、IPヘッダのチェックサム、TCP/UDP(U
ser Datagram Protocol)パケット中のチェックサムが書
き換えられる。すなわち、IPアドレスコンバータ18
は、上位層あるいはIPアドレスコンバータ19から入
力したIPパケットを、スイッチ30による切り換え処
理によって、IPコンバータ31に出力するか否かを決
定する。このとき、スイッチ30による切り換え処理
は、図2に示すコントローラ20からの制御信号S20
bに基づいて行われる。
信元アドレスを、メモリ32に記憶されたIPアドレス
変換テーブルを用いて変換する。このとき、変換テーブ
ルに登録されたアドレスうち、どのアドレスを用いるか
は、図2に示すコントローラ20からの制御信号S20
bによって指示される。
ックサムの計算は通常の方法で行う。また、IPコンバ
ータ31は、TCP/UDPチェックサムの計算を、変
換前のIPアドレスと変換後のIPアドレスとの差分か
らチェックサムを計算することにより行う。ここで、通
常、TCP/UDPチェックサムは、TCP/UDPデ
ータグラム全体を構成した上で計算する。尚、図3に示
す例では、IPコンバータ31は、入力したIPパケッ
トについて、送信元(SRC)アドレスを「130.1
0.5.5」から「131.23.6.44」に変換し
ている。ここで、アドレス「130.10.5.5」は
図1に示すPPP(Point to Point Protocol) でのIS
DNカード10のアドレスであり、アドレス「131.
23.6.44」は図1に示す衛星受信(SAT)での
STTHカード11のアドレスである。また、アドレス
「131.0.1.1」は、WWW(World WideWeb)で
のアドレスである。
機能により、クライアントPC2から要求を示すIPパ
ケットS2を受信したサーバー6は、クライアントPC
2において書き換えた後の発信元アドレス、すなわちS
TTHカード11のアドレスに、その要求の答えを返す
ようになる。
1のインターフェースから受信されるIPパケットS6
は、STTHカード11の上位のNDIS13のIPア
ドレスコンバータ19の機能によって、IPパケット中
の送信先IPアドレス、IPヘッダのチェックサム、T
CP/UDPパケット中のチェックサムが書き換えられ
る。このようにすることで、クライアントPC2で受信
したIPパケットS6の送信先をさらに変更することが
できる。
を行うか否かは、コントローラ20からの制御信号S2
0aに基づいて決定される。すなわち、図4に示すよう
に、IPアドレスコンバータ19は、STTHカード1
1からIPパケットS6を入力すると、コントローラ2
0からの制御信号S20aに基づくスイッチ40の切り
換え処理によって、IPパケットをIPコンバータ41
に出力する否かを決定する。
ついて、IPヘッダ中の送信先アドレス、チェックサム
およびTCP/UDPヘッダのチェックサムを書き換え
る。この書換えは、メモリ42に記憶されたIPアドレ
ス変換テーブルを用いて行われる。変換テーブルには、
複数の送信先のアドレスが登録されており、どのアドレ
スを使うかは、制御信号S20aによって指示される。
このとき、IPアドレスコンバータ19で受信したIP
パケットS6を、さらに複数のコンピュータに転送する
ことができる。IPコンバータ41におけるチェックサ
ムの計算方法は、前述した図3に示すIPコンバータ3
1と同じである。尚、図4に示す例では、IPコンバー
タ41において、入力したIPパケットについて、送信
先(DST)アドレスを「130.0.1.1」から
「131.23.6.44」に変換している。
ンバータ19では、入力されたIPパケットを、NDI
S層12のIPアドレスコンバータ18に転送するか、
そのまま上位のIP層14に転送するが制御信号S20
aに基づいて決定される。このような下位層での経路制
御機能により、アプリケーション層17において柔軟な
応用機能を提供することができる。ドライバーコントロ
ールアプリケーション21は、コントローラ20を制御
するための上位のアプリケーションである。
カード11から受信したIPパケットをIPアドレスコ
ンバータ19において着信先アドレスを書き換えた後、
上位のIP層14に転送している。IP層14に転送さ
れたデータは、書き換えられた着信先アドレスにより、
上位のアプリケーション層17に渡されるか、またはN
DIS層12に渡されてルーティングされる。この構成
では上位のアプリケーション層17からは、2つのイン
ターフェースを使用して、データの送受信を行っている
ように見える。この場合は、発信時のIPアドレスコン
バータ18によるIPアドレスの書き換えは行っても行
わなくてもよい。一方、IPアドレスコンバータ19か
ら、IPアドレスコンバータ18にIPパケットが転送
される場合には、クライアントPC2は、ブリッジとし
ての機能を持つことになる。
サーバー6との間でのIPパケットの送受信を説明する
ための図である。図5に示すように、IPパケットがク
ライアントPC2からアプリケーション層17からサー
バー6のアプリケーション層55に送信される。このと
き、クライアントPC2のIP層14の上位の層では、
IPパケットの送信元(SRC)アドレスは「130.
10.5.5」であり、送信先(DST)アドレスは
「130.0.1.1」となっている。
において、図3に示した手法で、送信元(SRC)アド
レスが「130.23.6.44」に書き換えられた後
に、ISDNカード10から図1に示すISDN4を介
してサーバー6のLAN層50に送信され後、アプリケ
ーション層55に出力される。ここで、アドレス「13
0.23.6.44」は、衛星通信用のSTTHカード
11のアドレスである。また、NDIS層12におい
て、IPパケットのチェックサムも書き換えられる。
PC2からのIPパケットの要求に応じた処理を行い、
その要求を含むIPパケットをIP層52に出力し、L
AN層50から通信衛星8を介してクライアントPC2
に送信される。このとき、IP層52に出力されるIP
パケットは、受信したIPパケットの送信元(SRC)
アドレス「130.23.6.44」が送信先(DS
T)アドレスとし、受信したIPパケットの送信先(D
ST)アドレス「130.0.1.1」を送信元(SR
C)アドレスとする。
1からIPパケットS6を受信すると、NDIS層13
において、送信先(DST)アドレス「130.23.
6.44」を「130.10.5.5」に書き換えると
共に、チェックサムも書き換える。このようにすること
で、クライアントPC2のアプリケーション層17は、
どのインターフェースからデータを受信したか意識せず
にデータを受け取ることができる。
のフォーマットを図6に示す。図6に示すように、IP
パケットのヘッダは、バージョン、ヘッダ長(IH
L)、サービスタイプ(TOS)、パケット長、識別
子、フラッグ、フラグメントオフセット、生存時間(T
TL)、プロトコル、チェックサム、送信先アドレス、
送信元アドレスおよびオプションに関するデータを含
む。
では、NDIS層12,13において、IPパケットの
送信先アドレスおよび送信元アドレスの少なくとも一方
が書き換えられる。そのため、IPパケットの通信経路
を非常に柔軟に制御できる。具体的には、受信インター
フェースで受信したIPパケットを、IP層に転送して
ルーティングさせることによって、要求を出したクライ
アントPCにデータを転送することができる。
すものと同じである。図7を参照しながら、本実施形態
のデータ伝送装置における処理を説明する。本実施形態
では、アンテナ9で受信され、STTHカード11から
入力されたIPパケットS6を、図2に示すNDIS層
12のIPアドレスコンバータ19において送信先アド
レスを書き換えた後に、IPアドレスコンバータ18に
転送している。この構成では、アプリケーション層17
からは、1つのインターフェースを用いてデータ送受信
を行っているように見える。このとき、NDIS層12
からISDNカード10にIPパケットを転送する際
に、図2に示すIPアドレスコンバータ18による送信
元アドレスの書換え処理は行わなくてもよい。このよう
に、NDIS層12において、IPパケットを転送する
ことで、異なる機能を持つシステムのアプリケーション
を動作させることができる。
すものと同じである。図8を参照しながら、本実施形態
のデータ伝送装置における処理を説明する。本実施形態
では、クライアントPC2は、LANカード70から、
防火壁71を介して、インターネット5に接続された図
1に示すサーバー6に要求を送信する。ここで、防火壁
3は、外部からのアクセスが、クライアントPC2が接
続されたローカルネットワークを通過してもよいか否か
をチェックし、セキュリティ機能を有する。
のIPパケットS6を通信衛星8を介してアンテナ9で
受信する。クライアントPC68は、STTHカード1
1からIPパケットS6を入力し、NDIS層63の図
2のIPアドレスコンバータ19において送信先アドレ
スを書き換えた後に、IP層64を介して、NDIS層
62およびLANカード60に転送される。そして、I
PパケットS6は、クライアントPC2のLANカード
69に送信される。この構成では、サーバー6に対し
て、要求を送信したクライアントPC2は、通信衛星8
を介してサーバー6から送信されたIPパケットS6を
直接は受信せず、クライアントPC2とLANで接続さ
れたクライアントPC68が直接受信する。
がSTTHカードを備えていない場合でも、STTHカ
ード61を備えたクライアントPC68から受信したI
Pパケットをルーティングすることで、クライアントP
C2は、通信衛星8を介して送信されたIPパケットを
受けることができる。このような構成にすることで、ク
ライアントPC68に複数のクライアントPCを接続す
れば、1台のPCにSTTHカードを備えることで、S
TTHカードを備えていない複数のPCにおいて、通信
衛星8を介してIPパケットを受信することができる。
すものと同じである。図9を参照しながら、本実施形態
のデータ伝送装置における処理を説明する。本実施形態
では、クライアントPC2が、LANカード70から、
防火壁71を介してインターネット5に接続された図1
に示すサーバー6に要求を送信する。
のIPパケットS6を通信衛星8を介してアンテナ9で
受信する。リレイPC80は、STTHカード89から
IPパケットS6を入力し、NDIS層87の図2のI
Pアドレスコンバータ19において送信先アドレスを書
き換えた後に、IP層64を介して、NDIS層85の
図2に示すIPアドレスコンバータ18に転送し、LA
Nカード86を介して、クライアントPC2のLANカ
ード69に送信している。本実施形態では、リレイPC
80は、NDIS層85,87,88の下にそれぞれ、
LANカード86、ISDNカード99およびSTTH
カード89を有する。
ケットをNDIS層88からNDIS層87に転送した
後に、IP層64に転送することで、ISDNカード9
9とSTTHカード89とを上位のアプリケーション層
67からは、1つのインターフェースのように見せるこ
とができる。また、図9に点線で示すように、STTH
カード89で受信したIPパケットをNDIS88から
IP層64に転送すると共に、ISDNカード99から
受信したIPパケットをNDIS層87を介してIP層
64に転送するように設定することで、上位のアプリケ
ーション層67から、ISDNカード88およびSTT
Hカード89を、それぞれ別々のインターフェースとし
て認識させることもできる。
すものと同じである。図10を参照しながら、本実施形
態のデータ伝送装置における処理を説明する。このデー
タ伝送装置は、図9に示すデータ伝送装置において、リ
レイPC80の代わりに、リレイルータ95を用いた構
成をしている。リレイルータ95を用いた場合でも、ク
ライアントPC2は、実質的に第4実施形態の場合と同
様のIPパケットをLANカード69から受信すること
ができる。
がSTTHカードを備えていない場合でも、STTHカ
ード61を備えたクライアントPC68から受信したI
Pパケットをルーティングすることで、通信衛星8を介
して送信されたIPパケットを受けることができる。リ
レイルータ95は、LANカード92およびSTTHカ
ード94の上にそれぞれNDIS層91,93を有し、
NDIS層91,93の上にIP層90を有している。
い。例えば、上述した実施形態では、IPパケットに含
まれる送信先アドレスおよび送信元アドレスの書き換え
を、データリンク層において行い場合について例示した
が、この書き換えは、IP層で行ってもよい。
によれば、通信過程おいて、送信データの送信先アドレ
スおよび送信元アドレスの書き換えることにより、非常
に柔軟なデータの経路の制御を行うことができる。ま
た、本発明のデータ伝送装置およびその方法によれば、
インターフェースを複数持っている場合には、さらに柔
軟な機能を提供することがでいる。また、本発明のデー
タ伝送装置およびその方法によれば、受信ボードを装備
したクライアントから複数のクライアントに受信データ
を転送することができる。また、本発明のデータ伝送装
置およびその方法によれば、受信ボードを装備したコン
ピュータにおいてデータをデータリンク層のレベルで転
送することで異なる機能を持つシステムのアプリケーシ
ョンを動作させることができる。
図である。
ック図である。
ック図である。
の通信処理を説明するための図である。
である。
図である。
図である。
図である。
成図である。
る。
U、4…ISDN、5…インターネット、6…サーバ
ー、7,9…アンテナ、10…ISDNカード、11…
STTHカード、12,13…NDIS層、14…IP
層、15…TCP層、16…セッション層、17…アプ
リケーション層
Claims (14)
- 【請求項1】サーバとクライアントとの間のデータ伝送
をネットワークを介して行うデータ伝送装置において、 サーバとクライアントとの間で双方向のデータ伝送が可
能な第1のデータ通信経路と、 前記サーバからクライアントへのみデータを伝送可能
で、前記第1のデータ通信経路に比べて伝送容量が大き
な第2のデータ通信経路とを有し、 前記クライアントは、それぞれ個別のアドレスを持つ前
記第1のデータ通信経路の第1のインターフェースおよ
び前記第2のデータ通信経路の第2のインターフェース
を有し、送信するデータおよび受信したデータの少なく
とも一方について、当該データに含まれる送信元アドレ
スを書き換えるデータ伝送装置。 - 【請求項2】リクエストデータの送信元アドレスを前記
クラアントの前記第2のインタフェースのアドレスに書
き換えて、前記リクエストデータを前記第1のデータ通
信経路を介して前記サーバに伝送する第2のクライアン
トをさらに有し、 前記クライアントは、前記第2のデータ通信経路を介し
てサーバから受信した、前記リクエストに応じたデータ
を前記第2のクライアントに伝送する請求項1に記載の
データ伝送装置。 - 【請求項3】前記クライアントは、データリンク層にお
いて前記アドレスの書き換えを行う請求項1に記載のデ
ータ伝送装置。 - 【請求項4】前記クライアントは、データリンク層にお
いて、前記受信したデータを送信側に転送する請求項2
に記載のデータ伝送装置。 - 【請求項5】前記クライアントは、ネットワーク層にお
いて、前記受信したデータを送信側に転送する請求項2
に記載のデータ伝送装置。 - 【請求項6】第2のデータ通信経路は、衛星通信を用い
た経路である請求項1に記載のデータ伝送装置。 - 【請求項7】前記第1のデータ通信経路は、地上通信網
を用いた経路である請求項1に記載のデータ伝送装置。 - 【請求項8】サーバとクライアントとの間のデータ伝送
をネットワークを介して行うデータ伝送方法において、 サーバとクライアントとの間で双方向のデータ伝送が可
能な第1のデータ通信経路と、前記サーバからクライア
ントへのみデータを伝送可能で、前記第1のデータ通信
経路に比べて伝送容量が大きな第2のデータ通信経路と
を前記ネットワークに形成し、 前記クライアントは、それぞれ個別のアドレスを持つ前
記第1のデータ通信経路の第1のインターフェースおよ
び前記第2のデータ通信経路の第2のインターフェース
を介してデータの送受信を行い、送信するデータおよび
受信したデータの少なくとも一方について、当該データ
に含まれる送信先アドレスおよび送信元アドレスの少な
くとも一方を書き換えるデータ伝送方法。 - 【請求項9】リクエストデータの送信元アドレスを前記
クラアントの前記第2のインタフェースのアドレスに書
き換えて、前記リクエストデータを前記第1のデータ通
信経路を介して前記サーバに伝送する第2のクライアン
トをさらに有し、 前記クライアントは、前記第2のデータ通信経路を介し
てサーバから受信した、前記リクエストに応じたデータ
を前記第2のクライアントに伝送する請求項8に記載の
データ伝送方法。 - 【請求項10】前記クライアントは、データリンク層に
おいて前記アドレスの書き換えを行う請求項8に記載の
データ伝送方法。 - 【請求項11】前記クライアントは、データリンク層に
おいて、前記受信したデータを送信側に転送する請求項
8に記載のデータ伝送方法。 - 【請求項12】前記クライアントは、ネットワーク層に
おいて、前記受信したデータを送信側に転送する請求項
8に記載のデータ伝送方法。 - 【請求項13】第2のデータ通信経路は、衛星通信を用
いた経路である請求項8に記載のデータ伝送装置。 - 【請求項14】前記第1のデータ通信経路は、地上通信
網を用いた経路である請求項8に記載のデータ伝送方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5974496A JP3834858B2 (ja) | 1996-03-15 | 1996-03-15 | データ伝送装置およびその方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5974496A JP3834858B2 (ja) | 1996-03-15 | 1996-03-15 | データ伝送装置およびその方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09252271A true JPH09252271A (ja) | 1997-09-22 |
JP3834858B2 JP3834858B2 (ja) | 2006-10-18 |
Family
ID=13122056
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5974496A Expired - Fee Related JP3834858B2 (ja) | 1996-03-15 | 1996-03-15 | データ伝送装置およびその方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3834858B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11306155A (ja) * | 1998-04-24 | 1999-11-05 | Jisedai Joho Hoso System Kenkyusho:Kk | 送信装置および送信方法、受信装置および受信方法、並びに送受信システムおよび送受信方法 |
JPH11306069A (ja) * | 1998-04-24 | 1999-11-05 | Jisedai Joho Hoso System Kenkyusho:Kk | 送信装置および送信方法、受信装置および受信方法、並びに送受信システムおよび送受信方法 |
JP2000112802A (ja) * | 1998-09-30 | 2000-04-21 | Jisedai Joho Hoso System Kenkyusho:Kk | 送信装置および送信方法、受信装置および受信方法、並びに送受信装置および送受信方法 |
JP2000307625A (ja) * | 1999-02-18 | 2000-11-02 | Sony Corp | 通信方法及び通信装置 |
US6519243B1 (en) | 1998-02-26 | 2003-02-11 | Hitachi, Ltd. | Communication system for communications devices utilizing asymmetrical paths and communications method utilizing asymmetrical paths |
US6741573B1 (en) | 1999-05-27 | 2004-05-25 | International Business Machines Corporation | Method and apparatus for dynamically assigning a satellite link |
US7574720B1 (en) | 1999-02-05 | 2009-08-11 | Sony Corporation | Data transmitting method, data transmitting system, data receiving method and receiving terminal |
-
1996
- 1996-03-15 JP JP5974496A patent/JP3834858B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6519243B1 (en) | 1998-02-26 | 2003-02-11 | Hitachi, Ltd. | Communication system for communications devices utilizing asymmetrical paths and communications method utilizing asymmetrical paths |
JPH11306155A (ja) * | 1998-04-24 | 1999-11-05 | Jisedai Joho Hoso System Kenkyusho:Kk | 送信装置および送信方法、受信装置および受信方法、並びに送受信システムおよび送受信方法 |
JPH11306069A (ja) * | 1998-04-24 | 1999-11-05 | Jisedai Joho Hoso System Kenkyusho:Kk | 送信装置および送信方法、受信装置および受信方法、並びに送受信システムおよび送受信方法 |
JP2000112802A (ja) * | 1998-09-30 | 2000-04-21 | Jisedai Joho Hoso System Kenkyusho:Kk | 送信装置および送信方法、受信装置および受信方法、並びに送受信装置および送受信方法 |
US7574720B1 (en) | 1999-02-05 | 2009-08-11 | Sony Corporation | Data transmitting method, data transmitting system, data receiving method and receiving terminal |
US8037491B2 (en) | 1999-02-05 | 2011-10-11 | Sony Corporation | Data transmitting method, data transmitting system, data receiving method and receiving terminal |
JP2000307625A (ja) * | 1999-02-18 | 2000-11-02 | Sony Corp | 通信方法及び通信装置 |
US6741573B1 (en) | 1999-05-27 | 2004-05-25 | International Business Machines Corporation | Method and apparatus for dynamically assigning a satellite link |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3834858B2 (ja) | 2006-10-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7222188B1 (en) | Method and apparatus for forwarding traffic between locally attached networks using level 3 addressing information | |
US6678283B1 (en) | System and method for distributing packet processing in an internetworking device | |
JP3279319B2 (ja) | ネットワークのオンデマンド型リンクによるデータ送信を同期させるための方法ならびにその装置 | |
US7269661B2 (en) | Method using receive and transmit protocol aware logic modules for confirming checksum values stored in network packet | |
JPH11112577A (ja) | Lanシステム間相互接続方式及びネットワークサービスシステム | |
US9473242B2 (en) | Establishing connection across a connection-oriented first telecommunications network in response to a connection request from a second telecommunications network | |
JPH0793638B2 (ja) | 衛星パケット通信方法 | |
JPH11196112A (ja) | マルチキャスト送信方法 | |
JP2845208B2 (ja) | アドレス解決装置 | |
JP2001313674A (ja) | ネットワーク装置およびコンピュータネットワーク | |
JPH09252271A (ja) | データ伝送装置およびその方法 | |
JP3614006B2 (ja) | 非対称経路利用通信システム、および、非対称経路利用通信方法 | |
CN101064671A (zh) | 一种基于p2p技术的网络视频信号的处理方法 | |
JP2003069615A (ja) | 通信制御装置および通信制御方法 | |
Cisco | Introduction to Cisco Router Configuration Cisco Internetwork Operating System Release 10.3 | |
Cisco | M | |
Cisco | Configuring STUN and BSTUN | |
Cisco | Configuring STUN and BSTUN | |
JPH0756988B2 (ja) | ルータ及び広域通信網システム | |
JPH0964937A (ja) | 通信制御装置、通信制御方法および該通信制御装置を使用した通信システム | |
JP3494265B2 (ja) | 衛星回線接続装置 | |
JPS6359137A (ja) | 通信システム | |
JP2002526979A (ja) | オンデマンドネットワーク間帯域幅 | |
JP2654524B2 (ja) | Lanの接続ポート切り替え方式 | |
JP3291712B2 (ja) | 広域アドレス解決処理方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050322 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050519 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060214 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060414 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060523 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060609 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060704 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060717 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100804 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110804 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110804 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120804 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |