JPH09250018A - 夾雑物検出機構を備えた布プレス機 - Google Patents

夾雑物検出機構を備えた布プレス機

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JPH09250018A
JPH09250018A JP8097696A JP8097696A JPH09250018A JP H09250018 A JPH09250018 A JP H09250018A JP 8097696 A JP8097696 A JP 8097696A JP 8097696 A JP8097696 A JP 8097696A JP H09250018 A JPH09250018 A JP H09250018A
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JP
Japan
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cloth
treated
light
pressing machine
feed belt
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Pending
Application number
JP8097696A
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English (en)
Inventor
Shinji Katagishi
伸治 片岸
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Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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Publication date
Application filed by Kanebo Ltd filed Critical Kanebo Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロータリ方式の布プレス機において、導入す
る重畳状態の処理対象布帛片に紛れ混む夾雑物を、容易
に事前に検出することのできる機構の提供。 【解決手段】 機内を循環する布帛片搬送用の下送りベ
ルト3の入口側端部近傍に載置台21を設け、該台に布
帛片載置用の透光板23を設け、下方からこれに光線を
当てる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数枚の布帛片を
重畳状態で相互に接着するロータリ方式の布プレス機の
構造に関するものであり、更に詳しくは、上着又はワイ
シャツ用生地等に接着芯地を貼着する際、両者間に過っ
て混入する夾雑物等を粘着前に容易に見出すことのでき
る布プレス機の夾雑物検出機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特公平2−52003号公報或は特公平
2−2704号公報等に記載するロータリ方式の布プレ
ス機は、被服製造過程の生産性向上、特に構成部片の生
産性並びにその製品精度の向上に大きく寄与しており、
現在においてもプレス機各機能の開発・改善が進められ
ている。
【0003】現在使用されているロータリ方式の布プレ
ス機は特許公報に開示されている通り、図3に示す構造
を備えている。即ち同図において、1は機枠、2は上送
りベルト、3は下送りベルト、4は常時加熱する上鏝
体、5は下鏝体、6は上加圧ローラー、7は下加圧ロー
ラーである。モーター8に連結するベルト9によって回
動する送りローラー10はエンドレスベルト状の下送り
ベルト3を積極駆動する用をなしており、該下送りベル
ト3は順次A案内ローラー11、バネ機構12で支えら
れる下鏝体5の上方、下加圧ローラー7、送りローラー
10、B案内ローラー13、C案内ローラー14を経由
して矢印方向へ循環走行する。一方、下加圧ローラー7
に接触する上加圧ローラー6により回されるエンドレス
ベルト状の上送りベルト2は、順次D案内ローラー1
5、加熱する上鏝体4の下方、上加圧ローラー6、E案
内ローラー16、F案内ローラー17、G案内ローラー
18を経由して矢印方向へ循環走行する。
【0004】前記上送りベルト2よりもその移動方向手
前に延長して設けた下送りベルト3上には被処理布帛片
の投入部19が開設されている。重ね合せた二枚の被処
理布帛片、例えばワイシャツ用生地とこれに貼着する芯
地を重畳状態で前記投入部19に載置し、これを上送り
ベルト2と下送りベルト3間に挟んで図3上左方へ走行
させ、両鏝体4,5の間を通過する間に両者を加熱し、
芯地に予め塗布した接着剤を融解させ、その直後に上下
の加圧ローラー6,7間で加圧し、これらの処理布帛片
を一体に接着する。従来多用されている布帛用のロータ
リ方式の布プレス機は上述のような構成からなってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかして図3に示す構
成の布プレス機において被処理布帛片の間に誤って夾雑
物が混入すると、前記処理過程から理解されるように、
被処理布帛片は夾雑物を挟んだまま上下の鏝体4,5及
び上下の加圧ローラー6,7を通過することとなり、得
られた被処理布帛片は夾雑物を挟んだままの固着品とな
る。このようなことを防止するため、図3に示す従来機
構においても下送りベルト3の端部後方に図4及び図5
に示す重ね合せ台20を付設し、該台20上でプレス機
へ導入する被処理布帛片の重畳状態及び夾雑物の有無を
都度点検し、正常なもののみを供給するようにしてい
る。
【0006】この機構を具体的に示すと、図4は前記重
ね合せ台20周辺領域の斜視図、図5はその要部の断面
図である。両図図示の通り、上送りベルト2と下送りベ
ルト3が対抗接触する位置の近傍、先に説明した投入部
19の下送りベルト3の後方にはプレス機の機枠1に固
着する載置台21が設置されており、前記重ね合せ台2
0はこの載置台21上に固着している。重ね合せ台20
の作用面高さは下送りベルト3の作用面高さと略々等高
になっている。
【0007】このような載置台21及び重ね合せ台20
は、例えば、重ね合せ台20上でワイシャツ用の襟の生
地片(下側)と芯地片(上側)を合せ、その全数の重畳
状態と夾雑物混入の有無を容易に点検できる。ところ
が、その照明機構を検討してみると、光源は投入部19
を投射する蛍光灯等の室内灯に依存しており、照明の不
備から時に誤った判断が生じ、特に夾雑物の混入を看過
することがあり、被服生産の最終工程の検査でこれが発
見されると、当該不良品の補修に多大の労力を要するこ
ととなる。
【0008】本発明は上記問題点の解消を目的として発
明されたもので、新規な照明機構を載置台21内に付設
し、重ね合せ台20上の作用面を照射することにより、
被処理布帛の重畳状態の識別は勿論のこと、糸屑等の夾
雑物の混入も容易に摘出できるようにし、以て不良品発
生の絶無を計ろうとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は次のような構成を備えている。即ち襟生地と
襟用芯地等、複数枚の処理布帛片を重畳状態で貼着する
ロータリ方式の布プレス機において、機内を循環する処
理布帛片搬送用の下送りベルトの入口側端部近傍に、載
置台を設け、該載置台上に順次上部から下部に向って、
処理布帛片を載置する透明又は半透明の透光板、これを
支える重ね合せ台、前記透光板に向って光を投射する光
源を設けたことを特徴とする夾雑物検出機構を備えた布
プレス機の構成である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下図1及び図2を参照して本発
明の実施の形態を具体的に説明する。尚以下の説明にお
いて如上の従来技術と同一の構成要素については同一の
符号を付し、且その詳しい説明を省略する。図1は本発
明に係る夾雑物検出機構22の全体を示す斜視図、図2
は同機構の要部を示す断面図である。
【0011】本発明に係る夾雑物検出機構22は図1に
示す通り、従来機構の載置台21、該台上に固着する重
ね合せ台20、これの上部に固着する本発明の中核であ
る透明又は半透明の透光板23、並びに図2に示す光源
24からなっている。
【0012】前記載置台21は従来機構と同様、図1に
示す通り、ロータリ方式布プレス機の機内を循環する下
送りベルト3の入口側端部近傍に設置されており、布プ
レス機本体の機枠1に連結している。又重ね合せ台20
も同様に、従来機構と同形であり、前記載置台21上に
固着している。
【0013】本発明の中核である透光板23は前記重ね
合せ台20に固着しており、その板上に処理対象の布帛
片、例えば襟生地と襟用芯地が重畳状態で積載される。
尚後述する理由から本実施態様においてはオレンジ色の
透光板23を採用している。しかして透光板23を固着
する重ね合せ台20の下方には、図2に示す通り、透光
板23を投射する蛍光灯等の光源24が設置されてお
り、該光源24の投光は透光板23上に位置する処理布
帛片等を明瞭に照射する。尚、前記光源24の光は透光
板23の照明のみに使用されるもので、余分な照明は逆
に周辺の安全性を阻害する。これを防止するため本機構
では図2に示す通り、載置台21内にカバー25,26
を設けている。
【0014】本発明に係る夾雑物検出機構22は上記の
如き構成からなるものである。本機構22の、使用に際
しては、図2に示す光源24を点灯し、下方から照明さ
れた透光板23上、特に本実施態様によればオレンジ色
の透光板23上で、被処理布帛の重畳状態と処理布帛間
に混入する糸屑等夾雑物の有無を点検する。点検時、重
畳状態の異常、或は夾雑物の混入がある場合はこれを修
正し、正常のもののみを送り出し、図1図示の連続駆動
する下送りベルト3上へ乗せ、更に進んで、接触して同
期回転する上下の送りベルト2,3間に把持し、先に説
明した布プレス工程へ導入するのである。
【0015】本発明の夾雑物検出機構22によれば、上
部からの照明のみでなく、下部からの光源も識別に利用
するので、処理布帛片等に付着する糸屑、塵も明瞭に写
し出すことが可能となり、これらの存在を正確に把握す
ることができる。
【0016】特に、本実施の態様においては透光板23
にオレンジ色の板体を用いたが、これにより以下の効果
がある。即ち、オレンジ色の照明は単波長の光線であっ
て波長は1本だけである。その結果、他の色が見えず全
体形状が十分把握できる利点がある。このような理由か
らトンネル等の安全照明に多用されている。本発明の対
象である被処理布帛片の表面には多数の毛羽、ほこりが
存在しており、これらが反射し、白い光だと表面を見に
くくさせる。それに比べオレンジの光は通りやすく、そ
の分よく見えるのである。
【0017】
【発明の効果】本発明の夾雑物検出機構を備えた布プレ
ス機によれば、従来使用されている載置台上に透光板を
設けその内部に照明用光源を配置する簡単な機構によ
り、冒頭記載の従来装置の問題点を解消し、布プレス機
に導入される被処理布帛片の欠陥を事前に検出し、不良
品の起生を未然に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る夾雑物検出機構の全体を示す斜視
図である。
【図2】夾雑物検出機構の要部を示す断面図である。
【図3】ロータリ方式の布プレス機を示す説明図であ
る。
【図4】従来機構の重ね合せ台周辺を示す斜視図であ
る。
【図5】従来機構の重ね合せ台周辺を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
2 上送りベルト 3 下送りベルト 20 重ね合せ台 21 載置台 22 夾雑物検出機構 23 透光板 24 光源

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 襟生地と襟用芯地等、複数枚の処理布帛
    片を重畳状態で貼着するロータリ方式の布プレス機にお
    いて、機内を循環する処理布帛片搬送用の下送りベルト
    3の入口側端部近傍に、載置台21を設け、該載置台2
    1上に順次上部から下部に向って、処理布帛片を載置す
    る透明又は半透明の透光板23、これを支える重ね合せ
    台20、前記透光板23に向って光を投射する光源24
    を設けたことを特徴とする夾雑物検出機構を備えた布プ
    レス機。
JP8097696A 1996-03-08 1996-03-08 夾雑物検出機構を備えた布プレス機 Pending JPH09250018A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8097696A JPH09250018A (ja) 1996-03-08 1996-03-08 夾雑物検出機構を備えた布プレス機

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Publication Number Publication Date
JPH09250018A true JPH09250018A (ja) 1997-09-22

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JP (1) JPH09250018A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113802316A (zh) * 2021-10-28 2021-12-17 南通迈步纺织有限公司 一种色织格子面料的生产方法及其生产设备

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113802316A (zh) * 2021-10-28 2021-12-17 南通迈步纺织有限公司 一种色织格子面料的生产方法及其生产设备

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