JPH09247882A - 回転電機の固定子およびその製造方法 - Google Patents

回転電機の固定子およびその製造方法

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JPH09247882A
JPH09247882A JP5056596A JP5056596A JPH09247882A JP H09247882 A JPH09247882 A JP H09247882A JP 5056596 A JP5056596 A JP 5056596A JP 5056596 A JP5056596 A JP 5056596A JP H09247882 A JPH09247882 A JP H09247882A
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field
rectangular conductor
conductor
stator
field pole
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JP5056596A
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Hideki Ichikawa
秀樹 市川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 平角導体4を用いた固定子1の径方向の体格
を小型にするとともに、平角導体4の巻線作業を容易に
行う。 【解決手段】 固定子1は、4つの界磁極2を有する筒
状ヨーク3と、界磁極2の周方向に巻き付けられた平角
導体4とを備える。界磁コイル7を形成する平角導体4
の一端部は、界磁極2に接続されている。また、隣合う
界磁コイル7が逆の磁極を発生するように、隣合う界磁
コイル7が逆に巻かれており、平角導体4の他端部4b
は、隣の他端部4bの近傍に引き出され、隣の他端部4
bと接続される。なお、筒状ヨーク3は、界磁極2毎に
分割された分割ヨーク5を連結して構成されるもので、
平角導体4は連結前の分割ヨーク5を回転させることで
界磁極2に巻き付けられる。このため、平角導体4が容
易かつ高占積率で界磁極2に巻き付けられる。また、一
端部が引き出されないため、90°捩じられず、固定子
1の径を小型化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転電機に用いら
れる固定子の構造、およびその製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、図11に示すように、界磁極
101を有する分割ヨーク102に、矢印A方向から、
図示されない導体を巻き付け、導体が巻き付けられた界
磁極101を有する分割ヨーク102を複数環状に連結
して固定子を形成する技術が知られている(特開昭61
−124241号公報参照)。
【0003】また、スタータに用いられる回転電機のよ
うに、回転電機の固定子に装着される導体に大電流が供
給されるものでは、導体に平角導体を用いたものが知ら
れている。このように平角導体を用いる技術としては、
図12に示すように、平角導体103を予め所定の形状
に成形し、この成形された平角導体103を、図示され
ないヨークと別体に設けられた図示されない界磁極に装
着した状態で、界磁極をヨークにネジなどで取り付ける
手段が知られている。
【0004】なお、平角導体103は、図示されない界
磁極の形状と略同一の治具を用いて所定の形状に形成さ
れるもので、巻き始めの一端部103aを図示されない
固定具で挟み、一端部103a側から他端部103bに
向かって螺旋状に治具に巻き付けられて形成される。
【0005】そして、一端部103aは、図示されない
給電端子、図示されないブラシ、あるいは図示されない
コネクタバーを介して他の平角導体103の一端部10
3aまたは他端部103bに接続されるために、螺旋内
において90°鋭角に捩じ曲げられて螺旋外に導かれる
ため、図13に示すように、ヨーク内に配置される回転
子側に突出している。なお、他端部103bは、上述の
ように、コネクタバーを介して他の平角導体103の一
端部103aまたは他端部103bに接続される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前者の従来技術を用い
て分割ヨークの界磁極に平角導体を巻線しようとして、
A方向から巻き付けようとすると、平角導体が捩じれる
ため、平角導体を界磁極に巻き付けること自体が困難で
あり、巻き付け作業が極めて困難になる。
【0007】一方、後者の従来技術では、平角導体の一
端部が回転子側に突出しているため、この一端部が回転
子と接触しないように固定子を形成する必要があり、固
定子の径方向の体格が大型化する不具合が発生する。ま
た、平角導体の一端部あるいは他端部が、他の平角導体
の一端部あるいは他端部に、コネクタバーを介して接続
されているために、この接続作業が煩雑になり、巻線作
業性が悪かった。
【0008】
【発明の目的】本発明は、上記の事情に鑑みてなされた
もので、その目的は、平角導体を用いた固定子の体格を
小型にできるとともに、平角導体の巻線作業が容易にで
きる回転電機の固定子およびその製造方法の提供にあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の回転電機の固定
子およびその製造方法は、次の技術的手段を採用した。 〔請求項1の手段〕請求項1のように設けた回転電機の
固定子は、次のように作用する。平角導体の他端部を、
隣の界磁極に巻き付けられた隣の平角導体の他端部の近
傍に引き出すように各平角導体が巻かれると、隣接する
各界磁極の平角導体の巻線方向が逆になる。そして、各
平角導体の一端部はそれぞれの界磁極に電気的に接続さ
れているため、各界磁極を有するヨークと、隣接する平
角導体の各他端部とに電力差を生じさせると、隣接する
界磁極が、異なった磁極の磁力を発生する。
【0010】請求項1を採用する回転電機の固定子は、
次の効果を奏する。平角導体の一端部が界磁極の周方向
から界磁極に接続されるため、従来技術のように一端部
側の平角導体を90°捩じってヨークの内側へ突出させ
ることがなくなる。このため、一端部側の平角導体が、
回転電機の回転子と接触しないように回転電機の固定子
を大径化する必要がなくなり、回転電機の固定子の径方
向の体格を小型にできる。
【0011】また、各界磁極からは、平角導体の他端部
のみが引き出され、かつ平角導体の他端部が隣接して引
き出されるため、各界磁極から引き出された他端部の接
続のために要するスペースが小さくて済み、この結果か
らも、回転電機の固定子を従来より小型にできる。さら
に、従来のようにコネクタバーを用いて、平角導体と他
の平角導体とを接続する必要がなく、平角導体の他端部
同士を接続するだけで、隣合う平角導体の接続が完了す
るため、巻線作業が容易になる。
【0012】〔請求項2の手段〕請求項2を採用するこ
とにより、次の効果を得ることができる。界磁極の軸方
向の端面に設けた凹部内に、平角導体の一端部を係合し
て平角導体を界磁極に巻き付けることで、平角導体の一
端部が界磁極に機械的に結合するとともに、電気的にも
接続される。このように、平角導体の一端部を凹部内に
係合するのみで、平角導体の一端部を界磁極に機械的に
接続できるとともに、電気的にも接続できるため、界磁
極への平角導体の接続、巻き付けが容易に行える。
【0013】〔請求項3の手段〕請求項3を採用する回
転電機の固定子の製造方法は、次の作用を奏する。平角
導体の一端部を界磁極に接地し、平角導体を界磁極に巻
き付ける。そして、平角導体が巻き付けられた複数の分
割ヨークを筒状に連結し、平角導体の他端部を隣の平角
導体の他端部に接続する。
【0014】上記の製造工程を採用することにより、各
平角導体の一端部が界磁極を介してヨークに接地され、
平角導体の他端部が隣の平角導体の他端部に接続された
固定子が製造される。このため、請求項3を用いた製造
方法によって製造された回転電機の固定子は、請求項1
と同様な効果を得ることができる。
【0015】〔請求項4の手段〕請求項4を採用する回
転電機の固定子の製造方法は、次の効果を得ることがで
きる。界磁極を回転させて平角導体を界磁極に巻き付け
るため、平角導体が捻じられることなく容易に界磁極に
巻き付けられる。このため、平角導体によるコイルの占
積率を高めることができるとともに、平角導体の巻線作
業を非常に簡単に行うことができ、結果的に固定子の生
産性を高めることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の回転電機の固定子
およびその製造方法を、図に示す実施例に基づき説明す
る。 〔第1実施例の構成〕図1ないし図8は本発明を採用し
た第1実施例を説明するための図で、図1は回転電機の
固定子の斜視図である。
【0017】固定子1は、内側に複数(本実施例では、
4つ)の界磁極2を有する筒状のヨーク3と、各界磁極
2にそれぞれ巻き付けられた断面が平角形状の平角導体
4とを備え、巻き付けられた平角導体4の層間は絶縁し
て設けられている。そして、各平角導体4の一端部4a
(図2参照)は、それぞれの界磁極2に電気的に接続さ
れて、界磁極2に巻き付けられており、また各平角導体
4の他端部4bは、隣の界磁極2に巻き付けられた隣の
平角導体4の他端部4bの近傍に引き出されている。
【0018】筒状を呈するヨーク3は、界磁極2毎に分
割した複数の分割ヨーク5を筒状に連結して設けたもの
で、分割ヨーク5と、他の分割ヨーク5との接合面S
は、界磁極2の両側に設けられている。
【0019】分割ヨーク5と、他の分割ヨーク5との連
結手段として、本実施例では、図3および図4に示すよ
うに、嵌め合わせによる連結手段を採用している。具体
的には、分割ヨーク5の一方の接合面Sに、突出部の形
状が断面略円形の凸部5aが設けられ、分割ヨーク5の
他方の接合面Sに、凸部5aが嵌まり合う断面略円形の
凹部5bが設けられており、凹部5a内に凸部5bを軸
方向から差し込むことにより、分割ヨーク5と、他の分
割ヨーク5とが連結される。
【0020】なお、この実施例では、分割ヨーク5と、
他の分割ヨーク5との連結手段として、嵌め合わせによ
る連結手段を採用したが、溶接によって分割ヨーク5
と、他の分割ヨーク5とを連結したり、筒状に組み合わ
せた複数の分割ヨーク5の周囲からリング体によって締
め付けて複数の分割ヨーク5を連結固定するように設け
ても良い。
【0021】一方、各分割ヨーク5は、界磁極2が一体
に設けられるもので、このような分割ヨーク5を得る手
段として次の技術を採用する。薄板状の鉄板を打抜き加
工して、所定形状(図3に示す分割ヨーク5の形状)の
コアプレート6を作成し、その打抜かれたコアプレート
6を所定厚み(ヨーク3の軸方向寸法を得るのに必要な
厚み)積層接合して、分割ヨーク5が製造されている。
【0022】なお、界磁極2が一体に設けられる分割ヨ
ーク5の他の製造手段として、鋳造加工、冷間鍛造加
工、所定形状(図3に示す分割ヨーク5の形状)の引抜
き材を切断する加工などを用いても良い。
【0023】各界磁極2にそれぞれ巻き付けられた平角
導体4は、界磁コイル7を構成するもので、界磁極2の
スロット(界磁極2の磁極片2aとヨーク3との間に形
成される溝)内に絶縁層8を介して巻き付けられる。な
お、平角導体4は、流れる電流量に応じた断面積と、発
生する磁力に応じた巻数を得るのに必要な長さのもので
ある。なお、絶縁層8は、必要な耐圧を備えた絶縁紙、
樹脂ボビン、粉体塗装による被覆層等によって設けられ
る。
【0024】また、界磁極2のスロット内に巻き付けら
れる平角導体4の層間にも、絶縁層9が設けられてい
る。本実施例の絶縁層9は、後述するように、平角導体
4と一緒に界磁極2に巻き付けられる絶縁テープである
が、この絶縁テープは予め平角導体4の一面に接着剤等
によって張り付けたものであっても良いし、平角導体4
を被覆線として形成し、その被覆層により層間を絶縁し
ても良い。
【0025】一方、上述したように、平角導体4の一端
部4aは界磁極2に電気的に接続されている。このた
め、隣合う界磁極2が異なった磁極とするためには、界
磁極2に巻き付けられる平角導体4の巻き付け方向を、
隣の平角導体4の巻き付け方向と逆方向にする必要が生
じる。
【0026】そこで、界磁極2に巻き付けられる平角導
体4の巻き方向を、隣の平角導体4の巻き付け方向と逆
方向にすることにより、図1に示すように、各平角導体
4の他端部4bが、隣の界磁極2に巻き付けられた隣の
平角導体4の他端部4bの近傍に引き出される。そし
て、各平角導体4の他端部4bは、隣の界磁極2に巻き
付けられた隣の平角導体4の他端部4bと電気的に接続
される。
【0027】上記の構造を採用する固定子1は、例えば
図5に示す自動車用スタータのスタータモータ10(回
転電機の一例)に用いられるもので、隣合う平角導体4
の他端部4bは、スタータモータ10に組み付けられる
際に、ブラシ等の接続部や、コネクタ等が接続されて、
スタータモータ10の電気回路が形成される。
【0028】次に、界磁極2のスロット内に平角導体4
を巻き付ける製造技術の概略を、図6ないし図8を用い
て説明する。図6に示すように、界磁極2の軸方向の端
面に、平角導体4の一端部4aを挿入可能な凹部11
(なお、本実施例では、多数のコアプレート6を積層し
て界磁極付の分割ヨーク5が形成されるため、凹部11
は界磁極2を軸方向に貫通した穴となる)を予め形成し
ておく。
【0029】そして、図7に示すように、その凹部11
内に平角導体4の一端部4aを圧入、あるいは挿入し
て、平角導体4の一端部4aを界磁極2に電気的、且つ
機械的に接続する。なお、平角導体4の一端部4aと、
界磁極2との電気的な接続を得るために、コアプレート
6の少なくとも第1層目の凹部11内を絶縁しないよう
に設けておく。
【0030】次に、図7および図8に示すように、平角
導体4および絶縁層9(絶縁テープ)を界磁極2側に供
給しながら、分割ヨーク5を界磁極2を中心に回転させ
ることで、平角導体4および絶縁層9を界磁極2のスロ
ット内に巻き付け、界磁コイル7を備える分割ヨーク5
を形成する。
【0031】一方、上記製造技術による平角導体4の巻
き付けは、上述したように、隣合う界磁極2が異なった
磁極となるように、分割ヨーク5を図6ないし図8の回
転矢印とは逆方向に回転させて、平角導体4の巻き付け
方向が異なる界磁コイル7付の分割ヨーク5も形成す
る。
【0032】なお、上記によって製造された2種類の界
磁コイル7を備える分割ヨーク5を、上述した連結手段
(断面円形の凸部5aと凹部5bとを差し込むことによ
る連結手段)を用いて交互に連結することで、図1の固
定子1が製造される。
【0033】〔第1実施例の作動〕本実施例の固定子1
の作動を説明する。固定子1から引き出された隣合う平
角導体4の他端部4bに電力を供給すると、隣接する界
磁極2が、異なった磁極の磁力を発生する。
【0034】〔第1実施例の効果〕本実施例の固定子1
は、次の効果を奏する。各平角導体4の一端部4aが、
各界磁極2の周方向から各界磁極2に接続されるため、
従来技術のように一端部4a側の平角導体4を90°捻
じってヨーク3の内側へ突出させることがなる。このた
め、一端部4a側の平角導体4が、回転子と接触しない
ように固定子1を大径化する必要がなくなり、固定子1
の径方向の体格を小型にできる。
【0035】各界磁極2からは、平角導体4の他端部4
bのみが引き出され、かつ平角導体4の他端部4bが隣
接して引き出されるため、各界磁極2から引き出された
他端部4bの接続のために要するスペースが小さくて済
む。この結果からも、固定子1を従来より小型にでき
る。
【0036】平角導体4の他端部4b同士を接続するだ
けで、隣合う平角導体4の接続が完了するため、従来の
ようにコネクタバーを用いて、平角導体4と隣の平角導
体4とを接続する必要がなく、巻線作業が従来に比較し
て容易になり、固定子1の生産性を高めることができ
る。
【0037】分割ヨーク5を回転させて平角導体4を界
磁極2に巻き付けるため、平角導体4が捩じられること
なく、高い占積率で、かつ容易に界磁極2に巻き付けら
れる。このように、巻線作業が容易になることにより、
固定子1の生産性を高めることができるとともに、占積
率の向上によって固定子1の性能を向上できる。
【0038】平角導体4の一端部4aを凹部11内に係
合するのみで、平角導体4の一端部4aが界磁極2に機
械的に接続されるとともに、電気的にも接続される。こ
のため、界磁極2への平角導体4の接続、巻き付けを容
易に行うことができ、この結果からも巻線作業を簡単に
行うことができ、固定子1の生産性を高めることができ
る。
【0039】界磁コイル7を構成する平角導体4の層間
の絶縁層9として、絶縁テープを用いたことにより、平
角導体4を被覆線とした場合に比較して占積率を向上さ
せることができる。これは、平角導体4を被覆線とした
場合、層間に2層の絶縁層9が配されるのに対し、絶縁
テープを用いたものは1層の絶縁層9で済むためであ
る。
【0040】〔第2実施例〕図9は第2実施例を示すも
ので、平角導体4の一端部4aを界磁極2に接続する際
の説明図である。上記の第1実施例では、界磁極2の軸
方向の端面の凹部11内に平角導体4の一端部4aを挿
入して、平角導体4の一端部4aを界磁極2に電気的、
且つ機械的に接続した例を示したが、これに対し、この
第2実施例は、界磁極2の軸方向の端面に、平角導体4
の一端部4aを溶接加工によって電気的、且つ機械的に
接続するもので、この例では溶接加工の一例としてスポ
ット溶接機20を用いている。
【0041】〔第3実施例〕図10は第3実施例を示す
もので、分割ヨーク5の界磁極2に平角導体4を巻き付
ける工程の説明図である。この第3実施例は、界磁極2
によってスロットが形成されない場合(界磁極2が磁極
片2aを有さない場合)における平角導体4の巻付技術
を示す。
【0042】上記の第1実施例のように、界磁極2が磁
極片2aを有すると、磁極片2aが巻枠として機能する
ため、界磁極2に対して平角導体4を良好に巻き付ける
ことができるが、界磁極2が磁極片2aを有さない場合
は、図10に示すように、分割ヨーク5を内周側と外周
側とから、内側治具21および外側治具22で挟み付け
る。
【0043】内側治具21の端部には、界磁極2の先端
部が挿入される凹部21aが設けられ、その凹部21a
の周囲の端面21bは、ヨーク3との間で巻枠の機能を
果たす。また、外側治具22は、ヨーク3部分が嵌まり
込む凹部22aを備え、その凹部22aの周囲の端面2
2bは、内側治具21の端面21bとの間で巻枠の機能
を果たす。
【0044】なお、内側治具21および外側治具22に
は、それぞれ回転軸23が設けられており、この回転軸
23が回転駆動されることで、分割ヨーク5が回転し
て、界磁極2の周囲に平角導体4が良好に巻き付けられ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】固定子の斜視図である(第1実施例)。
【図2】分割ヨークの断面図である(第1実施例)。
【図3】図2のI−I線に沿う分割ヨークの断面図であ
る(第1実施例)。
【図4】固定子の断面図である(第1実施例)。
【図5】スタータの要部断面図である(第1実施例)。
【図6】分割ヨークの界磁極に平角導体を巻き付ける工
程の説明図である(第1実施例)。
【図7】分割ヨークの界磁極に平角導体を巻き付ける工
程の説明図である(第1実施例)。
【図8】分割ヨークの界磁極に平角導体を巻き付ける工
程の説明図である(第1実施例)。
【図9】平角導体の一端部を界磁極に接続する際の説明
図である(第2実施例)。
【図10】分割ヨークの界磁極に平角導体を巻き付ける
工程の説明図である(第3実施例)。
【図11】分割ヨークに円形導体を巻き付ける工程の説
明図である(従来技術)。
【図12】コイルの平面図である(従来技術)。
【図13】コイルの上視図である(従来技術)。
【符号の説明】
1 固定子 2 界磁極 3 ヨーク 4 平角導体 4a 平角導体の一端部 4b 平角導体の他端部 5 分割ヨーク 10 スタータモータ(回転電機) 11 界磁極に設けられた凹部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内側に複数の界磁極を有する筒状のヨーク
    と、前記各界磁極の周方向からそれぞれ前記各界磁極に
    巻き付けられた断面が平角形状の平角導体とを備え、こ
    の平角導体の層間が絶縁された回転電機の固定子であっ
    て、 前記平角導体の一端部は、前記各界磁極にそれぞれ電気
    的に接続され、前記一端部側から前記各界磁極にそれぞ
    れ巻き付けられ、 前記平角導体の他端部は、隣の界磁極に巻き付けられた
    隣の平角導体の他端部の近傍に引き出され、前記界磁極
    と前記隣の界磁極との間に配置されることを特徴とする
    回転電機の固定子。
  2. 【請求項2】請求項1の回転電機の固定子において、 前記界磁極の軸方向の端面には、凹部が設けられ、この
    凹部内に前記平角導体の一端部が係合した状態で前記平
    角導体が前記界磁極に巻き付けられたことを特徴とする
    回転電機の固定子。
  3. 【請求項3】内側に複数の界磁極を有する筒状のヨーク
    を前記界磁極毎に分割した形状を呈する複数の分割ヨー
    クと、前記各界磁極にそれぞれ巻き付けられる断面が平
    角形状の平角導体とを準備し、 前記各界磁極に前記平角導体の一端部をそれぞれ接地し
    て、前記平角導体を前記各界磁極にそれぞれ巻き付け、 前記平角導体が巻き付けられた前記界磁極を有する前記
    複数の分割ヨークを筒状に連結し、前記平角導体の他端
    部を隣の界磁極に巻き付けられた隣の平角導体の他端部
    に接続することを特徴とする回転電機の固定子の製造方
    法。
  4. 【請求項4】請求項3の回転電機の固定子の製造方法に
    おいて、 前記平角導体は、前記界磁極を回転させて、前記界磁極
    に巻き付けられることを特徴とする回転電機の固定子の
    製造方法。
JP5056596A 1996-03-07 1996-03-07 回転電機の固定子およびその製造方法 Pending JPH09247882A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010022153A (ja) * 2008-07-11 2010-01-28 Hitachi Koki Co Ltd 電動工具
WO2011125145A1 (ja) * 2010-04-05 2011-10-13 三菱電機株式会社 回転電機およびその製造方法

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