JPH09248848A - 押出機のダイ装置 - Google Patents

押出機のダイ装置

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JPH09248848A
JPH09248848A JP8059366A JP5936696A JPH09248848A JP H09248848 A JPH09248848 A JP H09248848A JP 8059366 A JP8059366 A JP 8059366A JP 5936696 A JP5936696 A JP 5936696A JP H09248848 A JPH09248848 A JP H09248848A
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die
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widening
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JP8059366A
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Koji Minagawa
耕児 皆川
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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    • B29C48/30Extrusion nozzles or dies
    • B29C48/345Extrusion nozzles comprising two or more adjacently arranged ports, for simultaneously extruding multiple strands, e.g. for pelletising
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 拡幅通路内での樹脂の広がり具合を任意に調
節して、被押出材の流動特性が変化しても、製品品質の
低下やストランド切れを有効に防止する。 【解決手段】 押出機3のバレル出口4に連通する押出
通路5を内部に有するダイホルダ6がバレル2の前端に
取り付けられ、その押出通路5に連通する複数のダイ孔
7を有するダイプレート8が前記ダイホルダ6の前端に
取り付けられ、前記押出通路5の前部が前記バレル出口
4よりも広幅の拡幅通路14とされ、前記複数のダイ孔
7がその拡幅通路14の幅方向に広がって配置されてい
る押出機のダイ装置において、前記拡幅通路14の幅方
向中央部における絞り量を変化させて、同拡幅通路14
内を前方へ流れる被押出材の幅方向への広がり具合を調
節する流度調節手段25を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、押出機のダイ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、バレル内に挿通された左右一対
のロータで樹脂を混練溶融して前方へ押し出す二軸混練
押出機の前端には、図6に示すように、バレル出口42
から押し出されてくる溶融樹脂(被押出材)を押出成形
するためのダイ装置41を接続する場合がある。
【0003】このダイ装置41は、バレル出口42に連
通する押出通路43を内部に有するダイホルダ44をバ
レル45の前端に取り付け、その押出通路43に連通す
る複数のダイ孔46を有するダイプレート47をダイホ
ルダ44の前端に取り付けることにより構成されてい
て、図6のダイホルダ44は、押出方向(図6の左右方
向)前後に三分割されて後部ホルダ48と中間ホルダ4
9と前部ホルダ50とから構成されている。
【0004】このうち、後部ホルダ48には、バレル出
口42と同じ横長楕円形の断面形状を有する後部通路5
1(図7(a)参照)が形成されており、中間ホルダ4
9には、前方に向かうに従って断面高が漸次低くなりか
つ断面幅が漸次広くなるテーパ通路52が形成されてい
る。また、前部ホルダ50には、テーパ通路52の出口
に連通する拡幅通路53(図7(b)参照)が形成さ
れ、ダイプレート47に設けられる複数のダイ孔46
は、その拡幅通路53のほぼ全幅範囲に広がって横二列
に配置されている。なお、後部ホルダ48の前面に形成
した凹部54には溶融樹脂から不純物を取り除く瀘過体
55が装填されている。
【0005】上記従来のダイ装置41においては、押出
機のバレル出口42から排出された溶融樹脂は、まず、
後部ホルダ48の後部通路51を通って瀘過体55によ
って瀘過され、その後、中間ホルダ49のテーパ通路5
2によって横長の偏平形状にされて前部ホルダ50の拡
幅通路53に至り、ダイプレート47の各ダイ孔46か
ら外部に押し出されて細い線状に成形される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のダイ装置4
1においては、幅方向に並ぶすべてのダイ孔46から樹
脂を均一に押し出せるよう、拡幅通路53の幅方向両端
部を他の部分よりも断面高さが大きい円形にして、拡幅
通路53内の樹脂がその幅方向両端部まで行き渡りやす
いようにしている。
【0007】しかしながら、従来では、一つのダイホル
ダ44に対して上記拡幅通路53の断面形状が一つのも
のとして固定されていたので、かかる拡幅通路53の断
面形状によって樹脂流れが均一になるのは、限られた流
動特性を有する一種類の樹脂に限定されることになる。
すなわち、製品ニーズの多様化に対応して樹脂の種類や
ブレンドが変更されると、樹脂の流動特性も大きく変わ
ることになるので、当該拡幅通路53内での樹脂の流れ
が幅方向で均一とならず、このため、得られたペレット
のサイズにばらつきが生じたり、酷い場合には、特定の
ダイ孔46からの樹脂の押出が止まるストランド切れの
ためラインを停止せねばならないときがある。
【0008】本発明は、このような実情に鑑み、拡幅通
路内における溶融樹脂を代表とする被押出材の広がり具
合を任意に調節できるようにして、かかる被押出材の流
動特性が変化しても、製品品質の低下やストランド切れ
を有効に防止できる押出機のダイ装置を提供することを
目的とする。また、本発明は、そのような拡幅通路内で
の樹脂の広がり具合の調節を簡便かつ安価に行えるよう
にすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
本発明は次の技術的手段を講じた。すなわち、本発明
は、押出機のバレル出口に連通する押出通路を内部に有
するダイホルダがバレルの前端に取り付けられ、その押
出通路に連通する複数のダイ孔を有するダイプレートが
前記ダイホルダの前端に取り付けられ、前記押出通路の
前部が前記バレル出口よりも広幅の拡幅通路とされ、前
記複数のダイ孔がその拡幅通路の幅方向に広がって配置
されている押出機のダイ装置において、前記拡幅通路の
幅方向中央部における絞り量を変化させて、同拡幅通路
内を前方へ流れる被押出材の幅方向への広がり具合を調
節する流度調節手段を設けたものである(請求項1)。
【0010】すなわち、この種のダイ装置において、拡
幅通路の幅方向中央部における絞り量を上げると、同中
央部における被押出材の流動抵抗が増加して、拡幅通路
内を前方へ流れる被押出材が幅方向へ行き渡りやすくな
り、逆に、拡幅通路の幅方向中央部における絞り量を下
げると、同中央部における被押出材の流動抵抗が低下し
て、拡幅通路内を前方へ流れる被押出材が幅方向へ行き
渡りにくくなる。
【0011】本発明は、このような溶融樹脂に代表され
る被押出材の拡幅通路内での流れ挙動に着目して、その
被押出材の流動特性の変化に対応して同被押出材の広が
り具合を任意に調節できる手段を設けたものであり、か
かる流度調節手段としては、例えば、拡幅通路と同じ断
面幅を有する通過孔を内部に備えておりかつその通過孔
の形状が異なる複数種類のバッファプレートを用意して
おき、この各バッファプレートのうちの一つをその通過
孔が前記拡幅通路に連通するようにしてダイホルダ内に
着脱自在に介装することによって構成できる(請求項
2)。
【0012】この場合、上記通過孔の形状を異ならせて
拡幅通路の幅方向中央部の絞り量を変更するには、後述
する実施の形態でも示すように、バッファプレートの通
過孔中央縁部に絞り部を形成するに当たり、この絞り部
の幅や高さ、ないしは同絞り部に形成されるテーパ部の
傾斜角度を変更することによって行える。また、通過孔
の形状が異なる複数種類のバッファプレートを用意して
おく上記流度調節手段の場合には、バッファプレートを
ダイプレートの裏面に重合された状態で同プレートとと
もにダイホルダにボルト締結するようにすれば(請求項
3)、ダイプレートの着脱と同時にバッファプレートを
着脱できて作業手間が低減される。
【0013】更に、流度調節手段としては、先端が拡幅
通路の幅方向中央部に向かって出退自在となるようダイ
ホルダに取り付けられたゲート部材よりなるものを採用
することができる(請求項4)。この場合、ゲート部材
が拡幅通路の幅方向中央部に向かって出退するので、同
ゲート部材の出退量を変えてやれば、上記と同じ理由に
より拡幅通路内の樹脂の広がり具合を調節できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図1〜図3に示す第一の実施の形
態において、本発明を採用するダイ装置1は、バレル2
内に挿通された左右一対のロータで樹脂を混練溶融して
前方へ押し出す二軸混練押出機3の前端に接続されてい
て、バレル出口4から前方へ向かって押し出されてくる
溶融樹脂(被押出材)を一定断面の細い線状に押出成形
するものである。
【0015】このダイ装置1は、バレル出口4に連通す
る押出通路5を内部に有するダイホルダ5をバレル2の
前端に取り付け、その押出通路5に連通する複数のダイ
孔7を有するダイプレート8をダイホルダ6の前端に取
り付けることにより構成されている。図1に示すよう
に、ダイホルダ6は、押出方向(図1の左右方向)前後
に二分割されていて、後部ホルダ9と前部ホルダ10と
を備えている。このうち、後部ホルダ9はバレル2前端
のフランジ部にボルト締結することで同バレル2に接続
されており、前部ホルダ10は、その上下部を後方に向
かって貫通する固定ボルト11によって後部ホルダ9の
前面に着脱自在に取り付けられている。
【0016】一方、後部ホルダ9には、バレル出口4と
同じ横長楕円形の断面形状を有する後部通路12(図2
(a)参照)が形成されており、前部ホルダ10の後半
部には、前方に向かうに従って断面高が漸次低くなりか
つ断面幅が漸次広くなるテーパ通路13が形成されてい
る。また、前部ホルダ10の前半部には、テーパ通路1
3の出口に連通する拡幅通路14(図2(b)参照)が
形成されている。
【0017】なお、後部ホルダ9と前部ホルダ10の外
周面にはそれぞれ冷却ジャケット15が套嵌されてい
て、後部ホルダ9には、圧力計16が同ホルダ9の上面
から後部通路12に貫通するように設けられ、前部ホル
ダ10には、温度計17が同ホルダ10の上面からテー
パ通路13に貫通して設けられている。また、後部ホル
ダ9の前面に形成した凹部18には溶融樹脂から不純物
を取り除く瀘過体19が装填されている。
【0018】ダイプレート8には、押出樹脂を線状に形
成するための多数のダイ孔7が横二列に並んで形成され
ており、これらのダイ孔7は、図2に示すように拡幅通
路14のほぼ全幅範囲に広がって幅方向等間隔に配置さ
れている。このダイプレート8は、その裏面に重合され
た後述するバッファプレート20とともに、前部ホルダ
10の前面に形成した収納凹部21に収納され、これら
双方のプレート8,20を貫通する取付ボルト22を前
部ホルダ10に螺合させることにより、同ホルダ10に
対して着脱自在に取り付けられている。また、ダイプレ
ート8は、前部ホルダ9の右側面に固定したヒンジ部材
23を介して前部ホルダ10に対し縦軸24回りで前後
に開閉自在に枢支されている。
【0019】上記ダイ装置1は、拡幅通路14の幅方向
中央部における絞り量を変化させて、同拡幅通路14内
を前方へ流れる溶融樹脂の幅方向への広がり具合を調節
する流度調節手段25を備え、この第一の実施の形態で
は、通過孔26の形状が異なる複数種類のバッファプレ
ート20の内の一つをダイプレート8の裏側の拡幅通路
14内に介装することにより、当該流度調節手段25を
構成している。
【0020】すなわち、上記複数種類のバッファプレー
ト20は、図1及び図2に示すように、前部ホルダ10
の拡幅通路14と同じ断面幅を有する通過孔26を内部
に備え、かつ、その通過孔26は各バッファプレート2
0ごとに異なる形状とされている。そして、かかる通過
孔26の形状が異なる各バッファプレートのうちの一つ
が、その通過孔26が拡幅通路14に連通するよう、前
部ホルダ10の収納凹部21内に前記取付ボルト22に
よって着脱自在に介装されている。
【0021】各バッファプレート20の通過孔26側の
縁部には、その通過孔26を通過する樹脂の絞り量が幅
方向中央部において高くなるよう、通過孔26の内部方
向に突出する絞り部27が突設されている。このため、
通過孔26の幅方向両端部は絞り部27のある部分より
も断面高さが大きく樹脂が通過しやすい楕円孔28に形
成されている。また、絞り部27は断面ほぼ台形に面取
り形成されており、その前後面にテーパ面27Aを備え
ている。
【0022】ここで、拡幅通路14内の溶融樹脂の流度
調節は、上記バッファプレート20を通過孔26の形状
が異なる他のバッファプレート20に取り換えることに
よって行う。すなわち、絞り部27の幅Wを種々に変化
させた複数種類のバッファプレート20を用意してお
き、既に前部ホルダ10に収納されているバッファプレ
ート20を絞り部27の幅Wが異なる他のバッファプレ
ート20と取り換えることによってその絞り部27の幅
Wを変化させ、これにより、拡幅通路14内における溶
融樹脂の幅方向への広がり具合を調節する。
【0023】この場合、樹脂の種類や混練度によって拡
幅通路14内における幅方向への広がり具合が異なるの
で、ある特定の樹脂の場合に絞り部27幅Wをどの程度
の寸法にすればすべてのダイ孔7から樹脂が均一に押し
出されるかを実験等によって予め求めておき、樹脂の種
類に応じて適当な幅Wの絞り部27を有するバッファプ
レート20を決定しておく必要がある。
【0024】また、絞り部27の高さHの変化させた
り、絞り部27のテーパ面27Aの傾斜角度を変化させ
ても、絞り部27における溶融樹脂の絞り量が変化す
る。従って、これらのパラメータが種々に異なるバッフ
ァプレート20を複数種類用意しておき、そのうちの一
つを任意に選択することにしてもよい。また、絞り部2
7の幅W、高さH及びテーパ面27Aの傾斜角度のすべ
て又は任意の二つの値を異ならせることにより、複数種
類のバッファプレート20を用意することもできる。
【0025】上記構成のダイ装置1によれば、バレル出
口4から排出された溶融樹脂は、まず、後部ホルダ9の
後部通路12を通って瀘過体19によって瀘過され、そ
の後、前部ホルダ10のテーパ通路13によって横長の
偏平形状とされて前部ホルダ10の拡幅通路14に至
り、ダイプレート8の各ダイ孔7から外部に押し出され
て細い線状に成形される。
【0026】なお、ダイ孔7から押し出された多数の線
状の樹脂は、ダイ装置1の前方に配置した水槽で水冷さ
れ、その後、ローラカッター等によって切断されてペレ
ットとして製品化されることになる。このさい、例え
ば、樹脂の種類、ブレンド又は混練度等が変化すると、
拡幅通路14内での溶融樹脂の広がり具合が小さくなっ
てダイプレート8の幅方向両端部にあるダイ孔7から樹
脂が出にくくなることがある。
【0027】このような場合には、現在使用しているバ
ッファプレート20よりも絞り部27の幅Wや高さHが
少し大きい他のバッファプレート20に取り換えるよう
にする。すると、拡幅通路14内における幅方向中央部
の絞り量が高くなって、溶融樹脂が拡幅通路14の幅方
向両端部へ回りやすくなるので、幅方向両端部にあるダ
イ孔7からの樹脂の品質が低下したり、同ダイ孔7でス
トランド切れが生じるのを有効に防止できる。
【0028】他方、上記とは逆に、ダイプレート8の幅
方向中央部にあるダイ孔7から樹脂が出にくい場合に
は、同中央部における絞りが強すぎると判断して、拡幅
通路14内における幅方向中央部の絞り量を低下させる
べく、現在使用しているバッファプレート20よりも絞
り部27の幅Wや高さHが少し小さい他のバッファプレ
ート20に取り換えればよい。
【0029】また、この場合、バッファプレート20が
ダイプレート8とともに共通の取付ボルト22によって
前部ホルダ10に取り付けられているので、ダイプレー
ト8の取り外しと同時にバッファプレート20を取り外
すことができ、同プレート20の交換に要する作業手間
が低減される。図4は、当該バッファプレート20の取
付構造の変形例を示している。
【0030】この変形例は、バッファプレート20がダ
イプレート8の裏面に重合された状態で同プレート8と
ともにボルト締結される点は図1の場合と同様である
が、バッファプレート20がダイプレート8の裏面に形
成した収納溝29に収納されている点で図1の場合と異
なる。また、ダイプレート8の上下面は前方に向かうに
従って中央側へ変位する傾斜面30が形成されており、
この傾斜面30を締付ボルト31で後方へ締め付けられ
るコッター32で押圧することにより、ダイプレート8
を前部ホルダ10に固定している。
【0031】この場合、ダイプレート8が前部ホルダ1
0に枢着されていて同ホルダ10に対する上下位置が不
動であることから、ダイプレート8の収納溝29にバッ
ファプレート20を収納するだけで同プレート20を前
部ホルダ10に対して位置決めでき、同プレート20の
交換手間がより低減される。図5は、本発明の第二の実
施の形態を示しており、この第二の形態では、流度調節
手段25を、先端が拡幅通路14の幅方向中央部に向か
って出退自在となるようダイホルダ8に取り付けられた
ゲート部材33により構成している。
【0032】すなわち、このゲート部材33は、拡幅通
路14の幅よりも小さい幅を有する板材よりなり、前部
ホルダ10の上面から拡幅通路14の中央部に至って貫
通形成されているスライド孔34に上下動自在に挿通さ
れている。ゲート部材33の上端部は、前部ホルダ10
の上面に固定した支持部材35にブラケット36を介し
て連結されており、この支持部材35はブラケット36
を上下方向に貫通するねじ軸37を回動自在に備えてい
る。このため、ねじ軸37を回動させることにより、ゲ
ート部材33がスライド孔34に沿って上下微動し、そ
の下端部の拡幅通路14内への突出量を調節することが
できる。
【0033】なお、ねじ軸37の回動操作は手動でも電
動モータでも可能であり、ゲート部材33の上下駆動は
油圧シリンダによっても行える。また、ゲート部材33
は前部ホルダ10の下部に貫通して設けてもよく、ゲー
ト部材33を前部ホルダ10の上下部双方に設けること
もできる。この第二の実施の形態によれば、ゲート部材
33の出退量を変えるだけで拡幅通路14内の樹脂の広
がり具合を調節できるため、バッファプレート20の交
換作業が不要となり、当該拡幅通路14内の流度調節が
極めて簡便になる。
【0034】なお、上記した各実施の形態は例示的なも
のであって限定的なものではない。すなわち、本発明の
範囲は前記した特許請求の範囲によって示され、その請
求項の意味に入るすべての変形例は本願発明に含まれる
ものである。すなわち、例えば、本発明のダイ装置は、
二軸混練押出機だけではなく、一軸押出機にも採用でき
る。また、溶融樹脂の押し出しだけでなく、食品素材を
押し出すダイ装置としても採用できる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
流度調節手段によって拡幅通路内での被押出材の広がり
具合を任意に調節できるので、被押出材の流動特性が変
化しても、製品品質の低下やストランド切れを有効に防
止できる(請求項1)。また、請求項2記載の発明によ
れば、拡幅通路に連通する通過孔を有するバッファプレ
ートを交換することによって当該拡幅通路内での樹脂の
広がり具合の調節を行うので、その調節を簡便かつ安価
に行える(請求項2)。
【0036】請求項3記載の発明によれば、ダイプレー
ト8の着脱と同時にバッファプレートの着脱が行え、同
プレートの交換に要する作業手間を低減できる。更に、
請求項4記載の発明によれば、バッファプレートの交換
作業を行わずにゲート部材の出退操作だけで拡幅通路内
の流度調節を行えるので、その調節作業をより簡便に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すダイ装置の側面断面
図である。
【図2】同ダイ装置の平面断面図であり、(a)(b)
(c)は一点鎖線で示す各位置における横断面図であ
る。
【図3】同ダイ装置を前面からみた正面図である。
【図4】バッファプレートの取付構造の変形例を示すダ
イ装置の側面断面図である。
【図5】(a)は本発明の他の実施形態を示すダイ装置
の側面断面図であり、(b)はゲート部材のある位置で
の前部ホルダの横断面図である。
【図6】従来のダイ装置の側面断面図である。
【図7】従来のダイ装置の平面断面図であり、(a)
(b)(c)は一点鎖線で示す各位置における横断面図
である。
【符号の説明】
1 ダイ装置 3 (二軸混練)押出機 4 バレル出口 5 押出通路 6 ダイホルダ 7 ダイ孔 8 ダイプレート 14 拡幅通路 25 流度調節手段 26 通過孔 33 ゲート部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押出機(3)のバレル出口(4)に連通
    する押出通路(5)を内部に有するダイホルダ(6)が
    バレル(2)の前端に取り付けられ、その押出通路
    (5)に連通する複数のダイ孔(7)を有するダイプレ
    ート(8)が前記ダイホルダ(6)の前端に取り付けら
    れ、前記押出通路(5)の前部が前記バレル出口(4)
    よりも広幅の拡幅通路(14)とされ、前記複数のダイ
    孔(7)がその拡幅通路(14)の幅方向に広がって配
    置されている押出機のダイ装置において、 前記拡幅通路(14)の幅方向中央部における絞り量を
    変化させて、同拡幅通路(14)内を前方へ流れる被押
    出材の幅方向への広がり具合を調節する流度調節手段
    (25)が設けられていることを特徴とする押出機のダ
    イ装置。
  2. 【請求項2】 流度調節手段(25)は、拡幅通路(1
    4)と同じ断面幅を有する通過孔(26)を内部に備え
    ておりかつその通過孔(26)の形状が異なる複数種類
    のバッファプレート(20)よりなり、この各バッファ
    プレート(20)のうちの一つがその通過孔(26)を
    前記拡幅通路(14)に連通させるようにしてダイホル
    ダ(6)内に着脱自在に介装されている請求項1記載の
    押出機のダイ装置。
  3. 【請求項3】 バッファプレート(20)はダイプレー
    ト(8)の裏面に重合された状態で同プレート(8)と
    ともにダイホルダ(6)にボルト締結されている請求項
    2記載の押出機のダイ装置。
  4. 【請求項4】 流度調節手段(25)は、先端が拡幅通
    路(14)の幅方向中央部に向かって出退自在となるよ
    うダイホルダ(8)に取り付けられたゲート部材(3
    3)よりなる請求項1記載の押出機のダイ装置。
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