JPH09247414A - 音声/ファクシミリ信号伝送装置 - Google Patents

音声/ファクシミリ信号伝送装置

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JPH09247414A
JPH09247414A JP8054533A JP5453396A JPH09247414A JP H09247414 A JPH09247414 A JP H09247414A JP 8054533 A JP8054533 A JP 8054533A JP 5453396 A JP5453396 A JP 5453396A JP H09247414 A JPH09247414 A JP H09247414A
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signal
facsimile
voice
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input
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JP8054533A
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English (en)
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Nobuyoshi Horie
延佳 堀江
Hisashi Naito
悠史 内藤
Shigeaki Suzuki
茂明 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 V.34以外の既存の変調方式によるFAX
端末が送出するFAX信号の高能率伝送に加えて、V.
34変調方式を搭載したFAX端末が送出するFAX信
号も、V.34以外の既存の変調方式による通信に変更
して、高能率伝送を可能にする音声/FAX信号伝送装
置を得ることを課題とする。 【解決手段】 発呼側FAX端末から、音声信号入力時
には高能率音声コーデックにより符号化された音声信号
を伝送し、FAX信号入力時にはFAXモデムにより復
調されたベースバンドデータを伝送し、対向装置におい
て上記符号化された音声信号を復号し、上記ベースバン
ドデータをFAXモデムにより再び変調して出力する音
声/FAX信号伝送装置において、伝送路側から入力さ
れる着呼側のV.34変調方式を搭載したFAX端末が
送出する変形応答トーン信号(ANSam信号)を、A
GC部により応答トーン信号(ANS信号)に変更し、
発呼端末側に伝送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、音声及びファク
シミリ信号を高能率に伝送することができる音声/ファ
クシミリ信号伝送装置に関するもので、特に、V.34
以外の既存の変調方式を搭載したファクシミリ端末によ
るファクシミリ信号の高能率伝送に加えて、V.34変
調方式を搭載したファクシミリ端末同志の通信において
も、高能率伝送を可能にする音声/ファクシミリ信号伝
送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の通信トラフィックの増大と共に、
トラフィックの大半を占める電話音声を高能率に伝送す
るという要求が高まっている。この要求に対応して、た
とえば、DCME(Digital Circuit
MutiplicationEquipment:ディ
ジタル回線多重化装置)が実用化されている。これは、
電話音声の有音率が40%以下であることに着目して音
声の有音部分のみ伝送することで音声の伝送効率を改善
するDSI(Digital Speech Inte
rpolation:ディジタル音声挿入)技術と音声
信号をそれまでのPCM方式より少ないビット数で符号
化して伝送することで音声の伝送効率を改善する高能率
音声符号化技術とを組み合わせた装置であり、例えば、
音声符号化方式としてADPCM(Adaptive
DifferencialPulse Code Mo
dulation:適応差分パルス符号変調)方式を用
いたDCMEでは、それまでの64kbit/sPCM
符号化方式で音声信号を伝送する場合と比較し約5倍の
伝送効率の向上が可能になっている。ところが、近年の
ファクシミリ端末の急激な普及に伴って、このような伝
送効率を見込めなくなってきている。これは、ファクシ
ミリ通信においては、その通信時間の大半が有音であ
り、上記のDSI効果が期待できないためである。
【0003】これに対して、音声帯域モデム信号である
ファクシミリ信号を一旦復調してベースバンドデータと
して伝送し、対向装置にてこれを再び変調することでフ
ァクシミリ通信を効率よく伝送を行う、ファクシミリ信
号のベースバンド伝送技術をDCMEに採用した、音声
/ファクシミリ信号伝送装置として、例えば、竹本光宏
ほか:“ファクシミリ信号復調多重装置の開発”,19
91年電子情報通信学会全国大会講演論文集、分冊3,
pp331(1991.3)に示されたものがある。図
9は上記文献に示されたもので、1はトランクインタフ
ェース、2はファクシミリ信号検出部、3は送信プロセ
ッサ、4はベアラインタフェース、5はファクシミリモ
デム部、6は受信プロセッサ、7は運用監視プロセッサ
である。この装置はDCMEとトランク回線との間に挿
入され、ファクシミリ信号の高能率伝送を実現するもの
である。
【0004】次に、この装置の動作概要について説明す
る。先ず、送信側から説明する。トランクインタフェー
ス1は最大9系統のディジタル1次群のトランク回線を
収容する。各トランクチャネルの音声/ファクシミリ入
力信号は、トランクインタフェース1を介してファクシ
ミリ信号検出器及び送信プロセッサ3に入力される。フ
ァクシミリ信号検出器2では、入力信号がファクシミリ
信号であるかどうかを判定し、その結果を送信プロセッ
サ3に出力する。送信プロセッサ3では、この判定結果
により入力信号が音声の時はそのままベアラインタフェ
ース4に出力し、入力信号がファクシミリ信号の時はフ
ァクシミリモデム部5に出力する。ファクシミリモデム
部5では、入力された音声帯域モデム信号を復調して送
信プロセッサに出力する。送信プロセッサ3では、復調
されたファクシミリベースバンドデータとファクシミリ
信号割り当て情報を多重化して、ベアラインタフェース
4のファクシミリルートに出力する。ベアラインタフェ
ース4は、音声ルートとして9系統とファクシミリルー
トとして1系統を収容し、DCMEとの音声/ファクシ
ミリ信号の入出力を行う。
【0005】次いで、受信側を説明する。受信側では、
ベアラインタフェース4を介して入力された信号が受信
プロセッサ6に入力される。受信プロセッサ6では、フ
ァクシミリ信号割り当て情報をもとにファクシミリルー
トより入力したファクシミリベースバンド信号をファク
シミリモデム部5に出力する。ファクシミリモデム部5
では、入力したファクシミリベースバンド信号を変調し
て受信プロセッサ6に出力する。受信プロセッサ6で
は、ファクシミリ通信中のチャネルについてはファクシ
ミリモデム部5から入力したファクシミリ信号を、その
他のチャネルについてはベアラインタフェース4の音声
ルートから入力した信号を、トランクインタフェース1
にそれぞれ出力する。そして、トランクインタフェース
1から音声/ファクシミリ信号トランク回線に出力され
る。運用監視プロセッサ7は、ファクシミリのトラフィ
ックに応じてファクシミリルートに64kbit/s単
位でファクシミリチャネルを設定し、その設定情報をD
CMEに伝える。
【0006】上記のファクシミリ信号復調多重装置は、
ファクシミリ信号のベースバンドデータ伝送速度は最大
9600bit/sである。この装置が接続されていな
いDCMEにおいては、9600bit/sの情報量を
伝送するために40kbit/sADPCM音声符号化
方式が必要となる。これは、通常の音声の伝送には32
kbit/sの符号化速度のADPCM音声符号化方式
を用いているのに対し、9600bit/sの伝送速度
をもつ変調方式であるV.29信号を正常に伝送するた
めには、40kbit/sADPCM以上の伝送速度の
音声符号化方式が必要となるからである。このように、
9600bit/sの情報量しかないファクシミリ信号
を40kbit/sの伝送速度をもつADPCMで伝送
することが回線使用効率を下げるだけではなく、ファク
シミリ信号の有音率が高いことがDSI効果を損ねる原
因になっており、音声/ファクシミリ信号の高能率伝送
の妨げとなっていた。この装置の採用により、前述のよ
うにファクシミリ信号のベースバンドデータ伝送速度は
最大9600bit/sに抑えることができるため、音
声/ファクシミリ信号の高能率伝送が可能となってい
る。
【0007】ここで、ファクシミリ信号の復調伝送につ
いて、図9の細部を示す図10を参照して、説明する。
この図は、音声/ファクシミリ信号チャネルが1チャネ
ルの場合についての装置例を示している。動作を簡単に
説明する。音声/FAX判別部1は、発呼側ファクシミ
リ端末からの入力信号がファクシミリ信号であるかどう
かの判別を行い、判別結果をセレクタ3、セレクタ6、
及び補助情報付加部7に出力する。遅延部2は、上記入
力信号を音声/FAX判別部1の処理時間分だけ遅延さ
せ、セレクタ3に出力する。セレクタ3は、上記音声/
FAX判別部1の判別結果に基づき、遅延部2からの出
力信号をFAX復調部4または音声符号化部5に出力す
る。FAX復調部4は、上記入力信号の復調を行い、セ
レクタ6にファクシミリベースバンドデータを出力す
る。音声符号化部5は、上記入力信号の高能率音声符号
化を行い、セレクタ6に符号化データを出力する。セレ
クタ6は、上記音声/FAX判別部1の判別結果に基づ
き、FAX復調部4からの入力データまたは音声符号化
部5からの入力データを補助情報付加部7に出力する。
補助情報付加部7は、上記音声/FAX判別部1の判別
結果に基づき、セレクタ6からの入力データに、データ
がファクシミリベースバンドデータであるか符号化デー
タであるかが識別できる等の補助情報を付加して、伝送
路側に出力する。
【0008】一方、補助情報分解部8は、伝送路側より
入力される着呼側端末から送出される入力データの補助
情報をモニタし、入力データが符号化データであるかフ
ァクシミリベースバンドデータであるかの判別を行い、
その結果をセレクタ9、12に出力すると共に、補助情
報以外の入力データをセレクタ9に出力する。セレクタ
9は、上記補助情報分解部8の判別結果に基づき、上記
入力データを音声復号部10またはFAX変調部11に
出力する。音声符号化部10は、上記入力符号化データ
を64kbit/sPCM信号に復号してセレクタ12
に出力する。FAX変調部11は、上記入力ファクシミ
リベースバンドデータを再変調してセレクタ12に出力
する。セレクタ12は、上記補助情報分解部8の判別結
果に基づき、音声符号化部10からの出力信号またはF
AX変調部11からの出力信号を発呼側端末に出力す
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の音声/ファクシ
ミリ信号伝送装置は、以上のように構成されていて、入
力信号がファクシミリ信号の場合はベースバンドデータ
に復調して、ファクシミリ信号以外の場合は高能率音声
符号化を行って伝送することで、音声/ファクシミリ信
号の高能率伝送を可能にしたものである。近年、ファク
シミリモデムは、伝送速度の高速化が進んでおり、既存
の変調方式であるV.17、V.29、V.27te
r、V.21に加えて、28.8kbit/sの伝送速
度を有するV.34変調方式を採用したファクシミリモ
デムが開発されつつある。発呼側端末、着呼側端末とし
てV.34変調方式を搭載したファクシミリ端末が、従
来の音声/ファクシミリ信号伝送装置に接続された場
合、以下に説明する理由で、V.34ファクシミリ信号
は復調伝送されず、音声信号として高能率音声符号化さ
れて伝送されることになり伝送効率が非常に低下する
か、或いはさらに圧縮度の高い高能率音声符号化方式が
当該装置に採用された場合、ファクシミリ端末の通信が
できなくなると言う問題が生じる。
【0010】以下に、このような問題が生じる理由につ
いて説明する。図19は、ファクシミリ端末の通信手順
であるITU−T勧告T.30におけるV.34変調方
式でのファクシミリ通信手順におけるスタートアップシ
ーケンスを示したものである。図において、各信号はI
TU−T勧告V.8で以下のように定義されている。C
NG信号は、起呼表示信号と呼ばれ、1100Hzのト
ーン信号、ANSam信号は、変形応答トーン信号と呼
ばれ、2100Hz正弦波を450ms間隔で位相反転
し、さらに15Hzで振幅変調した信号、CM信号は、
起呼メニュー信号と呼ばれ、V.21低域チャネル30
0bit/s信号であり、主に発呼端末で利用可能な変
調方式を宣言する信号、JM信号は、共通メニュー信号
と呼ばれ、V.21高域チャネル300bit/s信号
であり、発呼端末及び着呼端末で共通して利用可能な変
調方式を宣言する信号、CJ信号は、CM終端子と呼ば
れ、V.21低域チャネル300bit/s信号であ
り、JM信号の検出確認及びCM信号の終了を示す信号
である。
【0011】発呼側端末及び着呼側端末ともにV.34
変調方式を搭載している場合、図19に示すシーケンス
中におけるCM信号とJM信号とのネゴシエーションの
結果、以降は、V.34変調方式でのT.30手順によ
るファクシミリ通信が行われる。V.34変調方式での
T.30手順によるファクシミリ通信では、制御信号と
して1200bit/sQAM変調信号が用いられ、
V.34搭載以前の既存のT.30ファクシミリ通信手
順の制御信号であるV.21高域チャネル300bit
/s信号とは異なり、通信手順もV.34搭載以前の既
存のT.30ファクシミリ通信手順とは異なる。そのた
め、V.34変調方式によるT.30ファクシミリ通信
手順から、V.34搭載以前のT.30ファクシミリ通
信手順に移行する際の手順切り替えの煩雑さを避けるた
め、一度、V.34変調方式によるT.30ファクシミ
リ通信手順に移行したならば、V.34搭載以前のT.
30ファクシミリ通信手順に移行することはない。これ
は、仮に端末間の回線状態が悪化しても、V.34変調
方式でのフォールバックが行われ、V.34以外の既存
の変調方式でのフォールバックは行われないことを意味
する。
【0012】以上のようなV.34変調方式でのT.3
0手順によるファクシミリ信号が、図9または図10の
ような音声/ファクシミリ信号伝送装置に入力した場合
を考えてみる。図9、図10中のそれぞれファクシミリ
信号検出部2、音声/FAX判別部1は、通常、ファク
シミリ信号中の応答トーン信号(ANS信号)である2
100Hzトーン信号またはV.21制御信号の先頭部
分であるプリアンブルを検出したとき、ファクシミリ信
号と認識する。ところが上記のように、このような信号
はV.34変調方式によるT.30手順には存在せず、
従ってV.34変調方式によるファクシミリ信号は復調
伝送されずに、音声信号として高能率音声符号化される
ことになる。そして、高能率音声符号化方式として、例
えば40kbit/sADPCMが採用された場合、最
高の伝送速度として、V.29の9600bit/sま
でしか伝送できない。従って、V.34変調方式の場合
には、40kbit/sADPCMで伝送できるファク
シミリ伝送速度までフォールバックを繰り返し、その結
果40kbit/sの伝送速度の音声信号として伝送さ
れることになり、通信回線の伝送効率が低下する。ま
た、さらに圧縮度の高い高能率音声符号化方式として、
例えば、低遅延符号励振線形予測符号化方式(LD−C
ELP:Low Delay−Code Exicit
ed Linear Prediction符号化方
式)が採用された場合、この符号化方式では最高でも2
400bit/sの伝送速度のモデム信号しか伝送でき
ないと言われているので、ファクシミリ端末の通信すら
できなくなる可能性が生ずる。
【0013】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、V.34以外の既存の変調方式
によるファクシミリ端末が送出するファクシミリ信号の
高能率伝送に加えて、V.34変調方式を搭載したファ
クシミリ端末が送出するファクシミリ信号も、V.34
以外の既存の変調方式による通信に変更して、高能率伝
送を可能にする音声/ファクシミリ信号伝送装置を得る
ことを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に係わる発明の音声/ファクシミリ信号
伝送装置は、音声信号の高能率符号化及び復号を行う高
能率音声コーデックと、ファクシミリ信号の復調及び変
調を行うファクシミリモデムとを有し、音声信号の入力
時には、上記高能率音声コーデックにより符号化された
音声信号を伝送し、ファクシミリ信号の入力時には、上
記ファクシミリモデムにより復調されたベースバンドデ
ータを伝送し、対向装置において上記符号化された音声
信号を復号し、上記ベースバンドデータをファクシミリ
モデムにより再び変調して出力する音声/ファクシミリ
信号伝送装置において、発呼側ファクシミリ端末より出
力される起呼表示信号(CNG信号)を検出するCNG
検出部と、上記CNG検出部を制御するCNG検出制御
部と、伝送路側より入力され上記高能率音声コーデック
の音声復号部で復号された信号のキャリアを検出するキ
ャリア検出部と、上記復号された信号をキャリア検出部
の処理時間分だけ遅延させる遅延部と、上記遅延部から
出力された信号の振幅値を制御するAGC部と、を設
け、伝送路側から入力される着呼側のV.34変調方式
を搭載したファクシミリ端末が送出する変形応答トーン
信号(ANSam信号)を、AGC部により応答トーン
信号(ANS信号)に変更し、発呼端末側に伝送するこ
とを特徴とする。
【0015】また、請求項2に係わる発明の音声/ファ
クシミリ信号伝送装置は、音声信号の高能率符号化及び
復号を行う高能率音声コーデックと、ファクシミリ信号
の復調及び変調を行うファクシミリモデムとを有し、音
声信号の入力時には、上記高能率音声コーデックにより
符号化された音声信号を伝送し、ファクシミリ信号の入
力時には、上記ファクシミリモデムにより復調されたベ
ースバンドデータを伝送し、対向装置において上記符号
化された音声信号を復号し、上記ベースバンドデータを
ファクシミリモデムにより再び変調して出力する音声/
ファクシミリ信号伝送装置において、発呼側ファクシミ
リ端末より出力される起呼表示信号(CNG信号)を検
出すするCNG検出部と、上記CNG検出部を制御する
CNG検出制御部と、伝送路側より入力され上記高能率
音声コーデックの音声復号部で復号された信号のキャリ
アを検出するキャリア検出部と、上記復号された信号を
キャリア検出部の処理時間分だけ遅延させる遅延部と、
上記遅延部の出力信号をD/A変換し、2逓倍部、2分
周部、及びフィルタ部を介してA/D変換する波形変換
部と、を設け、伝送路側から入力される着呼側のV.3
4変調方式を搭載したファクシミリ端末が送出する変形
応答トーン信号(ANSam信号)を上記波形変換部に
より応答トーン信号(ANS信号)に変更し、発呼端末
側に伝送することを特徴とする。
【0016】また、請求項3に係わる発明の音声/ファ
クシミリ信号伝送装置は、音声信号の高能率符号化及び
復号を行う高能率音声コーデックと、ファクシミリ信号
の復調及び変調を行うファクシミリモデムとを有し、音
声信号の入力時には、上記高能率音声コーデックにより
符号化された音声信号を伝送し、ファクシミリ信号の入
力時には、上記ファクシミリモデムにより復調されたベ
ースバンドデータを伝送し、対向装置において上記符号
化された音声信号を復号し、上記ベースバンドデータを
ファクシミリモデムにより再び変調して出力する音声/
ファクシミリ信号伝送装置において、発呼側ファクシミ
リ端末より出力される起呼表示信号(CNG信号)を検
出するCNG検出部と、上記CNG検出部を制御するC
NG検出制御部と、伝送路側より入力され上記高能率音
声コーデックの音声復号部で復号された信号キャリアを
検出するキャリア検出部と、上記キャリア検出部出力に
基づいて応答トーン信号(ANS信号)を生成するAN
S発生部と、伝送路側より入力され上記高能率音声コー
デックの音声復号部で復号された信号をキャリア検出部
の処理時間分だけ遅延させる遅延部と、上記ANS発生
部から出力された信号または上記遅延部から出力された
信号のいずれかを選択するセレクタと、を設け、伝送路
側から入力される着呼側のV.34変調方式を搭載した
ファクシミリ端末が送出する変形応答トーン信号(AN
Sam信号)の代わりに、ANS発生部によりANS信
号を生成し、発呼端末側に伝送することを特徴とする。
【0017】また、請求項4に係わる発明の音声/ファ
クシミリ信号伝送装置は、音声信号の高能率符号化及び
復号を行う高能率音声コーデックと、ファクシミリ信号
の復調及び変調を行うファクシミリモデムとを有し、音
声信号の入力時には、上記高能率音声コーデックにより
符号化された音声信号を伝送し、ファクシミリ信号の入
力時には、上記ファクシミリモデムにより復調されたベ
ースバンドデータを伝送し、対向装置において上記符号
化された音声信号を復号し、上記ベースバンドデータを
ファクシミリモデムにより再び変調して出力する音声/
ファクシミリ信号伝送装置において、伝送路側より入力
され上記高能率音声コーデックの音声復号部で復号され
た変形応答トーン信号(ANSam信号)または応答ト
ーン信号(ANS信号)を検出するANSam/ANS
検出部と、上記ANSam/ANS検出部の検出信号に
基づいてANS信号を生成するANS発生部と、伝送路
側より入力され上記高能率音声コーデックの音声復号部
で復号された信号を上記ANSam/ANS検出部の処
理時間分だけ遅延させる遅延部と、上記ANS発生部の
出力信号または上記遅延部の出力信号のいずれかを選択
するセレクタと、を設け、伝送路側から入力される着呼
側のV.34変調方式を搭載したファクシミリ端末が送
出するANSam信号の代わりにANS発生部によりA
NS信号を生成し、発呼端末側に伝送することを特徴と
する。
【0018】また、請求項5に係わる発明の音声/ファ
クシミリ信号伝送装置は、音声信号の高能率符号化及び
復号を行う高能率音声コーデックと、ファクシミリ信号
の復調及び変調を行うファクシミリモデムとを有し、音
声信号の入力時には、上記高能率音声コーデックにより
符号化された音声信号を伝送し、ファクシミリ信号の入
力時には、上記ファクシミリモデムにより復調されたベ
ースバンドデータを伝送し、対向装置において上記符号
化された音声信号を復号し、上記ベースバンドデータを
ファクシミリモデムにより再び変調して出力する音声/
ファクシミリ信号伝送装置において、発呼側ファクシミ
リ端末より出力される起呼メニュー信号(CM信号)の
復調を行うV.21(L)復調部と、上記V.21
(L)復調部から出力されたV.21(L)ベースバン
ドデータのビットを操作するビット操作部と、上記V.
21(L)復調部から出力されたV.21(L)ベース
バンドデータをモニタし、発呼側ファクシミリ端末より
出力されるCM信号を検出するCM検出部と、上記ビッ
ト操作部から出力されたV.21(L)ベースバンドデ
ータを変調するV.21(L)変調部と、発呼側ファク
シミリ端末より出力される入力信号をV.21(L)復
調部、ビット操作部、CM検出部、及びV.21(L)
変調部のそれぞれの処理時間を加えた時間分だけ遅延さ
せる遅延部と、上記遅延部から出力された信号または上
記V.21(L)変調部から出力された信号のいずれか
の信号を選択するセレクタと、を設け、発呼端末側から
入力されるV.34変調方式を搭載したファクシミリ端
末が送出する起呼メニュー信号(CM信号)中のV.3
4変調許可ビットを、不許可に変更して伝送路側に送出
することを特徴とする。
【0019】また、請求項6に係わる発明の音声/ファ
クシミリ信号伝送装置は、音声信号の高能率符号化及び
復号を行う高能率音声コーデックと、ファクシミリ信号
の復調及び変調を行うファクシミリモデムとを有し、音
声信号の入力時には、上記高能率音声コーデックにより
符号化された音声信号を伝送し、ファクシミリ信号の入
力時には、上記ファクシミリモデムにより復調されたベ
ースバンドデータを伝送し、対向装置において上記符号
化された音声信号を復号し、上記ベースバンドデータを
ファクシミリモデムにより再び変調して出力する音声/
ファクシミリ信号伝送装置において、発呼側ファクシミ
リ端末より出力される起呼表示信号(CNG信号)を検
出するCNG検出部と、上記高能率音声コーデックの音
声符号化部の入力側に位置し上記CNG検出部出力に基
づいて音声符号化部に信号を入力するかしないかを行う
スイッチ、伝送路側より入力され上記高能率音声コーデ
ックの音声復号部で復号された変形応答トーン信号(A
NSam信号)または応答トーン信号(ANS信号)を
検出するANSam/ANS検出部と、ファクシミリモ
デムのファクシミリ信号変調部の出力信号をモニタし、
先頭のプリアンブル信号を検出する先頭プリアンブル検
出部と、着呼側ファクシミリ端末から出力される共通メ
ニュー信号(JM信号)を、上記ANSam/ANS検
出部の検出信号に基づいて生成するJM発生部と、伝送
路側より入力され上記高能率音声コーデックの音声復号
部で復号された信号を上記ANSam/ANS検出部の
処理時間分だけ遅延させる遅延部と、上記JM発生部か
ら出力された信号または上記遅延部から発生された信号
のいずれかを選択するセレクタと、を設け、発呼側ファ
クシミリ端末から出力される起呼メニュー信号(CM信
号)及びCM終端子信号(CJ信号)を着呼側ファクシ
ミリ端末に伝送しないようにし、着呼側ファクシミリ端
末から出力されるANSam信号に続いてV.34許可
ビットが不許可であるJM信号を上記発呼側ファクシミ
リ端末に伝送することを特徴とする。
【0020】また、請求項7に係わる発明の音声/ファ
クシミリ信号伝送装置は、音声信号の高能率符号化及び
復号を行う高能率音声コーデックと、ファクシミリ信号
の復調及び変調を行うファクシミリモデムとを有し、音
声信号の入力時には、上記高能率音声コーデックにより
符号化された音声信号を伝送し、ファクシミリ信号の入
力時には、上記ファクシミリモデムにより復調されたベ
ースバンドデータを伝送し、対向装置において上記符号
化された音声信号を復号し、上記ベースバンドデータを
ファクシミリモデムにより再び変調して出力する音声/
ファクシミリ信号伝送装置において、発呼側ファクシミ
リ端末より出力される起呼表示信号(CNG信号)を検
出するCNG検出部と、上記CNG検出部を制御するC
NG検出制御部と、伝送路側より入力され上記高能率音
声コーデックの音声復号部で復号された信号キャリアを
検出するキャリア検出部と、伝送路側より入力され上記
高能率音声コーデックの音声復号部で復号された信号を
キャリア検出部の処理時間分だけ遅延させる遅延部と、
上記遅延部の出力側に位置し遅延部からの出力信号を発
呼側ファクシミリ端末に出力するか又はしないかを行う
スイッチと、を設け、伝送路側から入力される着呼側の
V.34変調方式を搭載したファクシミリ端末が送出す
るANSam信号を、スイッチにより発呼側ファクシミ
リ端末に伝送しないようにすることを特徴とする。
【0021】また、請求項8に係わる発明の音声/ファ
クシミリ信号伝送装置は、音声信号の高能率符号化及び
復号を行う高能率音声コーデックと、ファクシミリ信号
の復調及び変調を行うファクシミリモデムとを有し、音
声信号の入力時には、上記高能率音声コーデックにより
符号化された音声信号を伝送し、ファクシミリ信号の入
力時には、上記ファクシミリモデムにより復調されたベ
ースバンドデータを伝送し、対向装置において上記符号
化された音声信号を復号し、上記ベースバンドデータを
ファクシミリモデムにより再び変調して出力する音声/
ファクシミリ信号伝送装置において、伝送路側より入力
され上記高能率音声コーデックの音声復号部で復号され
た変形応答トーン信号(ANSam信号)または応答ト
ーン信号(ANS信号)を検出するANSam/ANS
検出部と、伝送路側より入力され上記高能率音声コーデ
ックの音声復号部で復号された信号を上記ANSam/
ANS検出部の処理時間分だけ遅延させる遅延部と、上
記遅延部の出力側に位置し上記遅延部からの出力信号を
発呼側ファクシミリ端末に出力するか又はしないかを行
うスイッチと、を設け、伝送路側から入力される着呼側
のV.34変調方式を搭載したファクシミリ端末が送出
するANSam信号を、スイッチにより発呼側ファクシ
ミリ端末に伝送しないようにすることを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.V.34変調方式でのT.30によるフ
ァクシミリ通信手順は、次のように規定されている。 (1)ANS信号を発呼端末が受信した場合、発呼端末
はV.34以外の変調方式によるファクシミリ通信手順
に移行し、(2)着呼端末がANSam送信中に、発呼
端末からCM信号を受信しなかった場合、着呼端末は
V.34以外の変調方式によるファクシミリ通信手順に
移行し、(3)着呼端末から出力されるJM信号また
は、発呼端末から出力されるCM信号のいずれかがV.
34変調許可ビットが不許可の場合、発呼端末及び着呼
端末はV.34以外の変調方式によるファクシミリ通信
手順に移行し、(4)ANSam信号及びANS信号い
ずれにも該当しない信号を発呼端末が最初に受信した
時、発呼端末はその信号に対する通信手順に従った通信
を行う。
【0023】本実施の形態1は、前に述べたV.34変
調方式でのT.30によるファクシミリ通信手順におけ
る規定の、(1)、(2)に着目し、伝送路側から入力
される着呼側のV.34変調方式を搭載したファクシミ
リ端末が送出する変形応答トーン信号(ANSam信
号)を、AGC部により応答トーン信号(ANS信号)
に変更し、発呼端末側に伝送することにより、V.34
変調方式によるファクシミリ通信をV.34以外の既存
の変調方式によるファクシミリ通信に変更して、本伝送
装置で復調伝送を可能にするものである。
【0024】図1は、この発明の音声/ファクシミリ伝
送装置の実施の形態1を示す構成ブロック図である。図
において、1〜12は図10で示した従来の音声/ファ
クシミリ伝送装置で説明したものと同様である。13は
発呼側ファクシミリ端末より出力される起呼信号(CN
G信号)を検出するCNG検出部、14は上記CNG検
出部を制御するCNG検出制御部、15は伝送路側より
入力され高能率音声コーデックの音声復号部で復号され
た信号のキャリアを検出するキャリア検出部、16は上
記復号された信号をキャリア検出部15の処理時間分遅
延させる遅延部、17は上記遅延部から出力された信号
の振幅値を制御しANS信号を出力するAGC部であ
る。
【0025】図1の動作について図11を参照して説明
する。図11は図1の動作シーケンスを説明する図であ
る。図1において、CNG検出部13は、発呼端末より
出力される起呼信号(CNG信号)を検出した場合、キ
ャリア検出部動作許可信号を有意にし、これをCNG検
出制御部14及びキャリア検出部15に出力する。キャ
リア検出部15は、このキャリア検出部動作許可信号が
有意の間、音声復号部10から出力された伝送路側から
の入力信号のキャリアを検出した場合、キャリア検出信
号を有意にし、これをCNG検出制御部14及びAGC
部17に出力する。図11に示すように、発呼端末がC
NG信号を送出した後、着呼端末が送出する信号はAN
Sam信号であり、キャリア検出部15はANSam信
号を最初に検出することになる。AGC部17では、キ
ャリア検出信号が有意の間、遅延部16で遅延された音
声復号部10から出力された伝送路側からの入力信号の
振幅が制御される。この場合、制御される信号はANS
am信号であり、これをANS信号に変更するようにA
GC部17は動作する。
【0026】図11に示すように、ANSam信号がA
NS信号に変更され、発呼側端末に入力された場合、発
呼端末は、以降V.34以外の既存の変調方式によるフ
ァクシミリ通信を行い、起呼メニュー信号(CM信号)
を出力しない。これにより、着呼端末はJM信号を送出
せず、結局上記キャリア検出信号はANSam信号の検
出終了次第、非有意となる。すると、CNG検出制御部
14は、CNG検出部制御信号を有意にする。CNG検
出部13は、このCNG検出部制御信号が有意になった
時、キャリア検出部動作許可信号を非有意にし、キャリ
ア検出部15は非動作となる。従って、キャリア検出部
15は、再びCNG信号が検出されない限り動作せず、
ANSam信号以外のキャリアを検出することはなく、
誤ってANSam信号以外の信号でAGC部17が動作
することはない。
【0027】以上のように、本実施の形態1では、伝送
路側から入力される着呼側のV.34変調方式を搭載し
たファクシミリ端末が送出する変形応答トーン信号(A
NSam信号)を、AGC部により応答トーン信号(A
NS信号)に変更し、発呼端末側に伝送することによ
り、V.34変調方式によるファクシミリ通信をV.3
4以外の既存の変調方式によるファクシミリ通信に変更
して、本伝送装置で復調伝送を可能にする。
【0028】実施の形態2.本実施の形態2は、前に述
べたV.34変調方式でのT.30によるファクシミリ
通信手順における規定の、(1)、(2)に着目し、伝
送路側から入力される着呼側のV.34変調方式を搭載
したファクシミリ端末が送出するANSam信号を、2
逓倍部、2分周部、及びフィルタ部を有する波形変換部
によりANS信号に変更し、発呼端末側に伝送すること
により、V.34変調方式によるファクシミリ通信を
V.34以外の既存の変調方式によるファクシミリ通信
に変更して、本伝送装置で復調伝送を可能にするもので
ある。
【0029】図2は、この発明の音声/ファクシミリ伝
送装置の実施の形態2を示す構成ブロック図である。図
において、1〜12は図10で示した従来の音声/ファ
クシミリ伝送装置で説明したものと同様である。また、
13〜16は実施の形態1で説明したものと同様であ
る。18は上記遅延部から出力されたディジタル信号を
アナログ信号に変換するD/A部、19は上記D/A部
18から出力された信号を2逓倍する2逓倍部、20は
上記2逓倍部19より出力された信号を2分周する2分
周部、21は上記2分周部20から出力された信号をフ
ィルタリングするフィルタ部、22は上記フィルタ部2
1から出力されたアナログ信号をディジタル信号に変換
するA/D部である。
【0030】図2の動作について図12を参照して説明
する。図12は図2の動作シーケンスを説明する図であ
る。図2において、CNG検出部13は、発呼端末より
出力される起呼信号(CNG信号)を検出した場合、キ
ャリア検出部動作許可信号を有意にし、これをCNG検
出制御部14及びキャリア検出部15に出力する。キャ
リア検出部15は、このキャリア検出部動作許可信号が
有意の間、音声復号部10から出力された伝送路側から
の入力信号のキャリアを検出した場合、キャリア検出信
号を有意にし、これをCNG検出制御部14、2逓倍部
19、2分周部20、及びフィルタ部21に出力する。
図12に示すように、発呼端末がCNG信号を送出した
後、着呼端末が送出する信号はANSam信号であり、
キャリア検出部15はANSam信号を最初に検出する
ことになる。遅延部16から出力されたディジタル信号
はD/A部でアナログ信号に変換され、2逓倍部19に
出力される。2逓倍部19では、入力されたアナログ信
号は2逓倍され、2分周部20に出力される。ここで2
逓倍部19に入力されたアナログ信号はANSam信号
である。2分周部20では、2逓倍されたANSam信
号を2分周する。これらの波形変換部の処理により21
00Hzの正弦波に15Hzの振幅変調されたANSa
m信号は2100Hzの矩形波に変形され、2分周部2
0から出力される。フィルタ部21は、2100Hzを
カットオフ周波数とするローパスフィルタであり、これ
により2分周部20から出力された2100Hzの矩形
波は2100Hzの正弦波に変形され、ANS信号とし
て出力される。A/D部では、フィルタ部21から出力
されたアナログ信号であるANS信号はディジタル信号
に変換される。
【0031】図12に示すように、ANSam信号がA
NS信号に変更され、発呼端末側に出力された場合、発
呼端末は、以降V.34以外の既存の変調方式によりフ
ァクシミリ通信を行い、CM信号を出力しない。これに
より、着呼端末はJM信号を送出せず、結局上記キャリ
ア検出信号はANSam信号の検出終了次第、非有意と
なる。すると、CNG検出制御部14は、CNG検出部
制御信号を有意にする。CNG検出部13は、このCN
G検出部制御信号が有意になった時、キャリア検出部動
作許可信号を非有意にし、キャリア検出部15は非動作
となる。従って、キャリア検出部15は、再びCNG信
号が検出されない限り動作せず、ANSam信号以外の
キャリアを検出することはなく、誤ってANSam信号
以外の信号で2逓倍部19、2分周部20、及びフィル
タ部21が動作することはない。
【0032】以上のように、本実施の形態2では、伝送
路側から入力される着呼側のV.34変調方式を搭載し
たファクシミリ端末が送出するANSam信号を、2逓
倍部、2分周部、及びフィルタ部を有する波形変換部に
よりANS信号に変更し、発呼端末側に伝送することに
より、V.34変調方式によるファクシミリ通信をV.
34以外の既存の変調方式によるファクシミリ通信に変
更して、本伝送装置で復調伝送を可能にする。
【0033】実施の形態3.本実施の形態3は、前に述
べたV.34変調方式でのT.30によるファクシミリ
通信手順における規定の、(1)、(2)に着目し、伝
送路側から入力される着呼側のV.34変調方式を搭載
したファクシミリ端末が送出するANSam信号の代わ
りに、ANS発生部によりANS信号を生成し、発呼端
末側に伝送することにより、V.34変調方式によるフ
ァクシミリ通信をV.34以外の既存の変調方式による
ファクシミリ通信に変更して、本伝送装置で復調伝送を
可能にするものである。
【0034】図3は、この発明の音声/ファクシミリ伝
送装置の実施の形態3を示す構成ブロック図である。図
において、1〜12は図10で示した従来の音声/ファ
クシミリ伝送装置で説明したものと同様である。また、
13〜16は実施の形態1で説明したものと同様であ
る。23は着呼側ファクシミリ端末より出力されるAN
S信号を発生するANS発生部、24は上記ANS発生
部23から出力された信号または上記遅延部16から出
力された信号のいずれかを選択するセレクタである。
【0035】図3の動作について図13を参照して説明
する。図13は図3の動作シーケンスを説明する図であ
る。図3において、CNG検出部13は、発呼端末から
出力されるCNG信号を検出した場合、キャリア検出部
動作許可信号を有意にし、これをCNG検出制御部14
及びキャリア検出部15に出力する。キャリア検出部1
5は、このキャリア検出部動作許可信号が有意の間、音
声復号部10から出力された伝送路側からの入力信号の
キャリアを検出した場合、キャリア検出信号を有意に
し、これをCNG検出制御部14及びANS発生部23
及びセレクタ24に出力する。
【0036】図13に示すように、発呼端末がCNG信
号を送出した後、着呼端末が送出する信号はANSam
信号であり、キャリア検出部15はANSam信号を最
初に検出することになる。ANS発生部23では、キャ
リア検出信号が有意の間、ANS信号がセレクタ24に
出力される。セレクタ24は、キャリア検出信号が有意
の間、ANS発生部からの出力信号を選択し、端末側に
出力する。よって、セレクタ25からは、ANSam信
号の代わりにANS信号が出力されることになる。
【0037】図13に示すように、ANSam信号の代
わりにANS信号が発呼端末側に出力された場合、発呼
端末は、以降V.34以外の既存の変調方式によるファ
クシミリ通信を行い、CM信号を出力しない。これによ
り、着呼端末はJM信号を送出せず、結局上記キャリア
検出信号はANSam信号の検出終了次第、非有意とな
る。すると、CNG検出制御部14は、CNG検出部制
御信号を有意にする。CNG検出部13は、このCNG
検出部制御信号が有意になった時、キャリア検出部動作
許可信号を非有意にし、キャリア検出部15は非動作と
なる。従って、キャリア検出部15は、再びCNG信号
が検出されない限り動作せず、ANSam信号以外のキ
ャリアを検出することはなく、誤ってANS信号を送出
すべきタイミング以外でANS発生部が動作、ANS信
号が送出されることはない。
【0038】以上のように、本実施の形態3では、伝送
路側から入力される着呼側のV.34変調方式を搭載し
たファクシミリ端末が送出するANSam信号の代わり
に、ANS発生部によりANS信号を生成し、発呼端末
側に伝送することにより、V.34変調方式によるファ
クシミリ通信をV.34以外の既存の変調方式によるフ
ァクシミリ通信に変更して、本伝送装置で復調伝送を可
能にする。
【0039】実施の形態4.本実施の形態4は、前に述
べたV.34変調方式でのT.30によるファクシミリ
通信手順における規定の、(1)、(2)に着目し、伝
送路側から入力される着呼側のV.34変調方式を搭載
したファクシミリ端末が送出するANSam信号の代わ
りに、ANS発生部よりANS信号を生成し、発呼端末
側に伝送することにより、V.34変調方式によるファ
クシミリ通信をV.34以外の既存の変調方式によるフ
ァクシミリ通信に変更して、本伝送装置で復調伝送を可
能にするものである。
【0040】図4は、この発明の音声/ファクシミリ伝
送装置の実施の形態4を示す構成ブロック図である。図
において、1〜12は図10で示した従来の音声/ファ
クシミリ伝送装置で説明したものと同様である。また、
23,24は実施の形態3で説明したものと同様であ
る。図4において、25は伝送路側より入力される着呼
側のファクシミリ端末が送出するANSamまたはAN
S信号を、高能率音声コーデックの音声復号部で復号し
た信号から検出するANSam/ANS検出部、26は
上記音声復号部で復号された信号をANSam/ANS
検出部25の処理時間分遅延させる遅延部である。
【0041】図4の動作について図14を参照して説明
する。図14は図4の動作シーケンスを説明する図であ
る。図4において、ANSam/ANS検出部は、伝送
路側より入力され、高能率音声コーデックの音声復号部
で復号された信号中のANSamまたはANSを検出
し、検出結果をANSam/ANS検出信号としてAN
S発生部23及びセレクタ24に出力する。ANS発生
部23は、ANSam/ANS検出信号が有意の時、即
ち、ANSam信号またはANS信号を検出中の時、A
NS信号をセレクタ24に発生する。セレクタ24は、
ANSam/ANS検出信号が有意の間、ANS発生部
からの出力信号を選択し、端末側に出力する。よって、
セレクタ25からは、ANSam信号の代わりにANS
信号が出力されることになる。
【0042】以上のように、本実施の形態4では、伝送
路側から入力される着呼側のV.34変調方式を搭載し
たファクシミリ端末が送出するANSam信号の代わり
に、ANS発生部よりANS信号を生成し発呼端末側に
伝送することにより、V.34変調方式によるファクシ
ミリ通信をV.34以外の既存の変調方式によるファク
シミリ通信に変更して、本伝送装置で復調伝送を可能に
する。
【0043】実施の形態5.本実施の形態5は、前に述
べたV.34変調方式でのT.30によるファクシミリ
通信手順における規定の(3)に着目し、発呼端末側か
ら入力されるV.34変調方式を搭載した発呼端末が送
出する起呼メニュー信号(以下、CM信号と呼ぶ)中の
V.34変調許可ビットを、不許可に変更して着呼端末
側の伝送路へ送出することにより、V.34変調方式に
よるファクシミリ通信をV.34以外の既存の変調方式
によるファクシミリ通信に変更して、本伝送装置で復調
伝送を可能にするものである。
【0044】図5は、この発明の音声/ファクシミリ伝
送装置の実施の形態5を示す構成ブロック図である。図
において、1〜12は図10で示した従来の音声/ファ
クシミリ伝送装置で説明したものと同様である。27は
発呼側のファクシミリ端末より出力されるCM信号の復
調を行うV.21(L)復調部、28は上記V.21
(L)復調部27から出力されたV.21(L)ベース
バンドデータをモニタし、発呼側のファクシミリ端末よ
り出力されたCM信号を検出するCM検出部、29は
V.21(L)復調部27から出力されたV.21
(L)ベースバンドデータのビットを操作するビット操
作部、30は上記ビット操作部29から出力されたV.
21(L)ベースバンドデータを変調するV.21
(L)変調部、31は発呼側のファクシミリ端末より出
力される入力信号をV.21(L)復調部27、CM検
出部28、ビット操作部29、及びV.21(L)変調
部30のそれぞれに要する処理時間を加えた時間分だけ
遅延させる遅延部、32は上記遅延部31から出力され
た信号または上記V.21(L)変調部30から出力さ
れた信号のいずれかの信号を選択し音声符号化部5へ出
力するセレクタである。
【0045】図5の動作について図15を参照して説明
する。図15は図5の動作シーケンスを説明する図であ
る。図5において、V.21(L)復調部27は、発呼
側のファクシミリ端末より出力されるCM信号を復調
し、ベースバンドデータをビット操作部29及びCM検
出部28に出力する。CM検出部28は、V.21
(L)復調部から出力されたベースバンドデータをモニ
タし、CM信号ベースバンドデータであるかを判定し、
その結果をCM検出信号としてビット操作部29に出力
する。ビット操作部29では、CM検出信号が有意の
時、即ち、V.21(L)復調部から出力されたベース
バンドデータがCM信号ベースバンドデータの時、この
ベースバンドデータ中のV.34変調許可ビットを不許
可にし、これをV.21(L)変調部30に出力する。
V.21(L)変調部30では、V.34変調許可ビッ
トを不許可にしたCM信号ベースバンドデータをV.2
1(L)変調方式に基づき変調し、セレクタ32に出力
する。遅延部31は、発呼端末から出力される入力信号
をV.21(L)復調部27、CM検出部28、ビット
操作部29、及びV.21(L)変調部30のそれぞれ
に要する処理時間を加えた時間分遅延させ、セレクタ3
2に出力する。セレクタ32では、CM検出信号が有意
の間、即ち、V.21(L)変調部30がCM信号を出
力中は、V.21(L)変調部30から出力されたV.
34変調許可ビットを不許可にしたCM信号を音声符号
化部(5)に出力する。
【0046】図15に示すように、CM1信号(V.3
4許可ビットが許可になっているCM信号)が、ビット
操作部29によりV.34許可ビットが不許可にされ、
V.21(L)変調部30から、CM2信号として伝送
される。従って、これを受信した着呼側ファクシミリ端
末は、本来このようなビット操作を行わなかった場合に
送出するV.34許可ビットが許可となっているJM1
信号の代わりに、V.34許可ビットが不許可であるJ
M2信号を送出するので、V.34以外の変調方式によ
るファクシミリ信号の復調伝送が可能となる。
【0047】以上のように、本実施の形態5では、発呼
端末側から入力されるV.34変調方式を搭載した発呼
端末が送出する起呼メニュー信号(以下、CM信号と呼
ぶ)中のV.34変調許可ビットを、不許可に変更して
着呼端末側の伝送路へ送出することにより、V.34変
調方式によるファクシミリ通信をV.34以外の既存の
変調方式によるファクシミリ通信に変更して、本伝送装
置で復調伝送を可能にする。
【0048】実施の形態6.本実施の形態6は、前に述
べたV.34変調方式でのT.30によるファクシミリ
通信手順における規定の(2)、(3)に着目し、発呼
側端末から入力されるV.34変調方式を搭載したファ
クシミリ端末が送出する起呼メニュー信号(CM信号)
及びCM終端子(CJ信号)を、対向装置を介して着呼
端末に接続する伝送路側へ送出せず、着呼側端末から出
力されるANSam信号に続いて、V.34許可ビット
が不許可である共通メニュー信号(JM信号)を発呼側
端末に伝送することにより、V.34変調方式によるフ
ァクシミリ通信をV.34以外の既存の変調方式による
ファクシミリ通信に変更して、本伝送装置で復調伝送を
可能にするものである。
【0049】図6は、この発明の音声/ファクシミリ伝
送装置の実施の形態6を示す構成ブロック図である。図
において、1〜12は図10で示した従来の音声/ファ
クシミリ伝送装置で説明したものと同様である。さら
に、25,26は、実施の形態4で説明したものと同様
である。33は、発呼側ファクシミリ端末より出力され
るCNG信号を検出するCNG検出部、34は、高能率
音声コーデックの音声符号化部5の入力側に位置し、上
記CNG検出部出力に基づいて、上記発呼側ファクシミ
リ端末より出力される信号を音声符号化部5に入力する
かしないかを行うスイッチ、35は、伝送路側より入力
される着呼側端末が送出するファクシミリモデムのFA
X変調部11の出力信号をモニタし、入力された先頭の
プリアンブル信号を検出する先頭プリアンブル検出部、
36は、着呼側ファクシミリ端末から出力される共通メ
ニュー信号(JM信号)を発生するJM発生部、37
は、上記JM発生部36から出力された信号または上記
遅延部26から発生された信号のいずれかを選択するセ
レクタである。
【0050】図6の動作について図16を参照して説明
する。図16は図6の動作シーケンスを説明する図であ
る。図6において、CNG検出部33は、発呼側端末よ
り出力される起呼表示信号(CNG信号)を検出した場
合、スイッチ34制御信号を有意にする。この信号は先
頭プリアンブル検出部35から出力されるCNG検出部
の制御信号が有意になるまで、有意の状態を維持する。
スイッチ34は、スイッチ制御信号が有意の間は、スイ
ッチを開放し、音声符号化部5に信号を入力しないよう
にする。先頭プリアンブル検出部35は、着呼側ファク
シミリ端末から最初に入力される先頭プリアンブル信号
を検出し、CNG検出部の制御信号をCNG検出部に出
力する。以上の処理により、スイッチ34はCNG検出
から最初のプリアンブル検出まで開放される。最初のプ
リアンブルが検出されるのは、V.34以外の変調方式
でのファクシミリ通信中になってからであり、従って、
発呼側ファクシミリ端末からのCM信号及びCJ信号は
着呼ファクシミリ端末側に伝送されない。JM発生部3
6は、ANSam/ANS検出部25から出力されるA
NSam/ANS検出信号が有意から非有意になった
時、つまりANSam信号またANS信号検出終了時、
V.34許可ビットを不許可にしたJM信号をセレクタ
37に出力すると同時に、セレクタ制御信号を有意にす
る。セレクタ37は、セレクタ制御信号が有意の時、即
ち、JM発生部出力信号が出力中は、JM発生部から入
力されたJM信号を発呼側ファクシミリ端末に出力す
る。
【0051】以上のように、本実施の形態6では、発呼
側端末から入力されるV.34変調方式を搭載したファ
クシミリ端末が送出する起呼メニュー信号(CM信号)
及びCM終端子(CJ信号)を、対向装置を介して着呼
端末に接続する伝送路側へ送出せず、着呼側端末から出
力されるANSam信号に続いて、V.34許可ビット
が不許可である共通メニュー信号(JM信号)を生成し
発呼側端末に伝送することにより、V.34変調方式に
よるファクシミリ通信をV.34以外の既存の変調方式
によるファクシミリ通信に変更して、本伝送装置で復調
伝送を可能にする。
【0052】なお、実施の形態5、実施の形態6では、
V.34変調方式によるファクシミリ通信をV.34以
外の既存の変調方式によるファクシミリ通信に変更する
際、既存の変調方式(V.17、V.29、又はV.2
7ter)のいずれかに任意に設定することが可能であ
る。
【0053】実施の形態7.本実施の形態7は、前に述
べたV.34変調方式でのT.30によるファクシミリ
通信手順における規定の(2)、(4)に着目し、伝送
路側から入力される着呼側のV.34変調方式を搭載し
たファクシミリ端末が送出するANSam信号を、発呼
側のファクシミリ端末に伝送しないようにすることによ
り、簡易的にV.34変調方式によるファクシミリ通信
をV.34以外の既存の変調方式によるファクシミリ通
信に変更して、本伝送装置で復調伝送を可能にするもの
である。
【0054】図7は、この発明の音声/ファクシミリ伝
送装置の実施の形態7を示す構成ブロック図である。図
において、1〜12は図10で示した従来の音声/ファ
クシミリ伝送装置で説明したものと同様である。また、
13〜16は実施の形態1で説明したものと同様であ
る。38は、遅延部16の出力側に位置し遅延部16か
らの出力信号を送信端末側に出力するまたはしないかを
行うスイッチである。
【0055】図7の動作について図17を参照して説明
する。図17は図7の動作シーケンスを説明する図であ
る。図7において、CNG検出部13は、発呼側のファ
クシミリ端末より出力される起呼信号(CNG信号)を
検出した場合、キャリア検出部動作許可信号を有意に
し、これをCNG検出制御部14及びキャリア検出部1
5に出力する。キャリア検出部15は、このキャリア検
出部動作許可信号が有意の間、音声復号部10で復号さ
れた信号のキャリアを検出した場合、キャリア検出信号
を有意にし、これをCNG検出制御部14及びスイッチ
38に出力する。
【0056】図17に示すように、発呼側端末がCNG
信号を送出した後、着呼側端末が送出する信号はANS
am信号であり、キャリア検出部15はANSam信号
を最初に検出することになる。スイッチ38では、キャ
リア検出信号が有意の間、遅延部16で遅延された音声
復号部10から出力された伝送路側からの入力信号を発
呼側ファクシミリ端末に出力しないようにする。これに
より、ANSam信号は発呼側ファクシミリ端末に出力
されない。
【0057】以上のように、本実施の形態7では、伝送
路側から入力される着呼側のV.34変調方式を搭載し
たファクシミリ端末が送出するANSam信号を、発呼
側のファクシミリ端末に伝送しないようにすることによ
り、簡易的にV.34変調方式によるファクシミリ通信
をV.34以外の既存の変調方式によるファクシミリ通
信に変更して、本伝送装置で復調伝送を可能にする。
【0058】実施の形態8.本実施の形態8は、前に述
べたV.34変調方式でのT.30によるファクシミリ
通信手順における規定の(2)、(4)に着目し、伝送
路側から入力される着呼側のV.34変調方式を搭載し
たファクシミリ端末が送出するANSam信号を、発呼
側ファクシミリ端末に伝送しないようにすることによ
り、簡易的にV.34変調方式によるファクシミリ通信
をV.34以外の既存の変調方式によるファクシミリ通
信に変更して、本伝送装置で復調伝送を可能にするもの
である。
【0059】図8は、この発明の音声/ファクシミリ伝
送装置の実施の形態8を示す構成ブロック図である。図
において、1〜12は図10で示した従来の音声/ファ
クシミリ伝送装置で説明したものと同様である。また、
25,26は実施の形態4で、38は実施の形態7で説
明したものと同様である。
【0060】図8の動作について図18を参照して説明
する。図18は図8の動作シーケンスを説明する図であ
る。図8において、ANSam/ANS検出部25は、
伝送路側より入力され、高能率音声コーデックの音声復
号部で復号された信号中のANSamまたはANS信号
を検出し、検出結果をANSam/ANS検出信号とし
てスイッチ38に出力する。スイッチ38では、キャリ
ア検出信号が有意の間、つまりANSamまたはANS
信号を検出中は、遅延部26で遅延された音声復号部1
0から出力された伝送路側からの入力信号を発呼側ファ
クシミリ端末に出力しないようにする。これにより、A
NSam又はANS信号は発呼側ファクシミリ端末に出
力されない。
【0061】以上のように、本実施の形態8によれば、
伝送路側から入力される着呼側のV.34変調方式を搭
載したファクシミリ端末が送出するANSam信号を、
発呼側ファクシミリ端末に伝送しないようにすることに
より、簡易的にV.34変調方式によるファクシミリ通
信をV.34以外の既存の変調方式によるファクシミリ
通信に変更して、本伝送装置で復調伝送を可能にする。
【0062】
【発明の効果】以上のように、請求項1に係わる発明の
音声/ファクシミリ伝送装置によれば、伝送路側から入
力される着呼側のV.34変調方式を搭載したファクシ
ミリ端末が送出する変形応答トーン信号(ANSam信
号)を、AGC部により応答トーン信号(ANS信号)
に変更し、発呼端末側に伝送することにより、V.34
変調方式によるファクシミリ通信をV.34以外の既存
の変調方式によるファクシミリ通信に変更して、高能率
伝送を可能にする音声/ファクシミリ信号伝送装置を得
ることができる。
【0063】また、請求項2に係わる発明の音声/ファ
クシミリ伝送装置によれば、伝送路側から入力される着
呼側のV.34変調方式を搭載したファクシミリ端末が
送出するANSam信号を、2逓倍部、2分周部、及び
フィルタ部を有する波形変換部でANS信号に変更し、
発呼端末側に伝送することにより、V.34変調方式に
よるファクシミリ通信をV.34以外の既存の変調方式
によるファクシミリ通信に変更して、高能率伝送を可能
にする音声/ファクシミリ信号伝送装置を得ることがで
きる。
【0064】また、請求項3に係わる発明の音声/ファ
クシミリ伝送装置によれば、伝送路側から入力される着
呼側のV.34変調方式を搭載したファクシミリ端末が
送出するANSam信号の代わりに、ANS発生部でA
NS信号を生成し発呼端末側に伝送することにより、
V.34変調方式によるファクシミリ通信をV.34以
外の既存の変調方式によるファクシミリ通信に変更し
て、高能率伝送を可能にする音声/ファクシミリ信号伝
送装置を得ることができる。
【0065】また、請求項4に係わる発明の音声/ファ
クシミリ伝送装置によれば、伝送路側から入力される着
呼側のV.34変調方式を搭載したファクシミリ端末が
送出するANSam信号の代わりに、ANS発生部でA
NS信号を生成し発呼端末側に伝送することにより、
V.34変調方式によるファクシミリ通信をV.34以
外の既存の変調方式によるファクシミリ通信に変更し
て、高能率伝送を可能にする音声/ファクシミリ信号伝
送装置を得ることができる。
【0066】また、請求項5に係わる発明の音声/ファ
クシミリ伝送装置によれば、発呼端末側から入力される
V.34変調方式を搭載した発呼端末が送出する起呼メ
ニュー信号(以下、CM信号と呼ぶ)中のV.34変調
許可ビットを、不許可に変更して着呼端末側の伝送路へ
送出することにより、V.34変調方式によるファクシ
ミリ通信をV.34以外の既存の変調方式によるファク
シミリ通信に変更して、高能率伝送を可能にする音声/
ファクシミリ信号伝送装置を得ることができる。
【0067】また、請求項6に係わる発明の音声/ファ
クシミリ伝送装置によれば、発呼端末側から入力される
V.34変調方式を搭載したファクシミリ端末が送出す
る起呼メニュー信号(CM信号)及びCM終端子(CJ
信号)を、対向装置を介して着呼端末に接続する伝送路
側へ送出しないようにし、着呼端末から出力されるAN
Sam信号に続いてV.34許可ビットが不許可である
共通メニュー信号(JM信号)を発呼側端末に伝送する
ことにより、V.34変調方式によるファクシミリ通信
をV.34以外の既存の変調方式によるファクシミリ通
信に変更して、高能率伝送を可能にする音声/ファクシ
ミリ信号伝送装置を得ることができる。
【0068】また、請求項7に係わる発明の音声/ファ
クシミリ伝送装置によれば、伝送路側から入力される着
呼側のV.34変調方式を搭載したファクシミリ端末が
送出するANSam信号を、発呼側のファクシミリ端末
に伝送しないようにすることにより、簡易的にV.34
変調方式によるファクシミリ通信をV.34以外の既存
の変調方式によるファクシミリ通信に変更して、高能率
伝送を可能にする音声/ファクシミリ信号伝送装置を得
ることができる。
【0069】また、請求項8に係わる発明の音声/ファ
クシミリ伝送装置によれば、伝送路側から入力される着
呼側のV.34変調方式を搭載したファクシミリ端末が
送出するANSam信号を、発呼側のファクシミリ端末
に伝送しないようにすることにより、簡易的にV.34
変調方式によるファクシミリ通信をV.34以外の既存
の変調方式によるファクシミリ通信に変更して、高能率
伝送を可能にする音声/ファクシミリ信号伝送装置を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の音声/FAX信号伝送装置の実施の形
態1を示す構成ブロック図である。
【図2】本発明の音声/FAX信号伝送装置の実施の形
態2を示す構成ブロック図である。
【図3】本発明の音声/FAX信号伝送装置の実施の形
態3を示す構成ブロック図である。
【図4】本発明の音声/FAX信号伝送装置の実施の形
態4を示す構成ブロック図である。
【図5】本発明の音声/FAX信号伝送装置の実施の形
態5を示す構成ブロック図である。
【図6】本発明の音声/FAX信号伝送装置の実施の形
態6を示す構成ブロック図である。
【図7】本発明の音声/FAX信号伝送装置の実施の形
態7を示す構成ブロック図である。
【図8】本発明の音声/FAX信号伝送装置の実施の形
態8を示す構成ブロック図である。
【図9】従来の音声/FAX信号伝送装置に相当するF
AX信号復調多重伝送装置を示す構成ブロック図であ
る。
【図10】従来の音声/FAX信号伝送装置を示す構成
ブロック図である。
【図11】図1の動作シーケンスを説明する図である。
【図12】図2の動作シーケンスを説明する図である。
【図13】図3の動作シーケンスを説明する図である。
【図14】図4の動作シーケンスを説明する図である。
【図15】図5の動作シーケンスを説明する図である。
【図16】図6の動作シーケンスを説明する図である。
【図17】図7の動作シーケンスを説明する図である。
【図18】図8の動作シーケンスを説明する図である。
【図19】FAX端末の通信手順ITU−T勧告T.3
0におけるV.34変調方式のファクシミリ通信手順に
おけるスタートアップシーケンスを説明する図である。
【符号の説明】
1 音声/FAX判別部 2 遅延部 3 セレクタ 4 FAX復調部 5 音声符号化部 6 セレクタ 7 補助情報付加部 8 補助情報分解部 9 セレクタ 10 音声復号部 11 FAX変調部 12 セレクタ 13 CNG検出部 14 CNG検出制御部 15 キャリア検出部 16 遅延部 17 AGC部 18 D/A部 19 2逓倍部 20 2分周部 21 フィルタ部 22 A/D部 23 ANS発生部 24 セレクタ 25 ANSam/ANS検出部 26 遅延部 27 V.21(L)復調部 28 CM検出部 29 ビット操作部 30 V.21(L)変調部 31 遅延部 32 セレクタ 33 CNG検出部 34 スイッチ 35 先頭プリアンブル検出部 36 JM発生部 37 セレクタ 38 スイッチ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声信号の高能率符号化及び復号を行う
    高能率音声コーデックと、ファクシミリ信号の復調及び
    変調を行うファクシミリモデムとを有し、 音声信号の入力時には、上記高能率音声コーデックによ
    り符号化された音声信号を伝送し、ファクシミリ信号の
    入力時には、上記ファクシミリモデムにより復調された
    ベースバンドデータを伝送し、対向装置において上記符
    号化された音声信号を復号し、上記ベースバンドデータ
    をファクシミリモデムにより再び変調して出力する音声
    /ファクシミリ信号伝送装置において、 発呼側ファクシミリ端末より出力される起呼表示信号
    (CNG信号)を検出するCNG検出部と、 上記CNG検出部を制御するCNG検出制御部と、 伝送路側より入力され上記高能率音声コーデックの音声
    復号部で復号された信号のキャリアを検出するキャリア
    検出部と、 上記復号された信号をキャリア検出部の処理時間分だけ
    遅延させる遅延部と、 上記遅延部から出力された信号の振幅値を制御するAG
    C部と、を設け、 伝送路側から入力される着呼側のV.34変調方式を搭
    載したファクシミリ端末が送出する変形応答トーン信号
    (ANSam信号)を、AGC部により応答トーン信号
    (ANS信号)に変更し、発呼端末側に伝送することを
    特徴とする音声/ファクシミリ信号伝送装置。
  2. 【請求項2】 音声信号の高能率符号化及び復号を行う
    高能率音声コーデックと、ファクシミリ信号の復調及び
    変調を行うファクシミリモデムとを有し、 音声信号の入力時には、上記高能率音声コーデックによ
    り符号化された音声信号を伝送し、ファクシミリ信号の
    入力時には、上記ファクシミリモデムにより復調された
    ベースバンドデータを伝送し、対向装置において上記符
    号化された音声信号を復号し、上記ベースバンドデータ
    をファクシミリモデムにより再び変調して出力する音声
    /ファクシミリ信号伝送装置において、 発呼側ファクシミリ端末より出力される起呼表示信号
    (CNG信号)を検出すするCNG検出部と、 上記CNG検出部を制御するCNG検出制御部と、 伝送路側より入力され上記高能率音声コーデックの音声
    復号部で復号した信号のキャリアを検出するキャリア検
    出部と、 上記復号された信号をキャリア検出部の処理時間分だけ
    遅延させる遅延部と、 上記遅延部の出力信号をD/A変換し、2逓倍部、2分
    周部、及びフィルタ部を介してA/D変換する波形変換
    部と、を設け、 伝送路側から入力される着呼側のV.34変調方式を搭
    載したファクシミリ端末が送出する変形応答トーン信号
    (ANSam信号)を上記波形変換部により応答トーン
    信号(ANS信号)に変更し、発呼端末側に伝送するこ
    とを特徴とする音声/ファクシミリ信号伝送装置。
  3. 【請求項3】 音声信号の高能率符号化及び復号を行う
    高能率音声コーデックと、ファクシミリ信号の復調及び
    変調を行うファクシミリモデムとを有し、 音声信号の入力時には、上記高能率音声コーデックによ
    り符号化された音声信号を伝送し、ファクシミリ信号の
    入力時には、上記ファクシミリモデムにより復調された
    ベースバンドデータを伝送し、対向装置において上記符
    号化された音声信号を復号し、上記ベースバンドデータ
    をファクシミリモデムにより再び変調して出力する音声
    /ファクシミリ信号伝送装置において、 発呼側ファクシミリ端末より出力される起呼表示信号
    (CNG信号)を検出するCNG検出部と、 上記CNG検出部を制御するCNG検出制御部と、 伝送路側より入力され上記高能率音声コーデックの音声
    復号部で復号された信号キャリアを検出するキャリア検
    出部と、 上記キャリア検出部出力に基づいて応答トーン信号(A
    NS信号)を生成するANS発生部と、 伝送路側より入力され上記高能率音声コーデックの音声
    復号部で復号された信号をキャリア検出部の処理時間分
    だけ遅延させる遅延部と、 上記ANS発生部から出力された信号または上記遅延部
    から出力された信号のいずれかを選択するセレクタと、
    を設け、 伝送路側から入力される着呼側のV.34変調方式を搭
    載したファクシミリ端末が送出する変形応答トーン信号
    (ANSam信号)の代わりに、ANS発生部によりA
    NS信号を生成し、発呼端末側に伝送することを特徴と
    する音声/ファクシミリ信号伝送装置。
  4. 【請求項4】 音声信号の高能率符号化及び復号を行う
    高能率音声コーデックと、ファクシミリ信号の復調及び
    変調を行うファクシミリモデムとを有し、 音声信号の入力時には、上記高能率音声コーデックによ
    り符号化された音声信号を伝送し、ファクシミリ信号の
    入力時には、上記ファクシミリモデムにより復調された
    ベースバンドデータを伝送し、対向装置において上記符
    号化された音声信号を復号し、上記ベースバンドデータ
    をファクシミリモデムにより再び変調して出力する音声
    /ファクシミリ信号伝送装置において、 伝送路側より入力され上記高能率音声コーデックの音声
    復号部で復号された変形応答トーン信号(ANSam信
    号)または応答トーン信号(ANS信号)を検出するA
    NSam/ANS検出部と、 上記ANSam/ANS検出部の検出信号に基づいてA
    NS信号を生成するANS発生部と、 伝送路側より入力され上記高能率音声コーデックの音声
    復号部で復号された信号を上記ANSam/ANS検出
    部の処理時間分だけ遅延させる遅延部と、 上記ANS発生部の出力信号または上記遅延部の出力信
    号のいずれかを選択するセレクタと、を設け、 伝送路側から入力される着呼側のV.34変調方式を搭
    載したファクシミリ端末が送出するANSam信号の代
    わりにANS発生部によりANS信号を生成し、発呼端
    末側に伝送することを特徴とする音声/ファクシミリ信
    号伝送装置。
  5. 【請求項5】 音声信号の高能率符号化及び復号を行う
    高能率音声コーデックと、ファクシミリ信号の復調及び
    変調を行うファクシミリモデムとを有し、 音声信号の入力時には、上記高能率音声コーデックによ
    り符号化された音声信号を伝送し、ファクシミリ信号の
    入力時には、上記ファクシミリモデムにより復調された
    ベースバンドデータを伝送し、対向装置において上記符
    号化された音声信号を復号し、上記ベースバンドデータ
    をファクシミリモデムにより再び変調して出力する音声
    /ファクシミリ信号伝送装置において、 発呼側ファクシミリ端末より出力される起呼メニュー信
    号(CM信号)の復調を行うV.21(L)復調部と、 上記V.21(L)復調部から出力されたV.21
    (L)ベースバンドデータのビットを操作するビット操
    作部と、 上記V.21(L)復調部から出力されたV.21
    (L)ベースバンドデータをモニタし、発呼側ファクシ
    ミリ端末より出力されるCM信号を検出するCM検出部
    と、 上記ビット操作部から出力されたV.21(L)ベース
    バンドデータを変調するV.21(L)変調部と、 発呼側ファクシミリ端末より出力される入力信号をV.
    21(L)復調部、ビット操作部、CM検出部、及び
    V.21(L)変調部のそれぞれの処理時間を加えた時
    間分だけ遅延させる遅延部と、 上記遅延部から出力された信号または上記V.21
    (L)変調部から出力された信号のいずれかの信号を選
    択するセレクタと、を設け、 発呼端末側から入力されるV.34変調方式を搭載した
    ファクシミリ端末が送出する起呼メニュー信号(CM信
    号)中のV.34変調許可ビットを、不許可に変更して
    伝送路側に送出することを特徴とする音声/ファクシミ
    リ信号伝送装置。
  6. 【請求項6】 音声信号の高能率符号化及び復号を行う
    高能率音声コーデックと、ファクシミリ信号の復調及び
    変調を行うファクシミリモデムとを有し、 音声信号の入力時には、上記高能率音声コーデックによ
    り符号化された音声信号を伝送し、ファクシミリ信号の
    入力時には、上記ファクシミリモデムにより復調された
    ベースバンドデータを伝送し、対向装置において上記符
    号化された音声信号を復号し、上記ベースバンドデータ
    をファクシミリモデムにより再び変調して出力する音声
    /ファクシミリ信号伝送装置において、 発呼側ファクシミリ端末より出力される起呼表示信号
    (CNG信号)を検出するCNG検出部と、 上記高能率音声コーデックの音声符号化部の入力側に位
    置し上記CNG検出部出力に基づいて音声符号化部に信
    号を入力するかしないかを行うスイッチ、 伝送路側より入力され上記高能率音声コーデックの音声
    復号部で復号された変形応答トーン信号(ANSam信
    号)または応答トーン信号(ANS信号)を検出するA
    NSam/ANS検出部と、 ファクシミリモデムのファクシミリ信号変調部の出力信
    号をモニタし、先頭のプリアンブル信号を検出する先頭
    プリアンブル検出部と、 着呼側ファクシミリ端末から出力される共通メニュー信
    号(JM信号)を、上記ANSam/ANS検出部の検
    出信号に基づいて生成するJM発生部と、 伝送路側より入力され上記高能率音声コーデックの音声
    復号部で復号された信号を上記ANSam/ANS検出
    部の処理時間分だけ遅延させる遅延部と、 上記JM発生部から出力された信号または上記遅延部か
    ら発生された信号のいずれかを選択するセレクタと、を
    設け、 発呼側ファクシミリ端末から出力される起呼メニュー信
    号(CM信号)及びCM終端子信号(CJ信号)を着呼
    側ファクシミリ端末に伝送しないようにし、着呼側ファ
    クシミリ端末から出力されるANSam信号に続いて
    V.34許可ビットが不許可であるJM信号を上記発呼
    側ファクシミリ端末に伝送することを特徴とする音声/
    ファクシミリ信号伝送装置。
  7. 【請求項7】 音声信号の高能率符号化及び復号を行う
    高能率音声コーデックと、ファクシミリ信号の復調及び
    変調を行うファクシミリモデムとを有し、 音声信号の入力時には、上記高能率音声コーデックによ
    り符号化された音声信号を伝送し、ファクシミリ信号の
    入力時には、上記ファクシミリモデムにより復調された
    ベースバンドデータを伝送し、対向装置において上記符
    号化された音声信号を復号し、上記ベースバンドデータ
    をファクシミリモデムにより再び変調して出力する音声
    /ファクシミリ信号伝送装置において、 発呼側ファクシミリ端末より出力される起呼表示信号
    (CNG信号)を検出するCNG検出部と、 上記CNG検出部を制御するCNG検出制御部と、 伝送路側より入力され上記高能率音声コーデックの音声
    復号部で復号された信号キャリアを検出するキャリア検
    出部と、 伝送路側より入力され上記高能率音声コーデックの音声
    復号部で復号された信号をキャリア検出部の処理時間分
    だけ遅延させる遅延部と、 上記遅延部の出力側に位置し遅延部からの出力信号を発
    呼側ファクシミリ端末に出力するか又はしないかを行う
    スイッチと、を設け、 伝送路側から入力される着呼側のV.34変調方式を搭
    載したファクシミリ端末が送出するANSam信号を、
    スイッチにより発呼側ファクシミリ端末に伝送しないよ
    うにすることを特徴とする音声/ファクシミリ信号伝送
    装置。
  8. 【請求項8】 音声信号の高能率符号化及び復号を行う
    高能率音声コーデックと、ファクシミリ信号の復調及び
    変調を行うファクシミリモデムとを有し、 音声信号の入力時には、上記高能率音声コーデックによ
    り符号化された音声信号を伝送し、ファクシミリ信号の
    入力時には、上記ファクシミリモデムにより復調された
    ベースバンドデータを伝送し、対向装置において上記符
    号化された音声信号を復号し、上記ベースバンドデータ
    をファクシミリモデムにより再び変調して出力する音声
    /ファクシミリ信号伝送装置において、 伝送路側より入力され上記高能率音声コーデックの音声
    復号部で復号された変形応答トーン信号(ANSam信
    号)または応答トーン信号(ANS信号)を検出するA
    NSam/ANS検出部と、 伝送路側より入力され上記高能率音声コーデックの音声
    復号部で復号された信号を上記ANSam/ANS検出
    部の処理時間分だけ遅延させる遅延部と、 上記遅延部の出力側に位置し上記遅延部からの出力信号
    を発呼側ファクシミリ端末に出力するか又はしないかを
    行うスイッチと、を設け、 伝送路側から入力される着呼側のV.34変調方式を搭
    載したファクシミリ端末が送出するANSam信号を、
    スイッチにより発呼側ファクシミリ端末に伝送しないよ
    うにすることを特徴とする音声/ファクシミリ信号伝送
    装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100288701B1 (ko) * 1999-03-12 2001-04-16 윤종용 팩시밀리의 음성 응답 제어 장치
US7038817B2 (en) 2000-06-20 2006-05-02 Nec Communication System Facsimile signal transmission system

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KR100288701B1 (ko) * 1999-03-12 2001-04-16 윤종용 팩시밀리의 음성 응답 제어 장치
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