JPH09250834A - 吸収式冷凍機の制御方法 - Google Patents

吸収式冷凍機の制御方法

Info

Publication number
JPH09250834A
JPH09250834A JP8057753A JP5775396A JPH09250834A JP H09250834 A JPH09250834 A JP H09250834A JP 8057753 A JP8057753 A JP 8057753A JP 5775396 A JP5775396 A JP 5775396A JP H09250834 A JPH09250834 A JP H09250834A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
regenerator
hot
heat
absorption
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8057753A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3639885B2 (ja
Inventor
Masaru Edera
勝 江寺
Masahiro Oka
雅博 岡
Yumi Takeuchi
由美 竹内
Masayuki Daino
正之 大能
Yoshiki Iwatani
孝樹 岩谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd, Tokyo Gas Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP05775396A priority Critical patent/JP3639885B2/ja
Publication of JPH09250834A publication Critical patent/JPH09250834A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3639885B2 publication Critical patent/JP3639885B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/27Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies
    • Y02A30/274Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies using waste energy, e.g. from internal combustion engine
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/62Absorption based systems
    • Y02B30/625Absorption based systems combined with heat or power generation [CHP], e.g. trigeneration

Landscapes

  • Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 温排水を利用して省エネ化を図る。 【解決手段】 吸収液配管8の低温熱交換器6と高温熱
交換器7との間に排熱−溶液熱交換器50を設置し、こ
の排熱−溶液熱交換器50に流入する温排水の温度T1
が、排熱−溶液熱交換器50に流入する吸収液の温度T
2より所定の温度以上であるとき、温排水供給配管51
を流れる温排水を排熱−溶液熱交換器50に供給し、温
度T1が温度T2より所定の温度以下であるとき、温排
水供給配管51を流れる温排水がバイパス配管53に流
れて排熱−溶液熱交換器50に流れないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は吸収式冷凍機に係わ
り、特に詳しくはエンジン冷却水などの温排水が保有す
る熱を利用して、主たる加熱源の消費熱量を削減するよ
うにした吸収式冷凍機(冷温水機を含む)の制御方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】この種の吸収式冷凍機としては、例えば
図9に示したように、排熱−溶液−溶液熱交換器50を
吸収液配管8の低温熱交換器6と高温熱交換器7との間
に設置し、この排熱−溶液熱交換器50において、温排
水供給配管51から供給されて温排水戻り配管52を経
由して戻っていく、例えばコジェネレーションなどから
供給される温排水と、吸収器5から高温再生器1に流れ
ている吸収液とを熱交換させて吸収液の温度を上昇さ
せ、高温再生器1に設けたガスバーナ1Bが消費するガ
ス量を削減して省エネを図るように構成した、冷媒に
水、吸収液に臭化リチウム水溶液を用いた二重効用吸収
式冷凍機がある。
【0003】なお、図中2は低温再生器、3は凝縮器、
4は蒸発器、9〜11は吸収液配管、13は吸収液ポン
プ、14〜17は冷媒配管、18は冷媒ポンプ、19は
図示しない冷/暖房負荷に冷熱または温熱を循環供給す
る冷水または温水が流れ、途中に伝熱管4Aを備えた冷
温水配管、20は途中に伝熱管3Aと5Aとを備えた冷
却水配管、22はガスバーナ1Bに接続したガス供給配
管、23はガス供給配管22の途中に設けた加熱量制御
弁、24と25は開閉弁、53はバイパス配管、54は
三方弁であり、温度センサM1が計測した温排水供給配
管51内を流れている温排水の温度が所定の温度より低
い場合には、温排水は排熱−溶液熱交換器50には供給
されないでバイパス配管53に流れ(以下、この状態を
三方弁54が「閉」と云う)、前記所定の温度より高い
場合にだけ温排水が排熱−溶液熱交換器50に供給され
て(以下、この状態を三方弁54が「開」と云う)、吸
収器5から高温再生器1に流入している吸収液を加熱す
るようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記構成の吸
収式冷凍機は、単に温排水の温度が所定の温度より高い
と温排水による溶液加熱を行い、温排水の温度が所定の
温度より低いと温排水による溶液加熱を停止するように
構成しただけであるので、温排水の供給源であるコジェ
ネレーションなどの起動が吸収式冷凍機の起動の後で行
われ、温排水の温度が所定の温度に達しても、吸収液の
温度がさらに高い場合には、吸収液から温排水の側に放
熱することになる。このような場合には吸収液が冷却さ
れて省エネが図れないだけでなく、吸収式冷凍機の定格
能力が保証できなくなる。
【0005】なお、吸収液から温排水への放熱を防止す
るため、温排水の利用を判断する温度を引き上げる上げ
ることもできるが、この場合には温排水の利用機会が減
少すると云った問題点が生じる。したがって、温排水の
利用機会を減少させることなく、温排水が保有する熱を
可能な限り有効に利用できるようにして省エネ化を図る
必要があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来技術の
課題を解決するための具体的手段として、吸収器、再生
器、凝縮器、蒸発器などを配管接続して冷凍サイクルを
形成すると共に、吸収器から流出して再生器に流入して
いる吸収液が、温排水と熱交換可能に形成された吸収式
冷凍機において、
【0007】吸収液と温排水との熱交換部に供給する温
排水の温度が、前記熱交換部に供給する吸収液の温度よ
り高く、且つ、温排水の温度と吸収液の温度との差が所
定の温度差以上であるとき前記熱交換部への温排水の供
給を行い、所定の温度差以下であるとき前記熱交換部へ
の温排水の供給を停止するようにした第1の構成の制御
方法と、
【0008】前記第1の構成の制御方法において、吸収
液と温排水との熱交換部に供給する温排水の温度が所定
の温度以下であるとき、前記熱交換部への温排水の供給
を停止するようにした第2の構成の制御方法と、
【0009】吸収液と温排水とが熱交換する部分の温度
を、運転停止から所定時間に渡って所定時間毎に計測
し、前回より高い温度が計測されたとき、あるいは所定
時間後に所定温度を越える温度が計測されたときに、温
排水供給系の異常を報知するようにした第3の構成の制
御方法と、
【0010】吸収器、再生器、凝縮器、蒸発器などを配
管接続して冷凍サイクルを形成すると共に、吸収器から
流出して再生器に流入している吸収液が、温排水と熱交
換可能に形成されると共に、再生器の温度が所定の温度
以上になると再生器における加熱量を削減するように構
成された吸収式冷凍機において、
【0011】再生器における加熱量を削減したのち、吸
収液と温排水との熱交換部に供給する温排水の供給を削
減または停止するようにした第4の構成の制御方法と、
【0012】吸収器、再生器、凝縮器、蒸発器などを配
管接続して冷凍サイクルを形成すると共に、吸収器から
流出して再生器に流入している吸収液が、温排水と熱交
換可能に形成された吸収式冷凍機の、再生器にて加熱さ
れた冷媒と吸収液とが流入する蒸発器に設置した伝熱管
の管壁を介して加熱される温水を負荷側に供給して行う
温水供給運転において、
【0013】前記伝熱管内で加熱された温水の温度に基
づいて吸収液と温排水との熱交換部に供給する温排水の
量を制御するようにした第5の構成の制御方法と、
【0014】吸収器、再生器、凝縮器、蒸発器などを配
管接続して冷凍サイクルを形成すると共に、吸収器から
流出して再生器に流入している吸収液が、温排水と熱交
換可能に形成された吸収式冷凍機の、凝縮器から供給さ
れる冷媒液が流入する蒸発器に設置した伝熱管の管壁を
介して冷媒の蒸発熱によって冷却される冷水を負荷側に
供給して行う冷水供給運転において、
【0015】負荷減少時の再生器における加熱停止から
この加熱停止時の再生器温度に基づいて設定する所定時
間遅延して、吸収液と温排水との熱交換部に供給する温
排水の供給停止を行うようにした第6の構成の制御方法
と、
【0016】再生器の加熱量を制御する加熱量制御弁の
弁開度に基づいて負荷減少時の再生器における加熱が実
質的に停止したと判断すると、この加熱停止との判断時
からこの加熱停止判断時の再生器温度に基づいて設定す
る所定時間遅延して、吸収液と温排水との熱交換部に供
給する温排水の供給を停止し、前記加熱量制御弁の弁開
度に基づいて再生器における加熱が実質的に開始したと
判断すると、温排水の前記熱交換部への供給を開始する
ようにした第7の構成の制御方法と、
【0017】前記第6または第7の構成の制御方法にお
いて、吸収器から再生器に流入する吸収液の流動が停止
する前に、吸収液と温排水との熱交換部に供給する温排
水の供給を停止するようにした第8の構成の制御方法
と、を提供することにより、前記した従来技術の課題を
解決するものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)以下、本発明の第1の実施形態を図
1〜図8に基づいて説明する。なお、理解を容易にする
ため、これらの図においても前記図9において説明した
部分と同様の機能を有する部分には、同一の符号を付し
た。
【0019】図1は、冷水または温水を負荷に循環供給
する冷温水機として組み上げた二重効用吸収式冷凍機の
構成図であり、冷凍サイクルを構成する本体部は前記図
9で説明した二重効用吸収式冷凍機と概ね同じ構成であ
るが、この二重効用吸収式冷凍機においては、途中に開
閉弁26を備えた吸収液配管12によって、吸収液配管
8の吸収液ポンプ13吐出側と蒸発器4の冷媒溜めとを
接続すると共に、途中に開閉弁27を備えた高圧回避配
管21によって、冷温水配管19の蒸発器4出口側と冷
却水配管20の凝縮器3出口側との間を接続してある。
【0020】上記構成の二重効用吸収式冷凍機において
は、開閉弁24・25・26・27を閉じ、冷却水配管
20に冷却水を通し、ガスバーナ1Bを点火して高温再
生器1で溶液を加熱すると、高温再生器1で溶液から蒸
発分離した冷媒は冷媒配管14を流れ、低温再生器2で
中間吸収液を加熱凝縮して凝縮器3に入り、低温再生器
2で中間吸収液から蒸発分離した冷媒は凝縮器3へ流
れ、冷却水配管20に介在する伝熱管3Aを流れる水と
熱交換して凝縮液化した後、冷媒配管14から流入する
冷媒と一緒になって冷媒配管15を介して蒸発器4へ流
れる。
【0021】蒸発器4では、冷媒液が冷温水配管19か
ら供給されて伝熱管4A内を流れている水と熱交換して
蒸発し、このときの気化熱によって伝熱管4A内の水が
冷却される。そして、蒸発器4で蒸発した冷媒は吸収器
5に流れ、上方から散布される吸収液に吸収される。
【0022】冷媒を吸収して濃度の薄くなった吸収器5
の吸収液が、吸収液ポンプ13の運転により低温熱交換
器6・排熱−溶液熱交換器50・高温熱交換器7を経由
して高温再生器1へ送られる。高温再生器1に入った吸
収液は、ガスバーナ1Bにより加熱されて冷媒が蒸発
し、中濃度の吸収液となって高温熱交換器7を経て低温
再生器2に入る。そして、ここで吸収液は高温再生器1
から冷媒配管14を経由して流れて来た冷媒蒸気によっ
て加熱され、さらに冷媒が蒸発分離されて濃度が高くな
る。高濃度になった吸収液は、低温熱交換器6を経由し
て吸収器5へ流入し、上方から散布される。
【0023】上記のように吸収式冷凍機の運転が行われ
ると、蒸発器4における冷媒の気化熱によって冷却され
た、伝熱管4A内の冷水が冷温水配管19を介して図示
しない冷/暖房負荷に循環供給されるので、冷房または
冷却運転が行える。
【0024】一方、開閉弁24・25・26・27を開
け、冷却水配管20に冷却水を通さないでガスバーナ1
Bを点火して高温再生器1で溶液を加熱すると、高温再
生器1で蒸発した冷媒は冷媒配管14の途中から主に流
路抵抗の小さい冷媒配管17を経由して吸収器5・蒸発
器4に流入し、伝熱管4A内の水と熱交換して凝縮し、
主にこのときの凝縮熱によって伝熱管4A内を流れる水
が加熱される。したがって、この温水を図示しない冷/
暖房負荷に循環供給することによって、暖房または加熱
運転が行なわれる。
【0025】なお、開閉弁27は、冷却水を満水状態で
保管するときは開とするが、冷却水を抜いて保管すると
きは閉とする。
【0026】そして、凝縮して蒸発器4に溜った冷媒
は、吸収液配管12を介して流入する吸収液、すなわち
吸収液ポンプ13の運転によって吸収器5から流出した
吸収液の一部と混合され、蒸発器4から溢れて吸収器5
に流入し、吸収液配管11から流入する吸収液と混合さ
れ、吸収液ポンプ13によって低温熱交換器6・排熱−
溶液熱交換器50・高温熱交換器7を経由して高温再生
器1へ送られる。高温再生器1に入った吸収液は、ガス
バーナ1Bにより加熱されて冷媒が蒸発し、中濃度の吸
収液となって吸収液配管11を通って吸収器5に戻る。
【0027】31は、上記のように動作する二重効用吸
収式冷凍機に設置する制御装置であり、その具体的な一
構成例を図2に基づいて説明する。32は、バイパス配
管53より上流側の温排水供給配管51に設置した温度
センサM1と、吸収液配管8の低温熱交換器6と排熱−
溶液熱交換器50との間に設置した温度センサM2が出
力する温度信号を入力し、信号変換して中央演算処理装
置(以下、CPUと云う)33へ出力する入力インター
フェイス、34は所定の演算制御プログラムなどを記憶
している記憶装置(以下、ROMと云う)、35はCP
U33からの信号を入力して三方弁54へ所要の制御信
号を出力する出力インターフェイス、36は所定時間毎
に信号を出力する信号発生器(以下、CLOCKと云
う)、37は温度センサM1・M2が検出した温度など
を記憶する読込/消去可能な記憶装置(以下、RAMと
云う)である。
【0028】そして、ROM34には、例えば図3に示
すような制御プログラムを記憶しておき、温度センサM
1が検出する温排水の温度T1と、温度センサM2が検
出する吸収液の温度T2とに基づいて、三方弁54を制
御する。
【0029】すなわち、ステップS1においては、温排
水の温度T1と吸収液の温度T2とを、それぞれ温度セ
ンサM1・M2によって検出し、ステップS2に移行し
て温度差ΔT=T1−T2を演算する。
【0030】ステップS3においては、三方弁54が
「閉」になっているか否かを判定し、イエスと判定され
たときにはステップS4に移行し、そうでないときには
ステップS6に移行する。
【0031】ステップS4においては、温度差ΔTが例
えば6℃以上あるか否かを判定し、イエスと判定された
ときにはステップS5に移行し、そうでないときにはメ
イン制御に戻る。
【0032】ステップS5においては、三方弁54を
「開」の状態、すなわち温排水供給配管51から供給さ
れている温排水が排熱−溶液熱交換器50に流れるよう
に切り替え、その後メイン制御に戻る。
【0033】ステップS6においては、温度差ΔTが例
えば3℃以下であるか否かを判定し、イエスと判定され
たときにはステップS7に移行し、そうでないときには
メイン制御に戻る。
【0034】ステップS7においては、三方弁54を
「閉」の状態、すなわち温排水供給配管51から供給さ
れている温排水が排熱−溶液熱交換器50ではなく、バ
イパス配管53に流れるように切り替え、その後メイン
制御に戻る。
【0035】したがって、コジュネレーションなどの冷
却水を温排水供給配管51から取り込むように構成し、
コジュネレーション側の起動が遅れたようなときにも、
三方弁54は制御装置31によって上記のように制御さ
れるので、温排水の温度T1が吸収液の温度T2より低
かったり、それ程高くないときには、温排水供給配管5
1から取り込む温排水はバイパス配管53に流れて排熱
−溶液熱交換器50には流れないため、吸収液が温排水
により冷却されて吸収式冷凍機の定格能力が保証できな
くなると云った不都合が回避される。
【0036】(第2の実施形態)以下、本発明の第2の
実施形態を、主に図4に基づいて説明する。
【0037】制御装置31のROM34には、前記図3
の制御プログラムと共に、例えば図4に示す制御プログ
ラムを記憶しておき、温度センサM1が検出する温排水
の温度T1に基づいて、三方弁54を制御する。
【0038】すなわち、ステップS11においては、温
排水の温度T1を温度センサM1によって検出する。
【0039】そして、ステップS12においては三方弁
54が「閉」になっているか否かを判定し、イエスと判
定されたときにはステップS13に移行し、そうでない
ときにはステップS14に移行する。
【0040】ステップS13においては、温度T1が例
えば60℃以上であるか否かを判定し、イエスと判定さ
れたときには、吸収液の温度T2にもよるが、三方弁5
4を「開」の状態、すなわち温排水供給配管51から供
給される温排水が排熱−溶液熱交換器50に流れるよう
に切り替えると、この場合は吸収液を温排水によって加
熱できる可能性があるので、図3におけるステップS1
に移行し(この場合、ステップS2における温度T2の
検出は不要)、そうでないときにはメイン制御に戻る。
【0041】ステップS14においては、温度T1が例
えば59℃以下であるか否かを判定し、イエスと判定さ
れたときにはステップS15に移行し、そうでないとき
にはステップS1に移行する。
【0042】ステップS15においては、三方弁54を
「閉」の状態、すなわち温排水供給配管51から供給さ
れる温排水がバイパス配管53に流れて排熱−溶液熱交
換器50に供給されないように切り替え、その後メイン
制御に戻る。
【0043】三方弁54を上記のように制御することに
よって、温排水戻り配管52を介して戻す温排水の温度
T1が所定温度以下に低下するのが防止できるので、温
排水の二次利用が可能になる。
【0044】また、温度センサM2が故障していたり、
外れかかっていて、実際の温度より温度センサM2が低
い温度を示し、温排水によって加熱できる状態であると
判断して温排水を排熱−溶液熱交換器50に供給した
が、実際には吸収液の温度が高く、吸収液の熱が温排水
側に流れて冷却されると云ったことが最小限に防止でき
る。
【0045】(第3の実施形態)本発明の第3の実施形
態を、主に図1に基づいて説明する。
【0046】温度センサM3を排熱−溶液熱交換器50
に設置すると共に、制御装置31によって起動制御され
る警報機41を設置する。
【0047】そして、制御装置31は吸収式冷凍機が運
転を停止した後所定時間、例えば30分間に渡って所定
時間、例えば5分毎に温度センサM3が検出する温度T
3を読み込むと共に、前回計測した温度T3mと、今回
計測した温度T3nとの温度差ΔT3(=T3m−T3
n)を演算し、温度差ΔT3が負の値を示したとき、す
なわち、前回より高い温度を計測したときには、三方弁
54を「閉」状態にしたにも拘らず、排熱−溶液熱交換
器50側温排水が流れてこの部分の温度を上昇させてい
る可能性があるので、警報機41を起動して三方弁54
の異常を報知する。
【0048】あるいは、運転を停止して例えば15分が
経過すると、排熱−溶液熱交換器50の温度が60℃程
度に低下することが確認された吸収式冷凍機において、
運転停止後15分が経過して温度センサM3が計測する
温度T3が、例えば70℃を越えているか否かを判定
し、越えているときには、三方弁54を「閉」状態にし
たにも拘らず、排熱−溶液熱交換器50に温排水が流れ
てこの部分の温度を上昇させている可能性があるので、
警報機41を起動して三方弁54の異常を報知するよう
に、運転停止後の制御を行う。
【0049】上記のように制御することによって、運転
停止時に三方弁54を「閉」の状態にしたにも拘らず、
温排水が排熱−溶液熱交換器50に供給され、この部分
の吸収液配管内にある吸収液が加熱濃縮されて結晶化
し、再運転時に吸収液が流れなくて異常停止すると云っ
た不都合が回避される。
【0050】(第4の実施形態)本発明の第4の実施形
態を、主に図5に基づいて説明する。
【0051】制御装置31のROM34には、例えば図
5に示す制御プログラムを記憶しておき、温度センサM
4が検出した高温再生器1内の吸収液の温度T4に基づ
いて三方弁54を制御する。
【0052】すなわち、ステップS21においては、吸
収液の温度T4を温度センサM4によって検出し、ステ
ップS22に移行して温度T4が所定温度、例えば15
5℃より高いか否かを判定し、イエスと判定されたとき
にはステップS23に移行し、そうでないときにはステ
ップS28に移行する。
【0053】ステップS23においては、温度T4が例
えば157℃以上であるか否かを判定し、イエスと判定
されたときにはステップS24に移行し、そうでないと
きにはステップS29に移行する。
【0054】ステップS24においては、加熱量制御弁
23の開度を例えば80%に絞ってステップS25に移
行する。
【0055】ステップS25においては、三方弁54が
「開」になっているか否かを判定し、イエスと判定され
たときにはステップS26に移行し、そうでないときに
はステップS30に移行する。
【0056】ステップS26においては、温度T4が例
えば160℃以上であるか否かを判定し、イエスと判定
されたときにはステップS27に移行し、そうでないと
きにはメイン制御に戻る。
【0057】ステップS27においては、三方弁54を
「閉」の状態、すなわち温排水供給配管51から供給さ
れる温排水が排熱−溶液熱交換器50に流れるように切
り替え、その後メイン制御に戻る。
【0058】ステップS28においては、加熱量制御弁
23の開度を例えば100%にすると共に、三方弁54
を「開」の状態し、その後メイン制御に戻る。
【0059】ステップS29においては、温度T4が所
定温度155℃から1℃上がる毎に、加熱量制御弁23
の開度を100%から10%/℃の比率で絞ると共に、
三方弁54を「開」の状態し、その後メイン制御に戻
る。
【0060】ステップS30においては、温度T3が例
えば158℃以下であるか否かを判定し、イエスと判定
されたときにはステップS31に移行し、そうでないと
きにはメイン制御に戻る。
【0061】ステップS31においては、三方弁54を
「開」の状態し、その後メイン制御に戻る。
【0062】上記のように三方弁54を制御することに
よって、温排水供給配管51を介して供給可能な温排水
の熱が優先的に利用できるので、ガスバーナ1Bで消費
するガスの量を減らすことができる。
【0063】(第5の実施形態)本発明の第5の実施形
態を、主に図6に基づいて説明する。
【0064】そして、制御装置31のROM34には、
例えば図6に示すような制御プログラムを記憶してお
き、温度センサM5が検出した温水の温度T5に基づい
て三方弁54を制御する。
【0065】すなわち、ステップS41においては、蒸
発器4から冷温水配管19に流れ出た温水の温度T5を
温度センサM5によって検出し、ステップS42に移行
して三方弁54が「閉」になっているか否かを判定し、
イエスと判定されたときにはステップS43に移行し、
そうでないときにはステップS45に移行する。
【0066】ステップS43においては、温度T5が例
えば55℃以上であるか否かを判定し、イエスと判定さ
れたときにはステップS44に移行し、そうでないとき
にはメイン制御に戻る。
【0067】ステップS44においては、三方弁54を
「開」の状態、すなわち温排水供給配管51から供給さ
れる温排水が排熱−溶液熱交換器50に流れるように切
り替え、その後メイン制御に戻る。
【0068】ステップS45においては、温度T5が例
えば54℃以下であるか否かを判定し、イエスと判定さ
れたときにはステップS46に移行し、そうでないとき
にはメイン制御に戻る。
【0069】ステップS46においては、三方弁54を
「閉」の状態、すなわち温排水供給配管51から供給さ
れる温排水が排熱−溶液熱交換器50をバイパスして流
れるように切り替え、その後メイン制御に戻る。
【0070】冷房/冷却運転においては、負荷が減少し
てガスバーナ1Bの燃焼が停止すると、吸収液の流動が
次第に減少し、最終的には停止するため、ガスバーナ1
Bのオン/オフと無関係に冷水温度に基づいて、温排水
からの熱回収、すなわち吸収液の加熱を図ることはでき
ないが、暖房/加熱運転時は吸収液が常に循環している
ので、ガスバーナ1Bのオン/オフとは無関係に、温度
センサM5が計測する温度T5に基づいて温排水から熱
回収することが可能であり、制御が簡単になると共に、
温排水からの熱が優先的に回収できるので、省エネ化が
図れる。
【0071】(第6の実施形態)本発明の第6の実施形
態を、主に図7に基づいて説明する。
【0072】制御装置31のROM34には、例えば図
7に示すような制御プログラムを記憶しておき、温度セ
ンサM3が検出した高温再生器1内の吸収液の温度T3
に基づいて、吸収式冷凍機の運転停止から三方弁54を
「閉」状態にするまでの時間を制御する。
【0073】すなわち、冷房/冷却運転を行っていて、
負荷の減少に伴ってガスバーナ1Bの燃焼がオン/オフ
するようになると、燃焼停止時に温度センサM3が検出
した温度T3が、例えば110℃以下のときには、燃焼
の停止から例えば4分遅れて三方弁54を「閉」とし、
温度T3が例えば140℃以上あるときには、燃焼の停
止から例えば15分遅れて三方弁54を「閉」とし、温
度T3が110〜140の間にあるときには、三方弁5
4を「閉」とするまでの時間を温度T3に比例して延ば
す。
【0074】一方、吸収液ポンプ13は、ガスバーナ1
Bの燃焼停止により高温再生器1の圧力が低下して高温
再生器1からの吸収液流出量が減少するので、高温再生
器1の液面が上昇し、例えば液面検出器(図示せず)の
動作によって、温度T3が100℃であれば燃焼の停止
から例えば6分遅れて運転を停止する。そして、温度T
3が100℃以上あれば、温度T3が高くなるなるほど
吸収液ポンプ13の停止はガスバーナ1Bの燃焼停止か
ら遅れる。
【0075】三方弁54と吸収液ポンプ13の停止を上
記のように遅延制御することによって、負荷が減少して
ガスバーナ1Bの燃焼が停止したときにも、温排水の熱
によって吸収液の加熱が所定時間継続されてその温度低
下が防止されるので、燃焼再開時における燃料の消費が
抑制され、省エネが図られる。
【0076】また、排熱−溶液熱交換器50内部におけ
る吸収液の過熱も回避されるので、吸収液の自己フラッ
シュもなく、したがって吸収液ポンプ13の起動/停止
に伴うハンマー音の発生をなくす効果もある。さらに、
冷/温水配管19によって供給する冷水温度の安定性が
増す効果もある。
【0077】(第7の実施形態)本発明の第7の実施形
態を、主に図8に基づいて説明する。この実施形態は、
ガスバーナ1Bによる燃焼加熱に代えて、開度Xが0〜
100%の範囲で調整可)な図示しない流量調整弁を設
け、この流量調整弁の開度Xを調整することによって、
熱源となる高温蒸気や高温水を再生器に適宜供給し、溶
液を加熱するように構成した吸収式冷凍機に適用する制
御形態例である。
【0078】制御装置31のROM34には、例えば図
8に示すような制御プログラムを記憶しておき、流量調
整弁の開度Xに基づいて再生器における実質上の加熱の
有無を判断し、実質上加熱停止状態になったと判定され
ると、三方弁54の「閉」動作を前記図7のように遅延
して行う。
【0079】すなわち、ステップS51においては、流
量調整弁の開度Xを検出し、ステップS52に移行して
実質的に加熱停止状態になっているか否かを判定し、イ
エスと判定されたときにはステップS53に移行し、そ
うでないときにはステップS55に移行する。
【0080】ステップS53においては、開度Xが例え
ば10%以上であるか否かを判定し、イエスと判定され
たときにはステップS54に移行し、そうでないときに
はメイン制御に戻る。
【0081】ステップS54においては、加熱状態であ
ると判定し、その後メイン制御に戻る。
【0082】ステップS55においては、開度Xが例え
ば5%以下であるか否かを判定し、イエスと判定された
ときにはステップS56に移行し、そうでないときには
メイン制御に戻る。
【0083】ステップS56においては、実質上加熱停
止状態にあると判定し、その後メイン制御に戻る。
【0084】上記のように流量調整弁の開度Xによっ
て、再生器が実質的に加熱状態にあるのか、そうでない
のかを判定し、加熱停止状態になったと判定されたとき
には、前記図7の制御を開始するように構成することに
より、再生器における加熱動作の停止が明瞭に判別でき
ない場合にも、実質的な加熱停止状態を判別して、前記
第6の実施形態で得られる作用効果を得ることができ
る。
【0085】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではないので、特許請求の範囲に記載の趣旨から逸脱
しない範囲で各種の変形実施が可能である。
【0086】例えば、冷水のみを供給する吸収式冷凍機
においても、第1〜第4の実施形態および第6・第7の
実施形態に示した制御方法によって同様の作用効果を得
ることができる。
【0087】また、第1〜第7の実施形態に示した全て
の制御形態における三方弁54の開閉判断が「開」にな
ったときに、三方弁54を「開」としても良い。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、第1の構成の制御
方法においては、コジュネレーションなどで冷却水とし
て使用された温排水を吸収液の加熱源として取り込むよ
うに構成し、コジュネレーション側の起動が遅れること
があっても、温排水の温度が吸収液の温度より低かった
り、それ程高くないときには、温排水による加熱を行わ
ないため、吸収液が温排水により冷却されて吸収式冷凍
機の定格能力が保証できなくなると云った不都合が軽減
される。
【0089】また、第2の構成の制御方法においては、
吸収液の温度を検出する温度センサが故障していたり、
外れかかっていて、実際の温度より温度センサが低い温
度を示し、温排水によって加熱できる状態であると判断
して温排水による吸収液の加熱を行うようにしたが、実
際には吸収液の温度が高く、吸収液の熱が温排水側に流
れて冷却されていたと云った不都合が回避できる。
【0090】また、第3の構成の制御方法においては、
運転停止時に吸収液と温排水との熱交換部への温排水の
供給を停止したにも拘らず、温排水が熱交換部に供給さ
れ、この部分の吸収液配管内にある吸収液が加熱濃縮さ
れて結晶化し、再運転時に吸収液が流れなくて異常停止
すると云った不都合が回避される。
【0091】また、第4の構成の制御方法においては、
温排水の熱が優先的に利用できるので、燃料の消費量を
減らす効果が大きい。
【0092】また、第5の構成の制御方法においては、
制御が簡単になると共に、温排水からの熱が優先的に回
収できるので、省エネ化が図れる。
【0093】また、第6の構成の制御方法においては、
負荷が減少して再生器における加熱を停止したときに
も、温排水の熱によって吸収液の加熱が所定時間継続さ
れてその温度低下が防止されるので、燃焼再開時におけ
る燃料の消費か抑制され、省エネが図られる。
【0094】また、第7の構成の制御方法においては、
燃焼のように明瞭にオン/オフが判別できないときに
も、再生器が実質的に加熱状態にあるのか、加熱停止状
態にあるのかを判定するので、前記第6の実施形態と同
様の作用効果が得られる。
【0095】また、第8の構成の制御方法においては、
温排水と熱交換している部分の吸収液の過熱が回避され
るので、吸収液の自己フラッシュがなくなり、吸収液ポ
ンプの起動/停止に伴うハンマー音の発生をなくす効果
もある。さらに、蒸発器から供給する冷水温度の安定性
が増す効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】吸収式冷凍機の構成図ある。
【図2】制御装置の構成図ある。
【図3】第1の実施形態を示す説明図図である。
【図4】第2の実施形態を示す説明図図である。
【図5】第4の実施形態を示す説明図図である。
【図6】第5の実施形態を示す説明図図である。
【図7】第6の実施形態を示す説明図図である。
【図8】第7の実施形態を示す説明図図である。
【図9】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1 高温再生器 1B ガスバーナ 2 低温再生器 3 凝縮器 4 蒸発器 5 吸収器 6 低温熱交換器 7 高温熱交換器 8〜12 吸収液配管 13 吸収液ポンプ 14〜17 冷媒配管 18 冷媒ポンプ 19 冷温水配管 20 冷却水配管 21 高圧回避配管 22 ガス供給配管 23 加熱量制御弁 24〜27 開閉弁 31 制御装置 32 入力インターフェイス 33 CPU 34 ROM 35 出力インターフェイス 36 CLOCK 37 RAM 50 排熱−溶液熱交換器 51 温排水供給配管 52 温排水戻り配管 53 バイパス配管 54 三方弁 M1〜M5 温度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大能 正之 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 岩谷 孝樹 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸収器、再生器、凝縮器、蒸発器などを
    配管接続して冷凍サイクルを形成すると共に、吸収器か
    ら流出して再生器に流入している吸収液が、温排水と熱
    交換可能に形成された吸収式冷凍機において、吸収液と
    温排水との熱交換部に供給する温排水の温度が、前記熱
    交換部に供給する吸収液の温度より高く、且つ、温排水
    の温度と吸収液の温度との差が所定の温度差以上である
    とき前記熱交換部への温排水の供給を行い、所定の温度
    差以下であるとき前記熱交換部への温排水の供給を停止
    することを特徴とする吸収式冷凍機の制御方法。
  2. 【請求項2】 吸収液と温排水との熱交換部に供給する
    温排水の温度が所定の温度以下であるとき、前記熱交換
    部への温排水の供給を停止することを特徴とする請求項
    1記載の吸収式冷凍機の制御方法。
  3. 【請求項3】 吸収器、再生器、凝縮器、蒸発器などを
    配管接続して冷凍サイクルを形成すると共に、吸収器か
    ら流出して再生器に流入している吸収液が、温排水と熱
    交換可能に形成された吸収式冷凍機において、吸収液と
    温排水とが熱交換する部分の温度を、運転停止から所定
    時間に渡って所定時間毎に計測し、前回より高い温度が
    計測されたとき、あるいは所定時間後に所定温度を越え
    る温度が計測されたときに、温排水供給系の異常を報知
    することを特徴とする吸収式冷凍機の制御方法。
  4. 【請求項4】 吸収器、再生器、凝縮器、蒸発器などを
    配管接続して冷凍サイクルを形成すると共に、吸収器か
    ら流出して再生器に流入している吸収液が、温排水と熱
    交換可能に形成されると共に、再生器の温度が所定の温
    度以上になると再生器における加熱量を削減するように
    構成された吸収式冷凍機において、再生器における加熱
    量を削減したのち、吸収液と温排水との熱交換部に供給
    する温排水の供給を削減または停止することを特徴とす
    る吸収式冷凍機の制御方法。
  5. 【請求項5】 吸収器、再生器、凝縮器、蒸発器などを
    配管接続して冷凍サイクルを形成すると共に、吸収器か
    ら流出して再生器に流入している吸収液が、温排水と熱
    交換可能に形成された吸収式冷凍機の、再生器にて加熱
    された冷媒と吸収液とが流入する蒸発器に設置した伝熱
    管の管壁を介して加熱される温水を負荷側に供給して行
    う温水供給運転において、前記伝熱管内で加熱された温
    水の温度に基づいて吸収液と温排水との熱交換部に供給
    する温排水の量を制御することを特徴とする吸収式冷凍
    機の制御方法。
  6. 【請求項6】 吸収器、再生器、凝縮器、蒸発器などを
    配管接続して冷凍サイクルを形成すると共に、吸収器か
    ら流出して再生器に流入している吸収液が、温排水と熱
    交換可能に形成された吸収式冷凍機の、凝縮器から供給
    される冷媒液が流入する蒸発器に設置した伝熱管の管壁
    を介して冷媒の蒸発熱によって冷却される冷水を負荷側
    に供給して行う冷水供給運転において、負荷減少時の再
    生器における加熱停止からこの加熱停止時の再生器温度
    に基づいて設定する所定時間遅延して、吸収液と温排水
    との熱交換部に供給する温排水の供給停止を行うことを
    特徴とする吸収式冷凍機の制御方法。
  7. 【請求項7】 吸収器、再生器、凝縮器、蒸発器などを
    配管接続して冷凍サイクルを形成すると共に、吸収器か
    ら流出して再生器に流入している吸収液が、温排水と熱
    交換可能に形成された吸収式冷凍機の、凝縮器から供給
    される冷媒液が流入する蒸発器に設置した伝熱管の管壁
    を介して冷媒の蒸発熱によって冷却される冷水を負荷側
    に供給して行う冷水供給運転において、再生器の加熱量
    を制御する加熱量制御弁の弁開度に基づいて負荷減少時
    の再生器における加熱が実質的に停止したと判断する
    と、この加熱停止との判断時からこの加熱停止判断時の
    再生器温度に基づいて設定する所定時間遅延して、吸収
    液と温排水との熱交換部に供給する温排水の供給を停止
    し、前記加熱量制御弁の弁開度に基づいて再生器におけ
    る加熱が実質的に開始したと判断すると、温排水の前記
    熱交換部への供給を開始することを特徴とする吸収式冷
    凍機の制御方法。
  8. 【請求項8】 吸収器から再生器に流入する吸収液の流
    動が停止する前に、吸収液と温排水との熱交換部に供給
    する温排水の供給を停止することを特徴とする請求項6
    または請求項7記載の吸収式冷凍機の制御方法。
JP05775396A 1996-03-14 1996-03-14 吸収式冷凍機の制御方法 Expired - Fee Related JP3639885B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05775396A JP3639885B2 (ja) 1996-03-14 1996-03-14 吸収式冷凍機の制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05775396A JP3639885B2 (ja) 1996-03-14 1996-03-14 吸収式冷凍機の制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09250834A true JPH09250834A (ja) 1997-09-22
JP3639885B2 JP3639885B2 (ja) 2005-04-20

Family

ID=13064651

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05775396A Expired - Fee Related JP3639885B2 (ja) 1996-03-14 1996-03-14 吸収式冷凍機の制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3639885B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008109718A1 (en) * 2007-03-07 2008-09-12 University Of New Orleans Research & Technology Foundation Integrated cooling, heating, and power systems

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008109718A1 (en) * 2007-03-07 2008-09-12 University Of New Orleans Research & Technology Foundation Integrated cooling, heating, and power systems
US8739560B2 (en) 2007-03-07 2014-06-03 University Of New Orleans Research And Technology Foundation, Inc. Integrated cooling, heating, and power systems
US9470114B2 (en) 2007-03-07 2016-10-18 University Of New Orleans Research And Technology Foundation, Inc. Integrated cooling, heating, and power systems

Also Published As

Publication number Publication date
JP3639885B2 (ja) 2005-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4827307B2 (ja) 空気調和装置
JP2003279186A (ja) 吸収式冷凍機及びその制御方法
JP2002147885A (ja) 吸収式冷凍機
JP2002357370A (ja) 吸収冷凍機の制御方法
JP2005009754A (ja) 一重二重効用吸収冷凍機およびその運転制御方法
KR100213430B1 (ko) 흡수냉온수기 및 그의 제어방법
JPH09250834A (ja) 吸収式冷凍機の制御方法
KR100512827B1 (ko) 흡수식 냉동기
JP3245116B2 (ja) 負荷変動制御機能を備えた廃熱利用吸収式冷温水機・冷凍機
JP2010078298A (ja) 吸収式冷凍機
JP3700346B2 (ja) アンモニア吸収式冷凍機の制御装置
JP4090135B2 (ja) 吸収冷凍機の制御方法
JP4090262B2 (ja) 吸収式冷凍機
JPH062982A (ja) 吸収冷暖房システムとその制御方法
JP4079570B2 (ja) 吸収冷凍機の制御方法
JP4308076B2 (ja) 吸収冷凍機
JPH05248726A (ja) 吸収式冷凍機
JP3748950B2 (ja) 吸収冷温水機の入熱制御装置
JP3831425B2 (ja) 吸収式冷温水機の制御方法
JP4141025B2 (ja) 吸収冷温水機の運転方法
JP3754206B2 (ja) 一重二重効用吸収冷温水機
JP2005300069A (ja) 吸収冷凍機
KR100244110B1 (ko) 흡수냉온수기 및 그의 제어방법
JP2005300047A (ja) 熱交換装置およびそれを用いた吸収冷凍機
JP3429904B2 (ja) 吸収式冷凍機

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040323

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040512

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040810

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041008

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20041102

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041207

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041224

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090128

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090128

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100128

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110128

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110128

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120128

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120128

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130128

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130128

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140128

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees