JPH09247616A - デジタル放送受信方法 - Google Patents

デジタル放送受信方法

Info

Publication number
JPH09247616A
JPH09247616A JP8085910A JP8591096A JPH09247616A JP H09247616 A JPH09247616 A JP H09247616A JP 8085910 A JP8085910 A JP 8085910A JP 8591096 A JP8591096 A JP 8591096A JP H09247616 A JPH09247616 A JP H09247616A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
receiver
information
recording device
digital
digital broadcast
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8085910A
Other languages
English (en)
Inventor
Masazumi Yamada
山田  正純
Akira Iketani
章 池谷
Tadashi Kunihira
宰司 國平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP8085910A priority Critical patent/JPH09247616A/ja
Publication of JPH09247616A publication Critical patent/JPH09247616A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Television Systems (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 視聴者がデジタル放送の番組を記録装置に記
録し、再生する場合に、著作権者の利益を損なわないよ
う、課金やコピー禁止を適切に行うこと。 【解決手段】 送信局1AのTVサーバ6が番組データ
を送出するとき、視聴許可情報生成器7は視聴許可情報
を挿入すると共に、記録装置特定情報生成器12は番組
を記録できる記録装置の限定を行う。スクランブラ8に
より番組データがスクランブルされて放送される。受信
機2Aにおいて、視聴許可情報抽出器により視聴許可が
出ると、デスクランブラとデマルチプレクサを介して選
択番組が再生される。ユーザが受信番組を記録装置3A
に記録したいとき、記録許可情報抽出器が記録許可の有
無を検出し、記録可であればデジタルインターフェース
を介して番組データを記録装置3Aに記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に送信局と受信
機と記録装置とからなり、特に伝送記録再生可能な信
号、及び伝送経路を規制するデジタル放送受信方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】デジタル放送受信方法とは、複数チャン
ネルの映像、音声、テキストデータ等を多重化し、これ
らの情報をデジタルデータの形式で放送信号に変換し、
衛星放送、地上波、CATVなどの伝送媒体を用いて放
送し、一般の視聴者又は契約視聴者に対して上記の情報
を提供するシステムである。このようなデジタル放送受
信方法において、従来から提案されているシステムの構
成例を図15及び図16に示す。
【0003】図15において送信局1は、複数チャンネ
ルの映像、音声、テキストデータ等を多重化して、デジ
タル放送信号に変換して送信する送信局である。送信局
1は、コントローラ4、モデム5、TV信号サーバ6、
視聴許可情報生成器7、スクランブラ8、パケット化器
9、マルチプレクサ10、変調送信部11を含んで構成
される。
【0004】図16に示す受信機2は、送信局1から衛
星放送、地上波、CATVなどの伝送媒体を介して放送
されたデジタル放送信号を受信する受信機であり、一般
の視聴者又は契約視聴者の所に設置される。受信機2
は、受信復調部21、視聴許可情報抽出器22、デスク
ランブラ23、デマルチプレクサ24、モデム25、個
別情報メモリ26、比較器27、コントローラ28、音
声デコーダ29、映像デコーダ30、テキストデコーダ
31、デジタルインターフェース32を含んで構成され
る。
【0005】図15の記録装置3は、受信機2で受信さ
れた番組データを記録媒体に記録したり、記録された番
組データを再生する装置である。記録装置3にはデジタ
ルインターフェース41が設けられている。
【0006】このように構成されたデジタル放送受信方
法の動作を説明する。送信局1では、コントローラ4が
動作を開始すると、番組データを蓄積してあるTV信号
サーバ6から、送信しようとする番組のデジタル情報が
読み出される。視聴許可情報生成器7は、各ユーザごと
の視聴を許可するか否かを示す信号である視聴許可情報
を生成する。大半の番組は有料であり、契約した視聴者
の所でのみ番組が復調されるようにしている。番組のジ
ャンルやその価値等に応じて課金が行われる。
【0007】視聴許可情報生成器7は、一般的にはコン
トローラ4内に記憶している各ユーザのIDに対応し
て、その番組に関する視聴許可を記載した視聴許可情報
を生成する。パケット化器9は視聴許可情報を所定のパ
ケットに挿入し、マルチプレクサ10に出力する。スク
ランブラ8は番組が有料の場合にTV信号サーバ6から
のデジタル情報をスクランブル化する。
【0008】このときスクランブルに対して、スクラン
ブルそのものを解く第1の鍵、第1の鍵が収納されたパ
ケットを特定する情報(第2の鍵)、更に第1の鍵自身
をスクランブルした第3の鍵が設定されているものとす
る。これらの第1〜第3の鍵及び視聴許可情報などが、
例えばECM、EMMと呼ばれる所定のMPEG信号の
形式で生成される。マルチプレクサ10は、コントロー
ラ4の指示によりMPEG形式で生成した各番組のパケ
ットを特定するためのテーブル情報や、前述のスクラン
ブル鍵等(第1〜第3の鍵)の情報、視聴許可情報を含
む情報を併せて多重化し、デジタル放送信号に変換す
る。またマルチプレクサ10は、複数の番組のパケット
を多重化する場合もある。多重化されたデジタル放送信
号は変調送信部11に出力され、衛星放送、地上波、C
ATVなどの伝送媒体に応じて所定の方法で変調されて
放送又は伝送される。
【0009】次に受信機2の動作を説明する。ケーブル
又はアンテナで受信したデジタル放送信号は受信復調部
21により復調される。一方、コントローラ28は受信
復調部21からスクランブルされていないテーブル情報
を抽出する。このテーブル情報はデジタル放送信号中の
番組に関する情報をユーザに知らせるためのものであ
る。ユーザが番組を選択すると、デスクランブラ23は
受信機内のICカード等の個別情報メモリ26に記録さ
れている個別情報と、視聴許可情報のうち各ユーザに対
応する部分を用いてスクランブル鍵を解読する。そして
得られたスクランブル鍵で、選択した番組のデジタル放
送信号のスクランブルを解く。
【0010】視聴許可情報のうち、視聴に対する課金情
報が存在する場合には、ユーザに視聴に伴う料金を表示
する。ユーザが視聴を選択しなければ、デスクランブル
操作は行なわれない。ユーザが視聴を選択すれば、デス
クランブル操作が行われ、視聴に対する課金料金が個別
情報メモリ26の所定の領域に加算される。個別情報メ
モリ26中の課金料金情報は、定期的にモデム25とモ
デム5とを介して送信局1に吸い上げられる。
【0011】コントローラ28は得られたテーブル情報
によってデジタル放送信号のパケットの選定をデマルチ
プレクサ24に指示する。デマルチプレクサ24はこの
指示に従って、パケット形式を解体しながら音声データ
のビットストリームを音声デコーダ29に与え、映像デ
ータのビットストリームを映像デコーダ30に与え、テ
キストデータのビットストリームをテキストデコーダ3
1に与える。各デコーダ29〜31は夫々のデータを復
号して図示しないモニタに番組内容を再生する。
【0012】番組を記録する一つの方法として、デスク
ランブル後の信号から見るために、選択した番組のパケ
ットをコントローラ28により指定し、デマルチプレク
サ24により指定のパケットを選択して、デジタルイン
ターフェース32に出力するという方法がある。この方
法では記録されるパケットは全てスクランブルが解かれ
た形式で記録装置3により記録されることになる。
【0013】受信機2のデジタルインターフェース32
はデマルチプレクサ24から与えられたパケットを所定
の伝送形式にてデータを変換して出力する。そして記録
装置3のデジタルインターフェース41は伝送形式から
元の形式のパケットに戻し、記録装置3に内蔵された記
録機器に出力する。このようにデジタルインターフェー
ス32、41を通して記録すべきパケットを受け取り、
記録機器に所定のフォーマットでデータを記録する。
【0014】記録装置3の再生動作について簡単に説明
する。再生時には記録機器に入力されたタイミングを復
元しつつ、各パケットを再生してデジタルインターフェ
ース41に与える。受信機2はデジタルインターフェー
ス32を通して再生されたパケットを受け取り、そのパ
ケットをデマルチプレクサ24に与える。コントローラ
28は、前述したように送信局1から直接受信した場合
の手順と同様に、テーブル情報によってデジタル放送信
号のパケットを選定するようデマルチプレクサ24に指
示する。デマルチプレクサ24はこの指示に従ってパケ
ット形式のデータを解体しながら各データのビットスト
リームを音声デコーダ29、映像デコーダ30、テキス
トデコーダ31に送る。各デコーダ29〜31は夫々デ
ータを復号して番組内容を再生する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のデジタル放送受信方法にでは、放送された番
組を記録装置に記録する場合に、有料番組に対する課金
やコピー禁止を適切に行なえないという欠点を有してい
た。例えば、パケットは全てスクランブルが解かれた形
式で記録装置3に記録されるため、一旦記録した番組を
何度でも見ることが可能で、さらにコピーして再配布す
ることも可能である。放送番組がデジタルである限り、
記録再生を繰り返してもデータの劣化を伴わない。この
ことは番組データの著作権者の利益を損なう。更に放送
局は一旦記録された番組に対しては、何度再生されても
課金できないという問題点があった。
【0016】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたものであって、有料番組に対しては、ユーザが
記録装置にその番組データを記録できないようにする
か、又は番組データを記録しても、記録データをそのま
ま再生して番組を享受できないようにすることを目的と
する。更に番組データの著作権者の利益を損なわないよ
うにするため、ユーザが受信機を用いて記録装置で番組
データの再生を行った場合、放送局が課金を行なうこと
をも可能にするデジタル放送受信方法を実現することを
目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るため、本願の請求項1記載の発明は、デジタル放送信
号を送信する送信局と、前記デジタル放送信号を受信す
る受信機と、前記受信機に接続され前記デジタル放送信
号の番組データを記録再生するデジタル記録装置とから
なるデジタル放送受信システムにおけるデジタル放送受
信方法であって、前記送信局が、デジタル放送信号中の
所定の番組を記録できる前記デジタル記録装置を特定す
る記録装置特定情報を生成し、前記送信局が前記記録装
置特定情報をデジタル放送信号に加えて送信し、前記受
信機が受信したデジタル放送信号から前記記録装置特定
情報を抽出し、前記受信機が得られた前記記録装置特定
情報と前記デジタル記録装置の個別情報とを比較し、前
記比較の結果、夫々の情報が一致すれば前記受信機から
前記デジタル記録装置に番組データを出力することを許
可することを特徴とするものである。
【0018】このような方法により、送信局より送信さ
れた記録装置特定情報と、受信機に接続された記録装置
の特定情報とが一致した場合に、番組データの記録が許
可される。特定情報が一致しない場合は、受信機で番組
の視聴のみが許可される。番組記録に対する課金は個別
情報メモリに記録され、送信局にそのデータが吸い取ら
れる。
【0019】また本願の請求項2記載の発明は、デジタ
ル放送信号を送信する送信局と、前記デジタル放送信号
を受信する受信機と、前記受信機に接続され前記デジタ
ル放送信号の番組データを記録再生するデジタル記録装
置とからなるデジタル放送受信システムにおけるデジタ
ル放送受信方法であって、前記送信局が、デジタル放送
信号中の所定の番組を再生できる前記受信機を特定する
再生受信機特定情報を生成し、前記送信局が前記再生受
信機特定情報をデジタル放送信号に加えて送信し、前記
受信機の受信したデジタル放送信号の番組データを前記
デジタル記録装置が記録するとき、前記受信機が抽出し
た前記再生受信機特定情報を番組データに付加して前記
デジタル記録装置に出力し、前記受信機が前記デジタル
記録装置から番組データを取り出すとき、再生データか
ら前記再生受信機特定情報を抽出し、抽出した前記再生
受信機特定情報と前記受信機の個別情報とを比較し、前
記比較の結果、夫々の情報が一致すれば前記受信機が番
組データを再生することを許可することを特徴とするも
のである。
【0020】このような方法により、送信局より送信さ
れた再生受信機特定情報と、番組の再生に用いる受信機
の特定情報とが一致した場合に、番組データの再生が許
可される。特定情報が一致しない場合は、受信機で番組
の視聴のみが許可される。番組再生に対する課金は個別
情報メモリに記録され、送信局にそのデータが吸い取ら
れる。
【0021】また本願の請求項3記載の発明は、デジタ
ル放送信号を送信する送信局と、前記デジタル放送信号
を受信する受信機と、前記受信機に接続され前記デジタ
ル放送信号の番組データを記録再生するデジタル記録装
置とからなるデジタル放送受信システムにおけるデジタ
ル放送受信方法であって、前記送信局は、前記受信機が
前記デジタル記録装置より番組データを再生できるよう
にする前記受信機の個別情報を含む再生許可情報を生成
し、前記送信局が前記再生許可情報をデジタル放送信号
に加えて送信し、前記受信機が受信したデジタル放送信
号から番組データと再生許可情報を取り出し、前記デジ
タル記録装置に記録し、前記デジタル記録装置は再生時
に再生データから前記再生許可情報を抽出して前記再生
許可情報と現在接続されている前記受信機の個別情報と
を比較し、前記比較の結果、夫々の情報が一致すれば前
記デジタル記録装置が前記受信機に番組データを出力す
ることを許可することを特徴とするものである。
【0022】このような方法により、送信局より再生許
可情報が送信された場合、番組の記録時に用いた受信機
の特定情報と、番組の再生時に用いる受信機の特定情報
とが一致した場合に、番組データの再生が許可される。
特定情報が一致しない場合は、受信機で番組の視聴のみ
が許可される。番組再生に対する課金は個別情報メモリ
に記録され、送信局にそのデータが吸い取られる。
【0023】また本願の請求項4記載の発明は、デジタ
ル放送信号を送信する送信局と、前記デジタル放送信号
を受信する受信機と、前記受信機に接続され前記デジタ
ル放送信号の番組データを記録再生するデジタル記録装
置とからなるデジタル放送受信システムにおけるデジタ
ル放送受信方法であって、前記送信局は、前記受信機と
前記デジタル記録装置とのインターフェスの特性を規定
する伝送特定情報を生成し、前記送信局が前記伝送特定
情報をデジタル放送信号に加えて送信し、前記受信機が
受信したデジタル放送信号から番組データと前記伝送特
定情報を取り出し、前記受信機が番組データを前記デジ
タル記録装置に記録するとき、前記伝送特定情報を前記
デジタル記録装置に与えて記録し、前記デジタル記録装
置は再生時に再生データから前記伝送特定情報と前記受
信機の伝送特定情報を抽出し、前記デジタル記録装置
は、抽出した前記伝送特定情報と現在接続されている前
記受信機との伝送特定情報を比較し、前記比較の結果、
夫々の情報が一致すれば前記デジタル記録装置が前記受
信機に番組データを出力することを許可することを特徴
とするものである。
【0024】このような方法により、送信局より伝送特
定情報が送信されたとき、番組の記録時に使用した受信
機の特定情報と、番組の再生時に使用する記録装置の特
定情報とが一致した場合に、記録装置は受信機に対して
番組データの再生を許可する。特定情報が一致しない場
合は、受信機で番組の視聴のみが許可される。番組再生
に対する課金は個別情報メモリに記録され、送信局にそ
のデータが吸い取られる。
【0025】また本願の請求項5記載の発明は、デジタ
ル放送信号を送信する送信局と、前記デジタル放送信号
を受信する受信機と、前記受信機に接続され前記デジタ
ル放送信号の番組データを記録再生するデジタル記録装
置とからなるデジタル放送受信システムにおけるデジタ
ル放送受信方法であって、前記送信局は、前記受信機と
前記デジタル記録装置とのインターフェスの特性を規定
する伝送特定情報を生成し、前記送信局が前記伝送特定
情報をデジタル放送信号に加えて送信し、前記受信機が
受信したデジタル放送信号から番組データと前記伝送特
定情報を取り出し、前記受信機が番組データを前記デジ
タル記録装置に記録するとき、前記伝送特定情報を前記
デジタル記録装置に与えて記録し、前記受信機が前記デ
ジタル記録装置から番組データを取り出すとき、前記受
信機は再生データから前記伝送特定情報を抽出し、前記
受信機は、抽出した前記伝送特定情報と現在接続されて
いるデジタル記録装置の伝送特定情報を比較し、前記比
較の結果、夫々の情報が一致すれば前記受信機が前記デ
ジタル記録装置から番組データを取り出すことを許可す
ることを特徴とするものである。
【0026】このような方法により、送信局より伝送特
定情報が送信されたとき、番組の記録時に使用した受信
機の特定情報と、番組の再生時に使用する記録装置の特
定情報とが一致した場合に、受信機は記録した番組デー
タの再生を許可される。特定情報が一致しない場合は、
受信機で番組の視聴のみが許可される。番組再生に対す
る課金は個別情報メモリに記録され、送信局にそのデー
タが吸い取られる。
【0027】また本願の請求項6記載の発明は、デジタ
ル放送信号を送信する送信局と、前記デジタル放送信号
を受信する受信機と、前記受信機に接続され前記デジタ
ル放送信号の番組データを記録再生するデジタル記録装
置とからなるデジタル放送受信システムにおけるデジタ
ル放送受信方法であって、前記送信局は、前記受信機が
前記デジタル記録装置より番組データを再生できるよう
にする再生許可情報を生成し、前記送信局が前記再生許
可情報をデジタル放送信号に加えて送信し、前記受信機
が受信したデジタル放送信号から番組データと前記再生
許可情報を取り出し、番組データをスクランブルして前
記デジタル記録装置に記録し、前記受信機が前記デジタ
ル記録装置から番組データを取り出すとき、前記再生許
可情報があれば前記デジタル記録装置の再生データをデ
スクランブルして番組データを出力するようにしたこと
を特徴とするものである。
【0028】このような方法により、番組の記録時には
番組データをスクランブルして記録装置に記録する。記
録装置から番組データを取り出すとき、送信局より再生
許可情報が送信されていれば、再生データをデスクラン
ブルできるようにする。再生許可情報がなくても受信機
で番組の視聴はできる。番組再生に対する課金は個別情
報メモリに記録され、送信局にそのデータが吸い取られ
る。
【0029】また本願の請求項7記載の発明は、デジタ
ル放送信号をスクランブルして送信する送信局と、前記
デジタル放送信号を受信する受信機と、前記受信機に接
続され前記デジタル放送信号の番組データを記録再生す
るデジタル記録装置とからなるデジタル放送受信システ
ムにおけるデジタル放送受信方法であって、前記受信機
がデジタル放送信号を受信したとき、スクランブルを解
いたか否かを識別するデスクランブル履歴情報を生成
し、前記受信機が番組データを前記デジタル記録装置に
記録するとき、前記デスクランブル履歴情報をスクラン
ブル又は非スクランブルの番組データに付加して前記デ
ジタル記録装置に与えて記録し、前記受信機が前記デジ
タル記録装置から番組データを取り出すとき、再生デー
タ中のデスクランブル履歴情報を抽出してその内容がス
クランブル解除であれば、使用者が予め定めた課金を支
払うよう制御することを特徴とするものである。
【0030】このような方法により、送信番組のデータ
をデスクランブルするとき、スクランブルされていたか
どうかを、デスクランブル履歴情報として番組データと
共に記録装置に記録しておく。記録装置から番組データ
を取り出すとき、デスクランブル履歴情報がスクランブ
ルされていれば、番組再生に対する課金が個別情報メモ
リに記録され、送信局にそのデータが吸い取られる。
【0031】また本願の請求項8記載の発明は、前記受
信機と前記デジタル記録装置とは、IEEE1394規
格のバスで接続されたことを特徴とするものである。
【0032】また本願の請求項9記載の発明では、前記
IEEE1394規格のバスは、バスのシリアル番号、
又は前記受信機及び前記デジタル記録装置のメーカーコ
ードを含むことを特徴とするものである。
【0033】このような方法により、受信機と記録装置
との間でビットレートの高い番組データを転送できる。
また各種の特定情報を番組データに対して非同期又は同
期で挿入することができる。
【0034】また本願の請求項10記載の発明は、前記
受信機で得られた前記記録装置特定情報と前記デジタル
記録装置の個別情報とを比較して、夫々の情報が一致し
ないとき、前記送信局に対して所定の課金を支払えば、
番組データの記録を可能になるよう制御することを特徴
とするものである。
【0035】また本願の請求項11記載の発明は、前記
デジタル記録装置の再生データから抽出した前記再生受
信機特定情報と前記受信機の個別情報とを比較して、夫
々の情報が一致しないとき、前記送信局に対して所定の
課金を支払えば、番組データの再生が可能になるよう制
御することを特徴とするものである。
【0036】また本願の請求項12記載の発明は、前記
受信機が前記デジタル記録装置から番組データを取り出
すとき、前記デジタル記録装置が抽出した前記再生許可
情報と現在接続されている前記受信機の個別情報とを比
較し、夫々の情報が一致しないとき、前記送信局に対し
て所定の課金を支払えば、番組データの再生が可能にな
るよう制御することを特徴とするものである。
【0037】また本願の請求項13記載の発明は、前記
受信機が前記デジタル記録装置から番組データを取り出
すとき、前記デジタル記録装置は再生データから前記伝
送特定情報と前記受信機の伝送特定情報を抽出し、前記
デジタル記録装置が抽出した前記伝送特定情報と現在接
続されている前記受信機の伝送特定情報とを比較し、夫
々の情報が一致しないとき、前記送信局に対して所定の
課金を支払えば、番組データの再生が可能になるよう制
御することを特徴とするものである。
【0038】また本願の請求項14記載の発明は、前記
受信機が前記デジタル記録装置から番組データを取り出
すとき、前記受信機は再生データから前記伝送特性情報
と前記デジタル記録装置の伝送特定情報を抽出し、前記
受信機が、抽出した前記伝送特定情報と現在接続されて
いるデジタル記録装置の伝送特定情報を比較し、夫々の
情報が一致しないとき、前記送信局に対して所定の課金
を支払えば、番組データの再生が可能になるよう制御す
ることを特徴とするものである。
【0039】また本願の請求項15記載の発明は、前記
受信機が前記デジタル記録装置から番組データを取り出
すとき、前記再生許可情報がない場合、前記送信局に対
して所定の課金を支払えば、前記受信機は前記デジタル
記録装置の再生データをデスクランブルして番組データ
を出力できるように制御することを特徴とするものであ
る。
【0040】以上のような方法により、送信局が指定し
た送信局と受信機と間、受信機と記録装置との間で各種
の特定情報が一致しなくても、追加の課金を支払えば番
組データの記録又は再生が許される。
【0041】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)本発明の第1実施形態におけるデジタ
ル放送受信方法について図1及び図2を用いて説明す
る。図1は本実施形態のデジタル放送受信方法の送信局
と記録装置の構成を示すブロック図であり、図2は受信
機の構成を示すブロック図である。尚、図15及び図1
6に示す従来例と同一部分は同一の符号を付け、詳細な
説明は省略する。
【0042】図1において送信局1Aは、複数チャンネ
ルの映像、音声、テキストデータ等を多重化して、デジ
タル放送信号に変換して受信機を持つユーザに番組を送
信する送信局である。送信局1Aには従来例と同様に、
コントローラ4A、モデム5、TV信号サーバ6、視聴
許可情報生成器7、スクランブラ8、パケット化器9、
マルチプレクサ10、変調送信部11が設けられてい
る。これらに加えて本実施形態の送信局1Aには記録装
置特定情報生成器12が設けられている。
【0043】視聴許可情報生成器7は、コントローラ4
A内に記憶している各ユーザのIDとその番組に関する
視聴許可を記載した視聴許可情報と、記録に関する課金
料金とを生成する。記録装置特定情報生成器12は、番
組を記録できる記録装置を特定する記録装置特定情報を
生成するものである。このような情報はパケット化器9
に与えられ、特定のパケットに挿入される。
【0044】図2に示す受信機2Aは、送信局1Aから
衛星放送、地上波、CATVなどの伝送媒体を介して放
送されたデジタル放送信号を受信する受信機であり、番
組サービスを契約した視聴者の所に設置される。受信機
2Aには従来例と同様に、受信復調部21、視聴許可情
報抽出器22、デスクランブラ23、デマルチプレクサ
24、モデム25、個別情報メモリ26、比較器27、
コントローラ28A、音声デコーダ29、映像デコーダ
30、テキストデコーダ31、デジタルインターフェー
ス32Aが設けられている。
【0045】変調送信部11からは番組データがデジタ
ル放送信号により受信復調部21に搬送されるのに対
し、記録課金料金情報はモデム5、25間で伝送され
る。モデム25は例えばパソコンに内蔵されるようなモ
デムであり、必要に応じて電話回線の閉結により送信局
1Aのモデム5と接続される。
【0046】従来例とは異なり、本実施形態の受信機2
Aには記録許可情報抽出器33と記録課金情報生成器3
4Aとが設けられている。記録許可情報抽出器33はユ
ーザが記録したい番組を選択したとき、デスクランブラ
23から出力されるデータから記録許可情報を抽出し、
比較器27に与えるものである。記録課金情報生成器3
4Aは、デジタルインターフェース32Aのデータから
記録課金料金情報を抽出して個別情報メモリ26の所定
の領域に加算するものである。
【0047】図1の記録装置3Aは、受信機2Aで受信
された番組データを記録媒体に記録したり、番組データ
を再生する装置である。記録装置3Aには記録媒体に情
報を記録再生する記録機器と、デジタルインターフェー
ス41Aとが設けられている。
【0048】近年、高速伝送用のインターフェースとし
てIEEE1394バスが提案されている。IEEE1
394はパーソナルコンピュータ(パソコン)と周辺機
器とをケーブルで接続するSCSIを高機能化したもの
であり、周辺機器としてハードディスク装置のみなら
ず、ビデオカメラ、デジタルVTR、カラープリンタ等
を対象にしている。1リンク当たりのデータ転送速度は
100、200、400Mビット/秒であり、従来のイ
ンターフェースと比較して高速であることが特徴であ
る。更にパソコン本体と各周辺機器とのケーブルも各周
辺機器の数だけ必要とせず、共通の接続ケーブルを使用
できる。
【0049】以上のような特徴により、IEEE139
4バスは受信機2と記録装置3間のデータ伝送用に用い
るインターフェースとして検討されている。このインタ
ーフェースは、各インターフェースのシリアル番号又は
メーカーコードを用いて、SCSIなどと同様に通信相
手先を特定することができる。またこのインターフェー
スは、ブロードキャスト送信として送信先を特定しない
データの伝送を行なうことも可能である。
【0050】またIEEE1394バスは、Asynchrono
us通信という非同期の伝送と、Isochronous 通信という
一定帯域を確保して送受信の遅延を一定にした伝送とを
同時に行なうことができる。これらの特性から、デジタ
ル放送に用いられるMPEG信号のように、到着タイミ
ングに厳密さが要求される信号の伝送と、機器間のコマ
ンドや付属データの伝送とを一本のケーブルで同時に行
なうことができる。このためデジタル放送などの映像デ
ータ及び音声データの伝送に適したインターフェースと
して注目を集めている。受信機2Aのデジタルインター
フェース32Aと記録装置3のデジタルインターフェー
ス41AとはこのIEEE1394バスにより接続する
ものとする。
【0051】このように構成された第1実施形態のデジ
タル放送受信方法の動作について説明する。送信局1A
においては、コントローラ4Aは複数の番組を蓄積して
あるTV信号サーバ6から、送信しようとする番組のデ
ータを読み出す。視聴許可情報生成器7はこの番組のジ
ャンルや価値等に応じて課金方法を設定する。そして各
ユーザの契約に基づき各ユーザごとの視聴を許可するか
否かを示す信号、一般的にはコントローラ4A内に記憶
している各ユーザのIDとその番組に関する視聴許可を
記載した視聴許可情報と、記録に関する課金料金とを生
成する。記録装置特定情報生成器12は、番組を記録で
きる記録装置3Aを特定するための情報である記録装置
特定情報を生成する。
【0052】例えば、ユーザはそれぞれの受信機2Aに
接続する記録装置3Aを放送局のコントローラ4Aに、
モデム25、5を介して登録しておくものとする。そし
てコントローラ4A内に記憶している各ユーザのID
と、接続する記録装置3Aの種類及びIDと、契約に基
づいたその番組に関する記録許可とを記録許可情報とし
て扱う。そしてスクランブラ8は有料番組のデータをス
クランブル化する。このときの視聴許可情報、スクラン
ブルを解く鍵と、鍵のパケットを特定する情報、鍵のス
クランブルを解く鍵などが、例えばECM、EMMと呼
ばれる所定のMPEG信号の形式で生成される。
【0053】また生成した記録許可情報はパケット化器
9によりMPEG信号に多重できるパケット形式、例え
ばプライベートデータパケット形式に変換され、マルチ
プレクサ10により多重化される。このときMPEG形
式で生成した各番組のパケットを特定するためのテーブ
ル情報や、前述のスクランブル鍵等の情報、視聴許可情
報を含む情報も併せて多重化する。またマルチプレクサ
10は、場合により複数の番組のパケットを多重化す
る。多重化されたデジタル放送信号は、変調送信部11
で衛星放送、地上波、CATVなどの伝送媒体に応じて
所定の方法で変調されて伝送される。
【0054】受信機2Aにおいて、受信したデジタル放
送信号は受信復調部21により復調され、コントローラ
28Aによりテーブル情報が抽出される。このテーブル
情報により、ユーザは番組に関する情報を知ることがで
きる。送信局1Aから受信機2Aに直接送信されている
デジタル放送信号を復号する過程は、従来例の場合と同
様である。
【0055】ユーザが記録したい番組を選択すると、記
録許可情報抽出器33は受信データから記録許可情報を
抽出する。比較器27は、記録許可情報抽出器33の記
録許可情報と、ユーザが所持するICカードの個別情報
メモリ26に記録されている記録装置3Aの個別情報
と、コントローラ28Aが指示した番組又はチャンネル
とに基づいて、対応する部分のデータを比較する。
【0056】比較の結果、番組の内容の記録が許可され
ていない場合には、コントローラ28Aはデマルチプレ
クサ24に対してデジタルインターフェース32Aへの
出力を禁止する。比較の結果、記録が許可されている場
合には、コントローラ28Aにより読み出された視聴許
可情報中の記録課金料金に基づき、番組記録に要する金
額がユーザに表示される。ユーザが番組記録を選択する
と、記録課金情報生成器34Aは記録課金料金情報を生
成して、個別情報メモリ26の所定の領域に加算する。
個別情報メモリ26中の記録課金料金情報は、視聴用の
課金料金情報と共に定期的にモデム25を介して送信局
1Aに吸い上げられる。
【0057】ユーザが番組の記録を選択しなかった場合
には、記録課金情報生成器34Aは動作せず、番組の記
録も行なわれない。デジタル放送信号に課金料金情報が
ない場合には、上記動作は行なわれず、直接次の動作が
行なわれる。即ちコントローラ28Aがテーブル情報に
基づいて記録する番組のパケットを指定すると、デマル
チプレクサ24は指定のパケットを選択して、番組のデ
ータをデジタルインターフェース32Aに出力する。
【0058】以上のように、本実施形態のデジタル放送
受信方法によれば、記録のための許可管理、及び課金管
理を安全かつ厳密に行なうことが可能となる。ここでは
直接視聴する番組と、記録する番組とを夫々独立して管
理でき、裏番組の録画も可能となる。また、記録すべき
パケットは指定に応じてスクランブルが解かれた形式、
又はスクランブルされたままの形式で記録装置3Aに出
力することもできる。
【0059】(実施の形態2)次に本発明の第2実施形
態におけるデジタル放送受信方法について図3及び図4
を用いて説明する。図2は本実施形態のデジタル放送受
信方法の送信局と記録装置の構成を示すブロック図であ
り、図4は受信機の構成を示すブロック図である。尚、
第1実施形態のシステムと同一部分は同一の符号を付
け、詳細な説明は省略する。
【0060】図3において送信局1Bは、複数チャンネ
ルの映像、音声、テキストデータ等を多重化して、デジ
タル放送信号に変換して受信機を持つユーザに番組を送
信する送信局である。送信局1Bには従来例と同様に、
コントローラ4B、モデム5、TV信号サーバ6、視聴
許可情報生成器7、スクランブラ8、パケット化器9、
マルチプレクサ10、変調送信部11が設けられてい
る。これらに加えて本実施形態の送信局1Bには再生受
信機特定情報生成器13が設けられている。
【0061】視聴許可情報生成器7は、コントローラ4
B内に記憶している各ユーザのIDと、その番組に関す
る視聴許可を記載した視聴許可情報と、記録に関する課
金料金とを生成する。再生受信機特定情報生成器13
は、番組を再生できる受信機を特定する情報である再生
受信機特定情報を生成するものである。このような情報
はパケット化器9に与えられ、特定のパケットに挿入さ
れる。
【0062】受信機2Bは、送信局1Aから衛星放送、
地上波、CATVなどの伝送媒体を介して放送されたデ
ジタル放送信号を受信する受信機であり、番組サービス
を契約した視聴者の所に設置される。受信機2Bには従
来例と同様に、受信復調部21、視聴許可情報抽出器2
2、デスクランブラ23、デマルチプレクサ24、モデ
ム25、個別情報メモリ26、比較器27、コントロー
ラ28B、音声デコーダ29、映像デコーダ30、テキ
ストデコーダ31、デジタルインターフェース32Bを
含んで構成される。
【0063】従来例とは異なり、本実施形態の受信機2
Bには再生受信機特定情報抽出器35と記録課金情報生
成器34Bとが設けられている。再生受信器特定情報抽
出器35はデスクランブラ23から出力されるデータか
ら再生受信機特定情報を抽出し、比較器27に与えるも
のである。この再生受信機特定情報は、デジタルインタ
ーフェース32Bを通して記録装置3Bから再生パケッ
トを受けとったとき、再生パケットから特定の番組を再
生する権利を受信機2Bに与えるものである。記録課金
情報生成器34Bは、デジタルインターフェース32B
のデータから記録課金料金情報を抽出して個別情報メモ
リ26の所定の領域に加算するものである。
【0064】このように構成された第2実施形態のデジ
タル放送受信方法の動作について説明する。送信局1B
においては、コントローラ4Bは複数の番組を蓄積して
あるTV信号サーバ6から、送信しようとする番組のデ
ータを読み出す。視聴許可情報生成器7はこの番組のジ
ャンルや価値等に応じた課金方法に従って、各ユーザの
契約に基づき各ユーザごとの視聴を許可するか否かを示
す視聴許可情報を生成する。
【0065】同時に再生受信機特定情報生成器13は、
番組を既に記録した記録装置3Bから再生データを受け
とり、再生可能な受信機2Bを特定するための情報であ
る再生受信機特定情報を生成する。例えば、ユーザは夫
々のIDを受信機2Bと対応する形で有しており、コン
トローラ4B内に記憶されている各ユーザのIDと、契
約に基づいたその番組に関する視聴許可や、再生許可を
表す再生許可情報がパケット化器9に与えられる。
【0066】また、スクランブラ8は番組が有料の場合
に番組データをスクランブル化する。このときの視聴許
可情報、スクランブルを解く鍵、鍵のパケットを特定す
る情報、また鍵のスクランブルを解く鍵などが、例えば
ECM、EMMと呼ばれる所定のMPEG信号の形式で
生成される。
【0067】また生成した再生許可情報はパケット化器
9によりMPEG信号に多重できるパケット形式、例え
ばプライベートデータパケット形式に変換される。そし
て、マルチプレクサ10によりデジタル放送信号中に多
重化される。このときMPEG形式で生成した各番組の
パケットを特定するためのテーブル情報や、前述のスク
ランブル鍵等の情報、視聴許可情報を含む情報を併せて
多重する。またマルチプレクサ10は、場合により複数
の番組のパケットを多重化する。
【0068】多重化されたデータは変調送信部11でデ
ジタル放送信号に変換され、衛星放送、地上波、CAT
Vなどの伝送媒体に応じて所定の方法で受信機2Bに伝
送される。受信機2Bにおいて、受信したデジタル放送
信号を受信復調部21により復調する。そしてコントロ
ーラ28Bにより受信データからテーブル情報を抽出
し、番組に関する情報をユーザに知らせる。送信局1B
から受信機2Bに対して直接送信されたデジタル放送信
号から、特定の番組を復号する動作は従来例及び第1実
施形態の場合と同様である。
【0069】受信機2Bにおいて、視聴許可情報抽出器
22により読み出された視聴許可情報中の記録課金料金
に基づき、番組記録に要する金額がユーザに表示され
る。ユーザが番組記録を選択すると、記録課金情報生成
器34Bは記録課金料金情報を生成して個別情報メモリ
26の所定の領域に加算する。個別情報メモリ26中の
記録課金料金情報は、視聴用の課金料金情報と共に定期
的にモデム25を介して送信局1Bに吸い上げられる。
ユーザが記録を選択しなかった場合には、記録課金情報
生成器34Bは動作せず、番組データの記録も行なわれ
ない。課金料金情報がない場合には、上記の動作は行な
われず、直接次に述べる動作が行なわれる。
【0070】記録の際には、記録用に選択した番組のパ
ケットをコントローラ28Bにより指定する。そしてデ
マルチプレクサ24により指定のパケットを選択して、
番組データをデジタルインターフェース32Bに出力す
る。また、記録されるパケットは、指定に応じてスクラ
ンブルが解かれた形式、又はスクランブルされたままの
形式で記録装置3Bに記録させることできる。
【0071】デジタルインターフェース32Bはデマル
チプレクサ24から送られたパケットを所定の伝送形式
に変換して記録装置3Bに出力する。この場合のデジタ
ルインターフェース32B、41B間のデータ伝送はI
EEE1394バスによるものとする。デジタルインタ
ーフェース41Bはパケットを伝送形式から元の形式に
戻して内蔵の記録機器に出力する。記録すべきパケット
を受けとった記録機器は所定のフォーマットで記録媒体
に記録する。
【0072】さて、ユーザが記録装置3Bから番組の再
生を選択すると、記録機器は記録時に入力されたタイミ
ングを復元しつつ、各パケットを再生してデジタルイン
ターフェース32Bに送る。ここで再生されたパケット
は再生受信機特定情報抽出器35に出力される。再生受
信機特定情報抽出器35は再生受信機特定情報を抽出
し、比較器27はICカード等の個別情報メモリ26に
記録されている個別情報と、抽出した再生許可情報のう
ち対応する部分を比較する。
【0073】比較の結果、記録装置3Bから番組の再生
が許可されている場合には、パケットをデマルチプレク
サ24に送る。コントローラ28Bはテーブル情報によ
って記録する番組のパケットを指定し、デマルチプレク
サ19は指定のパケットを選択してデジタルインターフ
ェース32Bに出力する。再生が許可されていない場合
には、コントローラ28Bはマルチプレクサ24に対し
て番組データをインターフェース32Bに出力するのを
禁止する。
【0074】このように、本実施形態では、記録時の課
金管理と再生時の許可を組み合わせることにより、番組
の管理を安全かつ厳密に行なうことが可能となる。特に
番組データを記録する記録装置3Bの特定ではなく、再
生できる受信機2B、又はICカードを限定することに
より、ユーザに対する記録時の制約を低減することがで
きる。即ち番組を記録しておいてから、再生許可を得て
ICカード内の個別情報メモリ26の内容を更新するな
どという方法も可能となる。また直接視聴する番組と記
録する番組とを夫々独立して管理でき、裏番組の記録も
可能となる。更に本実施形態は記録時だけでなく、再生
時の課金にも適した方式である。
【0075】(実施の形態3)次に本発明の第3実施形
態におけるデジタル放送受信方法について図5及び図6
を用いて説明する。図5は本実施形態のデジタル放送受
信方法の送信局と記録装置の構成を示すブロック図であ
り、図6は受信機の構成を示すブロックである。尚、第
1実施形態のシステムと同一部分は同一の符号を付け、
詳細な説明は省略する。
【0076】図5において送信局1Cは、複数チャンネ
ルの映像、音声、テキストデータ等を多重化して、デジ
タル放送信号に変換して受信機を持つユーザに番組を送
信する送信局である。送信局1Cには従来例と同様に、
コントローラ4C、モデム5、TV信号サーバ6、視聴
許可情報生成器7、スクランブラ8、パケット化器9、
マルチプレクサ10、変調送信部11が設けられてい
る。これらに加えて本実施形態の送信局1Cには再生許
可情報生成器14を設ける。
【0077】視聴許可情報生成器7は、コントローラ4
C内に記憶している各ユーザのIDとその番組に関する
視聴許可を示す視聴許可情報と、記録に関する課金料金
とを生成するものである。再生許可情報生成器14は、
番組を記録した記録装置3Cから再生データを受けと
り、再生可能な受信機2Cを特定するための情報である
再生許可情報を生成するものである。このような情報は
パケット化器9に与えられ、特定のパケットに挿入され
る。
【0078】受信機2Cは、送信局1Cから衛星放送、
地上波、CATVなどの伝送媒体を介して放送されたデ
ジタル放送信号を受信する受信機であり、番組サービス
を契約した視聴者の所に設置される。受信機2Cには第
1実施形態と同様に、受信復調部21、視聴許可情報抽
出器22、デスクランブラ23、デマルチプレクサ2
4、モデム25、個別情報メモリ26、コントローラ2
8C、音声デコーダ29、映像デコーダ30、テキスト
デコーダ31、デジタルインターフェース32C、記録
課金情報生成器34Cが設けられている。
【0079】第1及び第2実施形態とは異なり、本実施
形態のデジタルインターフェース32CはID送信器3
2cを有している。デジタルインターフェース32C
は、番組データを出力すると共に、個別情報メモリ26
に記録されている個別情報を記録装置3Cに出力する。
このときID送信器32cはこの個別情報を所定の伝送
フォーマットに変換する。記録課金情報生成器34C
は、デジタルインターフェース32Cのデータから記録
課金料金情報を抽出して個別情報メモリ26の所定の領
域に加算するものである。
【0080】記録装置3Cは、受信機2Cで受信された
番組データを記録媒体に記録したり、記録データを再生
する装置である。記録装置3CにはID受信器41cを
含むデジタルインターフェース41C、再生許可情報抽
出器43、コントローラ44が設けられている。受信機
2Cのデジタルインターフェース32Cと記録装置3C
のデジタルインターフェース41Cとは、IEEE13
94バスにより接続されている。
【0081】デジタルインターフェース41Cは記録機
器に入力されたタイミングを復元しつつ各パケットのデ
ータを再生するものである。再生許可情報抽出器43は
コントローラ44の指示により再生データから再生許可
情報を抽出し、比較器45に出力するものである。比較
器45は、ID受信器41cを介して入力された個別情
報メモリ26に記録されている個別情報と、再生許可情
報抽出器43の再生許可情報とを比較するものである。
このように本実施形態では、第1、第2実施形態では受
信機にあった機能を記録装置3Cを移し換えた構成とな
っている。
【0082】このように構成された第3実施形態のデジ
タル放送受信方法の動作について説明する。送信局1C
において、コントローラ4Cは複数の番組を蓄積してあ
るTV信号サーバ6から、送信しようとする番組のデー
タを読み出す。この番組のジャンルや価値等に応じて課
金方法を設定する。そして視聴許可情報生成器7は、各
ユーザの契約に基づき各ユーザごとの視聴を許可するか
否かを示す視聴許可情報を生成する。また再生許可情報
生成器14は、番組データを記録した記録装置3Cから
データを受け取って番組を再生する受信機2Cを特定す
るための情報である再生許可情報を生成する。
【0083】例えば、ユーザは夫々のIDを受信機2C
と対応する形で有しており、コントローラ4C内に記憶
している各ユーザのIDと、契約に基づいたその番組に
関する視聴許可、及び再生許可を記載した再生許可情報
がパケット化器9に夫々出力される。また、スクランブ
ラ8は有料番組に対して番組データをスクランブル化す
る。このとき、番組の視聴許可情報、スクランブルを解
く鍵、鍵のパケットを特定する情報、及び鍵のスクラン
ブルを解く鍵などが、例えばECM、EMMと呼ばれる
所定のMPEG信号の形式で生成される。
【0084】またこのように生成した再生許可情報はパ
ケット化器9によりMPEG信号に多重できるパケット
形式に変換される。そしてマルチプレクサ10は、コン
トローラ4CでMPEG形式で生成した各番組のパケッ
トを特定するためのテーブル情報や、前述のスクランブ
ル鍵等の情報、視聴許可情報を含む情報を併せてデジタ
ル放送信号中に多重化する。更にマルチプレクサ10
は、場合により複数の番組のパケットを多重化する。
【0085】多重化されたデータは変調送信部11に与
えられ、デジタル放送信号に変換される。この信号は衛
星放送、地上波、CATVなどの伝送媒体に応じて所定
の方法で変調されて各受信機2Cへ伝送される。受信機
2Cはまず受信したデジタル放送信号を受信復調部21
により復調する。コントローラ28Cは、受信データか
らテーブル情報を抽出し、番組に関する情報をユーザに
知らせる。以降のデジタル放送信号を復号する動作は従
来例の場合と同様である。
【0086】コントローラ28Cは視聴許可情報抽出器
22により読み出された視聴許可情報中の記録課金料金
に基づき、番組記録に要する金額をユーザに示す。ユー
ザが番組記録を選択すると、記録課金情報生成器34C
は記録課金料金情報を生成して個別情報メモリ26の所
定の領域に加算する。個別情報メモリ26中の記録課金
料金情報は、視聴用の課金料金情報と共に定期的にモデ
ム25を介して送信局1Cに吸い上げられる。ユーザが
記録を選択しなかった場合には、記録課金情報生成器3
4Cは動作せず、番組データの記録も行なわれない。課
金料金情報がない場合には、上記動作は行なわれず、次
に示す動作が行なわれる。
【0087】記録の際には、記録用に選択した番組のパ
ケットをコントローラ28Cにより指定する。そしてデ
マルチプレクサ24により指定のパケットを選択してデ
ジタルインターフェース32Cに出力する。また、記録
されるパケットは指定に応じてスクランブルが解かれた
形式、又はスクランブルされたままの形式で記録装置3
Cに記録してもよい。
【0088】デジタルインターフェース32Cはデマル
チプレクサ24から出力されたパケットを所定の伝送形
式にて出力する。デジタルインターフェース41Cは入
力されたパケットを伝送形式から元の形式に戻して記録
機器に出力する。記録すべきパケットを受けとった記録
機器は所定のフォーマットで夫々のパケットを記録媒体
に記録する。
【0089】ユーザが記録装置3Cから番組の再生を選
択すると、記録機器に入力されたタイミングを復元しつ
つ各パケットを再生する。同時に再生許可情報抽出器4
3は再生データから再生許可情報を抽出し、コントロー
ラ44は受信機2C内の個別情報メモリ26に記録され
ている個別情報を記録装置3Cに送信するよう要求す
る。要求された受信機2Cのコントローラ28CはIC
カードの個別情報メモリ26に記録されている個別情報
をデジタルインターフェース32CのID送信器32c
に出力する。
【0090】ID送信器32cは個別情報を所定の伝送
フォーマットに変換し、記録装置3Cに送信する。記録
装置3CはID受信器41cにより受信された個別情報
と、再生許可情報抽出器43により抽出された再生許可
情報とを比較器45によって比較する。比較の結果、再
生が許可されている場合には、再生パケットをデジタル
インターフェース41Cを通じで受信機2Cに出力す
る。再生が許可されていない場合には、再生パケットの
出力をストップして許可されていない旨をLED表示等
によりユーザに知らせる。
【0091】デジタルインターフェース41C、32C
を通して再生パケットを受けとった受信機2Cは、再生
パケットをデマルチプレクサ24に出力する。コントロ
ーラ28Cはテーブル情報によって記録する番組のパケ
ットを指定し、デマルチプレクサ24は指定のパケット
を選択して音声デコーダ29、映像デコーダ30、テキ
ストデコーダ31のいずれかに出力する。
【0092】第2実施形態と同様に、記録装置3Cの特
定ではなく、再生できる受信機2Cをデジタルインター
フェースの部分で限定することにより、記録時の制約が
減り、番組データを記録しておいてから再生許可を得て
ICカードの内容を更新するなどという方法も可能とな
る。ここで、直接視聴する番組と記録する番組とを夫々
独立して管理でき、裏番組の記録も可能となる。また本
実施形態は再生時の課金にも適した方式である。
【0093】(実施の形態4)次に本発明の第4実施形
態におけるデジタル放送受信方法について図7及び図8
を用いて説明する。図7は本実施形態のデジタル放送受
信方法の送信局と記録装置の構成を示すブロック図であ
り、図8は受信機の構成を示すブロック図である。尚、
第3実施形態のシステムと同一部分は同一の符号を付
け、詳細な説明は省略する。
【0094】図7において送信局1Dは、複数チャンネ
ルの映像、音声、テキストデータ等を多重化して、デジ
タル放送信号に変換して受信機を持つユーザに番組を送
信する送信局である。送信局1Dには第1実施形態と同
様に、コントローラ4D、モデム5、TV信号サーバ
6、視聴許可情報生成器7、スクランブラ8、パケット
化器9、マルチプレクサ10、変調送信部11が設けら
れている。これらに加えて本実施形態の送信局1Dには
伝送特定情報生成器15を設ける。
【0095】視聴許可情報生成器7は、コントローラ4
D内に記憶している各ユーザのIDとその番組に関する
視聴許可を記載した視聴許可情報と、記録に関する課金
料金とを生成するものである。伝送特定情報生成器15
は、受信機2Dと記録装置3D間のインターフェースを
規定する伝送特定情報を生成するものである。伝送特性
情報とは具体的にはIEEE1394バスにおけるシリ
アル番号及びメーカコードを指すものとする。
【0096】図8の受信機2Dは、送信局1Dから衛星
放送、地上波、CATVなどの伝送媒体を介して放送さ
れたデジタル放送信号を受信する受信機であり、番組サ
ービスを契約した視聴者の所に設置される。受信機2D
には第3実施形態と同様に、受信復調部21、視聴許可
情報抽出器22、デスクランブラ23、デマルチプレク
サ24、モデム25、個別情報メモリ26、コントロー
ラ28D、音声デコーダ29、映像デコーダ30、テキ
ストデコーダ31、デジタルインターフェース32C、
記録課金情報生成器34Dが設けられている。
【0097】第3実施形態とは異なり、本実施形態のデ
ジタルインターフェース32DはIF情報送信器32d
を有している。デジタルインターフェース32Dは、番
組データを出力すると共に、IF情報送信器32dを介
して伝送特定情報を所定の伝送フォーマットに変換して
出力するものである。記録課金情報生成器34Dは、デ
ジタルインターフェース32Dのデータから記録課金料
金情報を抽出して個別情報メモリ26の所定の領域に加
算するものである。
【0098】図7の記録装置3Dは、受信機2Dで受信
された番組データを記録媒体に記録したり、記録データ
を再生する装置である。記録装置3Dには、IF情報受
信器41dとIF情報送信器41eを含むデジタルイン
ターフェース41D、伝送許可情報抽出器46、コント
ローラ44D、比較器45Dが設けられている。受信機
2Dのデジタルインターフェース32Dと記録装置3D
のデジタルインターフェース41Dとは、IEEE13
94バスにより接続されている。
【0099】デジタルインターフェース41Dは記録機
器に入力されたタイミングを復元しつつ各パケットのデ
ータを再生するものである。伝送許可情報抽出器46は
コントローラ44Dの指示により再生データから伝送許
可情報を抽出し、比較器45Dに出力するものである。
比較器45Dは、IF情報受信器41dを介して入力さ
れた伝送特定情報と、伝送許可情報抽出器46の伝送許
可情報とを比較するものである。IF情報送信器41e
は記録装置3D自身のインタフェースの規格を受信機2
Dに送信するものである。
【0100】このように構成された第4実施形態のデジ
タル放送受信方法の動作について説明する。送信局1D
において、コントローラ4Dは複数の番組を蓄積してあ
るTV信号サーバ6から、送信しようとする番組のデー
タを読み出す。この番組のジャンルや価値等に応じて課
金方法が設定される。視聴許可情報生成器7は各ユーザ
の契約に基づき各ユーザごとの視聴を許可するか否かを
示す視聴許可情報を生成する。また伝送特定情報生成器
15は、番組を記録した記録装置3Dと受信機2Dとで
番組データの伝送が可能なインターフェースを特定する
ための伝送特定情報(インターフェース特定情報)を生
成する。この情報は例えばIEEE1394のシリアル
番号及びメーカーコード等である。パケット化器9は契
約に基づいたその番組に関する視聴許可や、伝送許可を
記載したものを伝送許可情報として所定のパケットに挿
入する。
【0101】スクランブラ8は有料番組の番組データを
スクランブル化する。また視聴許可情報、スクランブル
を解く鍵、鍵のパケットを特定する情報、鍵のスクラン
ブルを解く鍵などが、例えばECM、EMMと呼ばれる
所定のMPEG信号の形式で生成される。ここで生成さ
れた伝送許可情報はパケット化器9によりMPEG信号
に多重できるパケット形式に変換され、マルチプレクサ
10により多重化される。またコントローラ4DでMP
EG形式で生成した各番組のパケットを特定するための
テーブル情報や、前述のスクランブル鍵等の情報、視聴
許可情報を含む情報も併せて多重化される。またマルチ
プレクサ9は、場合により複数の番組のパケットを多重
化する。
【0102】多重化されたデータは変調送信部11によ
りデジタル放送信号に変換される。この信号は衛星放
送、地上波、CATVなどの伝送媒体に応じて所定の方
法で変調されて伝送される。
【0103】受信機2Dにおいて、受信したデジタル放
送信号は受信復調部21により復調される。コントロー
ラ28Dは受信データからテーブル情報を抽出して、番
組に関する情報をユーザに知らせる。以降の送信されて
いたデジタル放送信号を復号し、番組を再生する動作は
これまでの実施形態と同様である。
【0104】番組データの記録の際には、選択した番組
のパケットをコントローラ28Dにより指定する。そし
てデマルチプレクサ24により指定のパケットを選択
し、デジタルインターフェース32Dに出力する。ま
た、記録されるパケットは指定に応じてスクランブルが
解かれた形式、又はスクランブルされたままの形式で記
録装置3Dに記録するようにしてもよい。
【0105】デジタルインターフェース32Dはデマル
チプレクサ24から出力されたパケットを所定の伝送形
式にて記録装置3Dに出力する。デジタルインターフェ
ース41Dは入力パケットを伝送形式から元の形式に戻
して記録機器に与える。デジタルインターフェース32
D、41Dを通してパケットを受け取ると、記録機器は
所定のフォーマットで夫々のパケットを記録媒体に記録
する。
【0106】ユーザが記録装置3Dから番組の再生を選
択すると、記録装置3Dは記録機器に入力されたタイミ
ングを復元しつつ、各パケットを再生する。これと同時
に伝送許可情報抽出器46は再生データから伝送許可情
報を抽出し、デジタルインターフェース32D、41D
に対してシリアル番号およびメーカーコードを送信する
よう要求する。要求されたデジタルインターフェース3
2DのIF情報送信器32dと、デジタルインターフェ
ース41DのIF情報送信器41eは、シリアル番号及
びメーカーコードをIEEE1394の所定の形式で出
力する。
【0107】記録装置3DはIF情報受信器41dに与
えられたシリアル番号及びメーカーコードと、伝送許可
情報抽出器46で抽出された伝送許可情報とを比較器4
5Dにより比較する。比較の結果、伝送が許可されてい
る場合には、番組のパケットをデジタルインターフェー
ス41Dを通じで受信機2Dに送る。再生が許可されて
いない場合には、番組のパケットの送信をストップして
許可されていない旨をLED表示等によりユーザに知ら
せる。
【0108】デジタルインターフェース41D、32D
を通してパケットを受けとった受信機2Dは、これらの
パケットをデマルチプレクサ24に出力する。コントロ
ーラ28Dはテーブル情報によって記録する番組のパケ
ットを指定する。デマルチプレクサ24は指定のパケッ
トを選択して音声デコーダ29、映像デコーダ30、テ
キストデコーダ31のいずれかに出力する。
【0109】このように本実施形態は、記録装置3Dの
特定、再生できる受信機2D、又はICカード等の個別
情報メモリを特定せず、伝送する経路を限定することに
より、より確実に番組データの記録制限が可能となる。
また直接視聴する番組と記録する番組とを夫々独立して
管理でき、裏番組を記録することができる。更に本実施
形態は再生時の課金にも適した方式である。
【0110】(実施の形態5)次に本発明の第5実施形
態におけるデジタル放送受信方法について図9及び図1
0を用いて説明する。図9は本実施形態のデジタル放送
受信方法の送信局と記録装置の構成を示すブロック図で
あり、図10は受信機の構成を示すブロック図である。
尚、第4実施形態のシステムと同一部分は同一の符号を
付け、詳細な説明は省略する。
【0111】図9において送信局1Eは、複数チャンネ
ルの映像、音声、テキストデータ等を多重化して、デジ
タル放送信号に変換して受信機を持つユーザに番組を送
信する送信局である。送信局1Eには第4実施形態と同
様に、コントローラ4E、モデム5、TV信号サーバ
6、視聴許可情報生成器7、スクランブラ8、パケット
化器9、マルチプレクサ10、変調送信部11、伝送特
定情報生成器15を設ける。
【0112】視聴許可情報生成器7は、コントローラ4
E内に記憶している各ユーザのIDとその番組に関する
視聴許可を記載した視聴許可情報と、記録に関する課金
料金とを生成するものである。伝送特定情報生成器15
は、受信機2Eと記録装置3E間のインターフェースを
規定する伝送特定情報を生成するものである。伝送特定
情報とは具体的にはIEEE1394バスにおけるシリ
アル番号及びメーカコードを指すものとする。
【0113】図10の受信機2Eは、送信局1Eから衛
星放送、地上波、CATVなどの伝送媒体を介して放送
されたデジタル放送信号を受信する受信機であり、番組
サービスを契約した視聴者の所に設置される。受信機2
Eには第4実施形態と同様に、受信復調部21、視聴許
可情報抽出器22、デスクランブラ23、デマルチプレ
クサ24、モデム25、個別情報メモリ26、コントロ
ーラ28E、音声デコーダ29、映像デコーダ30、テ
キストデコーダ31、デジタルインターフェース32E
が設けられている。
【0114】第4実施形態とは異なり、記録課金情報生
成器の代わって再生課金情報生成器34Eが設けられて
いる。またデジタルインターフェース32EにはIF情
報送信器32eとIF情報受信器32fとが設けられて
いる。再生課金情報生成器34Eはユーザが記録装置3
Eから番組を再生したとき、再生課金料金情報を生成し
て個別情報メモリ26の所定の領域に加算するものであ
る。デジタルインターフェース32Eは番組データを出
力すると共に、IF情報送信器32eを介して受信機2
Eの伝送特性情報(IF情報)を所定の伝送フォーマッ
トに変換して出力したり、IF情報受信器32fを介し
て記録装置3EのIF情報を入力するものである。再生
課金情報生成器34Eは、デジタルインターフェース3
2Eのデータから再生課金料金情報を抽出して、個別情
報メモリ26の所定の領域に加算するものである。
【0115】図9の記録装置3Eは、受信機2Eで受信
された番組データを記録媒体に記録したり、記録データ
を再生する装置である。記録装置3EにはIF情報送信
器41eを含むデジタルインターフェース41Eが設け
られている。受信機2Eのデジタルインターフェース3
2Eと記録装置3Eのデジタルインターフェース41E
とはIEEE1394バスにより接続されている。デジ
タルインターフェース41Eは記録機器に入力されたタ
イミングを復元しつつ、各パケットのデータを再生する
ものである。
【0116】このように構成された第5実施形態のデジ
タル放送受信方法の動作について説明する。送信局1E
において、コントローラ4Eは複数の番組を蓄積してあ
るTV信号サーバ6から、送信しようとする番組のデー
タを読み出す。この番組のジャンルや価値等に応じて課
金方法が設定される。視聴許可情報生成器7は各ユーザ
の契約に基づき各ユーザごとの視聴を許可するか否かを
示す視聴許可情報、及び再生時の課金に関する情報を生
成する。また伝送特定情報生成器15は、番組を記録し
た記録装置3E及び受信機2E間の伝送が可能なインタ
ーフェースを特定するための情報であるインターフェー
ス特定情報を生成する。
【0117】伝送特定情報生成器15は伝送特定情報と
してのIEEE1394のシリアル番号およびメーカー
コードと、契約に基づいたその番組に関する視聴許可
と、伝送許可を記載した伝送許可情報とをパケット化器
9に与える。スクランブラ8は有料番組のデータをスク
ランブル化する。このときの視聴許可情報、スクランブ
ルを解く鍵、鍵のパケットを特定する情報、及び鍵のス
クランブルを解く鍵などが、例えばECM、EMMと呼
ばれる所定のMPEG信号の形式で生成される。
【0118】生成した伝送許可情報はパケット化器9に
よりMPEG信号に多重できるパケット形式、例えばプ
ライベートデータパケット形式に変換される。そしてマ
ルチプレクサ10は番組データに多重化すると共に、コ
ントローラ4EでMPEG形式に生成されて各番組のパ
ケットを特定するためのテーブル情報や、前述のスクラ
ンブル鍵等の情報、視聴許可情報を含む情報を併せて多
重する。またマルチプレクサ10は、場合により複数の
番組のパケットを多重化する。多重化されたデータは変
調送信部11に与えられ、デジタル放送信号に変換され
ると共に、衛星放送、地上波、CATVなどの伝送媒体
に応じて所定の方法で変調されて、受信機2Eへ伝送さ
れる。
【0119】受信機2Eにおいて、デジタル放送信号は
受信復調部14により復調される。コントローラ28E
は受信データよりテーブル情報を抽出して、番組に関す
る情報をユーザに知らせる。送信されたデジタル放送信
号を復号して番組を再生する動作はこれまでの実施形態
と同様である。
【0120】番組データの記録の際には、記録用に選択
した番組のパケットをコントローラ28Eにより指定す
る。そしてデマルチプレクサ24により指定のパケット
を選択して、デジタルインターフェース32Eに出力す
る。またコントローラ28Eはデジタルインターフェー
ス32E、41Eに対してシリアル番号及びメーカーコ
ードを送信するよう要求する。要求されたデジタルイン
ターフェースのIF情報送信器32e、41eは、シリ
アル番号及びメーカーコードをIEEE1394の所定
の形式でコントローラ28Eに報知する。
【0121】再生課金情報生成器34Eは、得られた記
録装置3Eと受信機2Eのインターフェース情報を集め
て記録時の経路情報を記憶する。そしてこの経路情報を
モデム25を通じて送信局1Eに伝送する。また、記録
されるパケットは指定に応じてスクランブルが解かれた
形式、又はスクランブルされたままの形式で記録装置3
Eに記録させることもできる。ここではスクランブルさ
れたままの状態で記録し、再生課金時にスクランブルを
解く場合を例示する。
【0122】デジタルインターフェース32Eはデマル
チプレクサ24から出力されたパケットを所定の伝送形
式にて記録装置3Eに出力する。デジタルインターフェ
ース41Eは入力されたパケットを伝送形式から元の形
式に戻して記録機器に出力する。記録すべきパケットを
受けとった記録機器は所定のフォーマットで夫々のパケ
ットを記録媒体に記録する。
【0123】ユーザが記録装置3Eから番組データの再
生を選択すると、記録装置3Eは記録機器に入力された
タイミングを復元しつつ各パケットを再生する。そして
視聴許可情報抽出器22により読み出された視聴許可情
報中の再生課金料金に基づき、ユーザに番組再生に要す
る金額を表示する。ユーザが番組再生を選択すると、再
生課金情報生成器34Eは再生課金料金情報を生成し
て、個別情報メモリ26の所定の領域に加算する。個別
情報メモリ26中の再生課金料金情報は、視聴用の課金
料金情報と共に定期的にモデム25を介して送信局1E
に吸い上げられる。
【0124】ユーザが番組データの記録を選択しなかっ
た場合には、再生課金情報生成器34Eは動作せず、再
生動作も行なわれない。送信データに課金料金情報がな
い場合には、上記の動作は行なわれず、直接次に説明す
る動作が行なわれる。コントローラ28Eは、デジタル
インターフェース32E、41Eに対してシリアル番号
及びメーカーコードを送信するよう要求する。要求され
た各デジタルインターフェースのIF情報送信器32
e、41eは、IEEE1394バスのシリアル番号及
びメーカーコードを所定の形式でコントローラ28Eに
送信する。
【0125】伝送特定情報抽出器15では、得られた記
録装置3Eと受信機2Eのデジタルインターフェースの
情報を集めて、再生時の経路情報を記憶する。コントロ
ーラ4Eは記録時の経路情報と再生時の経路情報を比較
して同じ場合に、デジタルインターフェース32Eを介
して得られたデータを復号するよう、受信機2Eに許可
を与える。経路情報が異なる場合には、デジタルインタ
ーフェース32Eからのデータを受け取らないよう受信
機2Eに指示する。
【0126】経路情報が異なる場合には、追加料金を支
払えば番組データを記録装置3Eに記録又は再生できる
システムも考えられる。このように送信局1Eが追加課
金を行なう場合には、経路情報の差に基づき追加課金金
額を算出し、追加課金金額をユーザに伝えるようにすれ
ばよい。ユーザが追加課金による番組の視聴を選択した
場合には、個別情報メモリ26の課金金額の部分に追加
課金を加算すると共に、デジタルインターフェース32
Eからのデータを復号するように受信機2Eに許可を与
える。デジタルインターフェース32Eを通してパケッ
トを受けとった受信機2Eは、このパケットをデマルチ
プレクサ24に与えればよい。
【0127】コントローラ28Eはテーブル情報によっ
て記録する番組のパケットを指定し、デマルチプレクサ
24は指定のパケットを選択して音声デコーダ29、映
像デコーダ30、テキストデコーダ31のいずれかに出
力する。記録装置3Eの特定や、再生できる受信機2E
又は個別情報メモリ26の特定をせず、伝送する経路を
限定することにより、より確実な番組の再生又は記録の
制限ができるようになる。また直接視聴する番組と記録
する番組を夫々独立して管理でき、裏番組の記録も可能
となる。更に本実施形態は再生時の課金にも適した方式
であり、特に経路に応じた段階的な追課金が可能となる
方式である。
【0128】(実施の形態6)次に本発明の第6実施形
態におけるデジタル放送受信方法について図11及び図
12を用いて説明する。図11は本実施形態のデジタル
放送受信方法の送信局と記録装置の構成を示すブロック
図であり、図12は受信機の構成を示すブロック図であ
る。尚、第3実施形態のシステムと同一部分は同一の符
号を付け、詳細な説明は省略する。
【0129】図11において送信局1Fは、複数チャン
ネルの映像、音声、テキストデータ等を多重化して、デ
ジタル放送信号に変換して受信機を持つユーザに番組を
送信する送信局である。送信局1Fには第3実施形態と
同様に、コントローラ4F、モデム5F、TV信号サー
バ6、視聴許可情報生成器7、スクランブラ8、パケッ
ト化器9、マルチプレクサ10、変調送信部11、再生
許可情報生成器14Fを設ける。
【0130】視聴許可情報生成器7は、コントローラ4
F内に記憶している各ユーザのIDとその番組に関する
視聴許可を記載した視聴許可情報と、記録に関する課金
料金とを生成するものである。再生許可情報生成器14
Fは、番組を記録した記録装置3Fから再生データを受
けとり、再生可能な受信機2Fを特定するための情報で
ある再生許可情報を生成するものである。このような情
報はパケット化器9に与えられ、特定のパケットに挿入
される。
【0131】図12の受信機2Fは、送信局1Fから衛
星放送、地上波、CATVなどの伝送媒体を介して放送
されたデジタル放送信号を受信する受信機であり、番組
サービスを契約した視聴者の所に設置される。受信機2
Fには第3実施形態と同様に、受信復調部21、視聴許
可情報抽出器22、デスクランブラ23、デマルチプレ
クサ24、モデム25、個別情報メモリ26、コントロ
ーラ28F、音声デコーダ29、映像デコーダ30、テ
キストデコーダ31、デジタルインターフェース32
F、記録課金情報生成器34Fが設けられている。
【0132】第3実施形態の構成要素に加えて、受信機
2Fには再生用デスクランブラ38と記録用スクランブ
ラ37が設けられている。記録課金情報生成器34F
は、デジタルインターフェース32Fのデータから記録
課金料金情報を抽出して個別情報メモリ26の所定の領
域に加算するものである。記録用スクランブラ37は、
選択された番組のパケットをスクランブル化してデジタ
ルインターフェース32Fに与えるものである。再生用
デスクランブラ38は、デジタルインターフェース32
Fから出力された記録番組のパケットをデスクランブル
してデマルチプレクサ24に与えるものである。
【0133】図11の記録装置3Fは、受信機2Fで受
信された番組データを記録媒体に記録したり、記録デー
タを再生する装置である。記録装置3Fにはデジタルイ
ンターフェース41Fが設けられている。受信機2Fの
デジタルインターフェース32Fと記録装置3Fのデジ
タルインターフェース41FとはIEEE1394バス
により接続されている。デジタルインターフェース41
Fは記録機器に入力されたタイミングを復元しつつ、各
パケットのデータを再生するものである。
【0134】このように構成された第6実施形態のデジ
タル放送受信方法の動作について説明する。送信局1F
において、コントローラ4Fは複数の番組を蓄積してあ
るTV信号サーバ6から、送信しようとする番組のデー
タを読み出す。この番組のジャンルや価値等に応じて課
金方法が設定される。視聴許可情報生成器7は、各ユー
ザの契約に基づき各ユーザごとの視聴を許可するか否か
を示す視聴許可情報を生成する。
【0135】例えば、ユーザは夫々のIDを受信機2F
と対応する形で有しており、コントローラ4F内に記憶
している各ユーザのIDと、契約に基づいたその番組に
関する視聴許可、及び再生許可を記載した再生許可情報
がパケット化器9に夫々出力される。また、スクランブ
ラ8は有料番組に対して番組データをスクランブル化す
る。このとき、番組の視聴許可情報、スクランブルを解
く鍵、鍵のパケットを特定する情報、及び鍵のスクラン
ブルを解く鍵などが、例えばECM、EMMと呼ばれる
所定のMPEG信号の形式で生成される。
【0136】またこのように生成した再生許可情報はパ
ケット化器9によりMPEG信号に多重できるパケット
形式に変換される。そして、マルチプレクサ10により
デジタル放送信号中に多重化される。このときマルチプ
レクサ10は、コントローラ4FでMPEG形式で生成
した各番組のパケットを特定するためのテーブル情報
や、前述のスクランブル鍵等の情報、視聴許可情報を含
む情報を併せて多重化する。更にマルチプレクサ10
は、場合により複数の番組のパケットを多重化する。
【0137】多重化されたデータは変調送信部11に与
えられ、デジタル放送信号に変換される。この信号は衛
星放送、地上波、CATVなどの伝送媒体に応じて所定
の方法で変調されて各受信機2Fへ伝送される。
【0138】受信機2Fにおいて、受信したデジタル放
送信号は受信復調部21により復調される。コントロー
ラ28Fは再生データよりテーブル情報を抽出して、番
組に関する情報をユーザに知らせる。送信されたデジタ
ル放送信号を復号して番組を再生する動作はこれまでの
実施形態と同様である。
【0139】番組データの記録のときには、記録用に選
択した番組のパケットをコントローラ28Fにより指定
する。そしてデマルチプレクサ24により指定のパケッ
トを選択して記録用スクランブラ37に出力する。記録
用スクランブラ37は、選択された番組のパケットをス
クランブル化する。
【0140】これにより、従来の視聴用のスクランブル
の形式に依らず、記録側で独自のスクランブルをかける
ことができる。現在の視聴用のスクランブルでは、鍵情
報が時間と共に変化して、記録した番組がある期間の後
見られなくなる。しかしこうするとこの問題を解決する
ことができる。記録されるパケットは記録用スクランブ
ルされたままの形式で記録装置3Fに記録させることに
なる。
【0141】デジタルインターフェース32Fは記録用
スクランブラ37から送られたパケットを所定の伝送形
式にて記録装置3Fに出力する。デジタルインターフェ
ース41Fは再生パケットを伝送形式から元の形式に戻
して記録機器に与える。記録機器は所定のフォーマット
でスクランブルされた番組データをパケット化して記録
する。
【0142】ユーザが記録装置3Fからの番組データの
再生を選択すると、記録機器に入力されたタイミングを
復元しつつ各パケットを再生する。デジタルインターフ
ェース32Fを通してパケットを受け取ると、再生用デ
スクランブラ37は入力データのスクランブルを解き、
デマルチプレクサ24に与える。
【0143】コントローラ38Fはテーブル情報によっ
て再生する番組のパケットを指定し、デマルチプレクサ
24は指定のパケットを選択して音声デコーダ29、映
像デコーダ30、テキストデコーダ31のいずれかに出
力する。記録装置3Fの特定や、再生できる受信機2
F、又はICカードの特定をせず、伝送する経路上でス
クランブルすることにより、より確実な番組の再生又は
記録の制限が可能となる。
【0144】(実施の形態7)次に本発明の第7実施形
態におけるデジタル放送受信方法について図13及び図
14を用いて説明する。図13は本実施形態のデジタル
放送受信方法の送信局と記録装置の構成を示すブロック
図であり、図14は受信機の構成を示すブロック図であ
る。尚、第6実施形態のシステムと同一部分は同一の符
号を付け、詳細な説明は省略する。
【0145】図13において送信局1Gは、複数チャン
ネルの映像、音声、テキストデータ等を多重化して、デ
ジタル放送信号に変換して受信機を持つユーザに番組を
送信する送信局である。送信局1Gには第6実施形態と
同様に、コントローラ4G、モデム5、TV信号サーバ
6、視聴許可情報生成器7、スクランブラ8、パケット
化器9、マルチプレクサ10、変調送信部11を設け
る。
【0146】視聴許可情報生成器7は、コントローラ4
G内に記憶している各ユーザのIDとその番組に関する
視聴許可を記載した視聴許可情報と、記録に関する課金
料金とを生成するものである。視聴許可情報はパケット
化器9に与えられ、特定のパケットに挿入される。
【0147】図14の受信機2Gは、送信局1Gから衛
星放送、地上波、CATVなどの伝送媒体を介して放送
されたデジタル放送信号を受信する受信機であり、番組
サービスを契約した視聴者の所に設置される。受信機2
Gには第6実施形態と同様に、受信復調部21、視聴許
可情報抽出器22、デスクランブラ23、デマルチプレ
クサ24、モデム25、個別情報メモリ26、コントロ
ーラ28G、音声デコーダ29、映像デコーダ30、テ
キストデコーダ31、デジタルインターフェース32G
が設けられている。
【0148】本実施形態の受信機2Fには以上の構成要
素に加えて、再生課金情報生成器34Gと、デスクラン
ブラ履歴情報判別器39と、デスクランブラ履歴情報生
成器40とが設けられている。再生課金情報生成器34
Gは、デスクランブラ履歴情報判別器39の判別結果に
基づいて再生課金料金情報を抽出して個別情報メモリ2
6の所定の領域に加算するものである。デスクランブラ
履歴情報生成器40はデジタル放送信号の復調データを
デスクランブラ23でスクランブルを解除したとき、ビ
ット「1」を生成し、デジタル放送信号がスクランブル
されていないか、又はデスクランブラ23でスクランブ
ルできなかったとき、ビット「0」を生成するものであ
る。これらのビットはデジタルインターフェース32G
に与えられる。デスクランブラ履歴情報判別器39は、
デジタルインターフェース32Gから出力されるデータ
から前述のビット情報を判別するもので、ビット「1」
の場合、再生課金情報生成器34Gに課金を指示する。
【0149】図13の記録装置3Gは、受信機2Gで受
信された番組データを記録媒体に記録したり、記録デー
タを再生する装置である。記録装置3Gにはデジタルイ
ンターフェース41Gが設けられている。受信機2Gの
デジタルインターフェース32Gと記録装置3Gのデジ
タルインターフェース41GとはIEEE1394バス
により接続されている。デジタルインターフェース41
Gは記録機器に入力されたタイミングを復元しつつ各パ
ケットのデータを再生するものである。
【0150】このように構成された第7実施形態のデジ
タル放送受信方法の動作について説明する。送信局1G
において、コントローラ4Gは複数の番組を蓄積してあ
るTV信号サーバ6から、送信しようとする番組のデー
タを読み出す。この番組のジャンルや価値等に応じて課
金方法が設定される。視聴許可情報生成器7は、各ユー
ザの契約に基づき各ユーザごとの視聴を許可するか否か
を示す視聴許可情報を生成する。
【0151】スクランブラ8は有料番組に対して番組デ
ータをスクランブル化する。このとき、番組の視聴許可
情報、スクランブルを解く鍵、鍵のパケットを特定する
情報、及び鍵のスクランブルを解く鍵などが、例えばE
CM、EMMと呼ばれる所定のMPEG信号の形式で生
成される。そして、マルチプレクサ10はこれらの情報
を番組データに多重化する。多重化されたデータは変調
送信部11に与えられ、デジタル放送信号に変換され
る。この信号は衛星放送、地上波、CATVなどの伝送
媒体に応じて所定の方法で変調されて各受信機2Gへ伝
送される。
【0152】受信機2Gにおいて、受信したデジタル放
送信号は受信復調部21により復調される。コントロー
ラ28Gは再生データよりテーブル情報を抽出して、番
組に関する情報をユーザに知らせる。送信されたデジタ
ル放送信号を復号して番組を再生する動作はこれまでの
実施形態と同様である。
【0153】ユーザが記録したい番組を選択すると、デ
スクランブラ23は記録されるパケットのスクランブル
を解いて、デジタルインターフェース32Gに出力す
る。このときデスクランブラ履歴情報生成器40は、デ
ジタル放送信号のパケット中の所定の位置に設けられた
スクランブラ解除情報のビットを「1」に設定する。こ
こで、デジタル放送信号がスクランブルされていない場
合、又は記録しようとする番組がスクランブルされたま
まの状態、更にはデスクランブルが許可されずデスクラ
ンブルを行えない場合、スクランブラ解除情報のビット
を「0」に設定する。デジタルインターフェース32G
から記録すべきパケットを記録装置3Gが受け取ると、
所定のフォーマットで番組データをパケット化して記録
する。
【0154】ユーザが記録装置3Gからの番組データの
再生を選択すると、記録機器に入力されたタイミングを
復元しつつ、各パケットを再生する。デジタルインター
フェース32Gを通してパケットが出力されと、デスク
ランブラ履歴情報判別器39は前述のビット情報を判別
する。ここでの判定結果、ビット「1」の場合は、記録
時にデスクランブルされたデータであるとして、デスク
ランブルに要する料金を再生課金情報生成器34Gに報
知する。
【0155】ユーザが記録装置3Gから番組データの再
生を選択すると、再生課金情報生成器34Gは再生課金
料金情報を生成して、個別情報メモリ26の所定の領域
に加算する。個別情報メモリ26中の再生課金料金情報
は、視聴用の課金料金情報と共に定期的にモデム25を
介して送信局1Gに吸い上げられる。
【0156】スクランブル解除履歴情報のビットが
「0」の場合は、もともと番組データがスクランブルさ
れておらず、自由に視聴可能な番組か、又はデスクラン
ブルが許可されなかった番組である。いずれにしても番
組の視聴が許可された場合、コントローラ38Gはテー
ブル情報によって再生する番組のパケットを指定し、デ
マルチプレクサ24は指定のパケットを選択して音声デ
コーダ29、映像デコーダ30、テキストデコーダ31
のいずれかに出力する。
【0157】
【発明の効果】番組をデジタル方式で放送する場合、視
聴者側で番組が記録媒体にデータの劣化なしにコピーさ
れる恐れがある。本発明によれば、送信局が番組データ
を各受信機に送信するとき、番組データの記録再生に用
いる記録装置や再生受信機、又は再生許可や伝送情報等
の特定情報を付加して送信するようにしているので、こ
れらの特定情報が一致しなければ、番組の記録又は再生
は視聴者側でできないよにすることができる。このため
受信契約に基づき番組の視聴が許されても、記録媒体に
番組を記録したり再生する場合、追加の課金を行うこと
により番組データの著作権者の利益を守ることができる
ようになる。しかも視聴と再生又は記録に対する課金情
報は送信局に対して自動的に報知することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態におけるデジタル放送受
信方法の送信局及び記録装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】第1実施形態のデジタル放送受信方法における
受信機の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第2実施形態におけるデジタル放送受
信方法の送信局及び記録装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図4】第2実施形態のデジタル放送受信方法における
受信機の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第3実施形態におけるデジタル放送受
信方法の送信局及び記録装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図6】第3実施形態のデジタル放送受信方法における
受信機の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の第4実施形態におけるデジタル放送受
信方法の送信局及び記録装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図8】第4実施形態のデジタル放送受信方法における
受信機の構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の第5実施形態におけるデジタル放送受
信方法の送信局及び記録装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図10】第5実施形態のデジタル放送受信方法におけ
る受信機の構成を示すブロック図である。
【図11】本発明の第6実施形態におけるデジタル放送
受信方法の送信局及び記録装置の構成を示すブロック図
である。
【図12】第6実施形態のデジタル放送受信方法におけ
る受信機の構成を示すブロック図である。
【図13】本発明の第7実施形態におけるデジタル放送
受信方法の送信局及び記録装置の構成を示すブロック図
である。
【図14】第7実施形態のデジタル放送受信方法におけ
る受信機の構成を示すブロック図である。
【図15】従来から提案されているデジタル放送受信方
法の送信局及び記録装置の構成例を示すブロック図であ
る。
【図16】従来例のデジタル放送受信方法における受信
機の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1A,1B,1C,1D,1E,1F,1G 送信局 2A,2B,2C,2D,2E,2F,2G 受信機 3A,3B,3C,3D,3E,3F,3G 記録装置 4A,4B,4C,4D,4E,4F,4G、28A,
28B,28C,28D,28E,28F,28G,4
4 コントローラ 5,5F,25 モデム 6 TV信号サーバ 7 視聴許可情報生成器 8 スクランブラ 9 パケット化器 10 マルチプレクサ 11 変調送信部 12 記録装置特定情報生成器 13 再生受信機特定情報生成器 14,14F 再生許可情報生成器 15 伝送特定情報生成器 21 受信復調部 22 視聴許可情報抽出器 23 デスクランブラ 24 デマルチプレクサ 26 個別情報メモリ 27,27E,45,45D 比較器 29 音声デコーダ 30 映像デコーダ 31 テキストデコーダ 32A,32B,32C,32D,32E,32F,3
2G,41A,41B,41C,41D,41E,41
F,41G デジタルインターフェース 32c ID送信器 32d,32e,41e IF情報送信器 33 記録許可情報抽出器 34c,35 ID送信器 34A,34B,34C,34D,34F 記録課金情
報生成器 34E 再生課金情報生成器 35 再生受信機特定情報抽出器 36 伝送許可情報抽出器 38 再生用デスクランブラ 37 記録用スクランブラ 39 デスクランブル履歴情報判別器 40 デスクランブル履歴情報生成器 41d,32f IF情報受信器 41c ID受信器 41d IF情報受信器 43 再生許可情報抽出器 46 伝送許可情報抽出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/167

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル放送信号を送信する送信局と、
    前記デジタル放送信号を受信する受信機と、前記受信機
    に接続され前記デジタル放送信号の番組データを記録再
    生するデジタル記録装置とからなるデジタル放送受信シ
    ステムにおけるデジタル放送受信方法であって、 前記送信局が、デジタル放送信号中の所定の番組を記録
    できる前記デジタル記録装置を特定する記録装置特定情
    報を生成し、 前記送信局が前記記録装置特定情報をデジタル放送信号
    に加えて送信し、 前記受信機が受信したデジタル放送信号から前記記録装
    置特定情報を抽出し、 前記受信機が得られた前記記録装置特定情報と前記デジ
    タル記録装置の個別情報とを比較し、 前記比較の結果、夫々の情報が一致すれば前記受信機か
    ら前記デジタル記録装置に番組データを出力することを
    許可することを特徴とするデジタル放送受信方法。
  2. 【請求項2】 デジタル放送信号を送信する送信局と、
    前記デジタル放送信号を受信する受信機と、前記受信機
    に接続され前記デジタル放送信号の番組データを記録再
    生するデジタル記録装置とからなるデジタル放送受信シ
    ステムにおけるデジタル放送受信方法であって、 前記送信局が、デジタル放送信号中の所定の番組を再生
    できる前記受信機を特定する再生受信機特定情報を生成
    し、 前記送信局が前記再生受信機特定情報をデジタル放送信
    号に加えて送信し、 前記受信機の受信したデジタル放送信号の番組データを
    前記デジタル記録装置が記録するとき、前記受信機が抽
    出した前記再生受信機特定情報を番組データに付加して
    前記デジタル記録装置に出力し、 前記受信機が前記デジタル記録装置から番組データを取
    り出すとき、再生データから前記再生受信機特定情報を
    抽出し、 抽出した前記再生受信機特定情報と前記受信機の個別情
    報とを比較し、 前記比較の結果、夫々の情報が一致すれば前記受信機が
    番組データを再生することを許可することを特徴とする
    デジタル放送受信方法。
  3. 【請求項3】 デジタル放送信号を送信する送信局と、
    前記デジタル放送信号を受信する受信機と、前記受信機
    に接続され前記デジタル放送信号の番組データを記録再
    生するデジタル記録装置とからなるデジタル放送受信シ
    ステムにおけるデジタル放送受信方法であって、 前記送信局は、前記受信機が前記デジタル記録装置より
    番組データを再生できるようにする前記受信機の個別情
    報を含む再生許可情報を生成し、 前記送信局が前記再生許可情報をデジタル放送信号に加
    えて送信し、 前記受信機が受信したデジタル放送信号から番組データ
    と再生許可情報を取り出し、前記デジタル記録装置に記
    録し、 前記デジタル記録装置は再生時に再生データから前記再
    生許可情報を抽出して前記再生許可情報と現在接続され
    ている前記受信機の個別情報とを比較し、 前記比較の結果、夫々の情報が一致すれば前記デジタル
    記録装置が前記受信機に番組データを出力することを許
    可することを特徴とするデジタル放送受信方法。
  4. 【請求項4】 デジタル放送信号を送信する送信局と、
    前記デジタル放送信号を受信する受信機と、前記受信機
    に接続され前記デジタル放送信号の番組データを記録再
    生するデジタル記録装置とからなるデジタル放送受信シ
    ステムにおけるデジタル放送受信方法であって、 前記送信局は、前記受信機と前記デジタル記録装置との
    インターフェスの特性を規定する伝送特定情報を生成
    し、 前記送信局が前記伝送特定情報をデジタル放送信号に加
    えて送信し、 前記受信機が受信したデジタル放送信号から番組データ
    と前記伝送特定情報を取り出し、 前記受信機が番組データを前記デジタル記録装置に記録
    するとき、前記伝送特定情報を前記デジタル記録装置に
    与えて記録し、 前記デジタル記録装置は再生時に再生データから前記伝
    送特定情報と前記受信機の伝送特定情報を抽出し、 前記デジタル記録装置は、抽出した前記伝送特定情報と
    現在接続されている前記受信機との伝送特定情報を比較
    し、 前記比較の結果、夫々の情報が一致すれば前記デジタル
    記録装置が前記受信機に番組データを出力することを許
    可することを特徴とするデジタル放送受信方法。
  5. 【請求項5】 デジタル放送信号を送信する送信局と、
    前記デジタル放送信号を受信する受信機と、前記受信機
    に接続され前記デジタル放送信号の番組データを記録再
    生するデジタル記録装置とからなるデジタル放送受信シ
    ステムにおけるデジタル放送受信方法であって、 前記送信局は、前記受信機と前記デジタル記録装置との
    インターフェスの特性を規定する伝送特定情報を生成
    し、 前記送信局が前記伝送特定情報をデジタル放送信号に加
    えて送信し、 前記受信機が受信したデジタル放送信号から番組データ
    と前記伝送特定情報を取り出し、 前記受信機が番組データを前記デジタル記録装置に記録
    するとき、前記伝送特定情報を前記デジタル記録装置に
    与えて記録し、 前記受信機が前記デジタル記録装置から番組データを取
    り出すとき、前記受信機は再生データから前記伝送特定
    情報を抽出し、 前記受信機は、抽出した前記伝送特定情報と現在接続さ
    れているデジタル記録装置の伝送特定情報を比較し、 前記比較の結果、夫々の情報が一致すれば前記受信機が
    前記デジタル記録装置から番組データを取り出すことを
    許可することを特徴とするデジタル放送受信方法。
  6. 【請求項6】 デジタル放送信号を送信する送信局と、
    前記デジタル放送信号を受信する受信機と、前記受信機
    に接続され前記デジタル放送信号の番組データを記録再
    生するデジタル記録装置とからなるデジタル放送受信シ
    ステムにおけるデジタル放送受信方法であって、 前記送信局は、前記受信機が前記デジタル記録装置より
    番組データを再生できるようにする再生許可情報を生成
    し、 前記送信局が前記再生許可情報をデジタル放送信号に加
    えて送信し、 前記受信機が受信したデジタル放送信号から番組データ
    と前記再生許可情報を取り出し、番組データをスクラン
    ブルして前記デジタル記録装置に記録し、 前記受信機が前記デジタル記録装置から番組データを取
    り出すとき、前記再生許可情報があれば前記デジタル記
    録装置の再生データをデスクランブルして番組データを
    出力するようにしたことを特徴とするデジタル放送受信
    方法。
  7. 【請求項7】 デジタル放送信号をスクランブルして送
    信する送信局と、前記デジタル放送信号を受信する受信
    機と、前記受信機に接続され前記デジタル放送信号の番
    組データを記録再生するデジタル記録装置とからなるデ
    ジタル放送受信システムにおけるデジタル放送受信方法
    であって、 前記受信機がデジタル放送信号を受信したとき、スクラ
    ンブルを解いたか否かを識別するデスクランブル履歴情
    報を生成し、 前記受信機が番組データを前記デジタル記録装置に記録
    するとき、前記デスクランブル履歴情報をスクランブル
    又は非スクランブルの番組データに付加して前記デジタ
    ル記録装置に与えて記録し、 前記受信機が前記デジタル記録装置から番組データを取
    り出すとき、再生データ中のデスクランブル履歴情報を
    抽出してその内容がスクランブル解除であれば、使用者
    が予め定めた課金を支払うよう制御することを特徴とす
    るデジタル放送受信方法。
  8. 【請求項8】 前記受信機と前記デジタル記録装置と
    は、IEEE1394規格のバスで接続されたものであ
    ることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項記載の
    デジタル放送受信方法。
  9. 【請求項9】 前記IEEE1394規格のバスは、バ
    スのシリアル番号、又は前記受信機及び前記デジタル記
    録装置のメーカーコードを含むものであることを特徴と
    する請求項8記載のデジタル放送受信方法。
  10. 【請求項10】 前記受信機で得られた前記記録装置特
    定情報と前記デジタル記録装置の個別情報とを比較し
    て、 夫々の情報が一致しないとき、前記送信局に対して所定
    の課金を支払えば、番組データの記録を可能になるよう
    制御することを特徴とする請求項1記載のデジタル放送
    受信方法。
  11. 【請求項11】 前記デジタル記録装置の再生データか
    ら抽出した前記再生受信機特定情報と前記受信機の個別
    情報とを比較して、 夫々の情報が一致しないとき、前記送信局に対して所定
    の課金を支払えば、番組データの再生が可能になるよう
    制御することを特徴とする請求項2記載のデジタル放送
    受信方法。
  12. 【請求項12】 前記受信機が前記デジタル記録装置か
    ら番組データを取り出すとき、前記デジタル記録装置が
    抽出した前記再生許可情報と現在接続されている前記受
    信機の個別情報とを比較し、 夫々の情報が一致しないとき、前記送信局に対して所定
    の課金を支払えば、番組データの再生が可能になるよう
    制御することを特徴とする請求項3記載のデジタル放送
    受信方法。
  13. 【請求項13】 前記受信機が前記デジタル記録装置か
    ら番組データを取り出すとき、前記デジタル記録装置は
    再生データから前記伝送特定情報と前記受信機の伝送特
    定情報を抽出し、 前記デジタル記録装置が抽出した前記伝送特定情報と現
    在接続されている前記受信機の伝送特定情報とを比較
    し、 夫々の情報が一致しないとき、前記送信局に対して所定
    の課金を支払えば、番組データの再生が可能になるよう
    制御することを特徴とする請求項4記載のデジタル放送
    受信方法。
  14. 【請求項14】 前記受信機が前記デジタル記録装置か
    ら番組データを取り出すとき、前記受信機は再生データ
    から前記伝送特性情報と前記デジタル記録装置の伝送特
    定情報を抽出し、 前記受信機が、抽出した前記伝送特定情報と現在接続さ
    れているデジタル記録装置の伝送特定情報を比較し、 夫々の情報が一致しないとき、前記送信局に対して所定
    の課金を支払えば、番組データの再生が可能になるよう
    制御することを特徴とする請求項5記載のデジタル放送
    受信方法。
  15. 【請求項15】 前記受信機が前記デジタル記録装置か
    ら番組データを取り出すとき、 前記再生許可情報がない場合、前記送信局に対して所定
    の課金を支払えば、前記受信機は前記デジタル記録装置
    の再生データをデスクランブルして番組データを出力で
    きるように制御することを特徴とする請求項6記載のデ
    ジタル放送受信方法。
JP8085910A 1996-03-13 1996-03-13 デジタル放送受信方法 Pending JPH09247616A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8085910A JPH09247616A (ja) 1996-03-13 1996-03-13 デジタル放送受信方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8085910A JPH09247616A (ja) 1996-03-13 1996-03-13 デジタル放送受信方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09247616A true JPH09247616A (ja) 1997-09-19

Family

ID=13871983

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8085910A Pending JPH09247616A (ja) 1996-03-13 1996-03-13 デジタル放送受信方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09247616A (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999031880A1 (en) * 1997-12-15 1999-06-24 Sony Corporation Input/output device and input/output method, and receiver
KR100441065B1 (ko) * 2000-09-27 2004-07-19 지은묵 인터넷 방송 시청 지원 시스템 및 그 방법
US7039936B1 (en) * 1998-12-21 2006-05-02 Sony Corporation Receiving system for digital broadcasting, data transmitting method in digital broadcasting receiving system, and receiving apparatus for digital broadcasting
JP2006246507A (ja) * 2006-04-03 2006-09-14 Hitachi Ltd 記録媒体記録装置
JP2007020218A (ja) * 2006-09-22 2007-01-25 Sony Corp 入出力装置および入出力方法、並びに受信装置
US7257132B1 (en) 1998-02-26 2007-08-14 Hitachi, Ltd. Receiver set, information apparatus and receiving system
JP2007305298A (ja) * 2007-07-06 2007-11-22 Toshiba Corp 情報記憶媒体、情報記憶媒体の再生方法及び装置及び記録方法
US7403617B2 (en) 1998-01-08 2008-07-22 Samsung Electronics Co., Ltd. System and method for copy protection for digital signals
JP2008312257A (ja) * 2008-09-12 2008-12-25 Hitachi Ltd ディジタル情報入出力装置、受信装置、記録装置、および再生装置
JP2008312256A (ja) * 2008-09-12 2008-12-25 Hitachi Ltd ディジタル情報入出力装置、受信装置、記録装置、および再生装置
JP2010063186A (ja) * 2009-12-16 2010-03-18 Hitachi Consumer Electronics Co Ltd ディジタル情報記録再生装置、ディジタル情報記録再生方法
JP2010239665A (ja) * 1996-12-20 2010-10-21 Thomson Consumer Electronics Inc トランスポートパケットの処理方法
US8300832B2 (en) 1998-01-08 2012-10-30 Samsung Electronics Co., Ltd. System and method for copy protection for digital signals

Cited By (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4614245B2 (ja) * 1996-12-20 2011-01-19 トムソン コンシユーマ エレクトロニクス インコーポレイテツド トランスポートパケットの処理方法
JP2010283871A (ja) * 1996-12-20 2010-12-16 Thomson Consumer Electronics Inc トランスポートパケットの処理装置
JP2010239665A (ja) * 1996-12-20 2010-10-21 Thomson Consumer Electronics Inc トランスポートパケットの処理方法
WO1999031880A1 (en) * 1997-12-15 1999-06-24 Sony Corporation Input/output device and input/output method, and receiver
AU743987B2 (en) * 1997-12-15 2002-02-14 Sony Corporation Input/output device and input/output method, and receiver
US6754347B1 (en) 1997-12-15 2004-06-22 Sony Corporation Input/output unit, input/output method, and receiving unit
US7548619B2 (en) 1998-01-08 2009-06-16 Samsung Electronics Co., Ltd. System and method for copy protection for digital signals
US7778418B1 (en) 1998-01-08 2010-08-17 Samsung Electronics Co., Ltd. System and method for copy protection for digital signals
US8300832B2 (en) 1998-01-08 2012-10-30 Samsung Electronics Co., Ltd. System and method for copy protection for digital signals
US7403617B2 (en) 1998-01-08 2008-07-22 Samsung Electronics Co., Ltd. System and method for copy protection for digital signals
US8565426B2 (en) 1998-01-08 2013-10-22 Samsung Electronics Co., Ltd. System and method for copy protection for digital signals
US8856819B2 (en) 1998-02-26 2014-10-07 Hitachi Maxell, Ltd. Receiver set, information apparatus and receiving system
US8233504B2 (en) 1998-02-26 2012-07-31 Hitachi, Ltd. Receiver set, information apparatus and receiving system
US7257132B1 (en) 1998-02-26 2007-08-14 Hitachi, Ltd. Receiver set, information apparatus and receiving system
US9661363B2 (en) 1998-02-26 2017-05-23 Hitachi Maxell, Ltd. Receiver set, information apparatus and receiving system
US7039936B1 (en) * 1998-12-21 2006-05-02 Sony Corporation Receiving system for digital broadcasting, data transmitting method in digital broadcasting receiving system, and receiving apparatus for digital broadcasting
KR100441065B1 (ko) * 2000-09-27 2004-07-19 지은묵 인터넷 방송 시청 지원 시스템 및 그 방법
JP2006246507A (ja) * 2006-04-03 2006-09-14 Hitachi Ltd 記録媒体記録装置
JP2007020218A (ja) * 2006-09-22 2007-01-25 Sony Corp 入出力装置および入出力方法、並びに受信装置
JP4551890B2 (ja) * 2006-09-22 2010-09-29 ソニー株式会社 受信装置
JP2007305298A (ja) * 2007-07-06 2007-11-22 Toshiba Corp 情報記憶媒体、情報記憶媒体の再生方法及び装置及び記録方法
JP2008312256A (ja) * 2008-09-12 2008-12-25 Hitachi Ltd ディジタル情報入出力装置、受信装置、記録装置、および再生装置
JP4686583B2 (ja) * 2008-09-12 2011-05-25 日立コンシューマエレクトロニクス株式会社 ディジタル情報記録再生装置およびディジタル情報記録再生方法
JP4686584B2 (ja) * 2008-09-12 2011-05-25 日立コンシューマエレクトロニクス株式会社 ディジタル情報記録再生装置およびディジタル情報記録再生方法
JP2008312257A (ja) * 2008-09-12 2008-12-25 Hitachi Ltd ディジタル情報入出力装置、受信装置、記録装置、および再生装置
JP2010063186A (ja) * 2009-12-16 2010-03-18 Hitachi Consumer Electronics Co Ltd ディジタル情報記録再生装置、ディジタル情報記録再生方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6308269B2 (en) Arrangement for independently requesting a playing authorization for a reproduced encrypted information signal
JP4110588B2 (ja) データ受信装置および受信方法
US7239709B1 (en) Data recording/reproducing method, data recording/reproducing system, recording apparatus
KR100894924B1 (ko) 정보 처리 장치 및 방법과 기록 매체
JP2003152698A (ja) コンテンツ利用制御送信方法、コンテンツ利用制御受信方法およびコンテンツ利用制御送信装置、コンテンツ利用制御受信装置ならびにコンテンツ利用制御送信プログラム、コンテンツ利用制御受信プログラム
JP2002514834A (ja) 暗号化ディジタルデータの記録方法および装置
JP2002374511A (ja) 暗号化されたデータを含むデータの伝送及び受信制御方法
JP2002503919A (ja) スクランブル化したディジタルデータの記憶
WO2000003541A1 (fr) Multiplexeur de donnees, systeme de diffusion de programme, systeme d'emission de programme, systeme de diffusion a peage, procede d'emission de programme, systeme de reception limitee et recepteur de donnees
JP2002514859A (ja) 通信ネットワーク
JP2002247510A (ja) 情報処理装置および方法、情報処理システム、記録媒体、並びにプログラム
EP1734678A1 (en) Method and apparatus for receiving and processing digital broadcast signals
KR100681158B1 (ko) 입출력 장치 및 입출력 방법, 및 수신장치
JPH09247616A (ja) デジタル放送受信方法
JP3435398B2 (ja) コンテンツ配信方法及びコンテンツデータ記録再生方法及び装置
JP2003273819A (ja) 放送システム、放送装置及び受信装置
JPH1011894A (ja) 有料スクランブル放送の受信記録再生システム
JP2000115091A (ja) 情報記録装置および情報再生装置
JP2002044071A (ja) 受信方法
JP2000004422A (ja) ディジタル信号記録再生装置およびこれを用いた再生時課金システム
JPH11112950A (ja) 秘匿情報復号再生装置
JPH099241A (ja) スクランブル放送システム、およびスクランブル方法、並びにスクランブル装置、およびデスクランブル装置
JPH10191302A (ja) デジタル衛星放送受信装置
KR20020015232A (ko) 전송 스트림 저장 장치 및 이를 채용하는 방송 신호 수신장치
JP3075063B2 (ja) 視聴料金課金システム

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040309