JPH09247994A - ジブクレーン装置 - Google Patents
ジブクレーン装置Info
- Publication number
- JPH09247994A JPH09247994A JP8048981A JP4898196A JPH09247994A JP H09247994 A JPH09247994 A JP H09247994A JP 8048981 A JP8048981 A JP 8048981A JP 4898196 A JP4898196 A JP 4898196A JP H09247994 A JPH09247994 A JP H09247994A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inverter
- jib crane
- generator
- inverter device
- traveling
- Prior art date
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- Pending
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- Control Of Ac Motors In General (AREA)
- Control Of Multiple Motors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は信頼性の高いジブクレーン装置を提
供することを課題としている。 【解決手段】 本発明のジブクレーン装置は、ジブクレ
ーン走行用のインバータ装置９Ａ、巻き上げ用のインバ
ータ装置９Ｂ、引き込み用のインバータ装置９Ｃおよび
旋回用のインバータ装置９Ｄに共通の直流電源を供給す
る直流発電機２を備えたことを特徴としている。 【効果】 本発明によりジブクレーン装置の操作安全性
を向上させることができる。
供することを課題としている。 【解決手段】 本発明のジブクレーン装置は、ジブクレ
ーン走行用のインバータ装置９Ａ、巻き上げ用のインバ
ータ装置９Ｂ、引き込み用のインバータ装置９Ｃおよび
旋回用のインバータ装置９Ｄに共通の直流電源を供給す
る直流発電機２を備えたことを特徴としている。 【効果】 本発明によりジブクレーン装置の操作安全性
を向上させることができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、自走式のジブクレ
ーン装置に関する。
ーン装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の自走式でジブ（腕）を有するジブ
クレーン装置は、ジブクレーン装置の旋回部に巻き上げ
制御装置、引き込み制御装置および旋回制御装置が設置
され、走行部に走行制御装置が設置されており、これら
の制御装置は電気的に並列回路に接続され、走行台車の
上に置かれたディーゼルエンジンと交流発電機からなる
ディーゼル発電装置によって交流電源が供給されてい
る。
クレーン装置は、ジブクレーン装置の旋回部に巻き上げ
制御装置、引き込み制御装置および旋回制御装置が設置
され、走行部に走行制御装置が設置されており、これら
の制御装置は電気的に並列回路に接続され、走行台車の
上に置かれたディーゼルエンジンと交流発電機からなる
ディーゼル発電装置によって交流電源が供給されてい
る。
【０００３】そして、各制御装置は電動機と電動機を駆
動するインバータ装置から構成されているが、インバー
タ装置の電源側には高調波を低減するための交流リアク
トルが直列に接続されている。なぜなら、インバータ装
置は半導体素子によって構成されており高調波を発生す
るからである。
動するインバータ装置から構成されているが、インバー
タ装置の電源側には高調波を低減するための交流リアク
トルが直列に接続されている。なぜなら、インバータ装
置は半導体素子によって構成されており高調波を発生す
るからである。
【０００４】また、各インバータ装置にはそれぞれ個別
に回生抵抗器が接続されており、電動機が急速に減速す
るときに発生する回生電力を消費させてインバータ装置
を構成する半導体素子を保護している。
に回生抵抗器が接続されており、電動機が急速に減速す
るときに発生する回生電力を消費させてインバータ装置
を構成する半導体素子を保護している。
【０００５】しかしながら、従来のジブクレーン装置に
は、ディーゼルエンジンにより交流発電機を駆動し交流
主回路をコンバータ装置のダイードやサイリスタなどの
整流器により直流主回路電源に変換するとき、交流発電
機の有するリアクタンスにより、交流電流波形は交流相
電流の重なりによる転流重なり角を持っているので矩形
波となり、交流相電流の重なり期間である重なり角部分
の電圧は交流相電圧の平均電圧値をとるため半減し高調
波電流が発生する。
は、ディーゼルエンジンにより交流発電機を駆動し交流
主回路をコンバータ装置のダイードやサイリスタなどの
整流器により直流主回路電源に変換するとき、交流発電
機の有するリアクタンスにより、交流電流波形は交流相
電流の重なりによる転流重なり角を持っているので矩形
波となり、交流相電流の重なり期間である重なり角部分
の電圧は交流相電圧の平均電圧値をとるため半減し高調
波電流が発生する。
【０００６】そのために、高調波電流を低減する目的の
交流リアクトルを設ける必要がある。また、交流発電機
の容量選定においても、制御装置から発生する高調波電
流を等価逆相電流に換算し、この値が交流発電機の許容
等価逆相電流（１５％）以下となるように選定するた
め、高調波電流の約６．７（１／０．１５）倍以上の電
流を必要とする交流発電機の容量を選定する必要があっ
た。
交流リアクトルを設ける必要がある。また、交流発電機
の容量選定においても、制御装置から発生する高調波電
流を等価逆相電流に換算し、この値が交流発電機の許容
等価逆相電流（１５％）以下となるように選定するた
め、高調波電流の約６．７（１／０．１５）倍以上の電
流を必要とする交流発電機の容量を選定する必要があっ
た。
【０００７】このことは高調波電流の電流値により交流
発電機の容量が決まることになる。このような理由によ
り、従来のジブクレーン装置は大きな容量の制御装置と
なっていた。
発電機の容量が決まることになる。このような理由によ
り、従来のジブクレーン装置は大きな容量の制御装置と
なっていた。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来の問題点を解決するために交流電流から整流器によ
り直流電流に変換するとき発生する高調波電流を低減す
ることで従来の課題を解決できるジブクレーン装置を提
供することを目的としている。
従来の問題点を解決するために交流電流から整流器によ
り直流電流に変換するとき発生する高調波電流を低減す
ることで従来の課題を解決できるジブクレーン装置を提
供することを目的としている。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明のジブクレーン装
置は、走行用の電動機に交流電源を供給するジブクレー
ン走行用のインバータ装置と、ジブクレーン走行用のイ
ンバータ装置と並列に接続されて巻き上げ用の電動機に
交流電源を供給する巻き上げ用のインバータ装置と、ジ
ブクレーン走行用のインバータ装置と並列に接続されて
引き込み用の電動機に交流電源を供給する引き込み用の
インバータ装置と、ジブクレーン走行用のインバータ装
置と並列に接続されて旋回用の電動機に交流電源を供給
する旋回用のインバータ装置と、これらのインバータ装
置に共通の直流電源を供給する直流発電機とを備えたこ
とを特徴としている。
置は、走行用の電動機に交流電源を供給するジブクレー
ン走行用のインバータ装置と、ジブクレーン走行用のイ
ンバータ装置と並列に接続されて巻き上げ用の電動機に
交流電源を供給する巻き上げ用のインバータ装置と、ジ
ブクレーン走行用のインバータ装置と並列に接続されて
引き込み用の電動機に交流電源を供給する引き込み用の
インバータ装置と、ジブクレーン走行用のインバータ装
置と並列に接続されて旋回用の電動機に交流電源を供給
する旋回用のインバータ装置と、これらのインバータ装
置に共通の直流電源を供給する直流発電機とを備えたこ
とを特徴としている。
【００１０】
【発明の実施の形態】次に本発明のジブクレーン装置の
実施の形態を説明する。図１において、ジブクレーン走
行用のインバータ装置５Ａは走行用の電動機９Ａに交流
電源を供給する装置である。また、巻き上げ用のインバ
ータ装置５Ｂはジブクレーン走行用のインバータ装置５
Ａと並列に接続されて巻き上げ用の電動機９Ｂに交流電
源を供給する装置であり、引き込み用のインバータ装置
５Ｃはジブクレーン走行用のインバータ装置５Ａおよび
巻き上げ用のインバータ装置５Ｂと並列に接続されて引
き込み用の電動機９Ｃに交流電源を供給する装置であ
り、旋回用のインバータ装置５Ｄはジブクレーン走行用
のインバータ装置５Ａ、巻き上げ用のインバータ装置５
Ｂおよび引き込み用のインバータ装置５Ｃと並列に接続
されて旋回用の電動機９Ｄに交流電源を供給する装置で
ある。
実施の形態を説明する。図１において、ジブクレーン走
行用のインバータ装置５Ａは走行用の電動機９Ａに交流
電源を供給する装置である。また、巻き上げ用のインバ
ータ装置５Ｂはジブクレーン走行用のインバータ装置５
Ａと並列に接続されて巻き上げ用の電動機９Ｂに交流電
源を供給する装置であり、引き込み用のインバータ装置
５Ｃはジブクレーン走行用のインバータ装置５Ａおよび
巻き上げ用のインバータ装置５Ｂと並列に接続されて引
き込み用の電動機９Ｃに交流電源を供給する装置であ
り、旋回用のインバータ装置５Ｄはジブクレーン走行用
のインバータ装置５Ａ、巻き上げ用のインバータ装置５
Ｂおよび引き込み用のインバータ装置５Ｃと並列に接続
されて旋回用の電動機９Ｄに交流電源を供給する装置で
ある。
【００１１】これらのインバータ装置５Ａ，５Ｂ，５
Ｃ，５Ｄは直流電源を供給する直流発電機２に並列に接
続されており、共通の母線１７Ａには回生抵抗器１７が
接続されており、インバータ装置５Ａ，５Ｂ，５Ｃ，５
Ｄから発生する回生電力を消費することができる。
Ｃ，５Ｄは直流電源を供給する直流発電機２に並列に接
続されており、共通の母線１７Ａには回生抵抗器１７が
接続されており、インバータ装置５Ａ，５Ｂ，５Ｃ，５
Ｄから発生する回生電力を消費することができる。
【００１２】また、インバータ装置５Ａ，５Ｂ，５Ｃ，
５Ｄはそれぞれ電動機９Ａ，９Ｂ，９Ｃ，９Ｄと組み合
わされて走行制御装置１３、巻き上げ制御装置１４、引
き込み制御装置１５および旋回制御装置１６を構成して
いる。
５Ｄはそれぞれ電動機９Ａ，９Ｂ，９Ｃ，９Ｄと組み合
わされて走行制御装置１３、巻き上げ制御装置１４、引
き込み制御装置１５および旋回制御装置１６を構成して
いる。
【００１３】そして、直流発電機２は交流発電機３と共
にディーゼルエンジン１に直結されて駆動され、交流発
電機３からは制御電源３Ａが取り出されている。また、
ディーゼルエンジン１と直流発電機２と交流発電機３と
によってディーゼル発電装置４を構成している。
にディーゼルエンジン１に直結されて駆動され、交流発
電機３からは制御電源３Ａが取り出されている。また、
ディーゼルエンジン１と直流発電機２と交流発電機３と
によってディーゼル発電装置４を構成している。
【００１４】図２はジブクレーン装置の正面図を示した
ものであり、走行制御装置１３とディーゼル発電装置４
とはジブクレーン装置の走行部３０に搭載されており、
巻き上げ制御装置１４、引き込み制御装置１５および旋
回制御装置１６はジブクレーン装置の旋回部２０に搭載
されている。
ものであり、走行制御装置１３とディーゼル発電装置４
とはジブクレーン装置の走行部３０に搭載されており、
巻き上げ制御装置１４、引き込み制御装置１５および旋
回制御装置１６はジブクレーン装置の旋回部２０に搭載
されている。
【００１５】以上説明したように本実施例によれば、直
流発電機から直流主回路電流を直接インバータ制御装置
に入力することにより、高調波低減用の交流リアクトル
と交流電流に変換するコンバータ制御装置が不要とな
り、整流器から発生する高調波が削減される。従って、
高調波電流はインバータ制御装置と電動機からの電流と
なり直流発電機の容量は小さくでき、走行式ジブクレー
ン装置としてコンパクト（簡易）化が図れる。
流発電機から直流主回路電流を直接インバータ制御装置
に入力することにより、高調波低減用の交流リアクトル
と交流電流に変換するコンバータ制御装置が不要とな
り、整流器から発生する高調波が削減される。従って、
高調波電流はインバータ制御装置と電動機からの電流と
なり直流発電機の容量は小さくでき、走行式ジブクレー
ン装置としてコンパクト（簡易）化が図れる。
【００１６】また、高調波電流を低減することにより直
流発電機の出力電圧波形の歪みを低減でき、発電機など
の故障率の低下が行われる。また、直流主回路電源の共
有化により制動時の発電機からの回生電流の消費用の回
生抵抗器も共用でき装置のコンパクト化が図れる。
流発電機の出力電圧波形の歪みを低減でき、発電機など
の故障率の低下が行われる。また、直流主回路電源の共
有化により制動時の発電機からの回生電流の消費用の回
生抵抗器も共用でき装置のコンパクト化が図れる。
【００１７】
【発明の効果】本発明により、ジブクレーン装置の操作
安全性を向上させることができる。
安全性を向上させることができる。
【図１】本発明の一実施例を示すジブクレーン装置の構
成図である。
成図である。
【図２】ジブクレーン装置の正面図である。
１ ディーゼルエンジン ２ 直流発電機 ３ 交流発電機 ４ ディーゼル発電装置 ５Ａ，５Ｂ，５Ｃ，５Ｄ インバータ装置 ９Ａ，９Ｂ，９Ｃ，９Ｄ 電動機 １３ 走行制御装置 １４ 巻き上げ制御装置 １５ 引き込み制御装置 １６ 旋回制御装置 １７ 回生抵抗器 ２０ 旋回部 ３０ 走行部
Claims (1)
- 【請求項１】走行用の電動機に交流電源を供給するジブ
クレーン走行用のインバータ装置と、このジブクレーン
走行用のインバータ装置と並列に接続されて巻き上げ用
の電動機に交流電源を供給する巻き上げ用のインバータ
装置と、前記ジブクレーン走行用のインバータ装置と並
列に接続されて引き込み用の電動機に交流電源を供給す
る引き込み用のインバータ装置と、前記ジブクレーン走
行用のインバータ装置と並列に接続されて旋回用の電動
機に交流電源を供給する旋回用のインバータ装置と、こ
れらのインバータ装置に共通の直流電源を供給する直流
発電機と、を具備してなるジブクレーン装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8048981A JPH09247994A (ja) | 1996-03-06 | 1996-03-06 | ジブクレーン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8048981A JPH09247994A (ja) | 1996-03-06 | 1996-03-06 | ジブクレーン装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09247994A true JPH09247994A (ja) | 1997-09-19 |
Family
ID=12818429
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8048981A Pending JPH09247994A (ja) | 1996-03-06 | 1996-03-06 | ジブクレーン装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09247994A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001226077A (ja) * | 2000-02-10 | 2001-08-21 | Sumitomo Constr Mach Co Ltd | 電動式の作業機用アクチュエータと旋回駆動装置を備える建設機械 |
| JP2008169496A (ja) * | 2007-01-10 | 2008-07-24 | Toyota Industries Corp | 織機における経糸開口装置 |
| JP2008247591A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | クレーン装置およびクレーン制御方法 |
| JP2008254822A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-23 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | クレーン装置 |
| JP2013056760A (ja) * | 2011-09-09 | 2013-03-28 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | クレーン装置、コンテナヤード、および給電方法 |
| JP2019137522A (ja) * | 2018-02-13 | 2019-08-22 | 住友重機械搬送システム株式会社 | クレーン用非常電源装置、クレーンシステム及び非常時電力供給方法 |
| WO2023248930A1 (ja) * | 2022-06-24 | 2023-12-28 | 株式会社タダノ | クレーン |
-
1996
- 1996-03-06 JP JP8048981A patent/JPH09247994A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001226077A (ja) * | 2000-02-10 | 2001-08-21 | Sumitomo Constr Mach Co Ltd | 電動式の作業機用アクチュエータと旋回駆動装置を備える建設機械 |
| JP2008169496A (ja) * | 2007-01-10 | 2008-07-24 | Toyota Industries Corp | 織機における経糸開口装置 |
| JP2008247591A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | クレーン装置およびクレーン制御方法 |
| JP2008254822A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-23 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | クレーン装置 |
| JP2013056760A (ja) * | 2011-09-09 | 2013-03-28 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | クレーン装置、コンテナヤード、および給電方法 |
| JP2019137522A (ja) * | 2018-02-13 | 2019-08-22 | 住友重機械搬送システム株式会社 | クレーン用非常電源装置、クレーンシステム及び非常時電力供給方法 |
| WO2023248930A1 (ja) * | 2022-06-24 | 2023-12-28 | 株式会社タダノ | クレーン |
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