JPH09250802A - エアダクト構造およびエアフィルタ装置 - Google Patents

エアダクト構造およびエアフィルタ装置

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JPH09250802A
JPH09250802A JP8086043A JP8604396A JPH09250802A JP H09250802 A JPH09250802 A JP H09250802A JP 8086043 A JP8086043 A JP 8086043A JP 8604396 A JP8604396 A JP 8604396A JP H09250802 A JPH09250802 A JP H09250802A
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air
filter
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air filter
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Michinori Hashimoto
道憲 橋本
Fumio Karibe
文夫 苅部
Hisao Nishio
久夫 西尾
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エアフイルタ装置を構成するフィルタの劣化
に伴なう当該フィルタの交換を、安全かつ計画的に行う
ことが可能なエアダクト構造およびエアフィルタ装置の
提供。 【解決手段】 一方側がエアの流入側10aとなり、か
つ、他方側がエアの流出側10bとなるように、通気路
D’に設置されるフィルタ枠10と、このフィルタ枠1
0に流入されるエアを濾過するように、フィルタ枠10
内に所定の間隔Tを開けて組み込まれる第一のフィルタ
C1および、第一のフィルタC1の二次側に位置される
第二のフィルタC2と、第一のフィルタC1と第二のフ
ィルタC2との間にあるエアの測定分流路Nとを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エアフィルタ装
置を備えたエアダクトの構造およびエアフィルタ装置の
改良に関し、より具体的には、エアフイルタ装置を構成
するフィルタの劣化に伴なう当該フィルタの交換を、安
全かつ計画的に行うことが可能な、エアダクト構造およ
びエアフィルタ装置の提供に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、大気中には様々な化学物質、例え
ば、アンモニアガス・アミンガスなどのアルカリ性物
質、塩化水素・フッ化水素・硝酸・ギ酸・酢酸などの酸
性ガス、塩素・フッ素・臭素・ヨウ素などのハロゲンガ
ス、DOP・シロキサンなどの有機物、硫黄酸化物、窒
素酸化物、オキシダント、ボロン化合物などが含まれる
に至っており、人の居室空間にあっては健康保持の観点
から、また、シリコンウエハー、半導体、各種電子部
品、精密機械、精密部品などを製造などするクリーンル
ームにあってはこれらの材料、部品、機械にこれらの化
学物質が吸着することに起因した不良を防止する観点か
ら、あるいはまた、美術館、博物館の展示室などにあっ
ては展示される絵画等の保護等の観点から、大気中に含
まれているこれら化学物質を取り除いたエアの供給が求
められている。
【0003】こうしたことから、現在、大気中に含まれ
る化学物質を取り除く機能を備えた各種濾材からなるフ
ィルタが組み込まれたエアフィルタ装置が用いられてお
り、こうしたエアフィルタ装置が清浄化したエアの供給
が求められる各種空間にエアを供給するエアダクトに設
置されている。
【0004】また、半導体などの電子部品を製造するた
めに用いられる各種製造装置内の空間にクリーンルーム
内のエアを供給する当該製造装置に設けられるエアダク
トにも、こうしたエアフィルタ装置が設置されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、これらのエ
アフィルタ装置を構成するフィルタが劣化した場合、化
学物質の含まれたエアが前記居室空間、クリーンルーム
等に流入されることになるため、これらのエアフィルタ
装置により濾過されたエア中の化学物質の濃度の測定が
各種の分析装置を用いて適宜行なわれ、当該エアフィル
タ装置を構成するフィルタの交換がなされているが、こ
うした手法では当該化学物質の濃度が要求される濃度以
上となっていることが測定された段階では、既に要求さ
れる濃度以上の化学物質の含まれたエアがエアフィルタ
装置より送り出されてしまっているという不都合があっ
た。
【0006】また、かかるエアフィルタ装置により濾過
されたエアに含まれる化学物質の濃度が要求される濃度
以上となっていることが測定された段階でエアフィルタ
装置を構成するフィルタを交換する手法では、大気中に
含まれる化学物質の濃度が経時的に一定でないことも手
伝ってフィルタの交換時期の正確な予測が困難であるた
め、当該フィルタの交換時期が前記測定により突然到来
してしまうことが少なくなく、当該フィルタの計画的な
交換を困難なものとしていた。特に、微量の化学物質が
含まれたエアの流入をも嫌う各種のクリーンルームなど
にあっては、当該フィルタの交換が済むまでの間、当該
クリーンルームなどにおける前記半導体などの電子部品
等の製造を中断しなければならないため、こうしたフィ
ルタの交換時期が突然到来されると連続的かつ計画的に
なされる当該電子部品等の製造に様々な支障を生じさせ
る不都合があった。
【0007】また、こうしたことから、特に微量の化学
物質が含まれたエアの流入をも嫌う各種のクリーンルー
ムなどに清浄エアを提供するエアフィルタ装置にあって
は、エアフィルタ装置に流入されるエアに含まれる化学
物質の濃度を測定し、この測定結果に基づいて当該エア
フィルタ装置を構成するフィルタの耐用時間を推定する
と共に、安全上の観点からこの耐用時間を比較的多く残
した状態で当該フィルタの交換を行うことが余儀なくさ
れていた。
【0008】そこでこの発明は、かかる従来の技術の不
都合を解消することを目的としている。
【0009】また、エアフイルタ装置を構成するフィル
タの劣化に伴なう当該フィルタの交換を、安全かつ計画
的に行うことが可能な、エアダクト構造およびエアフィ
ルタ装置の提供を目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、エアダクト構造を、通気
路D’に案内されるエアを濾過するように、当該通気路
D’に所定の間隔を開けて組み込まれる第一のエアフィ
ルタ装置Faおよび、当該第一のエアフィルタ装置Fa
の二次側に位置される第二のエアフィルタ装置Fbと、
この第一のエアフィルタ装置Faと第二のエアフィルタ
装置Fb間にあるエアの測定分流路Nとを少なくとも備
える構成のものとした。
【0011】また、請求項2記載の発明では、請求項1
記載のエアダクト構造における少なくとも第二のエアフ
ィルタ装置Fbを構成するフィルタCが、当該エアフィ
ルタ装置Fbにおけるエアの流入側から流出側に亙って
連通される複数のエアの通し孔を持った濾材を備えた構
成のものとした。
【0012】また、請求項3記載の発明では、エアフィ
ルタ装置Fcを、一方側がエアの流入側10aとなり、
かつ、他方側がエアの流出側10bとなるように、通気
路D’に設置されるフィルタ枠10と、このフィルタ枠
10に流入される前記エアを濾過するように、当該フィ
ルタ枠10内に所定の間隔Tを開けて組み込まれる第一
のフィルタC1および、当該第一のフィルタC1の二次
側に位置される第二のフィルタC2と、この第一のフィ
ルタC1と第二のフィルタC2との間にあるエアの測定
分流路Nとを備える構成とした。
【0013】さらに、請求項4記載の発明では、請求項
3記載のエアフィルタ装置Fcにおける少なくとも第二
のフィルタC2を構成する濾材16aが、エアフィルタ
装置Fcにおけるエアの流入側10aから流出側10b
に亙って連通される複数のエアの通し孔H、H…を持っ
た濾材16aとしてある構成とした。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図1ないし図6に基づい
て、この発明の典型的な実施の形態について説明する。
【0015】先ず、この発明にかかるエアダクト構造の
実施の形態について、図1に基づいて説明する。
【0016】ここで図1は、この発明にかかるエアダク
ト構造の構成例を理解し易いように、エアダクトDiお
よび当該エアダクトDiを通じてエアが送り込まれる清
浄化されたエアの供給が求められる空間S並びに当該空
間Sから送り出されるエアを案内するエアダクトDe、
当該エアダクトDeに案内されるエアの一部を前記エア
ダクトDiに循環させるためのエアダクトDrを、それ
ぞれ示している。
【0017】なお、本明細書においてエアダクトDiを
通じて清浄化したエアが送り込まれる空間Sとは、居住
空間、クリーンルーム、博物館、美術館の展示室や、ク
リーンルーム内に設置される半導体などの製造装置内の
空間など、清浄化したエアの供給が求められる各種の空
間を意味する。したがってまた、本明細書においてエア
ダクトDは、これらの各種空間にエアを案内する各種の
エアの案内路を意味する。
【0018】この実施の形態にかかるエアダクト構造
は、エアダクトDを構成する通気路D’に案内されるエ
アを濾過するように、当該通気路D’に所定の間隔Tを
開けて組み込まれる第一のエアフィルタ装置Faおよ
び、当該第一のエアフィルタ装置Faの二次側に位置さ
れる第二のエアフィルタ装置Fbと、この第一のエアフ
ィルタ装置Faと第二のエアフィルタ装置Fb間にある
エアの測定分流路Nとを少なくとも備える構成としてあ
る。
【0019】したがって、この実施の形態にかかるエア
ダクト構造によれば、前記測定分流路Nから流れ出させ
ることができる前記第一のエアフィルタ装置Faと第二
のエアフィルタ装置Fb間にあるエア中に含まれる化学
物質の濃度を適宜の測定装置により随時に、あるいは、
断続的または連続的に測定して、第一のエアフィルタ装
置Faの耐用時間の到来、すなわち、当該第一のエアフ
ィルタ装置Faの破過を判定することができる。
【0020】そして、かかる第一のエアフィルタ装置F
aの破過が判定された場合にあっても、当該第一のエア
フィルタ装置Faの二次側に前記第二のエアフィルタ装
置Fbを備えることから、第一のエアフィルタ装置Fa
により除去されなかった化学物質を当該第二のエアフィ
ルタ装置Fbにより除去することができる。
【0021】したがって、この実施の形態にかかるエア
ダクト構造によれば、前記第一のエアフィルタ装置Fa
が破過した場合であっても、当該第一のエアフィルタ装
置Faを構成するフィルタCを直ちに交換しなくても前
記通気路D’を通じて要求される濃度以上の化学物質を
含んだエアが前記エアダクトDに連絡されたクリーンル
ーム等の清浄化したエアの供給が求められる空間Sに流
入されることがない。
【0022】したがってまた、第二のエアフィルタ装置
Fbを構成するフィルタCの耐用時間内に第一のエアフ
ィルタ装置Faを構成するフィルタCの交換を行えば良
く、当該交換を計画的に行うことができる。例えば、こ
の第二のエアフィルタ装置Fbを構成するフィルタCを
第一のエアフィルタ装置Faを構成するフィルタCと同
じものとすれば、第一のエアフィルタ装置Faのフィル
タCの破過までの期間と略同一の期間内に当該交換を行
えば良いこととなる。
【0023】したがってまた、第一のエアフィルタ装置
FaのフィルタCを耐用時間を残すことなく無駄なく使
い切ることができる特長を有する。
【0024】また、第一のエアフィルタ装置Faを構成
するフィルタCの交換の間、前記清浄化したエアの供給
が求められる空間Sへのエアの供給を停止する必要を生
じさせない特長を有する。
【0025】また、前記清浄化したエアの供給が求めら
れる空間Sへのエアの供給を停止した上で、第二のエア
フィルタ装置FbのフィルタCを取り出し、第一のエア
フィルタ装置FaにかかるフィルタCを組み込むと共
に、第二のエアフィルタ装置Fbに新たなフィルタCを
組み込む交換を行うことにより、第一のエアフィルタ装
置Faの破過後かかる交換までに一定の期間を要した場
合であってもかかる期間中化学物質の除去をなしてきて
ある程度劣化の進んだ第二のエアフィルタ装置Fbのフ
ィルタを第一のエアフィルタ装置FaのフィルタCとし
てその耐用時間を残すことなく無駄なく使い切ることが
できる。
【0026】なお、かかる実施の形態における前記測定
分流路Nは、前記第一のエアフィルタ装置Faと第二の
エアフィルタ装置Fb間にあるエアを取り出し、当該エ
アに含まれる化学物質の濃度を適宜の前記測定装置によ
り測定できるようにする構成のものであれば良く、例え
ば、当該第一のエアフィルタ装置Faと第二のエアフィ
ルタ装置Fb間にある通気路D’空間に一端側を連通さ
せると共に他端側から当該エアを取り出すことができる
ように構成された適宜の太さの管を設けて前記測定分流
路Nを構成することができる。
【0027】また、かかる測定分流路Nから取り出され
るエア中の化学物質の濃度の測定は、イオンクロマトグ
ラフ、ガスクロマトグラフなど、適宜の手法、装置を用
いて測定すれば良く、例えば、SO2 自動分析計、NO
x 自動分析計などを用いることにより、当該濃度変化を
連続的に測定することができる。
【0028】なお、この実施の形態にかかるエアダクト
構造は、図1に示される構成例に限定されるものでな
く、前記空間Sから送りだされるエアの一部を循環させ
るための前記エアダクトDrに適用しても良い。
【0029】また、前記実施の形態にかかるエアダクト
構造における少なくとも第二のエアフィルタ装置Fbを
構成するフィルタCが、当該エアフィルタ装置Fbにお
けるエアの流入側から流出側に亙って連通される複数の
エアの通し孔を持った濾材を備えた構成のものとするこ
とが、この発明の最良の実施の形態の一つととされる。
【0030】かかる構成によれば、前記エアダクトDを
構成する通気路D’に前記第一のエアフィルタ装置Fa
および第二のエアフィルタ装置Fbを設けた場合におけ
る圧力損失を、できる限り少なくすることができる。
【0031】かかるエアの流入側から流出側に亙って連
通される複数のエアの通し孔を持った濾材としては、繊
維状とした活性炭に熱可塑性プラスチックを混ぜ、過熱
圧着して、平板状に成形したシートと波形状に成形した
シートとを用意し、この平板状シートの一面に波形状シ
ートを接着して構成した複数の濾材構成材を、隣り合う
平板状シート間に波形状シートがそれぞれ位置されるよ
うに積層状態に接着し合わせてなる濾材や、六角形状の
孔を厚さ方向に向けて複数個備えるようにプラスチック
材料を用いて一体成形により構成した濾材構成材を、活
性炭などの化学物質の吸着材を含んだ接着剤に漬け込ん
で表面に備えた濾材や、活性炭、ゼオライト、アルミナ
などと熱可塑性プラスチックなどのバインダ材とを混ぜ
たものを、厚さ方向に向けて複数のエアの通し孔を備え
るように成形した後焼成して構成された濾材など、通称
ハニカムフィルタと称される濾材を用いることができ
る。
【0032】かかるハニカムフィルタと称される濾材
は、その使用に伴って、エアの流入側から流出側に向け
て経時的に漸次劣化していくものであり、厚さ寸法と耐
用時間とが略比例し、濾過すべきエアに含まれる化学物
質の濃度からその耐用時間すなわち当該ハニカムフィル
タの厚さが比較的容易に設定できることから、このハニ
カムフィルタを第二のエアフィルタ装置Fbのフィルタ
を構成する濾材とした場合、第一のエアフィルタ装置F
aのフィルタの破過後当該フィルタの交換までに必要と
される期間がある程度定まっている条件下にあっては、
当該期間に応じた必要最小限の厚さに当該濾材を構成し
易く、第二のエアフィルタ装置Fbを必要最小限の大き
さに構成すべき要請がある場合に当該第二のエアフィル
タ装置Fbに用いるのに適している。
【0033】次いで、この発明にかかるエアフィルタ装
置Fcの実施の形態について、図2に基づいて説明す
る。
【0034】ここで図2は、この発明にかかるエアフィ
ルタ装置Fcの適用例を理解し易いように、当該エアフ
ィルタ装置Fcおよび当該エアフィルタ装置Fcが設置
されるエアダクトDi並びに当該エアダクトDiを通じ
てエアが送り込まれる清浄化されたエアの供給が求めら
れる空間S、当該空間Sから送り出されるエアを案内す
るエアダクトDe、当該エアダクトDeに案内されるエ
アの一部を前記エアダクトDに循環させるためのエアダ
クトDrを、それぞれ示している。
【0035】この実施の形態にかかるエアフィルタ装置
Fcは、一方側がエアの流入側10aとなり、かつ、他
方側がエアの流出側10bとなるように、通気路D’に
設置されるフィルタ枠10と、このフィルタ枠10に流
入される前記エアを濾過するように、当該フィルタ枠1
0内に所定の間隔Tを開けて組み込まれる第一のフィル
タC1および第二のフィルタC2と、この第一のフィル
タC1と第二のフィルタC2との間にあるエアの測定分
流路Nとを備える構成としてある。
【0036】したがって、この実施の形態にかかるエア
フィルタ装置Fcによれば、前記測定分流路Nから流れ
出させることができる前記第一のフィルタC1と第二の
フィルタC2間にあるエア中に含まれる化学物質の濃度
を適宜の測定装置により随時に、あるいは、断続的また
は連続的に測定して、第一のフィルタC1の耐用時間の
到来、すなわち、当該第一のフィルタC1の破過を判定
することができる。
【0037】そして、かかる第一のフィルタC1の破過
が判定された場合にあっても、当該第一のフィルタC1
の二次側に前記第二のフィルタC2を備えることから、
第一のフィルタC1により除去されなかった化学物質を
当該第二のフィルタC2により除去することができる。
【0038】したがって、この実施の形態にかかるエア
フィルタ装置Fcによれば、前記第一のフィルタC1が
破過した場合であっても、当該第一のフィルタC1を構
成するフィルタを直ちに交換しなくても前記通気路D’
を通じて要求される濃度以上の化学物質を含んだエアが
当該エアフィルタ装置Fcの設置される通気路D’に連
絡されたクリーンルーム等の清浄化したエアの供給が求
められる空間Sに流入されることがない。
【0039】したがってまた、第二のフィルタC2の耐
用時間内に第一のフィルタC1の交換を行えば良く、当
該交換を計画的に行うことができる。例えば、この第二
のフィルタC2を第一のフィルタC1と同じものとすれ
ば、第一のフィルタC1の破過までの期間と略同一の期
間内に当該交換を行えば良いこととなる。
【0040】したがってまた、第一のフィルタC1の耐
用時間を残すことなく無駄なく使い切ることができる特
長を有する。
【0041】また、前記清浄化したエアの供給が求めら
れる空間Sへのエアの供給を停止した上で、前記エアフ
ィルタ装置Fcにおける第一のフィルタC1および第二
のフィルタC2を取り出し、取り出された第二のフィル
タC2を第一のフィルタC1として組み込み直すと共
に、第二のフィルタC2として新たなフィルタを組み込
むことにより、第一のフィルタC1の破過後かかる交換
までに一定の期間を要した場合であってもかかる期間中
化学物質の除去をなしてきてある程度劣化の進んだ第二
のフィルタC2を第一のフィルタC1としてその耐用時
間を残すことなく無駄なく使い切ることができる。
【0042】なお、この実施の形態にかかるエアフィル
タ装置Fcおける前記測定分流路Nも、前記第一のフィ
ルタC1と第二のフィルタC2間にあるエアを取り出
し、当該エアに含まれる化学物質の濃度を適宜の前記測
定装置により測定できるようにする構成のものであれば
良く、例えば、当該第一のフィルタC1と第二のフィル
タC2間にある通気路D’空間に一端側を連通させると
共に他端側から当該エアを取り出すことができるように
構成された適宜の太さの管などを設けて前記測定分流路
Nを構成することができる。
【0043】また、かかる測定分流路Nから取り出され
るエア中の化学物質の濃度の測定は、イオンクロマトグ
ラフ、ガスクロマトグラフなど、適宜の手法、装置を用
いて測定すれば良く、例えば、SO2 自動分析計、NO
x 自動分析計などを用いることにより、当該濃度変化を
連続的に測定することができる。
【0044】なお、この実施の形態にかかるエアフィル
タ装置Fcは、図2に示される適用例に限定されるもの
でなく、前記空間Sから送りだされるエアの一部を循環
させるための前記エアダクトDrに当該エアフィルタ装
置Fcを設けて用いても良い。
【0045】また、前記実施の形態にかかるエアフィル
タ装置Fcにおける少なくとも第二のフィルタC2を構
成する濾材を、当該エアフィルタ装置Fcにおけるエア
の流入側10aから流出側10bに亙って連通される複
数のエアの通し孔H、H…を持った濾材16bとするこ
とが、この発明の最良の実施の形態の更に他の一つとと
される。
【0046】かかる構成によれば、前記エアフィルタ装
置Fcを構成する通気路D’に前記第一のフィルタC1
および第二のフィルタC2を設けた場合における圧力損
失を、できる限り少なくすることができる。
【0047】この実施の形態にかかるエアフィルタ装置
Fcにあっても、通称ハニカムフィルタと称される濾材
を用いることができる。そして、このハニカムフィルタ
を第二のフィルタC2を構成する濾材16bとした場
合、第一のフィルタC1の破過後当該フィルタの交換ま
でに必要とされる期間がある程度定まっている条件下に
あっては、当該期間に応じた必要最小限の厚さに当該濾
材16bを構成し易く、第二のフィルタC2を必要最小
限の厚さに構成してエアフィルタ装置Fcをコンパクト
に構成することができる利点がある。
【0048】次いで、図3ないし図6に示されるこの発
明のより具体的な実施の形態にかかるエアフィルタ装置
Fcについて、詳細に説明する。
【0049】ここで図3は、この実施の形態にかかるエ
アフィルタ装置Fcの特徴が理解し易いように、当該エ
アフィルタ装置Fcをエアの流入側10aから流出側1
0bに向けて断面にして示しており、また、図4は、当
該エアフィルタ装置Fcをエアの流入側10aから見
て、また、図5は側方から見て、それぞれ示している。
【0050】また、図6は、図3ないし図5に示される
エアフィルタ装置Fcの構成の一部を変更したエアフィ
ルタ装置Fcの例を理解し易いように、当該エアフィル
タ装置Fcをエアの流入側10aから流出側10bに向
けて断面にして示している。
【0051】この実施の形態にかかるエアフィルタ装置
Fcは、略正方形状をなす開口を備えるように形成され
たフィルタ枠10と、このフィルタ枠10内に所定の間
隔Tを開けて組み込まれる第一のフィルタC1および第
二のフィルタC2とを備えている。
【0052】かかる第一のフィルタC1および第二のフ
ィルタC2は、いずれも横断面形状を略正方形状とする
ように成形してあり、この実施の形態にあっては、両フ
ィルタ共に前記フィルタ枠10内に組み込まれた際に、
該フィルタ枠10の前記開口全体を覆う大きさに構成し
てある。
【0053】そしてこの実施の形態にあっては、前記フ
ィルタ枠10がその一方の開口側をエアの流入側10a
とし、かつ、他方の開口側をエアの流出側10bとする
ように、エアダクトD、ここでは外部から前記空間Sに
エアを送り込むエアダクトDiを構成する通気路D’に
設置される構成としてあり、このように設置される当該
フィルタ枠10の前記エアの流入側10aに前記第一の
フィルタC1が組み込まれると共に、前記エアの流出側
10bに第二のフィルタC2が組み込まれる構成として
ある。
【0054】すなわち、この実施の形態にかかるエアフ
ィルタ装置Fcは、特に図3に示されるように、例え
ば、前記エアダクトDを構成する通気路D’における幅
広部と幅狭部との間に形成される段差部D”に前記フィ
ルタ枠10のエア流出側の開口縁部を接しさせるように
して、当該通気路D’に設置される。なお、図3におい
て符号13で示されるのは、シール材である。
【0055】また、この実施の形態にあっては、前記フ
ィルタ枠10内に組み込まれた前記第一のフィルタC1
と前記第二のフィルタC2との間に所定の間隔Tが形成
されるように、当該フィルタ枠10内にあって当該第一
のフィルタC1と第二のフィルタC2とを位置付けるス
ペーサ部材14が、当該フィルタ枠10に設けてある。
【0056】かかるスペーサ部材14は、前記フィルタ
枠10における前記当該フィルタ枠10を構成する側板
10d内面に固定される基板14aと、この基板14a
の両側部に一対の立ち上がり部14b、14bとを備え
たチャンネル材状の部材であり、当該フィルタ枠10の
エアの流入側の開口に向けられた一方の立ち上がり部1
4bを前記第一のフィルタC1における前記第二のフィ
ルタC2に向き合った側にある側縁部に接しさせると共
に、当該フィルタ枠10のエアの流出側の開口に向けら
れた他方の立ち上がり部14bを前記第二のフィルタC
2における前記第一のフィルタC1に向き合った側にあ
る側縁部に接しさせて、両フィルタ間にかかる一対の立
ち上がり部14b、14b外面間の間隔相当分の間隔T
を形成させる構成としてある。
【0057】なお、前記フィルタ枠10の前記エアの流
入側10aの開口縁部と、前記エアの流出側10bの開
口縁部とにはそれぞれ、当該フィルタ枠10内に組み込
まれた前記両フィルタC1、C2における互いに向き合
わない側の側縁部に接して当該両フィルタC1、C2を
当該フィルタ枠10内に安定的に位置付ける、当該フィ
ルタ枠10の内側に向けて突き出される鍔部11が形成
してある。
【0058】また、この実施の形態にあっては、前記フ
ィルタ枠10における前記両開口に金網12が張り込ま
れていると共に、図4における上側に位置される前記フ
ィルタ枠10の側板10cをビス10c’などを用いて
取り外し可能に組み付けてある構成としてあり、この側
板10cを取り外すことにより、前記両フィルタC1、
C2の取り替えを行うことができる構成としてある。
【0059】また、この実施の形態にあっては、前記第
一のフィルタC1を、前記ハニカムフィルタと称される
複数の通し孔H、H…をエアの流入側10aから流出側
10bに向けて備えた主たる濾材15aと、この濾材1
5aにおける前記第二のフィルタC2に向き合わない側
の面に備えられる塵芥を取り除くための不織布を主体と
した従たる濾材15bとから構成すると共に、前記第二
のフィルタC2を、前記ハニカムフィルタと称される複
数の通し孔H、H…をエアの流入側10aから流出側1
0bに向けて備えた主たる濾材16aと、この濾材16
aにおける前記第一のフィルタC1に向き合わない側の
面に備えられる塵芥を取り除くための不織布を主体とし
た従たる濾材16bとから構成してある。
【0060】また、この実施の形態にあっては、前記ス
ペーサ部材14により形成される前記第一のフィルタC
1と前記第二のフィルタC2との間に設けられた間隔T
内にあるエア、すなわち、当該第一のフィルタC1によ
り濾過されたエアの測定分流路Nが、前記フィルタ枠1
0を構成する一つの側板10dに形成してある。
【0061】すなわち、この実施の形態にあっては、前
記フィルタ枠10における一つの側板10dに、前記第
一のフィルタC1と第二のフィルタC2との間に形成さ
れた前記間隔T内の空間に連通する取付穴10d’を設
けておくと共に、この取付穴10d’に一端20a側を
当該空間内に位置させると共に他端20b側を前記フィ
ルタ枠10の外側に位置させるように分流管20を差し
入れ、かつ、この分流管20を当該フィルタ枠10に気
密状態に組み付けて、前記エアの測定分流路Nを形成し
ている。
【0062】この実施の形態にあっては、かかる分流管
20は、前記両端20a、20b間にある外周部の一部
に雄ネジ部21を有しており、前記取付穴10d’に前
記分流管20を差し入れた後、前記フィルタ枠10の内
側と外側とからそれぞれ当該雌ネジ部21にナット22
をネジ付けて、当該フィルタ枠10に組み付けられる構
成としてある。
【0063】したがって、この実施の形態にかかるエア
フィルタ装置Fcによれば、前記フィルタ枠10から突
き出されている前記分流管20の他端20b部に、ゴム
チューブ、パイプなどの適宜の管状体を気密状態に連結
させることにより、前記第一のフィルタC1と第二のフ
ィルタC2との間にあるエアを取り出すことができ、こ
のように取り出したエア中に含まれる化学物質の濃度を
適宜の分析装置により測定することができる。
【0064】図3ないし図5に示される例では、前記第
一のフィルタC1を構成する主たる濾材15a(ハニカ
ムフィルタ)に比し、前記第二のフィルタC2を構成す
る主たる濾材16a(ハニカムフィルタ)を薄く構成し
てあり、このように構成した場合、エアフィルタ装置F
cをできる限りコンパクトに構成することができる。
【0065】また、図6に示される例では、前記第一の
フィルタC1を構成する主たる濾材15a(ハニカムフ
ィルタ)と、前記第二のフィルタC2を構成する主たる
濾材16a(ハニカムフィルタ)とを略同じ厚さに構成
してあり、このように構成した場合、第一のフィルタC
1の破過までの期間と略同一の期間が経過するまで第二
のフィルタC2が破過することはないので、かかる期間
が経過するまでに第一のフィルタC1の交換を行えば良
く、第一のフィルタC1の交換に余裕と、計画性とを持
たせることができる。
【0066】また、かかる交換にあたり、前記エアフィ
ルタ装置Fcにおける第一のフィルタC1および第二の
フィルタC2を前記フィルタ枠10の前記ビス10c’
によって止め付けられた側板10dを取り外すことによ
り当該フィルタ枠10内から取り出し、このように取り
出された第二のフィルタC2を第一のフィルタC1とし
て前記フィルタ枠10のエアの流入側10aに組み込み
直すと共に、第二のフィルタC2として前記フィルタ枠
10のエアの流出側10bに新たなフィルタを組み込む
ことにより、第一のフィルタC1の破過後かかる交換ま
でに一定の期間を要した場合であってもかかる期間中化
学物質の除去をなしてきてある程度劣化の進んだ第二の
フィルタC2を第一のフィルタC1としてその耐用時間
を残すことなく無駄なく使い切ることができる。
【0067】
【発明の効果】この発明にかかるエアダクト構造によれ
ば、前記測定分流路Nから流れ出させることができる前
記第一のエアフィルタ装置Faと第二のエアフィルタ装
置Fb間にあるエア中に含まれる化学物質の濃度を適宜
の測定装置により随時に、あるいは、断続的または連続
的に測定して、第一のエアフィルタ装置Faの耐用時間
の到来、すなわち、当該第一のエアフィルタ装置Faの
破過を判定することができる。そして、かかる第一のエ
アフィルタ装置Faの破過が判定された場合にあって
も、当該第一のエアフィルタ装置Faの二次側に前記第
二のエアフィルタ装置Fbを備えることから、第一のエ
アフィルタ装置Faにより除去されなかった化学物質を
当該第二のエアフィルタ装置Fbにより除去することが
できる。したがって、この発明にかかるエアダクト構造
によれば、前記第一のエアフィルタ装置Faが破過した
場合であっても、当該第一のエアフィルタ装置Faを構
成するフィルタCを直ちに交換しなくても前記通気路
D’を通じて要求される濃度以上の化学物質を含んだエ
アがエアダクトDに連絡されたクリーンルーム等の清浄
化したエアの供給が求められる空間Sに流入されること
がない。
【0068】したがってまた、第二のエアフィルタ装置
Fbを構成するフィルタの耐用時間内に第一のエアフィ
ルタ装置Faを構成するフィルタCの交換を行えば良
く、当該交換を計画的に行うことができる。また、第一
のエアフィルタ装置FaのフィルタCを耐用時間を残す
ことなく無駄なく使い切ることができる特長を有する。
さらに、第一のエアフィルタ装置Faを構成するフィル
タCの交換の間、前記清浄化したエアの供給が求められ
る空間Sへのエアの供給を停止する必要を生じさせない
特長を有する。
【0069】また、前記清浄化したエアの供給が求めら
れる空間Sへのエアの供給を停止した上で、第二のエア
フィルタ装置Fbのフィルタを取り出し、第一のエアフ
ィルタ装置FaにかかるフィルタCを組み込むと共に、
第二のエアフィルタ装置Fbに新たなフィルタCを組み
込む交換を行うことにより、第一のエアフィルタ装置F
aの破過後かかる交換までに一定の期間を要した場合で
あってもかかる期間中化学物質の除去をなしてきてある
程度劣化の進んだ第二のエアフィルタ装置Fbのフィル
タCを第一のエアフィルタ装置FaのフィルタCとして
その耐用時間を残すことなく無駄なく使い切ることがで
きる。
【0070】また、この発明にかかるエアフィルタ装置
Fcによれば、前記測定分流路Nから流れ出させること
ができる前記第一のフィルタC1と第二のフィルタC2
間にあるエア中に含まれる化学物質の濃度を適宜の測定
装置により随時に、あるいは、断続的または連続的に測
定して、第一のフィルタC1の耐用時間の到来、すなわ
ち、当該第一のフィルタC1の破過を判定することがで
きる。そして、かかる第一のフィルタC1の破過が判定
された場合にあっても、当該第一のフィルタC1の二次
側に前記第二のフィルタC2を備えることから、第一の
フィルタC1により除去されなかった化学物質を当該第
二のフィルタC2により除去することができる。
【0071】したがって、この発明にかかるエアフィル
タ装置Fcによれば、前記第一のフィルタC1が破過し
た場合であっても、当該第一のフィルタC1を構成する
フィルタを直ちに交換しなくても前記通気路D’を通じ
て要求される濃度以上の化学物質を含んだエアが当該エ
アフィルタ装置Fcの設置される通気路D’に連絡され
たクリーンルーム等の清浄化したエアの供給が求められ
る空間Sに流入されることがない。また、第二のフィル
タC2の耐用時間内に第一のフィルタC1の交換を行え
ば良く、当該交換を計画的に行うことができる。例え
ば、この第二のフィルタC2を第一のフィルタC1と同
じものとすれば、第一のフィルタC1の破過までの期間
と略同一の期間内に当該交換を行えば良いこととなる。
さらに、第一のフィルタC1の耐用時間を残すことなく
無駄なく使い切ることができる特長を有する。
【0072】また、前記清浄化したエアの供給が求めら
れる空間Sへのエアの供給を停止した上で、前記エアフ
ィルタ装置Fcにおける第一のフィルタC1および第二
のフィルタC2を取り出し、取り出された第二のフィル
タC2を第一のフィルタC1として組み込み直すと共
に、第二のフィルタC2として新たなフィルタを組み込
むことにより、第一のフィルタC1の破過後かかる交換
までに一定の期間を要した場合であってもかかる期間中
化学物質の除去をなしてきてある程度劣化の進んだ第二
のフィルタC2を第一のフィルタC1としてその耐用時
間を残すことなく無駄なく使い切ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】エアダクト構造の構成図
【図2】エアフィルタ装置Fcの適用されたエアダクト
Dの一例を示す構成図
【図3】エアフィルタ装置Fcの断面図
【図4】エアフィルタ装置Fcの側面図
【図5】エアフィルタ装置Fcの側面図
【図6】エアフィルタ装置Fcの断面図
【符号の説明】
D’ 通気路 Fa 第一のエアフィルタ装置 Fb 第二のエアフィルタ装置 N 測定分流路 Fc エアフィルタ装置 10 フィルタ枠 10a 流入側 10b 流出側 T 間隔 C1 第一のフィルタ C2 第二のフィルタC2

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通気路に案内されるエアを濾過するよう
    に、当該通気路に所定の間隔を開けて組み込まれる第一
    のエアフィルタ装置および、当該第一のエアフィルタ装
    置の二次側に位置される第二のエアフィルタ装置と、 この第一のエアフィルタ装置と第二のエアフィルタ装置
    間にあるエアの測定分流路とを少なくとも備えることを
    特徴とするエアダクト構造。
  2. 【請求項2】 少なくとも第二のエアフィルタ装置を構
    成するフィルタが、当該エアフィルタ装置におけるエア
    の流入側から流出側に亙って連通される複数のエアの通
    し孔を持った濾材を備えた構成としてあることを特徴と
    する請求項1記載のエアダクト構造。
  3. 【請求項3】 一方側がエアの流入側となり、かつ、他
    方側がエアの流出側となるように、通気路に設置される
    フィルタ枠と、 このフィルタ枠に流入される前記エアを濾過するよう
    に、当該フィルタ枠内に所定の間隔を開けて組み込まれ
    る第一のフィルタおよび、当該第一のフィルタの二次側
    に位置される第二のフィルタと、 この第一のフィルタと第二のフィルタとの間にあるエア
    の測定分流路とを備えることを特徴とするエアフィルタ
    装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも第二のフィルタを構成する濾
    材が、エアフィルタ装置におけるエアの流入側から流出
    側に亙って連通される複数のエアの通し孔を持った濾材
    としてあることを特徴とする請求項3記載のエアフィル
    タ装置。
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