JPH09251979A - 微細加工装置 - Google Patents

微細加工装置

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JPH09251979A
JPH09251979A JP8190472A JP19047296A JPH09251979A JP H09251979 A JPH09251979 A JP H09251979A JP 8190472 A JP8190472 A JP 8190472A JP 19047296 A JP19047296 A JP 19047296A JP H09251979 A JPH09251979 A JP H09251979A
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fluid
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microfabrication
opening
opening formed
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JP8190472A
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Inventor
Takuma Yamamoto
▲琢▼磨 山本
Nobuyuki Nakagiri
伸行 中桐
Katsushi Nakano
勝志 中野
Yoshihiko Suzuki
美彦 鈴木
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Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】固体の表面を傷付けることなく、微細な固体の
表面の局所的な領域に的確に流体を供給する。 【解決手段】本微細加工装置は、光てこ方式のAFM
(原子間力顕微鏡)のマイクロてこ10を、固体A表面
に流体Bを供給するマイクロピペットとして利用する。
すなわち、マイクロてこ10は、流体Bを蓄える空洞1
0aと、先端に流体Bを流出させる十字型の開口10c
が形成された触針10bを有する。そして、マイクロて
こ10の走査で観察されるAFM像に基づいて、固体A
の表面の所定の位置に触針を位置付けた後、ヒータ13
の加熱により空洞10a内部の圧力を上昇させることに
より、触針10b先端の開口10cから流体Bを固体A
の表面に供給することができる。また、逆に、ヒータ1
3で空洞10a内部を冷却すれば、貯蔵容器14から流
体Bを採取することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子間力顕微鏡を
利用して微細な加工物の表面に局所的に流体を供給する
微細加工に係り、特に、マイクロマシンや集積回路等の
加工工程における半導体のエッチング処理やデポジショ
ン処理等に適した微細加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】STM(走査型トンネル顕微鏡)を利用
した微細加工法(以下、STM微細加工法と呼ぶ)は、
STM開発の初期段階から、マイクロマシンや集積回路
等の加工工程における半導体のエッチング処理やデポジ
ション処理等への適用が検討されてきた。例えば、上記
STM微細加工法を適用した半導体のエッチング処理に
おいては、STMの探針の先端からのトンネル電子によ
るエネルギーが、エッチングの反応エネルギーとして利
用されている。即ち、反応性ガス(または反応性溶液)の
雰囲気中に半導体をさらして反応性ガスの吸着層を半導
体の表面全体に形成させた後、STMの探針の先端から
のトンネル電子によるエネルギーを反応性ガスの吸着層
の所定の領域に与えると、トンネル電子のエネルギーに
励起された反応性ガスによって、STMの探針の先端付
近の半導体の表面の原子層がエッチングされるのであ
る。
【0003】尚、本STM微細加工法によれば、半導体
の表面に吸着させる反応性ガスを適宜交換するだけで、
半導体に対するエッチング処理とデポジション処理とを
同一プロセスで実行することも可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
STM微細加工法による半導体のエッチング処理やデポ
ジション処理には、以下に挙げるような問題がある。
【0005】(1)半導体の表面全体に反応性ガスの吸着
層が形成されているため、STMの探針から与えられる
トンネル電子のエネルギーによって、エッチング処理又
はデポジション処理を施すべき領域の周囲の領域に吸着
した反応性ガスもあわせて励起されることがある。即
ち、上記従来のSTM微細加工法によれば、余分な領域
までエッチング処理又はデポジション処理が施され、I
C等の回路パターンを適正に作成することができないこ
とがある。
【0006】(2)STMの探針を高速に移動させた場合
等に、探針によって半導体の表面が傷付けられることが
ある。即ち、上記従来のSTM微細加工法によれば、エ
ッチング処理又はデポジション処理の段階で、最終製品
である半導体製品の性能低下の原因となるような損傷が
与えられることがある。
【0007】(3)STMの観察対象が導電性材料で形成
された固体の表面に限定されるため、半導体の表面の一
部が酸化等により電導性を失っている場合や、半導体の
表面に不純物が付着している場合等には、その場に関し
ては適正なSTM像を得ることができないことがある。
即ち、加工対象とする半導体の表面の形状情報が完全に
は得られず、適正なエッチング処理を施すことができな
いことがある。また、上記エッチング処理中には、ST
Mの探針からのトンネル電子によるエネルギーで反応性
ガスが励起される可能性が高いため、エッチング処理の
進行具合を観察することができない。
【0008】そこで、本発明は、加工物の表面を傷付け
ることなく、加工物の表面に対して局所的に流体を供給
することができる微細加工装置を提供することを目的と
する。また、加工の進行具合を加工中に観察しながら、
不特定材料の加工物の表面に対して局所的に流体を供給
することができる微細加工装置を提供することを目的と
する。そして、こうした微細加工装置を半導体のエッチ
ング処理又はデポジション処理に適用することにより、
最終製品である半導体製品の信頼性の向上を図らんとす
るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、加工物の表面に加工を施す微細加工装置
であって、前記加工物の表面を加工する流体を蓄える貯
蔵部と、前記加工物の表面に向かって前記流体を射出す
る開口が形成された加工部と、前記加工部に形成された
開口と前記貯蔵部との間に設けられた流体路と、前記貯
蔵部から前記流体路を介して前記加工部に形成された開
口に供給され、当該開口から前記加工物の表面に向かっ
て射出される前記流体の流量を制御する流量制御手段と
を備えることを特徴とする微細加工装置を提供する。
【0010】こうした構成を備える微細加工装置によれ
ば、流量制御手段の制御によって貯蔵部に蓄えられてい
た流体Bが、加工部に形成された開口から、加工物の表
面の局所的な領域に放出される。従って、加工すべき領
域を的確に加工することができる。尚、本微細加工装置
を半導体のエッチング処理に適用すれば(即ち、本微細
加工装置を用いてエッチング剤を半導体の表面に供給す
れば)、目的とする領域のみを適切にエッチングするこ
とが可能となる。
【0011】また、こうした微細加工装置であって、前
記開口が先端に形成された触針を有する可撓部材を備え
た前記加工部と、前記開口が形成された前記触針の先端
を前記加工物の表面の所定の位置に位置付けるように前
記可撓部材の前記加工物に対する相対的な移動を制御す
る制御手段を備えることを特徴とする微細加工装置を提
供する。
【0012】このように、可撓部材の触針の先端に開口
を形成することにより、可撓部材が触針と加工物との接
触に応じて柔軟に変形するので、加工物の表面が触針で
傷付けられることがなくなる。
【0013】更に、こうした微細加工装置であって、前
記加工物の表面と前記触針の先端との接触に伴う前記可
撓部材の撓み角を測定する測定手段と、前記測定手段が
測定した前記可撓部材の撓み角に応じて前記加工物の表
面の形状データを算出する算出手段とを備えることを特
徴とする微細加工装置を提供する。
【0014】このように、加工部である可撓部材をAF
Mのマイクロてことして使用すれば、加工物の材料によ
る制限を受けることなく、加工の進行具合を加工中に観
察することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照しなが
ら、本発明に係る実施の形態を、光てこ方式のAFM
(原子間力顕微鏡)のマイクロてこ10をマイクロピペ
ットとして利用する微細加工装置に適用した場合を例に
挙げて説明する。
【0016】最初に、図1及び図2により、本実施の形
態に係る微細加工装置の基本構成について説明する。但
し、ここでは、本微細加工装置の特徴部分であるマイク
ロてこ10の構造について説明し、これ以外の、光てこ
方式のAFMと同様な周知の構成については、本微細加
工装置による固体表面への流体供給に関する処理と関連
付けながら後に説明することとする。
【0017】本微細加工装置の加工ヘッド11の取付部
に固定されているマイクロてこ10の内部には、図1に
示すように、加工物Aの表面に供給すべき流体B(液体
又は気体)を蓄えるための空洞10aが形成されてお
り、且つ、下方に向けた触針10bの先端には、図2に
示すように、空洞10aに蓄えられた流体Bを加工物A
の表面に向かって流出させるための微小な開口10cが
形成されている。尚、本実施の形態では、微小な開口1
0cから流出しにくい液体を流体Bとして使用する場合
の効率のことを考慮して、微小な開口10cの形状を十
字型としている。即ち、微小な開口10cの形状を十字
型とすることにより、微小な開口10cに形成された液
体の界面が十字型の開口10cの外周のエッジ付近の表
面張力が小さい領域で破壊され易くなるため、微小な開
口10cから液体をスムーズに流出させることができる
ようになる。
【0018】また、マイクロてこ10には、温度コント
ローラ12の制御で空洞10a内部の温度を調整するヒ
ータ13が取付けられており、ヒータ13の加熱によっ
て空洞10a内部の圧力が温度と共に上昇すると、それ
に応じて触針10b先端の開口10cから空洞10a内
部に蓄えられた流体Bが流出し始めるようになってい
る。尚、気化熱が小さい液体を流体Bとして使用すれ
ば、液体の気化に伴う空洞10a内部の圧力上昇によっ
て開口10cから液体を流出させることもできる。ま
た、これとは逆に、貯蔵容器14から流体Bを採取して
空洞10a内部に補充するためには、触針10bを貯蔵
容器14に貯蔵された流体Bに浸漬させた後、ヒータ1
3で空洞10a内部を冷却することにより、空洞10a
内部の圧力を低下させればよい。
【0019】このように、本実施例では、触針10bの
開口10cから流体Bを流出又は流入させるために(即
ち、空洞10a内部の圧力を調整するために)、ヒータ
13による加熱又は冷却を利用しているが、必ずしも、
このように、空洞10a内部の温度変化を利用する必要
はない。例えば、ヒータ13の換わりに、空洞10a内
部で往復運動するピストン等を設けて、空洞10a内部
の流体Bを圧縮、膨張するようにしても構わない(図3
参照)。
【0020】さて、ここで、図4により、バッチプロセ
スである半導体プレーナー技術を利用して、こうした構
造のマイクロてこ10を効率的に且つ高品位に形成する
方法について説明しておく。尚、本実施の形態では、1
00面方位のシリコンウエハ30を基板として使用す
る。
【0021】まず、減圧CVDによってシリコンウエハ
30の両面に所定な厚さの窒化シリコン膜31、32を
形成した後((a)参照)、ホトリソグラフィ法によっ
てマイクロてこ10を形成すべき領域の窒化シリコン膜
31を除去し、マイクロてこ10の縦幅と横幅の設計値
により定まる所定の寸法の窓31aを形成する((b)
参照)。
【0022】次に、ドライ等方性エッチング法によって
窓31aから露出したシリコンウエハ30をエッチング
して凹部30aを形成した後((c)参照)、減圧CV
D法によって凹部30aの内面に所定の厚さの窒化シリ
コン膜を形成する((d)参照)。
【0023】次に、ホトリソグラフィ法によってマイク
ロてこ11の触針11aを形成すべき領域の窒化シリコ
ン膜31を除去し、マイクロてこ10の触針の設計値に
より定まる所定の寸法のピット形成用の窓31bを形成
する((e)参照)。
【0024】次に、KOH溶液等のアルカリ溶液を用い
たウエット異方性エッチング法によってピット形成用の
窓31bから露出したシリコンウエハ30をエッチング
し、頂角θが70.6度となる四角錐形のピッチ30b
を形成した後((f)参照)、これを高温の酸素雰囲気
中にさらしてピッチ30bの内面に酸化シリコン膜31
aを形成する((g)参照)。
【0025】次に、リフトオフ法によって酸化シリコン
膜32の適当な領域にヒータ13(図2参照)となるニク
ロム層をパターニングした後、予め他のシリコンウエハ
35に堆積させておいた所定の寸法のパイレックスガラ
ズ板34を酸化シリコン膜31に陽極接合することによ
り、酸化シリコン膜で覆われた凹部30aを完全に塞く
((h)参照)。
【0026】以上の処理でマイクロてこ10の本体部が
完成するので、続いて、以下の処理をマイクロてこ10
の本体部に更に施すことにより、マイクロてこ10の触
針10bの先端に十字型の開口10cを形成する。即
ち、リソグラフィ法によって窒化シリコン膜31の不要
部分を除去した後、80℃に加熱された20wt%〜2
5wt%濃度のテトラメチルアンモニウムハイドロオキ
サイド(TMAH)水溶液に浸漬することによりシリコ
ンウエハの不要部分を除去する。最後に、これを85℃
に加熱された40wt%濃度のKOH溶液等のアルカリ
溶液に浸漬すると、他の部分よりも肉厚の小さな部分
(即ちピット30bの内面で形成された触針10bの先
端付近のエッジ部分)が除去されて、触針10bの先端
に十字型の開口10cを有するマイクロてこ11が完成
する((i)及び図2参照)。
【0027】以上で、本微細加工装置のマイクロてこ1
0の構造と形成方法とについての説明を終わり、以下、
図1により、本微細加工装置による固体Aの表面への流
体供給に関する処理について説明する。尚、以下に示す
各処理は、本微細加工装置全体を制御する情報処理装置
部15の指示に従って実行される処理である。
【0028】まず、固体Aの表面に流体を供給するに当
たって予め行っておくべき前処理(即ち、マイクロてこ
11の走査による固体Aの表面のAFM像の観察と、マ
イクロてこ11の空洞部11aへの流体Bの供給)につ
いて説明する。
【0029】さて、マイクロてこ11の走査による固体
Aの表面のAFM像の観察するためには、以下の処理を
行っておく。すなわち、サーボモータ21を駆動して、
3次元スキャナ20が固定された固定台22を水平面内
で移動させることにより、固体Aを加工ヘッド11に対
して適当な位置に位置付けてから、更にステッピングモ
ータ16を駆動して、マイクロてこ10が取付けられた
加工ヘッド11をコラム17に沿って移動させることに
より、マイクロてこ10の触針10bを固体Aの表面に
接触させる。このとき、情報処理装置15は、2分割フ
ォトダイオード19の出力(即ち、半導体レーザ発振装
置18から照射された後、マイクロてこ10の背面で反
射されたレーザ光Bの強度)から算出したマイクロてこ
10の撓み角に基づいて、固体Aの表面とマイクロてこ
10の触針10bとの接触を判断する。その後、情報処
理装置15は、3次元スキャナ20に印加する電圧を制
御する走査回路(不図示)を駆動して固体Aを水平面内
で移動させながら、2分割フォトダイオード19の出力
に基づいて算出されるマイクロてこ10の撓み角を、固
体Aの表面の凹凸情報として順次保持してゆく。尚、マ
イクロてこ10の走査中には、2分割フォトダイオード
19の出力から算出したマイクロてこ10の撓み角をフ
ィードバックすることにより、マイクロてこ10の触針
10bと固体Aの表面との接触圧を一定に保つことが望
ましい。そして、こうして得られる一連の凹凸情報に基
づいて再現される固体Aの表面のAFM像は、作業者が
観察できるように、映像表示装置(不図示)に表示され
る。
【0030】このようにして固体Aの表面のAFM像が
得られたら、固体Aの表面に供給すべき流体Bをマイク
ロてこ11の空洞部11aに蓄えるために、以下の処理
を行っておく。すなわち、サーボモータ21を駆動し
て、固定台22を水平面内で適当に移動させることによ
り、加工ヘッド11に対して適当な位置に貯蔵容器14
を位置付けた後、更にステッピングモータ16を駆動し
て、マイクロてこ10が取付けられた加工ヘッド11を
コラム17に沿って移動させることにより、貯蔵容器1
4に貯蔵された流体Bにマイクロてこ11の触針10b
を浸漬させる。その後、温度コントローラ12の制御に
よってヒータ13で空洞11a内部が冷却されると、そ
れに伴ってマイクロてこ11の触針10bの先端に形成
された開口10cから貯蔵容器14に貯蔵された流体が
吸引される。
【0031】以上で、前処理についての説明を終り、以
下、固体Aの表面に流体Bを供給する処理について説明
する。
【0032】まず、前処理に於いて得られた固体Aの表
面の凹凸情報に基づいて、サーボモータ21をステッピ
ングモータ16とを駆動することにより、マイクロてこ
10の触針10bを、固体Aの表面の流体Bを供給すべ
き位置に接触させる。尚、このときの固体Aの表面とマ
イクロてこ10の触針10bとの接触は、前処理の場合
と同様な方法によって判断される。その後、温度コント
ローラ12の制御によってヒータ13で空洞11aの内
部が加熱されると、マイクロてこ10の触針10bの先
端の開口10cから、空洞10aに蓄えられていた流体
Bが流出し始めて、適当量の流体Bが固体Aの表面の局
所的な領域に供給される。尚、このとき、固体Aの表面
との接触で開口10cの面積が拡大するように加工ヘッ
ド11を下降させれば、固体Aの表面の比較的広範囲な
領域に流体Bを効率的に供給させることができる。
【0033】以上で、本微細加工装置による固体Aの表
面への流体供給に関する処理についての説明を終る。
【0034】ここで、以上説明した構成により実現され
る本微細加工装置の機能を述べ、あわせて本微細加工装
置の適用が効果的とされる加工の具体例を挙げておく。
【0035】固体の表面形状に応じて柔軟に変形するA
FMのマイクロてこをマイクロピペットとして利用する
ことにより、触針で固体の表面を傷付けることなく、微
細な固体の表面の局所的な領域に流体を的確に供給する
ことが可能となった。従って、本微細加工装置を半導体
のエッチング処理に適用すれば(即ち、本微細加工装置
を用いてエッチング剤を半導体の表面に供給すれば)、
半導体の表面を傷付けることなく、目的とする領域のみ
を適切にエッチングすることが可能となる。尚、異なる
種類の流体を貯蔵した貯蔵容器を複数準備しておき、マ
イクロてこ11の空洞部11aに蓄えた流体を適宜交換
するようにすれば、半導体のエッチング処理とデポジシ
ョン処理を同一プロセスで実行することも可能である。
また、金属を溶解させるための熱を供給する熱源として
ヒータ13を利用すれば、本微細加工装置を微小な固体
の表面への半田付け等に適用することも可能である。
【0036】ところで、ここで述べた機能は、必ずし
も、図1を用いて説明した構成によってのみ実現可能と
いう訳ではない。例えば、図1のマイクロてこ10とは
構造が相違するマイクロてこ、例えば、図5に示すよう
なガラス管で作成したマイクロピペット10'を使用し
ても、これと同様な機能を実現することは充分可能であ
る。以下、図5に示したマイクロピペット10'を使用
する微細加工装置に適用した場合を例に挙げて、本発明
に係る第二の実施の形態について説明する。
【0037】まず、図5により、マイクロピペット1
0'の構造について説明しておく。
【0038】本マイクロピペット10'の本体部は、所
定の方向に向けられた先端に微細な開口10cを有する
ガラス管である。尚、本マイクロピペット10'の本体
部は、例えば、先端にかけて徐々に径が細くなるように
ガラス管を加工した後、更に、これの先端付近を約90
度曲げることにより容易に形成することができる。そし
て、マイクロピペット10'の本体部の外周面には、一
様にアルミニウムが蒸着してある(以下、アルミニウム
層10dと呼ぶ)。
【0039】次に、図6により、図5のマイクロピペッ
ト10'に適した微細加工装置の基本構成について説明
する。但し、ここでは、図1に示した微細加工装置の構
成とは相違する構成を中心に説明することとする。
【0040】本微細加工装置の加工ヘッド11の取付部
50の一方側には、流体Bの漏洩と異物の混入とを防止
するシール51a(本実施の形態では、ゴム製リング)を
介して、図5のマイクロピペット10'がボルト52a
で固定されており、取付部50の他方側には、流体Bの
漏洩と異物の混入とを防止するシール51b(本実施の
形態では、ゴム製リング)を介して、加工物Aの表面に
供給すべき流体Bが貯蔵された貯蔵タンク60につなが
るチューブ53がボルト52bで固定されている(図5
参照)。従って、貯蔵タンク60につながるチューブ5
3に取付けられたバルブ61が開放されると、必要量の
流体Bが取付部50の貫通穴50aを通過して加工物A
の表面に供給されるようになっている。即ち、本微細加
工装置においては、情報処理装置(図1の微細加工装置
の情報処理装置15に対応)は、固体Aの表面に供給す
る流体Bの量を調整するために、チューブ53に取付け
られたバルブ61の開度と開放タイミングを制御するこ
とになる。
【0041】また、チューブ53には、廃棄用の流体を
回収するトラップ62につながるチューブ63がコネク
タ64で連結してあり、貯蔵タンク60につながるチュ
ーブ53に取付けられたバルブ61が閉鎖されると共
に、トラップ62につながるチューブ63に取付けられ
たバルブ65が開放されると、真空ポンプ66の吸引に
より、加工物Aの表面の不要な流体と共に、マイクロピ
ペット10'の内部とチューブ53の内部とに残存して
いる流体が吸引、廃棄されるようになっている。尚、貯
蔵タンク60につながるチューブ53に取付けられたバ
ルブ61の開度と開放タイミングは、チューブ53に取
付けられたバルブ61の開度と開放タイミングと共に、
情報処理装置によって制御されている。
【0042】また、マイクロピペット10'をAFMの
マイクロてことして利用することができるように(即
ち、マイクロピペット10'の先端が固体Aの表面形状
にあわせて変位するように)、マイクロピペット10'が
取付けられた取付部50は、回転可能な状態で、加工ヘ
ッド11に取付けられている。従って、本実施の形態で
は、情報処理装置は、3次元スキャナ20に印加する電
圧を制御する走査回路(不図示)を駆動して固体Aを水
平面内で移動させながら、逐次検出されるマイクロピペ
ット10'の背面側のアルミニウム層10dとこれに相
対する位置に配置された電極74との間の静電容量の変
化に基づいて、固体Aの表面とマイクロピペット10'
の先端との接触に伴うマイクロピペット10'の変位量
を順次算出し、これを固体Aの表面の凹凸情報として順
次保持していく。
【0043】以上の構成により図1の微細加工装置と同
等な機能を実現することができる。
【0044】ところで、図5の微細加工装置は、更に、
以下に示すような構成も備えている。尚、以下に示す構
成は、図1に示した微細加工装置にも取り付け可能であ
る。
【0045】すなわち、本微細加工装置は、更に、マイ
クロピペット10と固体Aを収納する真空チャンバ67
を備えており、バルブ68が開放されると真空ポンプ6
9(ロータリーポンプ)により真空チャンバ67内部の
真空引きが行われるようになっている。従って、加工中
にマイクロピペット10と加工対象である固体Aを外気
から完全に隔離することができるので、有害な流体Bを
外気に放出することなく、且つ、固体Aの表面に供給さ
れる流体Bに要求される清浄度を保持することができ
る。尚、こうした目的を達成するためには、加工中に、
真空チャンバ67内部の真空度を約1.0×10-7tr
r程度に保てばよい。
【0046】また、本微細加工装置は、更に、加工中の
固体Aの表面を観察する走査型電子顕微鏡70(即ち、
固体Aの表面に向かって電子ビームを照射する電子銃7
0aと、電子銃70aが照射した電子ビームを集束させ
る電子レンズ70bと、電子ビームに励起されて固体A
の表面から放出される二次電子を検出する二次電子検出
器70c)を備えており、走査型電子顕微鏡70の二次
電子検出器70cで検出された二次電子量に基づいて再
生された固体Aの表面の像が表示装置(不図示)に表示さ
れるようになっている。即ち、本微細加工装置によれ
ば、走査型電子顕微鏡70で、固体Aの表面上の比較的
広い範囲の領域を効率的に観察することができる。この
ときマイクロプローブ10が観察の邪魔になるようであ
れば、ステッピングモータ(図1の微細加工装置のステ
ッピングモータ16に対応)を駆動して、マイクロプロ
ーブ10が取付けられた加工ヘッド11を移動させるこ
とより、マイクロプローブ10を退避させればよい。
尚、本実施の形態では、こうした目的のために走査型電
子顕微鏡70を使用しているが、真空チャンバ67内部
につくられる低真空度の環境においても良好な観察像を
得ることができる顕微鏡であれば、走査型電子顕微鏡7
以外の顕微鏡を使用しても構わない。但し、走査型電子
顕微鏡70を使用する場合には、電子銃66aから照射
される電子ビームを加工に利用できる可能性があるとい
う他の利点がある。
【0047】また、本微細加工装置は、更に、マイクロ
ピペット10'の先端部分(開口10c付近)のアルミ
ニウム層10dと固体Aを載置させたホルダ71との間
に電圧を印加する電源72を備えており、マイクロピペ
ット10'の先端から固体Aの表面に供給される流体B
に電流を流すことができるようになっている。その結果
として得られる効果は、使用している流体Bの材質によ
って相違するが、例えば、流体Bとして金めっき液を使
用した場合には、固体Aの表面に供給する際に金めっき
液が活性化される等の効果が得られる。また、これ以外
の流体Bを使用する場合には、加工の進行速度を促進さ
れる等の効果が得られることもある。
【0048】また、本微細加工装置は、更に、上記電源
72による電圧の印加で流体Bに流れる電流を測定する
電流計73を備えており、情報処理装置において電流計
73で検出された電流量に基づいて固体Aの表面に供給
された流体Bの量が算出されるようになっている。例え
ば、水素終端化したシリコンに金めっき液を供給する場
合等には、マイクロピペット10'の先端からとホルダ
67へ電流を流すことによって、加工の進行状態をリア
ルタイムに把握することができる。
【0049】
【実施例】以下、図2を参照しながら、図1に示した微
細加工装置に取付けられているマイクロてこの形成方法
を実施する場合の、好ましい加工条件の一例を示す。
【0050】(1)シリコンウエハ30の一部で形成さ
れることになるマイクロてこ10の保持部30c
((i)参照)の強度を考慮して、厚さ250μm程度
のシリコンウエハ30を基板として使用する。
【0051】(2)固体表面のAFM像の観察時におけ
るマイクロてこ10の弾性を考慮して、シリコンウエハ
30には厚さ400nm程度の窒化シリコン膜31を形
成する。
【0052】(3)半導体のエッチングに使用するので
あれば、斜辺5μmの触針を備えた、縦幅150μm、
横幅50μm程度のマイクロてこ10が好ましい。ま
た、使用するパイレックスガラス板34は、厚さ200
nm、縦幅170μm、横幅70μmの直方体のもので
あれば充分である。尚、このパイレックスガラス板34
を酸化シリコン膜31に陽極接合させるには、350
℃、印加電圧450v程度であればよい。
【0053】
【発明の効果】本発明に係る微細加工装置によれば、触
針で固体の表面を傷付けることなく、微細な固体の表面
の局所的な領域に流体を的確に供給することができる。
従って、本微細加工装置を半導体のエッチング処理また
はデポジション処理等に適用すれば(即ち、本微細加工
装置を用いてエッチング剤等を半導体の表面に供給すれ
ば)、半導体の表面の微細な領域を適切にエッチング処
理またはデポジション処理を施すことができるので、本
微細加最終製品である半導体製品の信頼性の向上が期待
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る微細加工装置の構
成を説明するための図である。
【図2】本発明の実施の一形態に係るマイクロてこの正
面図である。
【図3】本発明の実施の一形態に係るマイクロてこの構
造の他の一例を説明するための図である。
【図4】図1のマイクロてこを形成する方法を説明する
ための図である。
【図5】本発明の実施の一形態に係るマイクロピペット
の構造を説明するための図である。
【図6】本発明の実施の一形態に係る微細加工装置の構
成を説明するための図である。
【符号の説明】
10…マイクロてこ 10a…マイクロてこ10の空洞 10b…マイクロてこ10の触針 11…加工ヘッド 12…温度コントローラ 13…ヒータ 14…貯蔵容器 15…情報処理装置 16…サーボモータ 17…コラム 18…半導体レーザ発振装置 19…2分割フォトダイオード 20…3次元スキャナ 21…ステッピングモータ 22…固定台 30…シリコンウエハ 31、32…窒化シリコン膜 34…パイレックスガラアス板 10'…マイクロピペット 10d…マイクロピペット10'のアルミニウム層 50…取付部 51a、51b…シール(ゴム製リング) 52a、52b…ボルト 53…チューブ 60…貯蔵タンク 61…チューブ53に取付けられたバルブ 62…トラップ 63…チューブ 64…コネクタ 65…チューブ63に取付けられたバルブ 66…真空ポンプ 67…真空チャンバ 68…バルブ 69…真空ポンプ 70…走査型電子顕微鏡 71…ホルダ 72…電源 73…電流計 74…電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 美彦 東京都千代田区丸の内3丁目2番3号 株 式会社ニコン内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加工物の表面に加工を施す微細加工装置で
    あって、 前記加工物の表面を加工する流体を蓄える貯蔵部と、 前記加工物の表面に向かって前記流体を射出する開口が
    形成された加工部と、 前記加工部に形成された開口と前記貯蔵部との間に設け
    られた流体路と、 前記貯蔵部から前記流体路を介して前記加工部に形成さ
    れた開口に供給され、当該開口から前記加工物の表面に
    向かって射出される前記流体の流量を制御する流量制御
    手段とを備えることを特徴とする微細加工装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の微細加工装置であって、 前記加工部に形成された開口は、十字型の開口であるこ
    とを特徴とする微細加工装置。
  3. 【請求項3】導電性を有する前記流体を前記貯蔵部に蓄
    えた請求項1又は2記載の微細加工装置であって、 前記加工部に形成された開口から前記加工物の表面に向
    かって放出された流体の流路に電界を形成する電界形成
    手段を備えることを特徴とする微細加工装置。
  4. 【請求項4】導電性を有する前記流体を前記貯蔵部に蓄
    えた請求項1又は2記載の微細加工装置であって、 導電性を有する前記加工物の表面と、前記加工部に形成
    された開口との間に電圧を印加する印加手段と、 前記印加手段が印加する電圧によって前記加工部に形成
    された開口と前記加工物の表面との間に介在する前記流
    体を介して前記加工物に流れる電流を測定し、当該測定
    された電流の値に基づいて前記加工物の表面に供給され
    た流体の量を測定する流量測定手段とを備えることを特
    徴とする微細加工装置。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3又は4記載の微細加工装
    置であって、 前記加工物を前記加工部と共に収納する真空チャンバを
    備えることを特徴とする微細加工装置。
  6. 【請求項6】請求項1、2、3、4又は5記載の微細加
    工装置であって、 前記加工物の表面に電子ビームを照射する照射手段と、 前記照射手段が照射した電子ビームにより励起されて前
    記加工物の表面から放出される2次電子量を検出する検
    出手段と、 前記検出手段が検出した2次電子量に基づいて前記加工
    物の表面の像を再生する再生手段とを備えることを特徴
    とする微細加工装置。
  7. 【請求項7】請求項1、2、3、4、5又は6記載の微
    細加工装置であって、 前記加工部は、 前記開口が先端に形成された触針を有する可撓部材を備
    え、 当該微細加工装置は、 前記加工物の表面と前記触針の先端との接触に伴う前記
    可撓部材の撓み角を測定する測定手段と、 前記測定手段が測定した前記可撓部材の撓み角に応じて
    前記加工物の表面の形状データを算出する算出手段とを
    備えることを特徴とする微細加工装置。
  8. 【請求項8】請求項7記載の微細加工装置であって、 前記測定手段が算出した前記加工物の表面の形状データ
    に基づいて、前記開口が形成された前記触針の先端を前
    記加工物の表面の所定の位置に位置付けるように前記可
    撓部材の前記加工物に対する相対的な移動を制御する制
    御手段を備えることを特徴とする微細加工装置。
  9. 【請求項9】請求項1記載の微細加工装置であって、 前記加工部は、 前記開口が先端に形成された触針を有する可撓部材を備
    え、 当該微細加工装置は、 前記開口が形成された前記触針の先端を前記加工物の表
    面の所定の位置に位置付けるように前記可撓部材の前記
    加工物に対する相対的な移動を制御する制御手段を備え
    ることを特徴とする微細加工装置。
  10. 【請求項10】請求項1、2、3、4、5、6、7、8
    又は9記載の微細加工装置であって、 前記加工部に形成された開口と、排出口との間に設けら
    れた排出路と、 前記加工部に形成された開口から前記加工物の表面の流
    体を吸引し、当該吸引した流体を前記排出路を介して前
    記排出口から排出する排出手段とを備えることを特徴と
    する微細加工装置。
  11. 【請求項11】請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9又は10記載の微細加工装置であって、 前記流量制御手段は、前記加工物の表面に向かって放出
    すべき量の流体が前記流体が蓄えられた貯蔵部から前記
    流体路を介して前記加工部に形成された開口に供給され
    るように、前記流体が蓄えられた貯蔵部の内部の圧力を
    制御することを特徴とする微細加工装置。
  12. 【請求項12】請求項11記載の微細加工装置であっ
    て、 一以上の種類の流体を貯蔵する一以上の貯蔵容器を備
    え、 前記流量制御手段は、前記貯蔵容器に貯蔵された流体
    が、当該流体に浸漬された前記加工部に形成された開口
    から前記流体路を介して前記貯蔵部に供給されるよう
    に、前記貯蔵部の内部の圧力を制御することを特徴とす
    る微細加工装置。
  13. 【請求項13】請求項11または12記載の微細加工装
    置であって、 前記流量制御手段は、 前記流体が蓄えられた貯蔵部の内部の温度を調節するヒ
    ータと、 前記流体が蓄えられた貯蔵部の内部の圧力が当該貯蔵部
    の温度の変化に伴って調整されるように、前記ヒータを
    駆動するインバータとを備えることを特徴とする微細加
    工装置。
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