JPH09248299A - X線ct装置 - Google Patents
X線ct装置Info
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- JPH09248299A JPH09248299A JP8056614A JP5661496A JPH09248299A JP H09248299 A JPH09248299 A JP H09248299A JP 8056614 A JP8056614 A JP 8056614A JP 5661496 A JP5661496 A JP 5661496A JP H09248299 A JPH09248299 A JP H09248299A
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- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 claims description 2
- 230000005855 radiation Effects 0.000 claims 1
- 238000003491 array Methods 0.000 description 22
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- 238000003745 diagnosis Methods 0.000 description 5
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 3
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- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 1
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- 238000010894 electron beam technology Methods 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、使用する検出素子列数を最少にす
ることにより、再構成後の画質を向上させることが可能
なX線CT装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 X線を被検体に曝射するX線ビーム発生
部9と、このX線ビーム発生部9から曝射されたX線を
検出する検出器15とを有するX線CT装置において、
前記X線ビーム発生部9と前記検出器15の回転軸方向
の相対的な位置関係を設定するX線ビーム発生部移動コ
ントローラ11とを備えて構成される。
ることにより、再構成後の画質を向上させることが可能
なX線CT装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 X線を被検体に曝射するX線ビーム発生
部9と、このX線ビーム発生部9から曝射されたX線を
検出する検出器15とを有するX線CT装置において、
前記X線ビーム発生部9と前記検出器15の回転軸方向
の相対的な位置関係を設定するX線ビーム発生部移動コ
ントローラ11とを備えて構成される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線CT装置に関
し、特に、X線ビーム発生源と検出器の回転軸方向の相
対的な位置関係の設定が可能なX線CT装置に関するも
のである。
し、特に、X線ビーム発生源と検出器の回転軸方向の相
対的な位置関係の設定が可能なX線CT装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、スライス方向(回転軸方向)に複
数のX線検出素子列を有するX線CT装置が種々提案さ
れている。このようなX線CT装置の内、2つのX線検
出素子列を有するX線CT装置の概略的な構成を図12
に示す。図12に示すように、2つのX線検出素子列を
有するX線CT装置100は、X線ビームを発生するX
線ビーム発生部101と、X線ビーム発生部101から
発生したX線ビームのスライス厚方向の幅を所定の幅に
するプリコリメータ103と、被検体を通過したX線ビ
ームを検出する2つの検出素子列105-1,105-2を
有する検出器105とを有している。尚、検出器105
は、各検出素子列105-1,105-2のスライス方向の
幅が同一となっているのが一般的である。
数のX線検出素子列を有するX線CT装置が種々提案さ
れている。このようなX線CT装置の内、2つのX線検
出素子列を有するX線CT装置の概略的な構成を図12
に示す。図12に示すように、2つのX線検出素子列を
有するX線CT装置100は、X線ビームを発生するX
線ビーム発生部101と、X線ビーム発生部101から
発生したX線ビームのスライス厚方向の幅を所定の幅に
するプリコリメータ103と、被検体を通過したX線ビ
ームを検出する2つの検出素子列105-1,105-2を
有する検出器105とを有している。尚、検出器105
は、各検出素子列105-1,105-2のスライス方向の
幅が同一となっているのが一般的である。
【0003】このX線CT装置100では、指定された
スライス厚に対して、一方または両方の検出素子列10
5-1,105-2を用いて被検体をスキャンして画像デー
タを収集している。
スライス厚に対して、一方または両方の検出素子列10
5-1,105-2を用いて被検体をスキャンして画像デー
タを収集している。
【0004】ここにおける検出器は2列のみならず、よ
り多い列を有する検出器も対象である。例として4列を
有する検出器の構造の例を図13にあげる。図13に示
すように検出器105として、シンチレータ107とフ
ォトダイオード109とから成るものを用いた場合、光
を極力漏らすこと無くフォトダイオードに入射させるた
めと、光が隣接するフォトダイオードに入射することに
より生じるクロストークを防止するため、シンチレータ
とシンチレータの間に反射板111を設けている。
り多い列を有する検出器も対象である。例として4列を
有する検出器の構造の例を図13にあげる。図13に示
すように検出器105として、シンチレータ107とフ
ォトダイオード109とから成るものを用いた場合、光
を極力漏らすこと無くフォトダイオードに入射させるた
めと、光が隣接するフォトダイオードに入射することに
より生じるクロストークを防止するため、シンチレータ
とシンチレータの間に反射板111を設けている。
【0005】ここにおいても各検出素子列のスライス方
向の幅は同一となっているのが一般的である。また、X
線ビーム発生部101と検出器105の回転軸方向の相
対的な位置関係は固定となっている。例えば、図14に
示すように偶数の検出素子列105-1,105-2を有す
るX線CT装置100では、検出素子列105-1,10
5-2間の境界とミッドプレーン(X線ビーム発生部10
1を含み、回転軸に垂直な面)とを一致させるようにX
線ビーム発生部101と検出器105を位置させてい
る。また、例えば、図15に示すように奇数の検出素子
列105-1〜105-5の検出器105を有するX線CT
装置100では、中央の検出素子列105-3の中心とミ
ッドプレーンとを一致させるようにX線ビーム発生部1
01と検出器105を位置させている。
向の幅は同一となっているのが一般的である。また、X
線ビーム発生部101と検出器105の回転軸方向の相
対的な位置関係は固定となっている。例えば、図14に
示すように偶数の検出素子列105-1,105-2を有す
るX線CT装置100では、検出素子列105-1,10
5-2間の境界とミッドプレーン(X線ビーム発生部10
1を含み、回転軸に垂直な面)とを一致させるようにX
線ビーム発生部101と検出器105を位置させてい
る。また、例えば、図15に示すように奇数の検出素子
列105-1〜105-5の検出器105を有するX線CT
装置100では、中央の検出素子列105-3の中心とミ
ッドプレーンとを一致させるようにX線ビーム発生部1
01と検出器105を位置させている。
【0006】また、画像の再構成法として、1列の検出
素子列のデータを基に再構成して画像を得る方法と、指
定されたスライス厚に対して、一部またはすべての検出
素子列を使用してスキャンし、収集されたデータを再構
成するまでの過程においてチャンネル毎に各検出素子列
のデータを重み付き加算するか、またはスライス毎に再
構成した画像を重み付き加算するかにより画像を得る方
法がある。
素子列のデータを基に再構成して画像を得る方法と、指
定されたスライス厚に対して、一部またはすべての検出
素子列を使用してスキャンし、収集されたデータを再構
成するまでの過程においてチャンネル毎に各検出素子列
のデータを重み付き加算するか、またはスライス毎に再
構成した画像を重み付き加算するかにより画像を得る方
法がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記シ
ンチレータ107とフォトダイオード109を組み合わ
せた検出器105では、シンチレータ107とシンチレ
ータ107の間に反射板111を設けているため、この
反射板111の設けられた位置が不感領域となる。ま
た、フォトダイオード109への光の入射部を除いた部
分は光を反射する構造となっているが、この近傍で発生
した光は反射時のロス等によりフォトダイオードに届く
光量が少なくなる。従って検出器105のスライス方向
の感度は図13に示すようにそのエッジ部では劣化を有
することになる。これらにより、ストリーク状のアーチ
ファクトが生じる場合や、形状が正しく再現できない場
合がある。このため、検出素子列の境界部をなるべく使
用しないことが望まれる。
ンチレータ107とフォトダイオード109を組み合わ
せた検出器105では、シンチレータ107とシンチレ
ータ107の間に反射板111を設けているため、この
反射板111の設けられた位置が不感領域となる。ま
た、フォトダイオード109への光の入射部を除いた部
分は光を反射する構造となっているが、この近傍で発生
した光は反射時のロス等によりフォトダイオードに届く
光量が少なくなる。従って検出器105のスライス方向
の感度は図13に示すようにそのエッジ部では劣化を有
することになる。これらにより、ストリーク状のアーチ
ファクトが生じる場合や、形状が正しく再現できない場
合がある。このため、検出素子列の境界部をなるべく使
用しないことが望まれる。
【0008】また、収集されたデータのノイズとして
は、検出器105に入射するX線フォトン数により決ま
るフォトンノイズと、検出器105からの電流を増幅
し、アナログ/ディジタル変換するユニット、即ちDA
S(Date Acquisition System )回路によるノイズ(以
下、DAS回路ノイズと記す)とがある。
は、検出器105に入射するX線フォトン数により決ま
るフォトンノイズと、検出器105からの電流を増幅
し、アナログ/ディジタル変換するユニット、即ちDA
S(Date Acquisition System )回路によるノイズ(以
下、DAS回路ノイズと記す)とがある。
【0009】前記フォトンノイズは、入射するX線フォ
トン数により決まるが、前記DAS回路ノイズは、常に
一定の値である。従って、入射するX線が少ないときは
検出器からの出力電流が小さくなるため、DAS回路ノ
イズの大きさが収集画像データのノイズに大きな比重を
占めることとなる。このため、いくつかの検出素子列か
らのデータを基により厚いスライス厚の画像を再構成す
る場合、指定されたスライス厚に対して最少限の数の検
出素子列を使用してDAS回路ノイズを抑えることが望
まれる。
トン数により決まるが、前記DAS回路ノイズは、常に
一定の値である。従って、入射するX線が少ないときは
検出器からの出力電流が小さくなるため、DAS回路ノ
イズの大きさが収集画像データのノイズに大きな比重を
占めることとなる。このため、いくつかの検出素子列か
らのデータを基により厚いスライス厚の画像を再構成す
る場合、指定されたスライス厚に対して最少限の数の検
出素子列を使用してDAS回路ノイズを抑えることが望
まれる。
【0010】しかし、従来のX線CT装置では、X線ビ
ーム発生部101と検出器105の相対的な位置関係は
固定となっているので、例えば図14に示すように、1
つの検出素子列105-1(または検出素子列105-2)
で検出できるにも拘らず、2つの検出素子列105-1、
105-2で検出している。このため、境界部を含むこと
となる。また、図15に示す例では、4つの検出素子列
で検出できるにも拘らず、5つの検出素子列105-1〜
105-5で検出している。
ーム発生部101と検出器105の相対的な位置関係は
固定となっているので、例えば図14に示すように、1
つの検出素子列105-1(または検出素子列105-2)
で検出できるにも拘らず、2つの検出素子列105-1、
105-2で検出している。このため、境界部を含むこと
となる。また、図15に示す例では、4つの検出素子列
で検出できるにも拘らず、5つの検出素子列105-1〜
105-5で検出している。
【0011】また、図16に示すように検出素子列10
5-1〜105-4が偶数個の場合、図16(a)に示すよ
うに全部の検出素子列105-1〜105-4を使用すると
きや、図16(b)に示すように検出素子列内の偶数個
を使用するときは良いが、図16(c)に示すように奇
数個を使用するときは、X線ビームのミッドプレーンに
対するX線ビームの角度(コーン角度)に偏りが生じる
ため、この違いにより検出素子列105-4のデータを基
にした画像の画質劣化が顕著になる。さらに、図17に
示すように検出素子列105-1〜105-5が奇数個の場
合、図17(a)に示すように全部の検出素子列105
-1〜105-5を使用するときや、図17(b)に示すよ
うに検出素子列内の奇数個を使用するときは良いが、図
16(c)に示すように偶数個を使用するときは、X線
ビームのミッドプレーンに対するX線ビームのコーン角
度に偏りが生じるため、この違いにより検出素子列10
5-4のデータを基にした画像の画質劣化が顕著になる。
5-1〜105-4が偶数個の場合、図16(a)に示すよ
うに全部の検出素子列105-1〜105-4を使用すると
きや、図16(b)に示すように検出素子列内の偶数個
を使用するときは良いが、図16(c)に示すように奇
数個を使用するときは、X線ビームのミッドプレーンに
対するX線ビームの角度(コーン角度)に偏りが生じる
ため、この違いにより検出素子列105-4のデータを基
にした画像の画質劣化が顕著になる。さらに、図17に
示すように検出素子列105-1〜105-5が奇数個の場
合、図17(a)に示すように全部の検出素子列105
-1〜105-5を使用するときや、図17(b)に示すよ
うに検出素子列内の奇数個を使用するときは良いが、図
16(c)に示すように偶数個を使用するときは、X線
ビームのミッドプレーンに対するX線ビームのコーン角
度に偏りが生じるため、この違いにより検出素子列10
5-4のデータを基にした画像の画質劣化が顕著になる。
【0012】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、使用する検出素子列の数を最少にすることにより、
再構成後の画質を向上させることが可能なX線CT装置
を提供することを目的とする。
で、使用する検出素子列の数を最少にすることにより、
再構成後の画質を向上させることが可能なX線CT装置
を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、X線を被検体に曝射するX線ビーム発生手段
と、このX線ビーム発生源から曝射されたX線を検出す
る検出器とを有するX線CT装置において、前記X線ビ
ーム発生源と前記検出器の回転軸方向の相対的な位置関
係を設定する設定手段を有することを要旨とする。
本発明は、X線を被検体に曝射するX線ビーム発生手段
と、このX線ビーム発生源から曝射されたX線を検出す
る検出器とを有するX線CT装置において、前記X線ビ
ーム発生源と前記検出器の回転軸方向の相対的な位置関
係を設定する設定手段を有することを要旨とする。
【0014】本発明のX線CT装置にあっては、設定手
段によりX線ビーム発生源と検出器の回転軸方向の相対
的な位置関係を設定することができ、使用する検出素子
列の数を最小にすることにより、再構成後の画質を向上
させることが可能となる。
段によりX線ビーム発生源と検出器の回転軸方向の相対
的な位置関係を設定することができ、使用する検出素子
列の数を最小にすることにより、再構成後の画質を向上
させることが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施の形態を
図面を参照して説明する。図1は本発明に係るX線CT
装置の第1の実施形態を示したブロック図である。図1
に示すように、第1の実施形態のX線CT装置1は、中
央制御ユニット3と、高電圧発生器5と、架台コントロ
ーラ7と、X線ビーム発生部9と、X線ビーム発生部移
動コントローラ11と、プリコリメータコントローラ1
3と、検出器15と、DAS17と、DASコントロー
ラ19と、画像再構成ユニット21と、画像表示ユニッ
ト23と、データ保存ユニット25と、寝台27と、寝
台コントローラ29と、天板移動部31とを有してい
る。
図面を参照して説明する。図1は本発明に係るX線CT
装置の第1の実施形態を示したブロック図である。図1
に示すように、第1の実施形態のX線CT装置1は、中
央制御ユニット3と、高電圧発生器5と、架台コントロ
ーラ7と、X線ビーム発生部9と、X線ビーム発生部移
動コントローラ11と、プリコリメータコントローラ1
3と、検出器15と、DAS17と、DASコントロー
ラ19と、画像再構成ユニット21と、画像表示ユニッ
ト23と、データ保存ユニット25と、寝台27と、寝
台コントローラ29と、天板移動部31とを有してい
る。
【0016】中央制御ユニット3は、操作者により図示
しない入力装置を用いて入力されたスキャン条件を基
に、プリコリメータ9bの間隔、即ち、プリコリメータ
幅を演算する。また、中央制御ユニット3は、操作者に
より図示しない入力装置を用いて入力されたスキャン条
件を基に、最少の検出素子列数を演算し、X線ビーム発
生部9の配置位置を求める。さらに、中央制御ユニット
3は、プリコリメータ幅を示すプリコリメータ幅設定信
号と、X線ビーム発生部9の配置位置を示すX線ビーム
発生部移動信号とを架台コントローラ7に出力し、ま
た、X線ビームの曝射タイミングを示すX線ビーム曝射
タイミング制御信号を高電圧発生器5に出力し、さら
に、前記演算された最少の検出素子列数を基に、使用す
る検出素子列15-1,…を示す検出素子列指定信号をD
ASコントローラ19に出力し、さらに、天板25aの
移動量を示す天板移動制御信号を寝台コントローラ29
に出力する。
しない入力装置を用いて入力されたスキャン条件を基
に、プリコリメータ9bの間隔、即ち、プリコリメータ
幅を演算する。また、中央制御ユニット3は、操作者に
より図示しない入力装置を用いて入力されたスキャン条
件を基に、最少の検出素子列数を演算し、X線ビーム発
生部9の配置位置を求める。さらに、中央制御ユニット
3は、プリコリメータ幅を示すプリコリメータ幅設定信
号と、X線ビーム発生部9の配置位置を示すX線ビーム
発生部移動信号とを架台コントローラ7に出力し、ま
た、X線ビームの曝射タイミングを示すX線ビーム曝射
タイミング制御信号を高電圧発生器5に出力し、さら
に、前記演算された最少の検出素子列数を基に、使用す
る検出素子列15-1,…を示す検出素子列指定信号をD
ASコントローラ19に出力し、さらに、天板25aの
移動量を示す天板移動制御信号を寝台コントローラ29
に出力する。
【0017】高電圧発生器5は、中央制御ユニット3か
ら出力されたX線ビーム曝射タイミング制御信号を基
に、X線管9aに対し、電子加速用高電圧とフィラメン
ト加熱用電流を供給する。
ら出力されたX線ビーム曝射タイミング制御信号を基
に、X線管9aに対し、電子加速用高電圧とフィラメン
ト加熱用電流を供給する。
【0018】架台コントローラ7は、中央制御ユニット
3から出力されたX線ビーム発生部移動信号をX線ビー
ム発生部移動コントローラ11に対して出力する。さら
に架台コントローラ7は、中央制御ユニット3から出力
されたプリコリメータ幅設定信号をプリコリメータコン
トローラ13に対して出力する。さらに、架台コントロ
ーラ7は、中央制御ユニット3から出力された制御信号
を基に、図示しない回転部の回転制御を行う。
3から出力されたX線ビーム発生部移動信号をX線ビー
ム発生部移動コントローラ11に対して出力する。さら
に架台コントローラ7は、中央制御ユニット3から出力
されたプリコリメータ幅設定信号をプリコリメータコン
トローラ13に対して出力する。さらに、架台コントロ
ーラ7は、中央制御ユニット3から出力された制御信号
を基に、図示しない回転部の回転制御を行う。
【0019】X線ビーム発生部移動コントローラ11
は、架台コントローラ7から出力されたX線ビーム発生
部移動信号を基に、X線ビーム発生部9の位置を移動す
る。図2(a),(b)にX線ビーム発生部移動コント
ローラ11の一例を示す。尚、図2(a)はX線ビーム
発生部移動コントローラ11の正面図であり、図2
(b)はその側面図である。
は、架台コントローラ7から出力されたX線ビーム発生
部移動信号を基に、X線ビーム発生部9の位置を移動す
る。図2(a),(b)にX線ビーム発生部移動コント
ローラ11の一例を示す。尚、図2(a)はX線ビーム
発生部移動コントローラ11の正面図であり、図2
(b)はその側面図である。
【0020】図2に示すようにX線ビーム発生部移動コ
ントローラ11は、回転部のフレーム37の上面に設け
られたアクチュエータ39と、アクチュエータ39に接
続されたボールネジ軸41と、ボールネジ軸41の回転
角度に応じてボールネジ軸41上を軸方向に移動するボ
ールネジブロック43とを有する。このボールネジブロ
ック43の上面のスライドフレーム45上にX線ビーム
発生部9が設置されている。また、ボールネジ軸41の
両端部に対応するフレーム37上にはガイド47がそれ
ぞれ設けられている。尚、ボールネジ軸41、ボールネ
ジブロック43およびガイド57は、プリコリメータ9
bを挟み、両側にそれぞれ設けられている。尚、アクチ
ュエータ39の回転は図示しないベルトを介して他方の
ボールネジ軸41に伝達される。
ントローラ11は、回転部のフレーム37の上面に設け
られたアクチュエータ39と、アクチュエータ39に接
続されたボールネジ軸41と、ボールネジ軸41の回転
角度に応じてボールネジ軸41上を軸方向に移動するボ
ールネジブロック43とを有する。このボールネジブロ
ック43の上面のスライドフレーム45上にX線ビーム
発生部9が設置されている。また、ボールネジ軸41の
両端部に対応するフレーム37上にはガイド47がそれ
ぞれ設けられている。尚、ボールネジ軸41、ボールネ
ジブロック43およびガイド57は、プリコリメータ9
bを挟み、両側にそれぞれ設けられている。尚、アクチ
ュエータ39の回転は図示しないベルトを介して他方の
ボールネジ軸41に伝達される。
【0021】このため、アクチュエータ39を回転させ
ることにより、ガイド47内をボールネジブロック43
がボールネジ軸41に沿って移動し、これにより、ボー
ルネジブロック43の上面のスライドフレーム45に設
置されたX線ビーム発生部9が移動する。尚、アクチュ
エータ39としては、位置制御サーボコントローラとモ
ータを使用しても良いし、パルスモータを使用しても良
い。
ることにより、ガイド47内をボールネジブロック43
がボールネジ軸41に沿って移動し、これにより、ボー
ルネジブロック43の上面のスライドフレーム45に設
置されたX線ビーム発生部9が移動する。尚、アクチュ
エータ39としては、位置制御サーボコントローラとモ
ータを使用しても良いし、パルスモータを使用しても良
い。
【0022】また、X線ビーム発生部移動コントローラ
11は、X線ビーム発生部9から曝射されるX線ビーム
を回転軸方向に移動できれば、いずれのものを用いても
良い。例えばX線ビーム発生部9内部でターゲットとカ
ソードを回転軸方向に移動させる。X線ビーム発生部9
内部で複数のターゲットとカソードを設け、使用するタ
ーゲットとカソードを切り換える。また、この切り換え
と前記ターゲットとカソードの移動を組み合わせる。ま
た、電子ビームを電磁界により振り、X線ビーム焦点位
置を移動させる。さらに、前記のものを組み合わせる等
がある。
11は、X線ビーム発生部9から曝射されるX線ビーム
を回転軸方向に移動できれば、いずれのものを用いても
良い。例えばX線ビーム発生部9内部でターゲットとカ
ソードを回転軸方向に移動させる。X線ビーム発生部9
内部で複数のターゲットとカソードを設け、使用するタ
ーゲットとカソードを切り換える。また、この切り換え
と前記ターゲットとカソードの移動を組み合わせる。ま
た、電子ビームを電磁界により振り、X線ビーム焦点位
置を移動させる。さらに、前記のものを組み合わせる等
がある。
【0023】プリコリメータコントローラ13は、架台
コントローラ7から出力されたプリコリメータ幅設定信
号を基に、プリコリメータ9bをこのプリコリメータ幅
設定信号に対応するプリコリメータ幅にする。
コントローラ7から出力されたプリコリメータ幅設定信
号を基に、プリコリメータ9bをこのプリコリメータ幅
設定信号に対応するプリコリメータ幅にする。
【0024】検出器15は、X線ビーム発生部9から曝
射され、被検体を通過したX線を電気信号に変換する。
DAS17は、図3に示すように、検出素子列15-1,
…の各チャンネル毎に、そのチャンネルからの電気信号
を所定時間積分する積分器51と、積分器51により積
分された電気信号をサンプルホールドするサンプルホー
ルド回路53と、サンプルホールド回路53によりサン
プルホールドされた電気信号をアナログ/ディジタル変
換するA/D変換回路55と、検出素子列15-1,…の
チャンネルを切り換えるチャンネル切り換えスイッチ5
7と、検出素子列15-1,,…を切り換える検出素子列
切り換えスイッチ59とを有し、検出器15により変換
された電気信号を、中央制御ユニット3から出力された
データ収集制御信号に対応させて収集し、画像再構成ユ
ニット21に供給する。
射され、被検体を通過したX線を電気信号に変換する。
DAS17は、図3に示すように、検出素子列15-1,
…の各チャンネル毎に、そのチャンネルからの電気信号
を所定時間積分する積分器51と、積分器51により積
分された電気信号をサンプルホールドするサンプルホー
ルド回路53と、サンプルホールド回路53によりサン
プルホールドされた電気信号をアナログ/ディジタル変
換するA/D変換回路55と、検出素子列15-1,…の
チャンネルを切り換えるチャンネル切り換えスイッチ5
7と、検出素子列15-1,,…を切り換える検出素子列
切り換えスイッチ59とを有し、検出器15により変換
された電気信号を、中央制御ユニット3から出力された
データ収集制御信号に対応させて収集し、画像再構成ユ
ニット21に供給する。
【0025】DASコントローラ19は、中央制御ユニ
ット3から出力された検出素子列指定信号に対応させ、
積分器51に対してリセットを行うタイミングを示すリ
セット信号を出力し、サンプルホールド回路53に対し
てサンプルホールドを行うタイミングを示すサンプルホ
ールド信号を出力し、チャンネル切り換えスイッチ57
に対してチャンネルの切り換えを示すチャンネル(c
h)切り換え信号を出力し、検出素子列切り換えスイッ
チ59に対して検出素子列15-1,…の切り換えを示す
検出素子列切り換え信号を出力する。
ット3から出力された検出素子列指定信号に対応させ、
積分器51に対してリセットを行うタイミングを示すリ
セット信号を出力し、サンプルホールド回路53に対し
てサンプルホールドを行うタイミングを示すサンプルホ
ールド信号を出力し、チャンネル切り換えスイッチ57
に対してチャンネルの切り換えを示すチャンネル(c
h)切り換え信号を出力し、検出素子列切り換えスイッ
チ59に対して検出素子列15-1,…の切り換えを示す
検出素子列切り換え信号を出力する。
【0026】画像再構成ユニット21は、DAS17か
ら供給される電気信号を、中央制御ユニット3から出力
された制御信号を基に、画像データとして再構成する。
画像表示ユニット23は、モニタ(図示せず)を備え、
画像再構成ユニット21により再構成された画像データ
を、中央制御ユニット3から出力された制御信号を基
に、前記モニタ上に表示する。
ら供給される電気信号を、中央制御ユニット3から出力
された制御信号を基に、画像データとして再構成する。
画像表示ユニット23は、モニタ(図示せず)を備え、
画像再構成ユニット21により再構成された画像データ
を、中央制御ユニット3から出力された制御信号を基
に、前記モニタ上に表示する。
【0027】データ保存ユニット25は、メモリ(図示
せず)を備え、画像再構成ユニット21により再構成さ
れた画像データを、中央制御ユニット3からデータ保存
ユニット25に出力された制御信号を基に、前記メモリ
に保存する。
せず)を備え、画像再構成ユニット21により再構成さ
れた画像データを、中央制御ユニット3からデータ保存
ユニット25に出力された制御信号を基に、前記メモリ
に保存する。
【0028】寝台27は、回転軸方向と、上下方向に移
動可能な天板27aから成る。この天板27aの上面に
は被検体が載置される。寝台コントローラ29は、中央
制御ユニット3から出力された制御信号を基に、天板2
5aの移動量を指示する制御信号を天板移動部31に出
力する。
動可能な天板27aから成る。この天板27aの上面に
は被検体が載置される。寝台コントローラ29は、中央
制御ユニット3から出力された制御信号を基に、天板2
5aの移動量を指示する制御信号を天板移動部31に出
力する。
【0029】天板移動部31は、寝台コントローラ29
から出力された制御信号を基に、天板29aを移動させ
る。尚、中央制御ユニット3、画像再構成ユニット2
1、画像表示ユニット23、データ保存ユニット25お
よび図示しない入力装置によりコンソール33を構成し
ている。この中央制御ユニット3、画像再構成ユニット
21、画像表示ユニット23、データ保存ユニット25
および図示しない入力装置は、システムバス33aにそ
れぞれ接続され、相互に信号の送受信が可能である。
から出力された制御信号を基に、天板29aを移動させ
る。尚、中央制御ユニット3、画像再構成ユニット2
1、画像表示ユニット23、データ保存ユニット25お
よび図示しない入力装置によりコンソール33を構成し
ている。この中央制御ユニット3、画像再構成ユニット
21、画像表示ユニット23、データ保存ユニット25
および図示しない入力装置は、システムバス33aにそ
れぞれ接続され、相互に信号の送受信が可能である。
【0030】また、高電圧発生器5、架台コントローラ
7、X線ビーム発生部9、X線ビーム発生部移動コント
ローラ11、プリコリメータコントローラ13、検出器
15、DAS17およびDASコントローラ19は、架
台35内に設けられている。
7、X線ビーム発生部9、X線ビーム発生部移動コント
ローラ11、プリコリメータコントローラ13、検出器
15、DAS17およびDASコントローラ19は、架
台35内に設けられている。
【0031】次に、第1の実施形態のX線CT装置1の
動作を、図4に示すX線ビーム発生部9の位置設定の流
れを示すフローチャートを参照して説明する。まず、操
作者は、スキャン条件をコンソール31の図示しない入
力装置を用いて入力する。
動作を、図4に示すX線ビーム発生部9の位置設定の流
れを示すフローチャートを参照して説明する。まず、操
作者は、スキャン条件をコンソール31の図示しない入
力装置を用いて入力する。
【0032】スキャン条件が入力されると中央制御ユニ
ット3は、このスキャン条件を基にプリコリメータ幅を
求め、この求められたプリコリメータ幅を示すプリコリ
メータ幅設定信号を架台コントローラ7に出力する(ス
テップS1,S3)。
ット3は、このスキャン条件を基にプリコリメータ幅を
求め、この求められたプリコリメータ幅を示すプリコリ
メータ幅設定信号を架台コントローラ7に出力する(ス
テップS1,S3)。
【0033】また、中央制御ユニット3は、前記スキャ
ン条件を基に最少の検出素子列数を演算する(ステップ
ST5)。このとき、演算された最少の検出素子列数が
偶数の場合、中央2つの検出素子列の境界とミッドプレ
ーンとを一致させるためのX線ビーム発生部移動信号を
架台コントローラ7に出力する(ステップS7,S
9)。また、演算された最少の検出素子列数が奇数の場
合、中央の検出素子列の中心とミッドプレーンとを一致
させるためのX線ビーム発生部移動信号を架台コントロ
ーラ7に出力する(ステップS7,S13)。
ン条件を基に最少の検出素子列数を演算する(ステップ
ST5)。このとき、演算された最少の検出素子列数が
偶数の場合、中央2つの検出素子列の境界とミッドプレ
ーンとを一致させるためのX線ビーム発生部移動信号を
架台コントローラ7に出力する(ステップS7,S
9)。また、演算された最少の検出素子列数が奇数の場
合、中央の検出素子列の中心とミッドプレーンとを一致
させるためのX線ビーム発生部移動信号を架台コントロ
ーラ7に出力する(ステップS7,S13)。
【0034】X線ビーム移動信号が出力されると架台コ
ントローラ7は、このX線ビーム移動信号をX線ビーム
発生部移動コントローラ11に出力する。これによりX
線ビーム発生部移動コントローラ11は、上記に応じて
X線ビーム発生部9を移動する。
ントローラ7は、このX線ビーム移動信号をX線ビーム
発生部移動コントローラ11に出力する。これによりX
線ビーム発生部移動コントローラ11は、上記に応じて
X線ビーム発生部9を移動する。
【0035】例えば図5に示すように、検出器15とし
て2つの検出素子列15-1、15-2を有し、最少の検出
素子列数が1つであると中央制御ユニット3により演算
された場合、従来は1つの検出素子列15-1(検出素子
列15-2)で済むにも拘らず図5(a)に示すように、
2つの検出素子列15-1、15-2を用いていたが、第1
の実施形態のX線CT装置1では、検出素子列15-2の
中心とミッドプレーンとを一致させるようにX線ビーム
発生部9がX線ビーム発生部移動コントローラ11によ
って移動されるため、検出素子列15-2のみを使用する
こととなる。
て2つの検出素子列15-1、15-2を有し、最少の検出
素子列数が1つであると中央制御ユニット3により演算
された場合、従来は1つの検出素子列15-1(検出素子
列15-2)で済むにも拘らず図5(a)に示すように、
2つの検出素子列15-1、15-2を用いていたが、第1
の実施形態のX線CT装置1では、検出素子列15-2の
中心とミッドプレーンとを一致させるようにX線ビーム
発生部9がX線ビーム発生部移動コントローラ11によ
って移動されるため、検出素子列15-2のみを使用する
こととなる。
【0036】また、例えば図6に示すように検出器15
として5つの検出素子列15-1〜15-5を有し、最少の
検出素子列数が4つであると中央制御ユニット3により
演算された場合、従来は図5(a)に示すように4つの
検出素子列数で済むにも拘らず、5つの検出素子列15
-1〜15-5を用いていたが、第1の実施形態のX線CT
装置1では、検出素子列15-2と検出素子列15-3の境
界とミッドプレーンとを一致させるようにX線ビーム発
生部9がX線ビーム発生部移動コントローラ11によっ
て移動されるため、4つの検出素子列15-1〜15-4の
使用で済むこととなる。
として5つの検出素子列15-1〜15-5を有し、最少の
検出素子列数が4つであると中央制御ユニット3により
演算された場合、従来は図5(a)に示すように4つの
検出素子列数で済むにも拘らず、5つの検出素子列15
-1〜15-5を用いていたが、第1の実施形態のX線CT
装置1では、検出素子列15-2と検出素子列15-3の境
界とミッドプレーンとを一致させるようにX線ビーム発
生部9がX線ビーム発生部移動コントローラ11によっ
て移動されるため、4つの検出素子列15-1〜15-4の
使用で済むこととなる。
【0037】また、中央制御ユニット3は、X線ビーム
の曝射タイミングを示すX線ビーム曝射タイミング制御
信号を高電圧発生器5に出力し、さらに、前記演算され
た最少の検出素子列数を基に、使用する検出素子列を示
す検出素子列指定信号をDASコントローラ19に出力
する(ステップS11)。さらに、中央制御ユニット3
は、天板25aの移動量を示す天板移動制御信号を寝台
コントローラ29に出力する。
の曝射タイミングを示すX線ビーム曝射タイミング制御
信号を高電圧発生器5に出力し、さらに、前記演算され
た最少の検出素子列数を基に、使用する検出素子列を示
す検出素子列指定信号をDASコントローラ19に出力
する(ステップS11)。さらに、中央制御ユニット3
は、天板25aの移動量を示す天板移動制御信号を寝台
コントローラ29に出力する。
【0038】高電圧発生器5は、X線ビーム曝射タイミ
ング制御信号が中央制御ユニット3から出力されると、
これを基にX線ビームの曝射タイミングを決定する。ま
た、DASコントローラ19は、検出素子列指定信号が
中央制御ユニット3から出力されると、使用する検出素
子列15-1,…を決定する。
ング制御信号が中央制御ユニット3から出力されると、
これを基にX線ビームの曝射タイミングを決定する。ま
た、DASコントローラ19は、検出素子列指定信号が
中央制御ユニット3から出力されると、使用する検出素
子列15-1,…を決定する。
【0039】一方、寝台コントローラ29では、天板移
動制御信号が中央制御ユニット3から出力されると、天
板移動部31に天板27aの上下方向の位置と、回転部
1回転当たりの天板27aの移動量を設定させる。
動制御信号が中央制御ユニット3から出力されると、天
板移動部31に天板27aの上下方向の位置と、回転部
1回転当たりの天板27aの移動量を設定させる。
【0040】そして、操作者によりコンソール31の図
示しない入力装置を用いて診断介しキーが押されると、
中央制御ユニット3は、診断開始命令を架台コントロー
ラ7、高電圧発生器5、DASコントローラ19および
寝台コントローラ29に出力して診断を開始する。
示しない入力装置を用いて診断介しキーが押されると、
中央制御ユニット3は、診断開始命令を架台コントロー
ラ7、高電圧発生器5、DASコントローラ19および
寝台コントローラ29に出力して診断を開始する。
【0041】診断開始命令が出力されると、DASコン
トローラ19は、積分器51に対してリセットを行うタ
イミングを示すリセット信号を出力し、サンプルホール
ド回路53に対してサンプルホールドを行うタイミング
を示すサンプルホールド信号を出力し、チャンネル切り
換えスイッチ57に対してチャンネルの切り換えを示す
チャンネル(ch)切り換え信号を出力し、検出素子列
切り換えスイッチ59に対して検出素子列15-1,…の
切り換えを示す検出素子列切り換え信号を出力する。
トローラ19は、積分器51に対してリセットを行うタ
イミングを示すリセット信号を出力し、サンプルホール
ド回路53に対してサンプルホールドを行うタイミング
を示すサンプルホールド信号を出力し、チャンネル切り
換えスイッチ57に対してチャンネルの切り換えを示す
チャンネル(ch)切り換え信号を出力し、検出素子列
切り換えスイッチ59に対して検出素子列15-1,…の
切り換えを示す検出素子列切り換え信号を出力する。
【0042】また、診断が開始されると寝台コントロー
ラ29は、天板27aを移動させる。一方、X線ビーム
発生部9から所定のタイミングでX線ビームが曝射さ
れ、被検体を通過したX線が検出器15により電気信号
に変換される。そして、前記変換された電気信号がDA
S17により所定のタイミングで収集され、画像再構成
ユニット21に供給される。画像再構成ユニット21で
は、DAS17から供給される電気信号を画像データと
して再構成する。
ラ29は、天板27aを移動させる。一方、X線ビーム
発生部9から所定のタイミングでX線ビームが曝射さ
れ、被検体を通過したX線が検出器15により電気信号
に変換される。そして、前記変換された電気信号がDA
S17により所定のタイミングで収集され、画像再構成
ユニット21に供給される。画像再構成ユニット21で
は、DAS17から供給される電気信号を画像データと
して再構成する。
【0043】そして、再構成された画像データは、画像
表示ユニット23のモニタ上に表示される。また、操作
者からの命令に応じてデータ保存ユニット25のメモリ
に前記画像データを保存する。
表示ユニット23のモニタ上に表示される。また、操作
者からの命令に応じてデータ保存ユニット25のメモリ
に前記画像データを保存する。
【0044】こうして、X線CT装置1では、最少の検
出素子列15-1,…を用いた診断が行われる。このよう
に、第1の実施形態のX線CT装置1では、いくつかの
検出素子列15-1,…からのデータを基により厚いスラ
イス厚の画像を再構成する場合、使用する検出素子列1
5-1,…を最少にすることができるので、再構成後の画
質を向上させることが可能となる。
出素子列15-1,…を用いた診断が行われる。このよう
に、第1の実施形態のX線CT装置1では、いくつかの
検出素子列15-1,…からのデータを基により厚いスラ
イス厚の画像を再構成する場合、使用する検出素子列1
5-1,…を最少にすることができるので、再構成後の画
質を向上させることが可能となる。
【0045】尚、第1の実施形態のX線診断装置1で
は、使用する検出素子列数を最少にするとともに、使用
する検出素子列15-1,…の全体の幅の中心とミッドプ
レーンを一致させるようにX線ビーム発生部9を移動さ
せているが、使用する検出素子列数が最少となれば、必
ずしも検出素子列15-1,…の全体の幅の中心とミッド
プレーンを一致させるようにしなくても良い。
は、使用する検出素子列数を最少にするとともに、使用
する検出素子列15-1,…の全体の幅の中心とミッドプ
レーンを一致させるようにX線ビーム発生部9を移動さ
せているが、使用する検出素子列数が最少となれば、必
ずしも検出素子列15-1,…の全体の幅の中心とミッド
プレーンを一致させるようにしなくても良い。
【0046】次に、本発明に係るX線CT装置の第2の
実施形態を説明する。尚、第2の実施形態のX線CT装
置は、図1に示した第1の実施形態のX線CT装置と同
一構成であるため、同一番号を用いて説明し、図示およ
び詳細な説明は省略する。
実施形態を説明する。尚、第2の実施形態のX線CT装
置は、図1に示した第1の実施形態のX線CT装置と同
一構成であるため、同一番号を用いて説明し、図示およ
び詳細な説明は省略する。
【0047】第2の実施形態のX線CT装置1では、ミ
ッドプレーンに対するX線ビームのコーン角度が偏らな
いようにX線ビーム発生部9の位置を移動させるという
ものである。
ッドプレーンに対するX線ビームのコーン角度が偏らな
いようにX線ビーム発生部9の位置を移動させるという
ものである。
【0048】次に、第2の実施形態のX線ビーム発生部
9の位置設定動作を、図7に示すフローチャートを参照
して説明する。尚、X線ビーム発生部9の位置を設定し
た後の動作は、第1の実施形態のX線CT装置1の動作
と同一であるため、説明は省略した。
9の位置設定動作を、図7に示すフローチャートを参照
して説明する。尚、X線ビーム発生部9の位置を設定し
た後の動作は、第1の実施形態のX線CT装置1の動作
と同一であるため、説明は省略した。
【0049】操作者は、スキャン条件と、使用する検出
素子列数をコンソール31の図示しない入力装置を用い
て入力する。スキャン条件と検出素子列数が入力される
と中央制御ユニット3は、このスキャン条件を基にプリ
コリメータ幅を求め、この求められたプリコリメータ幅
を示すプリコリメータ幅設定信号を架台コントローラ7
に出力する(ステップS21,S23)。
素子列数をコンソール31の図示しない入力装置を用い
て入力する。スキャン条件と検出素子列数が入力される
と中央制御ユニット3は、このスキャン条件を基にプリ
コリメータ幅を求め、この求められたプリコリメータ幅
を示すプリコリメータ幅設定信号を架台コントローラ7
に出力する(ステップS21,S23)。
【0050】また、中央制御ユニット3は、使用する検
出素子列数が偶数の場合、使用する検出素子列全体の幅
の中心、即ち、中央2つの検出素子列の境界とミッドプ
レーンとを一致させるためのX線ビーム発生部移動信号
を架台コントローラ7に出力する(ステップS25,S
27)。また、使用する検出素子列数が奇数の場合、使
用する検出素子列全体の幅の中心、即ち、中央の検出素
子列の中心とミッドプレーンとを一致させるためのX線
ビーム発生部移動信号を架台コントローラ7に出力する
(ステップS25,S31)。尚、検出器15の検出素
子列数は、奇数、偶数いずれでも良い。
出素子列数が偶数の場合、使用する検出素子列全体の幅
の中心、即ち、中央2つの検出素子列の境界とミッドプ
レーンとを一致させるためのX線ビーム発生部移動信号
を架台コントローラ7に出力する(ステップS25,S
27)。また、使用する検出素子列数が奇数の場合、使
用する検出素子列全体の幅の中心、即ち、中央の検出素
子列の中心とミッドプレーンとを一致させるためのX線
ビーム発生部移動信号を架台コントローラ7に出力する
(ステップS25,S31)。尚、検出器15の検出素
子列数は、奇数、偶数いずれでも良い。
【0051】X線ビーム移動信号が出力されると架台コ
ントローラ7は、このX線ビーム移動信号をX線ビーム
発生部移動コントローラ11に出力する。これに対応さ
せてX線ビーム発生部移動コントローラ11は、X線ビ
ーム発生部9を移動する。
ントローラ7は、このX線ビーム移動信号をX線ビーム
発生部移動コントローラ11に出力する。これに対応さ
せてX線ビーム発生部移動コントローラ11は、X線ビ
ーム発生部9を移動する。
【0052】例えば図8に示すように、使用する検出素
子列数が3つである場合、従来は図8(a)に示すよう
にX線ビーム発生部9(X線管9a)と検出器15の相
対的な位置関係は固定となっているので、ミッドプレー
ンに対するX線ビームのコーン角度に偏りが生じていた
が、第2の実施形態のX線CT装置1では、検出素子列
15-3の中心とミッドプレーンとを一致させるようにX
線ビーム発生部9がX線ビーム発生部移動コントローラ
11によって移動されるため、ミッドプレーンに対する
X線ビームのコーン角度に偏りが生じなくなる。
子列数が3つである場合、従来は図8(a)に示すよう
にX線ビーム発生部9(X線管9a)と検出器15の相
対的な位置関係は固定となっているので、ミッドプレー
ンに対するX線ビームのコーン角度に偏りが生じていた
が、第2の実施形態のX線CT装置1では、検出素子列
15-3の中心とミッドプレーンとを一致させるようにX
線ビーム発生部9がX線ビーム発生部移動コントローラ
11によって移動されるため、ミッドプレーンに対する
X線ビームのコーン角度に偏りが生じなくなる。
【0053】また、例えば図9に示すように、使用する
検出素子列数が2つである場合、従来は図8(a)に示
すようにX線ビーム発生部9(X線管9a)と検出器1
5の相対的な位置関係は固定となっているので、ミッド
プレーンに対するX線ビームのコーン角度に偏りが生じ
ていたが、第2の実施形態のX線CT装置1では、検出
素子列15-3と検出素子列15-4の境界とミッドプレー
ンとを一致させるようにX線ビーム発生部9がX線ビー
ム発生部移動コントローラ11によって移動されるた
め、ミッドプレーンに対するX線ビームのコーン角度に
偏りが生じなくなる。
検出素子列数が2つである場合、従来は図8(a)に示
すようにX線ビーム発生部9(X線管9a)と検出器1
5の相対的な位置関係は固定となっているので、ミッド
プレーンに対するX線ビームのコーン角度に偏りが生じ
ていたが、第2の実施形態のX線CT装置1では、検出
素子列15-3と検出素子列15-4の境界とミッドプレー
ンとを一致させるようにX線ビーム発生部9がX線ビー
ム発生部移動コントローラ11によって移動されるた
め、ミッドプレーンに対するX線ビームのコーン角度に
偏りが生じなくなる。
【0054】このように、第2の実施形態のX線CT装
置1では、使用する検出素子列全体の幅の中心とミッド
プレーンを一致させるようにX線ビーム発生部9の位置
を移動させているので、ミッドプレーンに対するX線ビ
ームのコーン角度の偏りが生じなくなり、X線ビームの
コーン角度による画質劣化を最小限に抑えることができ
る。
置1では、使用する検出素子列全体の幅の中心とミッド
プレーンを一致させるようにX線ビーム発生部9の位置
を移動させているので、ミッドプレーンに対するX線ビ
ームのコーン角度の偏りが生じなくなり、X線ビームの
コーン角度による画質劣化を最小限に抑えることができ
る。
【0055】図10は、本発明に係るX線CT装置の第
3の実施形態を示したブロック図である。第1の実施形
態のX線CT装置70は、第1の実施形態、第2の実施
形態のX線CT装置1のX線ビーム発生部移動コントロ
ーラ11に代えて、検出器移動コントローラ71を設
け、X線ビーム発生部9を移動させるのではなく、検出
器15を移動させるようにしたものである。尚、図中、
図1で示したものと同一のものは同一の記号を付して詳
細な説明を省略した。
3の実施形態を示したブロック図である。第1の実施形
態のX線CT装置70は、第1の実施形態、第2の実施
形態のX線CT装置1のX線ビーム発生部移動コントロ
ーラ11に代えて、検出器移動コントローラ71を設
け、X線ビーム発生部9を移動させるのではなく、検出
器15を移動させるようにしたものである。尚、図中、
図1で示したものと同一のものは同一の記号を付して詳
細な説明を省略した。
【0056】図11(a),(b)に検出器移動コント
ローラ71の一例を示す。尚、図11(a)は検出器移
動コントローラ71の正面図であり、図11(b)はそ
の側面図である。
ローラ71の一例を示す。尚、図11(a)は検出器移
動コントローラ71の正面図であり、図11(b)はそ
の側面図である。
【0057】図11に示すように検出器移動コントロー
ラ71は、図2に示したX線ビーム発生部移動コントロ
ーラ11と同様に、回転部のフレーム37の上面に設け
られたアクチュエータ39と、アクチュエータ39に接
続されたボールネジ軸41と、ボールネジ軸41の回転
角度に応じてボールネジ軸41上を軸方向に移動するボ
ールネジブロック43とを有する。
ラ71は、図2に示したX線ビーム発生部移動コントロ
ーラ11と同様に、回転部のフレーム37の上面に設け
られたアクチュエータ39と、アクチュエータ39に接
続されたボールネジ軸41と、ボールネジ軸41の回転
角度に応じてボールネジ軸41上を軸方向に移動するボ
ールネジブロック43とを有する。
【0058】第3の実施形態のX線CT装置70では、
検出器15の位置を移動させることで、第1の実施形態
のX線CT装置1と同様、使用する検出素子列15-1,
…を最少にすることができ、また、第2の実施形態のX
線CT装置1と同様、ミッドプレーンに対するX線ビー
ムのコーン角度の偏りを無くすことができる。尚、上記
の実施の形態ではスキャン方法について特に説明してい
ないが、ヘリカルスキャン、コンベンショナルスキャン
のいずれにも適用することができる。
検出器15の位置を移動させることで、第1の実施形態
のX線CT装置1と同様、使用する検出素子列15-1,
…を最少にすることができ、また、第2の実施形態のX
線CT装置1と同様、ミッドプレーンに対するX線ビー
ムのコーン角度の偏りを無くすことができる。尚、上記
の実施の形態ではスキャン方法について特に説明してい
ないが、ヘリカルスキャン、コンベンショナルスキャン
のいずれにも適用することができる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように本発明のX線CT装
置によれば、X線ビーム発生源と検出器の回転軸方向の
相対的な位置関係を設定することが可能な設定手段を有
することにより、使用する検出素子列の数を最少にする
ことができ、このため、再構成後の画質を向上させるこ
とが可能となる。
置によれば、X線ビーム発生源と検出器の回転軸方向の
相対的な位置関係を設定することが可能な設定手段を有
することにより、使用する検出素子列の数を最少にする
ことができ、このため、再構成後の画質を向上させるこ
とが可能となる。
【図1】本発明に係るX線CT装置の第1の実施形態を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図2】図1に示したX線CT装置のX線ビーム発生部
移動部の正面図(a)と側面図(b)である。
移動部の正面図(a)と側面図(b)である。
【図3】図1に示したX線CT装置のDASの構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図4】図1に示したX線CT装置のX線ビーム発生部
の位置設定の流れを示すフローチャートである。
の位置設定の流れを示すフローチャートである。
【図5】従来のX線CT装置によるX線ビーム発生部の
位置と、第1の実施形態のX線CT装置によるX線ビー
ム発生部の位置を示す図である(2つの検出素子列を有
する場合)。
位置と、第1の実施形態のX線CT装置によるX線ビー
ム発生部の位置を示す図である(2つの検出素子列を有
する場合)。
【図6】従来のX線CT装置によるX線ビーム発生部の
位置と、第1実施形態のX線CT装置によるX線ビーム
発生部の位置を示す図である(5つの検出素子列を有す
る場合)。
位置と、第1実施形態のX線CT装置によるX線ビーム
発生部の位置を示す図である(5つの検出素子列を有す
る場合)。
【図7】第2の実施形態のX線CT装置のX線ビーム発
生部の位置設定の流れを示すフローチャートである。
生部の位置設定の流れを示すフローチャートである。
【図8】従来のX線CT装置によるX線ビーム発生部の
位置と、第2実施形態のX線CT装置によるX線ビーム
発生部の位置を示す図である(4つの検出素子列を有す
る場合)。
位置と、第2実施形態のX線CT装置によるX線ビーム
発生部の位置を示す図である(4つの検出素子列を有す
る場合)。
【図9】従来のX線CT装置によるX線ビーム発生部の
位置と、第2実施形態のX線CT装置によるX線ビーム
発生部の位置を示す図である(5つの検出素子列を有す
る場合)。
位置と、第2実施形態のX線CT装置によるX線ビーム
発生部の位置を示す図である(5つの検出素子列を有す
る場合)。
【図10】本発明に係るX線CT装置の第3の実施形態
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図11】図10に示したX線CT装置の検出器移動部
の正面図(a)と側面図(b)である。
の正面図(a)と側面図(b)である。
【図12】従来のX線CT装置の概略的な構成を示す図
である。
である。
【図13】検出器の構成とその感度を示す図である。
【図14】従来のX線CT装置によるX線ビーム発生部
と検出器の位置を示す図である(2つの検出素子列を有
する場合)。
と検出器の位置を示す図である(2つの検出素子列を有
する場合)。
【図15】従来のX線CT装置によるX線ビーム発生部
と検出器の位置を示す図である(5つの検出素子列を有
する場合)。
と検出器の位置を示す図である(5つの検出素子列を有
する場合)。
【図16】検出素子列が偶数個で全部の検出素子列を使
用する場合での従来のX線CT装置によるX線ビーム発
生部と検出器の位置を示す図(a)と、検出素子列が偶
数個でその内の偶数個の検出素子列を使用する場合での
従来のX線CT装置によるX線ビーム発生部と検出器の
位置を示す図(b)と,検出素子列が偶数個でその内の
奇数個の検出素子列を使用する場合での従来のX線CT
装置によるX線ビーム発生部と検出器の位置を示す図
(c)である。
用する場合での従来のX線CT装置によるX線ビーム発
生部と検出器の位置を示す図(a)と、検出素子列が偶
数個でその内の偶数個の検出素子列を使用する場合での
従来のX線CT装置によるX線ビーム発生部と検出器の
位置を示す図(b)と,検出素子列が偶数個でその内の
奇数個の検出素子列を使用する場合での従来のX線CT
装置によるX線ビーム発生部と検出器の位置を示す図
(c)である。
【図17】検出素子列が奇数個で全部の検出素子列を使
用する場合での従来のX線CT装置によるX線ビーム発
生部と検出器の位置を示す図(a)と、検出素子列が奇
数個でその内の奇数個の検出素子列を使用する場合での
従来のX線CT装置によるX線ビーム発生部と検出器の
位置を示す図(b)と,検出素子列が奇数個でその内の
偶数個の検出素子列を使用する場合での従来のX線CT
装置によるX線ビーム発生部と検出器の位置を示す図
(c)である。
用する場合での従来のX線CT装置によるX線ビーム発
生部と検出器の位置を示す図(a)と、検出素子列が奇
数個でその内の奇数個の検出素子列を使用する場合での
従来のX線CT装置によるX線ビーム発生部と検出器の
位置を示す図(b)と,検出素子列が奇数個でその内の
偶数個の検出素子列を使用する場合での従来のX線CT
装置によるX線ビーム発生部と検出器の位置を示す図
(c)である。
1 X線CT装置 3 中央制御ユニット 5 高電圧発生器 7 架台コントローラ 9 X線ビーム発生部 11 X線ビーム発生部移動コントローラ 13 プリコリメータコントローラ 15 検出器 17 DAS 19 DASコントローラ 21 画像再構成ユニット 23 画像表示ユニット 25 データ保存ユニット 27 寝台 29 寝台コントローラ 31 天板移動部 33 コンソール 35 架台
Claims (5)
- 【請求項1】 X線を被検体に曝射するX線ビーム発生
手段と、このX線ビーム発生源から曝射されたX線を検
出する検出器とを有するX線CT装置において、 前記X線ビーム発生源と前記検出器の回転軸方向の相対
的な位置関係を設定する設定手段を有することを特徴と
するX線CT装置。 - 【請求項2】 前記X線ビーム発生源と前記検出器の回
転軸方向の相対的な位置関係を設定する設定手段は、前
記X線ビーム発生手段を回転軸方向に移動させるX線ビ
ーム発生源移動手段であることを特徴とする請求項1記
載のX線CT装置。 - 【請求項3】 前記X線ビーム発生源と前記検出器の回
転軸方向の相対的な位置関係を設定する設定手段は、前
記検出器を回転軸方向に移動させる検出器移動手段であ
ることを特徴とする請求項1記載のX線CT装置。 - 【請求項4】 前記検出器を複数の検出チャネルからな
る検出素子列を回転軸方向に複数列配列した検出器で構
成するとともに、画像を再構成するためのデータを得る
ことを意図した前記検出素子列の数が最少となるよう
に、前記設定手段が前記X線ビーム発生源と前記検出器
の回転軸方向の相対的な位置関係を設定することを特徴
とする請求項1記載のX線CT装置。 - 【請求項5】 前記検出器を複数の検出チャネルからな
る検出素子列を回転軸方向に複数列配列した検出器で構
成するとともに、画像を再構成するためのデータを得る
ことを意図した前記検出素子列全体の幅の中心と、前記
X線ビーム発生源を含みこのX線ビーム発生源の回転軸
と垂直な面とを概一致させるように、前記設定手段が前
記X線ビーム発生源と前記検出器の回転軸方向の相対的
な位置関係を設定することを特徴とする請求項1記載の
X線CT装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8056614A JPH09248299A (ja) | 1996-03-14 | 1996-03-14 | X線ct装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8056614A JPH09248299A (ja) | 1996-03-14 | 1996-03-14 | X線ct装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09248299A true JPH09248299A (ja) | 1997-09-22 |
Family
ID=13032148
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8056614A Pending JPH09248299A (ja) | 1996-03-14 | 1996-03-14 | X線ct装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09248299A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000139897A (ja) * | 1998-08-25 | 2000-05-23 | General Electric Co <Ge> | マルチスライス・イメ―ジング装置 |
-
1996
- 1996-03-14 JP JP8056614A patent/JPH09248299A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000139897A (ja) * | 1998-08-25 | 2000-05-23 | General Electric Co <Ge> | マルチスライス・イメ―ジング装置 |
JP4502426B2 (ja) * | 1998-08-25 | 2010-07-14 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | マルチスライス・イメージング装置 |
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