JPH09252035A - 半導体ウェーハの外観検査方法および装置 - Google Patents

半導体ウェーハの外観検査方法および装置

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JPH09252035A
JPH09252035A JP17710796A JP17710796A JPH09252035A JP H09252035 A JPH09252035 A JP H09252035A JP 17710796 A JP17710796 A JP 17710796A JP 17710796 A JP17710796 A JP 17710796A JP H09252035 A JPH09252035 A JP H09252035A
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JP
Japan
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wafer
semiconductor wafer
camera
inspection
image signal
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JP17710796A
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English (en)
Inventor
Akira Koike
明 小池
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Coorstek KK
Original Assignee
Toshiba Ceramics Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体ウェーハの検査速度を向上させるこ
と。 【解決手段】 ウェーハ供給キャリア2に収納された半
導体ウェーハ1は、第1ウェーハ搬送ロボット24によ
り搬送され、第1検査位置3において第1撮像カメラ4
によってウェーハ表面の全体が撮像される。撮像された
画像信号より、ウェーハ表面の異常位置が検出され、続
いて半導体ウェーハ1は、第2ウェーハ搬送ロボット2
6により、第2検査位置8に搬送される。第2検査位置
8においては第2撮像カメラ9によってウェーハ上の異
常位置を拡大して撮像する。その撮像された画像信号よ
り良品または不良品の識別が成され、ウェーハ搬送ロボ
ット26は検査済みの半導体ウェーハ1を、良品収納キ
ャリア12または不良品収納キャリア13に納入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の製造過
程において利用され、半導体ウェーハ表面の欠陥の有無
を検査して良品および不良品に識別できるようにした半
導体ウェーハの外観検査方法および装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】半導体ウェーハの表面は一般に鏡面に仕
上げられており、その鏡面上に例えば数μm程度の傷が
ついたり、また塵が付着していても、半導体製造工程に
おいて品質上の問題が発生する。そのために、半導体装
置の製造過程においてウェーハ表面の検査が必要であ
り、例えば目視による検査工程を導入している。尚、前
記傷や塵による半導体ウェーハの良否は場合により、そ
の大きさ(長さ、面積等)や個数等で判断されている。
【0003】図13は目視により半導体ウェーハ表面の
欠陥の有無を検査する様子を示したものである。即ち、
暗室51内において、半導体ウェーハ52の表面に対し
て斜め方向から照明灯53により光を投射し、検査作業
者54は、前記光の反射光を受けない位置、即ちウェー
ハ52のほぼ正面の方向よりウェーハ52の表面状態を
目視により観察するようにしている。ここで、ウェーハ
52の表面に傷がなく、また塵が付着していなければ、
照明灯53から投射された光はウェーハ52の正面方向
から目視できない方向にすべて反射する。しかし、ウェ
ーハ52の表面に少しでも傷がついたり、また塵が付着
していると、斜め方向から投射された光が拡散し、検査
作業者54の目の方向に反射光の一部が入射するために
異常を見つけることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した目
視による検査工程は、検査作業者の目視に頼る作業であ
るため、目の疲れを伴い、検査ミスが発生することは免
れないものである。また検査に時間を要し、生産性も低
いという技術的課題も有している。そこで、特開昭59
−208847号公報に示されるような撮像カメラによ
り画像を取り込み、画像信号よりウェーハ表面の異常を
検出する手段が提案されている。
【0005】しかしながら、例えば現状のCCDカメラ
の1フレームにおける画素の数は200万個程度と限り
があり、この様なCCDカメラにより数μmの傷や塵を
見付けるためには、一回において数mm四方の範囲程度
の画像情報を取り込み、判定するのが限度である。従っ
てウェーハ表面を複数の微小の面積単位に分けて順次欠
陥の有無を判定せざるを得ない。例えばシリコンウェー
ハは大きなもので、直径12インチ(約300mm)程
度のものも存在しており、前記したようなCCDカメラ
による検査手段においては、繰り返し回数が多くなり、
一枚のウェーハの検査を終了するのに数時間も要すると
いう技術的課題があった。
【0006】本発明は、このような従来のものの技術的
課題を解決するためになされたものであり、目視に頼る
ことなく、能率的にウェーハの表面検査を行うことがで
きる半導体ウェーハの外観検査方法および装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に成された本発明にかかる半導体ウェーハの外観検査方
法は、キャリアによって供給される半導体ウェーハの表
面全体を撮像カメラにより撮像し、半導体ウェーハ表面
の異常位置をXY方向の単位面積に分けて特定すると共
に、特定された前記半導体ウェーハの表面の単位面積位
置を撮像カメラにより撮像して半導体ウェーハを良品ま
たは不良品に識別するようにしたことを特徴とするもの
である。
【0008】また、本発明にかかる半導体ウェーハの外
観検査装置は、ウェーハ供給キャリアに収納された半導
体ウェーハを搬送する第1ウェーハ搬送ロボットと、前
記第1ウェーハ搬送ロボットにより搬送された半導体ウ
ェーハ表面の全体を撮像する第1撮像カメラと、前記第
1撮像カメラによって撮像された画像信号より、半導体
ウェーハ表面の異常位置をXY方向の単位面積に分けて
特定する第1画像信号処理回路と、前記第1画像信号処
理回路によって特定された異常位置を含むウェーハの単
位面積位置を撮像する第2撮像カメラと、前記第2撮像
カメラによって撮像された単位面積の画像信号より、良
品または不良品を識別する第2画像信号処理回路と、前
記第2画像信号処理回路による識別出力によって、検査
済みの半導体ウェーハを良品収納キャリアまたは不良品
収納キャリアに搬送する第2ウェーハ搬送ロボットとを
具備したことを特徴とするものである。
【0009】そして、前記第1撮像カメラおよび第2撮
像カメラは、好ましくは撮像素子としてCCDを用いた
CCDカメラが用いられる。
【0010】また、前記第1撮像カメラが配置された第
1検査位置および第2撮像カメラが配置された第2検査
位置は、外来光を遮断する暗室に成され、且つ第1検査
位置に搬送された半導体ウェーハの全体を照明する広範
囲照明灯と、第2検査位置に搬送された半導体ウェーハ
の異常位置を含む単位面積位置を照明する部分照明灯と
がさらに具備されていることが望ましい。
【0011】さらに、前記第1ウェーハ搬送ロボット
は、ウェーハ供給キャリアに収納された半導体ウェーハ
を、第1撮像カメラが配置された第1検査位置に搬送す
ると共に、半導体ウェーハを第1検査位置より受け渡し
台に対して搬送するように構成され、また前記第2ウェ
ーハ搬送ロボットは、半導体ウェーハを前記受け渡し台
より第2撮像カメラが配置された第2検査位置に搬送す
ると共に、検査済みの半導体ウェーハを良品収納キャリ
アまたは不良品収納キャリアに搬送するように構成され
ていることが望ましい。
【0012】また、本発明にかかる半導体ウェーハの外
観検査装置は、ウェーハ供給キャリアに収納された半導
体ウェーハを搬送する第1ウェーハ搬送ロボットと、前
記第1ウェーハ搬送ロボットにより搬送された半導体ウ
ェーハ表面の全体に対して赤外線を照射する赤外線発生
装置と、前記赤外線発生装置によって照射された前記半
導体ウェーハ表面の全体を撮像する赤外線撮像カメラ
と、前記赤外線撮像カメラによって撮像された画像信号
より、半導体ウェーハ表面の異常位置をXY方向の単位
面積に分けて特定する第1画像信号処理回路と、前記第
1画像信号処理回路によって特定された異常位置を含む
ウェーハの単位面積位置を撮像する撮像カメラと、前記
ウェーハの単位面積位置を撮像する撮像カメラによって
撮像された単位面積の画像信号より、良品または不良品
を識別する第2画像信号処理回路と、前記第2画像信号
処理回路による識別出力によって、検査済みの半導体ウ
ェーハを良品収納キャリアまたは不良品収納キャリアに
搬送する第2ウェーハ搬送ロボットとを具備したことを
特徴とするものである。
【0013】そして、前記赤外線撮像カメラおよびウェ
ーハの単位面積位置を撮像する撮像カメラは、撮像素子
としてCCDを用いたCCDカメラが用いられる。
【0014】また、前記赤外線撮像カメラが配置された
第1検査位置およびウェーハの単位面積位置を撮像する
撮像カメラが配置された第2検査位置は、外来光を遮断
する暗室に成され、且つ少なくとも前記第1検査位置は
外気温の影響を遮断する断熱材で覆われていることが望
ましい。
【0015】さらに、前記第1ウェーハ搬送ロボット
は、ウェーハ供給キャリアに収納された半導体ウェーハ
を、赤外線撮像カメラが配置された第1検査位置に搬送
すると共に、半導体ウェーハを第1検査位置より受け渡
し台に対して搬送するように構成され、また前記第2ウ
ェーハ搬送ロボットは、半導体ウェーハを前記受け渡し
台よりウェーハの単位面積位置を撮像する撮像カメラが
配置された第2検査位置に搬送すると共に、検査済みの
半導体ウェーハを良品収納キャリアまたは不良品収納キ
ャリアに搬送するように構成されていることが望まし
い。
【0016】前記した半導体ウェーハの外観検査方法お
よび装置によると、初めに半導体ウェーハの表面全体を
例えばCCDカメラにより撮像し、半導体ウェーハ表面
の異常位置をXY方向の単位面積に分けて特定する。続
いて、特定された前記半導体ウェーハの表面の単位面積
位置を、再び撮像カメラにより撮像して半導体ウェーハ
を良品または不良品に識別する。
【0017】このように外観検査を2つの工程に別け、
第1工程においてCCDカメラによる撮像により、ウェ
ーハ全体における異常部分の存在位置を特定し、第2工
程において異常と特定されたウェーハ位置の表面状態の
詳細を確認することで、1枚のウェーハをきわめて能率
よく検査をすることが可能となる。
【0018】さらに前記した半導体ウェーハの外観検査
方法および装置によると、外観検査の第1工程におい
て、ウェーハ表面の全体に対して赤外線発生装置により
赤外線を照射し、これを赤外線撮像カメラによって撮像
する。赤外線が照射されたウェーハ表面における正常な
鏡面状態の部分は、赤外線の殆どを反射するために蓄熱
することはない。しかし、ウェーハ表面に傷が有った
り、または塵が付着している場合には、赤外線は反射さ
れずに吸収され、当該部分に蓄熱される。
【0019】この状態を赤外線撮像カメラによって監視
することで、ウェーハ表面上の傷または塵の存在をきわ
めて感度良く検出することが可能となり、検査の能率を
はるかに高めることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる半導体ウェ
ーハの外観検査装置について、先ず図1乃至図6に示す
第1の実施の形態に基づいて詳細に説明する。図1およ
び図2は、本発明の外観検査装置において成される一連
の検査工程について示したものであり、図中同一符号は
同一部分を示している。まず、図1において表面の外観
検査を受ける半導体ウェーハ1は(a)に示すように、
箱型のウェーハ供給キャリア2に収納されて検査装置に
搬入される。ウェーハ供給キャリア2に収納された半導
体ウェーハ1は、後述する第1ウェーハ搬送ロボットに
よりチャックされて(b)に示すように第1検査位置3
に搬送され、位置固定される。
【0021】第1検査位置3には、半導体ウェーハ1の
直上に位置するように第1撮像カメラ4が配置されてい
る。この第1撮像カメラ4は、撮像素子としてCCDを
用いたCCDカメラであり、このカメラ4の撮像レンズ
5は、半導体ウェーハ1の全体の画像を取り込むことが
できる低倍率(短焦点)のものが使用されている。また
第1検査位置3に位置固定された半導体ウェーハ1の斜
め上部には、半導体ウェーハ1の全体を照明することが
できる複数の広範囲照明灯6が配置されている。
【0022】この第1検査位置3において、前記第1撮
像カメラ(以下CCDカメラと称する)4によって撮像
されたウェーハ1の全体画像に対応する画像信号は、後
述する第1画像信号処理回路に供給されて、XY方向
(二次元)の単位面積に分けて半導体ウェーハ表面の異
常位置を演算検出する。
【0023】このようにして第1検査位置3において撮
像された半導体ウェーハ1は、第1ウェーハ搬送ロボッ
トにより、チャックされて(c)に示す受け渡し台7に
一旦載置される。前記受け渡し台7に載置された半導体
ウェーハ1は、後述する第2ウェーハ搬送ロボットによ
りチャックされて図2(a)に示すように第2検査位置
8に搬送され、位置固定される。
【0024】第2検査位置8には、半導体ウェーハ1の
直上に位置するように第2撮像カメラ9が配置されてい
る。この第2撮像カメラ9は、撮像素子としてCCDを
用いたCCDカメラであり、この第2撮像カメラ(以下
CCDカメラと称する)9の撮像レンズ10は、半導体
ウェーハ1のXY方向の単位面積に分けて特定された微
小部分の画像を拡大して取り込む高倍率(長焦点)のも
のが使用されている。
【0025】また第2検査位置8に位置固定された半導
体ウェーハ1の斜め上部には、半導体ウェーハ1の前記
特定された微小部分を照明することができる複数の部分
照明灯11が配置されている。
【0026】この第2検査位置8において、前記CCD
カメラ9によって撮像されたウェーハ1の部分画像に対
応する画像信号は、後述する第2画像信号処理回路に供
給されて演算処理され、良品または不良品に識別され
る。このようにして識別された検査済みの半導体ウェー
ハ1は、第2画像信号処理回路から供給される識別信号
によって動作する後述する第2ウェーハ搬送ロボットに
よりチャックされて図2(b)に示すように、箱型の良
品収納キャリア12または不良品収納キャリア13に収
納される。
【0027】図3は、前記図1および図2に示した一連
の検査工程を連続的に実行するようにした半導体ウェー
ハの外観検査装置の全体像を一部透視した状態で示して
いる。尚、図3において、図1および図2と同一符号部
分は同一部分を示しており、したがってその詳細な説明
は省略する。
【0028】図3に示すように外観検査装置の全体は、
検査台21の上に配置されており、また供給室15、第
1検査位置3としての第1検査室および第2検査位置8
としての第2検査室は四方および天井が壁板22a乃至
22e等により囲まれて暗室に成され、外来光を遮断し
て光学的な検査に影響を与えないように構成されてい
る。(なお図3は、壁板の一部を取り外した状態で示し
ている。)
【0029】第1検査位置3を囲む壁板22aには、長
方形状のウェーハ搬入口23が開口されており、このウ
ェーハ搬入口23に臨むように半導体ウェーハ1が収納
された箱型のウェーハ供給キャリア2が配置されてい
る。また第1検査位置3には、第1ウェーハ搬送ロボッ
ト24が配置されている。この第1ウェーハ搬送ロボッ
ト24は、駆動装置24aに対して水平方向に取り付け
られた第1アーム24bと、この第1アーム24bの先
端部に水平方向に回動可能となるように取り付けられた
第2アーム24cより構成しており、第2アーム24c
の先端部には、半導体ウェーハ1のチャック部24dが
取り付けられている。
【0030】また第1検査位置3と第2検査位置8とを
区画する壁板22cには、長方形状のウェーハ搬入口2
5が開口されており、このウェーハ搬入口25部分に位
置するように受け渡し台7が配置されている。そして第
2検査位置8には、第2ウェーハ搬送ロボット26が配
置されている。この第2ウェーハ搬送ロボット26は、
前記した第1ウェーハ搬送ロボット24と同様に、駆動
装置26aに対して水平方向に取り付けられた第1アー
ム26bと、この第1アーム26bの先端部に水平方向
に回動可能となるように取り付けられた第2アーム26
cより構成しており、第2アーム26cの先端部には、
半導体ウェーハ1のチャック部26dが取り付けられて
いる。
【0031】図3に示した構成において、前記第1ウェ
ーハ搬送ロボット24は、ウェーハ搬入口23に臨むよ
うに配置された前記ウェーハ供給キャリア2より半導体
ウェーハ1を、そのチャック部24dによってチャック
し、第1検査位置3に搬入して位置固定する。第1検査
位置3においては、前記したとおりCCDカメラ4によ
り半導体ウェーハ表面の全体が撮像される。この場合、
半導体ウェーハ上の傷または塵gの大きさは、図4
(a)に1つの方形領域で示すCCDの1画素4aより
も小さく、1画素上に達する散乱光もごく微量である。
【0032】したがって、通常のCCDカメラのような
1フレームが1/30秒の撮像時間では、CCDの各画
素4aにおいては、これを感知することはできない。し
かし、この画像の取り込み時間を長くすると、傷または
塵が位置する部分に対応するCCDの1画素分は、微量
散乱光の蓄積により図4(b)に示すように他の画素よ
りも明るく感知するようになる。このようにして異常が
存在するXY方向の位置(x1,y1)が検出される。
【0033】そして、第1ウェーハ搬送ロボット24
は、半導体ウェーハ1をウェーハ搬入口25に配置され
た受け渡し台7に載置する。続いて第2ウェーハ搬送ロ
ボット26は、受け渡し台7に載置された半導体ウェー
ハ1を、そのチャック部26dによってチャックし、第
2検査位置8に搬入する。第2ウェーハ搬送ロボット2
6は、異常が存在するXY方向の位置(x1,y1)が
第2CCDカメラ9の直下に位置するように半導体ウェ
ーハ1を移送制御し、位置固定する。
【0034】この状態で第2CCDカメラ9は、異常位
置を含むウェーハの単位面積を撮像する。この第2CC
Dカメラ9は、半導体ウェーハ上の傷または塵gを拡大
して取り込み、画像信号として出力できるため、この画
像信号を演算処理することにより、例えば形成される影
の位置等によって、傷であるのか塵であるのかを判別す
ることが可能であり、またそのサイズ(W,L)も容易
に測定することができる。
【0035】図5(a)は前記第1CCDカメラ4によ
ってウェーハ全体を撮像し、モニター31にて再生した
様子を示したものであり、また図5(b)は、第2CC
Dカメラ9によって、異常部分を拡大して撮像し、モニ
ター31にて再生した様子を示したものである。
【0036】このようにして半導体ウェーハの異常部分
の詳細が判別され、判別結果にしたがって第2ウェーハ
搬送ロボット26は、検査済みの半導体ウェーハ1を良
品収納キャリア12または不良品収納キャリア13に収
納する。
【0037】図6は、前記第1CCDカメラ4および第
2CCDカメラ9によって撮像された画像信号を演算処
理し、第2ウェーハ搬送ロボット26を駆動するための
制御信号を生成する回路構成を示したものである。尚、
図6において以前に使用された符号と同一符号部分は同
一部分を示しており、その詳細な説明は省略する。
【0038】第1CCDカメラ4によって撮像された画
像信号は、二値化回路としてのA/D変換器41に供給
され、二値化信号に変換される。この二値化信号は、マ
イクロプロセッサにより構成された第1画像信号処理回
路42に供給される。この第1画像信号処理回路42
は、図4(a)に示すように第1CCDカメラ4によっ
て撮像された画像信号をCCDカメラ4の画素単位に分
解し、各画素に対応する半導体ウェーハ上の位置をXY
座標として認識し、図4(b)に示すように異常位置を
「明るい」部分としてとらえる。
【0039】このようにして処理されたXY座標の情報
は、記憶回路43に伝達され、記憶回路43において異
常位置を(x1,y1)のデータとして記憶する。そし
て、半導体ウェーハが第2ウェーハ搬送ロボット26に
より搬送されてきた時に、前記記憶回路43より搬送ロ
ボット26の駆動装置26aに対して、異常位置を示す
座標データ(x1,y1)を供給し、これにより搬送ロ
ボット26は半導体ウェーハ1を異常が存在する位置
(x1,y1)を第2CCDカメラ9の直下に位置する
ように移送制御し、位置固定する。
【0040】続いて第2CCDカメラ9によって当該箇
所を拡大して撮像し、第2CCDカメラ9よって撮像さ
れた画像信号は、二値化回路としてのA/D変換器44
に供給され、二値化信号に変換される。この二値化信号
は、マイクロプロセッサにより構成された第2画像信号
処理回路45に供給される。第2画像信号処理回路45
においては、二値化信号より傷または塵の判別と、その
大きさが判断され、その判断結果は判定回路46に供給
される。判定回路46は第2画像信号処理回路45から
供給される傷または塵の判別情報と、大きさの情報を用
いて良品または不良品に判別し、この判別結果を搬送ロ
ボット26の駆動装置26aに対して供給する。
【0041】そして、前記搬送ロボット26は、判定回
路46からの指令を受けて、検査済みの半導体ウェーハ
1を良品収納キャリア12または不良品収納キャリア1
3に収納する。
【0042】尚、以上に示した第1の実施の形態におい
ては、良品収納キャリア12および不良品収納キャリア
13を用意し、半導体ウェーハをいずれかに収納するよ
うにしているが、図3に示すように、準不良品収納キャ
リア14をさらに用意し、ウェーハ表面に単に塵または
異物が付着しているのみで洗浄工程に戻すことで、当該
ウェーハを使用することが可能な場合のものを収納する
ようにしてもよい。
【0043】また、前記広範囲照明灯6および部分照明
灯11は、いずれも複数の照明灯を円環状に配置し、半
導体ウェーハを斜め方向より照射するように構成してい
るが、これに代えて1本の円環状の照明装置を用いるよ
うにしてもよい。
【0044】次に、図7乃至図12は本発明にかかる半
導体ウェーハの外観検査装置の第2の実施の形態につい
て示したものである。尚、以下に示す第2の実施の形態
においては、図1乃至図6に示した第1の実施の形態に
対して相違する部分について主に説明し、同一機能部分
については同一の参照符号を付しており、その詳細な説
明は省略する。
【0045】先ず図7は、前記した図1に示した工程図
に対応するものであり、この第2の実施の形態において
は、半導体ウェーハ1に対して照射する光として赤外線
Ifが用いられる。即ち、ウェーハ供給キャリア2より
搬出され、第1検査位置3に移送された半導体ウェーハ
1には、赤外線発生装置6Aからの赤外線Ifが、その
斜め上方より照射されるように構成されている。そして
赤外線Ifが照射された半導体ウェーハ1の直上には、
前記半導体ウェーハ1の表面の全体を撮像する赤外線撮
像カメラ4Aが配置されている。
【0046】この赤外線撮像カメラ4Aは、撮像素子と
してCCD素子を用いたCCDカメラであり、このカメ
ラ4の撮像レンズ5は、半導体ウェーハ1の全体の画像
を取り込むことができる低倍率(短焦点)のものが使用
されている。そして図示していないが、撮像レンズ5の
前部または撮像素子としてのCCD素子の前部には、赤
外線のみを透過させる赤外線フィルターが備えられ、C
CD素子に対しては赤外線のみが到達されるように構成
されている。
【0047】前記赤外線撮像カメラ4Aよって撮像され
たウェーハ1の全体画像に対応する画像信号は、前記図
6に示すA/D変換器41によって二値化信号に変換さ
れる。そして、この二値化信号は、マイクロプロセッサ
により構成された第1画像信号処理回路42に供給さ
れ、XY方向(二次元)の単位面積に分けて半導体ウェ
ーハ表面の異常位置が演算検出される。
【0048】このようにして単位面積に分けて半導体ウ
ェーハ表面の異常位置が演算検出された半導体ウェーハ
1は、前記第1の実施の形態と同様に、図2に示す第2
検査位置8に移送され、半導体ウェーハ1の直上に位置
する撮像カメラ9によってウェーハ1の異常位置を含む
単位面積位置が撮像され、撮像された単位面積の画像信
号は、前記図6に示すA/D変換器44によって二値化
信号に変換される。そして、この二値化信号は、マイク
ロプロセッサにより構成された第2画像信号処理回路4
5に供給され、第2画像信号処理回路45による識別出
力によって、検査済みの半導体ウェーハ1は良品収納キ
ャリア12または不良品収納キャリア13に搬送され
る。
【0049】図8は、以上の例に示した一連の検査工程
を連続的に実行するようにした半導体ウェーハの外観検
査装置の全体像を一部透視した状態で示したものであ
り、前記第1の実施の形態において示した図3に対応す
るものである。即ち、図8において前記図3との相違点
は、暗室に成された第1検査位置3としての第1検査室
には、赤外線発生装置6Aが配置されており、この赤外
線発生装置6Aは第1ウェーハ搬送ロボット24によっ
て半導体ウェーハ1が搬送され、所定の撮像位置に固定
された状態で、ウェーハ1の全面に対して斜め上方より
赤外線Ifが照射されるように配置されている。
【0050】また、第1の実施の形態と同様に前記赤外
線撮像カメラ4Aが配置された第1検査位置3およびウ
ェーハ1の単位面積位置を撮像する撮像カメラ9が配置
された第2検査位置8は、外来光を遮断する暗室に成さ
れ、且つ供給室15および第1検査室3は、外気温の影
響を遮断する断熱材で覆われており、室内は一定の温度
が保てるように構成されている。尚、図8においてその
他の構成については前記図3と同様であり、したがって
その詳細な説明は省略する。
【0051】以下、前記した第2の実施の形態につい
て、図9および図10に示すフローチャート、並びに図
11および図12に示す模式図に基づいて、その作用を
説明する。図9および図10に示すフローチャートは、
図8に示す装置が成す一連の検査工程について説明する
ものである。
【0052】先ず図9におけるステップS1において、
ウェーハ供給キャリア2に収納されたウェーハ1は、供
給室15の所定の位置にセットされる。そしてステップ
S2において、断熱材で覆われた供給室15内に一定時
間置かれて定温度とされる。一定時間経過すると、ステ
ップS3において、第1ウェーハ搬送ロボット24が動
作してウェーハ1を第1検査室3に搬送し、位置固定す
る。
【0053】続いてステップS4において、赤外線発生
装置6Aによりウェーハ1の斜め上方よりウェーハ1の
全面に対して赤外線Ifが照射される。図11(a)は
その状態を示したものであり、ウェーハ1上に傷g1ま
たは塵塵g2が存在する場合には、赤外線Ifの乱反射
等により、その部分に蓄熱が成され、これらが存在しな
い領域においては、赤外線Ifはそのまま反射されて蓄
熱の度合いは低くなる。
【0054】図11(b)は赤外線照射後の傷g1また
は塵g2が存在するウェーハ1上の蓄熱の状態を示した
ものである。即ち、傷g1および塵g2が存在する部分
は、その部分を中心として温度分布が高温となる。尚、
図ではa℃>b℃>c℃の関係の等温線で示している。
【0055】ステップS5において、この状態における
温度分布を赤外線撮像カメラ4Aにおいて撮像し、その
画像情報は図6に示したと同様に二値化回路としてのA
/D変換器41に供給され、二値化信号に変換される。
そしてステップS6において、この二値化信号は、マイ
クロプロセッサにより構成された第1画像信号処理回路
42に供給され、ウェーハ全体をマクロ的に検査する。
即ち、赤外線撮像カメラ4Aによって撮像された画像信
号をCCD素子の画素単位に分解し、各画素に対応する
半導体ウェーハ上の位置をXY座標として認識し、異常
位置を「明るい」部分としてとらえる。このようにして
処理されたXY座標の情報は、記憶回路43に伝達さ
れ、記憶回路43において異常位置を(x1,y1),
(x2,y2),……のデータとして記憶する。
【0056】この場合、特に赤外線を照射して異常部分
の蓄熱効果を利用し、これを赤外線撮像カメラにより取
り込むようにしているので、異常部分の監視感度をきわ
めて上昇させることができる。図12は、可視光を用い
た乱反射特性による監視感度と、赤外線を利用した監視
感度とを比較した様子を示したものである。可視光を用
いた乱反射特性による監視感度によると図12(a)に
示すように、異常点は小さな光の点としてある程度の大
きさ(数μm)までは点gとして認識できる。しかしな
がら、さらに小さな点(数μm以下)は画像として認識
することができない。
【0057】これに対して、赤外線撮像カメラにより取
り込んだ画像は、図12(b)に示すように、異常点の
数倍あるいは数十倍の大きさの範囲が相対的に高温部と
して認識することができるため、異常点の位置を感度よ
く特定することができる。次にステップS7において
は、ステップS6において赤外線により検査した結果に
基づいて、異常が存在するか否か、即ちウェーハ1が良
品か否かが判断され、良品であると判断された場合
(Y)には、ステップS7において、良品として情報を
転送する。これは前記図6におけるマイクロプロセッサ
により構成された第1画像信号処理回路42において判
断され、良品としての情報は記憶回路43に伝達され
る。
【0058】また、ステップS9においては、ステップ
S7においてウェーハ1が良品ではないと第1画像信号
処理回路42で判断された場合(N)において、ステッ
プS10においてウェーハ1の異常位置データ(x1,
y1),(x2,y2),……を記憶回路43に伝達す
る。以上のようなステップを経た後、ステップS11に
おいて、第1検査室3に配置された第1ウェーハ搬送ロ
ボット24は、ウェーハ1を受け渡し台7に対して移動
せしめ、受け渡し台7に載置させる。そしてステップS
12において、第2ウェーハ搬送ロボット26が作動し
てウェーハ1を受け渡し台7より受け取り、ウェーハ1
を第2検査室8に移送する。
【0059】次に図10に示すフローチャートに続き、
ステップS21において、前記第1検査室3における検
査結果に基づく良品か否かの情報により、良品である
(Y)と判断された場合には、ステップS22に移行
し、第2ウェーハ搬送ロボット26を駆動させてウェー
ハ1を良品収納キャリア12に搬送する。また、前記第
1検査室3における検査結果に基づく良品か否かの情報
により、良品ではない(N)と判断された場合には、ス
テップS22に移行し、第2検査室8に配置されたCC
D素子を用いた撮像カメラ9により詳細検査が成され
る。
【0060】この撮像カメラ9には、前記したとおり、
半導体ウェーハ1のXY方向の単位面積に分けて特定さ
れた微小部分の画像を拡大して取り込む高倍率(長焦
点)のレンズが搭載されており、したがってステップS
10で得られたウェーハ1における異常部分と判断され
た特定位置(x1,y1),(x2,y2),……を高
分解能で検査することができる。 ステップS24にお
いては、前記特定位置(x1,y1),(x2,y
2),……の全てを検査したか否かが判断され、全て終
了した場合(Y)には、ステップS25において、それ
ぞれの特定な検査位置(x1,y1),(x2,y
2),……における異常の内容を記録する。
【0061】これは前記図6におけるマイクロプロセッ
サにより構成された第2画像信号処理回路45におい
て、二値化信号より傷または塵の判別と、その大きさが
判断され、その判断結果は判定回路46に供給される。
判定回路46は第2画像信号処理回路45から供給され
る傷または塵の判別情報と、大きさの情報を用いて良品
または不良品の態様に判別する。 そして、ステップS
26において、第2ウェーハ搬送ロボット26が駆動さ
れ前記搬送ロボット26は、判定回路46からの指令を
受けて、検査済みの半導体ウェーハ1を良品収納キャリ
ア12または不良品収納キャリア13に収納する。
【0062】尚、前記した第2の実施の形態において
は、判定回路46は第2画像信号処理回路45から供給
される傷または塵の判別情報と、大きさの情報を用いて
良品または不良品の態様に判別するようにしているが、
良品または不良品さらには塵のみが付着しているとの3
つの態様に判別するようにし、塵のみが付着していると
判定されたウェーハは準不良品収納キャリア14に収納
し、洗浄工程に戻すようにすることによって、半導体ウ
ェーハの歩留を向上させることができる。
【0063】また、前記赤外線発生装置は、半導体ウェ
ーハを斜め方向より照射するように構成しているが、こ
れに代えて1本の円環状の赤外線発生装置を用いるよう
にしてもよい。
【0064】
【発明の効果】以上の説明で明らかなとおり、本発明に
かかる半導体ウェーハの外観検査方法および装置によれ
ば、半導体ウェーハの表面全体を、撮像カメラ、例えば
CCDカメラにより撮像し、半導体ウェーハ表面の異常
位置を単位面積に分けて特定すると共に、特定された前
記半導体ウェーハの表面位置を、例えばCCDカメラに
より拡大撮像して、半導体ウェーハを良品または不良品
として識別するようにされる。したがって、ウェーハ表
面を微少面積に分けて、端からそれぞれ走査していた従
来の手段に比較して格段に検査速度を上げることが可能
となり、半導体装置の生産性を向上させることができ
る。また、第2撮像カメラ、例えば第2CCDカメラに
より、半導体ウェーハ上の傷または塵を判断し、後者の
場合、準不良品収納キャリアに収納し、洗浄工程に戻す
ようにすることによって、半導体ウェーハの歩留までも
向上させることができる。
【0065】さらに、本発明にかかる半導体ウェーハの
外観検査方法および装置によれば、赤外線を照射して、
半導体ウェーハの表面全体を赤外線撮像カメラにより撮
像し、半導体ウェーハ表面の異常位置を単位面積に分け
て特定するようにしたので、ウェーハ表面の傷または塵
が付着した異常位置は、赤外線による蓄熱効果により異
常点の数倍あるいは数十倍の大きさの範囲が相対的に高
温部として認識することができ、異常部分の監視感度を
きわめて上昇させることができる。したがって、格段に
検査速度を上げることが可能となり、半導体装置の生産
性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる外観検査装置の第1の実施の形
態における検査工程を示した工程図である。
【図2】図1に示す工程に続く外観検査装置の検査工程
を示した工程図である。
【図3】本発明にかかる外観検査装置の第1の実施の形
態における全体像を一部透視した状態で示した斜視図で
ある。
【図4】CCDカメラにおける画素と異常位置の検出状
態を示した状態図である。
【図5】第1CCDカメラと第2CCDカメラとの撮像
状態を示した状態図である。
【図6】第1CCDカメラおよび第2CCDカメラから
の画像信号を演算処理するための回路構成の一例を示し
たブロック図である。
【図7】本発明にかかる外観検査装置の第2の実施の形
態における検査工程の一部を示した工程図である。
【図8】本発明にかかる外観検査装置の第2の実施の形
態における全体像を一部透視した状態で示した斜視図で
ある。
【図9】図8に示す装置の作用を説明するフローチャー
トである。
【図10】図9のフローチャート続く図8に示す装置の
作用を説明するフローチャートである。
【図11】半導体ウェーハに赤外線を照射した場合の作
用を説明する模式図である。
【図12】半導体ウェーハに可視光および赤外線を照射
した場合の撮像状態の相違を示す模式図である。
【図13】従来の目視による検査状況を示した模式図で
ある。
【符号の説明】 1 半導体ウェーハ 2 ウェーハ供給キャリア 3 第1検査位置(第1検査室) 4 第1撮像カメラ 4A 赤外線撮像カメラ 4a CCD画素 5 撮像レンズ 6 広範囲照明灯 6A 赤外線発生装置 7 受け渡し台 8 第2検査位置(第2検査室) 9 第2撮像カメラ 10 撮像レンズ 11 部分照明灯 12 良品収納キャリア 13 不良品収納キャリア 14 準不良品収納キャリア 15 供給室 21 検査台 22 壁板 23 ウェーハ搬入口 24 第1ウェーハ搬送ロボット 24a 駆動装置 25 ウェーハ搬入口 26 第2ウェーハ搬送ロボット 31 モニター 41 A/D変換器 42 第1画像信号処理回路 43 記憶回路 44 A/D変換器 45 第2画像信号処理回路 46 判定回路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャリアによって供給される半導体ウェ
    ーハの表面全体を撮像カメラにより撮像し、半導体ウェ
    ーハ表面の異常位置をXY方向の単位面積に分けて特定
    すると共に、特定された前記半導体ウェーハの表面の単
    位面積位置を撮像カメラにより撮像して半導体ウェーハ
    を良品または不良品に識別するようにしたことを特徴と
    する半導体ウェーハの外観検査方法。
  2. 【請求項2】 ウェーハ供給キャリアに収納された半導
    体ウェーハを搬送する第1ウェーハ搬送ロボットと、前
    記第1ウェーハ搬送ロボットにより搬送された半導体ウ
    ェーハ表面の全体を撮像する第1撮像カメラと、前記第
    1撮像カメラによって撮像された画像信号より、半導体
    ウェーハ表面の異常位置をXY方向の単位面積に分けて
    特定する第1画像信号処理回路と、前記第1画像信号処
    理回路によって特定された異常位置を含むウェーハの単
    位面積位置を撮像する第2撮像カメラと、前記第2撮像
    カメラによって撮像された単位面積の画像信号より、良
    品または不良品を識別する第2画像信号処理回路と、前
    記第2画像信号処理回路による識別出力によって、検査
    済みの半導体ウェーハを良品収納キャリアまたは不良品
    収納キャリアに搬送する第2ウェーハ搬送ロボットとを
    具備したことを特徴とする半導体ウェーハの外観検査装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第1撮像カメラおよび第2撮像カメ
    ラは、撮像素子としてCCDを用いたCCDカメラであ
    ることを特徴とする請求項2に記載の半導体ウェーハの
    外観検査装置。
  4. 【請求項4】 前記第1撮像カメラが配置された第1検
    査位置および第2撮像カメラが配置された第2検査位置
    は、外来光を遮断する暗室に成され、且つ第1検査位置
    に搬送された半導体ウェーハの全体を照明する広範囲照
    明灯と、第2検査位置に搬送された半導体ウェーハの異
    常位置を含む単位面積位置を照明する部分照明灯とがさ
    らに具備されていることを特徴とする請求項2または請
    求項3に記載の半導体ウェーハの外観検査装置。
  5. 【請求項5】 前記第1ウェーハ搬送ロボットは、ウェ
    ーハ供給キャリアに収納された半導体ウェーハを、第1
    撮像カメラが配置された第1検査位置に搬送すると共
    に、半導体ウェーハを第1検査位置より受け渡し台に対
    して搬送するように構成され、また前記第2ウェーハ搬
    送ロボットは、半導体ウェーハを前記受け渡し台より第
    2撮像カメラが配置された第2検査位置に搬送すると共
    に、検査済みの半導体ウェーハを良品収納キャリアまた
    は不良品収納キャリアに搬送するように構成されている
    ことを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれかに記
    載の半導体ウェーハの外観検査装置。
  6. 【請求項6】 ウェーハ供給キャリアに収納された半導
    体ウェーハを搬送する第1ウェーハ搬送ロボットと、前
    記第1ウェーハ搬送ロボットにより搬送された半導体ウ
    ェーハ表面の全体に対して赤外線を照射する赤外線発生
    装置と、前記赤外線発生装置によって照射された前記半
    導体ウェーハ表面の全体を撮像する赤外線撮像カメラ
    と、前記赤外線撮像カメラによって撮像された画像信号
    より、半導体ウェーハ表面の異常位置をXY方向の単位
    面積に分けて特定する第1画像信号処理回路と、前記第
    1画像信号処理回路によって特定された異常位置を含む
    ウェーハの単位面積位置を撮像する撮像カメラと、前記
    ウェーハの単位面積位置を撮像する撮像カメラによって
    撮像された単位面積の画像信号より、良品または不良品
    を識別する第2画像信号処理回路と、前記第2画像信号
    処理回路による識別出力によって、検査済みの半導体ウ
    ェーハを良品収納キャリアまたは不良品収納キャリアに
    搬送する第2ウェーハ搬送ロボットとを具備したことを
    特徴とする半導体ウェーハの外観検査装置。
  7. 【請求項7】 前記赤外線撮像カメラおよびウェーハの
    単位面積位置を撮像する撮像カメラは、撮像素子として
    CCDを用いたCCDカメラであることを特徴とする請
    求項6に記載の半導体ウェーハの外観検査装置。
  8. 【請求項8】 前記赤外線撮像カメラが配置された第1
    検査位置およびウェーハの単位面積位置を撮像する撮像
    カメラが配置された第2検査位置は、外来光を遮断する
    暗室に成され、且つ少なくとも前記第1検査位置は外気
    温の影響を遮断する断熱材で覆われていることを特徴と
    する請求項6または請求項7に記載の半導体ウェーハの
    外観検査装置。
  9. 【請求項9】 前記第1ウェーハ搬送ロボットは、ウェ
    ーハ供給キャリアに収納された半導体ウェーハを、赤外
    線撮像カメラが配置された第1検査位置に搬送すると共
    に、半導体ウェーハを第1検査位置より受け渡し台に対
    して搬送するように構成され、また前記第2ウェーハ搬
    送ロボットは、半導体ウェーハを前記受け渡し台よりウ
    ェーハの単位面積位置を撮像する撮像カメラが配置され
    た第2検査位置に搬送すると共に、検査済みの半導体ウ
    ェーハを良品収納キャリアまたは不良品収納キャリアに
    搬送するように構成されていることを特徴とする請求項
    6乃至請求項8のいずれかに記載の半導体ウェーハの外
    観検査装置。
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