JPH09168088A - 画像読み取り装置 - Google Patents
画像読み取り装置Info
- Publication number
- JPH09168088A JPH09168088A JP7327724A JP32772495A JPH09168088A JP H09168088 A JPH09168088 A JP H09168088A JP 7327724 A JP7327724 A JP 7327724A JP 32772495 A JP32772495 A JP 32772495A JP H09168088 A JPH09168088 A JP H09168088A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- reading
- data
- optical system
- agc
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Image Input (AREA)
- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】各製品毎あるいは各光学系毎で異なった値とな
る狙いとするAGCデータを生成できるようにする。ま
た、簡易的な方法により狙いとする画像データを得られ
るようにする。 【解決手段】ある補正係数K1を基準白板ピーク値に掛
け、そのピーク値よりAGCデータを決定する。シェー
ディング補正時における基準白板読み取り時と、原稿像
読み取り時とで、それぞれ違った補正係数を用い、違っ
たAGCデータをフィードバックする。各光学系専用の
AGCデータを生成するための補正係数K2を算出す
る。
る狙いとするAGCデータを生成できるようにする。ま
た、簡易的な方法により狙いとする画像データを得られ
るようにする。 【解決手段】ある補正係数K1を基準白板ピーク値に掛
け、そのピーク値よりAGCデータを決定する。シェー
ディング補正時における基準白板読み取り時と、原稿像
読み取り時とで、それぞれ違った補正係数を用い、違っ
たAGCデータをフィードバックする。各光学系専用の
AGCデータを生成するための補正係数K2を算出す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像読み取り装置
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、デジタル複写機などの画像読み取
り装置では、出荷時、あるいは、読み取り光学系交換時
などのシェーディング補正時における基準白板読み取り
時のAGCデータ(オート・ゲイン・コントロール・デ
ータ)、及び、原稿画像読み取り時のAGCデータを基
準白板のピーク値を読み取ることにより決定している。
り装置では、出荷時、あるいは、読み取り光学系交換時
などのシェーディング補正時における基準白板読み取り
時のAGCデータ(オート・ゲイン・コントロール・デ
ータ)、及び、原稿画像読み取り時のAGCデータを基
準白板のピーク値を読み取ることにより決定している。
【0003】また、本出願により、シート原稿、ブック
原稿、及び、透過原稿を読み取ることができる2系統以
上の光学系を備え、これらの各光学系からの画像情報を
1系統の信号処理回路で画像処理するように構成された
画像読み取り装置が提供されている。
原稿、及び、透過原稿を読み取ることができる2系統以
上の光学系を備え、これらの各光学系からの画像情報を
1系統の信号処理回路で画像処理するように構成された
画像読み取り装置が提供されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、基準白板の
ピーク値を読み取ることにより、シェーディング補正時
における基準白板読み取り時のAGCデータ、及び、原
稿画像読み取り時のAGCデータを決定する画像読み取
り装置では、基準白板のピーク値によりAGCデータが
一義的に決定されてしまうため、実際には各製品毎で微
妙に異なった値となる各製品毎の狙いとするAGCデー
タを生成することが難しいという問題点がある。
ピーク値を読み取ることにより、シェーディング補正時
における基準白板読み取り時のAGCデータ、及び、原
稿画像読み取り時のAGCデータを決定する画像読み取
り装置では、基準白板のピーク値によりAGCデータが
一義的に決定されてしまうため、実際には各製品毎で微
妙に異なった値となる各製品毎の狙いとするAGCデー
タを生成することが難しいという問題点がある。
【0005】また、シート原稿、ブック原稿、及び、透
過原稿を読み取ることができる2系統以上の光学系を備
え、これらの各光学系からの画像情報を1系統の信号処
理回路で画像処理するように構成された画像読み取り装
置では、その出荷時、あるいは、読み取り光学系交換時
などのシェーディング補正時における基準白板読み取り
時のAGCデータ、及び、原稿画像読み取り時のAGC
データを、基準白板のピーク値を読み取ることにより一
義的に決定すると、各光学系での光路長の違いなどによ
る各固体間でのバラツキを吸収することができず、個々
の光学系の狙いとする画像データや精度の高い画像デー
タを得ることが難しくなるという問題点がある。
過原稿を読み取ることができる2系統以上の光学系を備
え、これらの各光学系からの画像情報を1系統の信号処
理回路で画像処理するように構成された画像読み取り装
置では、その出荷時、あるいは、読み取り光学系交換時
などのシェーディング補正時における基準白板読み取り
時のAGCデータ、及び、原稿画像読み取り時のAGC
データを、基準白板のピーク値を読み取ることにより一
義的に決定すると、各光学系での光路長の違いなどによ
る各固体間でのバラツキを吸収することができず、個々
の光学系の狙いとする画像データや精度の高い画像デー
タを得ることが難しくなるという問題点がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するために、基準白板のピーク値にある補正係数を
掛け、そのピーク値より、シェーディング補正時におけ
る基準白板読み取り時のAGCデータ、及び、原稿画像
読み取り時のAGCデータを決定する構成とする。これ
により、狙いとするAGCデータを生成できるようにな
る。また、シェーディング補正時における基準白板読み
取り時と、原稿像読み取り時とで、それぞれ違った補正
係数を用い、違ったAGCデータをフィードバックする
ようにする。これにより、簡易的な方法で、狙いとする
画像データを得られるようになる。また、予め異なった
補正係数をいくつか用意し、この補正係数を切り換える
ことにより、読み取り画像の出力を変化させるようにす
る。これにより、簡易的な方法で、画像データの出力を
変えられるようになる。
解決するために、基準白板のピーク値にある補正係数を
掛け、そのピーク値より、シェーディング補正時におけ
る基準白板読み取り時のAGCデータ、及び、原稿画像
読み取り時のAGCデータを決定する構成とする。これ
により、狙いとするAGCデータを生成できるようにな
る。また、シェーディング補正時における基準白板読み
取り時と、原稿像読み取り時とで、それぞれ違った補正
係数を用い、違ったAGCデータをフィードバックする
ようにする。これにより、簡易的な方法で、狙いとする
画像データを得られるようになる。また、予め異なった
補正係数をいくつか用意し、この補正係数を切り換える
ことにより、読み取り画像の出力を変化させるようにす
る。これにより、簡易的な方法で、画像データの出力を
変えられるようになる。
【0007】また、シート原稿、ブック原稿、及び、透
過原稿を読み取ることができる2系統以上の各光学系専
用のAGCデータを生成するための補正係数を備えるよ
うにする。これにより、狙いとするAGCデータを生成
できるようになる。また、上記の各光学系専用の基準白
板レベル、及び、原稿白レベルの読み取り値により、各
光学系のAGCデータを生成するための補正係数を算出
するようにする。これにより、固体間のバラツキを吸収
し、より精度の高い画像データを得ることができるよう
になる。また、上記の各光学系のAGCデータを生成す
るための補正係数を算出する動作をSPモード(サービ
ス・プログラム・モード)で行うようにする。これによ
り、製品の出荷時はもとより、光学系の交換や修理、及
び、メンテナンス等により、光学系が変化した場合で
も、その最適なAGCデータを生成するための補正係数
を、サービスマンの手で容易に得ることができるように
なる。
過原稿を読み取ることができる2系統以上の各光学系専
用のAGCデータを生成するための補正係数を備えるよ
うにする。これにより、狙いとするAGCデータを生成
できるようになる。また、上記の各光学系専用の基準白
板レベル、及び、原稿白レベルの読み取り値により、各
光学系のAGCデータを生成するための補正係数を算出
するようにする。これにより、固体間のバラツキを吸収
し、より精度の高い画像データを得ることができるよう
になる。また、上記の各光学系のAGCデータを生成す
るための補正係数を算出する動作をSPモード(サービ
ス・プログラム・モード)で行うようにする。これによ
り、製品の出荷時はもとより、光学系の交換や修理、及
び、メンテナンス等により、光学系が変化した場合で
も、その最適なAGCデータを生成するための補正係数
を、サービスマンの手で容易に得ることができるように
なる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に
説明する。図1は請求項1〜5記載の発明が実施される
ブック原稿画像形成装置の一例を示す。このブック原稿
画像形成装置は、ブック原稿・シート原稿画像読み取り
装置(TPS:Turn the Page Scan
ner)の読み取り画像を電子写真方式のプリンタで出
力する装置であって、原稿を読み取るスキャナ部500
と、画像を形成するプリンタ501とを有し、スキャナ
部500は原稿を走査して読み取るとともに頁めくりを
行う走査ユニット200を有する。この走査ユニット2
00は、原稿画像を読み取るCCD(電荷結合素子)を
有する画像読み取り板(SBU)101と、この画像読
み取り板101からのアナログ画像信号の処理からA/
D変換までを行うVPU(Video Process
ingUnit)102と、原稿を照明する蛍光灯及び
そのインバータ電源、ヒータ、サーミスタ、ファン、ソ
レノイド等の走査ユニット200内の負荷系の信号線と
電源ラインの配線を中継するキャリッジ502とを有す
る。このキャリッジ502とVPU102はそれぞれ独
立のフレキシブルケーブルでIPU(Image Pr
ocessnig Unit;画像処理装置)103と
接続されている。
説明する。図1は請求項1〜5記載の発明が実施される
ブック原稿画像形成装置の一例を示す。このブック原稿
画像形成装置は、ブック原稿・シート原稿画像読み取り
装置(TPS:Turn the Page Scan
ner)の読み取り画像を電子写真方式のプリンタで出
力する装置であって、原稿を読み取るスキャナ部500
と、画像を形成するプリンタ501とを有し、スキャナ
部500は原稿を走査して読み取るとともに頁めくりを
行う走査ユニット200を有する。この走査ユニット2
00は、原稿画像を読み取るCCD(電荷結合素子)を
有する画像読み取り板(SBU)101と、この画像読
み取り板101からのアナログ画像信号の処理からA/
D変換までを行うVPU(Video Process
ingUnit)102と、原稿を照明する蛍光灯及び
そのインバータ電源、ヒータ、サーミスタ、ファン、ソ
レノイド等の走査ユニット200内の負荷系の信号線と
電源ラインの配線を中継するキャリッジ502とを有す
る。このキャリッジ502とVPU102はそれぞれ独
立のフレキシブルケーブルでIPU(Image Pr
ocessnig Unit;画像処理装置)103と
接続されている。
【0009】IPU103は、コネクタにより着脱可能
で、読み取り画像信号を記憶するためのDRAMモジュ
ールからなるフレームメリ104を備え、IPU103
内のマイクロコンピュータは走査ユニット200を走査
するためのステッピングモータ(スキャナモータ10
6)や原稿台駆動用DCモータ等の負荷をモータ駆動回
路503を介して制御すると共にセンサを駆動する。
で、読み取り画像信号を記憶するためのDRAMモジュ
ールからなるフレームメリ104を備え、IPU103
内のマイクロコンピュータは走査ユニット200を走査
するためのステッピングモータ(スキャナモータ10
6)や原稿台駆動用DCモータ等の負荷をモータ駆動回
路503を介して制御すると共にセンサを駆動する。
【0010】プリンタ501は、複写のモード制御、操
作部99のキー信号取り込み及び表示制御を行うメイン
制御部と、複写タイミング制御を行うシーケンス制御部
とからなるメイン制御板107を有し、メイン制御部と
IPU103、シーケンス制御部、操作部99の各マイ
クロコンピュータは互いにシリアル通信でコマンドの送
受信を行う。メイン制御板107はプリンタ501の作
像に係わるセンサ類の入力、モータ,ソレノイド,クラ
ッチ等の制御を行って画像形成のシーケンス制御を行
う。
作部99のキー信号取り込み及び表示制御を行うメイン
制御部と、複写タイミング制御を行うシーケンス制御部
とからなるメイン制御板107を有し、メイン制御部と
IPU103、シーケンス制御部、操作部99の各マイ
クロコンピュータは互いにシリアル通信でコマンドの送
受信を行う。メイン制御板107はプリンタ501の作
像に係わるセンサ類の入力、モータ,ソレノイド,クラ
ッチ等の制御を行って画像形成のシーケンス制御を行
う。
【0011】この装置は、TPSの画像読み取り部と、
画像データ処理部と、画像形成部とに大きく分けられ
る。TPSの走査りユニット右端部に配置した画像読み
取り板101はCCD(電荷結合素子)を備えている。
VPU102は、IPU103からの基準信号に基づき
CCDに駆動信号を供給し、画像読み取り板(読み取り
センサ)101からのアナログ出力信号の補正からデジ
タル変換までを行って各ドット8ビットの読み取り画像
データを得る。
画像データ処理部と、画像形成部とに大きく分けられ
る。TPSの走査りユニット右端部に配置した画像読み
取り板101はCCD(電荷結合素子)を備えている。
VPU102は、IPU103からの基準信号に基づき
CCDに駆動信号を供給し、画像読み取り板(読み取り
センサ)101からのアナログ出力信号の補正からデジ
タル変換までを行って各ドット8ビットの読み取り画像
データを得る。
【0012】そして、VPU102は、その各ドット8
ビットの読み取り画像データをクロック及び主走査方向
のゲート信号に同期させて約7.5MHzの速度でIP
U103に出力し、IPU103はVPU102からの
画像データの変倍等の加工処理や電子写真の高画質処理
を行う。IPU103は画像データの最終処理では画像
データのγ補正を含む階調処理を行い、書き込みに適し
た各ドット4ビットのビデオデータに変換してその処理
後の画像データをフレームメモリ104に蓄積する。
ビットの読み取り画像データをクロック及び主走査方向
のゲート信号に同期させて約7.5MHzの速度でIP
U103に出力し、IPU103はVPU102からの
画像データの変倍等の加工処理や電子写真の高画質処理
を行う。IPU103は画像データの最終処理では画像
データのγ補正を含む階調処理を行い、書き込みに適し
た各ドット4ビットのビデオデータに変換してその処理
後の画像データをフレームメモリ104に蓄積する。
【0013】この装置では、ブック原稿の読み取り速度
90mm/sec.、シート原稿の読み取り走査速度9
0mm/sec.、作像速度180mm/sec.とい
うように、その読み取り走査速度とプリンタ501の作
像速度とに差があり、その速度バッファ用にA3サイズ
1頁分のフレームメモリ104を用いている。また、フ
レームメモリ104は、TPSがブック原稿に接触して
走査してその読み取りを行うために、リピートコピー時
には画像データが複数回繰り返して読み出されることに
より、リピートコピー時の原稿保護に対して有効であ
る。さらに、本装置では、ブック原稿の見開き左右頁の
画像を独立にプリントする頁連写時には1回の走査読み
取りでフレームメモリ104を用いて左右頁の画像を分
割して出力することができるために、TPSは画像形成
部を構成するレーザプリンタ501の画像書き込みとの
同期走査や再度の助走がいらない。
90mm/sec.、シート原稿の読み取り走査速度9
0mm/sec.、作像速度180mm/sec.とい
うように、その読み取り走査速度とプリンタ501の作
像速度とに差があり、その速度バッファ用にA3サイズ
1頁分のフレームメモリ104を用いている。また、フ
レームメモリ104は、TPSがブック原稿に接触して
走査してその読み取りを行うために、リピートコピー時
には画像データが複数回繰り返して読み出されることに
より、リピートコピー時の原稿保護に対して有効であ
る。さらに、本装置では、ブック原稿の見開き左右頁の
画像を独立にプリントする頁連写時には1回の走査読み
取りでフレームメモリ104を用いて左右頁の画像を分
割して出力することができるために、TPSは画像形成
部を構成するレーザプリンタ501の画像書き込みとの
同期走査や再度の助走がいらない。
【0014】更に、IPU103の速度対応性により各
ドット4ビット構成のフレームメモリ104をIPU1
03より後段に配置してIPU103による画像処理後
の画像データをフレームメモリ104に格納することに
より、各ドット8ビットの読み取り画像データに対して
フレームメモリ104の容量を半分にしている。IPU
103からフレームメモリ104への画像データ入力
は、画像データの2ドット分をパラレルに行い、かつ、
約3.8MHzの速度で順次に行う。一方、フレームメ
モリ104からの画像データは、同じく画像データの2
ドット分がパラレルで出力され、約7.5MHzの速度
でIPU103から送られるクロック及び主走査方向、
副走査方向のゲート信号に同期してメイン制御板107
に順次に出力される。
ドット4ビット構成のフレームメモリ104をIPU1
03より後段に配置してIPU103による画像処理後
の画像データをフレームメモリ104に格納することに
より、各ドット8ビットの読み取り画像データに対して
フレームメモリ104の容量を半分にしている。IPU
103からフレームメモリ104への画像データ入力
は、画像データの2ドット分をパラレルに行い、かつ、
約3.8MHzの速度で順次に行う。一方、フレームメ
モリ104からの画像データは、同じく画像データの2
ドット分がパラレルで出力され、約7.5MHzの速度
でIPU103から送られるクロック及び主走査方向、
副走査方向のゲート信号に同期してメイン制御板107
に順次に出力される。
【0015】メイン制御板107は、フレームメモリ1
04からレーザプリンタ501の画像形成速度に合わせ
て高速に出力された画像データを約15MHzのシリア
ル画像データとし、FIFO(First In Fi
rst Out)メモリで更に主走査方向に高速化し、
約18MHzの書き込みクロックに同期させる。この各
ドット4ビットの画像データは変調部でパルス幅変調さ
れて発光時間データとなり、レーザ(LD)コントロー
ラにPWMデータとして書き込みクロックに同期して送
信される。LDコントローラは、そのPWMデータによ
りLDドライバを介して電子写真方式レーザプリンタ5
01のLD105を発光させて感光体を露光走査して作
像する。
04からレーザプリンタ501の画像形成速度に合わせ
て高速に出力された画像データを約15MHzのシリア
ル画像データとし、FIFO(First In Fi
rst Out)メモリで更に主走査方向に高速化し、
約18MHzの書き込みクロックに同期させる。この各
ドット4ビットの画像データは変調部でパルス幅変調さ
れて発光時間データとなり、レーザ(LD)コントロー
ラにPWMデータとして書き込みクロックに同期して送
信される。LDコントローラは、そのPWMデータによ
りLDドライバを介して電子写真方式レーザプリンタ5
01のLD105を発光させて感光体を露光走査して作
像する。
【0016】IPU103は、TPSの走査ユニット2
00の走査制御も行い、シート原稿画像読み取り時およ
びブック原稿画像読み取り時には走査ユニット200を
走査するためのステッピングモータからなるスキャナモ
ータ106を駆動して走査ユニット200を走査速度9
0mm/sec.で等速走査し、71%から141%ま
でのズームを含む変倍時にはその1.41倍から0.7
1倍の線速で走査ユニット200を走査する。
00の走査制御も行い、シート原稿画像読み取り時およ
びブック原稿画像読み取り時には走査ユニット200を
走査するためのステッピングモータからなるスキャナモ
ータ106を駆動して走査ユニット200を走査速度9
0mm/sec.で等速走査し、71%から141%ま
でのズームを含む変倍時にはその1.41倍から0.7
1倍の線速で走査ユニット200を走査する。
【0017】また、スキャナモータ106は、走査ユニ
ット200を走査開始位置に戻すリターン時及びブック
原稿頁めくり時には120mm/sec.の速度で走査
ユニット200を走査する。また、IPU103は読み
取り画像データを他のシステム機器、例えばプリンタや
ワークステーションに転送するためのSCSIインター
フェース98を備え、メイン制御板107は操作部99
からの信号の取り込み及び操作部99への信号の出力を
行う。
ット200を走査開始位置に戻すリターン時及びブック
原稿頁めくり時には120mm/sec.の速度で走査
ユニット200を走査する。また、IPU103は読み
取り画像データを他のシステム機器、例えばプリンタや
ワークステーションに転送するためのSCSIインター
フェース98を備え、メイン制御板107は操作部99
からの信号の取り込み及び操作部99への信号の出力を
行う。
【0018】図2は、このTPSのスキャナ部の構成を
示す。このTPSは、その装置本体の上部にコンタクト
ガラス206からなるシート原稿載置台及びスケール2
07が配置されており、このコンタクトガラス206上
にはシート物などの原稿が載置されてその上に図示しな
い圧板が被せられる。このコンタクトガラス206上の
原稿は走査ユニット200で走査されて読み取られる。
このTPSの装置本体の上半分はスキャナユニットにな
っており、走査ユニット200はスキャナユニットの内
部で図2において左右方向に走行して原稿の走査を行
う。
示す。このTPSは、その装置本体の上部にコンタクト
ガラス206からなるシート原稿載置台及びスケール2
07が配置されており、このコンタクトガラス206上
にはシート物などの原稿が載置されてその上に図示しな
い圧板が被せられる。このコンタクトガラス206上の
原稿は走査ユニット200で走査されて読み取られる。
このTPSの装置本体の上半分はスキャナユニットにな
っており、走査ユニット200はスキャナユニットの内
部で図2において左右方向に走行して原稿の走査を行
う。
【0019】図2において、めくりベルト208は、め
くりベルト駆動ローラ223とめくりローラ224に張
架されてめくりベルト駆動ローラ223により回転駆動
される。
くりベルト駆動ローラ223とめくりローラ224に張
架されてめくりベルト駆動ローラ223により回転駆動
される。
【0020】更に、帯電ローラ225には、図示しない
切り換えスイッチを介して交流電源から所定のタイミン
グで±2〜4kVの高電圧が印加される。走査ユニット
200が走行してめくりベルト208が駆動されながら
所定のタイミングで切り換えスイッチがオンして帯電ロ
ーラ225に高圧電源によりパルス発生器の周波数に合
った±2〜4kVの交流高電圧がかけられると、帯電ロ
ーラ225によりめくりベルト208の表面上に交番電
界が生じ、この交番電界の作用によりめくりベルト20
8の表面にブック原稿BOの最上位頁を吸着させる吸着
力が発生する。原稿の読み取り走査が開始される時に
は、スキャナユニットの左端の端部ホームポジションに
いた走査ユニット200が右方向に走行を始める。そし
て、この走査ユニット200のプラテンガラス205下
側の原稿読み取り位置がブック原稿BOの左頁にかかる
と、走査ユニット200がブック原稿BOの読み取り動
作を始めてブック原稿BOの原稿面を左頁から右頁へと
読み取っていく。ここで、走査ユニット200の読み取
り開始位置は、ブック原稿BOの大きさ(サイズ)によ
って変わる。
切り換えスイッチを介して交流電源から所定のタイミン
グで±2〜4kVの高電圧が印加される。走査ユニット
200が走行してめくりベルト208が駆動されながら
所定のタイミングで切り換えスイッチがオンして帯電ロ
ーラ225に高圧電源によりパルス発生器の周波数に合
った±2〜4kVの交流高電圧がかけられると、帯電ロ
ーラ225によりめくりベルト208の表面上に交番電
界が生じ、この交番電界の作用によりめくりベルト20
8の表面にブック原稿BOの最上位頁を吸着させる吸着
力が発生する。原稿の読み取り走査が開始される時に
は、スキャナユニットの左端の端部ホームポジションに
いた走査ユニット200が右方向に走行を始める。そし
て、この走査ユニット200のプラテンガラス205下
側の原稿読み取り位置がブック原稿BOの左頁にかかる
と、走査ユニット200がブック原稿BOの読み取り動
作を始めてブック原稿BOの原稿面を左頁から右頁へと
読み取っていく。ここで、走査ユニット200の読み取
り開始位置は、ブック原稿BOの大きさ(サイズ)によ
って変わる。
【0021】このようにして走査ユニット200がブッ
ク原稿BOの左頁から右頁へと原稿面を読み取ってい
き、走査ユニット200がブック原稿の見開き右頁の端
まで読み終えると、走査ユニット200の原稿走査方向
が逆転される。
ク原稿BOの左頁から右頁へと原稿面を読み取ってい
き、走査ユニット200がブック原稿の見開き右頁の端
まで読み終えると、走査ユニット200の原稿走査方向
が逆転される。
【0022】この時、切り換えスイッチがオンしてパル
ス発生器と高圧電源とにより切り換えスイッチを介して
帯電ローラ225に所定周波数の交流高電圧がかけら
れ、めくりベルト208の表面上に電荷パターンが形成
される。
ス発生器と高圧電源とにより切り換えスイッチを介して
帯電ローラ225に所定周波数の交流高電圧がかけら
れ、めくりベルト208の表面上に電荷パターンが形成
される。
【0023】ブック原稿BOの頁めくりを始めるときに
は、頁めくり動作に先行してめくりベルト208の表面
上に形成された帯電パターン部がブック原稿BOの最上
位頁の上に重なる。そして、最上位頁の先端がめくりベ
ルト208の下側の中央を越えたところで、めくりベル
ト208が図示しないソレノイドの作用により上方に傾
斜させられる。これにより、めくりベルト208の表面
に形成された電荷パターンの不平等電界による吸着力で
ブック原稿BOの最上位頁だけがめくりベルト208の
表面上に吸着され、この最上位頁の端部がめくりベルト
208と共に持ち上げられる。
は、頁めくり動作に先行してめくりベルト208の表面
上に形成された帯電パターン部がブック原稿BOの最上
位頁の上に重なる。そして、最上位頁の先端がめくりベ
ルト208の下側の中央を越えたところで、めくりベル
ト208が図示しないソレノイドの作用により上方に傾
斜させられる。これにより、めくりベルト208の表面
に形成された電荷パターンの不平等電界による吸着力で
ブック原稿BOの最上位頁だけがめくりベルト208の
表面上に吸着され、この最上位頁の端部がめくりベルト
208と共に持ち上げられる。
【0024】ブック原稿BOの最上位頁254がめくり
上げられて再び走査ユニット200が端部ホームポジシ
ョンに向けて移動し、ブック原稿BOの最上位頁は、走
査ユニット200の右側部に配置された上下一対の頁ガ
イド227,228の間を通過して走査ユニット200
の右外側にその先端側が送り出される。この時、この走
査ユニット200の上方側に取付けられた頁センサ21
4が走査ユニット200の右外側に送り出される原稿頁
を検出して原稿頁が正常に頁めくりされたことが検出さ
れる。
上げられて再び走査ユニット200が端部ホームポジシ
ョンに向けて移動し、ブック原稿BOの最上位頁は、走
査ユニット200の右側部に配置された上下一対の頁ガ
イド227,228の間を通過して走査ユニット200
の右外側にその先端側が送り出される。この時、この走
査ユニット200の上方側に取付けられた頁センサ21
4が走査ユニット200の右外側に送り出される原稿頁
を検出して原稿頁が正常に頁めくりされたことが検出さ
れる。
【0025】次いで、ブック原稿BOの最上位頁がブッ
ク原稿の綴じ部までめくり上げられた時点でめくりベル
ト208が元の位置に戻る。この状態で、走査ユニット
200が更に端部ホームポジションに向けて移動し、め
くり上げられた原稿頁がブック原稿の綴じ部に引っ張ら
れて一対の頁ガイド227,228の間を戻りながら、
ブック原稿BOの左頁上に重ね合わされて走査ユニット
200内から排出される。
ク原稿の綴じ部までめくり上げられた時点でめくりベル
ト208が元の位置に戻る。この状態で、走査ユニット
200が更に端部ホームポジションに向けて移動し、め
くり上げられた原稿頁がブック原稿の綴じ部に引っ張ら
れて一対の頁ガイド227,228の間を戻りながら、
ブック原稿BOの左頁上に重ね合わされて走査ユニット
200内から排出される。
【0026】めくり上げられた原稿頁がブック原稿BO
の左頁上に全て重ね合わされると、走査ユニット200
の見開きブック原稿に対する1回分の画像読み取り・頁
めくり動作が終了する。ここで、ブック原稿BOに対す
る画像読み取り・頁めくり動作を繰り返して実行した
り、画像読み取り及び頁めくり動作の何れか一方の動作
のみを繰り返して実行する場合に上述のようにめくり上
げられた原稿頁がブック原稿BOの左頁上に全て重ね合
わされると同時に走査ユニット200の移動方向が反転
してブック原稿の原稿面に対して最短コースで走査ユニ
ット200の往復動作が繰り返される。なお、走査ユニ
ット200は、ブック原稿BOの読み取り動作のみ、あ
るいは、頁めくり動作のみを行なう場合もある。
の左頁上に全て重ね合わされると、走査ユニット200
の見開きブック原稿に対する1回分の画像読み取り・頁
めくり動作が終了する。ここで、ブック原稿BOに対す
る画像読み取り・頁めくり動作を繰り返して実行した
り、画像読み取り及び頁めくり動作の何れか一方の動作
のみを繰り返して実行する場合に上述のようにめくり上
げられた原稿頁がブック原稿BOの左頁上に全て重ね合
わされると同時に走査ユニット200の移動方向が反転
してブック原稿の原稿面に対して最短コースで走査ユニ
ット200の往復動作が繰り返される。なお、走査ユニ
ット200は、ブック原稿BOの読み取り動作のみ、あ
るいは、頁めくり動作のみを行なう場合もある。
【0027】めくりベルト208上に静電吸着された原
稿頁のめくり込みは、ソレノイドによりめくりベルト2
08が上方に揺動されてめくりベルト208に吸着され
た頁端部が走査ユニット200側に持ち上げられること
によって行われる。この時、ブック原稿BOの頁がめく
られたか否かが頁センサ214によって検出される。頁
めくり時に頁センサ214の頁検出が所定のタイミング
で行われなかった場合には、その頁めくり動作が再実行
される。
稿頁のめくり込みは、ソレノイドによりめくりベルト2
08が上方に揺動されてめくりベルト208に吸着され
た頁端部が走査ユニット200側に持ち上げられること
によって行われる。この時、ブック原稿BOの頁がめく
られたか否かが頁センサ214によって検出される。頁
めくり時に頁センサ214の頁検出が所定のタイミング
で行われなかった場合には、その頁めくり動作が再実行
される。
【0028】一方、走査ユニット200の読み取り光学
系のミラー222は、ミラー切り換えソレノイドにより
駆動され、ミラー切り換えソレノイドのオン/オフによ
るミラー222の光路への進退によりブック原稿専用の
下読み取り光路とシート原稿等の一般的な上読み取り光
路とが切り換えられる。原稿照明用の光源としては、走
査ユニット200の上下の各読み取り部に配設された各
2灯の蛍光灯201,202、203,204(ラン
プ)がそれぞれ使用されている。
系のミラー222は、ミラー切り換えソレノイドにより
駆動され、ミラー切り換えソレノイドのオン/オフによ
るミラー222の光路への進退によりブック原稿専用の
下読み取り光路とシート原稿等の一般的な上読み取り光
路とが切り換えられる。原稿照明用の光源としては、走
査ユニット200の上下の各読み取り部に配設された各
2灯の蛍光灯201,202、203,204(ラン
プ)がそれぞれ使用されている。
【0029】コンタクトガラス2206上のシート原稿
Sを読み取るときには、ミラー222が光路に進出して
コンタクトガラス206上の原稿が蛍光灯203,20
4により照明され、その反射光がミラー222,22
0,221及びレンズ216を通して画像読み取り板1
01上のCCDに結像されて光電変換される。また、ブ
ック原稿BOを読み取るときには、ミラー222が光路
から退避して原稿台1上のブック原稿BOがプラテンガ
ラス205を通して原稿台1上のブック原稿BOを照明
し、その反射光がミラー219,220,221及びレ
ンズ216を通して画像読み取り板101上のCCDに
結像されて光電変換される。
Sを読み取るときには、ミラー222が光路に進出して
コンタクトガラス206上の原稿が蛍光灯203,20
4により照明され、その反射光がミラー222,22
0,221及びレンズ216を通して画像読み取り板1
01上のCCDに結像されて光電変換される。また、ブ
ック原稿BOを読み取るときには、ミラー222が光路
から退避して原稿台1上のブック原稿BOがプラテンガ
ラス205を通して原稿台1上のブック原稿BOを照明
し、その反射光がミラー219,220,221及びレ
ンズ216を通して画像読み取り板101上のCCDに
結像されて光電変換される。
【0030】また、本装置における原稿台ユニットに
は、図2に示すように、装置本体中心の左右にそれぞれ
1つづつの原稿台1が配設されており、各原稿台1は、
図示しないリンク機構によって上下動自在に支持されて
いる。
は、図2に示すように、装置本体中心の左右にそれぞれ
1つづつの原稿台1が配設されており、各原稿台1は、
図示しないリンク機構によって上下動自在に支持されて
いる。
【0031】ところで、上述のような画像形成装置で
は、図2に示すように、走査ユニット200のホームポ
ジション側に配置されているシート原稿Sの読み取りを
行うシートモード用の基準白板300のピーク値、及
び、ブック原稿BOの読み取りを行うブックモード用基
準白板400のピーク値を読み取ることにより、シェー
ディング補正時における基準白板読み取り時のAGCデ
ータ、及び、原稿画像読み取り時のAGCデータを決定
するように構成されている。しかしながら、このような
AGCデータの決定方法では、それぞれの基準白板30
0,400のピーク値によりAGCデータが一義的に決
定されてしまうため、実際には各製品毎で微妙に異なっ
た値となる各製品毎の狙いとするAGCデータを生成す
ることが難しいという問題点がある。
は、図2に示すように、走査ユニット200のホームポ
ジション側に配置されているシート原稿Sの読み取りを
行うシートモード用の基準白板300のピーク値、及
び、ブック原稿BOの読み取りを行うブックモード用基
準白板400のピーク値を読み取ることにより、シェー
ディング補正時における基準白板読み取り時のAGCデ
ータ、及び、原稿画像読み取り時のAGCデータを決定
するように構成されている。しかしながら、このような
AGCデータの決定方法では、それぞれの基準白板30
0,400のピーク値によりAGCデータが一義的に決
定されてしまうため、実際には各製品毎で微妙に異なっ
た値となる各製品毎の狙いとするAGCデータを生成す
ることが難しいという問題点がある。
【0032】そこで、シートモードでは、通常の複写機
などと同様、図3に示すように、走査ユニット200の
シート原稿照明用の蛍光灯203,204をオンして、
シートモード用基準白板300のピーク値を読み取り、
そのピーク値の上位5ビットをAGCデータとして返
し、このAGCデータによってシェーディング補正、及
び、原稿の読み取りを行う。
などと同様、図3に示すように、走査ユニット200の
シート原稿照明用の蛍光灯203,204をオンして、
シートモード用基準白板300のピーク値を読み取り、
そのピーク値の上位5ビットをAGCデータとして返
し、このAGCデータによってシェーディング補正、及
び、原稿の読み取りを行う。
【0033】そして、ブックモードでは、図4に示すよ
うに、ブック原稿照明用の蛍光灯201,202をオン
して、ブックモード用基準白板400のピーク値を読み
取り、そのピーク値の上位5ビットをAGCデータとし
て返し、このAGCデータによってシェーディング補正
を行った後、上述のブックモード用基準白板400のピ
ーク値にある補正係数K1を掛け、そのピーク値の上位
5ビットをAGCデータとして返して、このAGCデー
タにより原稿の読み取りを行う。ここで、ある補正係数
K1は、実験データ等に基づいて予め設定される。
うに、ブック原稿照明用の蛍光灯201,202をオン
して、ブックモード用基準白板400のピーク値を読み
取り、そのピーク値の上位5ビットをAGCデータとし
て返し、このAGCデータによってシェーディング補正
を行った後、上述のブックモード用基準白板400のピ
ーク値にある補正係数K1を掛け、そのピーク値の上位
5ビットをAGCデータとして返して、このAGCデー
タにより原稿の読み取りを行う。ここで、ある補正係数
K1は、実験データ等に基づいて予め設定される。
【0034】また、この装置において、基準白板(シェ
ーディング補正)読み取り時と原稿画像読み取り時と
で、それぞれ違った補正係数を故意に用いて、それぞれ
違ったAGCデータをフィードバックすることにより、
簡易的な方法で、狙いとする画像データを得ることがで
きる。
ーディング補正)読み取り時と原稿画像読み取り時と
で、それぞれ違った補正係数を故意に用いて、それぞれ
違ったAGCデータをフィードバックすることにより、
簡易的な方法で、狙いとする画像データを得ることがで
きる。
【0035】さらに、この装置において、異なった補正
係数をいくつか用意し、この補正係数を切り換えること
により、簡易的な方法で、読み取り画像の画像データの
出力を変化させることができる。
係数をいくつか用意し、この補正係数を切り換えること
により、簡易的な方法で、読み取り画像の画像データの
出力を変化させることができる。
【0036】一方、図2に示したように、シート原稿
S、ブック原稿BOなどを読み取ることができる2系統
以上の光学系を備え、図1に示したように、これらの各
光学系からの画像情報を1系統の信号処理回路で画像処
理するように構成された画像読み取り装置では、その出
荷時、あるいは、読み取り光学系交換時などのシェーデ
ィング補正時における基準白板読み取り時のAGCデー
タ、及び、原稿画像読み取り時のAGCデータを、基準
白板のピーク値を読み取ることにより一義的に決定する
と、各光学系での光路長の違いなどによる各固体間での
バラツキを吸収することができず、個々の光学系の狙い
とする画像データや精度の高い画像データを得ることが
難しくなるという問題点がある。
S、ブック原稿BOなどを読み取ることができる2系統
以上の光学系を備え、図1に示したように、これらの各
光学系からの画像情報を1系統の信号処理回路で画像処
理するように構成された画像読み取り装置では、その出
荷時、あるいは、読み取り光学系交換時などのシェーデ
ィング補正時における基準白板読み取り時のAGCデー
タ、及び、原稿画像読み取り時のAGCデータを、基準
白板のピーク値を読み取ることにより一義的に決定する
と、各光学系での光路長の違いなどによる各固体間での
バラツキを吸収することができず、個々の光学系の狙い
とする画像データや精度の高い画像データを得ることが
難しくなるという問題点がある。
【0037】そこで、このような装置の場合には、各光
学系専用のAGCデータを生成するための補正係数によ
り、それぞれのAGCデータを決定するように構成す
る。これにより、簡易的な方法で、狙いとする画像デー
タを得ることができる。また、上記の各光学系専用の基
準白板レベル、及び、原稿白レベルの読み取り値によ
り、各光学系のAGCデータを生成するための補正係数
K2を算出するようにすることにより、固体間のバラツ
キを吸収し、より精度の高い画像データを得ることがで
きる。さらに、上記の各光学系のAGCデータを生成す
るための補正係数K2を算出する動作をSPモードで行
うようにすることにより、製品の出荷時はもとより、光
学系の交換や修理、及び、メンテナンス等により、光学
系が変化した場合でも、その最適なAGCデータを生成
するための補正係数を、サービスマンの手で容易に得る
ことができる。
学系専用のAGCデータを生成するための補正係数によ
り、それぞれのAGCデータを決定するように構成す
る。これにより、簡易的な方法で、狙いとする画像デー
タを得ることができる。また、上記の各光学系専用の基
準白板レベル、及び、原稿白レベルの読み取り値によ
り、各光学系のAGCデータを生成するための補正係数
K2を算出するようにすることにより、固体間のバラツ
キを吸収し、より精度の高い画像データを得ることがで
きる。さらに、上記の各光学系のAGCデータを生成す
るための補正係数K2を算出する動作をSPモードで行
うようにすることにより、製品の出荷時はもとより、光
学系の交換や修理、及び、メンテナンス等により、光学
系が変化した場合でも、その最適なAGCデータを生成
するための補正係数を、サービスマンの手で容易に得る
ことができる。
【0038】図5に、上記のSPモードにて、自動的に
シートモードの白レベル(シート原稿Sの白レベル)、
シートモード用基準白板300の基準白板レベル、ブッ
クモードの白レベル(ブック原稿BOの白レベル)、ブ
ックモード用基準白板400の基準白板レベルを読み取
って、上記の補正係数K2を求めるようにした自動濃度
補正実行時のシーケンスの一例を示す。ここで、補正係
数K2とは、シートモードの白レベルDsw(シート原
稿Sの白レベル)と、シートモード用基準白板300の
基準白板レベルDsrとの比(調整によりあるレベル内
で固定されている)に対して、ブックモードの白レベル
Dbw(ブック原稿BOの白レベル)と、ブックモード
用基準白板400の基準白板レベルDbrとの比が、何
倍であるかを示すものであり、以下の計算式で求められ
る。 K2=(Dsr/Dsw)×(Dbw/Dbr)
シートモードの白レベル(シート原稿Sの白レベル)、
シートモード用基準白板300の基準白板レベル、ブッ
クモードの白レベル(ブック原稿BOの白レベル)、ブ
ックモード用基準白板400の基準白板レベルを読み取
って、上記の補正係数K2を求めるようにした自動濃度
補正実行時のシーケンスの一例を示す。ここで、補正係
数K2とは、シートモードの白レベルDsw(シート原
稿Sの白レベル)と、シートモード用基準白板300の
基準白板レベルDsrとの比(調整によりあるレベル内
で固定されている)に対して、ブックモードの白レベル
Dbw(ブック原稿BOの白レベル)と、ブックモード
用基準白板400の基準白板レベルDbrとの比が、何
倍であるかを示すものであり、以下の計算式で求められ
る。 K2=(Dsr/Dsw)×(Dbw/Dbr)
【0039】
【発明の効果】上述したように、請求項1記載の発明に
よれば、狙いとするAGCデータを生成できる。
よれば、狙いとするAGCデータを生成できる。
【0040】請求項2記載の発明によれば、簡易的な方
法で、狙いとする画像データを得られる。
法で、狙いとする画像データを得られる。
【0041】請求項3記載の発明によれば、簡易的な方
法で、画像データの出力を変えることができる。
法で、画像データの出力を変えることができる。
【0042】請求項4記載の発明によれば、簡易的な方
法で、狙いとする画像データを得られる。
法で、狙いとする画像データを得られる。
【0043】請求項5記載の発明によれば、固体間のバ
ラツキを吸収し、より精度の高い画像データを得ること
ができる。
ラツキを吸収し、より精度の高い画像データを得ること
ができる。
【0044】請求項6記載の発明によれば、修理等によ
り光学系が変化した場合でも、最適なAGCデータを生
成する補正係数を得ることができる。
り光学系が変化した場合でも、最適なAGCデータを生
成する補正係数を得ることができる。
【図1】本発明が実施されるブック原稿画像形成装置の
回路構成の一例を示すブロック図である。
回路構成の一例を示すブロック図である。
【図2】上記ブック原稿画像形成装置におけるスキャナ
部の構成の概略を示す断面図である。
部の構成の概略を示す断面図である。
【図3】上記ブック原稿画像形成装置においてシートモ
ード時のAGCデータを生成する場合のフローチャート
である。
ード時のAGCデータを生成する場合のフローチャート
である。
【図4】上記ブック原稿画像形成装置においてブックモ
ード時のAGCデータを生成する場合のフローチャート
である。
ード時のAGCデータを生成する場合のフローチャート
である。
【図5】上記ブック原稿画像形成装置において自動濃度
補正を実行する際のシーケンスのフローチャートであ
る。
補正を実行する際のシーケンスのフローチャートであ
る。
101 画像読み取り板 102 VPU(ビデオ・プロセッサ・ユニット) 103 IPU(画像処理装置) 200 走査ユニット 201,202 ブック原稿照明用の蛍光灯 203,204 シート原稿照明用の蛍光灯 219,220,221,222 読み取り光学系
のミラー 300 シートモード用基準白板 400 ブックモード用基準白板 K1,K2 補正係数 S シート原稿 BO ブック原稿
のミラー 300 シートモード用基準白板 400 ブックモード用基準白板 K1,K2 補正係数 S シート原稿 BO ブック原稿
Claims (6)
- 【請求項1】基準白板のピーク値を読み取ることによ
り、シェーディング補正時における基準白板読み取り時
のAGCデータ、及び、原稿画像読み取り時のAGCデ
ータを決定する画像読み取り装置において、ある補正係
数を基準白板ピーク値に掛け、そのピーク値よりAGC
データを決定することを特徴とする画像読み取り装置。 - 【請求項2】請求項1記載の画像読み取り装置におい
て、シェーディング補正時における基準白板読み取り時
と、原稿像読み取り時とで、それぞれ違った補正係数を
用い、違ったAGCデータをフィードバックすることを
特徴とする画像読み取り装置。 - 【請求項3】請求項2記載の画像読み取り装置におい
て、異なった補正係数をいくつか用意し、この補正係数
を切り換えることにより、読み取り画像の出力を変化さ
せることを特徴とする画像読み取り装置。 - 【請求項4】シート原稿、ブック原稿、及び、透過原稿
を読み取ることができ、2系統以上の光学系と1系統の
信号処理回路とを具備する画像読み取り装置において、
各光学系専用のAGCデータを生成するための補正係数
を入力するAGCデータ生成用補正係数入力手段を備え
ていることを特徴とする画像読み取り装置。 - 【請求項5】シート原稿、ブック原稿、及び、透過原稿
を読み取ることができ、2系統以上の光学系と1系統の
信号処理回路とを具備する画像読み取り装置において、
各光学系専用の基準白板レベル、及び、原稿白レベルを
読み取り、これらの読み取り値により各光学系のAGC
データを生成するための補正係数を算出する補正係数算
出手段を備えていることを特徴とする画像読み取り装
置。 - 【請求項6】請求項5記載の画像読み取り装置におい
て、各光学系専用の基準白板レベル、及び、原稿白レベ
ルを読み取り、これらの読み取り値により各光学系のA
GCデータを生成するための補正係数を算出する動作を
SPモードで行うことを特徴とす画像読み取り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7327724A JPH09168088A (ja) | 1995-12-15 | 1995-12-15 | 画像読み取り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7327724A JPH09168088A (ja) | 1995-12-15 | 1995-12-15 | 画像読み取り装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09168088A true JPH09168088A (ja) | 1997-06-24 |
Family
ID=18202287
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7327724A Pending JPH09168088A (ja) | 1995-12-15 | 1995-12-15 | 画像読み取り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09168088A (ja) |
-
1995
- 1995-12-15 JP JP7327724A patent/JPH09168088A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7375864B2 (en) | Document reading apparatus and imaging apparatus implementing same | |
JPH0574262B2 (ja) | ||
US6795160B2 (en) | Image reading apparatus and image reading method | |
JP2748321B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JPH09168088A (ja) | 画像読み取り装置 | |
JP2003219085A (ja) | 画像読み取り方法、画像読み取り装置及び制御装置 | |
JP3592428B2 (ja) | 本原稿読み取り装置 | |
US7518761B2 (en) | Image scanning apparatus | |
JP3364527B2 (ja) | 画像読み取り装置 | |
EP0777376A1 (en) | Image forming apparatus | |
JP2692875B2 (ja) | 画像形成装置 | |
US20040004177A1 (en) | Image reading apparatus | |
JP4117855B2 (ja) | 画像読み取り装置 | |
JP3214965B2 (ja) | ブック原稿の画像読取及び頁めくり装置 | |
JPH10215353A (ja) | 本原稿読取装置 | |
JPH10193684A (ja) | Led書き込み装置 | |
JP4442848B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JPS63102460A (ja) | 複写装置 | |
JPH11136454A (ja) | 画像読取装置 | |
JP2652021B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP3260897B2 (ja) | 本原稿のめくり装置及び本原稿読み取り装置 | |
JP2810371B2 (ja) | 画像読取装置 | |
JP3490845B2 (ja) | デジタル複合機のγ補正装置およびデジタル複合機 | |
JPH11205550A (ja) | 製本原稿読み取り装置 | |
JPH09116702A (ja) | 画像読取装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040727 |