JPH09250482A - 流体機械 - Google Patents

流体機械

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JPH09250482A
JPH09250482A JP5641596A JP5641596A JPH09250482A JP H09250482 A JPH09250482 A JP H09250482A JP 5641596 A JP5641596 A JP 5641596A JP 5641596 A JP5641596 A JP 5641596A JP H09250482 A JPH09250482 A JP H09250482A
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JP
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chamber
oil supply
blade
expansion
roller
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JP5641596A
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English (en)
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Hitoshi Hattori
仁司 服部
Akira Morishima
明 森嶋
Toshio Otaka
敏男 大高
Kazuo Saito
和夫 齊藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 膨張機構部への潤滑を効率良く確実に行な
う。 【解決手段】 密閉ケース7内に組込まれ、低圧の雰囲
気となる膨張機構部9を、シリンダ13と、シリンダ1
3に対して偏心回転が与えられるローラ31と、前記シ
リンダ13側のブレード室37内に設けられたブレード
支持部材42により摺動自在に挟持され、ローラ31の
旋回運動に対応して摺動運動するブレード35とで前記
シリンダ13内に、膨張室39が作られるよう構成し、
前記ブレード室37の背面部を、潤滑油が満された給油
室49とし、給油室49の潤滑油を、ブレード支持部材
42及びローラ31の摺動部に給油を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ランキンサイク
ル用の膨張機構部と冷凍サイクル用の圧縮機構部とを一
つの密閉ケース内に配置した流体機械に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、膨張機構部と圧縮機構部とを一つ
の密閉ケース内に配置した流体機械としては、例えば、
特開昭59−25097号公報記載のものが知られてい
る。
【0003】流体機械の概要は、高圧の作動ガスが膨張
機構部に送り込まれ、ランキンサイクルを繰返すこと
で、回転動力が発生し、その回転動力は、圧縮機構部に
伝達されるようになる。圧縮機構部では、膨張機構部か
らの回転動力により、圧縮室に送り込まれた作動ガスを
高圧として吐出する冷凍サイクルが行なわれる構造とな
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】流体機械は、膨張機構
部によって回転動力が発生し、その回転動力は圧縮機構
部に伝達される。この運転中において、膨張機構部で
は、仕事を終えたガスは低圧となり密閉ケース内に放出
されるため、密閉ケース内は、低圧の雰囲気となる。
【0005】このために、各摺動部への潤滑が差圧で行
なえないため、給油装置が必要となり、給油機構が複雑
になると共に、組付性、コスト性の面においても望まし
くない。
【0006】そこで、この発明は、複雑な給油機構を招
来することなく、膨張機構部への潤滑が効率良く確実に
行なえるようにした流体機械を提供することを目的とし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、ランキンサイクルを構成する膨張機構
部と、冷凍サイクルを構成する圧縮機構部とを同一密閉
ケース内に組込み、その密閉ケース内に、膨張機構部で
仕事を終えたガスを導く流体機械において、前記膨張機
構部を、シリンダと、シリンダに対して偏心回転が与え
られるローラと、前記シリンダ側のブレード室内に設け
られたブレード支持部材により摺動自在に挟持され、ロ
ーラの旋回運動に対応して摺動運動するブレードとで前
記シリンダ内に、膨張室が作られるよう構成し、前記ブ
レード室の背面部を、潤滑油が満された給油室とする。
【0008】そして好ましい実施形態として、ブレード
支持部材に、ブレード室のブレード支持部材受け面へ給
油室の潤滑油を送り込む給油路を設ける。
【0009】あるいは、ブレード支持部材を支持するブ
レード室のブレード支持部材受け面に、膨張室及び排気
室とは連通が遮断され、給油室と連通し合う給油溝を設
ける。
【0010】あるいは、偏心回転が与えられるローラの
内周面に、ブレード内を貫通し、給油室と連通し合う給
油路の給油口を設ける。
【0011】あるいは、偏心回転が与えられるローラの
内周面に、軸受ブシュを圧入する。
【0012】あるいは、膨張室と連通し合うガス吸込通
路内に、給油手段によって潤滑油を送り込むようにす
る。
【0013】かかる流体機械によれば、高圧の作動ガス
は、膨張機構部の膨張室内に送り込まれ、仕事を終えた
ガスは低圧となって吐出口から密閉ケース内に吐出され
るランキンサイクルを繰返すことで回転動力が発生す
る。膨張機構部によって発生した回転動力は、圧縮機構
部に伝達され、圧縮機構部では、膨張機構部からの回転
動力により、圧縮室内に送り込まれた作動ガスを高圧と
して吐出する冷凍サイクルが行なわれる。
【0014】この運転中において、ブレード室内を摺動
運動するブレードにより、給油室の潤滑油は、給油路を
介してブレード支持部材受け面あるいは、ローラの内周
面に供給される。この時、給油室は、ブレード支持部材
受け面及びローラとは近い位置関係にあるため、効率よ
く、かつ、確実な給油が得られるようになる。
【0015】また、膨張室内には、潤滑油が送り込ま
れ、高圧ガスの漏れを防ぎ、体積効率の高い膨張運転が
行なえる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図8の図面を参照
しながらこの発明の実施形態を具体的に説明する。
【0017】図2において、1は流体機械を示してお
り、ランキンサイクル用の第1の吸込管2及び冷凍サイ
クル用の第2の吸込管3と、吐出管5とを有する密閉ケ
ース7内の右側に、膨張機構部9が、左側に圧縮機構部
11がそれぞれ配置されている。流体機械1は冷凍サイ
クルを構成する圧縮機構部11の吐出ガスと、ランキン
サイクルを構成する膨張機構部9の吐出ガスが密閉ケー
ス7内に吐出され、膨張機構部9は低圧の雰囲気となる
タイプとなっている。
【0018】膨張機構部9は、シリンダ13と15が並
列したツインタイプとなっていて、各シリンダ13,1
5は、中間仕切板17によってそれぞれ独立するように
仕切られ、両シリンダ13,15には第1の回転シャフ
ト19が貫通している。
【0019】膨張機構部9の第1の回転シャフト19
は、主軸受部材21と副軸受部材23とによって回転自
在に両端支持されている。第1の回転シャフト19は、
後述するガス吸込通路25と、前記各シリンダ13,1
5に対応する部分に、互いに180度位相をずらした偏
心軸部27,29が設けられ、これら偏心軸部27,2
9には前記両シリンダ13,15内に配置された第1の
ローラ31および第2のローラ33が嵌合している。
【0020】これにより、各ローラ31,33は、偏心
軸部27,29の回転により180度位相がずれた偏心
回転が与えられるようになる。
【0021】第1,第2のローラ31,33の外周面に
は、図1に示す如くブレード35,35が一体に設けら
れ、ここでは同一のため、片側についてのみ説明する。
【0022】ブレード35は、シリンダ15に設けられ
たブレード室37内に臨む形状となっている。これによ
り、シリンダ15内には半月状の膨張室39が作られる
ようになる。又その反対側に、常に吐出ポート75に連
通する排気室41が形成されている。
【0023】ブレード室37内には、断面半球状のブレ
ード支持部材受け面40,40が対向して設けられてい
る。ブレード支持部材受け面40には、図3に示す如く
上面が面取りされ、ブレード支持部材受け面40と接触
し合う曲面部42aと、前記ブレード35の一般面35
aと接触し、ブレード35を左右から挟持する平坦な支
持面42bとから成る一対のブレード支持部材42が設
けられている。
【0024】ブレード室37の背面部(図1,上方)
は、ブレード支持部材42及びローラ31,33の内側
摺動面へ潤滑油を供給する給油室49となっていて、給
油室49には、給油ポンプ51によって潤滑油が満され
るようになっている。
【0025】給油ポンプ51は、膨張機構部9の第1の
回転シャフト19の端部に配置され、吸込側には密閉ケ
ース7の底部の油溜め部53に延長された給油管55が
接続している。給油ポンプ51の吐出側には潤滑導入路
57を介して前記給油室49と連通し、油溜め部53の
潤滑油が満されるようになっている。
【0026】ブレード支持部材42は、ブレード室37
のブレード支持部材受け面40に対して面接触状態で自
由に動くよう保持されると共に、図3に示す如く給油路
59が設けられている。
【0027】給油路59は、1個ないし複数個設けられ
ると共に、給油路59の一方の給油口59aは、面取り
した上面部42cに設けられ、給油室49と連通してい
る。
【0028】給油路59の他方の給油口59bは、ブレ
ード支持部材受け面40と接触し合う曲面部42aに設
けられている。
【0029】給油路59は、一本でもよく、また、ブレ
ード支持部材42の曲面部42aと、ブレード支持部材
受け面40の全領域にわたり、安定した潤滑が行なわれ
るように、図4に示す如く、曲面部42aに給油路59
の給油口59bと連通し合う断面U字状の給油溝61を
設けるようにしてもよい。
【0030】あるいは、図5に示す如く、ブレード支持
部材受け面40側で、前記給油路59の給油口59bと
対向し合う位置に断面U字状の給油溝63を設けるよう
にしてもよい。特に、図5の実施形態の給油溝63にあ
っては、膨張室39及び排気室41と連通することのな
い受け面内に設けられることが条件となる。
【0031】また、図6に示す如く、ローラ33に設け
られたブレード35には、二本の給油路65が設けら
れ、給油路65の一方の給油口65aは、ローラ33の
内周面に設けられている。給油路65の他方の給油口6
5bは、ブレード35の先端縁に設けられ、前記給油室
49と連通している。ローラ33の内周面側の給油口6
5aは、ローラ33に設けられた、後述する連通ポート
67のポート径に対して図7に示す如く所定のシール巾
αを有する位置に配置されている。
【0032】一方、第1の回転シャフト19に設けられ
たガス吸込通路25は、第1の回転シャフト19の軸端
部から中心軸線に沿って左右の偏心軸部27,29の領
域まで延長されている。ガス吸込通路25の一方の吸込
口25aは、ケーシング41を介して前記吸込管2と連
通している。ケーシング41は主軸受部材21の軸受部
材端部に装着され、その装着面と、ケーシング41の内
部のシャフト外周面及び前記軸受部材端部内周面との間
はシール材69,70によりシールされている。シール
材69は、Oリングとなっており、シール部材70はリ
ング状に形成され、付勢ばね71により、密着方向の付
勢力が与えられ、吸込管2からの高圧ガスが密閉ケース
7の内部又はシリンダ13内へ漏れるのを防いでいる。
【0033】ガス吸込通路25の他方は、各偏心軸部2
7,29の外周面に180度の位相差を有して設けられ
た吸込ポート73と連通し、吸込ポート73は、各ロー
ラ31,33に設けられた連通ポート67を介して各膨
張室39,39と連通可能となっている。
【0034】吸込ポート73及び連通ポート67は、偏
心軸部27,29が約180度回転し、吸込ポート73
と連通ポート67が連通し合うことで高圧ガスが膨張室
39内へ送り込まれる流入タイミング制御手段を構成し
ている。
【0035】膨張機構部9側の各シリンダ13,15に
は、吐出ポート75をそれぞれ有し、一方のシリンダ1
3側の吐出ポート75にあっては、主軸受部材21側
に、他方のシリンダ15の吐出ポート25にあっては、
副軸受部材23側にそれぞれ設けられている。
【0036】一方のシリンダ13側の吐出ポート75
は、マフラ室77内に臨み、マフラ室77から密閉ケー
ス7内を通り前記吐出管5と連通している。他方のシリ
ンダ15側の吐出ポート75は、シリンダ15、中間仕
切板17、シリンダ13を貫通した貫通孔79を介して
マフラ室77に臨み、マフラ室77から密閉ケース7内
を通り前記吐出管5と連通している。
【0037】圧縮機構部11は、シリンダ79を有する
シングルタイプとなっていて、シリンダ79には第2の
回転シャフト81が貫通している。なお、複数のシリン
ダを有する多シリンダタイプでもよい。
【0038】圧縮機構部11の第2の回転シャフト81
は、継ぎ手83を介して膨張機構9の第1の回転シャフ
ト19と一体に結合されると共に、主軸受部材85及び
副軸受部材87とによって回転自在に軸支されている。
第2の回転シャフト81には、前記シリンダ79に対応
する部分に偏心軸部89が設けられ、偏心軸部89には
前記シリンダ79内に配置されたローラ91が嵌合して
いる。これにより、ローラ91は、偏心軸部89の回転
により偏心回転が与えられるようになる。
【0039】副軸受部材87には、開閉弁93を有する
吐出するポート95が設けられている。吐出ポート95
は、マフラ室97から密閉ケース7の内部空間を介して
前記吐出管5と連通している。
【0040】また、シリンダ79には、前記した吸込管
3と連通し合う吸込ポート101と、前記ローラ91の
外周面と背圧又はばね等による付勢手段によって常時接
触し合うブレード103とが設けられ、ローラ91及び
ブレード103とにより圧縮室105が作られるように
なっており、圧縮機構部11の各摺動部は、前記給油ポ
ンプ51の吐出側と連通の潤滑導入路107を介して油
溜め部53の潤滑油が供給されるようになっている。
【0041】膨張機構部9と圧縮機構部11は、膨張機
構部9側の副軸受部材23と圧縮機構部11側の主軸受
部材85が接合され、締結ボルト109によって一体に
結合されている。また、膨張機構部9の第1の回転シャ
フト19と、圧縮機構部11の第2の回転シャフト81
は継ぎ手83により同一軸心上に連結されている。
【0042】副軸受部材23と主軸受部材85が結合さ
れた結合外周部となるフランジ部111は、前記主軸受
部材85と一体に形成され、組付けが容易となるよう分
割された密閉ケース7の重ね合せ結合部113により挟
み込み支持された構造となっている。また、フランジ部
111の挟み込み位置は、結合された膨張機構部9と圧
縮機構部11の重心位置に設定され、偏荷重による応力
の発生が阻止された構造となっている。
【0043】膨張機構部9と圧縮機構部11の間には、
回転時の第1・第2の回転シャフト19,81のバラン
スをとるバランサ115,115が設けられている。さ
らに、圧縮機構部9の外側となる副軸受部材87の内部
には膨張機側の第1の回転シャフト19と第2の回転シ
ャフト81のスラスト力を受けるスラスト受部材117
が設けられている。
【0044】バランサ115は、圧縮機構部11の第2
の回転シャフト81の端部に、偏心軸部89と180度
反対向きに装着されている。
【0045】このように構成された流体機械1によれ
ば、ランキンサイクル用の第1の吸込管2から送り込ま
れた高圧の作動ガスは、膨張室39で膨張仕事を終えた
後、吐出ポート75から密閉ケース7内に吐出される。
この時の第1の回転シャフト19の回転動力は継ぎ手8
3を介して圧縮機構部11の第2の回転シャフト81に
伝達される。圧縮機構部11にあっては、冷凍サイクル
用の第2の吸込管3から送り込まれた作動ガスは、圧縮
室105で圧縮され吐出ポート95から密閉ケース7内
に吐出されるようになる。
【0046】この運転中の膨張機構部9側にあっては、
ローラ31,33の偏心回転に対応してブレード35は
ブレード支持部材42に挟持された状態で上下に摺動運
動するため、給油室49内の潤滑油は、ブレード35の
摺動運動によって発生する圧力で送り出され、給油路5
9を介してブレード支持部材受け面40、あるいは、ロ
ーラ31,33の内周面に供給される。この時、給油室
49は、各摺動部と近い位置関係にあるため、効率良
く、確実な給油が行なえる。
【0047】なお、圧縮機構部11側の各摺動部には、
給油ポンプ51から吐出される潤滑油が潤滑導入路10
7を介して供給されるようになる。
【0048】図10は、膨張室39内へ潤滑油を供給す
る別の実施形態を示したものである。
【0049】即ち、第1の回転シャフト19の副軸受部
材23側に給油ポンプ119を設ける。給油ポンプ11
9の吸込側に、油溜め部53に延長された給油管121
を設け、吐出側に、膨張室39内と連通し合うガス吸込
通路25の途中に、ガス吸込通路25を流れる高圧ガス
の影響で潤滑油が戻されることがないよう逆止弁(図示
していない)を備えた潤滑給油路123を設けるもので
ある。
【0050】この場合、油溜め部53の潤滑油を、鎖線
で示す如く給油ポンプ等の給油手段125により高圧室
となるケーシング41内に臨むガス吸込通路25の吸込
口側から送り込む手段とすることも可能である。この実
施形態の場合は、逆止弁の省略が図れるメリットが得ら
れる。
【0051】なお、他の構成要素は、図2に示す実施形
態と同一のため同一符号を付して詳細な説明を省略す
る。
【0052】したがって、この実施形態によれば、油溜
め部53の潤滑油は、高圧ガスと一緒に膨張室39内へ
送り込まれる。
【0053】この結果、オイルシールにより高圧ガスの
漏れを低減し、体積効率の高い膨張運転が行なえるよう
になる。
【0054】図11は、膨張機構部9側のローラ31,
33と偏心軸部27,29との円滑な摺動状態を確保す
る別の実施形態を示したものである。即ち、ローラ31
と33の内周面に、軸受ブシュ127を圧入する手段と
するものである。
【0055】軸受ブシュ127としては、摩擦係数の低
いホワイトメタル、リンセイ銅系、鉛セイ銅系がある。
【0056】なお、他の構成要素は前記実施形態と同一
のため、同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0057】したがって、この実施形態によれば、仮り
に潤滑油の供給が不安定になったとしても軸受ブシュ1
27によって安定した運転が可能になる。また、高速運
転でも円滑な運動が確保され、信頼性の向上につながる
ようになる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の流体機
械によれば、低圧の雰囲気となる膨張機構部側の各摺動
部は、ブレード室に設けられた給油室によって、効率よ
く、確実に潤滑油の供給を行なうことができると共に、
複雑な給油機構を招来することもない。
【0059】また、オイルシールにより高圧ガスの漏れ
を低減し、体積効率の高い膨張運転が行なえるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブレード室の背面部を潤滑油が満された給油室
とした図2のA−A拡大断面図。
【図2】この発明を実施した流体機械の概要切断面図。
【図3】ブレード支持部材の説明斜視図。
【図4】ブレード支持部材の曲面部に、給油溝を設けた
説明斜視図。
【図5】ブレード支持部材受け面内に、給油溝を設けた
説明斜視図。
【図6】ブレードに給油路を設けた説明図。
【図7】連通ポートと給油路の給油口との間にシール巾
を設けた説明図。
【図8】図2のB−B線拡大断面説明図。
【図9】ローラが180度偏心回転した図1と同様の動
作説明図。
【図10】膨張室内へ潤滑油を供給する手段を示した膨
張機構部側の拡大断面説明図。
【図11】ローラの内周面に摺動ブシュを圧入した説明
図。
【符号の説明】
7 密閉ケース 9 膨張機構部 11 圧縮機構部 13 シリンダ 31 ローラ 35 ブレード 37 ブレード室 39 膨張室 42 ブレード支持部材 49 給油室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 齊藤 和夫 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝住空間システム技術研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランキンサイクルを構成する膨張機構部
    と、冷凍サイクルを構成する圧縮機構部とを同一密閉ケ
    ース内に組込み、その密閉ケース内に、膨張機構部で仕
    事を終えたガスを導く流体機械において、前記膨張機構
    部を、シリンダと、シリンダに対して偏心回転が与えら
    れるローラと、前記シリンダ側のブレード室内に設けら
    れたブレード支持部材により摺動自在に挟持され、ロー
    ラの旋回運動に対応して摺動運動するブレードとで前記
    シリンダ内に、膨張室が作られるよう構成し、前記ブレ
    ード室の背面部を、潤滑油が満された給油室とすること
    を特徴とする流体機械。
  2. 【請求項2】 ブレード支持部材に、ブレード室のブレ
    ード支持部材受け面へ給油室の潤滑油を送り込む給油路
    を設けたことを特徴とする請求項1記載の流体機械。
  3. 【請求項3】 ブレード支持部材を支持するブレード室
    のブレード支持部材受け面に、膨張室及び排気室とは連
    通が遮断され、給油室と連通し合う給油溝を設けたこと
    を特徴とする流体機械。
  4. 【請求項4】 偏心回転が与えられるローラの内周面
    に、ブレード内を貫通し、給油室と連通し合う給油路の
    給油口を設けることを特徴とする請求項1記載の流体機
    械。
  5. 【請求項5】 偏心回転が与えられるローラの内周面
    に、軸受ブシュを圧入することを特徴とする請求項1記
    載の流体機械。
  6. 【請求項6】 膨張室と連通し合うガス吸込通路内に、
    給油手段によって潤滑油を送り込むようにすることを特
    徴とする請求項1記載の流体機械。
JP5641596A 1996-03-13 1996-03-13 流体機械 Pending JPH09250482A (ja)

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JP5641596A JPH09250482A (ja) 1996-03-13 1996-03-13 流体機械

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JP2013139720A (ja) * 2011-12-28 2013-07-18 Daikin Industries Ltd 回転式圧縮機

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