JPH09249552A - 入浴剤組成物 - Google Patents
入浴剤組成物Info
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- JPH09249552A JPH09249552A JP5737496A JP5737496A JPH09249552A JP H09249552 A JPH09249552 A JP H09249552A JP 5737496 A JP5737496 A JP 5737496A JP 5737496 A JP5737496 A JP 5737496A JP H09249552 A JPH09249552 A JP H09249552A
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Abstract
めの液状又は半固体状の組成物であって、塗布局所にお
いて配合成分が生理作用を発揮し、かつ入浴中に組成物
の浴水可溶性成分が浴湯中に分散又は溶解する入浴剤組
成物。 【効果】 局所及び全身における浴用効果が簡便に得ら
れる。
Description
し、更に詳しくは取り扱いが簡便で使用性が良好でかつ
皮膚に塗布又は貼布して入浴することにより局所及び全
身の温浴効果に優れた入浴剤組成物に関する。
湯に溶かし込み、温浴効果を高めた製品;天然温泉成分
の「再現」を目指した温泉タイプの製品;あせも、湿
疹、アトピー性皮膚炎などに効果の高い薬効成分や油性
成分を配合したタイプの製品;色や香りを楽しむ製品な
ど、多種多様の製品が上市されている。
められた標準的な1回使用量を溶かしてから入浴するこ
とにより、温浴効果を高めたり、様々な皮膚症状に効果
を与えたり、又は色や香りを楽しむことができる。ま
た、日本においては、医薬部外品として、冷え症、腰
痛、疲労回復、肩こり、神経痛、リウマチ、あせも、湿
疹等の症状に対しての効果が認められている。
ことにより、全身の循環動態や新陳代謝も向上させ、浴
水中に分散・溶解している成分の働きが加わり種々の疾
患に伴う症状が緩和できるものと考えられている。
んどであるが、近年シート状やカード型の入浴剤もいく
つか提案されている。例えば、プルランあるいはプルラ
ンとポリビニルアルコール及び/又はポリビニルピロリ
ドンからなる水溶性シート状入浴剤あるいは水溶性シー
ト袋状物に各種成分を入れることが提案されている(特
開昭62−72609号、特開昭62−72610
号)。しかしこのシート状入浴剤あるいは水溶性シート
袋状物は、単に浴水中での溶解性を向上させた入浴剤に
すぎないものである。更に、特開昭62−81432
号、特開平1−290622号、特開平1−31341
8号、特開平2−202812号、特開平4−1035
21号、特開平4−124125号、特開平4−321
619号、特開平4−321620号、特開平5−29
4822号などにもシート状あるいはカード状入浴剤が
提案されている。
従来の入浴剤には、皮膚の局部に塗布又は貼布するとい
う技術思想は全く存在せず、単に浴湯中への溶解性等を
改良しようとするものであった。従って、肩こりや腰痛
などの症状や、湿疹、アトピーなどの皮膚症状などの人
体の局部の症状においては、従来の入浴剤では、ある程
度の症状改善効果が認められるものの、効果を実感でき
るレベルには達していないのが現状である。これを改善
するため、浴湯に投入される入浴剤の量を増やして、効
果を高めようとする考え方もあるが、安全面での問題や
経済的な負担、浴槽材質への影響、環境への影響等が懸
念される為、効果を高めるためには、入浴剤についての
考え方の抜本的な見直しが必要であった。
の人体の局部における症状の改善効果が高く、浴湯の汚
れなどのない新しい入浴剤を提供することにある。
入浴中の温浴効果を享受しながら、局所の循環動態や新
陳代謝の向上をはかり、必要に応じて、薬効剤が働き、
肩こりや腰痛、皮膚疾患に対して奏効させる新しい浴用
剤開発の研究を鋭意進めてきた結果、入浴剤を液状又は
半固体状の組成物とし、かつ浴湯中にその配合成分のう
ち可溶性成分が分散又は溶解するように設計することに
より、入浴中に当該組成物が徐々に溶解するため塗布又
は貼布部位及び全身の高い入浴効果が得られることを見
出し、本発明を完成するに至った。
浴するための液状又は半固体状の組成物であって、塗布
局所において配合成分が生理作用を発揮し、かつ入浴中
に組成物の浴水可溶性成分が浴湯中に分散又は溶解する
入浴剤組成物を提供するものである。
直接塗布又は貼布して入浴するための組成物であり、こ
こで皮膚に直接塗布又は貼布とは、浴湯中に溶解して使
用するものでなく、手で皮膚に塗布、スプレーやチュー
ブから直接皮膚に塗布、タオルやスポンジに適量とって
皮膚に塗布、又はシート状の場合は手で貼布することを
いう。なお、ここで浴湯とは35〜45℃の浴水をい
う。
て配合成分が生理作用を発揮するものであり、当該生理
作用を発揮する成分としては、冷感剤、温感剤、血行促
進剤、抗炎症剤、痩身剤及び保湿剤から選ばれる1種又
は2種以上が挙げられる。
ば次のものが挙げられる。 (1)l−メントール、カンファー、チモール (2)メントール誘導体
ルキレン基を示し、R2 は炭素数1〜8のアルキル基を
示す)又はHOOC-(CH2)m-CO-(式中、mは0〜6の数を
示す)を示す〕 (3)次の化合物
又は炭素数1〜8のアルキル基若しくはヒドロキシアル
キル基を示す) (4)単環式化合物
を示し、R5 は水素原子又は炭素数1〜8のアルキル基
を示し、nは0〜5の整数を示す〕 (5)二環式化合物
2 は前記と同じ意味を示す)を示し、R6 は水素原子又
は炭素数1〜8のアルキル基を示し、lは1又は2を示
す) (6)三環式アルコール
を示し、点線は単結合であるか又は二重結合であること
を示す)
素原子で他方が炭素数1〜8の炭化水素基を示すか、共
に炭素数1〜8の炭化水素基を示すか、又はR8 とR9
が一緒になって炭素数2〜6の環を形成する。R10は水
素原子又は炭素数1〜8の炭化水素基を示す) (7)三環式アミド
て水素原子、又はヒドロキシ基、低級アルコキシ基若し
くは低級アルコキシカルボニル基で置換されていても良
い炭化水素基、又はヒドロキシ基若しくは低級アルコキ
シ基で置換されたフェニル基を示すか、R11とR12が一
緒になって隣接する窒素原子とともに、更に酸素原子を
含んでいても良い炭素数2〜6の環を形成する)
0001〜20%、特に0.1〜10%配合するのが好
ましい。
トウガラシエキス、トウガラシ末、ノナン酸バニリルア
ミド、ニコチン酸ベンジル、ニコチン酸メチル、ニコチ
ン酸フェニル、ニコチン酸トコフェロールなどのニコチ
ン酸誘導体、カプサイシン、オランダガラシエキス、サ
ンショウエキス、ショウキョウエキス等が挙げられる。
これらの温感剤は、本発明の組成物中に0.0001〜
20%、特に0.0005〜5%配合するのが好まし
い。
シャクヤク、ショウキョウ、トウキ、センキュウ、チョ
ウジ、ソウジュツ、チンピ、ユーカリ、ローズマリー、
カラシナ、トウガラシ、カッコン、ビャクジュツ、カノ
コソウ、ケイガイ、コウボク、トウヒ、ニンジン、ケイ
ヒ、ハッカ、サンシシ、ショウブ、ガイヨウ、オウレ
ン、オウバク、イチョウ等の生薬及びその抽出エキスや
ニコチン酸ベンジル、ニコチン酸トコフェロール、ニコ
チン酸メチル、トコフェロール、3−オクチルフタリド
等の合成化合物が好ましい例として挙げられるが、本発
明の組成物中にはこれ以外の血行促進作用を有する成分
の配合ができることはいうまでもない。これらの血行促
進剤の内、センキュウ、イチョウ、チンピ、ニコチン酸
トコフェロール、3−オクチルフタリドが特に好ましい
例として挙げられる。これらの血行促進剤の配合量は、
本発明の組成物中に0.01〜20%が好ましいが、
0.1〜5%が更に好ましい。
テロイド系抗炎症剤、非ステロイド系抗炎症剤がある
が、非ステロイド系の抗炎症剤が副作用等の回避の点か
ら好ましい。しかし、ステロイド系の抗炎症剤に関して
も副作用に十分な注意がはらわれることによって使用が
可能になる。非ステロイド系の抗炎症剤の例としては、
サリチル酸、サリチル酸メチル、サリチル酸グリコー
ル、サリチル酸ナトリウム、アスピリン、サリチル酸コ
リン等のサリチル酸誘導体やサリチル酸アミド、エテン
ザミド等のサリチル酸類似誘導体、フェナセチン、アセ
トアミノフェン等のアニリン誘導体やアンチピリン、ア
ミノピリン、スルピリン、イソプロピルアンチピリン等
のピラゾロン誘導体の他、ベンジダミン、チアラミド、
メピリゾール、フェニルブタゾン、オキシフェンブタゾ
ン、スルフィンピラゾン、インドメタシン、メフェナム
酸、フルフェナム酸、ジクロフェナックナトリウム、イ
ブプロフェン、ナプロキセン、ケトプロフェン、アルク
ロフェナック、ブコローム、グリチルリチン酸、グリチ
ルリチン酸ジカリウム等がある。ステロイド系抗炎症剤
の例としては、コルチゾン、ヒドロコルチゾン等の天然
化合物やプレドニゾロン、プレドニゾン、メチルプレド
ニゾロン、トリアムシノロン、デキサメタゾン、パラメ
タゾン、ベタメタゾン等が挙げられる。これらの例示以
外にも、抗炎症効果が期待できる化合物も本発明の入浴
剤組成物に配合できることは言うまでもない。これらの
抗炎症剤の配合量は本発明組成物中に0.00001〜
20%が好ましいが、0.001〜5%が更に好まし
い。
植物及びエキスの例としては、キサンチン、アミノフィ
リン、テオフィリン、コリンテオフィリン、カフェイ
ン、テオブロミン、オクストリフィリン、ジプロフィリ
ン、プロキシフィリン等のキサンチン誘導体やイソプロ
テレノール、エピネフリン、ノルエピネフリン、ドブタ
ミン、ドパミン、ブトパミン、サルブタモール、テルブ
タリン、イソエタリン、プロトキロール、フェノテロー
ル、メタプロテレノール、クロルプレナリン、ヘキソプ
レナリン、トリメキトール、塩酸プロカテロール、プレ
ナルテロール、フォルスコリン等のアドレナリンβ受容
体刺激剤やヨヒンビン、フェントラミン、フェノキシベ
ンザミン、トラゾリン、エルゴタミン、エルゴトキシ
ン、ジヒドリキシエルゴタミン、エルゴメトリン、メチ
ルエルゴメトリン、ジヒドロエルゴトキシン、ラウオル
シン、ピペロキサン等のアドレナリンα2受容体抑制剤
やアムリノン、ミルリノン等のビピリジン誘導体の他、
コショウやヒハツの未成熟や成熟した果実やアレチアザ
ミ、エゾノキツネアザミ、オニアザミ、ヤマアザミ、ノ
アザミ、ノハラアザミ、ハマアザミ、タカサゴアザミ、
ヒレアザミ等のアレチアザミ属やアザミ属やヒレアザミ
属の植物及び抽出エキス等が好ましい例として挙げられ
る。本発明の組成物ではイソプロテレノール、ドブタミ
ン、サルブタノール、ヨヒンビン、フェントラミン、エ
ルゴタミン、アムリノン、ミルリノンやそれらの薬理学
的に許容される塩類やコショウやアレチアザミ、ノアザ
ミが特に好ましい。これらの痩身効果のある成分や植物
及びエキスの配合量は本発明組成物中に0.005%以
上が好ましく、0.01〜20%とすることが特に好ま
しい。
を発揮する成分に加えて多価アルコールを併用すると、
生理作用を発揮する成分の浴水への分散溶解性を高める
ため、塗布、貼布局所において作用する成分の濃度が高
まることになり、その結果当該成分の効果が向上する。
このような多価アルコールとしては、グリセリン、エチ
レングリコール、ジプロピレングリコール、マンニトー
ル、サッカロース、ジグリセリンなどが挙げられる。こ
れらの多価アルコールは、2種以上を組合わせても良
く、配合量は50%以下、特に0.1〜30%が好まし
い。
皮膚への付着性を高める目的で水溶性高分子を配合する
のが好ましい。水溶性高分子の例としては、浴水中に分
散又は混和又は溶解するものであれば何を用いても良い
が、具体的にはゼラチン、ポリビニルアルコール、ポリ
アクリル酸、ポリアクリル酸塩、ポリビニルピロリド
ン、カルボキシメチルセルロース、カルボキシビニルポ
リマー、プルラン、アクリル樹脂エマルション、カチオ
ン化ポリマー等が挙げられる。このうち、ポリビニルア
ルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセ
ルロース、カルボキシビニルポリマーが特に好ましい。
これらの水溶性高分子は組成物中に0.001〜50
%、特に0.1〜20%配合するのが好ましい。
散性を向上させる目的で、乳化物であるのが好ましい。
乳化物には一般的には水中油(O/W)型エマルション
と油中水(W/O)型エマルションがあるが、本発明の
場合には、基本的にはどちらも使えるが、水中油型エマ
ルションであれば、連続相が水溶性な為に、浴水への分
散性も高いものが得られる。また、油中水型エマルショ
ンであれば連続相が油な為、浴水中への分散性は水中油
型エマルションに比べ低いものの、皮膚への付着性に優
れるという特長がある。これらの乳化物の調製にあたっ
ては界面活性剤のHLBを調整することができるが、界
面活性剤は1種を用いても2種以上を組合わせて用いて
もよい。界面活性剤の配合量としては、0.01〜20
%が好ましく、1〜7%が更に好ましい。
又は半固体状であればよいが、半固体状であればその粘
度は50〜50,000cpsが好ましく、特に500〜
10,000cpsが好ましい。またその比重は0.8〜
1.2であるのが好ましい。常温で液体の場合には、粘
度が5〜300cpsのものが好ましいが、容器を傾けた
り、逆さにして内容物を適宜取り出せればよい。また液
体の特長を活かして泡や霧状に噴出するスプレータイプ
にしても良い。手動ポンプによって内容物を噴出させて
も良いし、適当な噴射剤を用いてエアゾール缶にしても
よい。また、粘度を上げ、ゲル状又はクリーム状に固め
て半固形物にしてもよい。この場合、粘度は50〜5
0,000cps、好ましくは500〜10,000cpsに
調整することにより容器から取り出した時に流れ落ちず
使い勝手に優れた組成物ができる。また、皮膚に粘着性
のあるシート状であってもい。
散又は溶解とは、本発明組成物10gを40℃、150
リットルの浴湯中に投入したとき、15分以内に製剤が
完全に溶解するか分散又は混和するものである。この時
間で溶解することにより、入浴中に完全に溶け終わり、
かつ温浴効果が得られる。
に処方されている汎用原料を配合出来る。また、生薬、
色素、顔料、ビタミン類、香料、酵素、ラノリン等の動
物油脂類及びその誘導体、ホホバ油等の植物油脂類及び
その誘導体、シリコーン類、各種無機塩及び無機化合
物、有機酸類等も配合することができるが、配合できる
入浴剤用原料は下記に例示されるものに限定されるもの
ではない。
化カリウム、硫化ナトリウム、酸化カルシウム、酸化マ
グネシウム、硝酸カリウム、硝酸ナトリウム、硝酸カル
シウム、亜硫化鉄、メタケイ酸、無水ケイ酸、中性白
土、チオ硫酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、メタ
リン酸ナトリウム、リン酸ナトリウム、リン酸水素カル
シウム、臭化カリウム、消石灰、次亜硫酸ナトリウム、
チオ硫酸カルシウム、水酸化ナトリウム、雲母末、ホウ
酸、ホウ砂、炭酸水素ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウ
ム、炭酸ナトリウム、炭酸マグネシウム、硫酸ナトリウ
ム、硫酸マグネシウム等。
クエン酸、乳酸、フマル酸、コハク酸等
ウボク、センキュウ、トウヒ、トウキ、ジャスミン、シ
ョウキョウ、ニンジン、ケイヒ、シャクヤク、ハッカ、
オウゴン、サンシシ、ブクリョウ、ドクカツ、ショウ
ブ、ガイヨウ、マツブサ、ビャクシ、ジュウヤク、樟
脳、サフラン、オウバク、ウイキョウ、チンピ、カン
皮、カミツレ、モモの葉、ローズマリー、メリッサ、マ
ロニエ、アルニカ、セージ等
油、リュウ油、ミカン油、オレンジ油、ユズ油、ショウ
ブ油、ラベンダー油、ベイ油、クローブ油、ヒバ油、バ
ラ油、ユーカリ油、レモン油、タイム油、ペパーミント
油、セージ油、ベルガモット油、菖蒲油、パイン油、メ
ントール、dl- メントール、l-メントール、シネオー
ル、オイゲノール、シトラール、シトロネロール、シト
ロネラール、ボルネオール、リナロール、ゲラニオー
ル、フェニルエチルアルコール、ベンジルアセテート、
カンファー、チモール、スピラントール、ピネン、テル
ペン系化合物等
アボガド油、アーモンド油、ゴマ油、ヤシ油、ヒマワリ
油、ヒマシ油、カカオ油、ミンク油、牛脂、豚脂、魚
脂、月見草油、ローズヒップ油等の天然油脂及びこれら
を水素添加して得られる硬化油やグリセライド誘導体。
カルナバロウ、ミツロウ、ラノリン等のワックス類。流
動パラフィン、パラフィン、ワセリン、スクワラン等の
炭化水素類。ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン
酸、ベヘニン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン
酸、ラノリン酸、イソステアリン酸等の高級脂肪酸。ラ
ウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアル
コール、オレイルアルコール、コレステロール、2-エキ
シルデカノール等の高級アルコール及びそのエステル誘
導体。
緑色4号、緑色204号、黄色202号の(1)等の厚
生省令により定められたタール色素別表I及びIIの色
素、クロロフィル、リボフラビン、クロシン、アントラ
キノン、コチニール、カンタキサンチン、紅花等の食品
添加物としてて認められている天然色素等。
タミンE等
チレン樹脂、エポキシ樹脂、シリコン樹脂、ナイロン、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、PE
T、ポリテトラフルオロエタン等の高分子、この高分子
化合物のコポリマー、ケイ酸カルシウム、天然ケイ酸ア
ルミニウム、合成ケイ酸アルミニウム、ゼオライト、酸
化チタン、タルク、カオリン、マイカ、ベントナイト等
り糠、雲母末、デキストリン、中性白土、脱脂粉乳、尿
素、アミノ酸類等を配合することができる。
もの以外にも、必要に応じて殺菌防腐剤(例えば安息香
酸エステル,ソルビン酸等)、金属封鎖剤(例えばED
TA、NTA等)、蛋白分解酵素などを配合できる。
わしい香料を配合することが可能であるが、皮膚の局所
に塗布する製剤では、製品自体に対する賦香と浴水全体
に対する賦香を考慮することにより、より使用感に優れ
たものを提供することも可能である。製品自体に対する
賦香と浴水全体に対する賦香を兼ね備えるためには、香
料自体の製剤への賦香以外に塗布しただけでは香りが放
出されず、浴水に接した時に香料が放出されることによ
り、達成することが可能である。
て製することにより、達成することができる。カプセル
にする場合、浴水中で皮膜が溶けやすくするため皮膜形
成剤には水溶性の高分子を用いることが望ましい。
わ、ゼラチン、コラーゲン、タンパク、カゼイン、アル
ギン酸ナトリウム、カラギーナン、ファーセレラン、タ
マリンドガム、ペクチン、アラビアガム、グアーガム、
キサンタンガム、トラガントガム、ローカストピーンガ
ム、寒天、澱粉、カルボキシメチルセルロース、メチル
セルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシ
プロピルセルロース、酢酸フタル酸セルロース、アルギ
ン酸プロピレングリコールエステル、酸化澱粉、エステ
ル化澱粉、エーテル化澱粉、カチオン化澱粉、ポリアク
リル酸ソーダ、ポリエチレンイミン、ポリビニルアルコ
ール、ポリエチレンオキサイド、ポリビニルピロリドン
等が好ましい例として挙げられるが、これらは1種又は
2種以上を混合して用いてもよい。これらの中でゼラチ
ン、アルギン酸ナトリウム等が特に好ましい。
ール類も添加することができる。ポリオールを添加する
ことにより、溶解性も高めたり製剤の安定性を高める上
で有用である。ポリオールの例としてはエチレングリコ
ール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、
ジプロピレングリコール、ブチレングリコール、グリセ
リン、ソルビトール、マンニトール、サッカロース、ジ
グリセリンなどが挙げられる。これらのポリオールは1
種又は2種以上を混合して用いてもよい。
中への分散性を高めてもよい。界面活性剤としては非イ
オン界面活性剤が好ましく、例えばポリオキシエチレン
ポリオキシプロピレングリコール、ポリエチレングリコ
ールモノ脂肪酸エステル(好ましくはポリエチレングリ
コールモノステアリン酸エステル)、脂肪酸ジエタノー
ルアミド(好ましくはラウリン酸ジエタノールアミド)
等が挙げられる。これらの界面活性剤は1種又は2種以
上を混合して用いてもよい。
セルにしてもよい。カプセル化の方法は、スプレードラ
イング法、液中硬化皮膜法、コアセルベーション法、液
中乾燥法などがあるが、香料をカプセル化できればどの
方法でもよい。本発明の場合には多重ノズル、特に2重
ノズル、3重ノズルを有する装置を用いたシームレスカ
プセル化法が好ましい。
えば液剤であれば、それぞれの入浴剤成分を配合し適当
な容器に充填するのみで簡単に製剤化が可能である。ま
たスプレーにするためにはポンプ式の容器に入れ、スプ
レーノズルを装着するのみで可能である。また、エアゾ
ール缶に充填してもよい。
合には、ミキサー中に水溶性高分子材料を入れ、精製水
などの溶剤を加えて膨潤させた後他の成分と十分に混
和、混練することによって製することができる。乳化に
あたっては、一般のホモミキサー等を用いれば、簡単に
製することが可能である。また、香料をカプセルの配合
はホモミキサー等によるカプセルの破壊を避けながら配
合すれば特に問題なく製することができる。
て入浴することにより、入浴中に塗布した成分が徐々に
浴水中に溶解、分散、混和するため、塗布部位に高い薬
効をもたらし、かつ浴湯に溶けた有効成分のため、高い
全身性の温浴効果も得られる。また、水溶性の成分のみ
を用いた場合には浴湯中に不溶分が残らないという、極
めて利用価値の高い入浴剤を得ることもできる。
発明はこれらに限定されるものではない。
填する。 使用法:入浴時、身体洗浄後の肌に適量を塗布し、その
後、湯船につかる。
/cm2 の圧力で噴入してエアゾールを調製した。
せた後、処方表に記した各成分を配合し良く混和して製
する。
ト、オレイン酸デシル、グリセリルモノステアレート、
ステアリン酸、メチルパラベン、ブチルパラベンをそれ
ぞれ量りとり、70℃に加温して溶かし、その他の成分
をそれぞれ量りとり、70℃に加温して攪拌しながら徐
々にミキサーで混合し、徐々に水冷し乳化物を得る。
解し、ポリビニルアルコール及びエタノールを加えて、
70℃に加熱しながら溶解し、残りの成分を加え混合し
た後、冷却して製する。
解し、ポリビニルアルコールを加えて、70℃に加熱し
ながら溶解し、残りの成分を加え混合した後、冷却す
る。これを剥離紙に展延し、水分が10%になるように
乾燥し、シート状の組成物を得る。
て、被験者5名を用いて、肩から首にかけての皮膚に塗
布又は貼布して入浴試験を行い組成物の効果を評価した
結果を表1及び表2に示した。比較例1として50gの
炭酸ガス発生人工炭酸泉(花王株式会社製:バブ)を入
浴前に浴水に150リットルに1錠入れて試験した。
浴剤組成物は塗布又は貼布部位の温まり感に優れた効果
を有していた。
填する。
塗布し、その後、湯船につかる。
て、被験者5名を用いて、肩から首にかけての皮膚に塗
布して入浴試験を行い製剤の効果を評価した結果を表3
及び表4に示した。比較例2としてミョウバンを配合の
夏用入浴剤(花王株式会社製:湯上り爽快バブ)を入浴
前に浴水に150リットルに1包入れて試験した。
浴剤組成物は塗布部位の爽快感に優れた効果を有してい
た。
で抽出し、濾過後、減圧濃縮し、ついで凍結乾燥した。
これをアレチアザミ抽出物とした。これを下記処方の製
剤に配合して製剤を調製した。
ト、オレイン酸デシル、グリセリルモノステアレート、
ステアリン酸、メチルパラベン、ブチルパラベン、ニコ
チン酸トコフェロールをそれぞれ量りとり、70℃に加
温して溶かし、その他の成分をそれぞれ量りとり、70
℃に加温して攪拌しながら徐々にミキサーで混合し、徐
々に水冷し乳化物を得る。
出し、濾過後、減圧濃縮し、ついで凍結乾燥した。これ
をノアザミ抽出物とした。これを下記処方の製剤に配合
して製剤を調製した。
ト、オレイン酸デシル、グリセリルモノステアレート、
ステアリン酸、メチルパラベン、ブチルパラベンをそれ
ぞれ量りとり、70℃に加温して溶かし、その他の成分
をそれぞれ量りとり、70℃に加温して攪拌しながら徐
々にミキサーで混合し、徐々に乳化物を得る。
せた後、処方表に記した各成分を配合し良く混和して製
する。
ノズル径0.28mm,最外ノズル0.35mm)を有する
装置を用いて、ショ糖脂肪酸エステル1.57%、香料
0.832%、及び水97.598%を混合して得られ
た水性分散体を最内ノズルより40ml/分で、香料を中
間ノズルより26.52ml/分で、また最外ノズルより
低分子量(平均分子量5万,粘度19cps)のゼラチン
28.5%、サッカロース28.5%、濃グリセリン
3.79%、水39.2%、赤色106号0.003%
の70℃に保った水溶液を14.27mlで10℃に冷却
したトリ(カプリル酸,カプリン酸)グリセリンに吐出
させ多層液滴を生成させ、35Hzの振動を与えることに
よりカプセル液滴を生成した。本カプセル液滴を12
℃、80%エタノール水溶液中で30分間脱水後タンブ
ラーを有する乾燥機で15℃、20%RHで16時間乾
燥後、更に35℃、20%RHにて24時間乾燥するこ
とにより、カプセル化物を得た。本製造により得られた
カプセル化物の内容液組成は香料98%、ショ糖脂肪酸
エステル2%となった。また、皮膜組成は低分子ゼラチ
ン46.875%、サッカロース46.875%、濃グ
リセリン6.245%、赤色106号0.005%とな
り皮膜率は20%であった。カプセルの粒子径をマイク
ロメーターで測定したところ、平均粒子径は3.3mmで
あった。
型エマルションを製した。 流動パラフィン 15(重量%) α−モノイソステアリルグリセリルエーテル 2.5 グリセリン 10 オクチルフタリド 1 メチルパラベン 0.15 ブチルパラベン 0.15 香料カプセル 1 精製水 バランス 100
グリセリルエーテル、オクチルフタリド及びメチルパラ
ベン、ブチルパラベンをそれぞれ量りとり、70℃に加
温して溶かし、香料カプセル以外の成分をそれぞれ量り
とり、70℃に加温して攪拌しながら徐々にミキサーで
混合し、徐々に水冷し乳化物を得る。冷後、香料カプセ
ルを加え、穏やかに攪拌し製する。
Claims (8)
- 【請求項1】 皮膚に直接塗布又は貼布して入浴するた
めの液状又は半固体状の組成物であって、塗布局所にお
いて配合成分が生理作用を発揮し、かつ入浴中に組成物
の浴水可溶性成分が浴湯中に分散又は溶解する入浴剤組
成物。 - 【請求項2】 組成物の粘度が50〜50,000cps
である請求項1記載の入浴剤組成物。 - 【請求項3】 生理作用を発揮する成分及び多価アルコ
ールを含有するものである請求項1又は2記載の入浴剤
組成物。 - 【請求項4】 更に水溶性高分子を含有するものである
請求項3記載の入浴剤組成物。 - 【請求項5】 生理作用を発揮する成分が、冷感剤、温
感剤、血行促進剤、抗炎症剤、痩身剤及び保湿剤から選
ばれる1種又は2種以上である請求項3記載の入浴剤組
成物。 - 【請求項6】 組成物の形態が乳化物である請求項3〜
5のいずれか1項記載の入浴剤組成物。 - 【請求項7】 乳化物が、W/O型乳化物である請求項
6記載の入浴剤組成物。 - 【請求項8】 組成物の形態が粘着性のシート状物であ
る請求項3〜5のいずれか1項記載の入浴剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5737496A JPH09249552A (ja) | 1996-03-14 | 1996-03-14 | 入浴剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5737496A JPH09249552A (ja) | 1996-03-14 | 1996-03-14 | 入浴剤組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09249552A true JPH09249552A (ja) | 1997-09-22 |
Family
ID=13053828
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5737496A Pending JPH09249552A (ja) | 1996-03-14 | 1996-03-14 | 入浴剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09249552A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09278648A (ja) * | 1995-06-27 | 1997-10-28 | Kao Corp | シート状入浴剤組成物 |
JPH09295932A (ja) * | 1996-05-02 | 1997-11-18 | Nonogawa Shoji Kk | 化粧料用痩身剤組成物 |
JP2000143490A (ja) * | 1998-11-09 | 2000-05-23 | Setsuko Ii | 入浴剤を使用した健康美肌パッド |
JP2015098469A (ja) * | 2013-10-16 | 2015-05-28 | 興和株式会社 | トウガラシ含有医薬組成物 |
-
1996
- 1996-03-14 JP JP5737496A patent/JPH09249552A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09278648A (ja) * | 1995-06-27 | 1997-10-28 | Kao Corp | シート状入浴剤組成物 |
JPH09295932A (ja) * | 1996-05-02 | 1997-11-18 | Nonogawa Shoji Kk | 化粧料用痩身剤組成物 |
JP2000143490A (ja) * | 1998-11-09 | 2000-05-23 | Setsuko Ii | 入浴剤を使用した健康美肌パッド |
JP2015098469A (ja) * | 2013-10-16 | 2015-05-28 | 興和株式会社 | トウガラシ含有医薬組成物 |
JP2019147841A (ja) * | 2013-10-16 | 2019-09-05 | 興和株式会社 | トウガラシ含有医薬組成物(に) |
JP2021080279A (ja) * | 2013-10-16 | 2021-05-27 | 興和株式会社 | トウガラシ含有医薬組成物(さん) |
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