JPH09248881A - シリコーン系材料と可視光硬化性樹脂との複合体及びその製造方法 - Google Patents

シリコーン系材料と可視光硬化性樹脂との複合体及びその製造方法

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JPH09248881A
JPH09248881A JP10065896A JP10065896A JPH09248881A JP H09248881 A JPH09248881 A JP H09248881A JP 10065896 A JP10065896 A JP 10065896A JP 10065896 A JP10065896 A JP 10065896A JP H09248881 A JPH09248881 A JP H09248881A
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Kazuyuki Morimura
和行 森村
Masanori Koyama
政則 小山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シリコーン系材料の表面に可視光硬化性樹脂
を積層し、次いで前記可視光硬化性樹脂を硬化すること
により、両者が強固に接着された複合体を得ることを目
的とする。 【構成】 本発明は、シリコーン系材料の表面に可視光
硬化性樹脂を塗布し、次いで可視光硬化性樹脂層が硬化
する前に、または同時に短波長紫外線によりシリコーン
系材料の表面を改質して、シリコーン系材料と可視光硬
化性樹脂とが強固に硬化接着された複合体を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリコーンゴムやシリ
コーン樹脂等のシリコーン系材料と可視光硬化性樹脂と
が積層された複合体及びその製造方法に関し、特に電子
機器のスイッチ等に使用されるシリコーンゴムと可視光
硬化性樹脂が一体的に積層形成された複合体及びその製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シリコーンゴムやシリコーン樹脂
等のシリコーン系材料は、その耐候性や耐久性が良好で
あるため産業界で広く使用されている。特に、人体に対
する汚染性の少なさや感触がソフトで柔軟性があるた
め、電子機器を初め様々な製品に使用されている。
【0003】一方、このシリコーン系材料は柔軟で弾性
を有するため表面に傷が付きやすい等耐傷性に劣るとい
う欠点がある。そこで、これを改善する目的で表面に硬
化性樹脂材料をコーティングしたり、硬質のプラスチッ
ク等を接着剤により接着したりしていた。また、特に電
子機器の接点等に使用されるシリコーン系キースイッチ
材料は、前記の目的の他に操作時にソフトな触覚と確実
なクリック感を必要とする場合があり、その場合にもシ
リコーン系キースイッチ表面に硬化性材料を塗布して硬
化性樹脂層を形成し、これを硬化接着して使用してい
た。
【0004】ところが、このシリコーン系材料は難接着
材料であるため、接着剤による接着が困難で、特に異種
材料の硬化性樹脂との接着性に欠けるため、長期の使用
に対して剥がれを生ずることがあった。また、電子機器
のスイッチ部に使用する接点ゴムは、指の押圧による衝
撃が耐えず加えられるため特に剥がれが生じやすく、な
かなか耐久性のよい接点ゴムが得られなかった。
【0005】そこで、このシリコーン系材料と他の材料
との接着性(密着性)を改善するため種々の改良がなさ
れている。例えば、特開平5−325701公報、同6
−5150公報、同6−187871公報,同6−22
3671公報等には、コロナ放電や短波長紫外線の照射
よりシリコーン系材料の表面を活性化させる方法や、シ
ランカップリング剤等のプライマーを塗布して表面を改
質する方法、さらにはこれらを複合して処理したりする
方法など、シリコーン系材料と他材料との接着性を改善
する方法が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の改善方法につい
ては、それぞれ次のような課題がある。例えば、特開平
5−325701公報及び同6−6161公報には、シ
リコーンゴムの表面に紫外線硬化性樹脂を直接塗布して
硬化性樹脂層を設け、後にこれに紫外線を照射して硬化
接着している例が開示されているが、これらに開示され
る紫外線硬化性樹脂は、被着体であるシリコーンゴムの
表面が塗料等により濃色に着色されていたり、シリコー
ンゴム自体が濃色に着色されていると、紫外線硬化性樹
脂が被着体との界面部分において完全硬化しにくくにな
り、したがって紫外線硬化性樹脂が剥がれやすいという
問題があった。また、紫外線硬化性樹脂は、紫外線によ
る硬化性を高めるため無色あるいは淡色の透明樹脂でな
ければならず、デザイン上の制約を受けていた。さら
に、特開平6−187871公報のように紫外線硬化性
樹脂の代わりに加熱硬化性樹脂を用いた例もあるが、こ
の場合は加熱硬化性樹脂の硬化に時間がかかり、生産性
が悪いという欠点があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、シリコーン系
材料の表面に可視光硬化性樹脂を塗布して樹脂層を形成
し、次いで短波長紫外線及び可視光を照射して前記可視
光硬化性樹脂層を硬化させることにより、シリコーン系
材料と可視光硬化性樹脂層が一体的に接着形成された複
合体を得るようにした。また、請求項5では、短波長紫
外線を照射して表面を化学的に活性化させたシリコーン
系材料の上に可視光硬化性樹脂を積層し、次いでこれに
可視光を照射して前記可視光硬化性樹脂を硬化してなる
シリコーン系材料と可視光硬化性樹脂が接着成形された
複合体を得るようにした。また、請求項6では、短波長
紫外線を照射して表面を化学的に活性化させたシリコー
ン系材料の上にプライマー層を形成し、さらにその上に
可視光硬化性樹脂層を積層形成した後、これに可視光を
照射して前記可視光硬化性樹脂を硬化してなるシリコー
ン系材料と可視光硬化性樹脂がプライマーを介して積層
接着された複合体を得るようにした。また、請求項8で
は、短波長紫外線を照射して表面を化学的に活性化させ
たシリコーン系材料の上にプライマー層を形成し、さら
にその上にウレタン系樹脂層を形成し、次いで可視光硬
化性樹脂にて表面層を形成した後、これに可視光を照射
して前記可視光硬化性樹脂を硬化してなる4層構造を有
する複合体を得るようにした。
【0008】以下本発明を詳細に説明する。本発明に使
用できるシリコーン系材料としては、従来公知の材料が
使用でき、具体的には、射出成形、圧縮成形、押出成形
等により成形されたシリコーンゴム成形物や、基材等に
塗装されたシリコーン系の塗膜などが上げられる。
【0009】次に、本発明に使用できる可視光硬化性樹
脂としては、アクリル系、エポキシ系等の従来公知の可
視光硬化性樹脂が使用できる。この可視光硬化性樹脂
は、重合性モノマーまたはオリゴマーと可視光領域に吸
収波長を持つ光開始剤からなっており、従来から様々な
提案がなされている。例えば、アクリル系可視光硬化性
樹脂としては、特公昭44−20189公報には、ラジ
カル重合性ビニル化合物に、染料と脂肪族アミンからな
る複合光開始剤を混合した系、また同様に光開始剤とし
てトリアジンとシアニン染料を用いた系(特開昭58−
29803)、ヘキサアリールビスイミダゾールと染料
の系(特公昭45−37377)、ビスイミダゾールと
インダノンとの組合せ(特開昭54−155292)、
金属アレーン錯体の系(特開平2−296802)、ス
クアリリウム色素とジアルキルアニリンの系(特開平5
−311093)等が上げられる。また、エポキシ系可
視光硬化性樹脂としては、例えば特開平7−31626
2公報に開示される脂環式エポキシ樹脂とメタロセン化
合物と過酸化物及び増感剤からなる組成物が使用でき
る。尚、この可視光硬化性樹脂は必要に応じて様々な添
加剤が添加混合できる。例えば、加熱硬化型の重合開始
剤を添加すれば加熱硬化性を付与することもできるし、
レベリング剤を添加して樹脂の流れ性を改善してもよ
い。
【0010】前述の可視光硬化性樹脂は、例えば電子機
器に使用されるシリコーン製の接点部材に使用される場
合は、シリコーン系材料の表面に適当な厚みに塗布され
て使用される。(好ましくは、1000μ以下)
【0011】次に本発明に使用する紫外線照射機及び可
視光照射機について説明する。本発明はシリコーン系材
料の表面の化学的活性を高めるため、短波長紫外線を照
射できる紫外線照射機が用いられる。具体的には、シリ
コーン系材料の表面活性を高めることが可能な180n
m及び250nm付近の短波長紫外線が十分に照射でき
るものが適当である。
【0012】一方、可視光照射機については前述の可視
光硬化性樹脂を硬化することができる照射機であれば特
に限定されない。例えば、紫外線硬化性樹脂の硬化に使
用する紫外線および可視光を照射できる水銀ランプや可
視光や赤外線を照射するハロゲンランプ等、従来公知の
ものが使用できる。また、場合によってはこれらのラン
プを使用せず太陽光を利用して可視光樹脂を硬化しても
よい。さらに、これら2種類(紫外線と可視光)の照射
機は、ランプの種類等を旨く選定すると1つランプでの
照射機を構成することもできるし、2本以上のランプを
1つの照射機に搭載するように構成してもよい。
【0013】次に、前述の照射機より照射される短波長
紫外線と可視光の照射強度について説明する。本発明の
うちの一部発明では、シリコーン系材料表面の化学的活
性を短波長紫外線により高めた後、他の材料(可視光硬
化性樹脂であったり、プライマーであったり)を積層処
理するため、この場合には短波長紫外線の照射強度は、
前記シリコーン系材料の表面活性が十分になるように照
射すればよい。一方、シリコーン系材料表面に可視光硬
化性材料塗布した状態で、短波長紫外線と可視光の両方
を一度に照射する場合には、可視光硬化性樹脂の硬化が
完了する前にまたはこれと同時に、シリコーン系材料の
表面活性を高めておくことが必要であるため、短波長紫
外線強度を可視光よりも強めに照射する必要がある。
【0014】
【実施例】本発明を以下実施例を用いて詳述する。先
ず、下記の配合割合で可視光硬化性樹脂組成物A乃至C
を作成した。 組成物A a)エポキシアクリレート 100.0 重量部 b)2−メチル−4−メチルイミダゾール 3.0 重量部 c)ベンゾチアゾール 2.0 重量部 d)ローズベンガル(赤色系染料) 0.05重量部 組成物B a)エポキシアクリレート 100.0 重量部 b)ジフェニルヨードニウム塩 3.0 重量部 c)ジメチルアニリン 2.0 重量部 d)メチレンブルー(青色系染料) 0.05重量部 組成物C a)リモネンモノ又はジエポキサイド(ダイセル化学工業社製脂環式エポキシ樹 脂 セルキサイド3000) 50.0 重量部 ビスフェノールA型エポキシ樹脂 50.0 重量部 b)イルガキュア261(チバガイギー社製 メタロセン化合物) 6.0 重量部 c)クメンハイドロパーオキサイド 3.0 重量部 d)レベリング剤SH29PA(東レ・ダウコーニング・シリコン) 0.1 重量部
【0015】
【実施例1】図1に示すようにキースイッチ状に成形し
た黒色シリコーンキーシート(黒色の充填材により着色
してある)の表面にアクリル系の可視光硬化性樹脂Aを
厚さ約300μになるように塗布した。次いで、短波長
紫外線(主に波長185nm及び250nm)及び40
0nm以上の可視光が照射できる照射機を用いて、前記
シリコーンキーシートに紫外線を1分間を照射し、シリ
コーンキーシートと可視光硬化性樹脂層とが一体的に硬
化接着されたスイッチ部材を製造した。尚、このとき短
波長紫外線の照射強度(185nm及び250nm波長
付近の照射強度)と400nm以上の照射強度を調整し
て、可視光硬化性樹脂が完全硬化する前にシリコーンキ
ーシート表面が十分活性化されるようにした。
【0016】これによって製造されたキースイッチ部材
は、シリコーンシートとアクリル系の紫外線硬化性樹脂
が完全に接着硬化されていて容易に剥がすことはできな
かった。
【0017】
【実施例2】実施例1と同様にキースイッチ状に成形し
た黒色シリコーンキーシートの表面に短波長紫外線を照
射して表面を化学的に活性化した。次いで、アクリル系
の可視光硬化性樹脂Bを厚さ約300μになるように前
記シリコーンシートの表面に塗布し、可視光を照射して
前記可視光硬化性樹脂を硬化させスイッチ部材を製造し
た。
【0018】これによって製造されたキースイッチ部材
は、シリコーンシートとアクリル系の紫外線硬化性樹脂
が完全に接着硬化されていて容易に剥がすことはできな
かった。
【0019】
【実施例3】実施例1と同様にキースイッチ状に成形し
た黒色シリコーンキーシートの表面に短波長紫外線を照
射して表面を化学的に活性化した。次いで、溶剤等で希
釈したアミノプロピルトリメトキシシラン溶液を前記シ
リコーンシートの活性化された表面に塗布し乾燥させて
薄膜層を形成した後、さらに可視光硬化性樹脂Bを厚さ
約300μになるように塗布した。次いで、これに可視
光を照射してシリコーンキーシートと紫外線硬化性樹脂
とが硬化接着したスイッチ部材を製造した。
【0020】これによって製造されたキースイッチ部材
は、シリコーンシートとエポキシ系の紫外線硬化性樹脂
が強固に、しかも完全に接着硬化されていて容易に剥が
すことはできなかった。
【0021】
【実施例4】実施例1と同様にキースイッチ状に成形し
た黒色シリコーンキーシートの表面に短波長紫外線を照
射して表面を化学的に活性化した。次いで、溶剤等で希
釈したアミノプロピルトリメトキシシラン溶液を前記シ
リコーンシートの活性化された表面に塗布し乾燥させて
薄膜層を形成した後、さらにその上にウレタン系塗料を
塗布して乾燥させ薄膜層を形成する。次いで、このウレ
タン系塗料の上に可視光硬化性樹脂Bを厚さ約200μ
になるように塗布し、これに可視光を照射してシリコー
ンキーシートと紫外線硬化性樹脂とが硬化接着したスイ
ッチ部材を製造した。
【0022】これによって製造されたキースイッチ部材
は、シリコーンシートとエポキシ系の紫外線硬化性樹脂
が極めて強固に、しかも完全に接着硬化されていて容易
に剥がすことはできなかった。
【0023】
【実施例5】実施例1と同様にキースイッチ状に成形し
た黒色シリコーンキーシートの表面に短波長紫外線を照
射して表面を化学的に活性化した。次いで、溶剤等で希
釈したアミノプロピルトリメトキシシラン溶液を前記シ
リコーンシートの活性化された表面に塗布し乾燥させて
薄膜層を形成した後、さらに可視光硬化性樹脂Cを厚さ
約300μになるように塗布した。次いで、これに可視
光を照射してシリコーンキーシートと紫外線硬化性樹脂
とが硬化接着したスイッチ部材を製造した。
【0024】これによって製造されたキースイッチ部材
は、シリコーンシートとエポキシ系の紫外線硬化性樹脂
が極めて強固に、しかも完全に接着硬化されていて容易
に剥がすことはできなかった。
【0025】
【比較例】実施例1と同様にキースイッチ状に成形した
黒色シリコーンキーシートの表面に短波長紫外線を照射
して表面を化学的に活性化した。次いで、溶剤等で希釈
したアミノプロピルトリメトキシシラン溶液を前記シリ
コーンシートの活性化された表面に塗布し乾燥させて薄
膜層を形成した後、さらにアクリル系紫外線硬化性樹脂
(スリーボンド3003)を厚さ約300μになるよう
に塗布した。次いで、これに紫外線を照射してシリコー
ンキーシートと紫外線硬化性樹脂とが硬化接着したスイ
ッチ部材を製造した。
【0026】これによって製造されたキースイッチ部材
は、アクリル系の紫外線硬化性樹脂のシリコーンシート
との境界面における硬化が不完全なものがあるため、剥
がれを生ずるものがあった。
【0027】
【発明の効果】本発明は、シリコーン系材料の表面に可
視光硬化性樹脂を接着硬化させたので、シリコーン系材
料が着色剤により黒色等の濃い色に着色されていても可
視光硬化性樹脂の硬化が完全に行なわれるため、密着性
のよい複合体が形成できる。また、可視光硬化性樹脂に
添加されている染料を選定することにより硬化物を不透
明に着色できるため、複合体の色彩に変化を持たせるこ
とができるようになる。さらには、シリコーン系材料の
表面の活性化と可視光硬化性樹脂の硬化を同時に行なう
方法では、作業工程が簡単で生産性が極めてよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】シリコーンキースイッチ部材の断面図
【図2】シリコーンキーシートの断面図
【図3】プライマー処理されたシリコーンキーシートの
断面図
【図4】シリコーンキースイッチ部材の断面図
【符号の説明】
1 シリコーンキーシート 2 可視光硬化性樹脂層 3 プライマー層 A 可視光 B 短波長紫外線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 27/38 B32B 27/38 C08F 290/00 MRR C08F 290/00 MRR C08J 7/04 C08J 7/04 C09D 4/00 PDS C09D 4/00 PDS

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコーン系材料の表面に可視光硬化性
    樹脂を塗布して樹脂層を形成し、次いで短波長紫外線及
    び可視光を照射して前記樹脂層を硬化させることによ
    り、シリコーン系材料と可視光硬化性樹脂層が一体的に
    接着形成された複合体。
  2. 【請求項2】 前記短波長紫外線が、185nm乃至2
    50nmの短波長紫外線である請求項1記載の複合体。
  3. 【請求項3】 前記可視光硬化性樹脂が、可視光硬化性
    アクリル系樹脂または可視光硬化性エポキシ系樹脂であ
    る請求項1又は2記載の複合体。
  4. 【請求項4】 前記可視光硬化性樹脂層の厚さが500
    μ以下である請求項1乃至3記載の複合体。
  5. 【請求項5】 短波長紫外線を照射して表面を化学的に
    活性化させたシリコーン系材料の上に可視光硬化性樹脂
    を積層し、次いでこれに可視光を照射して前記可視光硬
    化性樹脂を硬化してなるシリコーン系材料と可視光硬化
    性樹脂が接着成形された複合体。
  6. 【請求項6】 短波長紫外線を照射して表面を化学的に
    活性化させたシリコーン系材料の上にプライマー層を形
    成し、さらにその上に可視光硬化性樹脂層を積層形成し
    た後、これに可視光を照射して前記可視光硬化性樹脂を
    硬化してなるシリコーン系材料と可視光硬化性樹脂がプ
    ライマーを介して積層接着された複合体。
  7. 【請求項7】 前記プライマー樹脂が、シラン系カップ
    リング剤、チタン系カップリング剤である請求項6記載
    の複合体。
  8. 【請求項8】 短波長紫外線を照射して表面を化学的に
    活性化させたシリコーン系材料の上にプライマー層を形
    成し、さらにその上にウレタン系樹脂層を形成し、次い
    で可視光硬化性樹脂にて表面層を形成した後、これに可
    視光を照射して前記可視光硬化性樹脂を硬化してなる4
    層構造を有する複合体。
  9. 【請求項9】 シリコーン系材料の表面に可視光硬化性
    樹脂を塗布して樹脂層を形成し、次いで短波長紫外線と
    可視光とを照射できる照射機を用いて短波長紫外線及び
    可視光を照射して、前記短波長紫外線によりシリコーン
    系材料の表面活性を高めた後または高めると同時に、前
    記可視光硬化性樹脂層を硬化させることにより、シリコ
    ーン系材料と可視光硬化性樹脂層が一体的に接着形成さ
    れた複合体の製造方法。
JP10065896A 1996-03-15 1996-03-15 シリコーン系材料と可視光硬化性樹脂との複合体及びその製造方法 Pending JPH09248881A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013240886A (ja) * 2012-05-17 2013-12-05 Fukoku Co Ltd ゴム部材およびゴム用コーティング剤

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