JPH09248385A - ローラーコースターのテスト走行用牽引車 - Google Patents
ローラーコースターのテスト走行用牽引車Info
- Publication number
- JPH09248385A JPH09248385A JP5716096A JP5716096A JPH09248385A JP H09248385 A JPH09248385 A JP H09248385A JP 5716096 A JP5716096 A JP 5716096A JP 5716096 A JP5716096 A JP 5716096A JP H09248385 A JPH09248385 A JP H09248385A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- rail
- tractor
- caterpillar
- coaster
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
- Platform Screen Doors And Railroad Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ローラーコースターの走行テストを安全かつ
確実に実施する。 【解決手段】 牽引車(1)は、永久磁石(6)を取付
けたキャタピラ(5)を装備し、永久磁石(6)の磁力
によりレール(3)に密着して走行し、停止してもその
位置を保ち、且つレール(3)に沿ってスムーズに走行
できるように、キャタピラ(5)は台車(4)に対し旋
回し、無線で遠隔操作される。
確実に実施する。 【解決手段】 牽引車(1)は、永久磁石(6)を取付
けたキャタピラ(5)を装備し、永久磁石(6)の磁力
によりレール(3)に密着して走行し、停止してもその
位置を保ち、且つレール(3)に沿ってスムーズに走行
できるように、キャタピラ(5)は台車(4)に対し旋
回し、無線で遠隔操作される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ローラーコースタ
ーのテスト走行用牽引車に関する。
ーのテスト走行用牽引車に関する。
【0002】
【従来の技術】遊戯施設のひとつであるローラーコース
ターの走行試運転においては、車両とレールとの適正な
関係及び車両と周辺構築物とのクリアランス(安全限
界)を確認する必要がある。このため、本来、重力を利
用した、速度制御装置を持たない車両を走路全長にわた
って、ゆっくりと走行させる必要がある。
ターの走行試運転においては、車両とレールとの適正な
関係及び車両と周辺構築物とのクリアランス(安全限
界)を確認する必要がある。このため、本来、重力を利
用した、速度制御装置を持たない車両を走路全長にわた
って、ゆっくりと走行させる必要がある。
【0003】ところで、ローラーコースターの走行テス
ト方法として、従来次の方法が知られている。
ト方法として、従来次の方法が知られている。
【0004】その1つは、図5に示すように、走行路で
あるレール20上に設置したコースター車両21の前後
にロープ22、ウインチ23等を取付け、それを引張り
あるいは緩めることによりコースター車両21をゆっく
り走行させるものである。
あるレール20上に設置したコースター車両21の前後
にロープ22、ウインチ23等を取付け、それを引張り
あるいは緩めることによりコースター車両21をゆっく
り走行させるものである。
【0005】他の1つは、レール据付後のレールゲー
ジ、周辺構造物とのクリアランスをゲージを用いて測定
し、それにより安全を確かめた上で、コースター車両を
通常の運転方法と同様に落下させるものである。
ジ、周辺構造物とのクリアランスをゲージを用いて測定
し、それにより安全を確かめた上で、コースター車両を
通常の運転方法と同様に落下させるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
方法による場合は、レールは通常複雑な走行路を形成し
ているため、ロープの掛け替えの回数が多く、また常時
車両の前後のレール上に人を配置することになり、危険
を伴う作業となる。また、後者の方法による場合は、障
害物があった場合はコースター車両その他に損傷を生じ
る。
方法による場合は、レールは通常複雑な走行路を形成し
ているため、ロープの掛け替えの回数が多く、また常時
車両の前後のレール上に人を配置することになり、危険
を伴う作業となる。また、後者の方法による場合は、障
害物があった場合はコースター車両その他に損傷を生じ
る。
【0007】本発明は、従来方法の前記の問題点を解決
し、「(1)レール上をコースター車両をゆっくりと走
らせる。」、「(2)軌道上の任意の位置でコースター
車両を停止、走行できる。」、「(3)どんな形状の軌
道であっても(1)、(2)の作業ができる。」、
「(4)レール上に人を配置せずにテスト走行でき
る。」を達成することのできるローラーコースターのテ
スト走行用牽引車を提供することを目的としてなされた
ものである。
し、「(1)レール上をコースター車両をゆっくりと走
らせる。」、「(2)軌道上の任意の位置でコースター
車両を停止、走行できる。」、「(3)どんな形状の軌
道であっても(1)、(2)の作業ができる。」、
「(4)レール上に人を配置せずにテスト走行でき
る。」を達成することのできるローラーコースターのテ
スト走行用牽引車を提供することを目的としてなされた
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によればローラー
コースターのテスト走行用牽引車は、コースター車両の
先頭に配置され、コースター車両をレールに沿って低速
に走行させる牽引車であり、該牽引車は、永久磁石を取
り付けたキャタピラを備えていて、レールに密着して走
行し、停止してもその位置を保ち、前記キャタピラは、
レール形状に合わせて旋回できるものであり、また前記
牽引車は、バッテリを搭載(又は後続車両に搭載)して
いて、モータ駆動されるものであり、且つ運転、停止を
無線操作により行われるものである。
コースターのテスト走行用牽引車は、コースター車両の
先頭に配置され、コースター車両をレールに沿って低速
に走行させる牽引車であり、該牽引車は、永久磁石を取
り付けたキャタピラを備えていて、レールに密着して走
行し、停止してもその位置を保ち、前記キャタピラは、
レール形状に合わせて旋回できるものであり、また前記
牽引車は、バッテリを搭載(又は後続車両に搭載)して
いて、モータ駆動されるものであり、且つ運転、停止を
無線操作により行われるものである。
【0009】また、本発明の実施に際しては、キャタピ
ラに、レールと係合する車輪を取付け脱落防止を図るよ
うにする。また、レール形成に合せてのキャタピラの旋
回に支障を来たさないように、台車に載置した電動モー
タ側とキャタピラ側の減速機とをフレキシブルシャフト
により連結するようにする。
ラに、レールと係合する車輪を取付け脱落防止を図るよ
うにする。また、レール形成に合せてのキャタピラの旋
回に支障を来たさないように、台車に載置した電動モー
タ側とキャタピラ側の減速機とをフレキシブルシャフト
により連結するようにする。
【0010】コースター車の先頭に牽引車を配置し、キ
ャタピラに取付けた永久磁石の磁力により、コースター
車両をレールに沿って低速で走行させ、且つ牽引車をレ
ール上の任意の位置で停止させる。そして、牽引車の走
行、停止の操作は、地上からの無線操作により行う。
ャタピラに取付けた永久磁石の磁力により、コースター
車両をレールに沿って低速で走行させ、且つ牽引車をレ
ール上の任意の位置で停止させる。そして、牽引車の走
行、停止の操作は、地上からの無線操作により行う。
【0011】
【発明の実施の形態】図1において、詳細を後述する牽
引車1をコースター車両2の先頭に配置し、コースター
車両2を牽引して走行路であるレール3に沿って矢印方
向に低速で走行する。牽引車1の走行、停止の制御は地
上から無線による遠隔操作により行われる。
引車1をコースター車両2の先頭に配置し、コースター
車両2を牽引して走行路であるレール3に沿って矢印方
向に低速で走行する。牽引車1の走行、停止の制御は地
上から無線による遠隔操作により行われる。
【0012】図2及び図3に牽引車1の詳細を示す。牽
引車1は、永久磁石6を取付けたキャタピラ5を備えて
おり、永久磁石6の磁力によりレール3に密着して走行
し、停止してもその位置を保つようになっている。ま
た、キャタピラ5は、レール形状に合せて旋回でき、レ
ール3に沿ってスムーズに走行できるように、台車4に
対してキャタピラ5を取付けた旋回台7が旋回部8にお
いて旋回できるようになっている。
引車1は、永久磁石6を取付けたキャタピラ5を備えて
おり、永久磁石6の磁力によりレール3に密着して走行
し、停止してもその位置を保つようになっている。ま
た、キャタピラ5は、レール形状に合せて旋回でき、レ
ール3に沿ってスムーズに走行できるように、台車4に
対してキャタピラ5を取付けた旋回台7が旋回部8にお
いて旋回できるようになっている。
【0013】牽引車1又は車両2にバッテリ9を搭載
し、このバッテリ9を動力源としてブレーキ付電動モー
タ10が作動し、台車4側の差動機構付減速機11、旋
回台7側の減速機13、ベルト14を介してキャタピラ
5が回転駆動する。キャタピラ5の旋回に支障が来たさ
ないよう、台車4側の差動機構付減速機11と旋回台7
側の減速機13とはフレキシブルシャフト12で連結さ
れている。台車4には無線の受信器や制御盤15が設け
られている。そして図2に示す例では、キャタピラ5は
台車4の両側に取付けられているが、片側を動力を持た
ない従動車輪16とすることも可能である。
し、このバッテリ9を動力源としてブレーキ付電動モー
タ10が作動し、台車4側の差動機構付減速機11、旋
回台7側の減速機13、ベルト14を介してキャタピラ
5が回転駆動する。キャタピラ5の旋回に支障が来たさ
ないよう、台車4側の差動機構付減速機11と旋回台7
側の減速機13とはフレキシブルシャフト12で連結さ
れている。台車4には無線の受信器や制御盤15が設け
られている。そして図2に示す例では、キャタピラ5は
台車4の両側に取付けられているが、片側を動力を持た
ない従動車輪16とすることも可能である。
【0014】また、キャタピラ5には図4に示すによう
にレール3と係合し脱落を防止する脱落防止用車輪17
が取付けられている。図4において18は駆動部との接
続部であり、また図3において19はレール間接続金物
である。
にレール3と係合し脱落を防止する脱落防止用車輪17
が取付けられている。図4において18は駆動部との接
続部であり、また図3において19はレール間接続金物
である。
【0015】このように構成された牽引車1によれば、
コースター車両2の先頭に牽引車1を配置し、キャタピ
ラ5に取付けた永久磁石6の磁力により、コースター車
両2をレール3に沿って低速走行させ、且つ牽引車1を
レール3上の任意の位置に停止させる。そして、牽引車
1の走行、停止の操作は地上から無線で行われる。
コースター車両2の先頭に牽引車1を配置し、キャタピ
ラ5に取付けた永久磁石6の磁力により、コースター車
両2をレール3に沿って低速走行させ、且つ牽引車1を
レール3上の任意の位置に停止させる。そして、牽引車
1の走行、停止の操作は地上から無線で行われる。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、牽引車による車両の走
行により、レール上の人の配置が不要となり、レール上
に人を配置することによる危険は回避される。また、地
上からの無線操作により、テスト走行中に支障が見つか
った場合にはそこで車両の停止、逆走ができるため車両
等を損傷することがない。
行により、レール上の人の配置が不要となり、レール上
に人を配置することによる危険は回避される。また、地
上からの無線操作により、テスト走行中に支障が見つか
った場合にはそこで車両の停止、逆走ができるため車両
等を損傷することがない。
【図1】本発明の全体を示す概略側面図。
【図2】本発明の実施例に係る牽引車の平面図。
【図3】図2のA−A矢視図。
【図4】永久磁石付きキャタピラの側面図。
【図5】従来のローラーコースターの走行テストを示す
概略側面図。
概略側面図。
1・・・牽引車 2・・・コースター車両 3・・・レール 4・・・台車 5・・・キャタピラ 6・・・永久磁石 7・・・旋回台 8・・・旋回部 9・・・バッテリ 10・・・ブレーキ付電動モータ 11・・・差動機構付減速機 12・・・フレキシブルシャフト 13・・・減速機 14・・・ベルト 15・・・制御盤 16・・・車輪 17・・・脱落防止車輪 18・・・駆動部との接続部 19・・・レール間接続金物
Claims (3)
- 【請求項1】 コースター車両の先頭に配置され、コー
スター車両をレールに沿って低速に走行させる牽引車で
あり、該牽引車は、永久磁石を取り付けたキャタピラを
備えていて、レールに密着して走行し、停止してもその
位置を保ち、前記キャタピラは、レール形状に合わせて
旋回できるものであり、また前記牽引車は、バッテリを
搭載していて、モータ駆動されるものであり、且つ運
転、停止を無線操作により行われるものであることを特
徴とするローラーコースターのテスト走行用牽引車。 - 【請求項2】 キャタピラに、レールと係合する脱落防
止用車輪が取り付けられている請求項1に記載のローラ
ーコースターのテスト走行用牽引車。 - 【請求項3】 台車に載置された電動モータ側とキャタ
ピラ側の減速機とがフレキシブルシャフトにより連結さ
れている請求項1及び2に記載のローラーコースターの
テスト走行用牽引車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5716096A JPH09248385A (ja) | 1996-03-14 | 1996-03-14 | ローラーコースターのテスト走行用牽引車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5716096A JPH09248385A (ja) | 1996-03-14 | 1996-03-14 | ローラーコースターのテスト走行用牽引車 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09248385A true JPH09248385A (ja) | 1997-09-22 |
Family
ID=13047822
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5716096A Pending JPH09248385A (ja) | 1996-03-14 | 1996-03-14 | ローラーコースターのテスト走行用牽引車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09248385A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100351118C (zh) * | 2004-09-06 | 2007-11-28 | 李岭群 | 磁悬浮列车用履带式磁动机 |
RU2653986C1 (ru) * | 2017-05-12 | 2018-05-15 | Владимир Васильевич Михеенко | Магнитоплан |
-
1996
- 1996-03-14 JP JP5716096A patent/JPH09248385A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100351118C (zh) * | 2004-09-06 | 2007-11-28 | 李岭群 | 磁悬浮列车用履带式磁动机 |
RU2653986C1 (ru) * | 2017-05-12 | 2018-05-15 | Владимир Васильевич Михеенко | Магнитоплан |
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