JPH09126171A - 流体機械 - Google Patents

流体機械

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Publication number
JPH09126171A
JPH09126171A JP28531295A JP28531295A JPH09126171A JP H09126171 A JPH09126171 A JP H09126171A JP 28531295 A JP28531295 A JP 28531295A JP 28531295 A JP28531295 A JP 28531295A JP H09126171 A JPH09126171 A JP H09126171A
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JP
Japan
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mechanism section
compression mechanism
expansion mechanism
fluid machine
oil supply
Prior art date
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Pending
Application number
JP28531295A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Morishima
明 森嶋
Hitoshi Hattori
仁司 服部
Toshio Otaka
敏男 大高
Kazuo Saito
和夫 齊藤
Masao Ozu
政雄 小津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組付性に優れると共に、圧縮効率の向上を図
る。 【解決手段】 第1の回転シャフト19を基準にして膨
張機構部9を組立てる一方、第2の回転シャフト63を
基準にして圧縮機構部11を組立て、密閉ケース7内に
おいて、膨張機構部9の第1の回転シャフト19と圧縮
機構部11の第2の回転シャフト63とを同一軸心上に
継ぎ手65を介して連結し、継ぎ手65において第1の
回転シャフト19から第2の回転シャフト63への熱の
伝達を小さく抑えると共に、膨張機構部9と圧縮機構部
11の結合外周部93を、密閉ケース7の重ね合せ結合
部97で挾み込み支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ランキンサイク
ル用の膨張機構部と冷凍サイクル用の圧縮機構部とを一
つの密閉ケース内に配置した流体機械に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、膨張機構部と圧縮機構部とを一つ
の密閉ケース内に配置した流体機械としては、例えば、
特開昭59−25097号公報記載のものが知られてい
る。
【0003】流体機械の概要は、膨張機構部のシャフト
と、圧縮機構部のシャフトとは一本の連続する形状とな
っていて、高圧の作動ガスが膨張機構部に送り込まれる
ランキンサイクルを繰返すことで、膨張室によって回転
動力が発生し、その回転動力は、シャフトを介して圧縮
機構部に伝達されるようになる。圧縮機構部では、膨張
機構部からの回転動力により、圧縮室に送り込まれた作
動ガスを高圧として吐出する冷凍サイクルが行なわれる
構造となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の流体機械にあっ
ては、1本の連続するシャフトを基準として、密閉ケー
ス内に膨張機構部と圧縮機構部とを順々に組立てていく
ため、組立てに時間がかかり組付性の面で望ましくない
こと。また、高温となる膨張機構部からの熱が、シャフ
トを介して圧縮機構部側へ伝わるため、熱の影響で圧縮
効率が低下する等の問題を招来するようになる。
【0005】そこで、この発明は、安定した潤滑と組付
性に優れると共に、圧縮効率の向上を図るようにした流
体機械を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、作動ガスの吐出管およびランキンサイ
クル吸込管並びに冷凍サイクル吸込管が設けられた密閉
ケース内に、第1のシリンダ内でシリンダの軸心に偏心
して設けられた第1の回転シャフトにより旋回運動が付
勢されることにより前記ランキンサイクル吸込管と連通
する前記シリンダ内に形成された膨張室からの作動ガス
を前記密閉ケース内に吐出する膨張機構部と、第2のシ
リンダ内でシリンダの軸心に偏心して設けられた第2の
回転シャフトにより偏心回転が付勢されることにより前
記冷凍サイクル吸込管と連通する前記シリンダ内に形成
された圧縮室からの作動ガスを前記密閉ケース内に吐出
する圧縮機構部とを備え、前記第1の回転シャフトと前
記第2の回転シャフトとを同一軸心上に配置し、継ぎ手
により一体に連結する。
【0007】継ぎ手の構造としては、第1に膨張機構部
の第1の回転シャフトと、圧縮機構部の第2の回転シャ
フトとは別体の連結部材で形成する。第2に膨張機構部
の第1の回転シャフトの端部に設けられた係合伝達部
と、この係合伝達部と一体に係合し合うと共に、圧縮機
構部の第2の回転シャフトの端部に設けられた係合伝達
部とで形成する場合がある。
【0008】連結部材の好ましい実施形態としては、膨
張機構部及び圧縮機構部の第1・第2の回転シャフトが
挿入され、第1・第2の回転シャフト同志の動力伝達を
図る動力伝達面を備える。
【0009】あるいは、膨張機構部及び圧縮機構部の第
1・第2の回転シャフトより熱伝導率の低い材質で形成
する。
【0010】あるいは、連結部材の動力伝達面を、表面
処理又は熱処理する。また、継ぎ手の好ましい実施形態
としては、膨張機構部及び圧縮機構部の第1の回転シャ
フトから第2の回転シャフトへの熱伝導を抑える断熱部
材を備える。
【0011】あるいは、膨張機構部及び圧縮機構部の第
1の回転シャフトから第2の回転シャフトへの振動,騒
音を抑える防振部材を備える。
【0012】あるいは、軸心方向に対し、直角方向の継
ぎ手のクリアランスは、膨張機構部及び圧縮機構部の各
シャフトの軸受けクリアランスより大きくする。
【0013】また、この実施形態の流体機械にあって
は、膨張機構部と圧縮機構部とに、膨張機構部のシャフ
トと圧縮機構部のシャフトとを同一軸心上に配置させる
仮結合用の位置決めピンを有する。
【0014】あるいは、膨張機構部と圧縮機構部を結合
した結合外周部を、密閉ケースの重ね合せ結合部で挾み
込み支持する。この時の結合外周部は、結合された膨張
機構部と圧縮機構部のほぼ重心位置に配置することが望
ましい。
【0015】また、結合外周部としては、膨張機構部及
び圧縮機構部の軸受け部又はシリンダと一体に形成され
たフランジ部形状としたり、あるいは、別体に設けたシ
リンダ部材とする形状がある。
【0016】また、この実施形態の流体機械としては、
第1に膨張機構部と圧縮機構部のいずれか一方のシャフ
トにより回転動力が与えられる一つの給油ポンプを設
け、給油ポンプから吐出された油を、潤滑給油路を介し
て前記膨張機構部及び圧縮機構部の摺動部に給油する。
【0017】第2に、膨張機構部と圧縮機構部の各シャ
フトにより回転動力が与えられる第1,第2の給油ポン
プをそれぞれ独立して設け、第1の給油ポンプから吐出
された油を、潤滑給油路を介して前記膨張機構部の摺動
部に、第2の給油ポンプから吐出された油を、潤滑給油
路を介して前記圧縮機構部の摺動部にそれぞれ給油す
る。
【0018】一つ設けられた給油ポンプの位置として
は、膨張機構部と圧縮機構部の間となるいずれか一方の
内側の配置がある。その外に、膨張機構部の外側に配置
する場合、あるいは、圧縮機構部の外側に配置する場合
がある。
【0019】また、二つの給油ポンプの位置としては、
膨張機構部と圧縮機構部の間となる内側の配置がある。
その外に、第1の給油ポンプを、膨張機構部の外側に、
第2の給油ポンプを、圧縮機構部の外側にそれぞれ配置
する場合、あるいは、第1の給油ポンプを、膨張機構部
と圧縮機構部の間となる内側に、第2の給油ポンプを圧
縮機構部の外側にそれぞれ配置する場合、あるいは、第
1の給油ポンプを、膨張機構部の外側に、第2の給油ポ
ンプを、膨張機構部と圧縮機構部の間となる内側にそれ
ぞれ配置する場合がある。
【0020】かかる流体機械によれば、膨張機構部を、
第1の回転シャフトを基準として組立てる一方、圧縮機
構部を、第2の回転シャフトを基準としてそれぞれ組立
てた後、密閉ケース内に、膨張機構部の第1の回転シャ
フトと圧縮機構部の第2の回転シャフトとを継ぎ手を介
して同一軸心上に組付ける。この組付け時において、位
置決めピンにより容易に各シャフトの位置決め連結が可
能になる。また、膨張機構部と圧縮機構部の結合外周部
は、密閉ケースの重ね合せ結合部で挾み込み支持するた
め、組付作業は迅速に完了するようになる。
【0021】一方、運転時にあっては、給油ポンプによ
って膨張機構部及び圧縮機構部の各摺動部に対して潤滑
油が供給され、円滑な作動状態が確保される。
【0022】また、膨張機構部からの熱は、継ぎ手にお
いて遮断されるため、熱の影響が回避される結果、圧縮
機構部において、効率のよい圧縮状態が得られる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図17の図面を参
照しながらこの発明の実施形態を具体的に説明する。
【0024】図1において、1は流体機械を示してお
り、ランキンサイクル用の第1の吸込管2及び冷凍サイ
クル用の第2の吸込管3と、吐出管5とを有する密閉ケ
ース7内の右側に膨張機構部9が、左側に圧縮機構部1
1がそれぞれ配置され、ている。流体機械1は冷凍サイ
クルを構成する圧縮機構部11の吐出ガスと、ランキン
サイクルを構成する膨張機構9の吐出ガスが密閉ケース
7内に吐出される1流体方式対応となっている。
【0025】膨張機構部9は、シリンダ13とシリンダ
15とからなるツインタイプの第1のシリンダーを有
し、各シリンダ13,15は、中間仕切板17によって
それぞれ独立するよう仕切られ、両シリンダ13,15
に第1の回転シャフト19が貫通している。
【0026】膨張機構9の第1の回転シャフト19は、
主軸受部材21と副軸受部材23とによって回転自在に
両端支持されている。第1の回転シャフト19は、後述
するガス吸込通路25と、前記第1のシリンダ13およ
び第2のシリンダ15に対応する部分に、互いに180
度位相をずらした偏心軸部27,29が設けられ、これ
ら偏心軸部27,29には前記両シリンダ13,15内
に配置された第1のローラ31および第2のローラ33
が嵌合している。
【0027】これにより、各ローラ31,33は、偏心
軸部27,29の回転により180度位相がずれた偏心
回転が与えられようになる。
【0028】第1、第2のローラ31,33の外周面に
は、図2に示す如く背圧又は、ばね等による付勢手段3
5によって常時接触し合うブレード37が設けられ、各
ローラ31,33及びブレード37とにより膨張室39
がそれぞれ作られるようになっている。
【0029】第1の回転シャフト19に設けられたガス
吸込通路25は、第1の回転シャフト19の軸端部から
中心軸線に沿って左右の偏心軸部27,29の領域まで
延長されている。ガス吸込通路25の一方の吸込口25
aは、ケーシング41を介して前記吸込管3と連通して
いる。ケーシング41は主軸受部材21の軸受部材端部
に装着され、その装着面と、ケーシング41の内部のシ
ャフト外周面及び前記軸受部材端部内周面との間はシー
ル材42,43によりシールされている。シール材42
は、Oリングとなっており、シール部材43はリング状
に形成され、付勢ばね45により、密着方向の付勢力が
与えられ、吸込管2からの高圧ガスが密閉ケース7の内
部又はシリンダ13内へ漏れるのを防いでいる。
【0030】ガス吸込通路25の他方は、各偏心軸部2
7,29の外周面に180度の位相差を有して設けられ
た吸込ポート47と連通し、吸込ポート47は、各ロー
ラ31,33に設けられた連通ポート49を介して各膨
張室39,39と連通可能となっている。
【0031】吸込ポート47及び連通ポート49は、偏
心軸部27,29が約180度回転し、吸込ポート47
と連通ポート49が連通し合うことで高圧ガスが膨張室
39内へ送り込まれる流入タイミング制御手段51を構
成している。
【0032】一方、第1のシリンダを構成する両シリン
ダ13,15には、吐出ポート55をそれぞれ有し、上
位側シリンダ13側の吐出ポート55にあっては、主軸
受部材21側に、下位側のシリンダ15の吐出ポート5
5にあっては、副軸受部材23側にそれぞれ設けられて
いる。
【0033】上位側のシリンダ13側の吐出ポート55
は、マフラ室57内に臨み、マフラ室57から密閉ケー
ス7内を通り前記吐出管5と連通している。下位側のシ
リンダ15側の吐出ポート55は、上位側シリンダ1
5,中間仕切板17,下位側シリンダ13を貫通した貫
通孔55aを介してマフラ室57に臨み、マフラ室57
から密閉ケース7内を通り前記吐出管5と連通してい
る。
【0034】圧縮機構部11は、1つの第2のシリンダ
61を有するシングルタイプとなっていて、第2のシリ
ンダ61には第2の回転シャフト63が貫通している。
【0035】圧縮機構部11の第2の回転シャフト63
は、継ぎ手65を介して膨張機構9の第1の回転シャフ
ト19と一体に結合されると共に、主軸受部材67及び
副軸受部材69とによって回転自在に軸支されている。
第2の回転シャフト63には、前記第2のシリンダ61
に対応する部分に偏心軸部71が設けられ、偏心軸部7
1には前記第2のシリンダ61内に配置されたローラ7
3が嵌合している。これにより、ローラ73は、偏心軸
部71の回転により偏心回転が与えられるようになる。
【0036】主軸受部材67には、開閉弁75を有する
吐出ポート77が設けられている。吐出ポート77は、
マフラ室79から主軸受部材67、第2のシリンダ6
1、副軸受部材69を通る貫通孔81及び密閉ケース7
の内部空間を介して前記吐出管5と連通している。
【0037】また、第2のシリンダ61には、前記した
吸込管3と連通し合う吸込ポート85と、前記ローラ7
3の外周面と背圧又はばね等による付勢手段によって常
時接触し合うブレード87とが設けられ、ローラ73及
びブレード87とにより圧縮室89が作られるようにな
っている。
【0038】膨張機構部9と圧縮機構部11は、膨張機
構部9側の副軸受部材23と圧縮機構部11側の主軸受
部材67が接合され、締結ボルト91によって一体に結
合されている。また、膨張機構部9の第1の回転シャフ
ト19と、圧縮機構部11の第2の回転シャフト63は
継ぎ手65により同一軸心上に連結されている。
【0039】副軸受部材23と主軸受部材67が結合さ
れた結合外周部93となるフランジ部95は、前記主軸
受部材67と一体に形成され、組付けが容易となるよう
分割された密閉ケース7の重ね合せ結合部97により挾
み込み支持された構造となっている。また、結合外周部
93となるフランジ部95の挾み込み位置は、結合され
た膨張機構部9と圧縮機構部11の重心位置に設定さ
れ、偏荷重による応力の発生が阻止された構造となって
いる。
【0040】この場合、結合外周部93となるフランジ
部95は、主軸受部材67と一体に形成される形状に特
定されない。例えば、図9に示す如く別体にリング状の
リング部材99に形成し、リング部材99を、密閉ケー
ス7の重ね合せ結合部97で挾み込み支持する構造とし
てもよい。
【0041】一方、接ぎ手65は、図4に示す如くリン
グ状に形成された別体の連結部材101となっている。
連結部材101は、熱伝導率の低い材料で形成されると
共に、内側には、貫通したシャフト挿入孔103が設け
られている。シャフト挿入孔103には、対向し合う一
対の平行な動力伝達面105,105が形成され、熱伝
導率の低い材料によって、膨張機構部9の第1の回転シ
ャフト19からの熱が、圧縮機構部11の第2の回転シ
ャフト63に対して小さく抑えられるようになってい
る。
【0042】この場合、図6に示す如く、継ぎ手65の
内側に熱の伝達を遮断する断熱部材107を設けるよう
にしてもよい。
【0043】あるいは、シャフト挿入孔103の動力伝
達面105を例えば、窒化処理、セラミックコーテン
グ、煙入れを促した表面処理又は熱処理によって耐磨耗
性の向上を図るようにすることが好ましい。
【0044】なお、連結部材101を熱伝導率の低い材
料で形成する場合には、連結部材101の内側に、断熱
部材107にかえて、シャフト19からシャフト63へ
の振動,騒音を抑える例えば、ポリ・エーテル・エーテ
ル・ケトン(PEEk),ポリエチレンテレフタレート
(PET),皿フッ化エチレン等の高分子樹脂材等の防
振部材(図示していない)を設けることが望ましい。
【0045】また、膨張機構部9の第1の回転シャフト
19の端部と、圧縮機構部11の第2の回転シャフト6
3の端部には、前記連結部材101のシャフト挿入孔1
03内に挿入可能な、シャフト挿入部109,111が
それぞれ設けられている。
【0046】各シャフト挿入部109,111は、前記
動力伝達面105,105と対向し合う一対の動力伝達
面113,113を有している。各シャフト挿入部10
9,111は、連結部材101のシャフト貫通孔103
に対して雄・雌の関係に設定され、図1に示す如く、膨
張機構部9側の副軸受部材23と、圧縮機構部11側の
主軸受部材67とに対向して設けられたロケート孔11
5,115に両端部が係合された位置決めピン117に
よって、膨張機構部9と圧縮機構部11が仮結合される
時に、各シャフト挿入部109,111が同一軸心上に
位置決めされるようになっている。
【0047】なお、位置決めピン117は、締結ボルト
91による固定完了後、取外し可能な構成とすることも
可能である。
【0048】各シャフト挿入部109,111側の動力
伝達面113,113のクリアランス(t2−t1)と
第1・第2の回転シャフト19,63側のクリアランス
は、t2−t1>シャフトクリアランスの関係となって
いる。各シャフト挿入部109,111側の円弧面11
9のクリアランス(r2−r1)と第1・第2の回転シ
ャフト19,63側のクリアランスは、r2−r1>シ
ャフトクリアランスの関係に設定され、膨張機構部9の
第1の回転シャフト19と圧縮機構部11の第2の回転
シャフト63とが、軸心線に対して若干の狂いが起きて
も無理なく継ぎ手65を介して一体に結合することが可
能となっている。
【0049】この場合、図5に示す如く、第1・第2の
回転シャフト19,63のシャフト挿入部109,11
1の動力伝達面113及びシャフト貫通孔103の動力
伝達面105はそれぞれ片側に設けるタイプであっても
よい。あるいは、図示していないが、上下左右の四面が
動力伝達面となる角筒係合タイプ、あるいは、スプライ
ン係合タイプであってもよい。
【0050】図7は継ぎ手65の別の実施形態を示した
ものである。この実施形態にあっては、例えば、膨張機
構部9の第1の回転シャフト19の端部に、溝状の動力
伝達面121を有する係合伝達部123を設ける一方、
圧縮機構部11の第2の回転シャフト63の端部に、前
記係合伝達面121と係合し合う突起した動力伝達面1
25を有する係合伝達部127を設け、係合伝達部12
3と係合伝達部127とにより、継ぎ手65を構成し、
別部材の省略を図った構造としたものである。
【0051】この実施形態の場合は、連結部材101を
用いた継ぎ手65と同様に、図8に示す如く、各係合伝
達部123と係合伝達部127の間に、第1の回転シャ
フト19から第2の回転シャフト63への熱の伝達を遮
断する断熱部材129を設けることが望ましい。
【0052】一方、図10に示す如く、膨張機構部9と
圧縮機構部11の間となる膨張機構部9の内側には、給
油ポンプ131が、また圧縮機構部11の内側と外側と
に、回転時の第1・第2の回転シャフト19,63のバ
ランスをとるバランサ133,133が設けられてい
る。さらに、圧縮機構部9の外側となる副軸受部材69
の内部には第2の回転シャフト63のスラスト力を受け
るスラスト受部材135が設けられている。
【0053】バランサ133は、圧縮機構部11の第2
の回転シャフト63の端部に、偏心軸部71と180度
反対向きに装着されている。
【0054】給油ポンプ131は、トロコロイド式ある
いはロータリ式等の容積ポンプとなっている。給油ポン
プ131は膨張機構部9の第1の回転シャフト19の端
部に配置され、吸込側には油溜め部137に延長された
給油管136が接続されている。給油ポンプ131の吐
出側には、潤滑給油路139,141が接続連通してい
る。膨張機構部9側の潤滑給油路139は、副軸受部材
23、中間仕切板17、主軸受部材21を貫通するよう
設けられ、矢印で示す如く副軸受部材23、偏心軸部2
7,29、主軸受部材21の各摺動部に対して潤滑油が
供給されるようになっており、ケーシング41を介して
油溜め137に戻るようになっている。
【0055】圧縮機構部11側の潤滑給油路141は、
第2の回転シャフト63内を軸心に沿って設けられ矢印
で示す如く主軸受部材67、偏心軸部71、副軸受部材
69の各摺動部に対して潤滑油が供給されるようになっ
ており、副軸受部材69に設けられた戻り通路143を
介して油溜め部137に戻るようになっている。
【0056】この場合、給油ポンプ131の取付位置
は、膨張機構部9と圧縮機構部11の間となる内側に特
定されない。例えば、図11に示す如く、圧縮機構部1
1の外側(図面左側)に配置したり、または、図12に
示す如く膨張機構部9の外側(図面右側)に配置する構
造としてもよい。
【0057】あるいは、膨張機構部9及び圧縮機構部1
1の運転条件に対応して良り最適な潤滑を確保するため
に、図13に示す如く膨張機構部9と圧縮機構部11の
間となる膨張機構部9と圧縮機構部11の内側に専用の
第1,第2の給油ポンプ145,147を設けることも
可能である。
【0058】第1の給油ポンプ145の吸込側は、油溜
め部137に延長された給油管149と接続し、吐出側
は、潤滑給油路151と接続連通している。潤滑給油路
151は、副軸受部材23、中間仕切板17、主軸受部
材21を貫通するよう設けられ、矢印で示す如く副軸受
部材23,偏心軸部27,29、主軸受部材21の各摺
動部に対して潤滑油が供給されるようになっており、ケ
ーシング41を介して油溜め部137に戻るようになっ
ている。
【0059】第2の給油ポンプ147の吸込側は、油溜
め部137に延長された給油管55と接続し、吐出側
は、潤滑給油路157と接続連通している。
【0060】圧縮機構部11側の潤滑給油路157は、
第2の回転シャフト63内を軸心に沿って設けられ、矢
印で示す如く主軸受部材67、偏心軸部71、副軸受部
材69の各摺動部に対して潤滑油が供給されるようにな
っており、副軸受部材69に設けられた戻り通路143
を介して油溜め部137に戻るようになっている。
【0061】この場合、第1,第2の給油ポンプ14
5,147の取付位置は、膨張機構部9と圧縮機構部1
1の間となる膨張機構部9及び圧縮機構部11の内側に
特定されない。
【0062】例えば図14に示す如く、第1の給油ポン
プ145を、膨張機構部9の外側に、第2の給油ポンプ
147を、圧縮機構部11の外側にそれぞれ配置する。
あるいは、図15に示す如く、第1の給油ポンプ145
を、膨張機構部9と圧縮機構部11の間となる内側に、
第2の給油ポンプ147を、圧縮機構部11の外側にそ
れぞれ配置する。
【0063】あるいは、図16に示す如く、第1の給油
ポンプ145を、膨張機構部9の外側に、第2の給油ポ
ンプ147を、膨張機構部9と圧縮機構部11の間とな
る内側にそれぞれ配置する構造としても良い。
【0064】このように構成された流体機械1によれ
ば、膨張機構部9を第1の回転シャフト19を基準とし
て組立てる一方、圧縮機構部11を第2の回転シャフト
63を基準として組立てた後、密閉ケース7内におい
て、膨張機構部9と圧縮機構部11とを位置決めピン1
17により仮結合して膨張機構部9の第1の回転シャフ
ト19と、圧縮機構部11の第2の回転シャフト63と
を継ぎ手65を介して同一軸心上に組付ける。この組付
け時において、第1・第2の回転シャフト19,63は
位置決めピン117によって容易に同一軸心上に位置決
めされると共に、膨張機構部9と圧縮機構部11の結合
外周部93は、分割された密閉ケース7の重ね合せ結合
部97で挾み込み支持するため、組付けが容易となり迅
速に完了するようになる。
【0065】一方、運転時にあっては、ランキンサイク
ル用の第1の吸込管2から送り込まれた高圧の作動ガス
は、膨張室39で膨張仕事を終えた後、吐出ポート55
から密閉ケース7内に吐出される。この時の第1の回転
シャフト19の回転動力は継ぎ手65を介して圧縮機構
部11の第2の回転シャフト63に伝達される。圧縮機
構部11にあっては、冷凍サイクル用の第2の吸込管3
から送り込まれた作動ガスは、圧縮室89で圧縮され吐
出ポート77から密閉ケース7内に吐出されるようにな
る。この圧縮機構部11の作動時に、膨張機構部9から
の熱は、継ぎ手65において遮断されるため、熱の影響
が回避される結果、図17に示す如く斜線で示した領域
分のロスが少なくなり、効率のよい圧縮状態が得られる
ようになる。
【0066】また、膨張機構部9及び圧縮機構部11の
各摺動部は、給油ポンプ131によって潤滑油が供給さ
れるため、長期間にわたり安定した作動状態が確保され
るようになる。
【0067】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明の流体
機械によれば、膨張機構部と圧縮機構部とをそれぞれ独
立して組立てた後、密閉ケース内において一体に組付け
ることが可能となるため、組付けが容易となり組付性の
向上が図れる。また、継ぎ手によって膨張機構部からの
熱の影響を回避できるため、圧縮機構部による効率のよ
い圧縮状態が確保される。また、運転中の各摺動部は給
油ポンプによって潤滑油が供給されるため、長期間に亘
り安定した作動状態が確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる流体機械の概要切断側面図。
【図2】膨張機構部の切断面図。
【図3】圧縮機構部の切断面図。
【図4】第1の回転シャフトと第2の回転シャフトとを
連結部材により結合する継ぎ手を示した斜視図。
【図5】動力伝達面の別の実施形態を示した図4と同様
の斜視図。
【図6】継ぎ手となる連結部材の内側に断熱部材を設け
た説明図。
【図7】第1の回転シャフトと第2の回転シャフトとを
直接結合する継ぎ手を示した斜視図。
【図8】第1の回転シャフトと第2の回転シャフトとを
直接結合する継ぎ手に断熱部材を設けた説明図。
【図9】結合外周部を別体のリング部材とした図1と同
様の概要切断側面図。
【図10】給油ポンプと潤滑油の流れを示した図1と同
様の概要切断側面図。
【図11】給油ポンプを、圧縮機構部の外側に設けた図
10と同様の概要切断側面図。
【図12】給油ポンプを、膨張機構部の外側に設けた図
10と同様の概要切断側面図。
【図13】二つの給油ポンプを膨張機構部と圧縮機構部
の間となる膨張機構部と圧縮機構部の内側に設けた図1
0と同様概要切断側面図。
【図14】二つの内、一方の給油ポンプを膨張機構部の
外側に、他方の給油ポンプを圧縮機構部の外側にそれぞ
れ設けた図10と同様の概要切断側面図。
【図15】二つの内、一方の給油ポンプを膨張機構部の
内側に、他方の給油ポンプを圧縮機構部の外側にそれぞ
れ設けた図10と同様の概要切断側面図。
【図16】二つの内、一方の給油ポンプを膨張機構部の
外側に、他方の給油ポンプを圧縮機構部の内側にそれぞ
れ設けた図10と同様の概要切断側面図。
【図17】圧力と容積の関係を示した説明図。
【符号の説明】
7 密閉ケース 9 膨張機構部 11 圧縮機構部 19 第1の回転シャフト 63 第2の回転シャフト 65 継ぎ手 93 結合外周部 97 重ね合せ結合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 齊藤 和夫 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝住空間システム技術研究所内 (72)発明者 小津 政雄 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝住空間システム技術研究所内

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作動ガスの吐出管およびランキンサイク
    ル吸込管並びに冷凍サイクル吸込管が設けられた密閉ケ
    ース内に、第1のシリンダ内でシリンダの軸心に偏心し
    て設けられた第1の回転シャフトにより旋回運動が付勢
    されることにより前記ランキンサイクル吸込管と連通す
    る前記シリンダ内に形成された膨張室からの作動ガスを
    前記密閉ケース内に吐出する膨張機構部と、第2のシリ
    ンダ内でシリンダの軸心に偏心して設けられた第2の回
    転シャフトにより偏心回転が付勢されることにより前記
    冷凍サイクル吸込管と連通する前記シリンダ内に形成さ
    れた圧縮室からの作動ガスを前記密閉ケース内に吐出す
    る圧縮機構部とを備え、前記第1の回転シャフトと前記
    第2の回転シャフトとを同一軸心上に配置し、継ぎ手に
    より一体に連結したことを特徴とする流体機械。
  2. 【請求項2】 継ぎ手は、膨張機構部の第1の回転シャ
    フトと、圧縮機構部の第2の回転シャフトとは別体の連
    結部材で形成することを特徴とする請求項1記載の流体
    機械。
  3. 【請求項3】 連結部材には、膨張機構部及び圧縮機構
    部の第1・第2の回転シャフトが挿入され、第1・第2
    の回転シャフト同志の動力伝達を図る動力伝達面を備え
    ることを特徴とする請求項2記載の流体機械。
  4. 【請求項4】 連結部材は、膨張機構部及び圧縮機構部
    の第1・第2の回転シャフトより熱伝導率の低い材質で
    形成されることを特徴とする請求項2記載の流体機械。
  5. 【請求項5】 連結部材の動力伝達面を、表面処理又は
    熱処理することを特徴とする請求項2記載の流体機械。
  6. 【請求項6】 継ぎ手は、膨張機構部の第1の回転シャ
    フトの端部に設けられた係合伝達部と、この係合伝達部
    と一体に係合し合うと共に、圧縮機構部の第2の回転シ
    ャフトの端部に設けられた係合伝達部とで形成すること
    を特徴とする請求項1記載の流体機械。
  7. 【請求項7】 継ぎ手には、膨張機構部及び圧縮機構部
    の第1の回転シャフトから第2の回転シャフトへの熱伝
    導を抑える断熱部材を備えることを特徴とする請求項
    1,2,3,6記載の流体機械。
  8. 【請求項8】 継ぎ手には、膨張機構部及び圧縮機構部
    の第1の回転シャフトから第2の回転シャフトへの振
    動,騒音を抑える防振部材を備えることを特徴とする請
    求項1,2,3,6記載の流体機械。
  9. 【請求項9】 軸心方向に対し、直角方向の継ぎ手のク
    リアランスは、膨張機構部及び圧縮機構部の第1・第2
    の回転シャフトの軸受けクリアランスより大きくしたこ
    とを特徴とする請求項1記載の流体機械。
  10. 【請求項10】 膨張機構部と圧縮機構部とに、膨張機
    構部の第1の回転シャフトと圧縮機構部の第2の回転シ
    ャフトとを同一軸心上に配置させる仮結合用の位置決め
    ピンを有することを特徴とする請求項1記載の流体機
    械。
  11. 【請求項11】 膨張機構部と圧縮機構部とを結合した
    結合外周部を、密閉ケースの重ね合せ結合部で挾み込み
    支持することを特徴とする請求項1記載の流体機械。
  12. 【請求項12】 膨張機構部と圧縮機構部が結合された
    結合外周部は、結合された膨張機構部と圧縮機構部のほ
    ぼ重心位置に配置されていることを特徴とする請求項1
    0記載の流体機械。
  13. 【請求項13】 膨張機構部と圧縮機構部が結合された
    結合外周部は、膨張機構部及び圧縮機構部の軸受け部又
    はシリンダと一体に形成されたフランジ部形状であるこ
    とを特徴とする請求項10記載の流体機械。
  14. 【請求項14】 膨張機構部と圧縮機構部が結合された
    結合外周部は、別体に設けたリング部材であることを特
    徴とする請求項10記載の流体機械。
  15. 【請求項15】 膨張機構部と圧縮機構部のいずれか一
    方のシャフトにより回転動力が与えられる一つの給油ポ
    ンプを設け、給油ポンプから吐出された油を、潤滑給油
    路を介して前記膨張機構部及び圧縮機構部の摺動部に給
    油することを特徴とする請求項1記載の流体機械。
  16. 【請求項16】 給油ポンプは、膨張機構部と圧縮機構
    部の間となるいずれか一方の内側に配置されていること
    を特徴とする請求項14記載の流体機械。
  17. 【請求項17】 給油ポンプは、膨張機構部の外側に配
    置されていることを特徴とする請求項14記載の流体機
    械。
  18. 【請求項18】 給油ポンプは、圧縮機構部の外側に配
    置されていることを特徴とする請求項14記載の流体機
    械。
  19. 【請求項19】 膨張機構部と圧縮機構部の各シャフト
    により回転動力が与えられる第1,第2の給油ポンプを
    それぞれ独立して設け、第1の給油ポンプから吐出され
    た油を、潤滑給油路を介して前記膨張機構部の摺動部
    に、第2の給油ポンプから吐出された油を、潤滑給油路
    を介して前記圧縮機構部の摺動部にそれぞれ給油するこ
    とを特徴とする請求項1記載の流体機械。
  20. 【請求項20】 第1,第2の給油ポンプは、膨張機構
    部と圧縮機構部の間となる内側に配置されていることを
    特徴とする請求項18記載の流体機械。
  21. 【請求項21】 第1の給油ポンプは、膨張機構部の外
    側に、第2の給油ポンプは、圧縮機構部の外側にそれぞ
    れ配置されていることを特徴とする請求項18記載の流
    体機械。
  22. 【請求項22】 第1の給油ポンプは、膨張機構部と圧
    縮機構部の間となる内側に、第2の給油ポンプは、圧縮
    機構部の外側にそれぞれ配置されていることを特徴とす
    る請求項18記載の流体機械。
  23. 【請求項23】 第1の給油ポンプは、膨張機構部の外
    側に、第2の給油ポンプは、膨張機構部と圧縮機構部の
    間となる内側にそれぞれ配置されていることを特徴とす
    る請求項18記載の流体機械。
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