JPH09247807A - 車両用電源装置 - Google Patents

車両用電源装置

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JPH09247807A
JPH09247807A JP8049226A JP4922696A JPH09247807A JP H09247807 A JPH09247807 A JP H09247807A JP 8049226 A JP8049226 A JP 8049226A JP 4922696 A JP4922696 A JP 4922696A JP H09247807 A JPH09247807 A JP H09247807A
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power supply
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load
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Akira Kozuka
彰 小塚
Toru Aisaka
亨 逢坂
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Toshiba Transport Engineering Inc
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Toshiba Corp
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルタコンデンサの容量を増やさずに入力
中断直後の負荷への給電続時間を延す。 【解決手段】 直流入力が一時的に中断された時、ゲー
ト制御手段7が回転機負荷5の接続されているインバー
タ回路Bに対するゲート制御を停止し、他のインバータ
回路A,Cのゲート制御を継続することにより、ゲート
制御が停止されたインバータ回路Bに接続されている回
転機負荷5は入力電力の喪失によって機械的な慣性力で
回転を続けて発電を行い、回生電力をインバータ回路B
のフライホイールダイオードを通じてフィルタコンデン
サ側に戻すようにして、ゲート制御を継続している他の
インバータ回路A,Cを通じてそれらに接続されている
負荷3,4に対して、フィルタコンデンサ2が蓄積して
いるエネルギに加えて回転機負荷5の回生電力をも供給
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインバータ回路を有
する車両用電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、車両用電源装置として電動発電機
に代えて、半導体素子を利用した静止形のものが広く使
用されるようになってきている。この静止形電源装置に
は、架線電源が直流である場合には3相交流に変換する
インバータ方式が用いられ、また架線電源が交流である
場合には整流回路やコンバータでいったん所定電圧の直
流に変換した後にインバータによって再度、交流に変換
する方式が用いられる。
【0003】ところで、車両用電源装置の場合、車両の
制御電源、灯回路へ給電する責務を持っているため、パ
ンタグラフの離線程度の時間、電源入力が中断してもこ
れらの制御電源、灯回路のような重要負荷に対して電力
を供給し続けることが要求される。
【0004】この点、従来の電動発電機の場合には、入
力電圧の中断があっても発電機自体の慣性力によって回
転を続け、負荷に電力を供給し続けることができたが、
半導体素子を利用した静止形電源装置の場合には応答特
性が高速であるゆえに、反面、瞬間的な電源電圧の中断
でも電力変換を停止してしまう問題点があり、これを避
けるために、インバータ回路の直流入力側にフィルタコ
ンデンサを設け、瞬間的な電源電圧の中断時にはフィル
タコンデンサに蓄えられている電荷を放出することによ
ってインバータ回路に電力を供給し続ける構成にしてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
半導体素子を利用した静止形の車両用電源装置の場合、
電源入力が中断した時に負荷へ電力を供給し続けられる
時間を延すためにはフィルタコンデンサの容量を大きな
ものにする必要があり、結果として、装置のサイズが大
きくなり、サイズ的な制約が大きい車両用電源装置の場
合、そのサイズを小型化することが大きな課題となって
いた。
【0006】本発明はこのような従来の技術的課題を解
決するためになされたもので、従来サイズを維持したま
ま電源入力の中断時に負荷へ電力を供給し続けられる時
間を長くし、あるいはフィルタコンデンサの容量を小さ
くして従来と同じ時間だけ電力を供給し続ることができ
てサイズの小型化が図れる車両用電源装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の車両用
電源装置は、直流入力に接続されたフィルタコンデンサ
と、フィルタコンデンサに直流側が並列に接続された複
数のインバータ回路と、複数のインバータ回路の少なく
とも1つの交流側に接続された回転機負荷と、フィルタ
コンデンサの直流入力の中断を検出する入力中断検出手
段と、入力中断検出手段が直流入力の中断を検出した時
に回転機負荷が接続されているインバータ回路のゲート
制御を停止するゲート制御手段とを備えたものである。
【0008】この請求項1の発明の車両用電源装置で
は、交流電源が電力変換されて直流入力となったその直
流入力、あるいは直流電源の直接の入力が一時的に中断
された時、入力中断検出手段がフィルタコンデンサの直
流入力の中断を検出し、ゲート制御手段が回転機負荷の
接続されているインバータ回路に対するゲート制御を停
止し、他のインバータ回路のゲート制御を継続する。
【0009】これによって、ゲート制御が停止されたイ
ンバータ回路に接続されている回転機負荷は入力電力の
喪失によって機械的な慣性力で回転を続けて発電を行
い、回生電力をインバータ回路にその交流側から戻し始
める。そしてゲート制御が停止されたインバータ回路で
はフライホイールダイオードを通じて回生電力を交流−
直流変換してフィルタコンデンサに戻す。
【0010】したがって、直流入力が中断してもフィル
タコンデンサに回転機負荷から回生電力を供給し、ゲー
ト制御を継続している他のインバータ回路を通じてそれ
らのインバータ回路に接続されている負荷に対して、フ
ィルタコンデンサが蓄積しているエネルギに加えて回生
電力をも供給することができ、負荷への電力供給継続時
間を延すことができる。
【0011】請求項2の発明は、請求項1の車両用電源
装置において、直流入力中断検出手段が直流入力の中断
を検出した時に、ゲート制御手段が複数のインバータ回
路のうち、交流側に特定の重要負荷が接続されているも
のを除いて他のインバータ回路のゲート制御を停止する
ようにしたものである。
【0012】この請求項2の発明の車両用電源装置で
は、直流入力が中断した時に特定の重要負荷に対してフ
ィルタコンデンサの蓄積エネルギと共に回転機負荷の回
生電力を供給することにより、その電力供給継続時間を
延す。
【0013】請求項3の発明は、請求項1又は2の車両
用電源装置において、入力中断検出手段が直流入力の中
断を検出した時に、ゲート制御手段がゲート制御を継続
するインバータ回路に対してその出力電圧又は周波数を
低下させるゲート制御に切替えるようにしたものであ
る。
【0014】この請求項3の発明の車両用電源装置で
は、直流入力が中断した時に回転機負荷以外の負荷、あ
るいは特定の重要負荷に対してフィルタコンデンサの蓄
積エネルギと共に回転機負荷の回生電力をその電圧又は
周波数を低下させて供給することにより、その電力供給
継続時間をいっそう延す。
【0015】請求項4の発明の車両用電源装置は、交流
入力に対して接続された回転機負荷と、交流入力に対し
て回転機負荷と並列に接続された、交流入力、交流出力
方式のインバータ回路と、交流入力の中断を検出する入
力中断検出手段と、入力中断検出手段が交流入力の中断
を検出した時にインバータ回路のゲート制御を継続する
ゲート制御手段とを備えたものである。
【0016】この請求項4の発明の車両用電源装置で
は、交流入力が一時的に中断された時にもゲート制御手
段がインバータ回路のゲート制御を継続することによ
り、交流入力にインバータ回路と共に接続されている回
転機負荷が交流入力の喪失によって機械的な慣性力で回
転を続けて発電を行い、回生電力をゲート制御を継続し
ているインバータ回路を通じて負荷に対して供給するこ
とができ、入力中断時の負荷への電力供給継続時間を延
すことができる。
【0017】請求項5の発明は、請求項4の車両用電源
装置において、交流入力に並列に接続された複数のイン
バータ回路と、入力中断検出手段が交流入力の中断を検
出した時に複数のインバータ回路のうち、交流側に特定
の重要負荷が接続されているものを除いて他のインバー
タ回路のゲート制御を停止するゲート制御手段とを備え
たものである。
【0018】この請求項5の発明の車両用電源装置で
は、交流入力が中断した時に特定の重要負荷に対して回
転機負荷の回生電力を供給することにより、その電力供
給継続時間を延す。
【0019】請求項6の発明は、請求項4又は5の車両
用電源装置において、入力中断検出手段が交流入力の中
断を検出した時に、ゲート制御手段がゲート制御を継続
するインバータ回路に対してその出力電圧又は周波数を
低下させるゲート制御に切替えるようにしたものであ
る。
【0020】この請求項6の発明の車両用電源装置で
は、交流入力が中断した時に全負荷あるいは重要負荷に
対して回転機負荷の回生電力をその電圧又は周波数を低
下させて供給することにより、その電力供給継続時間を
いっそう延す。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて詳説する。図1は請求項1の発明の車両用電源
装置の共通する実施の形態の回路構成を示している。直
流架線からパンタグラフを通じて直流電力を取込んで出
力し、あるいは交流架線からパンタグラフを通じて交流
電力を取込み、変圧、順変換して直流を出力する電源回
路1の出力側にフィルタコンデンサ2を接続し、このフ
ィルタコンデンサ2に対して複数台、ここでは3台のイ
ンバータ回路A,B,Cを並列に接続し、インバータ回
路A,Cそれぞれには負荷3,4それぞれを接続し、イ
ンバータ回路Bには誘導電動機のような回転機負荷5を
接続してある。
【0022】電源入力の中断を検出するために電流検出
器6が、電源回路1の直流出力に設置してある。またイ
ンバータ回路A,B,Cを個別にゲート制御するゲート
制御回路7が設置してあり、電流検出器6の信号CTを
このゲート制御回路7に入力して電源入力の中断を判定
するようにしてある。
【0023】これらのインバータ回路A,B,C各々は
図2に示す内部構成であり、3相の可変電圧可変周波数
インバータであって、ゲート制御回路7によってゲート
制御を受けるGTOサイリスタのような半導体スイッチ
ング素子8とフライホイールダイオード9を1組とする
3相構成である。
【0024】このインバータ回路A,B,Cそれぞれ
は、通常動作時にはゲート制御回路7による半導体スイ
ッチング素子8のゲート制御によって直流側から供給さ
れ直流電力を可変電圧、可変周波数の交流電力に変換し
て交流側からそれぞれの負荷3,4,5へ出力する。そ
してゲート制御回路7によるゲート制御を停止すること
によって電力変換を停止するが、この時に交流負荷側か
ら回生電力が与えられると、フライホイールダイオード
9を通じて直流側、つまりフィルタコンデンサ2側に直
流電力を出力する交流−直流変換作用も行う。
【0025】次に、上記構成の車両用電源装置の動作に
ついて説明する。通常時、電源回路1から出力される直
流電力でフィルタコンデンサ2を充電しておき、また直
流電力をインバータ回路A,B,Cに供給し、ゲート制
御回路7によるゲート制御によってインバータ回路A,
B,Cそれぞれが直流入力を所定電圧、所定周波数の交
流電力に変換して負荷3,4,5それぞれに出力する。
【0026】ここでいま図3に示すように電源回路1に
対する交流入力又は直流入力が中断した時には、電源回
路1からフィルタコンデンサ2とインバータ回路A,
B,Cに対する直流入力が中断する。電流検出器6はこ
の信号CTをゲート制御回路7に入力し、ゲート制御回
路7は電源中断と判定して、回転機負荷5に対するイン
バータ回路Bのゲート制御だけを停止し、他のインバー
タ回路A,Cに対してはゲート制御を継続する。
【0027】これによって、インバータ回路Bから電力
の供給が停止された回転機負荷5は機械的な慣性力によ
って回転を継続し、発電機となって回生電力を逆にイン
バータ回路Bに戻すことになる。インバータ回路Bでは
この回生電力をフライホイールダイオード9によって直
流に変換してフィルタコンデンサ2側に出力する。
【0028】この結果、この第1の実施の形態では、ゲ
ート制御が継続されているインバータ回路A,Cに対し
ては、電源中断によりそれまでのフィルタコンデンサ2
に蓄積されていたエネルギを供給して直流−交流変換を
継続して負荷3,4に電力を供給し続け、その上、回生
電力をもこれらのインバータ回路A,Cに供給し、フィ
ルタコンデンサ2の蓄積エネルギだけで賄う時よりも負
荷3,4への電力供給継続時間を延すことができる。
【0029】次に、請求項2の発明の車両用電源装置の
実施の形態について説明する。上記の第1の実施の形態
では、回転機負荷5に接続されるインバータ回路Bのゲ
ート制御だけを停止するようにしたが、負荷の中には制
御回路電源や灯回路のように特に重要な負荷があるの
で、電源中断時に他の負荷への電源供給を停止しても重
要負荷だけにはできる限り長い時間、電力供給を継続す
る必要がある。
【0030】そこでこの第2の実施の形態では、図4に
示すように、負荷3だけが重要負荷である場合には、電
源中断検出時に回転機負荷5が接続されているインバー
タ回路Bと共に通常負荷4が接続されているインバータ
回路Cについてもゲート制御を停止し、重要負荷3が接
続されているインバータ回路Aだけ、そのゲート制御を
継続する構成にする。
【0031】これによって系全体の消費電力を小さくす
ることによって重要負荷3への給電継続時間をいっそう
長くすることができる。
【0032】次に、請求項3の発明の車両用電源装置の
実施の形態について説明する。インバータ回路A,B,
Cそれぞれについて、あるいは少なくとも電源中断時に
ゲート制御を継続しようとするインバータ回路(上記の
第1の実施の形態ではインバータ回路A,C、第2の実
施の形態ではインバータ回路A)について、可変電圧可
変周波数形のインバータ回路を採用し、ゲート制御回路
7によるゲート制御を出力電圧、出力周波数が所定幅だ
け低減するような制御に切替える構成にする。
【0033】これによって、電源中断時に給電を継続す
る負荷に対する給電継続時間をさらに延すことができ
る。
【0034】なお、上記の各実施の形態ではインバータ
回路を3台設置しているが、この台数が制限されること
はない。
【0035】また上記の第1〜第3の実施の形態それぞ
れにおいて、電源中断後にゲート制御回路7がインバー
タ回路に対して行うゲート制御継続時間に制限を設け、
パンタグラフが架線から離線する時の許容時間である
0.3sec程度に制限し、それ以上の中断時には全イ
ンバータ回路A,B,Cのゲート制御を停止する機能を
追加することができる。
【0036】次に、請求項4の発明の車両用電源装置の
実施の形態を図5及び図6に基づいて説明する。この第
4の実施の形態の特徴は、交流架線からパンタグラフを
通じて取得される交流電源に対して回転機負荷11を接
続し、この回転機負荷11と共に、例えばサイクロコン
バータのような交流入力、交流出力方式のインバータ回
路D,Eを交流電源に並列に接続し、交流電源の入力の
中断を検出する入力中断検出回路12を設置して、イン
バータ回路D,Eのゲート制御を行うゲート制御回路1
3にこの入力中断検出回路12から入力中断信号CTを
入力するようにした点にある。インバータ回路D,Eそ
れぞれには負荷14,15が接続されている。
【0037】次に、上記構成の車両用電源装置の動作に
ついて説明する。通常時には、交流電源は回転機負荷1
1に供給され、また同時にインバータ回路D,Eに供給
され、インバータ回路D,Eそれぞれは交流入力を所定
電圧、所定周波数の交流に変換して負荷14,15に給
電する。
【0038】いま交流架線からパンタグラフが離線する
ような理由で一時的に交流電源が中断すれば、入力中断
検出回路12は電源中断信号CTをゲート制御回路13
に与える。ゲート制御回路13はこの電源中断信号CT
を受けると、所定の時間、例えば0.3secの間はイ
ンバータ回路D,Eそれぞれのゲート制御を継続する。
【0039】この時に、交流電源から直接には交流入力
を受けないが、電源中断時に機械的な慣性力によって回
転し続ける回転機負荷11が回生電力を発生し、インバ
ータ回路D,Eに供給する。したがって、インバータ回
路D,Eのゲート制御によってこの回生電力を所定電
圧、所定周波数の交流に変換して引続き負荷14,15
に供給し続けることができるようになる。
【0040】次に、請求項5の発明の実施の形態を図6
に基づいて説明する。この第5の実施の形態は図5に示
した回路構成であるが、ゲート制御回路13は入力中断
検出回路12から中断検出信号CTを受信した時に、制
御回路電源や灯回路のような重要負荷14が接続されて
いるインバータ回路Dのゲート制御だけを継続し、通常
負荷15が接続されているインバータ回路E側のゲート
制御を停止する機能を備えている。
【0041】したがって、いま交流架線からパンタグラ
フが離線するような理由で一時的に交流電源が中断すれ
ば、入力中断検出回路12は電源中断信号CTをゲート
制御回路13に与える。ゲート制御回路13はこの電源
中断信号CTを受けると、所定の時間、例えば0.3s
ecの間は重要負荷14が接続されているインバータ回
路Dのゲート制御を継続し、通常負荷15が接続されて
いるインバータ回路Eのゲート制御を停止する。
【0042】これによって、電源中断時に機械的な慣性
力によって回転し続ける回転機負荷11が発生する回生
電力を、インバータ回路Dが電力変換して重要負荷14
に電力を供給するようになり、電源中断時にも重要負荷
への給電を継続することができるようになる。
【0043】次に、請求項6の発明の車両用電源装置の
実施の形態について説明する。この第6の実施の形態
は、図5に示した車両用電源装置においてインバータ回
路D,Eに可変電圧可変周波数のものを採用し、入力中
断検出回路12が交流入力の中断を検出した時に、ゲー
ト制御回路13がゲート制御を継続するインバータ回路
DまたはEに対してその出力電圧又は周波数を低下させ
るゲート制御に切替えるようにしたものである。
【0044】これによって、電源中断時に給電を継続す
る負荷に対する給電継続時間をさらに延すことができ
る。
【0045】なお、上記の各実施の形態ではインバータ
回路を2台設置しているが、この台数が制限されること
はない。
【0046】また上記の第4〜第6の実施の形態それぞ
れにおいて、電源中断後にゲート制御回路13がインバ
ータ回路D,Eに対して行うゲート制御継続時間に制限
を設け、パンタグラフが架線から離線する時の許容時間
である0.3sec程度に制限し、それ以上の中断時に
は全インバータ回路D,Eのゲート制御を停止する機能
を追加することができる。
【0047】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
直流入力が一時的に中断された時、ゲート制御手段が回
転機負荷の接続されているインバータ回路に対するゲー
ト制御を停止し、他のインバータ回路のゲート制御を継
続するので、ゲート制御が停止されたインバータ回路に
接続されている回転機負荷は入力電力の喪失によって機
械的な慣性力で回転を続けて発電を行い、回生電力をイ
ンバータ回路のフライホイールダイオードを通じてフィ
ルタコンデンサ側に戻すことができ、ゲート制御を継続
している他のインバータ回路を通じてそれらのインバー
タ回路に接続されている負荷に対して、フィルタコンデ
ンサが蓄積しているエネルギに加えて回転機負荷の回生
電力をも供給することができ、フィルタコンデンサの容
量を増やさずに入力中断直後の負荷への電力供給継続時
間を延すことができる。
【0048】請求項2の発明によれば、直流入力が中断
した時に特定の重要負荷に対してフィルタコンデンサの
蓄積エネルギと共に回転機負荷の回生電力を供給するの
で、フィルタコンデンサの容量を増やさずに入力中断直
後の電力供給継続時間を延すことができる。
【0049】請求項3の発明によれば、直流入力が中断
した時に回転機負荷以外の負荷、あるいは特定の重要負
荷に対してフィルタコンデンサの蓄積エネルギと共に回
転機負荷の回生電力をその電圧又は周波数を低下させて
供給するので、フィルタコンデンサの容量を増やさずに
入力中断直後の電力供給継続時間をいっそう延すことが
できる。
【0050】請求項4の発明によれば、交流入力が一時
的に中断された時にもゲート制御手段がインバータ回路
のゲート制御を継続するので、交流入力にインバータ回
路と共に接続されている回転機負荷が機械的な慣性力で
回転を続けて発電を行い、回生電力をインバータ回路を
通じて負荷に供給することができ、交流入力が中断した
直後の負荷への電力供給継続時間を延すことができる。
【0051】請求項5の発明によれば、交流入力が中断
した時に特定の重要負荷に対して回転機負荷の回生電力
を供給するので、その電力供給継続時間を延すことがで
きる。
【0052】請求項6の発明によれば、交流入力が中断
した時に全負荷あるいは重要負荷に対して回転機負荷の
回生電力をその電圧又は周波数を低下させて供給するの
で、その電力供給継続時間をいっそう延すことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の回路ブロック図。
【図2】上記の実施の形態のインバータ回路のブロック
図。
【図3】上記の実施の形態のゲート制御回路の動作を示
すタイミングチャート。
【図4】本発明の第2の実施の形態のゲート制御回路の
動作を示すタイミングチャート。
【図5】本発明の第4の実施の形態の回路ブロック図。
【図6】本発明の第5の実施の形態のゲート制御回路の
動作を示すタイミングチャート。
【符号の説明】
1 電源回路 2 フィルタコンデンサ 3 負荷 4 負荷 5 回転機負荷 6 電流検出器 7 ゲート制御回路 8 半導体スイッチング素子 9 フライホイールダイオード 11 回転機負荷 12 入力中断検出回路 13 ゲート制御回路 14 負荷 15 負荷 A,B,C インバータ回路 D,E インバータ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02M 7/48 9181−5H H02M 7/48 M 7/72 9181−5H 7/72 (72)発明者 逢坂 亨 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流入力に接続されたフィルタコンデン
    サと、 前記フィルタコンデンサに直流側が並列に接続された複
    数のインバータ回路と、 前記複数のインバータ回路の少なくとも1つの交流側に
    接続された回転機負荷と、 前記フィルタコンデンサの直流入力の中断を検出する入
    力中断検出手段と、 前記入力中断検出手段が前記直流入力の中断を検出した
    時に前記回転機負荷が接続されているインバータ回路の
    ゲート制御を停止するゲート制御手段とを備えて成る車
    両用電源装置。
  2. 【請求項2】 前記直流入力中断検出手段が前記直流入
    力の中断を検出した時に、前記ゲート制御手段が前記複
    数のインバータ回路のうち、交流側に特定の重要負荷が
    接続されているものを除いて他のインバータ回路のゲー
    ト制御を停止することを特徴とする請求項1記載の車両
    用電源装置。
  3. 【請求項3】 前記入力中断検出手段が前記直流入力の
    中断を検出した時に、前記ゲート制御手段が前記ゲート
    制御を継続するインバータ回路に対してその出力電圧又
    は周波数を低下させるゲート制御に切替えることを特徴
    とする請求項1又は2記載の車両用電源装置。
  4. 【請求項4】 交流入力に対して接続された回転機負荷
    と、 前記交流入力に対して前記回転機負荷と並列に接続され
    た、交流入力、交流出力方式のインバータ回路と、 前記交流入力の中断を検出する入力中断検出手段と、 前記入力中断検出手段が前記交流入力の中断を検出した
    時に前記インバータ回路のゲート制御を継続するゲート
    制御手段とを備えて成る車両用電源装置。
  5. 【請求項5】 前記交流入力に対して前記回転機負荷と
    並列に接続された、 交流入力、交流出力方式の複数のインバータ回路と、 前記入力中断検出手段が前記交流入力の中断を検出した
    時に前記複数のインバータ回路のうち、交流出力側に特
    定の重要負荷が接続されているものを除いて他のインバ
    ータ回路のゲート制御を停止するゲート制御手段とを備
    えて成る請求項4記載の車両用電源装置。
  6. 【請求項6】 前記入力中断検出手段が前記交流入力の
    中断を検出した時に、前記ゲート制御手段が前記ゲート
    制御を継続するインバータ回路に対してその出力電圧又
    は周波数を低下させるゲート制御に切替えることを特徴
    とする請求項4又は5記載の車両用電源装置。
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