JPH09246533A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JPH09246533A
JPH09246533A JP8047139A JP4713996A JPH09246533A JP H09246533 A JPH09246533 A JP H09246533A JP 8047139 A JP8047139 A JP 8047139A JP 4713996 A JP4713996 A JP 4713996A JP H09246533 A JPH09246533 A JP H09246533A
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JP
Japan
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semiconductor
semiconductor substrate
gate electrode
insulating film
forming
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JP8047139A
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English (en)
Inventor
Makoto Ogasawara
誠 小笠原
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 MIS構造の半導体素子におけるゲート絶縁
膜の信頼性を向上させる。 【解決手段】 CMOS回路を構成するnMOS3nお
よびpMOS3pのゲート電極3ng, 3pgを結晶粒
界のないシリコン単結晶によって形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置および
その製造技術に関し、特に、MIS(Metal Insulator
Semiconductor )構造の半導体素子を有する半導体装置
およびその製造方法に適用して有効な技術に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】MIS構造の半導体素子は、半導体基板
上に絶縁膜を介してゲート電極を積み重ねた構造を有す
る素子であり、その代表的な素子として、例えばMOS
・FET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect T
ransistor)がある。
【0003】このMOS・FETは、通常、半導体基板
上にその酸化膜を介してゲート電極を設けて構成されて
いる。MOS・FETの開発当初、そのゲート電極は、
金属によって構成されていたが、現在は、一般的に、低
抵抗な多結晶シリコンによって構成されている。
【0004】これは、ゲート電極材料として低抵抗な多
結晶シリコンを用いた場合、ソースおよびドレイン領域
を、そのゲート電極をマスクとして自己整合的に位置合
わせ良く形成することができ、MOS・FETの微細化
および高性能化を図ることが可能だからである。
【0005】また、近年は、そのゲート電極の低抵を下
げることで半導体装置の動作速度を向上させる観点から
ゲート電極を構成する低抵抗多結晶シリコン膜上に金属
膜または金属シリサイド膜を設けたゲート電極構造もあ
る。
【0006】なお、MOS構造の半導体素子について
は、株式会社オーム社、昭和59年11月30日発行、
「LSIハンドブック」P61〜P72に記載があり、
MOS・FET、不揮発性MOS・FETメモリおよび
MOS構造の電荷転送素子について説明されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ゲート電極
材料として多結晶シリコンを用いる上記MIS構造の半
導体素子においては、以下の問題があることを本発明者
は見出した。
【0008】すなわち、ゲート電極材料として多結晶シ
リコンを用いた場合、ゲート絶縁膜が破壊に到る注入電
荷量が、ゲート電極に印加されるゲート電圧の極性に大
きく依存し、ゲート電圧を負(電子をゲート電極からゲ
ート絶縁膜側に注入)とした場合の方が、ゲート電圧を
正(電子を半導体基板からゲート絶縁膜側に注入)とし
た場合よりも小さくなる、すなわち、寿命が短くなると
いう問題がある。
【0009】本発明者の検討結果によれば、この問題
は、以下のような2つの原因によって生じると想定され
る。
【0010】第1は、ゲート電極中の不純物が不均一に
ゲート絶縁膜に拡散しバリアハイトが低下すること起因
するものである。これは、ゲート電極を多結晶シリコン
で構成する場合、ゲート電極中に結晶粒界が存在する
が、その結晶粒界には高濃度の不純物が含まれるため、
その粒界が接触しているゲート絶縁膜部分にその不純物
が多量に拡散するからである。
【0011】第2は、ゲート電極を多結晶シリコンで構
成した場合、ゲート電極中の結晶粒の存在に起因して、
ゲート電極とゲート絶縁膜との接触界面において大きな
凹凸が形成される結果、その部分において局所的な電界
集中が生じることに起因するものである。
【0012】このような問題は、ゲート絶縁膜が薄くな
るにつれて顕著になるとともに、不揮発性メモリセル等
のように、フローティングゲート電極に正負の電圧を印
加することで半導体基板とフローティングゲート電極と
の間にゲート絶縁膜を介してトンネル電流を流すような
製品において特に問題となる。
【0013】本発明の目的は、MIS構造の半導体素子
におけるゲート絶縁膜の信頼性を向上させることのでき
る技術を提供することにある。
【0014】また、本発明の目的は、MIS構造の不揮
発性メモリセルにおけるゲート絶縁膜の信頼性を向上さ
せることのできる技術を提供することにある。
【0015】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0016】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0017】本発明の半導体装置は、半導体基板上にゲ
ート絶縁膜を介してゲート電極を設けてなる半導体素子
を有する半導体装置であって、前記ゲート電極を所定導
電形の半導体単結晶によって形成したものである。
【0018】また、本発明の半導体装置は、前記半導体
素子が、二層ゲート構造を有する不揮発性メモリセルで
あり、前記ゲート電極がフローティングゲート電極であ
るものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する(なお、実施の形態を説明す
るための全図において同一機能を有するものは同一の符
号を付し、その繰り返しの説明は省略する)。
【0020】(実施の形態1)図1は本発明の一実施の
形態である半導体集積回路装置の要部断面図、図2〜図
7は図1の半導体集積回路装置の製造工程中における要
部断面図である。
【0021】図1に示す半導体基板1は、例えばp-
のシリコン(Si)単結晶からなり、その上部には、p
ウエルPWおよびnウエルNWが形成されている。
【0022】このpウエルPWには、例えばp形不純物
のホウ素が含有されている。また、nウエルNWには、
例えばn形不純物のリンまたはヒ素(As)が含有され
ている。
【0023】また、半導体基板1の上部には、例えば二
酸化シリコン(SiO2)からなる素子分離部2が形成さ
れている。この素子分離部2は、半導体基板1の上部に
掘られた溝内に絶縁膜が埋設されて形成されている。そ
の素子分離部2の上面は、半導体基板1の主面と一致す
るように平坦化されている。
【0024】素子分離部2に囲まれたpウエルPW上お
よびnウエルNW上には、例えばnチャネル形のMOS
・FET(以下、nMOSという)3nおよびpチャネ
ル形のMOS・FET(以下、pMOSという)3pが
形成されている。そして、このnMOS3nおよびpM
OS3pによってCMOS(Complimentary MOS)回路が
形成されている。
【0025】nMOS3nは、pウエルPWの上部に互
いに離間して形成された一対の半導体領域3nlと、半
導体基板1上に形成されたゲート絶縁膜3niと、その
上に形成されたゲート電極3ngとを有している。な
お、一対の半導体領域3nlの間にnMOS3nのチャ
ネル領域が形成される。
【0026】この半導体領域3nlは、nMOS3nの
ソース・ドレイン領域を形成するための領域であり、チ
ャネル領域側に配置された浅い半導体領域3nlaと、
その外側に配置された深い半導体領域3nlbとを有し
ている。
【0027】浅い半導体領域3nlaおよび深い半導体
領域3nlbには、例えばn形不純物のリンまたはAs
が含有されてなる。ゲート絶縁膜3niは、例えばSi
2からなる。
【0028】ところで、本実施の形態1においては、ゲ
ート電極3ngが、例えば不純物の含有されたSi単結
晶によって形成されており、ゲート電極3ngに結晶粒
界が存在しない。
【0029】このため、ゲート電極を低抵抗多結晶シリ
コンで形成した場合に、ゲート電極中の結晶粒界に高濃
度に含まれる不純物がゲート絶縁膜3niに不均一に拡
散する問題を抑制することが可能となる。また、ゲート
電極3ngとゲート絶縁膜3niとの接触界面に凹凸が
形成されるのを低減することができるので、その凹凸に
起因する電界集中を抑制することが可能となる。これら
により、ゲート電極3ngに負電圧を印加した場合のゲ
ート絶縁膜3niの破壊を抑制することができるので、
ゲート絶縁膜3niの信頼性を向上させることが可能と
なる。
【0030】このゲート電極3ngの厚さは、例えば0.
2μm程度である。ただし、ゲート電極3ngは、Si
単結晶の単体膜に限定されるものではなく、例えばその
Si単結晶膜上にタングステンシリサイド等のようなシ
リサイド膜を堆積した積層膜で形成しても良い。この場
合、シリサイド膜の厚さは、例えば50nm程度であ
る。
【0031】一方、pMOS3pは、nウエルNWの上
部に互いに離間して形成された一対の半導体領域3pl
と、半導体基板1上に形成されたゲート絶縁膜3pi
と、その上に形成されたゲート電極3pgとを有してい
る。なお、一対の半導体領域3plの間にpMOS3p
のチャネル領域が形成される。
【0032】この半導体領域3plは、pMOS3pの
ソース・ドレイン領域を形成するための領域であり、チ
ャネル領域側に配置された浅い半導体領域3plaと、
その外側に配置された深い半導体領域3plbとを有し
ている。
【0033】浅い半導体領域3plaおよび深い半導体
領域3plbには、例えばp形不純物のホウ素が含有さ
れている。ゲート絶縁膜3piは、例えばSiO2 から
なる。
【0034】ところで、本実施の形態1においては、ゲ
ート電極3pgが、例えば不純物の含有されたSi単結
晶によって形成されており、ゲート電極3pgに結晶粒
界が存在しない。
【0035】このため、ゲート電極を低抵抗多結晶シリ
コンで形成した場合に、ゲート電極中の結晶粒界に高濃
度に含まれる不純物がゲート絶縁膜3niに不均一に拡
散する問題を抑制することが可能となる。また、ゲート
電極3pgとゲート絶縁膜3piとの接触界面に凹凸が
形成されるのを低減することができるので、その凹凸に
起因する電界集中を抑制することが可能となる。これら
により、ゲート電極3pgに負電圧を印加した場合のゲ
ート絶縁膜3piの破壊を抑制することができるので、
ゲート絶縁膜3piの信頼性を向上させることが可能と
なる。
【0036】このようなnMOS3nおよびpMOS3
pのゲート電極3ng, 3pgの側面には、例えばSi
2 からなるサイドウォール4が形成されている。ま
た、このような半導体基板1上には、例えばSiO2
らなる層間絶縁膜5aが堆積されており、これによっ
て、上記したnMOS3nおよびpMOS3pが被覆さ
れている。層間絶縁膜5aは、例えばSiO2 からな
る。
【0037】この層間絶縁膜5aの上面には、例えばア
ルミニウム(Al)−Si−銅(Cu)合金からなる第
1層配線6aが形成されている。この第1層配線6a
は、層間絶縁膜5aに穿孔された接続孔7aを通じてn
MOS3nおよびpMOS3pの半導体領域3nl, 3
plと電気的に接続されている。
【0038】このような第1層配線6aは、例えばSi
2 からなる層間絶縁膜5bによって被覆されている。
その層間絶縁膜5bの上面には、例えばAl−Si−C
u合金からなる第2層配線6bが形成されている。第2
層配線6bは、層間絶縁膜5bに穿孔された接続孔7b
を通じて第1層配線6aと電気的に接続されている。
【0039】層間絶縁膜5b上には、例えばSiO2
らなる層間絶縁膜5cが堆積されており、これによっ
て、第2層配線6bが被覆されている。その層間絶縁膜
5c上には、第3層配線6cが形成されている。
【0040】この第3層配線6cは、例えばAl−Si
−Cu合金からなり、層間絶縁膜5cに形成された接続
孔7cを通じて第2層配線6bと電気的に接続されてい
る。
【0041】層間絶縁膜5c上には、表面保護膜5dが
形成されている。表面保護膜5dは、例えば保護膜5d
1 上に保護膜5d2 が堆積されてなる。保護膜5d1
は、例えばSiO2 からなり、その上層の保護膜5d2
は、例えば窒化シリコンからなる。
【0042】表面保護膜5dの一部には、第3層配線6
cの一部が露出するような開口部7dが形成されてい
る。第3層配線6cにおいて、この開口部7dから露出
する部分は、ボンディングパッド部BPを形成してい
る。
【0043】なお、このボンディングパッド部BPに
は、ボンディングワイヤを通じて半導体集積回路装置を
構成するパッケージのリードが電気的に接続されるよう
になっている。
【0044】次に、本実施の形態1の半導体集積回路装
置の製造方法を図1〜図7によって説明する。
【0045】はじめに、図2に示すように、半導体基板
(第1の半導体基板)1の素子分離領域に素子分離部2
を形成する。ここでは、例えば次のようにする。
【0046】まず、例えばp形のSi単結晶からなる半
導体基板1の素子分離領域に、例えばフォトリソグラフ
ィ技術およびドライエッチング技術によって分離溝を形
成した後、その半導体基板1上に、例えばSiO2から
なる分離用絶縁膜をCVD法によって堆積する。
【0047】続いて、その半導体基板1の主面をCMP
(Chemical Mechanical Polishing)技術によって平坦に
する。これにより、半導体基板1の分離溝内に分離用絶
縁膜が残るようにして素子分離部2を形成する。この平
坦処理に際しては、半導体基板1の主面と素子分離部2
の上面との高さが一致するように完全に平坦にする。
【0048】その後、図3に示すように、素子分離部2
を形成した半導体基板1の主面と、例えばSi単結晶か
らなる他の半導体基板(第2の半導体基板)8の主面と
に、双方の半導体基板1, 8を接合した場合に双方の半
導体基板1, 8の張り合わせ界面に所定厚さのゲート絶
縁膜が形成されるように、目的とするゲート絶縁膜厚の
ほぼ半分の厚さの絶縁膜9a, 9bを熱酸化法等によっ
て形成する。
【0049】次いで、半導体基板1, 8の主面を対向さ
せ、双方の半導体基板1, 8の絶縁膜9a, 9bを接触
させた状態で熱処理を施すことにより、図4に示すよう
に、半導体基板1, 8を接合する。この際、半導体基板
1, 8の張り合わせ界面にゲート絶縁膜3iを形成す
る。
【0050】続いて、その半導体基板8の裏面を、例え
ば研磨法またはプラズマドライエッチング法等によって
除去することにより、図5に示すように、ゲート電極形
成用の半導体層8aを形成する。この半導体層8aの厚
さは、目的とするゲート電極厚さと同じである。
【0051】その後、この半導体層8aを介して半導体
基板1に、ウエル形成、しきい電圧制御およびゲート電
極低抵抗化のための不純物をイオン注入法によって導入
する。
【0052】ウエル形成のための不純物イオンの注入工
程において、ドーズ量は、例えば1×1013個/c
2 、イオン注入エネルギーは、例えば500KeV〜
1MeV程度である。
【0053】また、しきい電圧設定のための不純物イオ
ンの注入工程において、ドーズ量は、例えば1×1012
個/cm2 、イオン注入エネルギーは、例えば50Ke
V程度である。
【0054】さらに、ゲート電極低抵抗化のためのイオ
ン注入工程において、ドーズ量は空乏層ができない程度
に設定されており、例えば1×1015個/cm2 、イオ
ン注入エネルギーは、例えば10KeV程度である。
【0055】次いで、その半導体基板1, 8に対して熱
処理を施すことにより、図6に示すように、pウエルP
WおよびnウエルNWを形成するとともに、しきい電圧
の設定およびゲート電極の低抵抗化を図る。この際の熱
処理としては、例えば900℃、1〜2分程度のRTP
(Rapid Thermal Processing)処理を採用している。
【0056】続いて、図5の半導体層8aをフォトリソ
グラフィ技術およびドライエッチング技術によってパタ
ーニングすることにより、ゲート電極3ng, 3pgを
形成する。このゲート電極3ng, 3pgは、例えば所
定の不純物を含有するSi単結晶からなる。
【0057】その後、このゲート電極3ng, 3pgを
マスクとして、半導体基板1に、n形不純物およびp形
不純物をそれぞれ別々のイオン注入工程によって導入す
ることにより、半導体基板1の上部に浅い半導体領域3
nla, 3plaを形成する。なお、この際のn形不純
物としては、例えばリンまたはAsが使用され、p形不
純物としては、例えばホウ素が使用されている。
【0058】次いで、半導体基板1上に、絶縁膜を堆積
した後、その絶縁膜をエッチバックすることにより、図
7に示すように、ゲート電極3ng, 3pgの側面にサ
イドウォール4を形成する。
【0059】続いて、ゲート電極3ng, 3pgおよび
サイドウォール4をマスクとして、半導体基板1に、n
形不純物およびp形不純物をそれぞれ別々のイオン注入
工程によって導入することにより、半導体基板1の上部
に深い半導体領域3nlb,3plbを形成する。な
お、この際のn形不純物としては、例えばリンまたはA
sが使用され、p形不純物としては、例えばホウ素が使
用されている。
【0060】このようにして、半導体基板1上にnMO
S3nおよびpMOS3pを形成する。これ以降は、半
導体集積回路装置を製造するための通常の配線形成技術
に従って、図1に示した半導体集積回路装置を製造す
る。
【0061】このように、本実施の形態1においては、
以下の効果を得ることが可能となる。
【0062】(1).nMOS3nおよびpMOS3pのゲ
ート電極3ng, 3pgをSi単結晶等で形成したこと
により、ゲート電極3ng, 3pg中に結晶粒界が存在
しないので、ゲート電極3ng, 3pg中の不純物がゲ
ート絶縁膜3niに不均一に拡散する問題を抑制するこ
とが可能となる。
【0063】(2).nMOS3nおよびpMOS3pのゲ
ート電極3ng, 3pgをSi単結晶等で形成したこと
により、ゲート電極3ng, 3pgとゲート絶縁膜3n
iとの接触界面に凹凸が形成されるのを低減することが
できるので、その凹凸に起因する電界集中を抑制するこ
とが可能となる。
【0064】(3).上記(1),(2) により、ゲート電極3n
gに負電圧を印加した場合のゲート絶縁膜3ni, 3p
iの破壊を抑制することができるので、ゲート絶縁膜3
ni,3piの信頼性を向上させることが可能となる。
したがって、半導体集積回路装置の信頼性を向上させる
ことができ、その寿命を延長させることが可能となる。
【0065】(実施の形態2)図8〜図12は本発明の
他の実施の形態である半導体集積回路装置の製造工程中
における要部断面図である。
【0066】まず、図8に示すように、素子分離部2を
形成した半導体基板1の主面と、他に用意した半導体基
板8の主面とを対向させる。この際、半導体基板1の主
面には、数原子層で構成される絶縁膜9cを形成し、他
の半導体基板8の表面は水素で終端し清浄状態としてお
く。
【0067】続いて、図9に示すように、半導体基板
1, 8を絶縁膜9cを介して張り合わせた後、他の半導
体基板8の裏面を、例えば研磨法またはプラズマドライ
エッチング法等によって除去することにより、所定厚さ
の半導体層8bを形成する。
【0068】その後、このような半導体基板1, 8に対
し熱酸化処理を施すことにより、図10に示すように、
半導体基板1, 8の張り合わせ界面にゲート絶縁膜3i
を形成するとともに、半導体基板1, 8の裏面部分を酸
化し酸化膜10を形成する。この酸化膜10の形成処理
によって、ゲート電極形成用の薄い半導体層8b1 を形
成する。この薄い半導体層8b1 の厚さはゲート電極厚
さと同じである。
【0069】この際、その張り合わせ界面の酸化速度
は、表面酸化の約10%なので、例えば5nm程度のゲ
ート絶縁膜を形成するためには半導体基板1, 8の裏面
に約50nm程度の酸化膜10を形成すれば良い。
【0070】次いで、その酸化膜10をエッチング処理
によって除去することにより、図11に示すように、ゲ
ート電極形成用の薄い半導体層8b1 を露出させる。
【0071】続いて、前記実施の形態1と同様に、この
半導体層8b1 を介して半導体基板1に、ウエル形成、
しきい電圧制御およびゲート電極低抵抗化のための不純
物をイオン注入法によって導入する。
【0072】その後、その半導体基板1, 8に対して熱
処理を施すことにより、図12に示すように、nウエル
NWおよびnウエルNWを形成した後、図11の半導体
層8b1 をフォトリソグラフィ技術およびドライエッチ
ング技術によってパターニングすることにより、ゲート
電極3ng, 3pgを形成する。このゲート電極3n
g, 3pgは、例えば所定の不純物を含有するSi単結
晶からなる。これ以降は、前記実施の形態1と同じなの
で説明を省略する。
【0073】このように、本実施の形態2においては、
前記実施の形態1で得られる効果の他に、以下の効果を
得ることが可能となる。
【0074】すなわち、張り合わせ工程後の半導体基板
1, 8に酸化処理を施すことでその半導体基板1の裏面
に酸化膜10を形成した後、その酸化膜10を除去する
ことによってゲート電極形成用の半導体層8b1 を形成
することにより、比較的簡単にゲート電極形成用の半導
体層8b1 を形成することが可能となる。
【0075】(実施の形態3)図13は本発明の他の実
施の形態である半導体集積回路装置の要部断面図であ
る。
【0076】本実施の形態3においては、本発明をフラ
ッシュメモリ(EEPROM;Electrically Erasable
Programmable ROM)に適用した場合について説明する。
このフラッシュメモリの要部断面図を図13に示す。
【0077】図13には、フラッシュメモリのメモリ領
域Mと周辺回路領域Aとが示されている。この周辺回路
領域Aには、例えばCMOS回路が形成されている。こ
のCMOS回路については、前記実施の形態1と同じ構
造なので説明を省略する。
【0078】メモリ領域Mには、メモリセルMCが形成
されている。このメモリセルMCは、半導体基板1のp
ウエルPW上に形成されており、一対の半導体領域11
aと、ゲート絶縁膜11niと、その上層のフローティ
ングゲート電極11fgと、その上層に絶縁膜11i2
を介して設けられたコントロールゲート電極11cgと
を有している。
【0079】一対の半導体領域11aのうちの一方は、
高濃度領域11a1 と、それを取り囲むように設けられ
た低濃度領域11a2 とを有している。この高濃度領域
11a1 および低濃度領域11a2 には、例えばn形不
純物のリンまたはAsが含まれている。ただし、高濃度
領域11a1 の不純物濃度は、低濃度領域11a2 の不
純物濃度よりも高く設定されている。
【0080】他方の半導体領域11aは、高濃度領域1
1a1 と、それを取り囲むように設けられたp形の半導
体領域11a3 とを有している。このp形の半導体領域
11a3 には、例えばp形不純物のホウ素が含まれてい
る。
【0081】この半導体領域11aの一方は、層間絶縁
膜5aに穿孔された接続孔7aを通じて第1層配線6a
と電気的に接続されている。この第1層配線6aは、例
えばAl−Si−Cu合金からなり、層間絶縁膜5bに
穿孔された接続孔7bを通じて第2層配線6bと電気的
に接続されている。この第2層配線6bは、例えばAl
−Si−Cu合金からなる。
【0082】ところで、本実施の形態3においては、フ
ローティングゲート電極11fgが、例えばSi単結晶
によって形成されており、このフローティングゲート電
極11fgに結晶粒界が存在しない。
【0083】このため、フローティングゲート電極を低
抵抗多結晶シリコンで形成した場合に、そのゲート電極
中の結晶粒界に高濃度に含まれる不純物がゲート絶縁膜
11iに不均一に拡散する問題を抑制することが可能と
なる。また、フローティングゲート電極11fgとゲー
ト絶縁膜11iとの接触界面に凹凸が形成されるのを低
減することができるので、その凹凸に起因する電界集中
を抑制することが可能となる。これらにより、フローテ
ィングゲート電極11fgに負電圧を印加した場合のゲ
ート絶縁膜11iの破壊を抑制することができるので、
ゲート絶縁膜11iの信頼性を向上させることが可能と
なる。
【0084】このフローティングゲート電極11fgの
形成方法は、前記実施の形態1, 2と同じである。そし
て、本実施の形態3においては、フローティングゲート
電極11fgが、例えば周辺回路のnMOS3nおよび
pMOSのゲート電極3ng, 3pgと同時に形成され
ている。
【0085】ゲート絶縁膜11iは、例えばSiO2
らなる。絶縁膜11i2 は、例えばSiO2 の単体膜ま
たはSiO2 上に窒化シリコン膜を設けた積層膜によっ
て形成されている。コントロールゲート電極11cg
は、例えば低抵抗多結晶シリコンからなる。
【0086】フローティングゲート電極11fgおよび
コントロールゲート電極11cgからなる二層ゲートの
側面には、例えばSiO2 からなるサイドウォール4が
形成されている。このサイドウォール4は、例えば周辺
回路のnMOS3nおよびpMOS3pのゲート電極3
ng, 3pg側面のサイドウォール4と同時に形成され
ている。
【0087】このように、本実施の形態3においては、
以下の効果を得ることが可能となる。
【0088】(1).メモリセルMCのフローティングゲー
ト電極11fgをSi単結晶等で形成したことにより、
フローティングゲート電極11fg中に結晶粒界が存在
しないので、フローティングゲート電極11fg中の不
純物がゲート絶縁膜11iに不均一に拡散する問題を抑
制することが可能となる。
【0089】(2).メモリセルMCのフローティングゲー
ト電極11fgをSi単結晶等で形成したことにより、
フローティングゲート電極11fgとゲート絶縁膜11
iとの接触界面に凹凸が形成されるのを低減することが
できるので、その凹凸に起因する電界集中を抑制するこ
とが可能となる。
【0090】(3).上記(1),(2) により、フローティング
ゲート電極11fgに負電圧を印加した場合のゲート絶
縁膜11iの破壊を抑制することができるので、ゲート
絶縁膜11iの信頼性を向上させることが可能となる。
したがって、フラッシュメモリの信頼性を向上させるこ
とができ、その寿命を延長させることが可能となる。
【0091】(実施の形態4)図14は本発明の他の実
施の形態である半導体集積回路装置の要部断面図であ
る。
【0092】本実施の形態4においては、図14に示す
ように、半導体基板として、SOI(Silicon On Insul
ator)基板1aを用いている。それ以外は、前記実施の
形態1と同じである。
【0093】SOI基板1aは、支持基板1a1 上に絶
縁層1a2 を介して素子形成用の半導体層1a3 を設け
て形成されている。支持基板1a1 は、SOI基板1a
の強度を確保するための構成部であり、例えばp形のS
i単結晶からなる。
【0094】絶縁層1a2 は、素子形成用の半導体層1
a3 と支持基板1a1 とを電気的に分離するための構成
部であり、例えばSiO2 からなる。半導体層1a3
は、素子を形成するための薄い層であり、素子形成領域
毎に所定の不純物が含まれている。
【0095】半導体層1a3 には、前記実施の形態1と
同様に素子分離部2が形成されている。ただし、この素
子分離部2の底部は、絶縁層1a2 に達しており、半導
体層1a3 の横方向の素子が完全に電気的に分離されて
いる。
【0096】そして、本実施の形態4においても、nM
OS3nおよびpMOS3pのゲート電極3ng, 3p
gが、例えばSi単結晶によって形成されている。この
ような構造の形成方法は、前記実施の形態1と同じであ
る。
【0097】すなわち、まず、SOI基板1aを製造し
た後、その半導体層1a3 上に、前記実施の形態1, 2
と同様に、他の半導体基板を張り合わせ、その張り合わ
せた半導体基板の裏面を除去する。これにより、ゲート
電極形成用の薄い半導体層を形成する。続いて、その半
導体層をフォトリソグラフィ技術およびドライエッチン
グ技術等によってパターニングすることによりゲート電
極を形成する。
【0098】SOI基板1aを形成するには、例えば張
り合わせ方法またはSIMOX(Separation by Implan
ted Oxygen)法等を用いれば良い。張り合わせ法は、絶
縁層を介して2つの半導体基板を熱処理によって張り合
わせた後、一方の半導体基板の裏面を研削することで素
子形成用の半導体層を形成する方法である。
【0099】また、SIMOX法は、1つの半導体基板
の所定の深さ位置に酸素イオンをイオン注入法によって
導入した後、熱処理を施すことにより、その酸素イオン
を導入した領域に絶縁層を形成するとともに、その絶縁
層上の半導体層における損傷を無くして素子形成用の半
導体層を形成する方法である。
【0100】このように、本実施の形態4によれば、前
記実施の形態1で得られた効果と同様の効果を得ること
が可能となる。
【0101】以上、本発明者によってなされた発明を実
施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実
施の形態1〜4 に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでも
ない。
【0102】例えば前記実施の形態1〜4においては、
素子分離部を半導体基板の張り合わせ工程前に形成した
場合について説明したが、これに限定されるものではな
く、その張り合わせ工程後に素子分離部を形成しても良
い。
【0103】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるCMO
S回路を有する半導体集積回路装置またはフラッシュメ
モリ(EEPROM)に適用した場合について説明した
が、それに限定されるものではなく、例えばBiCMO
S(Bipolor CMOS)を有する半導体集積回路装置、DR
AM(Dynamic Random Access Memory)またはSRAM
(Static Random Access Memory)等にも適用できる。本
発明は、少なくともMIS構造の半導体素子を有する半
導体装置に適用できる。
【0104】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下の通りである。
【0105】(1).本発明の半導体装置によれば、半導体
基板上にゲート絶縁膜を介してゲート電極を設けてなる
半導体素子のゲート電極を半導体単結晶によって形成し
たことにより、ゲート電極に結晶粒界が存在しないの
で、ゲート電極中の不純物がゲート絶縁膜に不均一に拡
散したり、ゲート電極とゲート絶縁膜との接触界面に凹
凸が形成されることに起因して電界集中が生じたりする
のを抑制することができ、ゲート電極に負電圧を印加し
た場合のゲート絶縁膜の破壊を抑制することが可能とな
る。したがって、半導体基板上にゲート絶縁膜を介して
ゲート電極を設けてなる半導体素子におけるゲート絶縁
膜の信頼性を向上させることが可能となる。
【0106】(2).本発明の半導体装置によれば、二層ゲ
ート構造を有する不揮発性メモリセルのフローティング
ゲート電極を半導体単結晶で構成したことにより、その
不揮発性メモリセルにおけるゲート絶縁膜の信頼性を向
上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の要部断面図である。
【図2】図1の半導体集積回路装置の製造工程中におけ
る要部断面図である。
【図3】図1の半導体集積回路装置の図2に続く製造工
程中における要部断面図である。
【図4】図1の半導体集積回路装置の図3に続く製造工
程中における要部断面図である。
【図5】図1の半導体集積回路装置の図4に続く製造工
程中における要部断面図である。
【図6】図1の半導体集積回路装置の図5に続く製造工
程中における要部断面図である。
【図7】図1の半導体集積回路装置の図6に続く製造工
程中における要部断面図である。
【図8】本発明の他の実施の形態である半導体集積回路
装置の製造工程中における要部断面図である。
【図9】図8に続く半導体集積回路装置の製造工程中に
おける要部断面図である。
【図10】図9に続く半導体集積回路装置の製造工程中
における要部断面図である。
【図11】図10に続く半導体集積回路装置の製造工程
中における要部断面図である。
【図12】図11に続く半導体集積回路装置の製造工程
中における要部断面図である。
【図13】本発明の他の実施の形態である半導体集積回
路装置の要部断面図である。
【図14】本発明の他の実施の形態である半導体集積回
路装置の要部断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板(第1の半導体基板) 2 素子分離部 3n nチャネル形のMOS・FET 3nl 半導体領域 3nla 浅い半導体領域 3nlb 深い半導体領域 3ni ゲート絶縁膜 3ng ゲート電極 3p pチャネル形のMOS・FET 3pl 半導体領域 3pla 浅い半導体領域 3plb 深い半導体領域 3pi ゲート絶縁膜 3pg ゲート電極 4 サイドウォール 5a〜5c 層間絶縁膜 5d 表面保護膜 5d1,5d2 保護膜 6a 第1層配線 6b 第2層配線 6c 第3層配線 7a〜7c 接続孔 7d 開口部 8 半導体基板(第2の半導体基板) 8a,8b,8b1 半導体層 9a〜9c 絶縁膜 10 酸化膜 11a 半導体領域 11a1 高濃度領域 11a2 低濃度領域 11a3 p形の半導体領域 11i ゲート絶縁膜 11i2 絶縁膜 11fg フローティングゲート電極 11cg コントロールゲート電極 NW nウエル PW pウエル

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上にゲート絶縁膜を介してゲ
    ート電極を設けてなる半導体素子を有する半導体装置で
    あって、前記ゲート電極を所定導電形の半導体単結晶に
    よって形成したことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記半導体素子が、MOS・FETであ
    ることを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記半導体素子が、二層ゲート構造を有
    する不揮発性メモリセルであり、前記ゲート電極がフロ
    ーティングゲート電極であることを特徴とする半導体装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3記載の半導体装置
    において、前記ゲート電極上に金属膜または金属シリサ
    イド膜を積層したことを特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の半
    導体装置において、前記半導体基板が、絶縁層上に素子
    形成用の半導体層を設けてなるSOI基板であることを
    特徴とする半導体装置。
  6. 【請求項6】 半導体基板上にゲート絶縁膜を介してゲ
    ート電極を設けてなる半導体素子を有する半導体装置の
    製造方法であって、(a)前記半導体基板形成用の第1
    の半導体基板と、前記ゲート電極形成用の半導体単結晶
    からなる第2の半導体基板とを絶縁膜を介して張り合わ
    せる工程と、(b)前記第2の半導体基板の裏面側を所
    定の厚さだけ残して除去して、薄い半導体層を形成する
    工程と、(c)前記薄い半導体層をパターニングするこ
    とにより、前記ゲート電極を形成する工程とを有するこ
    とを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、前記第1の半導体基板と、前記第2の半導体基
    板との各々の張り合わせ面に、双方を重ね合わせた場合
    に目的とする厚さのゲート絶縁膜が得られるように絶縁
    膜を形成する工程を有することを特徴とする半導体装置
    の製造方法。
  8. 【請求項8】 半導体基板上にゲート絶縁膜を介してゲ
    ート電極を設けてなる半導体素子を有する半導体装置の
    製造方法であって、(a)前記半導体基板形成用の第1
    の半導体基板と、前記ゲート電極形成用の半導体単結晶
    からなる第2の半導体基板とを数原子層の絶縁膜を介し
    て張り合わせる工程と、(b)前記第2の半導体基板の
    裏面側を所定の厚さだけ残して除去することにより所定
    厚さの半導体層を形成する工程と、(c)前記第2の半
    導体基板の裏面除去工程の後、酸化処理を施すことによ
    り、前記第1の半導体基板と前記第2の半導体基板との
    接合部分にゲート絶縁膜の目的とする厚さを持つ絶縁膜
    を形成すると同時に、前記第1の半導体基板および前記
    第2の半導体基板の裏面側を酸化する工程と、(d)前
    記第1の半導体基板および前記第2の半導体基板の酸化
    処理工程によって酸化された第2の半導体基板の裏面部
    分を除去することにより薄い半導体層を形成する工程
    と、(e)前記薄い半導体層をパターニングすることに
    より、前記ゲート電極を形成する工程とを有することを
    特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項6、7または8記載の半導体装置
    の製造方法において、前記第1の半導体基板と、前記第
    2の半導体基板とを張り合わせる工程に先立って、
    (a)前記第1の半導体基板の所定位置に分離溝を形成
    する工程と、(b)前記分離溝内に分離用絶縁膜を埋め
    込む工程と、(c)前記分離用絶縁膜の埋設工程後の第
    1の半導体基板の主面を平坦にする工程とを有し、前記
    第1の半導体基板と、前記第2の半導体基板とを絶縁膜
    を介して張り合わせる工程においては、前記第1の半導
    体基板における分離用絶縁膜の埋設面を、前記第2の半
    導体基板の接合面と対向させた状態で張り合わせること
    を特徴とする半導体装置の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006261591A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Fujitsu Ltd 絶縁ゲート型半導体装置の製造方法
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