JPH09246551A - Mos型半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

Mos型半導体装置及びその製造方法

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JPH09246551A
JPH09246551A JP8591596A JP8591596A JPH09246551A JP H09246551 A JPH09246551 A JP H09246551A JP 8591596 A JP8591596 A JP 8591596A JP 8591596 A JP8591596 A JP 8591596A JP H09246551 A JPH09246551 A JP H09246551A
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JP
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polysilicon
film
impurity concentration
concentration
gate insulating
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JP8591596A
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Yuichi Kimura
祐一 木村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄いゲート酸化膜の経時絶縁破壊に対する信
頼性を確保する。 【解決手段】 ゲート酸化膜303上にゲート電極とな
るノンドープポリシリコン膜304を200nmの厚さ
に形成し、砒素を注入エネルギー50keV、ドーズ量
3×1015/cm2で注入する。砒素の不純物濃度のピ
ークはポリシリコン膜表面から30nm程度の浅い位置
に形成される。その後、所定の工程を経てMOSトラン
ジスタを形成する。深さ方向の不純物濃度分布において
最高濃度となる部分をポリシリコン中の浅い領域に形成
することによって、ポリシリコン/ゲート酸化膜界面の
ピーク濃度を低く制御できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はMOS型半導体装
置、特にN型ポリシリコンゲート電極を有するMOSト
ランジスタとその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】単結晶シリコン基板上に形成した熱酸化
膜と同等の高い絶縁耐圧を有する酸化膜をポリシリコン
膜上に形成するために、ポリシリコン膜中の不純物とし
てリン又は砒素を含み、その濃度を1×1020〜8×1
20/cm3に制御する方法が提案されている(特開平
3−132078号公報(引用例1)参照)。
【0003】LDD構造の低濃度不純物領域の上にトラ
ップ準位の少ない熱酸化膜を形成してホットキャリアに
対する信頼性を向上させるために、半導体基板上に絶縁
膜、ポリシリコン膜を形成し、ポリシリコン膜中の不純
物濃度がポリシリコン膜の上端から下端へ負の濃度勾配
をもつようにすることが提案されている(特開平2−2
65248号公報(引用例2)参照)。
【0004】半導体集積回路装置形成の際にはポリシリ
コンによる電極、配線形成技術が必要不可欠となってい
る。ノンドープポリシリコン膜では抵抗が極めて高いた
め、N型不純物イオン注入法、POCl3などによる熱
拡散法、又はシランガスにフォスフィン等を混入させて
その場ドープさせる方法により、低抵抗のN型ポリシリ
コン膜を形成する方法が採用されている。
【0005】ゲート電極を形成しているポリシリコン膜
中の濃度又はその分布について規定しているものとし
て、引用例1においては、ポリシリコン膜中のN型不純
物濃度を1×1020〜8×1020/cm3に規定するこ
とによって、膜厚15nm程度のポリシリコン膜に挾ま
れた酸化膜の絶縁耐圧の向上に効果が見出されている。
N型不純物としてリンを用いた場合には、界面にはリン
が原因と考えられる微細な凹凸構造が形成され、この凹
凸はEEPROMのコントロールゲートとフローティン
グゲートの酸化膜の耐圧を低下させる。この凹凸を形成
させない構造とその形成プロセスという内容が引用例1
に開示されており、酸化膜の耐圧が向上した例が説明さ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、引用例1に開
示されている技術では、サブハーフミクロン以降と称さ
れる微細化された技術において、10nm未満の薄いゲ
ート酸化膜の信頼性を確保することができない。このこ
とを実際のデータに基づいて説明する。
【0007】図1は、P型シリコン基板に膜厚9nmの
ゲート酸化膜を形成し、その上にポリシリコン膜を堆積
し、そのポリシリコン膜にN型不純物としてリンをドー
プした後、そのポリシリコン膜上にタングステンシリサ
イド膜を堆積し、ポリサイドゲート電極を形成してMO
Sキャパシタとしたものにおける、深さ方向の不純物濃
度分布である。分布はSIMS(二次イオン質量分析
法)により計測した。測定はSiとSiO2のマトリク
ス効果の小さいCs(セシウム)の正イオンを用い、深
さ方向の較正は分析後に接触段差計により行なった。定
量に関してはSi中の標準試料を用いて行なった。WS
i、SiO2中の感度の補正は行なっていない。
【0008】0.3μm付近にあるピークはポリシリコ
ン/ゲート酸化膜界面、0.1μm付近にあるピークは
ポリサイド/ポリシリコン界面での不純物のパイルアッ
プ(析出)によるものであり、この2つのピークの間が
ポリシリコン領域である。
【0009】図2は定電流TDDB(Time Dependent D
ielectric Breakdown)測定におけるQbdを縦軸に、
ポリシリコン/ゲート酸化膜界面におけるN型不純物濃
度を横軸にプロットした結果である。MOSキャパシタ
の面積は0.01cm2である。ここでは、図1の同一試
料(A,B,C)を含め、砒素のデータもともに示し
た。ここで、Qbdとは累積故障率50%の絶縁破壊に
至るまでのゲート酸化膜中への電荷注入量である。図
1,2において、試料Aについてみると、ポリシリコン
膜中の不純物濃度が引用例1に開示されている1×10
20〜8×1020/cm3の範囲に入っていても、試料
B,Cに比較してQbdは急激に劣化していることが分
かる。この原因は、上述したように不純物ゲートが酸化
膜との界面にパイルアップしたためであり、酸化膜信頼
性が急激に劣化する臨界濃度が存在していることを示唆
している。このことより、酸化膜とポリシリコン膜との
界面に集中する不純物濃度をコントロールすることが、
酸化膜信頼性を確保する上で重要であることが明らかに
なった。
【0010】本発明の目的は、サブハーフミクロン以降
と称されるような、薄いゲート酸化膜の経時絶縁破壊に
対する信頼性を確保するゲート電極構造とその製造方法
を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、ポリシリコン
膜とゲート絶縁膜との界面でのポリシリコン側のN型不
純物の濃度を制御するものである。すなわち、本発明の
MOS型半導体装置は、シリコン基板上にゲート絶縁膜
とその上にN型不純物を含有したポリシリコン膜を具備
しており、そのポリシリコン膜とゲート絶縁膜界面近傍
での不純物濃度のピーク値が4×1019〜3×1021
cm3の範囲内にあることを特徴とするものである。
【0012】本発明の製造方法は、シリコン基板上にゲ
ート絶縁膜を介してポリシリコン膜を形成し、そのポリ
シリコン膜にN型不純物をドープする際、深さ方向の不
純物濃度分布において最高濃度となる部分を浅い領域に
形成する工程を含み、後工程により不純物を熱拡散させ
てポリシリコン膜とゲート絶縁膜界面近傍の不純物濃度
のピーク値を4×1019〜3×1021/cm3の範囲内
にあるようにするものである。
【0013】ポリシリコン中へのN型不純物のドープに
おいて深さ方向の不純物濃度分布で最高濃度となる部分
を浅い領域に形成する工程は、イオン注入法により行な
ってもよく、CVD法によるドープトポリシリコンを形
成することにより行なってもよい。CVD法によるドー
プトポリシリコンを形成することにより行なう場合は、
ゲート絶縁膜上へのノンドープポリシリコン膜の形成
と、その上への一定の不純物濃度のドープトポリシリコ
ン膜の形成とを含んで行なうことができる。
【0014】ポリシリコン膜とゲート絶縁膜界面近傍の
不純物濃度のピーク値の上限値3×1021/cm3は、
Qbdの劣化から決定されたもので、N型不純物の界面
近傍での濃度がこれを越えるとQbdが急激に低下する
ことが図2の実験結果から見出されている。このピーク
濃度とQbdの関係はリンのみならず、砒素においても
同様な振る舞いが見られることも分かった。
【0015】次に、ポリシリコン膜とゲート絶縁膜界面
近傍の不純物濃度のピーク値の下限値4×1019/cm
3について説明する。酸化膜信頼性という観点から界面
近傍のピーク濃度はより低い方が好ましい。しかし、こ
の濃度を過度に抑えようとすると、今度は空乏化という
問題が起こってくる。ポリシリコン膜中に不純物をドー
プした後、トランジスタ形成に必要な熱履歴(高温酸化
膜堆積やソース・ドレインの拡散層活性化など)を受け
ることにより、ポリシリコン膜中の不純物はポリシリコ
ン/ゲート絶縁膜界面に確実にパイルアップする。すな
わち、十分な熱履歴を受けた場合、(界面の濃度)≧
(ポリシリコン膜のバルク中の濃度)という関係が成り
立つ。これより、ピーク濃度下限はポリシリコン膜中と
ゲート絶縁膜界面の不純物濃度Ndが平坦な試料におい
て、空乏化が生じないNdであればよい。実際に実プロ
セスに比べて熱履歴を抑制して上述のような試料を作成
し、CV測定を行なったところ、空乏化が生じないNd
は4×1019/cm3となった。この濃度未満になると
空乏化が顕著になる傾向がある。空乏化が顕著になる
と、ゲートに印加された電圧は空乏層のバンド曲がりに
かかるため、そのようなMOSトランジスタで構成され
た集積回路のスピードの低下を招くことになる。
【0016】ゲート絶縁膜の膜厚に関しても9nm以下
の絶縁膜、例えば7nmにおいても9nmの場合と同様
に界面のピーク濃度に対応してQbdが低下しているこ
とが明らかになった。本発明は膜厚が9nm以下のゲー
ト絶縁膜を有する半導体装置に関して有効である。
【0017】
【実施例】以下、本発明を製造方法とともに説明する。 (実施例1)図3に従い第1の実施例を説明する。 (a)チャネルドープを施したP型シリコン基板301
上にフィールド酸化して素子分離領域302を形成した
後、基板301を850℃で熱酸化することによりゲー
ト酸化膜303を9nmの厚さに形成する。
【0018】(b)次に、ゲート電極となるノンドープ
ポリシリコン膜304を200nmの厚さにLPCVD
法により形成する。このときの原料ガスはシランであ
り、成膜温度は620℃とした。次にイオン注入を行な
う。注入エネルギーは、リンの場合25keV、砒素の
場合50keVで、ドーズ量はいずれも1×1015〜1
×1016/cm2とした。
【0019】(c)次に、イオン注入したポリシリコン
膜上にタングステンシリサイド膜305を100nmの
厚さにスパッタ法により堆積してポリサイドゲート電極
膜を形成する。シリサイド膜を形成する材料はタングス
テンシリサイドに限らず、よ良く知られているチタン、
コバルト、ニッケル等のシリサイドで代替してもよい。
また、堆積方法もスパッタ法に限らず、WF6等のガス
を用いてCVD法で形成してもよい。
【0020】(d)その後、写真工程を経てシリサイド
膜及びポリシリコン膜をエッチングすることによりパタ
ーン化してゲート電極306を形成する。更に、通常の
LDD構造のトランジスタ構造を形成するために、低濃
度N型拡散層307のための注入としてリンを25ke
Vの注入エネルギー、2×1013/cm2のドーズ量で
斜め回転注入する。
【0021】(e)更に、サイドウォールとなる高温酸
化膜を850℃で150nmの厚さに堆積し、エッチバ
ックしてサイドウォール308を形成する。その後、ソ
ース・ドレインの高濃度N型拡散層309のための注入
として砒素を60keVの注入エネルギー、6×1015
/cm2のドーズ量でイオン注入し、活性化アニールを
850℃で60分施すことにより、ポリシリコン膜中を
N型不純物が拡散して所望のMOSトランジスタを形成
する。
【0022】これらの条件にて作成した面積0.01c
2のMOSキャパシタを評価したところ、図2に示す
ピーク濃度とQbdの関係が明らかになり、酸化膜信頼
性を低下させないピーク濃度の上限値が3×1021/c
3であることが明らかとなった。
【0023】(実施例2)実施例1と同じ図3に従い、
第2の実施例を説明する。 (a)チャネルドープを施したP型シリコン基板301
上にフィールド酸化して素子分離領域302を形成した
後、基板301を850℃で熱酸化することによりゲー
ト酸化膜303を9nmの厚さに形成する。
【0024】(b)次に、ゲート電極となるノンドープ
ポリシリコン膜304を200nmの厚さにLPCVD
法により形成する。このときの原料ガスはシランであ
り、成膜温度は620℃とした。次に砒素のイオン注入
を注入エネルギー50keV、ドーズ量3×1015/c
2で行なった試料1と、砒素のイオン注入を注入エネ
ルギー140keV、ドーズ量は同じく3×1015/c
2で行なった試料2を作製した。注入エネルギー50
keVでの注入の場合、砒素の不純物濃度のピークはポ
リシリコン膜表面から30nm程度の深さの位置にあ
り、注入エネルギー140keVでの注入の場合に比べ
て1/3程度の浅い位置に形成されている。
【0025】この後、実施例1と同様に(c)〜(e)
の工程を経てMOSトランジスタを形成するが、不純物
ピーク濃度に大きく影響する後の熱工程であるサイドウ
ォールとなる高温酸化膜堆積と活性化アニールをともに
800℃に設定した。
【0026】以上のようにして作製した試料1,2にお
けるポリシリコン/ゲート酸化膜界面の砒素濃度を調べ
た結果、試料2よりも試料1の方が濃度が低くなってお
り、Qbdの値も大きいことが確かめられた。これらの
結果より、深さ方向の不純物濃度分布において最高濃度
となる部分をポリシリコン中の浅い領域に形成すること
によって、ポリシリコン/ゲート酸化膜界面のピーク濃
度を低く制御できることが分かる。
【0027】(実施例3)図4に従い、第3の実施例を
説明する。 (a)チャネルドープを施したP型シリコン基板401
上にフィールド酸化して素子分離領域402を形成した
後、基板401を850℃で熱酸化することによりゲー
ト酸化膜403を7nmの厚さに形成する。
【0028】(b)次に、ゲート電極となるポリシリコ
ン膜を100nmの厚さにLPCVD法により形成す
る。このとき、原料ガスはシラン及びフォスフィンとヘ
リウムであるが、所望の不純物濃度を得るために、下記
のようにフォスフィンの流量を制御して試料3のポリシ
リコン膜を作製した。まず最初の50nmの堆積時には
フォスフィンを流さずにシラン1000sccmでノン
ドープポリシリコン膜を形成し、次の50nmの堆積時
にはシラン1000sccmに加えてフォスフィン15
0sccm、ヘリウム100sccmの条件でドープト
ポリシリコン膜を形成した。
【0029】一方、試料4としては、ノンドープポリシ
リコン層を設けずに上記のドープトポリシリコン膜のみ
を100nm形成した。その後は、実施例1と同様に
(c)〜(e)の工程を経てポリサイドゲート電極を有
するLDD構造のMOSトランジスタを形成して試料
3,4の作製を完了した。
【0030】以上のようにして作製した試料3,4にお
けるポリシリコン/ゲート酸化膜界面のリン濃度を調べ
た結果、試料4よりも試料3の方が濃度が低くなってお
り、Qbdの値も大きいことが確かめられた。以上の結
果より、深さ方向の不純物濃度分布において最高濃度と
なる部分をポリシリコン中の浅い領域に形成することに
よってポリシリコン/ゲート酸化膜界面のピーク濃度を
低く制御できることが分かる。
【0031】実施例3のように、ノンドープポリシリコ
ン/ドープトポリシリコンのような2層構造を形成する
場合に限らず、CVD法を用いれば多様な不純物濃度分
布を容易に得ることができるため、イオン注入法により
ゲートポリシリコンに不純物ドープする方法より優位で
ある。また、実施例3のように2層のポリシリコン膜を
形成するプロセスは、複雑な不純物濃度分布を形成する
ための一層安定したプロセスであり、容易に所望の酸化
膜信頼性を得ることができ、量産性に優れている。
【0032】
【発明の効果】ポリシリコン膜とゲート絶縁膜界面のポ
リシリコン側における不純物濃度の下限を4×1019
cm3と規定しているので、ゲート空乏化による実効的
なゲート印加電圧の低下を招くことなく反転層を形成で
きるため、集積回路のスピードが低下することがない。
また、ポリシリコン膜とゲート絶縁膜界面のポリシリコ
ン側における不純物濃度の上限を3×1021/cm3
規定しているので、経時絶縁破壊に対する信頼性の高い
ゲート絶縁膜を得ることができる。本発明の製造方法に
おいては、ポリシリコン膜中の不純物濃度分布につい
て、ポリシリコン表面の浅い領域に高濃度の領域を形成
し、MOSトランジスタ作成時にはポリシリコン/ゲー
ト絶縁膜界面近傍のN型不純物のピーク濃度を4×10
19〜3×1021/cm3の範囲に制御することができる
ので、高信頼性を有するゲート酸化膜を形成できる。ド
ープトポリシリコン膜の形成にCVD法を用いることに
よって多様な不純物濃度分布を容易に得ることができる
ため、イオン注入法によりゲートポリシリコン膜に不純
物ドープする方法より優位である。また素子の微細化に
より、ゲート電極の薄膜化といった要望に際してポリシ
リコン膜の膜厚を薄くすると、イオン注入法の場合、高
いエネルギーの荷電粒子を注入するということであるの
で、注入電荷によるゲート絶縁膜への電気的なダメージ
(FNトンネル電流が流れ込むことになる)を与えた
り、あるいは加速された高エネルギー粒子がポリシリコ
ン膜中に飛び込むのでシリコン原子がゲート絶縁膜内へ
ノックオン(はじき出されること)され、ゲート絶縁膜
の構造を乱すといったダメージが生じる、といった劣化
が考えられるが、CVD法によればこれらのダメージが
ないというメリットがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】ゲート電極中のリン濃度の深さ方向分布を表わ
す図である。
【図2】ポリシリコン/ゲート酸化膜界面におけるN型
不純物濃度とQbdとの関係を示す図である。
【図3】第1、第2の実施例の製造方法を示す工程断面
図である。
【図4】第3の実施例の製造方法の一部を示す工程断面
図である。
【符号の説明】
301 P型シリコン基板 303,403 ゲート酸化膜 304,404 ノンドープポリシリコン膜 305 タングステンシリサイド膜 306 ゲート電極 307,309 ソース・ドレイン 405 リンドープトポリシリコン膜

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン基板上にゲート絶縁膜とその上
    にN型不純物を含有したポリシリコン膜を具備してお
    り、そのポリシリコン膜とゲート絶縁膜界面近傍での不
    純物濃度のピーク値が4×1019〜3×1021/cm3
    の範囲内にあることを特徴とするMOS型半導体装置。
  2. 【請求項2】 ゲート絶縁膜が熱酸化膜であり、その膜
    厚が9nm以下である請求項1に記載のMOS型半導体
    装置。
  3. 【請求項3】 シリコン基板上にゲート絶縁膜を介して
    ポリシリコン膜を形成し、そのポリシリコン膜にN型不
    純物をドープする際、深さ方向の不純物濃度分布におい
    て最高濃度となる部分を浅い領域に形成する工程を含
    み、後工程により不純物を熱拡散させてポリシリコン膜
    とゲート絶縁膜界面近傍の不純物濃度のピーク値を4×
    1019〜3×1021/cm3の範囲内にあるようにする
    ことを特徴とするMOS型半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 ポリシリコン中へのN型不純物のドープ
    において深さ方向の不純物濃度分布で最高濃度となる部
    分を浅い領域に形成する工程は、イオン注入法により行
    なう請求項3に記載のMOS型半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 ポリシリコン中へのN型不純物のドープ
    において深さ方向の不純物濃度分布で最高濃度となる部
    分を浅い領域に形成する工程は、CVD法によるドープ
    トポリシリコンを形成することにより行なう請求項3に
    記載のMOS型半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 ポリシリコン中へのN型不純物のドープ
    において深さ方向の不純物濃度分布で最高濃度となる部
    分を浅い領域に形成する工程は、ゲート絶縁膜上へのノ
    ンドープポリシリコン膜の形成と、その上への一定の不
    純物濃度のドープトポリシリコン膜の形成とを含んでい
    る請求項5に記載のMOS型半導体装置の製造方法。
JP8591596A 1996-03-13 1996-03-13 Mos型半導体装置及びその製造方法 Pending JPH09246551A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6555885B2 (en) 2001-01-11 2003-04-29 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Semiconductor device and method of manufacturing the same
JP2004502299A (ja) * 2000-06-27 2004-01-22 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド 単一ウエハチャンバにおける多結晶シリコンの結晶構造制御
JP2005531136A (ja) * 2002-05-20 2005-10-13 アドバンスト・マイクロ・ディバイシズ・インコーポレイテッド リモートスキャッタリングの削減による高パフォーマンスmosトランジスタのゲート酸化方法

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