JPH09249203A - 真空包装装置 - Google Patents

真空包装装置

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JPH09249203A
JPH09249203A JP8302496A JP8302496A JPH09249203A JP H09249203 A JPH09249203 A JP H09249203A JP 8302496 A JP8302496 A JP 8302496A JP 8302496 A JP8302496 A JP 8302496A JP H09249203 A JPH09249203 A JP H09249203A
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coil spring
pressure
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vacuum packaging
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Katsumi Takanashi
克己 高梨
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Tosei Denki Corp
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TOUSEI DENKI KK
Tosei Denki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使い易く、蓋体の付勢手段の耐久性を高め
る。 【解決手段】 容器本体20の上面開口を密閉する蓋体
21と、蓋体を開閉自在に支持するヒンジ機構22を有
する耐圧容器13と、耐圧容器内を負圧化して包装袋内
の脱気を行う真空ポンプ17と、を備えた真空包装装置
11において、上記蓋体のヒンジ機構取付側から下方に
アーム34を延設し、アームの下端部分に、蓋体の密閉
状態で圧縮されて開放状態で自由伸長する圧縮コイルバ
ネ機構35を接続し、この圧縮コイルバネ機構により蓋
体を開放方向に付勢した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば液体食品、
粉末製品などの被包装物を樹脂フィルム製などの包装袋
に収納した状態で包装袋内の空気を脱気して袋の開口部
を封止する真空包装機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の真空包装機としては、例えば実開
昭62−159408号公報や特公平6−84167号
公報に記載されているように、容器本体およびこの容器
本体の上面開口を密閉する蓋体を有する耐圧容器と、こ
の耐圧容器内を負圧化する真空ポンプと、耐圧容器内に
配置された封止装置とを備えており、図6に示すよう
に、耐圧容器1は水平に設けることが一般的である。そ
して、蓋体2からアーム3を下方に延設し、このアーム
3の下端にコイルスプリング4の一端を接続し、容器本
体5の底部に設けたブラケット6にコイルスプリング4
の他端を接続し、このコイルスプリング4の引っ張り力
により蓋体2を開放方向に付勢している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、蓋体は
金属製でその重量も数十kgと重いので、長期間繰り返し
開閉すると、蓋体を開放方向に付勢するために設けた引
っ張りスプリングが破損するトラブルが発生することが
ある。特に、引っ張りスプリングは、アームやブラケッ
トと接続するために端部を急激に屈曲してあるので、こ
の屈曲部分に応力が集中し、金属疲労が蓄積して上記屈
曲部分から破損することが多い。
【0004】引っ張りスプリングが破損すると、持ち上
げる付勢力がなくなってしまうので、耐圧容器内を大気
圧に戻しても蓋体が自動的に開かないために作業性が著
しく低下するばかりでなく、開いている時にスプリング
が破損すると蓋体が自重で落下してしまう。
【0005】また、耐圧容器を水平に設けた従来の真空
包装機は、液体物または粉末類の被包装物を包装する場
合に、包装袋の開口部から被包装物が洩れ出ることがあ
り、この洩れが封止不良(シール不良)の原因になった
り、また、被包装物が洩れ出ると耐圧容器内を汚すの
で、後の清掃作業が面倒になる等の不都合が生じる。
【0006】さらに、耐圧容器を作業者側に下り傾斜さ
せた真空包装機は、蓋体のヒンジ機構が耐圧容器の奥側
の高い位置に配設されており、閉止状態では蓋体の自由
端がヒンジ機構よりも低い位置に停止しているので、耐
圧容器内を大気圧に戻した際に蓋体がスプリングの力で
自動的に開放する際に、蓋体の自由端が一旦作業者側に
迫ってから円弧を描いて上昇していくので、作業者に威
圧感を与えることがある。
【0007】そこで、本発明は、蓋体の付勢手段の耐久
性を高め、使い易い真空包装装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案されたもので、請求項1に記載のもの
は、容器本体と、該容器本体の上面開口を密閉する蓋体
と、容器本体に対して蓋体を開閉自在に支持するヒンジ
機構を有し、被包装物を収納した包装袋を収容する耐圧
容器と、この耐圧容器内を負圧化して包装袋内の脱気を
行う真空ポンプと、上記耐圧容器内に配設され、包装袋
の開口部を封止する封止装置と、を備えた真空包装機に
おいて、上記蓋体のヒンジ機構取付側から下方にアーム
を延設し、アームの下端部分に、蓋体の密閉状態で圧縮
されて開放状態で自由伸長する圧縮コイルバネ機構を接
続し、この圧縮コイルバネ機構により蓋体を開放方向に
付勢したことを特徴とする真空包装装置である。
【0009】請求項2に記載のものは、請求項1の構成
に加えて、前記圧縮コイルバネ機構が、一端に内径より
小さな径の開口部を有するバネ収納ケースと、バネ収納
ケース内に収納したコイルバネと、コイルバネ内を貫通
して、一端はコイルバネの移動端に接続して他端はバネ
収納ケースの一端開口部から外部に突出したロッドとに
より構成された真空包装装置である。
【0010】請求項3に記載のものは、請求項1または
2の構成に加えて、前記ロッドの先端部分をアームに回
動可能に軸着し、ロッドとは反対側に位置するバネ収納
ケースの端部を容器本体側にボールジョイントを介して
接続した真空包装装置である。
【0011】請求項4に記載のものは、前記耐圧容器
を、作業者に対向する操作前面側を高く、反対側を低く
なるように傾斜させて設け、蓋体を容器本体に対して開
閉自在に支持するヒンジ機構を耐圧容器の低い側に配設
し、封止装置を耐圧容器内の高い側に寄せて配置した請
求項1から3のいずれかに記載の真空包装機である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は蓋体を開放した状態の真空
包装装置の操作前面側から見た斜視図、図2は蓋体を閉
じた状態の真空包装装置の断面図である。
【0013】真空包装装置11は、筐体12の上部に耐
圧容器13を傾斜した状態で設け、該耐圧容器13の内
部には不活性ガスを噴出するガスノズル14を設けると
ともに、包装袋15の開口部を封止する封止装置16を
設け、耐圧容器13の下方の筺体12内に真空ポンプ1
7,トランス18,制御装置などを設け、耐圧容器13
の傾斜上端側に位置する筺体12の側面に操作パネル1
9を設けてある。即ち、本発明における耐圧容器13内
は、作業者に対向する操作前面側を高く、反対側を低く
なるように傾斜させて設ける。
【0014】この耐圧容器13は、上面が開口した金属
製箱状体の容器本体20と、この容器本体20の上面開
口を密閉する蓋体21とからなり、低い側に設けたヒン
ジ機構22により蓋体21を容器本体20に対して開閉
自在に支持し、高い側に設けたロック機構23により蓋
体21を閉止状態でロックでき、透明板材24で塞いだ
蓋体21の窓25から容器本体20の内部を確認できる
ように構成してある。また、容器本体20の下面に開口
した排気口26に、真空ポンプ17の吸引口に一端を接
続した吸引側流路27の他端を接続する。したがって、
容器本体20の上面開口に蓋体21を被せて耐圧容器1
3内を密閉した状態で真空ポンプ17を作動すると、容
器本体20と蓋体21とによって囲繞された真空室29
内の空気を排気口26から外部に排出することができ、
これにより真空室29内を真空近くまで負圧化すること
ができる。
【0015】なお、容器本体20の開口縁に対応する蓋
体21の下面にシール材30を設け、真空室29の気密
性を確実ならしめてある。
【0016】また、容器本体20はほぼ同じ深さに形成
してあるので、筺体12に取り付けると、底面は、操作
前面側が高く、反対側が低くなる方向に傾斜する。
【0017】ヒンジ機構22は、容器本体20の低い方
の側面上部から後方に突設した第1支持部材31と、蓋
体21の端部から下方に突設した第2支持部材32と、
第1支持部材31と第2支持部材32を回動自在に連結
する支軸33とからなる。そして、蓋体21のヒンジ機
構22取付側から下方にアーム34を延設し、アーム3
4の下端部分に圧縮コイルバネ機構35を接続し、この
圧縮コイルバネ機構35により蓋体21を開放方向に付
勢している。
【0018】圧縮コイルバネ機構35は、蓋体21の密
閉状態で圧縮されて開放状態で自由伸長するものであ
る。具体的な構造を説明すると、図面に示す実施形態で
は、図5に示すように、一端に内径より小さな径の開口
部36を有し他端が閉塞した断面円形チューブ状のバネ
収納ケース37と、このバネ収納ケース37内に基端を
開口部36側のバネ収納ケース37内面に当接させ移動
端を反対側の内面に向けた状態で収納したコイルバネ3
9と、基端側からコイルバネ39内を貫通して、一端は
コイルバネ39の移動端に当接したバネ受部材40を介
してコイルバネ39の移動端に接続して他端はバネ収納
ケース37の開口部36から外部に突出したロッド41
とを備えている。したがって、この圧縮コイルバネ機構
35では、コイルバネ39の弾性力がバネ受部材40を
押圧する力として作用し、ロッド41をバネ収納ケース
37内に引き込む方向に付勢している。換言すると、ロ
ッド41を介して圧縮コイルバネ機構35に掛かる負荷
は、ロッド41からバネ受部材40を介してコイルバネ
39を圧縮する方向に作用する。
【0019】また、本実施例では、ロッド41をアーム
34の下端部分に回動可能に接続するために、ロッド4
1の先端に、軸孔を開設した接続片を平行に配した二股
状の接続ブラケット42を取り付け、また、ロッド41
とは反対側に位置するバネ収納ケース37の端部にボー
ルジョイント(ボール管継手)43を設けてある。ボー
ルジョイント43は、球面状の滑べり面を有する雄部材
43aと、この雄部材43aの外側に被さる球面状の滑
べり面を有する雌部材43bとからなり、雄部材43a
と雌部材43bとの接続角度を自由に変化させることが
できる継手である。
【0020】上記した構成から成る圧縮コイルバネ機構
35を装着するには、図3及び図4に示すように、蓋体
21側のアーム34の下端部分に接続ブラケット42を
軸45により回動自在に接続するとともに、容器本体2
0の底面から下方に突設したブラケット46にボールジ
ョイント43をボルト止めする。この様にして圧縮コイ
ルバネ機構35を耐圧容器13の下部に装着すると、コ
イルバネ39の弾性力により蓋体21を開放方向に付勢
することができる。
【0021】そして、蓋体21の自由端側を容器本体2
0側に手で軽く押圧すると、蓋体21が支軸33を中心
に回動して容器本体20の上面開口部に被さってロック
機構23が蓋体21をロックし、これにより蓋体21と
容器本体20とで囲繞した真空室29を形成することが
できる。この状態で真空ポンプ17が作動すると、真空
室29内が減圧されて蓋体21は大気圧によって押圧さ
れるので、蓋体21から手を離しても蓋体21は容器本
体20を閉じた状態を維持する。
【0022】蓋体21を閉じた状態では、蓋体21と一
体に回動するアーム34の下端部分が圧縮コイルバネ機
構35のロッド41を伸長する(バネ収納ケース37内
から引き出す)ので、コイルバネ39はバネ受部材40
に押圧されて圧縮される。
【0023】この閉止状態で後述する封止工程を終了し
て真空室29内を大気圧に戻すとともに、ロック機構2
3を操作して蓋体21のロックを解除すると、圧縮され
ていたコイルバネ39の復元力(弾性力)によりバネ受
部材40が押圧され、この押圧力によりロッド41がバ
ネ収納ケース37内に引き込まれる方向に移動し、これ
によりアーム34が支軸33を中心に戻り回動する。し
たがって、蓋体21は、コイルバネ39の復元力により
開放方向に付勢される。このため、真空包装が終了して
蓋体21のロックを解除すると、圧縮コイルバネ機構3
5の作用により蓋体21は自動的に、或は軽く手を添え
る程度の力で開放する。
【0024】蓋体21が開放する場合に、ヒンジ機構2
2により支持されている蓋体21の軸着基端側よりも蓋
体21の自由端側が高い位置にあるので、蓋体21の自
由端は作業者から遠のきながら円弧を描いて上昇する。
したがって、蓋体21を開放する際に蓋体21の自由端
が作業者に迫って威圧感を与えることを防止することが
できる。
【0025】この様に、本発明における圧縮コイルバネ
機構35により蓋体21を開放方向に付勢しておくと、
蓋体21が開放される動作及び閉止される動作のいずれ
においてもコイルバネ39に引っ張り力が作用すること
はなく、常に圧縮力が作用するだけである。また、コイ
ルバネ39は、巻成した線材の両端を切断しただけで屈
曲部を成形する必要がないので、応力が集中する部分は
なく、全長に亘って均等に負荷が作用する。したがっ
て、蓋体21を繰り返し開閉動作しても、コイルバネ3
9は、金属疲労が集中的に蓄積される部分はなく、引っ
張りスプリングを使用した従来のものに比較して、遥か
に耐久性に優れる。
【0026】また、蓋体21の開閉動作に伴ってアーム
34が支軸33を中心に回動すると、このアーム34の
先端部分に接続したロッド41の接続角度が変化して容
器本体20と圧縮コイルバネ機構35との間の角度が変
化するが、ロッド41の先端がアーム34に対して回動
可能に軸着されいるので、この接続部分に無理な負荷が
掛かることはない。したがって、このロッド41とアー
ム34の接続部分が損傷することもない。
【0027】また、バネ収納ケース37の端部はボール
ジョイント43を介して接続されているので、バネ収納
ケース37の角度が変化してもこの角度変化に無理無く
追従する。そして、ボールジョイント43は、球面接合
で屈曲する方向に拘らず対応できる。したがって、アー
ム34の取付角度の誤差等に起因してバネ収納ケース3
7の角度が蛇行しながら移動するなど三次元的に変化し
ても、バネ収納ケース37とブラケットとの接続部分に
無理な負荷が掛かることはない。これに対して、バネ収
納ケース37をブラケットに軸着した従来のものは、バ
ネ収納ケース37が軸を中心に二次元平面上で角度変化
できるだけであり、三次元的な角度変化を受けると、軸
着部分に無理な力を受けてしまい、耐久性に劣る。
【0028】さらに、バネ収納ケース37とブラケット
46との接続部分には圧縮力が作用するだけであって、
引っ張り力は作用しない。したがって、ボールジョイン
ト43も、引っ張り力が作用する部分の接続に使用した
場合に比較して、耐久力を高めた状態で使用することが
できる。
【0029】なお、ボールジョイント43とブラケット
46との取付位置を調整可能にすると、例えば、ボール
ジョイント43側を雄ネジにしてブラケット46に対す
る固定位置を調整できるように構成すると、コイルバネ
39の伸長長さを調整することができるので、蓋体21
に対する付勢力を増減したり、蓋体21の開放角度を調
整したりすることができる。ロッド41と接続ブラケッ
ト42との取付位置をネジ等で調整可能に構成した場合
も同様である。
【0030】上記した構成からなる耐圧容器13の真空
室29の傾斜上端近くに封止装置16を設けてある。こ
の封止装置16は、容器本体20側に昇降可能に設けら
れ、真空室29の幅方向に長尺な下ヒーターブロック5
0と、蓋体21の下面側に固定され、真空室29の幅方
向に長尺な上ヒーターブロック51とを対向する位置に
配設し、両ヒーターブロック50,51の端部に熱線5
2,53を取り付けてなり、下ヒーターブロック50が
圧接シリンダ54の駆動により上ヒーターブロック51
側に圧接するように構成されている。なお、圧接シリン
ダ54は、戻しスプリング55により下向きに付勢され
たピストン56によりシリンダ内を上方の第1室と下方
の第2室とに区画され、第2室は開放孔57を介して外
気と連通し、第1室は、分岐流路60を介して真空ポン
プ17の吸引側流路27に接続されている。
【0031】したがって、蓋体21と閉じて真空室29
内を減圧した状態で、分岐流路60の途中の電磁弁61
を開いて分岐流路60とシリンダの第1室を連通させる
と、第1室が負圧化されてピストン56が戻しスプリン
グ55の付勢に抗して上昇し、これにより下ヒーターブ
ロック50が上昇して上ヒーターブロック51に圧接
し、この状態で熱線52,53により加熱すると、間に
挟んだ包装袋15を加熱圧着して封止(密封)すること
ができる。そして、電磁弁61の作動を停止して電磁弁
を介して第1室を外気と連通すると、ピストン56が戻
しスプリング55の付勢によって下降し、これにより下
ヒーターブロック50が元の位置に戻って封止工程を終
了する。なお、包装袋15内に不活性ガスを充填する場
合には、基台65上に設けたガスノズル14から不活性
ガスを噴出させた後に、前記封止工程を行う。
【0032】この様にして包装袋15の封止工程が終了
したならば、真空室29内を大気圧に戻してから蓋体2
1を開くと、被包装物70を真空包装した包装袋15を
取り出すことができる。
【0033】なお、前記した実施形態においては、単一
の圧縮コイルバネ機構35を設けたが、本発明において
は、蓋体21の大きさや重量に応じて、複数装着しても
よい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、蓋
体のヒンジ機構取付側から下方にアームを延設し、アー
ムの下端部分に、蓋体の密閉状態で圧縮されて開放状態
で自由伸長する圧縮コイルバネ機構により蓋体を開放方
向に付勢したので、長期間使用して蓋体を繰り返し開閉
させても、コイルバネに局部的な金属疲労が発生するこ
とを防止することができる。したがって、バネの損傷に
より蓋体の付勢がなくなって作業能率が低下したり、蓋
体が急激に閉じるなどの不都合をなくすことができ、耐
久性に優れた真空包装装置を提供することができる。
【0035】請求項2に記載の発明では、圧縮コイルバ
ネ機構は、バネ収納ケース内にコイルバネを収納し、こ
のコイルバネ内をロッドを貫通して、ロッドの一端はコ
イルバネの移動端に接続して他端はバネ収納ケースの一
端開口部から外部に突出させてアームに接続したので、
コイルバネが圧縮力を受けて縮む際に殆ど真っ直ぐ縮ま
せることができる。したがって、圧縮力を効率良く蓄え
ることができ、作動が円滑かつ確実である。
【0036】請求項3の発明では、バネ収納ケースと容
器本体側との間にボールジョイントを介して接続したの
で、蓋体の開閉に伴ってバネ収納ケースの角度が多様に
変化しても、円滑に従動することができる。したがっ
て、バネ収納ケースと容器本体側との接続部分に無理な
力が作用することがなく、耐久性を高めることができ
る。
【0037】請求項4の発明では耐圧容器を、作業者に
対向する操作前面側を高く、反対側を低くなるように傾
斜させて設け、蓋体を容器本体に対して開閉自在に支持
するヒンジ機構を耐圧容器の低い側に配設し、封止装置
を耐圧容器内の高い側に寄せて配置したので、液体物や
粉末類などの被包装物を包装する場合に、包装袋の開口
部から被包装物が洩れ出ることを防止することができ
る。したがって、この洩れに起因する封止不良(シール
不良)を防止できるし、また、被包装物が洩れ出して耐
圧容器内を汚すなどの不都合もない。
【0038】また、耐圧容器を作業者側に下り傾斜させ
ると、蓋体が圧縮コイルバネ機構の付勢力で自動的に開
放する際に、蓋体の自由端が作業者から遠のくように上
昇していくので、作業者に威圧感を与えることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】蓋体を開放した状態における操作パネル側から
見た真空包装装置の斜視図である。
【図2】蓋体を閉じた状態における真空包装装置の断面
図である。
【図3】蓋体を閉じた状態における耐圧容器と圧縮コイ
ルバネ機構の断面図である。
【図4】蓋体を開いた状態における耐圧容器と圧縮コイ
ルバネ機構の断面図である。
【図5】圧縮コイルバネ機構の断面図である。
【図6】従来の真空包装機の耐圧容器の断面図である。
【符号の説明】
11 真空包装装置 12 筺体 13 耐圧容器 14 ガスノズル 15 包装袋 16 封止装置 17 真空ポンプ 18 トランス 19 操作パネル 20 容器本体 21 蓋体 22 ヒンジ機構 23 ロック機構 24 透明板材 25 窓 26 排気口 27 吸気側流路 29 真空室 30 シール材 31 第1支持部材 32 第2支持部材 33 支軸 34 アーム 35 圧縮コイルバネ機構 36 開口部 37 バネ収納ケース 39 コイルバネ 40 バネ受部材 41 ロッド 42 接続ブラケット 43 ボールジョイント 45 軸 50 下ヒーターブロック 51 上ヒーターブロック 52,53 熱線 54 圧接シリンダ 55 戻しスプリング 56 ピストン 57 開口孔 60 分岐流路 61 電磁弁 65 ガスノズルの基台 70 被包装物

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体と、該容器本体の上面開口を密
    閉する蓋体と、容器本体に対して蓋体を開閉自在に支持
    するヒンジ機構を有し、被包装物を収納した包装袋を収
    容する耐圧容器と、 この耐圧容器内を負圧化して包装袋内の脱気を行う真空
    ポンプと、 上記耐圧容器内に配設され、包装袋の開口部を封止する
    封止装置と、を備えた真空包装装置において、 上記蓋体のヒンジ機構取付側から下方にアームを延設
    し、アームの下端部分に、蓋体の密閉状態で圧縮されて
    開放状態で自由伸長する圧縮コイルバネ機構を接続し、
    この圧縮コイルバネ機構により蓋体を開放方向に付勢し
    たことを特徴とする真空包装装置。
  2. 【請求項2】 前記圧縮コイルバネ機構は、一端に内径
    より小さな径の開口部を有するバネ収納ケースと、バネ
    収納ケース内に収納したコイルバネと、コイルバネ内を
    貫通して、一端はコイルバネの移動端に接続して他端は
    バネ収納ケースの一端開口部から外部に突出したロッド
    とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の真空包装
    装置。
  3. 【請求項3】 前記ロッドの先端部分をアームに回動可
    能に軸着し、ロッドとは反対側に位置するバネ収納ケー
    スの端部を容器本体側にボールジョイントを介して接続
    したことを特徴とする請求項1または2に記載の真空包
    装装置。
  4. 【請求項4】 前記耐圧容器を、作業者に対向する操作
    前面側を高く、反対側を低くなるように傾斜させて設
    け、蓋体を容器本体に対して開閉自在に支持するヒンジ
    機構を耐圧容器の低い側に配設し、封止装置を耐圧容器
    内の高い側に寄せて配置したことを特徴とする請求項1
    から3のいずれかに記載の真空包装機。
JP8302496A 1996-03-13 1996-03-13 真空包装装置 Expired - Lifetime JP2942730B2 (ja)

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