JPH09247377A - 本原稿読み取り装置 - Google Patents

本原稿読み取り装置

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JPH09247377A
JPH09247377A JP8051904A JP5190496A JPH09247377A JP H09247377 A JPH09247377 A JP H09247377A JP 8051904 A JP8051904 A JP 8051904A JP 5190496 A JP5190496 A JP 5190496A JP H09247377 A JPH09247377 A JP H09247377A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本原稿が走査ユニットの移動方向に引っ張られ
て変形し、本原稿のめくり動作時に検知した頁端部と読
み取り時の頁端部との位置がずれた場合に、このレジス
トずれを確実かつ容易に修正できるようにすること。 【解決手段】表示装置108に読み取った画像を表示で
きるようにするとともに、操作パネル109上に原稿頁
の読み取り開始位置を設定するための読み取り開始位置
設定キーを設け、オペレータが、表示装置108に表示
された読み取り画像を見ながら、操作パネル109上の
読み取り開始位置設定キー(テンキーなど)を操作し
て、原稿頁の読み取り開始位置のレジスト調整を行える
ように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、頁めくり機能を備
えた本原稿読み取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、本原稿を走査し本原稿の頁を頁収
納部に収納して排出しながら、頁をめくる走査めくり手
段(走査ユニット)によって、本原稿の頁をめくりなが
ら本原稿を読み取る本原稿読み取り装置が知られてい
る。この種の頁めくり機能を備えた本原稿読み取り装置
では、原稿としての本が様々のサイズからなり、その読
み取りサイズが一定しないため、原稿の読み取り開始位
置も原稿によって異なる。このため、このような本原稿
読み取り装置では、何等かの手段で原稿頁の先端を検知
して、本原稿の適切な読み取り開始位置を決定する必要
がある。この原稿頁の先端を検知する方法として、例え
ば、特開平6−317945号公報記載の「本原稿頁端
部検知方式」のように、めくり頁検知手段により頁収納
部に収納されるめくり頁を検知し、この頁検知手段のめ
くり頁検知により本原稿の頁めくり開始方向の頁端部を
検出するように構成された本原稿読み取り装置が提案さ
れている。この方法によれば、頁をめくり終えた状態で
の本原稿の頁端部位置(原稿頁のエッジ)を正確かつ確
実に検出できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この本
原稿読み取り装置では、走査ユニットが頁めくり動作時
と画像読み取り時とでは反対方向に移動するため、その
画像読み取り時には本原稿が走査ユニットの移動方向に
引っ張られて少し変形し、実際の原稿頁のエッジ位置
が、そのめくり動作時とは若干ずれた位置となる。従っ
て、この本原稿読み取り装置では、本原稿のめくり動作
時に検知した頁端部と読み取り時の頁端部とがずれると
いう問題がある。このような本原稿の変形による読み取
り開始位置のずれは、そのずれ量を予め決めておけば補
正が可能であるが、このずれ量は一定ではなく、頁をめ
くっていくにつれて変化し、また、本原稿の種類や厚さ
等によって異なるため、その正確な補正が難しい。この
ため、従来の本原稿読み取り装置では、読み取り時の原
稿頁のエッジ位置が、最初の頁と最後の頁とで異なった
位置となって、レジストずれを発生する不具合がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するために、原稿の読み取り画像を表示するための
読み取り画像表示手段により表示された原稿の読み取り
画像に基づいて、原稿の読み取り位置を設定するための
オペレータが操作可能な読み取り位置設定手段によりオ
ペレータが設定した値に応じた原稿の読み取り開始位置
によって画像読み取りを行う構成とする。これにより、
本原稿の読み取り時に、原稿頁の読み取り開始位置を、
オペレータが常にチェックでき、適切な値に設定できる
ようになる。
【0005】また、原稿の読み取り画像を表示するため
の読み取り画像表示手段により、原稿の頁端部を検出す
る頁端部検出手段によって得られた情報に基づいて読み
取った画像に対して、原稿の読み取り位置を設定するた
めのオペレータが操作可能な読み取り位置設定手段によ
りオペレータが設定した値に応じた原稿の読み取り開始
位置を反映した画像を表示できる構成とする。これによ
り、オペレータが原稿頁の読み取り開始位置を設定する
際の操作性を向上できるようになる。
【0006】また、原稿の読み取り画像を表示するため
の読み取り画像表示手段により、原稿の頁端部を検出す
る頁端部検出手段によって得られた情報に基づいて読み
取った画像に対して、原稿の読み取り位置を設定するた
めのオペレータが操作可能な読み取り位置設定手段、及
び、原稿の読み取り画像の変倍率を設定するためのオペ
レータが操作可能な変倍率設定手段によりオペレータが
設定した値に応じた原稿の読み取り開始位置及び変倍率
を反映した画像を表示できる構成とする。これにより、
本原稿の読み取り時に、原稿頁の読み取り開始位置を、
オペレータが常にチェックでき、適切な値に設定できる
ようになるとともに、画像の変倍率等も実際に読み取っ
た画像を見ながらオペレータが設定でき、不定形サイズ
の画像をコピーする場合でも、転写紙に対して適切にレ
イアウトできるようになる。
【0007】また、原稿のめくった頁数を記憶するため
のめくり頁数記憶手段、及び、原稿の読み取り画像の少
なくとも頁表示部を表示できる読み取り画像表示手段に
より、ある時点での原稿のめくった頁数とそのときの読
み取り画像の一部あるいは全部を関連づけて、複数回記
憶及び表示できる構成とする。これにより、ページめく
り動作時にめくり不良(不めくりや多数枚めくり)等が
発生した場合のチェックを容易にできるようになる。例
えば、頁めくり機能を備えた複写機では、一般に大量の
コピーを行うことが多く、出来上がったコピーの頁抜け
をチェックすることは大変である。本発明によれば、コ
ピー動作の途中で頁抜けの有無をチェックできるので、
コピーのチェック効率を向上できるようになる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に
説明する。
【0009】図1及び図2は、本発明が実施される本原
稿読み取り装置(TPS:Turnthe Page
Scanner)を備えた画像形成装置の一例を示す。
この画像形成装置は、この本原稿読み取り装置の読み取
り画像を電子写真方式のプリンタで出力する装置であっ
て、原稿を読み取るスキャナ部500と、画像を形成す
るプリンタ501とを有し、スキャナ部500は原稿を
走査して読み取るとともに頁めくりを行う走査ユニット
200を有する。この走査ユニット200は、原稿画像
を読み取るCCD(電荷結合素子)を有する画像読み取
り板(SBU)101と、この画像読み取り板101か
らのアナログ画像信号の処理からA/D変換までを行う
VPU(Video Processing Uni
t)102と、原稿を照明する蛍光灯及びそのインバー
タ電源、ヒータ、サーミスタ、ファン、ソレノイド等の
走査ユニット200内の負荷系の信号線と電源ラインの
配線を中継するキャリッジ(図示せず)とを有する。こ
のキャリッジとVPU102は、それぞれ独立のフレキ
シブルケーブルでIPU(Image Process
nig Unit;画像処理装置)103と接続されて
いる。
【0010】IPU103は、コネクタにより着脱可能
で、読み取り画像信号を記憶するためのDRAMモジュ
ールからなるフレームメリ104を備え、IPU103
内のマイクロコンピュータは走査ユニット200を走査
するためのステッピングモータ(スキャナモータ10
6)や原稿台駆動用DCモータ等の負荷をモータ駆動回
路(図示せず)を介して制御すると共にセンサを駆動す
る。
【0011】プリンタ501は、複写のモード制御、操
作パネル109のキー信号取り込み、及び、表示装置1
08の表示制御を行うメイン制御部と、複写タイミング
制御を行うシーケンス制御部とからなるメイン制御板1
07を有し、メイン制御部とIPU103、シーケンス
制御部、操作パネル109の各マイクロコンピュータは
互いにシリアル通信でコマンドの送受信を行う。メイン
制御板107はプリンタ501の作像に係わるセンサ類
の入力、モータ,ソレノイド,クラッチ等の制御を行っ
て画像形成のシーケンス制御を行う。
【0012】この装置は、TPSの画像読み取り部と、
画像データ処理部と、画像形成部とに大きく分けられ
る。TPSの走査りユニット右端部に配置した画像読み
取り板101はCCD(電荷結合素子)を備えている。
VPU102は、IPU103からの基準信号に基づき
CCDに駆動信号を供給し、画像読み取り板(読み取り
センサ)101からのアナログ出力信号の補正からデジ
タル変換までを行って各ドット8ビットの読み取り画像
データを得る。
【0013】そして、VPU102は、その各ドット8
ビットの読み取り画像データをクロック及び主走査方向
のゲート信号に同期させて約7.5MHzの速度でIP
U103に出力し、IPU103はVPU102からの
画像データの変倍等の加工処理や電子写真の高画質処理
を行う。IPU103は画像データの最終処理では画像
データのγ補正を含む階調処理を行い、書き込みに適し
た各ドット4ビットのビデオデータに変換してその処理
後の画像データをフレームメモリ104に蓄積する。
【0014】この装置では、本原稿の読み取り速度90
mm/sec.、シート原稿の読み取り走査速度90m
m/sec.、作像速度180mm/sec.というよ
うに、その読み取り走査速度とプリンタ501の作像速
度とに差があり、その速度バッファ用にA3サイズ1頁
分のフレームメモリ104を用いている。また、フレー
ムメモリ104は、TPSが本原稿に接触して走査して
その読み取りを行うために、リピートコピー時には画像
データが複数回繰り返して読み出されることにより、リ
ピートコピー時の原稿保護に対して有効である。さら
に、本装置では、本原稿の見開き左右頁の画像を独立に
プリントする頁連写時には1回の走査読み取りでフレー
ムメモリ104を用いて左右頁の画像を分割して出力す
ることができるので、TPSは画像形成部を構成するレ
ーザプリンタ501の画像書き込みとの同期走査や再度
の助走がいらない。
【0015】更に、IPU103の速度対応性により各
ドット4ビット構成のフレームメモリ104をIPU1
03より後段に配置してIPU103による画像処理後
の画像データをフレームメモリ104に格納することに
より、各ドット8ビットの読み取り画像データに対して
フレームメモリ104の容量を半分にしている。IPU
103からフレームメモリ104への画像データ入力
は、画像データの2ドット分をパラレルに行い、かつ、
約3.8MHzの速度で順次に行う。一方、フレームメ
モリ104からの画像データは、同じく画像データの2
ドット分がパラレルで出力され、約7.5MHzの速度
でIPU103から送られるクロック及び主走査方向、
副走査方向のゲート信号に同期してメイン制御板107
に順次に出力される。
【0016】メイン制御板107は、フレームメモリ1
04からレーザプリンタ501の画像形成速度に合わせ
て高速に出力された画像データを約15MHzのシリア
ル画像データとし、FIFO(First In Fi
rst Out)メモリで更に主走査方向に高速化し、
約18MHzの書き込みクロックに同期させる。この各
ドット4ビットの画像データは変調部でパルス幅変調さ
れて発光時間データとなり、レーザ(LD)コントロー
ラにPWMデータとして書き込みクロックに同期して送
信される。LDコントローラは、そのPWMデータによ
りLDドライバを介して電子写真方式レーザプリンタ5
01のLD105を発光させて感光体を露光走査して作
像する。
【0017】IPU103は、TPSの走査ユニット2
00の走査制御も行い、シート原稿画像読み取り時およ
び本原稿画像読み取り時には走査ユニット200を走査
するためのステッピングモータからなるスキャナモータ
106を駆動して走査ユニット200を走査速度90m
m/sec.で等速走査し、71%から141%までの
ズームを含む変倍時にはその1.41倍から0.71倍
の線速で走査ユニット200を走査する。
【0018】また、スキャナモータ106は、走査ユニ
ット200を走査開始位置に戻すリターン時及び本原稿
頁めくり時には120mm/sec.の速度で走査ユニ
ット200を走査する。また、IPU103は読み取り
画像データを他のシステム機器、例えばプリンタやワー
クステーションに転送するためのSCSIインターフェ
ース98を備え、メイン制御板107は操作パネル10
9からの信号の取り込み及び操作パネル109への信号
の出力を行う。
【0019】図3は、このTPSのスキャナ部500の
構成を示す。このTPSは、その装置本体の上部にコン
タクトガラス206からなるシート原稿載置台及びスケ
ール207が配置されており、このコンタクトガラス2
06上にはシート物などの原稿が載置されてその上に圧
板260(図2参照)が被せられる。このコンタクトガ
ラス206上の原稿は走査ユニット200で走査されて
読み取られる。このTPSの装置本体の上半分はスキャ
ナユニット30になっており、走査ユニット200はス
キャナユニット30の内部で図3において左右方向に走
行して原稿の走査を行う。
【0020】図3において、めくりベルト208は、め
くりベルト駆動ローラ223とめくりローラ224に張
架されてめくりベルト駆動ローラ223により回転駆動
される。
【0021】更に、帯電ローラ225には、図示しない
切り換えスイッチを介して交流電源から所定のタイミン
グで±2〜4kVの高電圧が印加される。走査ユニット
200が走行してめくりベルト208が駆動されながら
所定のタイミングで切り換えスイッチがオンして帯電ロ
ーラ225に高圧電源によりパルス発生器の周波数に合
った±2〜4kVの交流高電圧がかけられると、帯電ロ
ーラ225によりめくりベルト208の表面上に交番電
界が生じ、この交番電界の作用によりめくりベルト20
8の表面に本原稿BOの最上位頁を吸着させる吸着力が
発生する。原稿の読み取り走査が開始される時には、ス
キャナユニット30の左端の端部ホームポジションにい
た走査ユニット200が右方向に走行を始める。そし
て、この走査ユニット200のプラテンガラス205下
側の原稿読み取り位置が本原稿BOの左頁にかかると、
走査ユニット200が本原稿BOの読み取り動作を始め
て本原稿BOの原稿面を左頁から右頁へと読み取ってい
く。ここで、走査ユニット200の読み取り開始位置
は、本原稿BOの大きさ(サイズ)によって変わる。
【0022】このようにして走査ユニット200が本原
稿BOの左頁から右頁へと原稿面を読み取っていき、走
査ユニット200が本原稿の見開き右頁の端まで読み終
えると、走査ユニット200の原稿走査方向が逆転され
る。
【0023】この時、切り換えスイッチがオンしてパル
ス発生器と高圧電源とにより切り換えスイッチを介して
帯電ローラ225に所定周波数の交流高電圧がかけら
れ、めくりベルト208の表面上に電荷パターンが形成
される。
【0024】本原稿BOの頁めくりを始めるときには、
頁めくり動作に先行してめくりベルト208の表面上に
形成された帯電パターン部が本原稿BOの最上位頁の上
に重なる。そして、最上位頁の先端がめくりベルト20
8の下側の中央を越えたところで、めくりベルト208
が図示しないソレノイドの作用により上方に傾斜させら
れる。これにより、めくりベルト208の表面に形成さ
れた電荷パターンの不平等電界による吸着力で本原稿B
Oの最上位頁だけがめくりベルト208の表面上に吸着
され、この最上位頁の端部がめくりベルト208と共に
持ち上げられる。
【0025】本原稿BOの最上位頁がめくり上げられて
再び走査ユニット200が端部ホームポジションに向け
て移動し、本原稿BOの最上位頁は、走査ユニット20
0の右側部に配置された上下一対の頁ガイド227,2
28の間を通過して走査ユニット200の右外側にその
先端側が送り出される。この時、この走査ユニット20
0の上方側に取付けられた頁センサ291が走査ユニッ
ト200の右外側に送り出される原稿頁を検出して原稿
頁が正常に頁めくりされたことが検出される。
【0026】次いで、本原稿BOの最上位頁が本原稿の
綴じ部までめくり上げられた時点でめくりベルト208
が元の位置に戻る。この状態で、走査ユニット200が
更に端部ホームポジションに向けて移動し、めくり上げ
られた原稿頁が本原稿の綴じ部に引っ張られて一対の頁
ガイド227,228の間を戻りながら、本原稿BOの
左頁上に重ね合わされて走査ユニット200内から排出
される。
【0027】めくり上げられた原稿頁が本原稿BOの左
頁上に全て重ね合わされると、走査ユニット200の見
開き本原稿に対する1回分の画像読み取り・頁めくり動
作が終了する。ここで、本原稿BOに対する画像読み取
り・頁めくり動作を繰り返して実行したり、画像読み取
り及び頁めくり動作の何れか一方の動作のみを繰り返し
て実行する場合に上述のようにめくり上げられた原稿頁
が本原稿BOの左頁上に全て重ね合わされると同時に走
査ユニット200の移動方向が反転して本原稿の原稿面
に対して最短コースで走査ユニット200の往復動作が
繰り返される。なお、走査ユニット200は、本原稿B
Oの読み取り動作のみ、あるいは、頁めくり動作のみを
行なう場合もある。
【0028】めくりベルト208上に静電吸着された原
稿頁のめくり込みは、ソレノイドによりめくりベルト2
08が上方に揺動されてめくりベルト208に吸着され
た頁端部が走査ユニット200側に持ち上げられること
によって行われる。この時、本原稿BOの頁がめくられ
たか否かが頁センサ291によって検出される。頁めく
り時に頁センサ291の頁検出が所定のタイミングで行
われなかった場合には、その頁めくり動作が再実行され
る。
【0029】一方、走査ユニット200の読み取り光学
系のミラー222は、ミラー切り換えソレノイドにより
駆動され、ミラー切り換えソレノイドのオン/オフによ
るミラー222の光路への進退により本原稿専用の下読
み取り光路とシート原稿等の一般的な上読み取り光路と
が切り換えられる。原稿照明用の光源としては、走査ユ
ニット200の上下の各読み取り部に配設された各2灯
の蛍光灯201,202、203,204(ランプ)が
それぞれ使用されている。
【0030】コンタクトガラス2206上のシート原稿
Sを読み取るときには、ミラー222が光路に進出して
コンタクトガラス206上の原稿が蛍光灯203,20
4により照明され、その反射光がミラー222,22
0,221及びレンズ216を通して画像読み取り板1
01上のCCDに結像されて光電変換される。また、本
原稿BOを読み取るときには、ミラー222が光路から
退避して原稿台1上の本原稿BOがプラテンガラス20
5を通して原稿台1上の本原稿BOを照明し、その反射
光がミラー219,220,221及びレンズ216を
通して画像読み取り板101上のCCDに結像されて光
電変換される。
【0031】また、本装置における原稿台ユニットに
は、図3に示すように、装置本体中心の左右にそれぞれ
1つづつの原稿台1が配設されており、各原稿台1は、
図示しないリンク機構によって上下動自在に支持されて
いる。
【0032】図3は、本発明の実施例における頁めくり
動作の開始状態を示している。図3において、走査ユニ
ット200に設けられた頁センサ291は、めくり動作
開始時には、めくり動作が正しく行われたか否かを検知
し、めくり動作終了時には、原稿頁が頁センサ291か
ら抜けるタイミングを検知することによって、図4に示
すように、本原稿の頁端部を検出する。また、本原稿の
画像読み取り時は、図5に示すように、走査ユニット2
00が図5の左から右へ移動しながら画像を読み取る。
【0033】ここで、画像読み取り時には、本原稿BO
が走査ユニット200によって右方向へ引っ張られるた
め、本原稿は右方向へ僅かに移動する。一方、頁めくり
動作時には、本原稿BOが走査ユニット200によって
左方向へ引っ張られるため、本原稿は左方向へ僅かに移
動する。このため、この本原稿読み取り装置では、頁め
くり動作時に検出した頁端部の位置と、画像読み取り時
における頁端部の位置とが、それぞれ異なった位置とな
る。
【0034】そこで、本発明の第1の実施例では、図2
に示す表示装置108を、例えば、液晶ディスプレイま
たはCRT等で構成し、この表示装置108に読み取っ
た画像を表示できるようにするとともに、操作パネル1
09上に原稿頁の読み取り開始位置を設定するための読
み取り開始位置設定キーを設け、オペレータは、表示装
置108に表示された読み取り画像を見ながら、操作パ
ネル109上の読み取り開始位置設定キーを操作して、
原稿頁の読み取り開始位置のレジスト調整を行うように
構成する。
【0035】この第1の実施例の動作のフローチャート
を図6に示す。すなわち、本実施例では、例えば走査ユ
ニット200の頁センサ291等で本原稿BOの頁端部
位置を判断して、実際に画像の読み取りを開始する位置
を決め、原稿画像を読み込んだ後、この読み取り画像を
表示装置108により表示する。この表示装置108に
表示された画像の端部が切れたり逆に余ったりして、原
稿頁の読み取り開始位置が適切でない場合には、オペレ
ータは、表示装置108に表示された読み取り画像を見
ながら、操作パネル109上の読み取り開始位置設定キ
ーを操作して、原稿頁の読み取り開始位置を修正する。
この読み取り開始位置の修正操作は、例えば、シフト量
をテンキーで入力することにより行う。そして、原稿頁
の読み取り開始位置のレジスト設定後に、再度読み取り
を行い、読み取り位置の設定が適切になったことを確認
してから、頁めくり動作及び画像読み取りを実行し、コ
ピー等を行う。
【0036】本実施例の一つの使い方として、1頁目の
原稿画像を読み取った後、それをプリントとして出力す
る前に、その内容を表示装置108に表示し、読み取り
位置の確認を行うという方法がある。
【0037】本原稿の読み取り開始位置のずれ(レジス
トずれ)は、本原稿の厚さや紙質等の影響が大きいが、
本実施例のように、実際に読み込んだ画像を確認した上
で、原稿頁の読み取り開始位置を決定することにより、
このレジストずれを確実かつ容易に防止することができ
る。
【0038】また、本実施例によれば、オペレータは、
頁めくりがある程度進んだ段階で、原稿頁の読み取り内
容を表示させて、その読み取り開始位置を再度設定する
こともできる。前述のように、めくり動作時には本原稿
が左方に引っ張られるため、めくり動作時に検出した頁
端部位置と読み取り時の頁端部位置とは異なった位置に
なり、また、それぞれの位置の差(レジストずれ量)は
一定ではなく、頁をめくっていくに従って変化するが、
上述のように、頁めくりがある程度進んだ段階で、原稿
頁の読み取り内容を表示させて、その読み取り開始位置
を再度設定することにより、このレジストずれ量を少な
くすることができる。
【0039】本発明の第2の実施例の動作のフローチャ
ートを図7に示す。本実施例では、第1の実施例に加え
て、表示装置108が、オペレータが設定した読み取り
開始位置の条件を反映した内容を表示できるようになっ
ている。すなわち、本実施例では、図7に示すように、
表示装置108に表示された読み取り画像を見て、オペ
レータが読み取り開始位置を設定すると、表示装置10
8に、この新たな設定が反映された読み取り画像が直ち
に表示される。
【0040】本発明の第3の実施例の動作のフローチャ
ートを図8に示す。本実施例では、第2の実施例に加え
て、オペレータは原稿の読み取り開始位置と変倍率を設
定することができ、表示装置108は、オペレータが設
定した読み取り開始位置と変倍率を反映した画像を表示
することができる。このように、読み取り開始位置と変
倍率の両方を設定できるようにすることにより、例え
ば、不定形サイズの本原稿画像を定形サイズの転写紙に
複写する場合のレイアウトの自由度が増す。
【0041】本発明の第4の実施例の動作のフローチャ
ートを図9に示す。本実施例では、頁カウンタによって
計数されたそれまでにめくり終えた頁数と、その時の読
み取り画像の少なくとも頁の印刷範囲を含む画像を、所
定の頁間隔(例えば、10頁毎)で記憶させ、オペレー
タがそれをディスプレイ上で確認できるように構成す
る。ここで、記憶する頁間隔を何頁毎にするかは、オペ
レータが操作パネル109のテンキーにより入力でき
る。本実施例によれば、例えば、コピーが終了した時点
で、原稿頁のめくった頁数と読み取った頁数とが合わな
かった場合、オペレータは、その時点までに記憶されて
いる頁数と、表示装置108に表示される画像とを、遡
って調べていくことにより、どの当たりで不めくりある
いは多数枚頁めくりが発生したかをすぐに見つけること
ができる。従って、本実施例では、不めくり等による頁
抜けや頁重複を調べるために、全てのコピーをチェック
する必要がなくなる。
【0042】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、読み
取り画像表示手段により表示された原稿の読み取り画像
に基づいて、読み取り位置設定手段によりオペレータが
設定した値に応じた原稿の読み取り開始位置によって画
像読み取りを行うことにより、実際に読み取った画像を
見ながら原稿の読み取り位置(レジスト)を設定するこ
とが可能であるので、本原稿の種類等によるレジストず
れをオペレータが容易に修正できる。
【0043】また、読み取り画像表示手段によって、頁
端部検出手段によって得られた情報に基づいて読み取っ
た画像に対して、読み取り位置設定手段によりオペレー
タが設定した値に応じた原稿の読み取り開始位置を反映
した画像を表示することにより、実際に読み取った画像
を見ながら原稿の読み取り位置(レジスト)の設定がで
き、しかも設定内容が直ぐに表示内容に反映されるの
で、原稿の読み取り位置(レジスト)の設定操作をより
スピーディーに行うことができる。
【0044】また、読み取り画像表示手段によって、頁
端部検出手段によって得られた情報に基づいて読み取っ
た画像に対して、読み取り位置設定手段及び変倍率設定
手段によりオペレータが設定した値に応じた原稿の読み
取り開始位置及び変倍率を反映した画像を表示すること
によって、実際に読み取った画像を見ながら原稿の読み
取り位置(レジスト)の設定及び変倍率の設定ができる
ので、例えば、不定形サイズの本原稿画像を定形サイズ
の転写紙にコピーする場合でも適切なレイアウトができ
る。
【0045】また、めくり頁数記憶手段及び読み取り画
像表示手段によって、ある時点での原稿のめくった頁数
とそのときの読み取り画像の一部あるいは全部を関連づ
けて、複数回記憶し、表示することにより、原稿頁数と
その時の読み取り画像の少なくとも頁の印刷範囲を含む
読み取り画像を遡ってチェックできるので、原稿頁の不
めくりや多数枚頁めくりによる、頁抜けや頁の重複箇所
を容易に探索することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のシステム構成を示すブロック
図である。
【図2】本発明の実施例を備えた画像形成装置の斜視図
である。
【図3】本発明の実施例における頁めくり動作の開始状
態を示す概略断面図である。
【図4】本発明の実施例におけるめくり頁の排出動作の
終了状態を示す概略断面図である。
【図5】本発明の実施例における画像読み取り動作の開
始状態を示す概略断面図である。
【図6】本発明の第1の実施例の動作を示すフローチャ
ートである。
【図7】本発明の第2の実施例の動作を示すフローチャ
ートである。
【図8】本発明の第3の実施例の動作を示すフローチャ
ートである。
【図9】本発明の第4の実施例の動作を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 原稿台 30 スキャナユニット 101 画像読み取り板 102 VPU 103 IPU 104 フレームメモリ 105 LD 106 スキャナモータ 107 メイン制御板 108 表示装置 109 操作パネル 200 走査ユニット 291 頁センサ 500 スキャナ部 501 プリンタ BO 本原稿

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】頁めくり機能を備えた読み取り装置におい
    て、原稿の読み取り画像を表示するための読み取り画像
    表示手段と、原稿の読み取り位置を設定するためのオペ
    レータが操作可能な読み取り位置設定手段とを備え、上
    記読み取り画像表示手段により表示された原稿の読み取
    り画像に基づいて、上記読み取り位置設定手段によりオ
    ペレータが設定した値に応じた原稿の読み取り開始位置
    によって画像読み取りを行うことを特徴とする本原稿読
    み取り装置。
  2. 【請求項2】頁めくり機能を備えた読み取り装置におい
    て、原稿の頁端部を検出する頁端部検出手段と、原稿の
    読み取り画像を表示するための読み取り画像表示手段
    と、原稿の読み取り位置を設定するためのオペレータが
    操作可能な読み取り位置設定手段とを備え、上記読み取
    り画像表示手段は、上記頁端部検出手段によって得られ
    た情報に基づいて読み取った画像に対して、上記読み取
    り位置設定手段によりオペレータが設定した値に応じた
    原稿の読み取り開始位置を反映した画像を表示できるこ
    とを特徴とする本原稿読み取り装置。
  3. 【請求項3】頁めくり機能を備えた読み取り装置におい
    て、原稿の頁端部を検出する頁端部検出手段と、原稿の
    読み取り画像を表示するための読み取り画像表示手段
    と、原稿の読み取り位置を設定するためのオペレータが
    操作可能な読み取り位置設定手段と、原稿の読み取り画
    像の変倍率を設定するためのオペレータが操作可能な変
    倍率設定手段とを備え、上記読み取り画像表示手段は、
    上記頁端部検出手段によって得られた情報に基づいて読
    み取った画像に対して、上記読み取り位置設定手段及び
    上記変倍率設定手段によりオペレータが設定した値に応
    じた原稿の読み取り開始位置及び変倍率を反映した画像
    を表示できることを特徴とする本原稿読み取り装置。
  4. 【請求項4】頁めくり機能を備えた読み取り装置におい
    て、原稿のめくった頁数を記憶するためのめくり頁数記
    憶手段と、原稿の読み取り画像の少なくとも頁表示部を
    表示できる読み取り画像表示手段とを備え、上記めくり
    頁数記憶手段及び上記読み取り画像表示手段は、ある時
    点での原稿のめくった頁数とそのときの読み取り画像の
    一部あるいは全部を関連づけて、複数回記憶でき、表示
    できることを特徴とする本原稿読み取り装置。
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