JPH11205550A - 製本原稿読み取り装置 - Google Patents

製本原稿読み取り装置

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JPH11205550A
JPH11205550A JP10003658A JP365898A JPH11205550A JP H11205550 A JPH11205550 A JP H11205550A JP 10003658 A JP10003658 A JP 10003658A JP 365898 A JP365898 A JP 365898A JP H11205550 A JPH11205550 A JP H11205550A
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JP10003658A
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Takeshi Yoshimura
剛 吉村
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、製本原稿の画像読み取り時に左頁
の画像を正確に読み取ることが難しくなり左頁画像信号
と右頁画像信号とを正確に分割することができないとい
う課題を解決しようとするものである。 【解決手段】 この発明は、製本原稿の表面を摺動しな
がら製本原稿の画像情報を読み取る手段13を有し、見
開き製本原稿の左端位置・右端位置を認識する機能を持
つ製本原稿読み取り装置において、読み取り手段13か
らの画像信号より製本原稿の綴じ部位置を認識して見開
き製本原稿の右頁画像信号と左頁画像信号とを分割して
出力することを可能とする処理手段16aを備えたもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は見開き製本原稿の右
頁画像信号と左頁画像信号とを分割して出力することが
可能な製本原稿読み取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、製本原稿読み取り装置において
は、製本原稿の見開き左右頁の画像を読み取る場合に
は、図16に示すようにスキャナで製本原稿BOの表面
をその左頁左端から右頁右端まで副走査方向へ図16実
線のように摺動しながら製本原稿の画像情報を読み取
り、図16点線のようにスキャナを空送りして戻すとい
う動作を繰返し、スキャナからの画像信号を左頁画像信
号と右頁画像信号に分割して出力している。
【0003】特開平8ー37584号公報には、本原稿
を載置する原稿載置台と、上記原稿載置台に載置された
本原稿の原稿面を露光走査することによって、この本原
稿上の原稿画像の読み取りを行う画像読み取り手段と、
上記画像読み取り手段によって読み取られた画像データ
を記憶する画像データ記憶手段と、上記原稿載置台上に
見開いて載置された本原稿の、見開き長手方向の全長を
検知する見開き本原稿長検知手段と、上記見開き本原稿
長検知手段によって検知された見開き本原稿長から最適
定形読み取り用紙サイズを選択する用紙サイズ選択手段
と、上記見開き本原稿長検知手段によって検知された見
開き本原稿長と上記用紙サイズ選択手段によって選択さ
れた用紙サイズの、対応する用紙サイズの差を検出する
長差検出手段と、上記見開き本原稿長検知手段、上記用
紙サイズ選択手段、上記長差検出手段の何れかによって
得られた結果によって、上記画像読み取り手段の読み取
り範囲、及び画像データを制御する制御手段と、を有す
ることを特徴とする画像読み取り装置が記載されてい
る。
【0004】特開平7ー110529号公報には、本原
稿を読み取って読み取り頁の画像を形成し、本原稿の頁
をめくる本原稿画像形成装置において、独立頁モードで
本原稿の頁毎の画像を用紙に1頁毎に形成し、見開き頁
モードで本原稿の見開き両頁の画像を用紙の1頁に形成
する画像形成手段を備えたことを特徴とする本原稿画像
形成装置が記載されている。
【0005】特開平9ー166939号公報には、中央
綴じ部を基準として載置された見開き製本原稿の画像を
製本原稿見開き頁の一方の頁端部から読み取る読み取り
手段と、該読み取り手段により該製本原稿見開き頁端部
を検出することにより該製本原稿の画像読み取り範囲を
演算する読み取り範囲演算手段と、該読み取り手段の読
み取った画像データを転写紙に可視像として出力する画
像形成手段と、製本原稿の左右の見開き頁を頁毎に分け
て一枚ずつの転写紙に複写する独立モードと、を有する
製本原稿画像形成装置において、独立頁の分割位置に綴
じ部ラインを合わせることを特徴とする製本原稿画像形
成装置が記載されている。
【0006】特開平9ー166938号公報には、中央
綴じ部を基準として載置された見開き製本原稿の画像を
製本原稿見開き頁の一方の頁端部から読み取る読み取り
手段と、該読み取り手段により該製本原稿見開き頁の一
方の頁端部を検出することにより該製本原稿の画像読み
取り範囲を演算する読み取り範囲演算手段と、該読み取
り手段の読み取った画像データを転写紙に可視像として
出力する画像形成手段と、製本原稿の左右の見開き頁を
頁毎に分けて一枚ずつの転写紙に複写する独立モード
と、を有する製本原稿画像形成装置において、上記独立
頁モード選択時に、独立頁の綴じ部部分の読み取り画像
を転写紙の綴じ部側にオーバーラップさせてプリントす
ることを特徴とする製本原稿画像形成装置が記載されて
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記製本原稿読み取り
装置では、製本原稿の見開き左右頁の画像を読み取る場
合には、スキャナで製本原稿BOの表面をその左頁左端
から右頁右端まで副走査方向へ図16実線のように摺動
しながら製本原稿BOの画像情報を読み取るので、製本
原稿が中央部で綴じられていてスキャナで製本原稿の表
面をその左頁左端から右頁右端まで副走査方向へ摺動し
ながら製本原稿の画像情報を読み取る際に、特に製本原
稿の左頁がたるみ勝手になり、スキャナが左頁をひきず
ったりして左頁の画像を正確に読み取ることが難しくな
り、綴じ部画像が欠けたりする。
【0008】また、製本原稿は、見開いた場合に綴じ型
により開きが良かったり悪かったりし、綴じ型のばらつ
きがあり、1冊の製本原稿でも見開いた部分により左頁
の長さと右頁の長さとの比が異なる。つまり、製本原稿
はいつも綴じ部がセンターにあるわけではない。このた
め、スキャナからの画像信号を左頁画像信号と右頁画像
信号に分割して出力する場合、スキャナからの画像信号
に対して、見開いた製本原稿の左右方向両端を見てその
中央で左頁画像信号と右頁画像信号に分割すると、左頁
画像信号と右頁画像信号とを正確に分割することができ
ず、画像欠けが起こる可能性がある。
【0009】本発明は、製本原稿の見開き左右頁の画像
を正確に読み取ることができ、左頁画像信号と右頁画像
信号とを正確に分割して出力することができる製本原稿
読み取り装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、製本原稿の表面を摺動しな
がら製本原稿の画像情報を読み取る読み取り手段を有
し、見開き製本原稿の左端位置・右端位置を認識する機
能を持つ製本原稿読み取り装置において、前記読み取り
手段からの画像信号より製本原稿の綴じ部位置を認識し
て見開き製本原稿の右頁画像信号と左頁画像信号とを分
割して出力することを可能とする処理手段を備えたもの
である。
【0011】請求項2に係る発明は、請求項1記載の製
本原稿読み取り装置において、前記処理手段は製本原稿
の1番細くなったところを綴じ部として認識するもので
ある。
【0012】請求項3に係る発明は、請求項1記載の製
本原稿読み取り装置において、前記処理手段は副走査方
向で1番平均濃度が高くなったところを綴じ部として認
識するものである。
【0013】請求項4に係る発明は、請求項2または3
記載の製本原稿読み取り装置において、前記処理手段は
綴じ部認識に失敗した場合には製本原稿の右頁端と左頁
端との中央を綴じ部とするものである。
【0014】請求項5に係る発明は、製本原稿の表面を
摺動しながら製本原稿の画像情報を読み取る読み取り手
段を有する製本原稿読み取り装置において、見開き製本
原稿の右頁画像信号と左頁画像信号とを分割して出力す
る時に、製本原稿の綴じ部を認識して前記読み取り手段
にて綴じ部から各頁の端部方向へ移動するときに各頁の
画像を読み取り、各頁の画像を順方向に読み取る場合に
は前記読み取り手段からの画像信号を正像出力として出
力し、各頁の画像を逆方向に読み取る場合には前記読み
取り手段からの画像信号を副走査方向にミラーリングし
て出力するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】図3は複写装置からなる画像形成
装置の一例の回路構成を示す。本発明の一実施形態は図
3に示す画像形成装置をもとに構成したものであり、ま
ず、図3に示す画像形成装置について説明する。図3に
示す画像形成装置は、原稿画像を読み取る画像読み取り
装置としてのスキャナ部11と、転写材上に画像を形成
する画像形成部としてのプリンタ12とを有する。スキ
ャナ部11は、製本原稿を頁めくりしながら走査して製
本原稿の画像を読み取ったり、シート原稿を走査してそ
の画像を読み取ったりする読み取り手段としての読み取
りユニット13を有する。この読み取りユニット13
は、原稿画像を読み取る読み取り素子としてのCCD
(電荷結合素子)を有する画像読み取り板(SBC)1
4と、この画像読み取り板14からのアナログ画像信号
の処理からA/D変換までを行う手段としてのVPU
(Video Processing Unit)15
などを有する。
【0016】IPU(Image Processni
g Unit;画像処理装置)16は読み取り画像信号
を記憶するためのフレームメリ17を備え、IPU16
は読み取りユニット13を左右方向(副走査方向)に走
査するための駆動部としてのステッピングモータからな
るスキャナモータや原稿台駆動用DCモータ等の負荷を
モータ駆動回路18を介して制御する。プリンタ12
は、複写モードの制御、操作部19からのキー信号の取
り込み及び操作部19の表示制御を行うメイン制御部
と、複写タイミング制御を行うシーケンス制御部とから
なる制御手段としてのメイン制御板20を有し、メイン
制御部、シーケンス制御部及び操作部19は互いにシリ
アル通信でコマンドの送受信を行う。メイン制御板20
はプリンタ12の作像に係わるセンサ類の入力、モー
タ、ソレノイド、クラッチ等の制御を行って画像形成の
シーケンス制御を行う。
【0017】VPU15はIPU16からの基準信号に
基づき上記CCDに駆動信号を供給し、画像読み取り板
14からのアナログ出力信号の補正からデジタル信号変
換までを行って読み取り画像データを得る。IPU16
はVPU15からの画像データの変倍等の加工処理や電
子写真の高画質処理を行う。IPU16は画像データを
最終処理でγ補正を含む階調処理を行い、書き込みに適
したビデオデータに変換してページメモリとしてのフレ
ームメモリ17に蓄積する。フレームメモリ17はリピ
ートコピー時には画像データが複数回繰り返して読み出
され、製本原稿の見開き左右頁の画像を独立にプリント
する頁連写時には1回の原稿画像読み取りでフレームメ
モリ17を用いて左右頁の画像データを分割して出力す
る。
【0018】IPU16からフレームメモリ17への画
像データ入力は画像データの2ドット分をパラレルに行
い、かつ、フレームメモリ17はIPU103からのク
ロック及び主走査方向、副走査方向のゲート信号に同期
して画像データを2ドット分パラレルでメイン制御板2
0に順次に出力する。メイン制御板20はフレームメモ
リ17からレーザプリンタ12の画像形成速度に合わせ
て高速に出力された画像データをFIFOメモリで更に
主走査方向に高速化する。
【0019】この画像データは変調部でパルス幅変調さ
れて発光時間データとなり、レーザ(LD)コントロー
ラにPWMデータとして書き込みクロックに同期して送
信される。LDコントローラは、そのPWMデータによ
りLDドライバを介して電子写真方式のレーザプリンタ
12のLDからなる光源21を発光させて感光体を露光
走査して作像する。
【0020】この感光体は、例えば感光体ドラムが用い
られてモータにより回転駆動され、帯電手段により一様
に帯電された後にLD21からのレーザ光による露光走
査で静電潜像が形成される。この静電潜像は現像装置に
より現像されてトナー像となり、このトナー像が給紙装
置から給送されて来た転写材としての転写紙へ転写手段
により転写されて定着装置により転写紙に定着され、転
写紙がコピーとして排出される。
【0021】IPU16は、読み取りユニット13の走
査制御を行い、シート原稿読み取り時および製本原稿読
み取り時には読み取りユニット13を走査するためのス
テッピングモータからなるスキャナモータを駆動して読
み取りユニット13を走査させる。また、スキャナモー
タは読み取りユニット13を走査開始位置に戻すリター
ン時及び製本原稿の頁めくり時に読み取りユニット13
を走査する。メイン制御板20は、作像に係わるセンサ
類からの入力信号を取り込み、モータ、ソレノイド、ク
ラッチ等へ出力信号を出力することにより、レーザプリ
ンタ12の画像形成のシーケンス制御を行う。また、メ
イン制御板20は操作部19からの入力信号の取り込み
及び操作部19への信号の出力を行う。
【0022】CCDを有する画像読み取り板14は、原
稿の主走査方向1ライン分の反射光像を同時に読み取っ
て電気信号に変換する。画像読み取り板14からの電気
信号はVPU15でクランプ等の波形修正、増幅、A/
D変換が行われ、8ビットのデジタル画像信号としてI
PU16へ出力される。IPU16は、VPU15から
のデジタル画像信号のシェーディング補正、MTF補
正、主走査方向変倍、γ補正、画像加工処理の他、高画
質処理の制御などを行う。
【0023】この画像形成装置は、製本原稿とシート原
稿を選択的に複写する画像形成装置であり、図4はこの
画像形成装置のスキャナ部11において原稿を走査して
原稿画像を読み取るスキャナユニット22を示す。この
スキャナユニット22は上部に平坦なコンタクトガラス
からなる原稿台23及びスケール24が配置されてお
り、このコンタクトガラス23上にはシート原稿が載置
されてその上に図示しない圧板が被せられる。このコン
タクトガラス23上のシート原稿は読み取りユニット1
3で走査されて画像が読み取られる。読み取りユニット
13はスキャナユニット22の内部で左右方向に走行し
て原稿の走査を行う。
【0024】スキャナユニット22においては、めくり
ベルト25は表面抵抗が1014Ω以上であり、めくりベ
ルト駆動ローラ26は表面に導電性ゴムを被覆した金属
ローラで構成されて接地されている。めくりベルト25
はめくりベルト駆動ローラ26とめくりローラ27に張
架されて駆動源からめくりベルト駆動ローラ26を介し
て回転駆動される。
【0025】帯電ローラ28は、少なくとも表面部分が
導電性を有し、交流電源から所定のタイミングで±2〜
4kVの高交流電圧が印加される。読み取りユニット1
3が走行してめくりベルト25が駆動されながら後述す
るタイミングで交流電源から交流高電圧がかけられる
と、帯電ローラ28によりめくりベルト25の表面上に
交番電界が生じ、この交番電界の作用によりめくりベル
ト25の表面に製本原稿BOの最上位頁を吸着させる吸
着力が発生する。
【0026】製本原稿の読み取り走査が開始される時に
は、読み取りユニット13がスキャナユニット22の左
端の端部ホームポジションに移動し、このときに蛍光灯
36、37が点灯する。そして、読み取りユニット13
がスキャナユニット22の左端の端部ホームポジション
から図5において右方向に走行を始める。この際、めく
りベルト25と頁送りローラ29は図5に示す位置へ図
示しないソレノイドで移動させられる。IPU16は、
読み取りユニット13からの画像情報より製本原稿のX
方向の大体の大きさ(左右方向の両端:副走査方向の両
端)と、Y方向(主走査方向)の正確な大きさを原稿台
43と製本原稿とのコントラスト差により認識する。
【0027】読み取りユニット13のプラテンガラス3
0下側の製本原稿読み取り位置が製本原稿BOの左頁に
かかると、図5に示すように、読み取りユニット13が
製本原稿BOの読み取り動作を始めて製本原稿BOの原
稿面を左頁から右頁へと読み取っていく。ここで、読み
取りユニット13の製本原稿読み取り開始位置は、製本
原稿BOのサイズによって変わる。
【0028】読み取りユニット13の画像読み取り動作
中は、めくりベルト25と頁送りローラ29とが図5に
示すような位置に保持されている。読み取りユニット1
3が製本原稿の見開き右頁の右端まで画像を読み終える
と、読み取りユニット13が製本原稿の見開き右頁右端
を過ぎた後に一旦停止して図6に示すように左方向へ戻
る。この時、読み取りユニット13はIPU16で認識
された製本原稿の右端から右方向へ一定の距離だけ移動
した位置に来た時に停止する。交流電源から帯電ローラ
28に所定周波数の交流高電圧がかけられてめくりベル
ト25の表面上に(+)、(−)の一定の電荷パターン
が形成されることにより、めくりベルト25が製本原稿
の最上位右頁に密着し、原稿台43が再度製本原稿に加
圧されてめくりベルト25と製本原稿の最上位右頁との
密着度が強められる。
【0029】製本原稿BOの最上位頁の先端がめくりベ
ルト25の下側の中央を越えたところで、めくりベルト
25と頁送りローラ29とが図示しないソレノイドの作
用により図7に示す位置に移動させられ、原稿台43の
製本原稿に対する加圧力が弱められる。これにより、製
本原稿BOの最上位頁31だけがめくりベルト25の表
面上に吸着され、この最上位頁31の端部がめくりベル
ト25と共に持ち上げられる。
【0030】製本原稿BOの最上位頁31がめくり上げ
られて再び読み取りユニット13が端部ホームポジショ
ンに向けて移動し、製本原稿BOの最上位頁31が図8
に示すようにめくりローラ27と頁送りローラ29に挾
まれて搬送される。製本原稿BOの最上位頁31は、読
み取りユニット13の右側部に配置された上下一対の頁
ガイド32,33の間を通過して読み取りユニット13
の右外側にその先端側が送り出される。この時、この読
み取りユニット13の上方側に取付けられたセンサ34
が読み取りユニット13の右外側に送り出される製本原
稿BOの最上位頁31を検出することにより、製本原稿
BOの最上位頁31のめくりが成功したことを認知し、
かつ、この検出タイミングからIPU16が製本原稿の
めくった右頁31の端の位置を正確に計算する。
【0031】次いで、図9に示すように製本原稿BOの
最上位頁31が製本原稿の綴じ部までめくり上げられた
時点でめくりベルト25と頁送りローラ29が元の位置
に戻る。この状態で、読み取りユニット13が更に左側
の端部ホームポジションに向けて移動し、図10に示す
ようにめくり上げられた最上位頁31が製本原稿の綴じ
部に引っ張られて一対の頁ガイド32,33の間を戻り
ながら、製本原稿BOの見開き左頁上に重ね合わされて
読み取りユニット13内から排出される。
【0032】めくり上げられた最上位頁31が製本原稿
BOの左頁上に全て重ね合わされると、読み取りユニッ
ト13の見開き製本原稿に対する1回分の画像読み取り
・頁めくり動作が終了する。ここで、製本原稿BOに対
する画像読み取り・頁めくり動作を繰り返し実行する場
合に、上述のようにめくり上げられた最上位頁31が製
本原稿BOの左頁上に全て重ね合わされると同時に読み
取りユニット13の移動方向が反転して製本原稿の原稿
面に対して最短コースで読み取りユニット13の往復動
作が繰り返される。
【0033】めくりベルト25上に静電吸着された最上
位頁31のめくりは、ソレノイドによりめくりベルト2
5が上方に揺動されてめくりベルト25に吸着された頁
31の端部が読み取りユニット13側に持ち上げられる
ことによって行われる。この時、製本原稿BOの頁がめ
くられたか否かがセンサ34によって検出される。頁め
くり時にセンサ34の頁検出が所定のタイミングで行わ
れなかった場合には、その頁めくり動作が再実行され
る。また、製本原稿BOの頁31の端がセンサ34を抜
けたことが頁めくりの成功を示し、IPU16は製本原
稿BOの頁31の端がセンサ34を抜けたタイミングか
ら製本原稿BOの左端の位置を正確に計算する。
【0034】図4に示すようにミラー35はミラー切り
換えソレノイドにより駆動され、ミラー切り換えソレノ
イドのオン/オフによるミラー35の光路への進退によ
り製本原稿専用の下読み取り光路とシート原稿用の一般
的な上読み取り光路とが切り換えられる。原稿照明用の
光源としては、読み取りユニット13の上下の各読み取
り部に配設された各2灯の蛍光灯36,37、38,3
9がそれぞれ使用されている。
【0035】コンタクトガラス23上のシート原稿SO
の画像を読み取るときには、ミラー35が光路に進出し
てコンタクトガラス23上のシート原稿SOが蛍光灯3
8,39により照明され、その反射光がミラー35,4
0,41及びレンズ42を通して画像読み取り板14上
のCCDに結像されて光電変換される。また、製本原稿
の画像を読み取るときには、ミラー35が光路から退避
して蛍光灯36,37によりプラテンガラス30を通し
て原稿台43上の製本原稿BOを照明し、その反射光が
ミラー44,40,41及びレンズ42を通して画像読
み取り板14上のCCDに結像されて光電変換される。
【0036】IPU16は、メモリ17に蓄えられた画
像データを上記動作で読み取った製本原稿の大きさで切
り取り、要求に応じて製本原稿の見開き両頁の画像デー
タとしてメイン制御板20へ出力したり製本原稿の左右
独立の頁の画像データとして分割してメイン制御板20
へ出力したりする。
【0037】この画像形成装置における原稿台ユニット
44は、原稿台43を上下方向に移動自在に支持してバ
ネ(もしくはモータ)により一定の力で上方に加圧す
る。また、図示しない周知の原稿台加圧固定切り換え装
置及び原稿台待避装置は、原稿台43が適切な位置まで
上昇した状態で原稿台43を固定して原稿台43の上昇
習性による原稿台43及び製本原稿BOのスキャナユニ
ット22内への余分な食い込みを阻止し、コンタクトガ
ラス23上のシート原稿を読み取るときには読み取りユ
ニット13の下部と原稿台43の上面とが接触しないよ
うに原稿台ユニットの下方に原稿台43を待避させてお
く。
【0038】図11及び図12に示すように、原稿台4
3を含む製本原稿トレイ45は、画像形成装置本体に対
して引出し可能に設けられている。製本原稿トレイ45
を画像形成装置本体に装着すると、画像形成装置本体の
ロック爪46が製本原稿トレイ45の係合部45aに係
止して製本原稿トレイ45が画像形成装置本体にロック
されることにより、製本原稿画像読み取り中の不用意な
製本原稿トレイ45引出しによる製本原稿の破損が防止
されると同時に、製本原稿セットスイッチ47がオンす
る。
【0039】製本原稿トレイ45の前側に付いている原
稿トレイスイッチ48を押すと、製本原稿トレイ45が
下降し、同時にソレノイド49のオンでロック爪46が
係合部45aから外れて製本原稿トレイ45のロックが
解除される。これにより、製本原稿トレイ45を引出し
て製本原稿を着脱することが可能になる。製本原稿の着
脱は図3に示すように原稿台43に設けられたフィラー
式センサ50により検知される。
【0040】ところで、この画像形成装置において、大
きな問題は、読み取りユニット13が製本原稿BOの見
開き両頁の表面を摺動しながら製本原稿BOの見開き両
頁の画像情報を読み取ってゆく時、読み取りユニット1
3の下面に付いているコンタクトガラス30が製本原稿
BOの見開き両頁の表面との摺擦で製本原稿BOの頁を
引きずり易いということである。
【0041】製本原稿は、綴じ部が中央にあるため、読
み取りユニット13で左頁を左から走査して画像を読み
取ろうとすると、左頁が綴じ部に対してたるみ勝手にな
るので、図13に示すように読み取りユニット13が製
本原稿BOの左頁51を引きずり易い。このため、画像
伸びや製本原稿の綴じ部付近での頁の折れ、これに起因
する頁めくり不良が起こる場合がある。
【0042】これに対して、図14に示すように製本原
稿BOの右頁31は、読み取りユニット13で引っ張り
勝手になるので、画像を精度良く読み取ることができ
る。そこで、製本原稿の左頁の画像読み取りを製本原稿
の右頁の画像読み取りと同様な条件で行うことができれ
ば、左頁の画像読み取りを精度良く行うことができ、製
本原稿に対するストレスも小さくなる。このためには、
製本原稿画像のデジタル読み取り処理を前提として次の
2つの事a、bが必要になる。
【0043】その1つ目aは、製本原稿の綴じ部位置を
正確に読み取り、右頁位置と左頁位置を認識することが
まず必要である。これにより、左頁の画像データと右頁
の画像データとを分割したり読み方処理を変えたりする
ことが可能になる。製本原稿の綴じ部位置は、原稿面
(読み取りユニット13の読み取り焦点面)から離れて
いるので、物体面距離が長くなり、画像読み取りの倍率
が小さくなる。これにより、読み取り画像は綴じ部位置
が一番小さくなる。
【0044】図15に示すように、画像読み取り板14
のCCD上の画像では、背景色の黒部が製本原稿BOに
主走査方向へ一番食い込んだ位置を製本原稿BOの綴じ
部として認識することができる。これは、製本原稿の上
下(主走査方向の両端)で認定してもそのどちらか一方
で決めても構わない。一般的に製本原稿の綴じ部が深く
なると、読み取りユニット13からの照明光が綴じ部に
届かず、綴じ部が黒くなってくる。このため、製本原稿
の綴じ部は左右頁の画像と背景との判別が難しくなる場
合がある。この場合は、綴じ部背景にバックライトを配
するなどの工夫が必要である。
【0045】この他に、綴じ部が黒くなることを利用し
て製本原稿の主走査方向の平均濃度を検出し、副走査方
向でその平均濃度が一番黒い部分を綴じ部とすることで
も、綴じ部を認識することが可能である。この場合は、
製本原稿の画像の影響を受け易いので、綴じ部位置検出
範囲を最初から所定の範囲(見開き製本原稿の中央付近
の所定幅の範囲)に限定することが必要になる。
【0046】このようにして、綴じ部を認識することが
可能であるが、製本原稿上の印刷画像との関連で綴じ部
を認識することができない場合もある。この時は、綴じ
部を認識できないことを認識した上で製本原稿全体の外
形中央を綴じ部として取り扱うバックアップ手段が必要
である。
【0047】2つ目bとしては、このようにして認識し
た綴じ部位置をもとに図2に示すように製本原稿の画像
読み取りタイミングを変更することが必要である。すな
わち、読み取りユニット13で製本原稿BOを左頁の左
端から右頁の右端まで走査する時に図2実線のように読
み取りユニット13で製本原稿BOの右頁のみ画像を読
み取り、読み取りユニット13で製本原稿BOを右頁の
右端から左頁の左端まで走査する時に図2実線のように
読み取りユニット13で製本原稿BOの左頁のみ画像を
読み取る必要がある。なお、図2の点線は読み取りユニ
ット13の空送りを示す。
【0048】図1は本発明を応用した画像形成装置の一
実施形態の回路構成を示す。この実施形態では、上記図
3及び図4に示す画像形成装置において、IPU16の
代りにIPU16aが用いられる。このIPU16a
は、以下に述べるように製本原稿BOの綴じ部を認識し
て図2に示すように製本原稿の画像読み取りタイミング
を変更し、かつ、その他の処理をIPU16と同様に行
う。
【0049】すなわち、IPU16aは、読み取りユニ
ット13に対して図2の鎖線のように製本原稿BOを左
頁の左端から右頁の右端まで走査して製本原稿BOの左
頁及び右頁の画像を読み取らせ、この読み取りユニット
13からVPU15を介して入力される画像データより
背景色の黒部が製本原稿BOに主走査方向へ一番食い込
んだ位置、つまり、製本原稿BOの1番細くなったとこ
ろを製本原稿BOの綴じ部位置として認識する。これは
製本原稿の上下(主走査方向の両端)で認定してもその
どちらか一方で決めても構わない。
【0050】IPU16aは、このような製本原稿BO
の綴じ部位置を認識することができない場合にはこのこ
とを認識した上で、上述のように認識した製本原稿BO
の左右方向の両端(副走査方向の両端)、Y方向の大き
さ(主走査方向の両端)から製本原稿BOの外形の中央
を製本原稿BOの綴じ部位置として認識する。IPU1
6aは、このように認識した製本原稿BOの綴じ部位置
と、上述のように認識した製本原稿BOの左右方向の両
端(副走査方向の両端)、Y方向の大きさ(主走査方向
の両端)から製本原稿BOの左頁位置、右頁位置を認識
する。
【0051】次に、図17に示すように、IPU16a
は、読み取りユニット13に対して製本原稿BOを右頁
の右端から左頁の左端までそのまま戻した後に(画像読
み取り及び頁めくりを行わせずに戻した後に)、再び製
本原稿BOを左頁の左端から綴じ部まで画像読み取りを
行わせずに空送りさせてから綴じ部より右頁の右端まで
走査して図2の実線のように製本原稿BOの引っ張り勝
手となる右頁の画像を読み取らせ、読み取りユニット1
3からVPU15を介して入力される右頁の画像データ
を正像の画像データとしてフレームメモリ17に書き込
む。
【0052】その後、IPU16aは、読み取りユニッ
ト13に対して、図2の点線のように製本原稿BOを右
頁の右端から綴じ部まで画像読み取り及び頁めくりを行
わせずに空送りさせてから綴じ部より左頁の左端まで図
2の実線のように製本原稿BOの引っ張り勝手となる左
頁の画像を読み取らせ、読み取りユニット13からVP
U15を介して入力される左頁の画像データをフレーム
メモリ17に右頁の画像データの前に書き込む。この
際、左頁の読み取り画像は右頁の読み取り画像とは読み
取りユニット13の製本原稿BOに対する走査方向が逆
になるため、ミラーリングした画像となってしまう。
【0053】そこで、IPU16aは、フレームメモリ
17上で上記左頁の画像データをミラーリングして正像
の画像データに変換し、処理方法により画像データを回
転して右頁の画像データと左頁の画像データとの画像方
向を合わせる。その後、IPU16aは、フレームメモ
リ17から上記動作で認識した製本原稿の大きさで切り
取り、要求に応じて製本原稿の見開き両頁の画像データ
としてメイン制御板20へ出力したり製本原稿の左右独
立の頁の画像データに分割してメイン制御板20へ出力
したりする。なお、左頁の画像データをミラーリングす
る場合には、CCDの走査方向が一般的に変更できない
ので、CCDの取り付けユニットを180度回転させる
ことで、左頁の画像データをミラーリングすることが可
能となる。
【0054】この実施形態は、請求項1に係る発明を応
用した画像形成装置の実施形態であり、製本原稿BOの
表面を摺動しながら製本原稿BOの画像情報を読み取る
読み取り手段としての読み取りユニット13を有し、見
開き製本原稿の左端位置・右端位置を認識する機能(セ
ンサ34及びIPU16a)を持つ製本原稿読み取り装
置を有する画像形成装置において、前記読み取り手段1
3からの画像信号より製本原稿の綴じ部位置を認識して
見開き製本原稿の右頁画像信号と左頁画像信号とを分割
して出力することを可能とする処理手段としてのIPU
16aを備えたので、綴じ部を認識して製本原稿の右頁
画像データと左頁画像データとを正確に分割して出力す
ることができ、画像欠けが起こらずに所望の画像が得ら
れる。
【0055】また、この実施形態は、請求項2に係る発
明を応用した画像形成装置の実施形態であり、請求項1
記載の製本原稿読み取り装置を有する画像形成装置にお
いて、前記処理手段16aは製本原稿の1番細くなった
ところを綴じ部として認識するので、製本原稿の外形の
へこみ(読み取り時の光学倍率の変化)を認識して綴じ
部を正確に認識することができ、製本原稿の右頁画像デ
ータと左頁画像データとを正確に分割して出力すること
ができ、画像欠けが起こらずに所望の画像が得られる。
【0056】また、この実施形態は、請求項4に係る発
明を応用した画像形成装置の実施形態であり、請求項2
または3記載の製本原稿読み取り装置を有する画像形成
装置において、前記処理手段16aは綴じ部認識に失敗
した場合には製本原稿の右頁端と左頁端との中央を綴じ
部とするので、綴じ部認識に失敗しても製本原稿から画
像を読み取ることができる。
【0057】また、この実施形態は、請求項5に係る発
明を応用した画像形成装置の実施形態であり、製本原稿
の表面を摺動しながら製本原稿の画像情報を読み取る読
み取り手段としての読み取りユニット13を有する製本
原稿読み取り装置を備えた画像形成装置において、処理
手段としてのIPU16aにて、見開き製本原稿の右頁
画像信号と左頁画像信号とを分割して出力する時に、製
本原稿の綴じ部を認識して前記読み取り手段13にて綴
じ部から各頁の端部方向へ移動するときに各頁の画像を
読み取り、各頁の画像を順方向に読み取る場合には前記
読み取り手段13からの画像信号を正像の画像データと
して出力し、各頁の画像を逆方向に読み取る場合には前
記読み取り手段13からの画像信号を副走査方向にミラ
ーリングして出力するので、左頁、右頁とも引っ張り勝
手で正確に画像を読み取ることができ、かつ、左頁、右
頁とも正像として画像を読み取ることができる。
【0058】本発明を応用した画像形成装置の他の実施
形態では、上記実施形態において、IPU16aは、読
み取りユニット13からVPU15を介して入力される
画像データから製本原稿BOの綴じ部位置を認識する場
合、綴じ部が黒くなることを利用して、読み取りユニッ
ト13からVPU15を介して入力される画像データか
ら製本原稿の主走査方向の平均濃度を検出し、副走査方
向でその平均濃度が一番黒い部分を綴じ部として認識す
る。
【0059】この実施形態は、請求項3に係る発明を応
用した画像形成装置の実施形態であり、請求項1記載の
製本原稿読み取り装置を有する画像形成装置において、
前記処理手段としてのIPU16aは副走査方向で1番
平均濃度が高くなったところを綴じ部として認識するの
で、製本原稿の綴じ部濃度変化から綴じ部を正確に認識
することができ、製本原稿の右頁画像データと左頁画像
データとを正確に分割して出力することができ、画像欠
けが起こらずに所望の画像が得られる。
【0060】また、本発明を応用した画像形成装置の別
の実施形態では、上記各実施形態において、綴じ部の認
識及び右頁画像の読み取りを行う場合、IPU16a
は、読み取りユニット13に対して製本原稿BOを左頁
の左端から右頁の右端まで1回走査して製本原稿BOの
左頁及び右頁の画像を読み取らせ、この読み取りユニッ
ト13からVPU15を介して入力される画像データか
ら綴じ部位置を上述のように認識し、この認識した綴じ
部位置と、上述のように認識した製本原稿BOの左右方
向の両端(副走査方向の両端)、Y方向の大きさ(主走
査方向の両端)から製本原稿BOの左頁位置、右頁位置
を認識し、綴じ部位置から右頁の右端までの右頁の画像
データを有効にして正像の画像データとしてフレームメ
モリ17に書き込む。その後、IPU16aは、上記各
実施形態と同様に読み取りユニット13に対して、図2
の点線のように製本原稿BOを右頁の右端から綴じ部ま
で画像読み取り及び頁めくりを行わせずに空送りさせる
処理などを行う。これらの実施形態では、上記実施形態
と同様な効果を奏する。
【0061】
【発明の効果】以上のように請求項1に係る発明によれ
ば、上記構成により、綴じ部を認識して製本原稿の右頁
画像データと左頁画像データとを正確に分割して出力す
ることができ、画像欠けが起こらずに所望の画像が得ら
れる。
【0062】請求項2に係る発明によれば、上記構成に
より、製本原稿の外形から綴じ部を正確に認識すること
ができ、製本原稿の右頁画像データと左頁画像データと
を正確に分割して出力することができ、画像欠けが起こ
らずに所望の画像が得られる。
【0063】請求項3に係る発明によれば、上記構成に
より、製本原稿の綴じ部濃度変化から綴じ部を正確に認
識することができ、製本原稿の右頁画像データと左頁画
像データとを正確に分割して出力することができ、画像
欠けが起こらずに所望の画像が得られる。
【0064】請求項4に係る発明によれば、上記構成に
より、綴じ部認識に失敗しても製本原稿から画像を読み
取ることができる。
【0065】請求項5に係る発明によれば、上記構成に
より、製本原稿の左頁、右頁とも引っ張り勝手で正確に
画像を読み取ることができ、かつ、製本原稿の左頁、右
頁とも正像として画像を読み取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を応用した画像形成装置の一実施形態の
回路構成を示すブロック図である。
【図2】同実施形態における読み取りユニットの製本原
稿に対する走査を示す概略図である。
【図3】画像形成装置の一例の回路構成を示すブロック
図である。
【図4】同画像形成装置のスキャナユニットを示す断面
図である。
【図5】同画像形成装置における読み取りユニットの製
本原稿読み取り走査状態を示す概略図である。
【図6】同画像形成装置における読み取りユニットの走
査方向逆転時の状態を示す概略図である。
【図7】同画像形成装置における読み取りユニットの頁
めくり走査時の状態を示す概略図である。
【図8】同画像形成装置における読み取りユニットの他
の製本原稿読み取り走査状態を示す概略図である。
【図9】同画像形成装置における読み取りユニットの頁
めくり走査状態を示す概略図である。
【図10】同画像形成装置における読み取りユニットの
他の頁めくり走査状態を示す概略図である。
【図11】上記実施形態の一部を示す斜視図である。
【図12】上記実施形態の他の一部を示す斜視図であ
る。
【図13】上記画像形成装置の左頁画像読み取り状態を
例示する正面図である。
【図14】上記画像形成装置の右頁画像読み取り状態を
例示する正面図である。
【図15】上記実施形態の製本原稿綴じ部認識を説明す
るための図である。
【図16】上記画像形成装置における読み取りユニット
の製本原稿に対する走査を説明するための図である。
【図17】上記実施形態の動作フローの一部を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
BO 製本原稿 13 読み取りユニット 16a IPU 34 センサ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】製本原稿の表面を摺動しながら製本原稿の
    画像情報を読み取る読み取り手段を有し、見開き製本原
    稿の左端位置・右端位置を認識する機能を持つ製本原稿
    読み取り装置において、前記読み取り手段からの画像信
    号より製本原稿の綴じ部位置を認識して見開き製本原稿
    の右頁画像信号と左頁画像信号とを分割して出力するこ
    とを可能とする処理手段を備えたことを特徴とする製本
    原稿読み取り装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の製本原稿読み取り装置にお
    いて、前記処理手段は製本原稿の1番細くなったところ
    を綴じ部として認識することを特徴とする製本原稿読み
    取り装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の製本原稿読み取り装置にお
    いて、前記処理手段は副走査方向で1番平均濃度が高く
    なったところを綴じ部として認識することを特徴とする
    製本原稿読み取り装置。
  4. 【請求項4】請求項2または3記載の製本原稿読み取り
    装置において、前記処理手段は綴じ部認識に失敗した場
    合には製本原稿の右頁端と左頁端との中央を綴じ部とす
    ることを特徴とする製本原稿読み取り装置。
  5. 【請求項5】製本原稿の表面を摺動しながら製本原稿の
    画像情報を読み取る読み取り手段を有する製本原稿読み
    取り装置において、見開き製本原稿の右頁画像信号と左
    頁画像信号とを分割して出力する時に、製本原稿の綴じ
    部を認識して前記読み取り手段にて綴じ部から各頁の端
    部方向へ移動するときに各頁の画像を読み取り、各頁の
    画像を順方向に読み取る場合には前記読み取り手段から
    の画像信号を正像出力として出力し、各頁の画像を逆方
    向に読み取る場合には前記読み取り手段からの画像信号
    を副走査方向にミラーリングして出力することを特徴と
    する製本原稿読み取り装置。
JP10003658A 1998-01-12 1998-01-12 製本原稿読み取り装置 Pending JPH11205550A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014023031A (ja) * 2012-07-20 2014-02-03 Shinko Seisakusho Co Ltd 冊子状印刷媒体の光学式読取方法およびその装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Effective date: 20040914