JPH09251387A - 割り込み要求優先順位決定回路 - Google Patents

割り込み要求優先順位決定回路

Info

Publication number
JPH09251387A
JPH09251387A JP6153696A JP6153696A JPH09251387A JP H09251387 A JPH09251387 A JP H09251387A JP 6153696 A JP6153696 A JP 6153696A JP 6153696 A JP6153696 A JP 6153696A JP H09251387 A JPH09251387 A JP H09251387A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
priority
interrupt
interrupt request
inter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6153696A
Other languages
English (en)
Inventor
Motoshi Kitao
元志 北尾
Makoto Fujiwara
誠 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP6153696A priority Critical patent/JPH09251387A/ja
Publication of JPH09251387A publication Critical patent/JPH09251387A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路規模を小さくし、優先順位の変更を容易
にすること。 【解決手段】 複数の割り込み要求のそれぞれが発生し
たか否かを示す複数の割り込み要求信号を格納する割り
込み要求レジスタ11と、その複数の割り込み要求信号
とグループ間優先順位に従って、発生した割り込み要求
に対応するグループのうち最も高い優先順位を有するグ
ループの1つを決定するグループ間優先順位決定回路1
3と、その複数の割り込み要求信号とグループ内優先順
位に従って、その複数のグループのそれぞれにおいて、
発生した割り込み要求のうち最も高い優先順位を有する
割り込み要求の1つを決定するグループ内優先順位決定
回路12と、グループ間優先順位決定回路13によって
決定されたグループと、グループ内優先順位決定回路1
2によって決定された割り込み要求とに基づいて、その
複数の割り込み要求のうち最も高い優先順位を有する割
り込み要求の1つを決定する最終優先順位決定回路14
とを備えている割り込み要求優先順位決定回路。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の割り込み要
求が同時に発生した場合に多重割り込み処理を実行する
マイクロコンピュータにおいて、複数の割り込み要求の
うち最も高い優先順位を有する割り込み要求の1つを決
定する割り込み要求優先順位決定回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の集積回路の製造技術の進歩によ
り、シングルチップマイクロコンピュ一夕の高性能化も
著しく、タイマー、カウンタ、A/Dコンバータ、シリ
アルコミニュケーション等の周辺機能も、ますます高性
能化、高機能化している。このため、シングルチップマ
イクロコンピュータは、上述したような周辺機能からの
種々の処理要求が同時に発生した場合に効率的に処理が
できることが望まれており、その必要性が高くなってき
ている。
【0003】優先順位に従って割り込み要求を処理する
従来の回路としては、例えば、特開昭59−21856
1号公報、特開平2−202634号公報、特開平4−
128934号公報に示される回路がある。これらの回
路では、割り込み要求の1つ1つに優先順位を割り当
て、割り当てた優先順位をもとに優先順位の高い割り込
み処理をデコーダ等の論理回路により順次処理すること
により、多重割り込み処理の効率化を図っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】同時に複数の割り込み
が発生することに対応するためには、上述した公開特許
公報に示されるように、割り込み要求の優先順位を変更
するための回路を内蔵させればよい。しかし、割り込み
要求の優先順位は複数のビットデータで指定されるため
に、割り込み要求の数が増加するにつれて割り込み要求
の優先順位の判定を行う回路の規模が大きくなる。
【0005】近年のシングルチップマイクロコンピュー
タでは、割り込み要求の数が20〜30個になるものも
ある。上述した公開特許公報に示される従来の技術によ
れば、割り込み要求の数が増加するにつれて割り込み要
求の優先順位を変更する回路の規模は無視できない程大
きなものとなってしまう。
【0006】例えば、特開平2−202634号公報に
示される従来の技術によれば、優先順位を設定すべき割
り込み要求の数が2倍になればその優先順位を変更する
回路の規模は2倍以上となる。
【0007】また、特開平4−128934号公報に示
される従来の技術によれば、優先順位を設定すべき割り
込み要求の数が2倍になればその優先順位を変更する回
路の規模は2の2乗になってしまうことがわかる。
【0008】また、特開昭59−218561号公報に
示される従来の技術によれば、優先順位を変更する回路
がデコーダにより構成されている点から考えて、優先順
位を設定すべき割り込み要求の数が2倍になればその回
路の規模は2倍以上になると考えられる。
【0009】このように優先順位を持たせて多重割り込
み処理を行う場合に、割り込み要求の数の増加による回
路規模の増大化の問題を解決する必要がある。
【0010】また、ソフトウェア開発時においても、割
り込み要求の数の増加により優先順位変更の際に設定を
間違う可能性が増加することがあげられる。
【0011】シングルチップマイクロコンピュータに内
蔵される周辺機能の増加に伴い、割り込み要求の数も増
加の傾向にある。このような割り込み要求の中には、個
々の機能ブロックの詳細な情報をマイクロプロセッサに
知らせる役割を果たすものもある。このような割り込み
要求には他の割り込み要求と異なる優先順位を設定する
必要がない。例えば、シリアルコミニュケションを処理
する機能ブロックからは、通常、受信終了、受信エラ
ー、送信終了等の割り込み要求が出力される。この場
合、受信終了と受信エラーとは、いずれも、その機能ブ
ロックの詳細な情報をマイクロプロセッサーに知らせる
役割を果たすものであり、受信終了の優先順位と受信エ
ラーの優先順位とを区別する必要はない。このように、
複数の割り込み要求のすべてに対して異なる優先順位を
設定する必要は必ずしもない。
【0012】本発明は、このような状況に鑑み、複数の
割り込み要求をグループ化し、グループ間の優先順位と
グループ内の優先順位とを併用することにより、回路規
模が小さく、かつ、優先順位の変更が容易な、割り込み
要求優先順位決定回路を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の要求優先順位決
定回路は、複数の割り込み要求のうち最も高い優先順位
を有する割り込み要求の1つを決定する割り込み要求優
先順位決定回路であって、該複数の割り込み要求は複数
のグループに分類され、該複数のグループのそれぞれに
はグループ間優先順位が予め設定され、同一のグループ
に分類される割り込み要求のそれぞれにはグループ内優
先順位が予め設定され、該割り込み要求優先順位決定回
路は、該複数の割り込み要求のそれぞれが発生したか否
かを示す複数の割り込み要求信号を格納する格納手段
と、該複数の割り込み要求信号と該グループ間優先順位
に従って、発生した割り込み要求に対応するグループの
うち最も高い優先順位を有するグループの1つを決定す
るグループ間優先順位決定手段と、該複数の割り込み要
求信号と該グループ内優先順位に従って、該複数のグル
ープのそれぞれにおいて、発生した割り込み要求のうち
最も高い優先順位を有する割り込み要求の1つを決定す
るグループ内優先順位決定手段と、該グループ間優先順
位決定手段によって決定されたグループと、該グループ
内優先順位決定手段によって決定された割り込み要求と
に基づいて、該複数の割り込み要求のうち最も高い優先
順位を有する割り込み要求の1つを決定する最終優先順
位決定手段とを備えており、これにより上記目的が達成
される。
【0014】前記割り込み要求優先順位決定回路は、前
記最終優先順位決定手段によって決定された割り込み要
求に基づいて、割り込みベクターを出力する割り込みベ
クター出力手段をさらに備えていてもよい。
【0015】前記グループ間優先順位決定手段は、前記
複数のグループのそれぞれに予め設定された前記グルー
プ間優先順位を変更する変更手段をさらに備えていても
よい。
【0016】前記グループ内優先順位決定手段は、前記
複数の割り込み要求のうち少なくとも1つの割り込み要
求が発生したか否かを検出する検出手段をさらに備えて
いてもよい。
【0017】前記最終優先順位決定手段は、割り込みア
クノリッジ信号に応答して、前記複数の割り込み要求の
うち最も高い優先順位を有する割り込み要求の1つを決
定してもよい。
【0018】前記グループ間優先順位決定手段は、発生
した割り込み要求に対応するグループに予め設定されて
いるグループ間優先順位のうち最も高いグループ間優先
順位を決定する最上位優先順位決定手段と、該最上位優
先順位決定手段によって決定されたグループ間優先順位
と同一のグループ間優先順位を有する少なくとも1つの
グループを決定する最上位グループ決定手段と、該最上
位グループ決定手段によって決定された少なくとも1つ
のグループのうち1つのグループを選択する最終グルー
プ選択手段とを備えていてもよい。
【0019】前記グループ間優先順位決定手段は、前記
最上位優先順位決定手段によって決定された優先順位
と、マイクロプロセッサが受付可能である優先順位とを
比較する優先順位比較手段とをさらに備えていてもよ
い。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0021】一般に、マイクロコンピュータによってプ
ログラムが実行されている間に、割り込み要求がしばし
ば発生する。特に、複数の割り込み要求(例えば、外部
割り込み要求、タイマ割り込み要求、A/D割り込み要
求など)が同時に発生することもしばしばである。複数
の割り込み要求が同時に発生した場合、マイクロコンピ
ュータは、どの割り込み要求を優先的に処理するかを決
定する必要がある。
【0022】図1は、本発明による割り込み要求優先順
位決定回路の概略構成を示す。割り込み要求優先順位決
定回路は、マイクロコンピュータに内蔵され、複数の割
り込み要求のうちどの割り込み要求を優先的に処理すべ
きかを決定する。
【0023】複数の割り込み要求は複数のグループに分
類されている。その複数のグループのそれぞれにはグル
ープ間優先順位が予め設定される。グループ間優先順位
は、複数のグループのうちどのグループに属する割り込
み要求を優先的に処理すべきかを規定する。
【0024】同一のグループに分類される割り込み要求
のそれぞれにはグループ内優先順位が予め設定される。
グループ内優先順位は、複数のグループのそれぞれにお
いて、どの割り込み要求を優先的に処理すべきかを規定
する。
【0025】以下、割り込み要求優先順位決定回路の動
作を説明する。
【0026】割り込み要求レジスタ11には、複数の割
り込み要求信号が入力され、格納される。複数の割り込
み要求信号は、対応する割り込み要求が発生したか否か
を示す。割り込み要求レジスタ11に格納された複数の
割り込み要求信号は、グループ内優先順位決定回路12
とグループ間優先順位決定回路13とに供給される。
【0027】グループ内優先順位決定回路12は、割り
込み要求レジスタ11から複数の割り込み要求信号を受
け取る。グループ内優先順位決定回路12は、複数の割
り込み要求信号と予め設定されたグループ内優先順位と
に従って、複数のグループのそれぞれにおいて、発生し
た割り込み要求のうち最も高い優先順位を有する割り込
み要求の1つを決定する。グループ内優先順位決定回路
12によって決定された割り込み要求を示す情報が最終
優先順位決定回路14に出力される。
【0028】グループ間優先順位決定回路13は、割り
込み要求レジスタ11から複数の割り込み要求信号を受
け取る。グループ間優先順位決定回路13は、複数の割
り込み要求信号と予め設定されたグループ間優先順位と
に従って、発生した割り込み要求に対応するグループの
うち最も高い優先順位を有するグループの1つを決定す
る。グループ間優先順位決定回路13によって決定され
たグループを示す情報が最終優先順位決定回路14に出
力される。
【0029】最終優先順位決定回路14は、グループ間
優先順位決定回路13によって決定されたグループと、
グループ内優先順位決定回路12によって決定された割
り込み要求とに基づいて、複数の割り込み要求のうち最
も高い優先順位を有する割り込み要求の1つを決定す
る。最終優先順位決定回路14によって決定された割り
込み要求を示す情報がベクター出力回路15に出力され
る。
【0030】ベクター出力回路15は、最終優先順位決
定回路14の出力に基づいて、割り込み要求に対応する
ベクターをマイクロプロセッサーに出力する。
【0031】図2は、上述した割り込み要求優先順位決
定回路の動作をフローチャートの形式で示したものであ
る。
【0032】(実施の形態1)図3は、本発明による割
り込み要求優先順位決定回路1の詳細な構成を示す。な
お、図1に示す構成要素と同一の構成要素には同一の番
号を付している。
【0033】図3に示す例では、割り込み要求優先順位
決定回路1には16個の割り込み要求信号が入力され
る。このような割り込み要求信号は、シングルチップマ
イクロコンピュータに内蔵されている周辺機能によって
生成される。割り込み要求信号は、通常、割り込み要因
ごとに生成される。16個の割り込み要求信号をINT
0〜INT15と表す。16個の割り込み要求信号IN
T0〜INT15は、割り込み要求レジスタ11に入力
され、そこに格納される。本発明は、割り込み要求信号
の数には限定されない。任意の数の割り込み要求信号に
対して本発明を適用することができる。
【0034】また、図3に示す例では、16個の割り込
み要求信号INT0〜INT15は、グループAからグ
ループDの4つのグループに分類されている。割り込み
要求信号INT0〜INT3はグループAに分類され
る。割り込み要求信号INT4〜INT7はグループB
に分類される。割り込み要求信号INT8〜INT11
はグループCに分類される。割り込み要求信号INT1
2〜INT15はグループDに分類される。本発明は、
グループの数には限定されない。任意の数のグループに
分類された割り込み要求信号に対して本発明を適用する
ことができる。
【0035】グループAからグループDには、グループ
間優先順位として値”1”、”3”、”2”、”2”が
それぞれ予め設定されている。この例では、グループ間
優先順位の値が大きいほど優先順位が高いと仮定する。
異なるグループに同一の値を有するグループ間優先順位
を予め設定することも可能である。これらのグループ間
優先順位は、後述される優先順位設定レジスタ32に格
納される。グループ間優先順位は、優先順位設定レジス
タ32に格納される値を変更することにより変更するこ
とが可能である。典型的には、グループ間優先順位は、
正の整数によって表現される。
【0036】グループAに分類される割り込み要求信号
INT0〜INT3のそれぞれには、グループ内優先順
位が予め設定されている。グループ内優先順位は、ハー
ドウェアで固定されたものであり変更はできない。
【0037】図3に示す例では、グループAにおけるグ
ループ内優先順位の大きさは、(最低)INT0<IN
T1<INT2<INT3(最高)という関係を満た
す。同様にして、グループBにおけるグループ内優先順
位の大きさは、(最低)INT4<INT5<INT6
<INT7(最高)という関係を満たす。グループCに
おけるグループ内優先順位の大きさは、(最低)INT
8<INT9<INT10<INT11(最高)という
関係を満たす。グループDにおけるグループ内優先順位
の大きさは、(最低)INT12<INT13<INT
14<INT15(最高)という関係を満たす。
【0038】以下、割り込み要求レジスタ11に格納さ
れる割り込み要求信号INT0〜INT15の値が”1
001/0000/0100/0100”であると仮定
する。この場合、グループAの割り込み要求信号INT
0〜INT3の値は、それぞれ”1”、”0”、”
0”、”1”であり、グループBの割り込み要求信号I
NT4〜INT7の値は、それぞれ”0”、”0”、”
0”、”0”であり、グループCの割り込み要求信号I
NT8〜INT11の値は、それぞれ”0”、”
1”、”0”、”0”であり、グループDの割り込み要
求信号INT12〜INT15の値は、それぞれ”
0”、”1”、”0”、”0”である。割り込み要求信
号の値が”1”であることは、対応する割り込み要求が
発生したことを示す。割り込み要求信号の値が”0”で
あることは、対応する割り込み要求が発生していないこ
とを示す。このような割り込み要求信号の値は、割り込
み要求優先順位決定回路1がアクティブ状態となった時
に割り込み要求レジスタ11に設定される。
【0039】割り込み要求レジスタ11に格納される割
り込み要求信号INT0〜INT15は、グループ内優
先順位決定回路12とグループ間優先順位決定回路13
とに入力される。
【0040】グループ間優先順位決定回路13は、優先
順位設定レジスタ32と最上位優先順位決定回路33と
最上位グループ決定回路34と最終グループ選択回路3
5とを含んでいる。
【0041】割り込み要求信号INT0〜INT15
は、優先順位設定レジスタ32に入力される。上述した
ように、優先順位設定レジスタ32にはグループ間優先
順位として”1”(グループA)、”3”(グループ
B)、”2”(グループC)、”2”(グループD)が
予め格納されている。優先順位設定レジスタ32は、グ
ループAからグループDのそれぞれが値”1”を有する
割り込み要求信号を含んでいるか否かを判定する。ある
グループが値”1”を有する割り込み要求信号を含んで
いると判定された場合には、優先順位設定レジスタ32
に格納されているそのグループに対応するグループ間優
先順位の値が有効となる。この場合、優先順位設定レジ
スタ32は、そのグループに対応する有効なグループ間
優先順位を出力する。あるグループが値”1”を有する
割り込み要求信号を含んでいないと判定された場合に
は、優先順位設定レジスタ32に格納されているそのグ
ループに対応するグループ間優先順位の値は無効状態と
なる。この場合、優先順位設定レジスタ32は、値”
0”を出力する。
【0042】例えば、割り込み要求信号INT0〜IN
T15の値が”1001/0000/0100/010
0”である場合には、優先順位設定レジスタ32は、グ
ループA〜Dに対応する出力D1〜D4として、値”
1”、”0”、”2”、”2”をそれぞれ出力する。優
先順位設定レジスタ32からの出力D1〜D4は、最上
位優先順位決定回路33と最上位グループ決定回路34
とに入力される。
【0043】最上位優先順位決定回路33は、優先順位
設定レジスタ32からの出力D1〜D4のうち最も大き
い値を決定し、その値を出力Eとして最上位グループ決
定回路34に出力する。例えば、出力D1〜D4の値が
それぞれ”1”、”0”、”2”、”2”である場合に
は、最上位優先順位決定回路33は、出力Eとして値”
2”を最上位グループ決定回路34に出力する。
【0044】最上位グループ決定回路34は、最上位優
先順位決定回路33からの出力Eの値と、優先順位設定
レジスタ32からの出力D1〜D4の値とを比較する。
出力Eの値と出力Diの値とが一致した場合には、最上
位グループ決定回路34は、出力Fiとして値”1”を
最終グループ選択回路35に出力する。出力Eの値と出
力Diの値とが一致しない場合には、最上位グループ決
定回路34は、出力Fiとして値”0”を最終グループ
選択回路35に出力する。ここで、i=1、2、3、4
である。例えば、上述した例では、最上位グループ決定
回路34は、グループA〜Dに対応する出力F1〜F4
として、値”0”、”0”、”1”、”1”をそれぞれ
出力する。このことは、値”1”を有する割り込み要求
信号を含むグループのうち最も高い優先順位を有するグ
ループとして、グループCとグループDとが選択された
ことを意味する。
【0045】最終グループ選択回路35は、値”1”を
有する出力Fiに対応する少なくとも1つのグループの
うち1つのグループを選択し、選択されたグループに対
応して値”1”を出力し、選択されなかったグループに
対応して値”0”を出力する。このような選択は、グル
ープ間優先順位が同一であった場合に、どのグループを
優先的に処理すべきかを示す優先順位をグループA〜D
に予め設定しておくことにより、達成される。例えば、
グループ間優先順位が同一であった場合におけるそのよ
うな優先順位の大きさは、(最低)グループA<グルー
プB<グループC<グループD(最高)という関係を満
たす。このような優先順位は、ハードウェアで固定され
たものであり変更はできない。例えば、上述した例で
は、最終グループ選択回路35は、グループA〜Dに対
応する出力N1〜N4として、値”0”、”0”、”
0”、”1”をそれぞれ出力する。このことは、最上位
グループ決定回路34によって決定されたグループCと
グループDのうちグループDが選択されたことを意味す
る。
【0046】グループ内優先順位決定回路は、グループ
内選択回路37と割り込み要求検出回路36とを含んで
いる。
【0047】グループ内選択回路37は、グループAか
らグループDのそれぞれにおいて、値”1”を有する割
り込み要求信号のうちグループ内優先順位が最も高い割
り込む要求信号を選択する。選択された結果は、グルー
プA〜Dに対応する出力G1〜G4として受け付け割り
込みラッチ回路38に供給される。例えば、各グループ
において上述したようなグループ内優先順位が割り込み
要求信号に予め設定されていると仮定する。この場合、
割り込み要求信号INT0〜INT15の値が”100
1/0000/0100/0100”であるとすると、
グループAでは割り込み要求信号INT3が選択され
る。グループAにおいて、値”1”を有する割り込み要
求信号は割り込み要求信号INT0とINT3であり、
割り込み要求信号INT3のグループ内優先順位は、割
り込み要求信号INT0のグループ内優先順位よりも大
きいからである。同様にして、グループCでは割り込み
要求信号INT9が選択され、グループDでは割り込み
要求信号INT13が選択される。グループBでは、い
ずれの割り込み要求信号も選択されない。グループBに
おいて、値”1”を有する割り込み要求信号は存在しな
いからである。その結果、グループ内選択回路37は、
出力G1〜G4として値”0001/0000/010
0/0100”を出力する。
【0048】グループ内選択回路37からの出力G1〜
G4は、割り込み要求検出回路36にも供給される。割
り込み要求検出回路36は、出力G1〜G4の論理和を
計算し、その結果を割り込み検出信号Cとして出力す
る。割り込み検出信号Cの値が”1”であることは、割
り込み要求信号INT0〜INT15のうちいずれかの
値が”1”であることを意味する。割り込み検出信号C
の値が”0”であることは、割り込み要求信号INT0
〜INT15のすべての値が”0”であることを意味す
る。このようにして、割り込み検出信号Cの値が”1”
であるか否かを判定することにより、割り込み要求が発
生したか否かを判定することができる。割り込み検出信
号Cは、マイクロプロセッサ(図示せず)に出力され
る。
【0049】マイクロプロセッサは、割り込み検出信号
Cに応答して割り込みを受け付ける。マイクロプロセッ
サは、割り込みを受け付けると、割り込みアクノリッジ
信号Hを割り込み要求優先順位決定回路1に返す。割り
込みアクノリッジ信号Hは、受け付け割り込みラッチ回
路38に入力される。受け付け割り込みラッチ回路38
は、図1に示す最終優先順位決定回路14に相当する回
路である。
【0050】受け付け割り込みラッチ回路38は、グル
ープ内選択回路37からの出力G1〜G4と最終グルー
プ選択回路35からの出力N1〜N4とに応じて、最も
高い優先順位を有する1つの割り込み要求信号をラッチ
する。例えば、出力G1〜G4の値が”0001/00
00/0100/0100”であり、出力N1〜N4の
値が”0001”である場合には、受け付け割り込みラ
ッチ回路38は、最も高い優先順位を有する1つの割り
込み要求信号として、割り込み要求信号INT13のみ
をラッチする。
【0051】受け付け割り込みラッチ回路38は、割り
込み要求信号の数と同じ数のビットを有するラッチ回路
である。例えば、16個の割り込み要求信号が割り込み
要求レジスタ11に入力される場合には、受け付け割り
込みラッチ回路38は、16ビットのラッチ回路により
構成される。受け付け割り込みラッチ回路38は、割り
込みアクノリッジ信号Hに応答して、受け付けた割り込
み要求に対応するビットである13ビットのみをセット
し、その他のビットをクリアする。
【0052】受け付け割り込みラッチ回路38は、最も
高い優先順位を有する割り込み要求信号に対応する信号
Kをベクター出力回路15に出力する。例えば、上述し
た例では、値”0000/0000/0000/010
0”を有する信号Kがベクター出力回路15に出力され
る。
【0053】ベクター出力回路15は、信号Kに基づい
て、受け付けた割り込み要求に対応するベクターMをマ
イクロプロセッサに出力する。マイクロプロセッサは、
ベクターMを受け取ると、そのベクターMにより指定さ
れる割り込み処理ルーチンへ制御を移行する。
【0054】このように、本発明の割り込み要求優先順
位決定回路1によれば、グループ間優先順位とグループ
内優先順位とを併用することにより、回路規模を小さく
することができる。また、優先順位設定レジスタによ
り、制御プログラムの状況に合わせて各割り込みグルー
プの優先順位を容易に変更することができる。その結
果、ソフト的な処理が不要となる。
【0055】(実施の形態2)図4は、本発明による割
り込み要求優先順位決定回路2の詳細な構成を示す。図
4において、図3に示す構成要素と同一の構成要素には
同一の番号を付し、その説明を省略する。
【0056】割り込み要求優先順位決定回路2は、図3
に示す構成要素に加えて、受け付け可能優先順位決定レ
ジスタ48と優先順位比較回路49とを有している。受
け付け可能優先順位決定レジスタ48と優先順位比較回
路49とは、グループ間優先順位決定回路13に含まれ
る。
【0057】受け付け可能優先順位決定レジスタ48に
は、その時点でマイクロプロセッサが受け付け可能であ
るグループ間優先順位の最大値Pが格納される。
【0058】優先順位比較回路49は、最上位優先順位
決定回路43から出力される値Eと受け付け可能優先順
位決定レジスタ48に格納される値Pとを比較する。値
Eが値P以上である場合には、優先順位比較回路49
は、値”1”を有する割り込みイネーブル信号Qを出力
する。それ以外の場合には、優先順位比較回路49は、
値”0”を有する割り込みイネーブル信号Qを出力す
る。割り込みイネーブル信号Qは、割り込み要求検出回
路46に供給される。
【0059】割り込み要求検出回路46は、出力G1〜
G4の論理和を計算し、その出力G1〜G4の論理和と
割り込みイネーブル信号Qとの論理積を計算し、その結
果を割り込み検出信号Cとして出力する。割り込み検出
信号Cの値が”1”であることは、割り込み要求信号I
NT0〜INT15のうちいずれかの値が”1”であ
り、かつ、最上位優先順位決定回路43によって決定さ
れた最も高いグループ間優先順位(E)がマイクロプロ
セッサにより受け付け可能であるグループ間優先順位
(P)に等しいか高いことを意味する。
【0060】このように、マイクロプロセッサにより受
け付け可能な優先順位に等しいか高い優先順位を有する
割り込み要求が発生した場合には、割り込み要求検出回
路46から活性化状態の割り込み検出信号Cが出力され
る。マイクロプロセッサにより受け付け可能な優先順位
より低い優先順位を有する割り込み要求が発生した場合
には、割り込み要求検出回路46から非活性化状態の割
り込み検出信号Cが出力される。これにより、マイクロ
プロセッサは、所望のレベルの優先順位を有する割り込
み要求のみを選択的に受け付けることが可能となる。
【0061】本発明の割り込み要求優先順位決定回路2
によれば、マイクロプロセッサにより受け付け可能な最
も高い優先順位を有する割り込み要求を処理することが
できる。また、受け付け可能優先順位設定レジスタによ
り、マイクロプロセッサにより受け付け可能な優先順位
を容易に変更することができる。その結果、ソフト的な
処理を軽減することができる。
【0062】
【発明の効果】本発明によれば、複数の割り込み要求が
同時に発生した場合に多重割り込み処理を実行するマイ
クロコンピュータにおいて、回路規模が小さく、かつ、
優先順位の変更が容易な、割り込み要求優先順位決定回
路を提供することができる。また、複雑なプログラム処
理が少なくてすむことから割り込み処理プログラムを簡
単化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による割り込み要求優先順位決定回路の
概略構成を示す図である。
【図2】本発明による割り込み要求優先順位決定回路の
動作を示すフローチャートである。
【図3】本発明による割り込み要求優先順位決定回路1
の詳細な構成を示す図である。
【図4】本発明による割り込み要求優先順位決定回路2
の詳細な構成を示す図である。
【符号の説明】
1 割り込み要求優先順位決定回路 2 割り込み要求優先順位決定回路 11 割り込み要求レジスタ 12 グループ内優先順位決定回路 13 グループ間優先順位決定回路 14 最終優先順位決定回路 15 ベクター出力回路 32 優先順位設定レジスタ 33 最上位優先順位決定回路 34 最上位グループ決定回路 35 最終グループ選択回路 36 割り込み要求検出回路 37 グループ内選択回路 38 受け付け割り込みラッチ回路 43 最上位優先順位決定回路 46 割り込み要求検出回路 48 受け付け可能優先順位設定レジスタ 49 優先順位比較回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の割り込み要求のうち最も高い優先
    順位を有する割り込み要求の1つを決定する割り込み要
    求優先順位決定回路であって、 該複数の割り込み要求は複数のグループに分類され、該
    複数のグループのそれぞれにはグループ間優先順位が予
    め設定され、同一のグループに分類される割り込み要求
    のそれぞれにはグループ内優先順位が予め設定され、 該割り込み要求優先順位決定回路は、 該複数の割り込み要求のそれぞれが発生したか否かを示
    す複数の割り込み要求信号を格納する格納手段と、 該複数の割り込み要求信号と該グループ間優先順位に従
    って、発生した割り込み要求に対応するグループのうち
    最も高い優先順位を有するグループの1つを決定するグ
    ループ間優先順位決定手段と、 該複数の割り込み要求信号と該グループ内優先順位に従
    って、該複数のグループのそれぞれにおいて、発生した
    割り込み要求のうち最も高い優先順位を有する割り込み
    要求の1つを決定するグループ内優先順位決定手段と、 該グループ間優先順位決定手段によって決定されたグル
    ープと、該グループ内優先順位決定手段によって決定さ
    れた割り込み要求とに基づいて、該複数の割り込み要求
    のうち最も高い優先順位を有する割り込み要求の1つを
    決定する最終優先順位決定手段とを備えている、割り込
    み要求優先順位決定回路。
  2. 【請求項2】 前記割り込み要求優先順位決定回路は、
    前記最終優先順位決定手段によって決定された割り込み
    要求に基づいて、割り込みベクターを出力する割り込み
    ベクター出力手段をさらに備えている、請求項1に記載
    の割り込み要求優先順位決定回路。
  3. 【請求項3】 前記グループ間優先順位決定手段は、前
    記複数のグループのそれぞれに予め設定された前記グル
    ープ間優先順位を変更する変更手段をさらに備えてい
    る、請求項1に記載の割り込み要求優先順位決定回路。
  4. 【請求項4】 前記グループ内優先順位決定手段は、前
    記複数の割り込み要求のうち少なくとも1つの割り込み
    要求が発生したか否かを検出する検出手段をさらに備え
    ている、請求項1に記載の割り込み要求優先順位決定回
    路。
  5. 【請求項5】 前記最終優先順位決定手段は、割り込み
    アクノリッジ信号に応答して、前記複数の割り込み要求
    のうち最も高い優先順位を有する割り込み要求の1つを
    決定する、請求項1に記載の割り込み要求優先順位決定
    回路。
  6. 【請求項6】 前記グループ間優先順位決定手段は、 発生した割り込み要求に対応するグループに予め設定さ
    れているグループ間優先順位のうち最も高いグループ間
    優先順位を決定する最上位優先順位決定手段と、 該最上位優先順位決定手段によって決定されたグループ
    間優先順位と同一のグループ間優先順位を有する少なく
    とも1つのグループを決定する最上位グループ決定手段
    と、 該最上位グループ決定手段によって決定された少なくと
    も1つのグループのうち1つのグループを選択する最終
    グループ選択手段とを備えている、請求項1に記載の割
    り込み要求優先順位決定回路。
  7. 【請求項7】 前記グループ間優先順位決定手段は、前
    記最上位優先順位決定手段によって決定された優先順位
    と、マイクロプロセッサが受付可能である優先順位とを
    比較する優先順位比較手段とをさらに備えている、請求
    項6に記載の割り込み要求優先順位決定回路。
JP6153696A 1996-03-18 1996-03-18 割り込み要求優先順位決定回路 Withdrawn JPH09251387A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6153696A JPH09251387A (ja) 1996-03-18 1996-03-18 割り込み要求優先順位決定回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6153696A JPH09251387A (ja) 1996-03-18 1996-03-18 割り込み要求優先順位決定回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09251387A true JPH09251387A (ja) 1997-09-22

Family

ID=13173938

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6153696A Withdrawn JPH09251387A (ja) 1996-03-18 1996-03-18 割り込み要求優先順位決定回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09251387A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002055830A (ja) * 2000-05-29 2002-02-20 Seiko Epson Corp 割込信号生成装置及び割込信号の生成方法
JP2007196475A (ja) * 2006-01-25 2007-08-09 Kyocera Mita Corp 印刷制御装置および印刷制御プログラム
JP2009169790A (ja) * 2008-01-18 2009-07-30 Nec Electronics Corp タスク制御装置、及びタスク制御方法
US7606958B2 (en) 2003-06-20 2009-10-20 Fujitsu Limited Interrupt control method, interrupt control apparatus and interrupt control medium
JP2010016981A (ja) * 2008-07-03 2010-01-21 Toyota Motor Corp 電動機制御装置、制御方法
JP2010033590A (ja) * 2000-05-29 2010-02-12 Seiko Epson Corp 割込信号生成装置及び割込信号の生成方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002055830A (ja) * 2000-05-29 2002-02-20 Seiko Epson Corp 割込信号生成装置及び割込信号の生成方法
KR100655985B1 (ko) * 2000-05-29 2006-12-08 세이코 엡슨 가부시키가이샤 인터럽트 신호 생성 장치 및 인터럽트 신호 생성 방법
JP2010033590A (ja) * 2000-05-29 2010-02-12 Seiko Epson Corp 割込信号生成装置及び割込信号の生成方法
US7606958B2 (en) 2003-06-20 2009-10-20 Fujitsu Limited Interrupt control method, interrupt control apparatus and interrupt control medium
JP2007196475A (ja) * 2006-01-25 2007-08-09 Kyocera Mita Corp 印刷制御装置および印刷制御プログラム
JP2009169790A (ja) * 2008-01-18 2009-07-30 Nec Electronics Corp タスク制御装置、及びタスク制御方法
JP2010016981A (ja) * 2008-07-03 2010-01-21 Toyota Motor Corp 電動機制御装置、制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5083261A (en) Dynamically alterable interrupt priority circuit
US6081867A (en) Software configurable technique for prioritizing interrupts in a microprocessor-based system
US4274138A (en) Stored program control system with switching between instruction word systems
US6141713A (en) Bus arbitrator with a hierarchical control structure
EP1192533A1 (en) Register transfer unit for electronic processor
JPH04223511A (ja) マイクロコンピュ−タ
JP3638271B2 (ja) 情報処理装置
JPH04211855A (ja) データ処理システムにおける通信バス制御装置およびバス制御方法
JPH09251387A (ja) 割り込み要求優先順位決定回路
US20030037227A1 (en) Processor enabling exception handling to be set by program
JPH01214939A (ja) シングルチップマイクロコンピュータ
JP3105554B2 (ja) 割込みコントローラ
US20030023799A1 (en) Interrupt processing apparatus
JPH044630B2 (ja)
US5708852A (en) Apparatus for serial port with pattern generation using state machine for controlling the removing of start and stop bits from serial bit data stream
JP2001166951A (ja) 割込処理回路
JPH09167117A (ja) マイクロコンピュータおよびこれを用いたリアルタイムシステム
JPH0443302B2 (ja)
JP2526644B2 (ja) デ―タ処理装置
JPH04145510A (ja) シングルチップマイクロコンピュータ
JP2553175B2 (ja) オーバーフロー検出回路
JPS6337433A (ja) デ−タ処理方式
JP2002157130A (ja) マイクロコンピュータ
JPH0317137B2 (ja)
JP2005078484A (ja) 命令フェッチ装置および方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030603