JPH0924628A - 印字ヘッド - Google Patents

印字ヘッド

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JPH0924628A
JPH0924628A JP17704495A JP17704495A JPH0924628A JP H0924628 A JPH0924628 A JP H0924628A JP 17704495 A JP17704495 A JP 17704495A JP 17704495 A JP17704495 A JP 17704495A JP H0924628 A JPH0924628 A JP H0924628A
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JP
Japan
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magnetic
print head
armature
permanent magnet
core
Prior art date
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Application number
JP17704495A
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English (en)
Inventor
Masahisa Aoyanagi
正久 青柳
Junichi Matsuno
順一 松野
Tetsuji Shimojo
哲司 下條
Masatsugu Shioyama
雅嗣 塩山
Atsushi Ono
敦 大野
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外形小型化、重量の削減及び低価格化を実現
できるインパクト方式のプリンタに用いられるキャンセ
ル励磁型の印字ヘッドを提供する。 【構成】 磁化されたアマーチャ2を弾性部材3の撓み
力に抗して磁化されたコアポール11が吸引し、励磁コ
イル13の磁力線でコアポール11とアーマチュア2と
の間の吸引力をキャンセルして、弾性部材3の撓み力の
開放により、アーマチュア2に取付けられたドットワイ
ヤ1により印字を行う印字ヘッドにおいて、ヨーク7と
コアポール11とを磁気的に接続する磁気分路14を設
けたことを特徴とする。 【効果】 容易に組立て製造できる印字ヘッドである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インパクト方式のプリ
ンタに用いられる印字ヘッドに係り、特に、永久磁石の
磁力線をインパクトエネルギーとし、その永久磁石の磁
力線を打ち消す電磁石を備えるキャンセル励磁型の印字
ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】このような従来のキャンセル励磁型の印
字ヘッドには、永久磁石の磁力線による吸引力でインパ
クト部材における弾性部材を撓め、電磁石の磁力線によ
って永久磁石の磁力線を打ち消すことにより、その弾性
部材に蓄えた歪エネルギーをインパクト部材の印字エネ
ルギーとするものがある。
【0003】すなわち、従来のキャンセル励磁型の印字
ヘッドは、永久磁石の吸引力により板バネを撓ませて、
この板バネに歪エネルギーを蓄え、電磁石の磁束により
永久磁石の吸引力を打ち消すことで、板バネの歪エネル
ギーを印字動作力として作用させるものである。
【0004】また、従来のインパクト方式のプリンタに
用いられる印字ヘッドには、電磁石の吸引力で弾性部材
たとえば板バネを撓ませて、この板バネに歪エネルギー
を蓄え、電磁石の吸引力の解消により、板バネの歪エネ
ルギーを印字動作力として作用させる電磁石駆動型のも
のもある。
【0005】そして、キャンセル励磁型の印字ヘッド
は、電磁石駆動型のものにくらべて待機時の発熱がない
こと、高速応答性が良いこと、あるいは小型の永久磁石
でも大きな吸引力が確保できること等の利点を有するの
で、近年多用化されている。
【0006】従来のこの種のキャンセル励磁型印字ヘッ
ドとしては、特開平5−4353号公報及び、特開平5
−185612号公報に記載のように、永久磁石からコ
アポール、アーマチュア、バネ部材を通って永久磁石に
戻る磁気回路から構成された印字ヘッドと、上記磁気回
路の中間にサブポールを設け、バイパス磁気分路を追加
した印字ヘッド等がある。
【0007】これらの従来の印字ヘッドは、いずれもコ
アポールの側面に設けられた電磁石コイルへの通電に伴
い、コアポール内に流れる永久磁石による磁束がキャン
セルされる。この結果、板バネの歪エネルギーにより、
アーマチュア及び板バネがコアポール及びサブポールか
ら離間して、アーマチュアに備えられたワイヤがインク
リボン及び記録紙を打刻することにより印字が行われ
る。その後、電磁石コイルへの通電停止に伴い、アーマ
チュア及び板バネが再びコアポール及びサブポールに吸
着されて待機状態となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の従
来の印字ヘッドでは、高速応答性の観点からサブポール
によるバイパス磁気分路を設けているが、従来のサブポ
ールによるバイパス磁気分路方式では小型化及び低価格
化に難点があった。
【0009】すなわち、上述の従来の印字ヘッドでは、
コアポールと対のサブポールを設けることが必要であ
り、サブポールの設置により印字ヘッドが径方向に大き
くなってしまい、この結果、印字ヘッドの質量が増加し
て印字ヘッド駆動に要する動力源を大きくする必要があ
ること、印字ヘッドを用いたプリンタそのものも大型化
してしまうこと、さらに、構成が複雑なため、組立て工
数の面等から、低価格化が難しいこと等の問題があっ
た。
【0010】そこで、本発明は、外形小型化、重量の削
減及び低価格化を実現できるインパクト方式のプリンタ
に用いられるキャンセル励磁型の印字ヘッドを提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の印字ヘッドは、
リング状に配置されて軸方向に磁化された永久磁石と、
前記永久磁石の磁極方向の両端側にそれぞれ設けられた
リング状のヨーク及びコアと、前記コアと磁気的に接続
されたコアポールと、前記ヨークに弾性部材を介して取
り付けられたアーマチュアと、前記アーマチュアの端部
に取り付けられたワイヤと、前記コアポールの周面に装
着された励磁コイルとを備えており、前記コアポール
は、前記永久磁石の一方の磁極で磁化され、前記アーマ
チュアは、前記永久磁石の他方の磁極で磁化され、該磁
化されたアマーチャを前記弾性部材の撓み力に抗して該
磁化されたコアポールが吸引し、前記励磁コイルの磁力
線で前記コアポールと前記アーマチュアとの間の吸引力
をキャンセルして、前記弾性部材の撓み力の開放によ
り、前記アーマチュアに取付けられたドットワイヤによ
り印字を行う印字ヘッドにおいて、前記ヨークと前記コ
アポールとを磁気的に接続する磁気分路を設けたことを
特徴とする。
【0012】また、本発明の印字ヘッドは、磁気分路
が、励磁コイルの磁力線の大部分が通る磁路であること
が好ましい。
【0013】また、本発明の印字ヘッドは、磁気分路
が、1つのドーナツ円盤形状であるとともに、そのドー
ナツ円盤の外周端側がヨークと永久磁石とに挟まれてお
り、そのドーナツ円盤の内周端側がコアポールと接触し
ていることが好ましい。
【0014】また、本発明の印字ヘッドは、磁気分路
が、1つのドーナツ円盤形状であるとともに、そのドー
ナツ円盤の外周端側がヨークと永久磁石とに挟まれてお
り、そのドーナツ円盤の内周端側がコアと接触している
ことが好ましい。
【0015】また、本発明の印字ヘッドは、弾性部材と
ヨークとの間に設けられる部材であって、前記弾性部材
の撓み形状を一定化するスペーサを有し、前記スペーサ
と磁気分路とが一体に形成してあることが好ましい。
【0016】また、本発明の印字ヘッドは、磁気分路
が、個々のコアポールのうちの一つに対してそれぞれ一
つの独立した形状の磁路として設けられている複数の磁
路からなることが好ましい。
【0017】また、本発明の印字ヘッドは、磁気分路
が、1枚の透磁性材料部材からなることことが好まし
い。
【0018】
【作用】本発明に係る印字ヘッドにおいては、ヨークと
コアポールとを磁気的に接続する磁気分路を設けてあ
る。この磁気分路は、励磁コイルによる磁力線の大部分
が通る磁路となる。
【0019】すなわち、アーマチュアとコアポールの吸
引を行うための永久磁石による磁束回路と並列して、ヨ
ークとコアポールとを磁気的に結ぶ磁気分路が設けてあ
る。
【0020】このような構成によれば、励磁コイルの磁
力線の多くがヨークからコアポールに流れるので、コア
ポールを流れる永久磁石による磁力線のキャンセルを励
磁コイルによってスムーズに行うことができる。
【0021】また、本発明に係る印字ヘッドにおいて、
ヨークとコアポールを結ぶ磁気分路を、個々のコアポー
ルに対して独立して設けることで、多数本のワイヤを同
時に駆動するような場合に、お互いの駆動磁束の干渉を
より少なくすることができる。
【0022】さらにまた、磁気分路を1枚の透磁性材料
で構成すれば、印字ヘッドの組立て性が向上する。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0024】図1は、本発明の第一実施例に係る印字ヘ
ッドを示す側面図であり、左側半分を断面で示したもの
である。
【0025】本印字ヘッドは、リング状に配置されて軸
方向に磁化された永久磁石6と、この永久磁石6の磁極
方向の両端側にそれぞれ設けられたリング状のヨーク7
及びコア10と、コア10と磁気的に接続されたコアポ
ール11と、ヨーク7に弾性部材3を介して取り付けら
れたアーマチュア2と、アーマチュア2の端部に取り付
けられたワイヤ1と、コアポール11の周面に装着され
た励磁コイル13とを備えている。
【0026】さらに、本印字ヘッドにおいては、コアポ
ール11が、永久磁石6の一方の磁極で磁化され、アー
マチュア2は、永久磁石6の他方の磁極で磁化される。
その磁化されたアマーチャ2を弾性部材3の撓み力に抗
してその磁化されたコアポール11が吸引し、励磁コイ
ル13の磁力線でコアポール11とアーマチュア2との
間の吸引力をキャンセルして、弾性部材3の撓み力の開
放により、アーマチュア2に取付けられたドットワイヤ
であるワイヤ1により印字を行う。
【0027】さらにまた、本印字ヘッドにおいては、ヨ
ーク7とコアポール11とを磁気的に接続する磁気分路
14を設けてある。
【0028】ここで、ワイヤ1は、図示しないインクリ
ボンを介して記録紙に印字を直接おこなう部材である。
アーマチュア2は、ワイヤ1を支持し磁力による吸引を
おこなうための高透磁率材料からなる部材である。弾性
部材3は、アーマチュア2を支持し、ワイヤ1にインパ
クト力を付与するため部材である。ワイヤガイド4は、
ワイヤ1を移動可能に支持する部材である。ガイドノー
ズ5は、ワイヤガイド4を支持する部材である。
【0029】また、永久磁石6は、弾性部材3の吸引を
おこなうものであって、図1において上下方向に磁化さ
れた部材である。ヨーク7、スペーサ8、サイドヨーク
9、コア10及びコアポール11は、永久磁石6の磁路
を構成する部材である。
【0030】また、励磁コイル13は、永久磁石6の磁
束をキャンセルする磁束を発生するものであって、コア
ポール11の側面に配設されたボビン12に巻かれた部
材である。磁気分路14は、永久磁石6とヨーク7の間
とコアポール11の下部とを磁気的に接続する部材から
なり、励磁コイル13の磁力線の大部分が通る磁路とな
る。
【0031】すなわち、アーマチュア2とコアポール1
1の吸引を行うための永久磁石6による磁束回路と並列
して、ヨーク7とコアポール11とを磁気的に結ぶ磁気
分路14が設けてある。
【0032】図2は、上述した図1における磁気分路1
4の形状の一例を示す上面図である。また、図3は、図
2に示す磁気分路14の側面断面図である。これらの図
に示すように、磁気分路14は、中央部が空間で円盤状
を呈しており、磁気分路部分14aと、永久磁石6等と
接続する共通磁路部分14bからなる。
【0033】すなわち、磁気分路14は、1つのドーナ
ツ円盤形状であるとともに、そのドーナツ円盤の外周端
側である共通磁路部分14bがヨークと永久磁石とに挟
まれており、そのドーナツ円盤の内周端側である磁気分
路部分14aがコアポール及びコアと接触している。
【0034】図4は、図1に示す印字ヘッドおける永久
磁石6による磁束の流れを示す印字ヘッドの側面断面図
である。永久磁石6による磁束6aは、本図において永
久磁石6の上部から1部が磁気分路14に流れるが、多
くの磁束はヨーク7、スペーサ8、サイドヨーク9、ア
ーマチュア2、コアポール11及びコア10を通って、
再び、永久磁石6に戻る。
【0035】一方、図5は、図1に示す印字ヘッドおけ
る励磁コイル13による磁束6bの流れを示す印字ヘッ
ドの側面断面図である。励磁コイル13に電流が通電さ
れることによって発生する励磁コイル磁束6bは、コア
ポール11、アーマチュア2、スペーサ8、ヨーク7、
永久磁石6及びコア10を通って、再び、コアポール1
1に戻る。しかし、永久磁石6の磁気抵抗が大きいた
め、励磁コイルによる磁束6bの多くはヨーク7から磁
気分路14を通ってコアポール11に戻る。
【0036】ここで、図4に示す印字ヘッドにおける永
久磁石6の磁束6aのみがある状態は、記録の待機状態
であり、アーマチュア2が板バネ3のバネ力に抗してコ
アポール11に吸引されているときの状態にある。
【0037】また、図5に示す印字ヘッドの状態は、印
字動作を行うため、所定の励磁コイル13に通電を行っ
た状態である。実際には、図5に示す励磁コイル磁束6
bと、図4に示す永久磁石6の磁束6aとが重畳される
ことによって、コアポール11での磁束がキャンセルさ
れる。
【0038】その結果、アーマチュア2の先端に取付け
られたワイヤ1が弾性部材3のバネ力で突出して印字が
行われる。
【0039】これらの構成により、本印字ヘッドは、励
磁コイル磁束6bの多くが磁気分路14を流れる構成で
あるので、励磁コイル13への通電電流を少なくするこ
とができること、従来のサブポール方式と異なり、磁気
バイパス設置のスペースがほとんど不用であるため、印
字ヘッドの小型化が図れること等の特徴がある。
【0040】図6は、本発明の第二実施例に係る印字ヘ
ッドにおける磁気分路の取付け状況を示す斜視図であ
る。
【0041】本印字ヘッドは、ヨーク7とコアポール1
1とを接続する独立した磁気分路14cを設けたことを
特徴としている。すなわち、独立した磁気分路14c
は、個々のコアポール11のうちの一つに対してそれぞ
れ一つの独立した形状の磁路として設けられている。
【0042】このように独立した磁気分路14cを設け
ることで、本印字ヘッドは、多数本のワイヤ1を同時に
駆動する場合の磁気干渉を効果的に防止することができ
る。
【0043】とする印字ヘッド。
【0044】ここで、図7は、印字ヘッドにおけるワイ
ヤ1のみの位置関係の一例を示す下面図である。図7に
示す24本のワイヤ1を菱形状に配置した印字ヘッドに
おいて、8本の隣接するワイヤ(本図において黒く示し
たワイヤ)を同時に駆動させる場合がある。このような
条件では駆動ワイヤの両端部に位置する端部ワイヤ1a
の印字力が低下する現象がある。
【0045】また、図8は、各種印字ヘッドにおける同
時駆動時のワイヤ1aの印字力を示すグラフである。
【0046】磁気分路14を設けない印字ヘッドにおい
て、多数本のワイヤ1を同時に駆動すると、駆動本数が
増えるほど、端部ワイヤ1aの印字力が低下する。これ
は隣接する励磁コイル13による磁束の干渉で、ワイヤ
動作に遅れが生じるためであり、この傾向は端部ワイヤ
1aほど著しいことによる。
【0047】この現象は、図1に示す実施例によっても
改善されるが、図6に示す実施例の如く、独立した磁気
分路14cを設けることにより、端部ワイヤ1aの印字
力の低下をさらに効果的に防止することが可能となっ
た。
【0048】図9は、本発明の第三実施例に係る印字ヘ
ッドにおける磁気分路の一部を示す上面図である。図9
では、いわゆるドーナツ円盤形状の磁気分路における一
部のみを示している。
【0049】図に示すように、本磁気分路は、図6に示
す独立した磁気分路14cを一体で構成したものであ
る。本実施例によれば、印字ヘッド組立て時に、一体で
構成した磁気分路14を嵌合するだけで済むため、組立
て作業を大幅に容易かつ簡易化することができた。
【0050】ここで、図9に示す磁気分路としては、1
枚の透磁性材料部材によって構成することができる。
【0051】図10は、本発明の第4実施例に係る印字
ヘッドを示す側面図であり、左側半分を断面で示したも
のである。本印字ヘッドでは、上述した実施例と異なっ
た位置に磁気分路14を配置している。すなわち、磁気
分路14は、スペーサ8とコアポール11とを磁気的に
接続している。
【0052】また、図11は、本発明の第5実施例に係
る印字ヘッドを示す側面図であり、左側半分を断面で示
したものである。本印字ヘッドでは、磁気分路14が、
スペーサ8とコア10とを磁気的に接続している。
【0053】第4実施例及び第5実施例に示すように、
磁気分路14は、アーマチュア2とコアポール11の吸
引を行うための永久磁石による磁束回路に対して並列と
なる位置であれば、各種の位置に配置することができ
る。
【0054】なお、以上の各実施例において、磁気分路
14には、透磁性材料としてニッケルを用いることがで
きるが、図6の実施例において、磁気分路の断面積が
0.1平方ミリメートルと小さくても、良好な印字特性
を得ることができた。
【0055】さらに高透磁率の材料を用いれば、磁気分
路の断面積をより小さくすることが可能である。また、
磁気分路を設けることにより、磁束の一部が磁気分路1
4に流れてしまうため、永久磁石6の磁力を若干高くす
る必要があるが、キャンセル電流を少なくできる等の利
点があり、印字ヘッドを用いたプリンタのコスト低減
や、印字の高速化等を図ることができる。
【0056】なお、図1等に示す印字ヘッドにおいて、
弾性部材3とヨーク7との間に設けられる部材であっ
て、弾性部材3の撓み形状を一定化するスペーサ8を備
え、スペーサ8と磁気分路14とを一体に形成すること
で、組立て作業等をさらに容易にすることができる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ヨ
ークとコアポールとを磁気的に接続する磁気分路を設け
たので、小さな電流を励磁コイルに流すことでアーマチ
ュアの離間を行えるようになり、この結果、印字ヘッド
の小型化、省電力化、高速応答化を実現できる印字ヘッ
ドを提供するができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例に係る印字ヘッドを示す側
面図である。
【図2】図1における磁気分路の形状を示す上面図であ
る。
【図3】図2の磁気分路の側面断面図である。
【図4】図1における永久磁石による磁束の流れを示す
印字ヘッドの側面断面図である。
【図5】図1における励磁コイルによる磁束の流れを示
す印字ヘッドの側面断面図である。
【図6】本発明の第二実施例に係る印字ヘッドにおける
磁気分路の取付け状況を示す斜視図である。
【図7】印字ヘッドにおけるワイヤのみの位置関係の一
例を示す下面図である。
【図8】各種印字ヘッドにおける同時印字の場合の印字
力を示すグラフである。
【図9】本発明の第三実施例に係る印字ヘッドにおける
磁気分路の一部を示す上面図である。
【図10】本発明の第四実施例に係る印字ヘッドを示す
側面図である。
【図11】本発明の第五実施例に係る印字ヘッドを示す
側面図である。
【符号の説明】
1 ワイヤ 2 アーマチュア 3 板バネ 6 永久磁石 7 ヨーク 8 スペーサ 11 コアポール 14 磁気分路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩山 雅嗣 愛知県尾張旭市晴丘町池上1番地 株式会 社日立製作所オフィスシステム事業部内 (72)発明者 大野 敦 愛知県尾張旭市晴丘町池上1番地 株式会 社日立製作所オフィスシステム事業部内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リング状に配置されて軸方向に磁化され
    た永久磁石と、前記永久磁石の磁極方向の両端側にそれ
    ぞれ設けられたリング状のヨーク及びコアと、前記コア
    と磁気的に接続されたコアポールと、前記ヨークに弾性
    部材を介して取り付けられたアーマチュアと、前記アー
    マチュアの端部に取り付けられたワイヤと、前記コアポ
    ールの周面に装着された励磁コイルとを備えており、前
    記コアポールは、前記永久磁石の一方の磁極で磁化さ
    れ、前記アーマチュアは、前記永久磁石の他方の磁極で
    磁化され、該磁化されたアマーチャを前記弾性部材の撓
    み力に抗して該磁化されたコアポールが吸引し、前記励
    磁コイルの磁力線で前記コアポールと前記アーマチュア
    との間の吸引力をキャンセルして、前記弾性部材の撓み
    力の開放により、前記アーマチュアに取付けられたドッ
    トワイヤにより印字を行う印字ヘッドにおいて、前記ヨ
    ークと前記コアポールとを磁気的に接続する磁気分路を
    設けたことを特徴とする印字ヘッド。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の印字ヘッドにおいて、磁
    気分路は、励磁コイルの磁力線の大部分が通る磁路であ
    ることを特徴とする印字ヘッド。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の印字ヘッドにおいて、磁
    気分路は、1つのドーナツ円盤形状であるとともに、そ
    のドーナツ円盤の外周端側がヨークと永久磁石とに挟ま
    れており、そのドーナツ円盤の内周端側がコアポールと
    接触していることを特徴とする印字ヘッド。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の印字ヘッドにおいて、磁
    気分路は、1つのドーナツ円盤形状であるとともに、そ
    のドーナツ円盤の外周端側がヨークと永久磁石とに挟ま
    れており、そのドーナツ円盤の内周端側がコアと接触し
    ていることを特徴とする印字ヘッド。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の印字ヘッドにおいて、弾
    性部材とヨークとの間に設けられる部材であって、前記
    弾性部材の撓み形状を一定化するスペーサを有し、前記
    スペーサと磁気分路とが一体に形成してあることを特徴
    とする印字ヘッド。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の印字ヘッドにおいて、磁
    気分路は、個々のコアポールのうちの一つに対してそれ
    ぞれ一つの独立した形状の磁路として設けられている複
    数の磁路からなることを特徴とする印字ヘッド。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の印字ヘッドにおいて、磁
    気分路は、1枚の透磁性材料部材からなることを特徴と
    する印字ヘッド。
JP17704495A 1995-07-13 1995-07-13 印字ヘッド Pending JPH0924628A (ja)

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