JPH09246039A - 電動式遊戯機用ソレノイド - Google Patents

電動式遊戯機用ソレノイド

Info

Publication number
JPH09246039A
JPH09246039A JP4483396A JP4483396A JPH09246039A JP H09246039 A JPH09246039 A JP H09246039A JP 4483396 A JP4483396 A JP 4483396A JP 4483396 A JP4483396 A JP 4483396A JP H09246039 A JPH09246039 A JP H09246039A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solenoid
magnetic
mandrel
moving element
hollow bobbin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4483396A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Kai
勲 甲斐
Toshiyuki Kobayashi
敏幸 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SENSATETSUKU KK
Original Assignee
SENSATETSUKU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SENSATETSUKU KK filed Critical SENSATETSUKU KK
Priority to JP4483396A priority Critical patent/JPH09246039A/ja
Publication of JPH09246039A publication Critical patent/JPH09246039A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electromagnets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高強度、低コスト、小型、易組立性、長寿
命、小さい衝撃音、低消費電力、一定な打球の飛距離を
実現する電動式遊戯機用ソレノイドを提供する。 【解決手段】 中空のボビン1と、中空ボビン1に巻回
されたコイル2と、中空ボビン1内に移動可能に挿通さ
れ、空洞部4を有する磁性移動子3と、一端(先端)が
中空ボビン1の一方側から突出し、他端(後端)が中空
ボビン1内にて磁性移動子3の固定部3aに固定された
心棒5とを備える。移動子3と心棒5は、コイル2に流
す励磁電流により左方向に一体に移動し、球の弾発後は
スプリング12によって右方向の元の位置に復帰する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁的に移動子を
動かす電動式遊戯機用ソレノイドに関し、特にパチンコ
機、スマートボール機、ピンボール機等の球を発射する
形式の電動式遊戯機の打球発射装置として最適な電動式
遊戯機用ソレノイドに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の電動式遊戯機用ソレノイドとし
ては、特開平4−290209号公報に記載されたもの
がある。この公報に記載されたソレノイドは、図7に示
すように、中空のボビン50にコイル51を巻回し、コ
イル51を外枠52,53で覆って磁気回路を構成し、
ボビン50内に磁性移動子54を移動可能に挿通し、移
動子54に空洞部55を形成し、空洞部55を通って外
枠52の外方に突出する心棒56を移動子54に固定し
たものである。又、図7には示していないが、心棒56
には、磁性移動子54を元の位置に復帰させるスプリン
グが取付けられ、磁性移動子54の図7の左方向への移
動を制限する当接部材57が中空ボビン50内に取付け
られている。このソレノイドでは、コイル51に励磁電
流を流すと、磁界によって移動子54と心棒56が左方
向に一体に移動し、心棒56の先端によって球を弾く。
励磁電流を切ると、スプリングによって移動子54と心
棒56は元の位置に復帰する。
【0003】一方、図8に示すようなソレノイドもあ
る。このソレノイドは、図7に示すソレノイドと基本的
に同じ構造であり、中空ボビン60にコイル61が巻回
され、この中空ボビン60内に磁性移動子62が移動可
能に挿通され、移動子62を貫通する態様で心棒63が
移動子62に固定され、更に中空ボビン60の端部に取
付けられたバックケース64と心棒63の端部との間
に、心棒63を図8の右方向に付勢するスプリング65
が設けられている。又、磁性移動子62の左方向への移
動を制限する当接部材66が中空ボビン60内に取付け
られている。このソレノイドでも、コイル61に励磁電
流を流すことで、移動子62と心棒63は左方向に一体
に移動し、電流を断つとスプリング65によって元の位
置に復帰する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなソレノイドでは、次のような問題点〜があ
る。 磁性移動子と心棒の合計重量を軽量化するためには、
心棒が中空ボビンの両側から突出するほど長くて重い
分、磁性移動子を軽くする必要がある。しかし、そのた
めには、磁性移動子が薄肉になり、強度が低下する。 心棒が長いため、加工コストが高くなる。 心棒が長いため、ソレノイド全体が長く(大型に)な
ってしまう。 心棒に復帰用スプリングを取付けているので、心棒の
取付部の加工や部品点数が多く、又、組立が難しい。 図7では磁性移動子54と当接部材57との衝突時、
また図8では磁性移動子62と当接部材66との衝突時
及び磁性移動子62とバックケース64との衝突時の衝
撃が大きいため、ソレノイドの寿命の低下が早く、衝撃
音も非常に大きい。 スプリングは磁性移動子に対して常に復帰力を作用さ
せているため、それだけ磁性移動子を動作させる力が余
分に必要となり、消費電力が大きくなる。 中空ボビン、コイル、磁性移動子、心棒等の部品は一
定品質になるように製造されているが、それでも各部品
には或る程度の品質差はあるため、ソレノイドの品質に
も差が生じる。この場合、品質差は打球の飛距離に現
れ、各ソレノイド毎、延いてはソレノイドを組み込んだ
各遊戯機毎に、飛距離にバツラキが生じる。
【0005】従って、本発明は、上記のような種々の問
題点に着目してなされたもので、高強度、低コスト、小
型、易組立性、長寿命、小さい衝撃音、低消費電力、一
定な打球の飛距離を実現する電動式遊戯機用ソレノイド
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載の電動式遊戯機用ソレノイド
は、中空のボビンと、この中空ボビンに巻回されたコイ
ルと、中空ボビン内に移動可能に挿通され、空洞部を有
する磁性移動子と、一端が中空ボビンの一方側から突出
し、他端が中空ボビン内にて磁性移動子に固定された心
棒とを備えることを特徴とする。
【0007】この請求項1記載のソレノイドでは、心棒
は中空ボビンの一方側からのみ突出しているので、つま
り打球に必要な長さ分だけボビンの一方側から突出すれ
ばよいので、図7や図8に示す従来のソレノイドに比べ
て、心棒の長さを短くすることができ、それにより心棒
を軽くすることができる。又、心棒を軽量化できる分、
磁性移動子を重くすることができるため、磁性移動子を
厚肉にすることができ、また心棒と磁性移動子との固定
部分を長く確保できる。その結果、磁性移動子の強度を
高めることが可能となる。更に、心棒が短くてよいの
で、加工コストが安価になるだけでなく、ソレノイドが
小型にできる。
【0008】請求項2記載のソレノイドは、中空のボビ
ンと、この中空ボビンに巻回されたコイルと、中空ボビ
ン内に移動可能に挿通され、空洞部を有する磁性移動子
と、一端が中空ボビンの一方側から突出し、他端が中空
ボビン内にて磁性移動子に固定された心棒と、中空ボビ
ン内の一端側に設けられ、中空ボビンの一端側への磁性
移動子の移動を制限する当接部材と、中空ボビンの他端
側に設けられ、中空ボビンの他端側への磁性移動子の移
動を制限するバックケースと、磁性移動子と当接部材と
の間及び磁性移動子とバックケースとの間にそれぞれ設
けられた緩衝部材とを備えることを特徴とする。
【0009】この請求項2記載のソレノイドでは、磁性
移動子と当接部材との衝突時、及び磁性移動子とバック
ケースとの衝突時の衝撃が和らぎ、ソレノイドの寿命が
長くなり、衝撃音も小さくなる。請求項3記載のソレノ
イドでは、磁性移動子と当接部材との間に磁性移動子を
バックケース側に付勢する復帰部材を設けてあるので、
組立が容易になる。
【0010】請求項4記載のソレノイドでは、復帰部材
が心棒の弾発後に磁性移動子に作用するので、つまり弾
発後に復帰部材が磁性移動子に作用し始め、その復帰力
で磁性移動子を弾き返すため、コイルに励磁電流が流れ
てから磁性移動子が打球するまでの動作に復帰部材の抵
抗(復帰力)が加わらず、それだけ磁性移動子を動作さ
せる力を小さくすることができ、消費電力を低減でき
る。
【0011】請求項5記載のソレノイドでは、磁性移動
子と心棒との間に緩衝部材を設けたので、磁性移動子と
当接部材との衝突時及び磁性移動子とバックケースとの
衝突時に受ける、磁性移動子と心棒との固定部に対する
衝撃を和らげることができ、衝撃による固定部の破壊を
防止できる。請求項6記載のソレノイドでは、磁性移動
子と心棒をネジ、ピン等の締結部材により固定したの
で、空打ち時(球が無いときの弾発時)における磁性移
動子からの心棒の緩みや抜けを防止できる。
【0012】請求項7記載のソレノイドは、中空のボビ
ンと、この中空ボビンに巻回されたコイルと、中空ボビ
ン内に移動可能に挿通された磁性移動子と、一端が中空
ボビンの一方側から突出し、他端が中空ボビン内にて磁
性移動子に固定された心棒と、磁性移動子の静止位置を
調整する位置調整手段とを備えることを特徴とする。こ
の請求項7記載のソレノイドでは、位置調整手段により
磁性移動子の静止位置を調整できるため、即ち磁性移動
子の初期位置を変更することで、磁性移動子の弾発時の
運動速度が変わり、球の飛距離が変わるので、電動式遊
戯機毎の飛距離のバラツキを小さくすることができる。
【0013】請求項8記載のソレノイドでは、位置調整
手段が緩み止め機能を有するネジであるため、位置調整
後に、衝撃によるネジの緩みで磁性移動子の初期位置が
ずれてしまうことを防止できる。なお、本発明の電動式
遊戯機用ソレノイドは、主にパチンコ機、スマートボー
ル機、ピンボール機等のように球を打つ電動式遊戯機の
打球発射装置として使用するものであるが、用途はこれ
らの遊戯機に限定されるものではない。例えば、移動子
の運動によってスイッチを開閉したり、バルブの開閉を
行ったりすることもできる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態に基づ
いて説明する。一実施形態に係る電動式遊戯機用ソレノ
イドの要部断面図を図1に示す。このソレノイドは、例
えばパチンコ機の打球発射装置用として構成したもので
ある。中空円筒状のボビン1にはコイル2が巻回され、
ボビン1の中空部分には円柱状の磁性移動子3が移動可
能に挿通されている。移動子3は当該移動子と同心の円
柱状空洞部4を有し、これにより移動子3は中空円筒状
を呈する。移動子3の前側の肉厚部3aには、軽い非磁
性金属又はプラスチックからなる心棒5が圧入又は接着
により固定され、肉厚部3aは心棒5と移動子3を固定
する固定部となっている。
【0015】ボビン1の前端側にはヨーク6が取付けら
れ、後端側にはバック金具7が取付けられている。更
に、バック金具7にはバックケース8がネジ等により固
定されている。ボビン1内部の前側には、移動子3の前
側(図1の左方向)への移動を制限する当接部材10が
嵌め込まれ、当接部材10は移動子3の固定部3aに対
応する形状(相補形状)を有している。又、ボビン1内
部の後側には、移動子3を移動可能に保持するスリーブ
状のカプラー11が嵌め込まれている。移動子3は、左
方向へは当接部材10に当接するまで移動し、右方向へ
はバックケース8に当接するまで移動し、その範囲で往
復運動を繰り返す。
【0016】移動子3(固定部3a)と当接部材10と
の間の心棒5部分には、移動子3を右方向へ常時付勢す
る復帰部材としてのスプリング12が嵌挿されている。
移動子3と当接部材10との間にスプリング12を設け
ることで、ソレノイドの組立が容易となる。なお、スプ
リング12としては板バネ、コイルバネ、渦巻きバネ等
を使用すればよく、スプリング以外の復帰部材として
は、ゴム等の弾性体を用いてもよい。
【0017】心棒5が貫通するヨーク6の部分には軸受
13が設けられ、軸受13は、心棒5のスムーズな移動
を確保すると共に、心棒5の軸方向がずれないように支
えている。心棒5の先端(弾発部分)にはショットスペ
ーサ14が嵌着され、このショットスペーサ14を介し
て球が弾かれる。このように構成した電動式遊戯機用ソ
レノイドでは、コイル2に励磁電流(パルス電圧)を流
すと、磁界が移動子3に加わり、移動子3と心棒5はス
プリング12の付勢力に抗して左方向に一体に動く。移
動子3が移動し始めると励磁電流は直ぐに切るが、移動
子3は、その慣性により固定部3aが当接部材10に当
接するまで移動する。その過程で、心棒5の先端(ショ
ットスペーサ14)は球を弾く。
【0018】移動子3が当接部材10に当接すると、ス
プリング12の付勢力により移動子3はバックケース8
に当接するまで右方向に移動する。移動子3がバックケ
ース8に当接して止まると、次の励磁電流により移動子
3は再び左方向に移動し、心棒5の先端で球が弾かれ
る。このような動作が繰り返されることで、打球が連続
して行われる。
【0019】又、上記ソレノイドでは、図7や図8に示
す従来のソレノイドに比べて、心棒5の後端がボビン1
の後側から突出しておらず、ボビン1内において移動子
3の固定部3aで固定されているように、心棒5の長さ
が非常に短い。即ち、心棒5の長さは、打球動作に必要
な最低限の長さであればよい。従って、心棒5が軽くな
る分、移動子3を重くする(厚肉にする)ことができ、
また心棒5と移動子3を固定する固定部3aの長さを拡
張できるので、移動子3の強度を高めることができる。
しかも、心棒5が短くて済むので、加工コストが安価に
なり、ソレノイドが小型になる。
【0020】別実施形態に係るソレノイドの要部断面図
を図2に示す。但し、図1のソレノイドと同じ要素には
同一符号を付してある。このソレノイドでは、磁性移動
子3の固定部3aに緩衝部材20が、バックケース8の
内側に緩衝部材21が、更に心棒5を挿入した固定部3
aの部分に緩衝部材22が、それぞれ取付けられてい
る。勿論、緩衝部材20は当接部材10側に、緩衝部材
21は移動子3側に、緩衝部材22は心棒5側に、それ
ぞれ取付けてもよい。移動子3と当接部材10との間に
緩衝部材20を、移動子3とバックケース8との間に緩
衝部材21を設けることで、移動子3の運動に伴う衝撃
を和らげることができ、ソレノイドの寿命の向上や衝撃
音の低下を実現できる。又、固定部3aと心棒5との間
に緩衝部材22を設けることで、移動子3と当接部材1
0との衝突時や球と心棒5の先端(ショットスペーサ1
4)との衝突時に固定部3aが受ける衝撃を和らげるこ
とができる。これにより、固定部3aの衝撃による破壊
を防止できる。なお、緩衝部材20,21,22として
は、ゴム等の弾性体、又は板バネ、コイルバネ等を用い
ればよい。
【0021】更に別実施形態に係るソレノイドの要部断
面図を図3に示す。このソレノイドでは、磁性移動子3
と心棒5を締結部材(例えばネジ)25により固定して
ある以外は、図2の構成と同じである。前記実施形態で
は、心棒5は移動子3の固定部3aに圧入や接着により
固定されているが、ネジ25で心棒5を締付けることに
より、特に球が無いのに弾発動作をする空打ち時の心棒
5の緩みや抜けを防止できる。
【0022】上記実施形態では、いずれもスプリング1
2の力が磁性移動子3に常時作用しているが、図4に示
す実施形態のソレノイドでは、スプリング12は心棒5
の弾発後に移動子3に作用するように設定されている。
つまり、移動子3は、動き始めて弾発する直前までスプ
リング12に当接せず、球30を弾いた直後にスプリン
グ12に当接し(二点鎖線参照)、スプリング12の復
元力が作用して元の位置に復帰するように調整されてい
る。このようにすることで、心棒5を動作させる力が小
さくて済み、それだけ消費電力を低減できる。
【0023】更に別実施形態に係るソレノイドの要部断
面図を図5に示す。このソレノイドは、磁性移動子3の
静止位置(初期位置)を調整する位置調整手段として、
緩み止め機能を有する調整ネジ27を設けたものであ
る。ここでは、バックケース8が移動子3の空洞部4内
に進入する中空円筒状部分8aを有し、この円筒状部分
8aに調整ネジ27が螺合され、調整ネジ27により移
動子3の初期位置を簡単に調整できるようになってい
る。即ち、図6に移動子の初期位置と心棒のパワーとの
関係を示すように、調整ネジ27を左右方向に動かす
と、移動子3の静止位置も左右方向に移る。移動子3の
初期位置が変わると、心棒5の弾発時の運動速度も変わ
り、球の飛距離が変化する。従って、このようなソレノ
イドを電動式遊戯機に組み込む場合、各遊戯機毎の飛距
離のバラツキを小さくすることができ、能力的に一定品
質の遊戯機を提供できる。
【0024】
【発明の効果】本発明の請求項1記載のソレノイドによ
れば、心棒は中空ボビンの一方側からのみ突出している
ので、つまり打球に必要な長さ分だけボビンの一方側か
ら突出すればよいので、図7や図8に示す従来のソレノ
イドに比べて、心棒の長さを短くすることができ、それ
により心棒を軽くすることができる。又、心棒を軽量化
できる分、磁性移動子を重くすることができるため、磁
性移動子を厚肉にすることができ、また心棒と磁性移動
子との固定部分を長く確保できる。その結果、磁性移動
子の強度を高めることが可能となる。更に、心棒が短く
てよいので、加工コストが安価になるだけでなく、ソレ
ノイドが小型にできる。
【0025】請求項2記載のソレノイドによれば、磁性
移動子と当接部材との間及び磁性移動子とバックケース
との間に緩衝部材を設けたので、磁性移動子と当接部材
との衝突時、及び磁性移動子とバックケースとの衝突時
の衝撃が和らぎ、ソレノイドの寿命が長くなり、衝撃音
も小さくなる。請求項3記載のソレノイドによれば、磁
性移動子と当接部材との間に磁性移動子をバックケース
側に付勢する復帰部材を設けてあるので、心棒の取付部
の加工が不要であり、部品点数も削減でき、又、組立が
容易になる。
【0026】請求項4記載のソレノイドによれば、復帰
部材が心棒の弾発後に磁性移動子に作用するので、つま
り弾発後に復帰部材が磁性移動子に作用し始め、その復
帰力で磁性移動子を弾き返すため、コイルに励磁電流が
流れてから磁性移動子が打球するまでの動作に復帰部材
の抵抗(復帰力)が加わらず、それだけ磁性移動子を動
作させる力を小さくすることができ、消費電力を低減で
きる。
【0027】請求項5記載のソレノイドによれば、磁性
移動子と心棒との間に緩衝部材を設けたので、磁性移動
子と当接部材との衝突時及び磁性移動子とバックケース
との衝突時に受ける、磁性移動子と心棒との固定部に対
する衝撃を和らげることができ、衝撃による固定部の破
壊を防止できる。請求項6記載のソレノイドによれば、
磁性移動子と心棒を締結部材により固定したので、空打
ち時(球が無いときの弾発時)における磁性移動子から
の心棒の緩みや抜けを防止できる。
【0028】請求項7記載のソレノイドによれば、位置
調整手段により磁性移動子の静止位置を調整できるた
め、即ち磁性移動子の初期位置を変更することで、磁性
移動子の弾発時の運動速度が変わり、球の飛距離が変わ
るので、電動式遊戯機毎の飛距離のバラツキを小さくす
ることができる。請求項8記載のソレノイドによれば、
位置調整手段が緩み止め機能を有するネジであるため、
位置調整後に、衝撃によるネジの緩みで磁性移動子の初
期位置がずれてしまうことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態に係るソレノイドの要部断面図であ
る。
【図2】別実施形態に係るソレノイドの要部断面図であ
る。
【図3】更に別実施形態に係るソレノイドの要部断面図
である。
【図4】更に別実施形態に係るソレノイドの要部断面図
である。
【図5】更に別実施形態に係るソレノイドの要部断面図
である。
【図6】磁性移動子の初期位置と心棒のパワーとの関係
を示すグラフである。
【図7】従来例に係るソレノイドの要部断面図である。
【図8】別の従来例に係るソレノイドの要部断面図であ
る。
【符号の説明】
1 中空のボビン 2 コイル 3 磁性移動子 3a 固定部 4 空洞部 5 心棒 8 バックケース 10 当接部材 12 スプリング(復帰部材) 20,21,22 緩衝部材 25 締結部材 27 調整ネジ(位置調整手段)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中空のボビンと、この中空ボビンに巻回さ
    れたコイルと、中空ボビン内に移動可能に挿通され、空
    洞部を有する磁性移動子と、一端が中空ボビンの一方側
    から突出し、他端が中空ボビン内にて磁性移動子に固定
    された心棒とを備えることを特徴とする電動式遊戯機用
    ソレノイド。
  2. 【請求項2】中空のボビンと、この中空ボビンに巻回さ
    れたコイルと、中空ボビン内に移動可能に挿通され、空
    洞部を有する磁性移動子と、一端が中空ボビンの一方側
    から突出し、他端が中空ボビン内にて磁性移動子に固定
    された心棒と、中空ボビン内の一端側に設けられ、中空
    ボビンの一端側への磁性移動子の移動を制限する当接部
    材と、中空ボビンの他端側に設けられ、中空ボビンの他
    端側への磁性移動子の移動を制限するバックケースと、
    磁性移動子と当接部材との間及び磁性移動子とバックケ
    ースとの間にそれぞれ設けられた緩衝部材とを備えるこ
    とを特徴とする電動式遊戯機用ソレノイド。
  3. 【請求項3】前記磁性移動子と当接部材との間に磁性移
    動子をバックケース側に付勢する復帰部材を設けたこと
    を特徴とする請求項2記載の電動式遊戯機用ソレノイ
    ド。
  4. 【請求項4】前記復帰部材は、心棒の弾発後に磁性移動
    子に作用することを特徴とする請求項3記載の電動式遊
    戯機用ソレノイド。
  5. 【請求項5】前記磁性移動子と心棒との間に緩衝部材を
    設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電
    動式遊戯機用ソレノイド。
  6. 【請求項6】前記磁性移動子と心棒を締結部材により固
    定したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電
    動式遊戯機用ソレノイド。
  7. 【請求項7】中空のボビンと、この中空ボビンに巻回さ
    れたコイルと、中空ボビン内に移動可能に挿通された磁
    性移動子と、一端が中空ボビンの一方側から突出し、他
    端が中空ボビン内にて磁性移動子に固定された心棒と、
    磁性移動子の静止位置を調整する位置調整手段とを備え
    ることを特徴とする電動式遊戯機用ソレノイド。
  8. 【請求項8】前記位置調整手段は、緩み止め機能を有す
    るネジであることを特徴とする請求項7記載の電動式遊
    戯機用ソレノイド。
JP4483396A 1996-03-01 1996-03-01 電動式遊戯機用ソレノイド Pending JPH09246039A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4483396A JPH09246039A (ja) 1996-03-01 1996-03-01 電動式遊戯機用ソレノイド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4483396A JPH09246039A (ja) 1996-03-01 1996-03-01 電動式遊戯機用ソレノイド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09246039A true JPH09246039A (ja) 1997-09-19

Family

ID=12702477

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4483396A Pending JPH09246039A (ja) 1996-03-01 1996-03-01 電動式遊戯機用ソレノイド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09246039A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2438441A (en) * 2006-03-20 2007-11-28 Markem Tech Ltd Solenoid operated actuator and printing apparatus
JP2012156284A (ja) * 2011-01-26 2012-08-16 Honda Motor Co Ltd 電磁ソレノイドおよび同電磁ソレノイドを使用した可変動弁装置
CN106195076A (zh) * 2016-09-14 2016-12-07 西安科技大学 一种多盘湿式制动器制动间隙调节装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2438441A (en) * 2006-03-20 2007-11-28 Markem Tech Ltd Solenoid operated actuator and printing apparatus
JP2012156284A (ja) * 2011-01-26 2012-08-16 Honda Motor Co Ltd 電磁ソレノイドおよび同電磁ソレノイドを使用した可変動弁装置
CN106195076A (zh) * 2016-09-14 2016-12-07 西安科技大学 一种多盘湿式制动器制动间隙调节装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10234889A (ja) ゴルフクラブ
JPH09246039A (ja) 電動式遊戯機用ソレノイド
JP5095188B2 (ja) 球発射装置
WO2017154720A1 (ja) 電磁アクチュエータ及び開閉装置
US4269117A (en) Electro-magnetic print hammer
US4496253A (en) Impact hammer
JP3571451B2 (ja) 電動式遊戯機用ソレノイド
JP2756512B2 (ja) 玉打ち用のソレノイド
JP6319684B2 (ja) 電磁継電器
JPH05317492A (ja) 電動式遊戯機用打球発射装置
JP3618880B2 (ja) 電動式遊戯機用ソレノイド
JPH05190071A (ja) 低動作音電磁継電器
JP2603972Y2 (ja) 衝撃付与装置
JPH04290210A (ja) 電動式遊戯機用ソレノイド
JP2542826Y2 (ja) 電動式遊戯機の球発射用ソレノイド
JPH08141150A (ja) パチンコ用球発射装置
JP2739294B2 (ja) 打鈴装置
JPH0318588B2 (ja)
JPH1070026A (ja) 電動式遊戯機用ソレノイド
JP2848095B2 (ja) 衝撃センサ
JPH02172206A (ja) ソレノイド
JPH06196317A (ja) ソレノイド
JPH07130267A (ja) 低騒音電磁接触器
JP2003062196A (ja) 遊技球発射装置
JPS6364310A (ja) 電磁石装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20050526

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050531

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051004