JPH0979991A - パターン検査装置、欠陥検査装置およびパターン検査方法 - Google Patents

パターン検査装置、欠陥検査装置およびパターン検査方法

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JPH0979991A
JPH0979991A JP7232565A JP23256595A JPH0979991A JP H0979991 A JPH0979991 A JP H0979991A JP 7232565 A JP7232565 A JP 7232565A JP 23256595 A JP23256595 A JP 23256595A JP H0979991 A JPH0979991 A JP H0979991A
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JP
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illumination light
pattern
sample
stage
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JP7232565A
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English (en)
Inventor
Muneki Hamashima
宗樹 浜島
Yoshihiko Fujimori
義彦 藤森
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 欠陥検出感度を下げずに検査処理のスループ
ットを上げる。 【解決手段】 照明光源11から射出された照明光は、
集光レンズ12で集光された後にスキャナ15の反射面
で反射され、リレーレンズ17を通過した後にミラー2
7で反射されて対物レンズ18を通過し、ステージ5に
載置された被検体に導かれる。被検体で反射された反射
光は、対物レンズ18を通過した後にミラー27で反射
され、照明光源11からの照明光とは逆の経路を辿っ
て、撮像面上に結像されてパターン検査が行われる。ス
キャナ14,15の角度を変更することで被検体全面を
走査してパターン検査を行う1次検査が終了すると、1
次検査時に検出された欠陥候補点を対象として2次検査
を行う。その際、レーザ干渉計26により検出されたス
テージ5の移動速度VsがVcよりも大きい場合には、被
検体像の移動速度がVc以下になるようにスキャナ1
4,15を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハまた
はその原板となるマスクおよびレチクルや、液晶基板等
のパターン欠陥やゴミ・異物を検出する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウエハまたはその原板となるマス
クおよびレチクルや、TFT液晶基板上に形成されたパ
ターンを検査する装置においては、検査処理速度と検査
精度の向上が重要な要素となっている。特に、この種の
検査装置をインラインで使用する場合には、半導体製造
装置と同程度の処理性能が要求され、短時間に精度よく
自動検査を行った後に検査結果を短時間で検証するプロ
セスが必要となる。このため、被検体の全面を走査して
欠陥や異物(以下、欠陥候補点と呼ぶ)を検出する1次
検査を行った後に、各欠陥候補点を再度検査して欠陥か
否かを識別するレビューと呼ばれる判断作業を行うこと
が多い。近年、検査装置で検出された欠陥候補点の座標
位置情報をインタフェースを介してレビューを行う別装
置に送り、その別装置で各欠陥候補点を再度検査して欠
陥か否かを判断するケースが増えつつあり、このような
レビューを行う装置は一般にレビューステーションと呼
ばれている。ところが、レビュー作業は、欠陥候補点の
数が多いほど時間と手間がかかるのが一般的であり、仮
にレビューステーションを設けてもこの状況は変わらな
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、半導体ウエハや
レチクル、あるいは液晶基板等を検査する場合、微小な
欠陥や異物でも検出できるように欠陥検出感度をできる
だけ上げるのが望ましい。欠陥か否かを判断する基準と
なる閾値(スレッショルドレベル)を低くするほど欠陥
検出感度は向上するが、閾値を低くすると、その分だけ
より多くの欠陥候補点が検出され、その後のレビュー作
業に時間がかかってしまう。また、本来は欠陥でないい
わゆる擬似欠陥を欠陥として検出するおそれも高くな
る。このため、現在は、高分解能の検出系を設けて高倍
率で被検体を撮像し、撮像結果を細かい単位でサンプリ
ングして欠陥検出を行うことで、欠陥検出感度の向上を
図ることが多い。
【0004】しかしながら、被検体を高倍率で撮像する
と、1回に撮像可能な範囲が狭くなるため、被検体全体
を検査するのに時間がかかり、検査処理のスループット
が著しく低下する。このため、スループットを落とした
くない場合には、1次検査時に検出される擬似欠陥の数
がなるべく少なくなるように、欠陥検査装置のスレッシ
ョルドレベルを最適値に設定した上で検査を行う。とこ
ろが、この場合、欠陥検出感度をある程度までしか上げ
られないという問題がある。このように、従来の欠陥検
査装置では、欠陥検出感度と検査処理のスループットの
双方を向上することはできなかった。
【0005】本発明の目的は、欠陥検出感度を下げずに
検査処理のスループットを上げることができる欠陥検査
装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(1)発明の概要 従来、1次検査の後に行うレビュー作業では、1次検査
よりも分解能を高くしてより精密に検査を行うのが一般
的であり、1次検査よりも高倍率の光学顕微鏡やレーザ
走査顕微鏡(いずれの顕微鏡も焦点型を含む)、あるい
は走査型電子顕微鏡(SEM)等を用いることが多い。
ところが、1次検査よりも高分解能で検査を行うと、パ
ターン検査を行う画素単位(サンプリング単位)が細か
くなるため、同一範囲を走査するのに時間がかかること
から、1次検査よりもステージの移動速度を遅くする必
要がある。
【0007】そこで、本発明では、1次検査で検出され
る欠陥候補点は一般に離散的に存在することに着目し、
これら欠陥候補点の位置に順次ステージを移動させてス
テージを停止することなく欠陥候補点の画像を取り込
み、取り込んだ画像をメモリやMDやビデオテープ等の
各種記憶媒体に格納した後、記録媒体から適宜読み出し
てモニタに映し出してレビューを行う。レビュー作業は
手動で行ってもよいが、ウエハやマスク、あるいは液晶
基板等は繰り返しパターンを有することが多いため、繰
り返しパターンのピッチ分だけ離れた位置の画像を取り
込んで両者の比較結果に基づいてレビューを行うことが
あり、このような場合には、レビューステーション等を
用いてレビュー作業を自動化する。以下では、自動的に
レビュー作業を行うことを2次検査と呼ぶ。
【0008】1次検査での欠陥検出感度を上げるために
は光学系の倍率を上げるのが望ましいが、倍率を上げる
ほど検査処理のスループットは低下してしまう。そこ
で、本発明では、光学系の倍率を上げずに、図7(a)
のようになるべく大きな画素サイズで被検体の画像を取
り込み、欠陥検出処理系の構成と、欠陥検出処理のアル
ゴリズムと、欠陥か否かを判断するスレッショルドレベ
ルの設定とを工夫することで、欠陥検出感度の向上と検
査処理のスループットの向上を図る。
【0009】一方、画素サイズを大きくして1次検査を
行うと、擬似欠陥を含む欠陥候補点が数多く検出される
おそれがあるため、2次検査では図7(b)のように細
かい画素単位で画像を取り込んで欠陥か否かの判別を行
う。なお、図7(b)において、斜線で示した領域はパ
ターン上の欠陥個所を示す。また、2次検査時のスルー
プットを上げるため、本発明ではステージを移動させな
がら画像を取り込んで検査を行う。
【0010】(2)本発明の原理 図1は本発明のパターン検査装置の概略構成を示す図で
ある。本発明のパターン検査装置は、不図示の照明光源
から射出された照明光を反射する補正走査系101と、
反射された照明光を移動ステージ102上に載置された
被検体に結像させる光学系103と、被検体からの反射
光を撮像素子104上に結像させる光学系105とを有
する。
【0011】図1の補正走査系101は照明光源からの
照明光の反射角度を所定の角度範囲で任意に変更でき、
反射角度を変更することで照明光を移動ステージ102
上で走査する。このため、図1の補正走査系101は角
度偏向系とも呼ばれており、オプチカルスキャナという
名称で総称される。一方、図2は「く」の字状の補正走
査系101aを左右に動かすことで、照明光源からの照
明光を被検体上で走査するものであり、図2の構成は一
般には並進駆動系と呼ばれ、例えばピエゾドライブスキ
ャナなどが知られている。なお、図2において、一点鎖
線で示した光路は補正走査系101aが実線位置にある
ときの照明光の光路を示し、二点鎖線で示した光路は補
正走査系101aが点線位置にあるときの照明光の光路
を示す。一方、図3は照明光源からの照明光の屈折角を
変更することで照明光を被検体上で走査するものであ
る。図3の補正走査系101bは照明光の入射方向に対
する角度を任意に変更でき、この角度を変更すること
で、補正走査系101bに入射した照明光の屈折角を変
更する。例えば、一点鎖線で示した光路は補正走査系が
実線位置にあるときの照明光の屈折方向を示し、二点鎖
線で示した光路は補正走査系が点線位置にあるときの照
明光の屈折方向を示す。
【0012】撮像素子104で被検体の像を検出する場
合、被検体からの反射光の光量と撮像素子104の感度
によって、撮像素子104での露光時間および電荷蓄積
時間が定まる。撮影時の解像度を上げたい場合には露光
時間および電荷蓄積時間をより長くする必要があるた
め、これら露光時間や電荷蓄積時間によってステージ1
02の移動速度が制限されてしまう。以下では、撮像素
子104の撮像面に結像される被検体像の移動速度の最
大許容速度をVcとする。
【0013】ステージ102が速度Vcよりも速い速度
Vsで移動している場合、このままでは撮像素子104
での露光時間および電荷蓄積時間が不足してしまうた
め、図1〜3のようにステージ102の移動に同期して
補正走査系を動かし、撮像面での被検体像の移動速度を
Vc以下にする。具体的には、1次元方向に光電変換素
子が配列された撮像素子104(ラインセンサ)を用い
る場合には、撮像面での被検体像の移動速度がVcとな
るように補正走査系101を走査する。一方、ビデオカ
メラ用のCCDのように二次元方向に光電変換素子が配
列された撮像素子104を用いる場合には、撮像面での
被検体像の移動速度が略ゼロになるように補正走査系1
01を走査する。この場合に、移動速度を略ゼロにする
理由は、ビデオカメラ等では1秒間に30回程度画面の
書き換えを行う必要があり、1画面分(1/30秒)の
走査期間中に撮像面での被検体像の移動速度が変化する
と、撮影画像がぶれてしまうからである。
【0014】(3)本発明の構成 一実施の形態を示す図4,6に対応づけて本発明を説明
すると、本発明は、少なくとも一方向に移動可能なステ
ージ5を備え、照明光源11からの照明光をステージ5
に載置された試料に照射し、該試料面からの反射光を光
電変換手段20により電気信号に変換して該試料面に形
成されたパターンの検査を行うパターン検査装置に適用
され、ステージ5の移動速度および移動方向にかかわら
ず、光電変換手段20の受光面に結像される試料像の移
動速度が所定速度以下になるように試料面上での照明光
の照射位置を制御する検査制御手段22を備えることに
より、上記目的は達成される。請求項1に記載の発明で
は、光電変換手段20の受光面に結像される試料像の移
動速度が常に所定速度以下になるように試料面上での照
明光の照射位置を制御し、ステージ5の移動中でも略同
一感度で試料像を検出できるようにする。
【0015】請求項2に記載の発明は、少なくとも一方
向に移動可能なステージ5を備え、照明光源11からの
照明光をステージ5に載置された試料に照射し、該試料
面からの反射光を光電変換手段20により電気信号に変
換して該試料面に形成されたパターンの検査を行うパタ
ーン検査装置に適用され、光電変換手段20の受光面に
結像された試料像が電気信号に変換されるまでの間、受
光面上での試料像の移動速度がステージ5の移動速度お
よび移動方向にかかわらず、所定速度以下になるような
制御を行う検査制御手段22を備えるものである。請求
項2に記載の発明では、光電変換手段20の受光面に試
料像が結像されてから電気信号に変換されるまでの間、
受光面上での試料像の移動速度が所定速度以下になるよ
うな制御、例えば試料像が電気信号に変換されるまで照
明光源11からの照明光の照射方向をステージ5の移動
に応じて変化させる。これにより、ステージ5の移動中
でも略同一感度で試料像を検出できるようにする。
【0016】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載されたパターン検査装置において、照明光源1
1からの照明光を試料面上で走査させる照明光走査部材
14,15を備え、検査制御手段22は、ステージ5の
移動速度および移動方向にかかわらず、光電変換手段2
0の受光面に結像される試料像の移動速度が所定速度以
下になるように照明光走査部材14,15を制御するも
のである。請求項3に記載の発明では、照明光走査部材
14,15をステージ5の移動速度および移動方向に応
じて制御することで、光電変換手段20の受光面に結像
される試料像の移動速度が常に所定速度以下になるよう
にする。
【0017】請求項4に記載の発明の検査制御手段22
は、請求項3に記載されたパターン検査装置において、
ステージ5の移動に応じて検出される試料面の複数箇所
での電気信号に基づいて試料面に形成されたパターンを
検査する1次検査と、この1次検査による検査結果に基
づいて再度パターンを検査する2次検査とを行い、少な
くとも2次検査時に、ステージ5の移動速度および移動
方向にかかわらず、光電変換手段20の受光面に結像さ
れる試料像の移動速度が所定速度以下になるように照明
光走査部材14,15を制御するものである。請求項4
に記載の発明では、少なくとも2次検査時にステージ5
の移動に応じて照明光走査部材14,15を制御し、ス
テージ5の移動の有無にかかわらず、光電変換手段20
の受光面に結像される試料像の移動速度が所定速度以下
になるようにする。
【0018】請求項5に記載の発明の検査制御手段22
は、請求項4に記載された欠陥検査装置において、1次
検査の際には照明光走査部材14,15の制御を行わず
にステージ5を移動させて電気信号を検出し、2次検査
の際には光電変換手段20の受光面に結像される試料像
の移動速度が所定速度以下になるように照明光走査部材
14,15を制御するものである。請求項5に記載の発
明では、1次検査の際には照明光走査部材14,15の
制御を行わないようにして走査制御を簡易化し、2次検
査の際には照明光走査部材14,15を制御して2次検
査の検査処理のスループットを上げる。
【0019】請求項6に記載の発明は、請求項1〜5に
記載された欠陥検査装置において、複数の光電変換素子
が一次元方向に配列された撮像素子20で光電変換手段
20を構成し、検査制御手段22は、少なくとも2次検
査時に撮像素子20の受光面上に結像される試料像の移
動速度が所定速度となるようにステージ5の移動速度お
よび移動方向に応じて照明光走査部材14,15を制御
するものである。請求項6に記載の発明では、複数の光
電変換素子が一次元方向に配列された撮像素子20を用
いて欠陥検出を行う場合には、撮像素子20の受光面上
に結像される試料像の移動速度が所定速度になるように
照明光走査部材14,15を制御する。
【0020】請求項7に記載の発明は、請求項1〜5に
記載された欠陥検査装置において、複数の光電変換素子
が二次元方向に配列された撮像素子20で光電変換手段
20を構成し、検査制御手段22は、少なくとも2次検
査時に撮像素子20の受光面上に結像される試料像の移
動速度が略ゼロとなるようにステージ5の移動速度およ
び移動方向に応じて照明光走査部材14,15を制御す
るものである。請求項7に記載の発明では、複数の光電
変換素子が二次元方向に配列された撮像素子20を用い
て欠陥検出を行う場合には、撮像素子20の受光面上に
結像される試料像の移動速度が略ゼロになるように照明
光走査部材14,15を制御してパターン検出画像のず
れをなくす。
【0021】請求項8に記載の発明は、試料面上のパタ
ーン欠陥または異物を検出する1次検査装置52と、1
次検査装置52により検出されたパターン欠陥または異
物を対象として2次検査を行う2次検査装置53とを備
える欠陥検査装置に適用され、主ラインと1次検査装置
52との間で試料の搬送を行う第1の搬送手段55と、
1次検査装置52および2次検査装置53との間で試料
の搬送を行う第2の搬送手段56と、1次検査装置52
の検査結果に基づいて、試料を第1の搬送手段55を介
して主ラインに搬送するか、あるいは第2の搬送手段5
6を介して2次検査装置53に搬送するかを切り換える
搬送制御手段54とを備え、2次検査装置53は、少な
くとも一方向に移動可能なステージ5と、照明光源11
からの照明光を試料面上で走査させる照明光走査部材1
4,15と、試料面からの反射光の結像面位置に配置さ
れ、結像された試料像を電気信号に変換する光電変換手
段20と、ステージ5の移動速度および移動方向にかか
わらず、光電変換手段20の受光面に結像される試料像
の移動速度が所定速度以下になるように照明光走査部材
14,15を制御する検査制御手段22とを備えるもの
である。請求項8に記載の発明では、試料を第1の搬送
手段55を介して主ラインに搬送するか、あるいは第2
の搬送手段56を介して2次検査装置53に搬送するか
を搬送制御手段54により切り換えできるようにし、検
査処理の自動化を図る。また、ステージ5を移動させな
がら2次検査を行えるように2次検査装置53を構成し
て検査処理のスループット向上を図る。
【0022】請求項9に記載の発明は、請求項8に記載
された欠陥検査装置において、所定サイズ以上のパター
ン欠陥および異物を検出する大欠陥検査部53aと、所
定サイズ未満のパターン欠陥および異物を検出する小欠
陥検査部53bとを備えるように2次検査装置53を構
成し、1次検査装置52により検出されたパターン欠陥
および異物のサイズにより、試料を大欠陥検査部53a
または小欠陥検査部53bのいずれかに搬送するように
搬送制御手段54を構成するものである。請求項9に記
載の発明では、2次検査装置53の内部に大欠陥検査部
53aと小欠陥検査部53bを設け、1次検査装置52
による検査結果に応じていずれかの検査部に試料を搬送
するようにして検査処理のスループット向上を図る。
【0023】請求項10に記載の発明は、少なくとも一
方向に移動可能なステージ5を備え、照明光源11から
の照明光をステージ5に載置された試料に照射し、該試
料面からの反射光を光電変換手段20により電気信号に
変換して該試料面に形成されたパターンの検査を行うパ
ターン検査方法に適用され、ステージ5の移動速度およ
び移動方向にかかわらず、光電変換手段20の受光面に
結像される試料像の移動速度が所定速度以下になるよう
に試料面上での照明光の照射位置を制御するものであ
る。請求項10に記載の発明では、試料面上での照明光
の照射位置を制御することで、光電変換手段20の受光
面に結像される試料像の移動速度が常に所定速度以下に
なるようにし、ステージ5を移動しながらパターン検査
を行えるようにする。
【0024】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために一実施の形態の図を用いたが、これにより本発明
が一実施の形態に限定されるものではない。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図1〜6に基づいて本発明
の第1および第2の実施の形態について説明する。 −第1の実施の形態− 図4はパターン検査装置の第1の実施の形態の概略構成
図、図5は図4の光学系を示す図である。本実施の形態
のパターン検査装置は、照明光をステージ5に載置され
た被検体上で走査させる走査系1と、被検体上に照射さ
れた照明光の焦点検出を行う焦点検出系2と、焦点検出
結果に基づいて焦点調節を行うフォーカス駆動系3と、
被検体からの反射光を受光して電気信号に変換する撮像
系4と、ステージ5を移動させるステージ駆動系6と、
全体の制御を行う信号処理系7とを備える。
【0026】このうち走査系1は、インコヒーレントな
照明光を射出する照明光源11と、照明光源11からの
照明光を集光する集光レンズ12と、偏光ビームスプリ
ッタ13と、被検体上で照明光を走査させるスキャナ1
4,15と、リレーレンズ16,17と、照明光をステ
ージ5上の被検体に結像させる対物レンズ18とを備え
る。スキャナ14,15は、図1のような角度偏向系、
図2のような並進駆動系および図3のような屈折偏向系
のいずれを用いてもよいが、以下では角度偏向系のスキ
ャナ14,15を用いる例について説明する。
【0027】スキャナ14はリレーレンズ16によって
対物レンズ19の瞳面と共役な位置に配置され、同様に
スキャナ15はリレーレンズ17によって対物レンズ1
8の瞳面と共役な位置に配置されている。また、図4,
5に示す第1の実施の形態は、被検体上での照明光の走
査位置が変化しても、対物レンズ18を通過した照明光
が常にステージ5に垂直に入射されるようなテレセント
リック光学系であり、これにより、ステージ5上で焦点
ずれがあっても撮像面での倍率は一定になる。
【0028】撮像系4は、対物レンズ19と撮像素子2
0と撮像素子20の出力をデジタル変換するA/D変換
器21とで構成され、偏光ビームスプリッタ13で反射
された被検体からの反射光を対物レンズ19に入射し、
撮像素子20上に結像する。信号処理系7は、装置全体
の制御を行うコンピュータ21と、各種信号処理を行う
信号処理装置22と、信号処理装置22の出力をスキャ
ナ駆動用の信号に変更する変換回路23と、変換回路2
3の出力に基づいてスキャナ14,15に対する駆動信
号を出力する駆動信号出力回路24と、スキャナ14の
現在位置を検出するスキャナ位置検出器25と、ステー
ジ5の位置を検出するレーザ干渉計26とを備える。
【0029】以下、図4,5に基づいて本発明の一実施
の形態の動作を説明する。本実施の形態のパターン検査
装置は、被検体の全面を走査して欠陥候補点を検出する
1次検査を行った後、検出された欠陥候補点を高い解像
度で再度検査する2次検査を行うものである。1次検査
はスキャナ14,15の位置を固定にしてステージ5を
一定速度で移動して被検体全面の検査を行い、2次検査
はスキャナ14,15とステージ5をともに移動して、
すなわちステージ5を停止することなく欠陥候補点の再
検査を行う。
【0030】まず、1次検査について説明する。照明光
源11から射出された照明光は、集光レンズ12で集光
された後、スキャナ14の反射面で反射され、リレーレ
ンズ16に入射される。リレーレンズ16を通過した照
明光はスキャナ15の反射面で反射されてリレーレンズ
17に入射される。リレーレンズ17を通過した照明光
はミラー27で反射されて対物レンズ18を通過し、ス
テージ5に載置された被検体上に照射される。
【0031】被検体で反射された反射光は、対物レンズ
18を通過した後にミラー27で反射され、照明光源1
1からの照明光とは逆の経路を辿って、リレーレンズ1
7→スキャナ15→リレーレンズ16→スキャナ14→
偏光ビームスプリッタ13の順に進む。そして、偏光ビ
ームスプリッタ13で反射されて対物レンズ19を通過
し、撮像素子20の撮像面上に結像される。撮像素子2
0の撮像面に結像された像は撮像素子20により光電変
換された後、A/D変換器21でデジタル変換されて信
号処理装置22に入力される。信号処理装置22は、A
/D変換器21の出力に基づいて欠陥検出を行うととも
に、レーザ干渉計26の出力によりステージ5の位置を
検出し、駆動系に信号を送ってステージ5を移動させ、
これにより被検体の走査を行う。
【0032】被検体全面についての走査が終了すると、
今度は1次検査時に検出された欠陥候補点を対象として
2次検査を行う。具体的には、欠陥候補点に順次ステー
ジ5を移動させて、欠陥候補点付近を高解像度で検査す
る。その際、信号処理装置22は、ステージ5を停止す
ることなく2次検査を行えるように、撮像素子20の撮
像面における被検体像の移動速度が所定速度Vc以下と
なるようにスキャナ14,15を駆動する。具体的に
は、レーザ干渉計26により検出されたステージ5の移
動速度VsがVcよりも大きい場合には、被検体像の移動
速度がVc以下になるようにスキャナ14,15を駆動
し、照明光に(Vs−Vc)だけ逆方向の速度を与える。
信号処理装置22は、種々の検査アルゴリズムを用い
て、1次検査と2次検査の結果に基づいてパターン欠陥
や異物の有無を確認および判断し、その結果を出力す
る。
【0033】なお、スキャナ14,15による走査範囲
は対物レンズ18の視野内に限られるため、対物レンズ
18の視野が広いほど、ステージ5の移動速度を速くで
きるとともに、撮像素子20の露光時間をより長くでき
る。また、対物レンズ18の開口数が大きいほど高解像
度の画像が得られるため望ましい。すなわち、視野が広
く、開口数の大きい対物レンズ18を用いた方が検査精
度(欠陥検出感度)を向上できる。
【0034】一方、ビデオカメラのように二次元方向に
光電変換素子が配列された撮像素子20を用いる場合に
は、二次元画像のぶれをなくすために、撮像素子20の
撮像面での被検体像の移動速度が略ゼロになるようにス
キャナ14,15を駆動するのが望ましい。
【0035】このように、第1の実施の形態では、2次
検査を行う際、1次検査で検出された欠陥候補点を高解
像度で観察するとともに、ステージ5の移動に同期させ
てスキャナ14,15を駆動し、撮像素子20の撮像面
上での被検体像の移動速度が所定速度Vc以下になるよ
うにする。これにより、ステージ5を移動しながら2次
検査を行うことができ、2次検査のスループットを上げ
ることができる。また、1次検査よりも高解像度で検査
を行うため、2次検査の検査精度(欠陥検出感度)を上
げることもできる。さらに、第1の実施の形態では、ス
キャナ14,15を制御して被検体上で照明光を走査
し、照明光が照射された位置からの反射光に基づいてパ
ターン検査を行うため、常に照明光の最も明るい中央部
を用いてパターン検査を行うことができ、検査精度(欠
陥検出感度)をより向上できる。
【0036】上記第1の実施の形態において、撮像素子
20の代わりに以下ののいずれかを用いてパターン
検査を行ってもよい。 CCDカメラの電子シャッタ機能を用いて画像を取り
込む。 ストロボ照明光を用い、通常のCCDカメラで画像を
取り込む。 これらの場合はいずれも、二次元方向に光電変換素
子が配列されたCCDカメラを用いるため、CCDカメ
ラの撮像面に結像される被検体像の移動速度が略ゼロに
なるようにスキャナ14,15を制御するのが望まし
く、またCCDカメラの露出期間中は継続して被検体上
の測定点を追尾するようにする。
【0037】上記第1の実施の形態では、2次検査時に
ステージ5を移動しながらパターン検査を行う例を説明
したが、1次検査時にステージ5を移動しながらパター
ン検査を行ってもよい。また、1次検査と2次検査に分
けないでパターン検査を行う場合にも本発明は同様に適
用できる。さらに、上記第1の実施の形態では、図1の
補正走査系1により被検体上での照明光を走査する例を
説明したが、撮像素子で電荷蓄積を行っている間、撮像
素子20の撮像面上での被検体像の移動速度が所定速度
以下になるような制御を行うことができれば、特に図1
〜3のような補正走査系を設けなくてもよい。例えば、
照明光源11自体をステージ5の移動速度および移動方
向に応じて移動させてもよい。
【0038】−第2の実施の形態− 第2の実施の形態は、半導体ウエハやマスク等に存在す
る欠陥や異物を検出する欠陥検査装置に関し、主に半導
体製造ライン中での検査を目的とする。また、第2の実
施の形態は、1次検査用の検査装置と2次検査用の検査
装置とを別個に設けて、これらの装置を自動的に制御す
るものである。
【0039】図6は第2の実施の形態の概略構成図であ
る。第2の実施の形態の欠陥検査装置は、主ライン51
と、1次検査装置52と、2次検査装置53と、装置全
体を制御するコントローラ54と、主ライン51と1次
検査装置52との間で被検体の受け渡しを行うローダ5
5と、1次検査装置52と2次検査装置53との間で被
検体の受け渡しを行う受け渡し部56とを有する。
【0040】2次検査装置53は2つのレビューステー
ション53a,53bで構成され、1次検査装置52に
より検出された欠陥サイズが所定サイズより大きい場合
には、被検体をレビューステーション53aに搬送して
2次検査を行い、欠陥サイズが所定サイズ以下の場合に
は、レビューステーション53bで2次検査を行う。こ
れらレビューステーション53a,53bは、いずれも
走査型電子顕微鏡(SEM)を母体としたものである。
ローダ55は、インラインのAGVに対応したものであ
り、ロボットによる自動搬送を行う。コントローラ54
は、1次検査装置52およびレビューステーション53
a,53bの制御の他、検査項目の管理、検査結果デー
タの受け取りや出力、およびインライン全体の制御を行
う不図示のホストコンピュータとのデータ通信等を行
う。また、レビューステーション53a,53bは、第
1の実施の形態で説明した図4と同様に構成されてお
り、ステージ5を移動しながら2次検査を行うものであ
る。
【0041】このように、第2の実施の形態では、半導
体製造ラインの一部に1次検査装置52と2次検査を行
うレビューステーション53a,53bを別個に設け、
被検体を1次検査装置52とレビューステーション53
a,53bとの間で自由に受け渡しできるようにしたた
め、検査処理全体を自動化でき、かつ半導体製造時に同
時に検査を行うこともできる。また、異なる欠陥サイズ
に対応させて複数のレビューステーション53a,53
bを設け、1次検査装置52により検出された欠陥サイ
ズに応じていずれかのレビューステーションに被検体を
搬送するようにしたため、例えば大きい欠陥に対して高
解像度で2次検査するといった無駄を省くことができ、
検査処理時間を短縮できる。
【0042】上記第2の実施の形態では、1次検査装置
52とレビューステーション53をそれぞれ独立した装
置にしたが、両者の構成部品を可能な限り共有化し、例
えば同一のステージ5を用いて1次検査とレビュー作業
の双方を行ってもよい。この場合、1次検査用の走査光
学系とレビュー用の走査光学系を別々に設けても、ある
いは両方の走査光学系を共有化してもよい。前者の場合
は1次検査終了後に直ちにレビューを行うのに対し、後
者の場合は1次検査の途中でも、検出された欠陥候補点
を順にレビューすることができる。
【0043】このように構成した第1および第2の実施
の形態にあっては、撮像素子20が光電変換手段に、信
号処理装置22が検査制御手段に、スキャナ14,15
が照明光走査部材に、ローダ55が第1の搬送手段に、
受け渡し部56が第2の搬送手段に、コントローラ54
が搬送制御手段に、レビューステーション53aが大欠
陥検査部に、レビューステーション53bが小欠陥検査
部に、それぞれ対応する。
【0044】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、ステージの移動速度および移動方向にかかわら
ず、常に光電変換手段の受光面に結像される試料像の移
動速度が所定速度以下になるようにしたため、ステージ
を移動しながらパターン検査を行うことができ、検査処
理のスループットを向上できる。また、光電変換手段の
受光面上での試料像の移動速度を常に所定速度以下にす
ることで、検査精度や欠陥検出感度を常に高い状態に維
持できる。請求項2に記載の発明によれば、光電変換手
段の受光面に結像される試料像が電気信号に変換される
までの間、ステージの移動にかかわらず受光面上での試
料像の移動速度が所定速度以下になるようにするため、
ステージを停止しなくても略同一感度のパターン画像を
得ることができ、検査処理のスループットと検査精度の
双方を向上できる。請求項3に記載の発明によれば、照
明光を試料面上で走査させるために本来設けられている
照明光走査部材を制御することで、光電変換手段の受光
面に結像される試料像の移動速度が常に所定速度以下に
なるようにするため、試料像の移動速度を制御するため
に新たな部材を設ける必要がなく、装置全体の構成を簡
略化でき、かつコストダウンを図れる。請求項4,6に
記載の発明によれば、2次検査時に光電変換手段の受光
面に結像される試料像の移動速度が常に所定速度以下に
なるようにするため、2次検査の途中でステージの移動
速度や移動方向が変化しても、常に同一の検査精度(欠
陥検出感度)で検査を行うことができ、またステージを
移動させながら2次検査を行えるため、検査処理のスル
ープットを向上できる。請求項5に記載の発明によれ
ば、1次検査時にはステージを規則的に移動させ、2次
検査時にはステージを不規則に移動させることが多いこ
とに着目し、2次検査時のみ光電変換手段の受光面に結
像される試料像の移動速度が常に所定速度以下になるよ
うにするため、2次検査に要する時間を短縮できる。請
求項7に記載の発明によれば、複数の光電変換素子が二
次元方向に配列された撮像素子を用いる場合は、1画面
分の試料像を電気信号に変換している最中に試料像が移
動するとパターン検出画像がぶれるおそれがあることを
考慮に入れて、試料像の移動速度を略ゼロにするため、
パターン検出画像のぶれをなくすことができ、検査精度
(欠陥検出感度)を向上できる。請求項8に記載の発明
によれば、1次検査装置と2次検査装置とを別個に設
け、2次検査装置ではステージを移動しながらパターン
検査を行えるようにしたため、1次検査と2次検査を合
わせた検査処理時間を短くできる。請求項9に記載の発
明によれば、所定サイズ以上のパターン欠陥や異物を検
出する大欠陥検査部と、所定サイズ未満のパターン欠陥
および異物を検出する小欠陥検査部とを2次検査装置に
設けるため、1次検査の検査結果に基づいて効率よく再
検査を行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるパターン検査装置の概略構成を示
す図で、補正走査系1として角度偏向系を用いた例を示
す図。
【図2】図1の変形例で、補正走査系1として並進駆動
系を用いた例を示す図。
【図3】図1の変形例で、補正走査系1として屈折偏向
系を用いた例を示す図。
【図4】パターン検査装置の第1の実施の形態の概略構
成図。
【図5】図4の光学系を示す図。
【図6】第2の実施の形態の概略構成図。
【図7】パターン検査を行う際の画素サイズを説明する
図。
【符号の説明】
1 走査系 2 焦点検出系 3 フォーカス駆動系 4 撮像系 5 ステージ 6 ステージ駆動系 7 信号処理系 11 照明光源 12 集光レンズ 13 偏光ビームスプリッタ 14,15 スキャナ 16,17 リレーレンズ 18,19 対物レンズ 20 撮像素子 21 コンピュータ 22 信号処理装置 51 主ライン 52 1次検査装置 53 2次検査装置 54 コントローラ 55 ローダ 56 受け渡し部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一方向に移動可能なステージ
    を備え、 照明光源からの照明光を前記ステージに載置された試料
    に照射し、該試料面からの反射光を光電変換手段により
    電気信号に変換して該試料面に形成されたパターンの検
    査を行うパターン検査装置において、 前記ステージの移動速度および移動方向にかかわらず、
    前記光電変換手段の受光面に結像される試料像の移動速
    度が所定速度以下になるように前記試料面上での前記照
    明光の照射位置を制御する検査制御手段を備えることを
    特徴とするパターン検査装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも一方向に移動可能なステージ
    を備え、 照明光源からの照明光を前記ステージに載置された試料
    に照射し、該試料面からの反射光を光電変換手段により
    電気信号に変換して該試料面に形成されたパターンの検
    査を行うパターン検査装置において、 前記光電変換手段の前記受光面に結像された試料像が前
    記電気信号に変換されるまでの間、前記受光面上での前
    記試料像の移動速度が前記ステージの移動速度および移
    動方向にかかわらず所定速度以下になるような制御を行
    う検査制御手段を備えることを特徴とするパターン検査
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載されたパターン
    検査装置において、 前記照明光源からの照明光を前記試料面上で走査させる
    照明光走査部材を備え、 前記検査制御手段は、前記ステージの移動速度および移
    動方向にかかわらず、 前記光電変換手段の受光面に結像される前記試料像の移
    動速度が所定速度以下になるように前記照明光走査部材
    を制御することを特徴とするパターン検査装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載されたパターン検査装置
    において、 前記検査制御手段は、前記ステージの移動に応じて検出
    される前記試料面の複数箇所での前記電気信号に基づい
    て前記試料面に形成されたパターンを検査する1次検査
    と、この1次検査による検査結果に基づいて再度前記パ
    ターンを検査する2次検査とを行い、少なくとも前記2
    次検査時に、前記ステージの移動速度および移動方向に
    かかわらず、前記光電変換手段の受光面に結像される前
    記試料像の移動速度が所定速度以下になるように前記照
    明光走査部材を制御することを特徴とするパターン検査
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載されたパターン検査装置
    において、 前記検査制御手段は、前記1次検査の際には前記照明光
    走査部材の制御を行わずに前記ステージを移動させて前
    記電気信号を検出し、前記2次検査の際には前記光電変
    換手段の受光面に結像される前記試料像の移動速度が所
    定速度以下になるように前記照明光走査部材を制御する
    ことを特徴とするパターン検査装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5に記載されたパターン検査
    装置において、 前記光電変換手段は、複数の光電変換素子が一次元方向
    に配列された撮像素子で構成され、 前記検査制御手段は、少なくとも前記2次検査時に前記
    撮像素子の受光面上に結像される前記試料像の移動速度
    が所定速度となるように前記ステージの移動速度および
    移動方向に応じて前記照明光走査部材を制御することを
    特徴とするパターン検査装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5に記載されたパターン検査
    装置において、 前記光電変換手段は、複数の光電変換素子が二次元方向
    に配列された撮像素子で構成され、 前記検査制御手段は、少なくとも前記2次検査時に前記
    撮像素子の受光面上に結像される前記試料像の移動速度
    が略ゼロとなるように前記ステージの移動速度および移
    動方向に応じて前記照明光走査部材を制御することを特
    徴とするパターン検査装置。
  8. 【請求項8】 試料面上のパターン欠陥または異物を検
    出する1次検査装置と、 前記1次検査装置により検出されたパターン欠陥または
    異物を対象として2次検査を行う2次検査装置とを備え
    る欠陥検査装置において、 主ラインと前記1次検査装置との間で前記試料の搬送を
    行う第1の搬送手段と、 前記1次検査装置および前記2次検査装置との間で前記
    試料の搬送を行う第2の搬送手段と、 前記1次検査装置の検査結果に基づいて、前記試料を前
    記第1の搬送手段を介して前記主ラインに搬送するか、
    あるいは前記第2の搬送手段を介して前記2次検査装置
    に搬送するかを切り換える搬送制御手段とを備え、 前記2次検査装置は、少なくとも一方向に移動可能なス
    テージと、照明光源からの照明光を前記試料面上で走査
    させる照明光走査部材と、前記試料面からの反射光の結
    像面位置に配置され、結像された試料像を電気信号に変
    換する光電変換手段と、前記ステージの移動速度および
    移動方向にかかわらず、前記光電変換手段の受光面に結
    像される前記試料像の移動速度が所定速度以下になるよ
    うに前記照明光走査部材を制御する検査制御手段とを備
    えることを特徴とする欠陥検査装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載された欠陥検査装置にお
    いて、 前記2次検査装置は、所定サイズ以上のパターン欠陥お
    よび異物を検出する大欠陥検査部と、前記所定サイズ未
    満のパターン欠陥および異物を検出する小欠陥検査部と
    を備え、 前記搬送制御手段は、前記1次検査装置により検出され
    たパターン欠陥および異物のサイズにより、前記試料を
    前記大欠陥検査部または前記小欠陥検査部のいずれかに
    搬送することを特徴とする欠陥検査装置。
  10. 【請求項10】 少なくとも一方向に移動可能なステー
    ジを備え、 照明光源からの照明光を前記ステージに載置された試料
    に照射し、該試料面からの反射光を光電変換手段により
    電気信号に変換して該試料面に形成されたパターンの検
    査を行うパターン検査方法において、 前記ステージの移動速度および移動方向にかかわらず、
    前記光電変換手段の受光面に結像される試料像の移動速
    度が所定速度以下になるように前記試料面上での前記照
    明光の照射位置を制御することを特徴とするパターン検
    査方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1186282A (ja) * 1997-06-25 1999-03-30 Hitachi Electron Eng Co Ltd 磁気ディスク欠陥検査方法および磁気ディスク欠陥検査装置
JP2007240519A (ja) * 2006-02-08 2007-09-20 Tokyo Electron Ltd 欠陥検査方法、欠陥検査装置及びコンピュータプログラム
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CN116313942A (zh) * 2023-05-22 2023-06-23 湖南奥创普科技有限公司 一种集成缺陷检测功能的贴片机及检测方法

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