JPH09245204A - 客席管理装置 - Google Patents

客席管理装置

Info

Publication number
JPH09245204A
JPH09245204A JP5183296A JP5183296A JPH09245204A JP H09245204 A JPH09245204 A JP H09245204A JP 5183296 A JP5183296 A JP 5183296A JP 5183296 A JP5183296 A JP 5183296A JP H09245204 A JPH09245204 A JP H09245204A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
seat
passenger
tag
passenger seat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5183296A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3608861B2 (ja
Inventor
Hiroshi Kawamata
浩 川股
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP5183296A priority Critical patent/JP3608861B2/ja
Publication of JPH09245204A publication Critical patent/JPH09245204A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3608861B2 publication Critical patent/JP3608861B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えば鉄道,バス,飛行機,映画館あるいは
コンサート会場等で使用される各種切符等を用いた客席
管理及びこの切符の検札を行なう際に用いて好適な客席
管理装置において、切符等に関する情報を利用者に意識
させずに読み取ることを通じて、容易に客席使用状況を
管理できるようにする。 【解決手段】 客席使用者所有の客席使用証4に付され
たタグ4aに書き込まれた、客席使用証4の客席使用条
件情報を読み出すタグ情報読取手段2と、タグ情報読取
手段2からのタグ読取情報に基づいて、客席の使用状況
を管理する管理手段3とをそなえるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) 発明の属する技術分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1) 発明の実施の形態 ・第1実施形態の説明(図2〜図9) ・第2実施形態の説明(図10〜図12) ・その他 発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば鉄道,バ
ス,飛行機,映画館あるいはコンサート会場等で使用さ
れる各種切符等を用いた客席管理及びこの切符の検札を
行なう際に用いて好適な、客席管理装置に関する。
【0003】
【従来の技術】一般的に、例えば鉄道,バス,飛行機,
映画館あるいはコンサート会場等においては、利用者は
料金を支払うことにより客席に着座する権利を有する旨
を証する紙片としての切符等が与えられるようになって
いる。また、管理者側においては、上述の切符を用いる
ことにより、客席の使用状況をチェックしたり、切符を
所有していないにもかかわらず客席を利用しようとする
不正な利用者をチェックすることが行なわれている。
【0004】従来より、例えば列車等における客席を管
理,チェックする場合には、車掌等が列車内を廻り、当
該列車に乗車している乗客が所有する指定席券,特急券
等の切符を、一枚一枚確認することにより検札したり、
車掌が列車内を廻ることにより列車の空席状況等を管理
するようになっている。なお、上述の列車の切符の検札
あるいは空席情報等は、列車の停車駅毎に乗客が乗り降
りするため、列車が停車駅に到着する度に、車掌は列車
内を廻ってチェックすることが必要である。
【0005】また、従来においては、車掌は列車出発前
にその列車の指定席の発売状況の通知を受けているが、
車掌自身が当該列車に乗車している乗客が所有する切符
を一枚一枚確認するので、特に発売されている指定席番
号等の細かい情報までは列車出発時に把握する必要はな
く、通知されていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このため、特に列車が
混雑している場合には、切符の検札に非常に時間がかか
り、全ての乗客に対する検札が完了しない状態で次の停
車駅に到着してしまう場合がある。この場合において
は、検札を受けずに下車してしまう乗客がいることが考
えられる。
【0007】また、乗客がトイレ,食堂車,ロビーカー
あるいはシャワー室に出向いている場合等、席を外して
いる場合には、乗客が戻ってくるまでは車掌は検札を行
なうことができず、検札の進行に妨げとなる。この場合
においては、その後に再度列車内を廻らなければならな
いという手間が生じる。さらに、車掌等の姿を見るたび
に席を立ちトイレ等に出向いて指定席券を持っていない
のに指定席に座ろうとするような不正客がいる場合もあ
り、そのような不正をチェックするような何らかの手段
も要求されている。
【0008】また、特に寝台列車等の場合には、深夜に
乗車して、検札を受けずに直ぐに寝てしまうような乗客
に対しては、検札を行ないにくく、このような乗客に対
しても容易に検札を行なうことができるような手段も必
要である。本発明は、このような課題に鑑み創案された
もので、切符等に関する情報を利用者に意識させずに読
み取ることを通じて、容易に客席使用状況を管理できる
ようにした、客席管理装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理ブロ
ック図であり、この図1において、1は客席管理装置で
あり、この客席管理装置1は、タグ情報読取手段2と管
理手段3とをそなえて構成されている。ここで、タグ情
報読取手段2は、客席使用者所有の客席使用証4に付さ
れたタグ4aに書き込まれた、この客席使用証4による
客席使用条件情報を読み出すものであり、管理手段3
は、タグ情報読取手段2からのタグ読取情報に基づい
て、客席の使用状況を管理するものである(請求項
1)。
【0010】また、上述のタグ情報読取手段2において
は、使用しうる客席を識別するための客席識別情報と該
客席を使用しうる日付情報とを、客席使用条件情報とし
て読み出すようになっている。さらに、管理手段3は、
管理すべき客席に関する情報を保持する客席情報保持手
段と、客席情報保持手段にて保持される客席情報と、タ
グ情報読取手段にて読み出された客席使用条件情報とを
比較することにより、当該客席使用証を検査する客席使
用証検査手段とをそなえて構成することができる(請求
項2)。
【0011】また、上述のタグ情報読取手段2において
使用しうる客席を識別するための客席識別情報と該客席
を使用しうる日付情報とを、客席使用条件情報として読
み出すようになっている場合には、客席が着座されたこ
とを検出する着座センサをそなえるとともに、管理手段
3が、管理すべき客席に関する情報を保持する客席情報
保持手段と、客席情報保持手段にて保持される客席情報
及び着座センサからの客席着座情報と、タグ情報読取手
段2にて読み出された客席使用条件情報とを比較するこ
とにより、客席使用着座状況を調査する客席使用着座状
況検査手段とをそなえることもできる(請求項3)。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照することによ
り、本発明の実施形態を説明する。 (a)第1実施形態の説明 図2は本発明の第1実施形態にかかる客席管理装置が適
用された客席管理システムを示すブロック図であり、こ
の客席管理システム10は、例えば列車等の座席(客
席)の使用状況を管理するものである。
【0013】即ち、この客席管理システム10において
は、実際に運行中の列車11の客席使用状況に基づい
て、指定席券,自由席券等の切符の予約状況,販売状況
を参照しながら、車掌が列車11内を廻らずに切符の検
査(検札)を行なうことができるようになっている。こ
こで、列車11内においては例えば車両毎に指定席,自
由席等の複数の座席(客席)12がそなえられており、
列車11内に乗車中の乗客(客席12に着座している乗
客又は着座していない乗客)は、通常、自身が列車11
に乗車する乗客として適格であることを証明するための
客席使用証としての切符13を所有している。
【0014】即ち、切符13を所持している乗客は、こ
の切符13により、当該列車11における自由席あるい
は指定席券を購入済である旨を証明することができるよ
うになっている。さらに、上述の切符13としては、例
えば紙片により構成され、使用されるべき列車名や運行
日付,運行時刻,自由席又は指定席等の客席種別,客席
12の号車番号,客席番号及び乗車可能区間等、列車1
1の客席12に着座するための条件(客席使用条件)に
関する情報が、後述のスーパータグ13aに書き込まれ
て切符13に付されるようになっている。
【0015】ところで、この列車11の客席管理装置1
4は、列車11の客席使用状況を管理するものであっ
て、列車11内の例えば車掌室内にそなえられた情報処
理装置15,トリガ信号出力部16,タグリーダ17,
表示装置18,印字装置19,び警報表示装置20及び
発券装置21とともに、回線10A,10Bを介して情
報処理装置15に接続された列車運行管理センター2
2,予約管理センター23等により構成されている。
【0016】ここで、情報処理装置15は、CPU15
a及びメモリ15b等をそなえてなるパーソナルコンピ
ュータ又はPOSターミナル等により構成され、後述す
るタグリーダ17からのスーパータグ13aの読取情報
と、メモリ15bに格納されている情報及び列車運行管
理センター22,予約管理センター23からの情報に基
づいて、客席使用状況に関する情報を生成するものであ
る。
【0017】ところで、この情報処理装置15のメモリ
15bには、本列車11に関する列車名,号車毎の指定
席又は自由席等の客席種別,運行日付及び時間に関する
情報が予め格納されるようになっている。また、トリガ
信号出力部16は、オペレータ(この場合においては車
掌)等の操作により検札を開始するためのトリガ信号を
情報処理装置15及びタグリーダ17に出力する検札開
始スイッチ16aをそなえるとともに、情報処理装置1
5からの指示に基づいて起動され、所定時間を計時する
とともに計時された所定時間毎にタグリーダ17に対し
てトリガ信号を出力するタイマ起動装置16bをそなえ
ている。
【0018】なお、上述の検札開始スイッチ16a又は
タイマ起動装置16bからのトリガ信号は、装置の制御
モードに応じて任意に選択されることができる。さら
に、タグリーダ17はスーパータグ13aに書き込まれ
ている特有の情報を読み取るものであり、列車11を構
成する各車両の他にトイレ等、列車内の閉じたスペース
毎に設けられている。これにより、列車11に乗車して
いる乗客全員の切符13におけるスーパータグ13a
を、乗客が客席12に着座しているか否かにかかわらず
読み取ることができるようになっている。
【0019】また、表示装置18はタグリーダ17から
の読取データから、情報処理装置15による処理を通じ
て空席情報等の客席管理情報を表示するものであり、印
字装置19は表示装置18にて表示される情報と同様の
客席管理情報を印字するものである。さらに、警報表示
装置20はタグリーダ17からの読取データに基づき情
報処理装置15を介してアラーム情報を通知(表示)す
るものである。具体的には、この警報表示装置20は、
列車11内の客席12毎に設けられ、不適格な切符13
を所有する乗客が着座している場合に、アラーム情報を
当該乗客に対して通知することができるようになってい
る。
【0020】また、発券装置21は、情報処理装置15
において生成された列車11内の空席情報と予約管理セ
ンター23から情報処理装置15を介して入力された指
定席券等の発売状況に基づいて、指定席券等を発行する
ものである。なお、列車運行管理センター22は列車運
行状況を統括的に管理するものであり、予約管理センタ
ー23は指定席等の切符の予約管理を行なうものであ
り、これらの列車運行管理センター22及び予約管理セ
ンター23はそれぞれ回線10A,10Bを介して情報
処理装置15に接続されている。
【0021】即ち、情報処理装置15においては、列車
運行管理センター22からの列車毎の運行区間に関する
情報や、予約管理センター23からの切符の予約発売情
報等を回線10A,10Bを介して受信され、これらの
情報及びメモリ15bに格納されている情報を、タグリ
ーダ17にて読み出された客席使用条件情報と比較する
ことにより、当該切符13を検査するようになってい
る。
【0022】従って、上述の情報処理装置15のメモリ
15b,列車運行管理センター22及び予約管理センタ
ー23により、管理すべき客席に関する情報を保持する
客席情報保持手段としての機能を有するほか、情報処理
装置15は客席使用証検査手段としての機能を有してい
る。ところで、上述のタグリーダ17は、スーパータグ
13aに対して電波を送信することにより、スーパータ
グ13aを励磁し、スーパータグ13aから返送される
信号を復調することにより、タグの情報を読み取るもの
であり、例えば図3に示すような構成を有している。
【0023】即ち、この図3に示すタグリーダ17は、
スーパータグ13aに対して特有の周波数成分を有する
信号を送信する送信部17aと、スーパータグ13aか
ら返送された信号を受信し復調することにより、受信信
号に含まれるスーパータグ13aに書き込まれた情報を
読み取る受信部17bとをそなえている。なお、上述の
タグリーダ17においては、複数種類のスーパータグ1
3aのそれぞれに対して、時分割多重により信号の送受
を行なうことができるようになっている。
【0024】また、切符13毎に付されたタグリーダ1
3aは、詳細には図4に示すような構成を有している。
ここで、この図4において、24はタグリーダ17から
の送信信号34の周波数を受信できるように調整された
受信アンテナであり、25は受信信号を伝送する伝送線
である。
【0025】さらに、26はネットワークであり、この
ネットワーク26は、伝送線25を介して入力された受
信信号を後段のローパスフィルタ28及び帯域フィルタ
29に出力するとともに、受信信号の例えば3倍高調波
をRFスイッチ31に出力するものである。また、ロー
パスフィルタ28はネットワーク26からの受信信号に
ついて低周波成分を通過させて後段の論理モジュール3
0に出力するものであり、これにより、受信信号のエネ
ルギーを起電力として論理モジュール30に供給できる
ようになっている。
【0026】さらに、帯域フィルタ29は、ネットワー
ク26からの受信信号について所望の帯域成分を通過さ
せて後段の論理モジュール30に出力するものであり、
これにより、タグリーダ17からの送信信号34におけ
る変調されたディジタル信号のカテゴリコードを抽出で
きるようになっている。また、論理モジュール30は、
ローパスフィルタ28からの信号により起動され、帯域
フィルタ29からのカテゴリコードに基づいて、自身の
スーパータグ13aに書き込まれた情報としての客席使
用条件に関する情報をタグリーダ17に送信するための
制御を行なうものであり、詳細には図5に示すような構
成を有している。
【0027】ここで、この図5に示す論理モジュール3
0は、シフトレジスタ36,コンパレータ38,41,
クロック発振器38,AND回路39,42,ラッチ回
路43及びROM(Read Only Memory)44により構成さ
れている。また、ROM44は、自身のスーパータグ1
3aのカテゴリコードを保持するカテゴリコード保持部
45,時分割多重にて信号を送受する際のタイミングに
関する情報を保持する遅延時間コード保持部46及び自
身スーパータグ13aの識別コード(この場合において
は客席使用条件情報)を保持する識別コード保持部47
としての機能を有している。
【0028】さらに、シフトレジスタ36は、帯域フィ
ルタ29にて抽出されたカテゴリコードとしてのシリア
ル信号をパラレル信号に変換するものであり、コンパレ
ータ37は、シフトレジスタ36からのカテゴリコード
とROM44のカテゴリコード保持部45からのカテゴ
リコードとを比較するものであり、一致した場合にはそ
の旨の信号をAND回路39に出力するようになってい
る。
【0029】また、AND回路39は、上述のコンパレ
ータ37からのカテゴリコードの比較結果とクロック発
振器38からのクロック信号との論理積演算を行なうも
のであり、例えばクロック信号のパルスが立ち上がるタ
イミングでカテゴリコードが一致した場合に、その旨を
カウンタ40に出力するようになっている。さらに、カ
ウンタ40はAND回路39からのカテゴリコードが一
致した時のタイミング情報をカウントするものであり、
コンパレータ41はROM44の遅延時間コード保持部
46にて保持されているタイミングと比較し、一致した
場合には後段のAND回路42にその旨を出力するよう
になっている。
【0030】また、AND回路42は、上述のコンパレ
ータ41からの遅延時間コードの比較結果とクロック発
振器38からのクロック信号との論理積演算を行なうも
のであり、例えばクロック信号のパルスが立ち上がるタ
イミングで遅延時間コードが一致した場合に、その旨を
ラッチ部43に出力するようになっている。ラッチ部4
3は、AND回路42からの遅延時間コードが一致する
と、識別コード保持部47にて保持されている識別コー
ドをラッチし、RFスイッチ31に出力するようになっ
ている。
【0031】ところで、RFスイッチ31は、上述の論
理モジュール30のラッチ部43からの識別コード情報
(ディジタル信号)をオンオフ信号として入力され、識
別コード情報が‘H’レベルのタイミングにおいてはネ
ットワーク26からの信号を伝送路32及びアンテナ3
3を介して送信する一方、識別コード情報が‘L’レベ
ルのタイミングにおいてはネットワーク26からの信号
を送信しないようになっている。
【0032】これにより、論理モジュール30からRF
スイッチ31に対して識別コードを示すディジタル信号
が、タグリーダ17に対する送信信号35のオンオフ情
報として入力されることにより、自身のスーパータグ1
3aに書き込まれた客席使用条件情報が変調されて、送
信信号35として送信されるようになっている。さら
に、タグリーダ17からの送信信号34を受信したスー
パータグ13aは、遅延時間コード保持部46における
遅延時間コードに基づいて信号を送信することを通じ
て、他のスーパータグ13aからの送信信号に対して送
信タイミングをずらして送信することができるようにな
っている。
【0033】換言すれば、列車11の車掌は、トリガ信
号出力部16を操作することにより、タグリーダ17に
て、乗客が所持する切符13に付されたスーパータグ1
3aに書き込まれた客席使用条件情報の読み出しが開始
されるようになっている。さらに、情報処理装置15に
おいて読み出し結果として得られた情報を用いることに
より空席情報を生成し、表示装置18を介して空席情報
として表示することができるのである。
【0034】なお、上述のタグリーダ17によりスーパ
ータグ13aに書き込まれた情報を読み取る技術として
は、例えば米国特許番号5214410 にて開示されたものが
ある。従って、上述のタグリーダ17により、タグ情報
読取手段としての機能を有するほか、情報処理装置1
5,トリガ信号出力部16,表示装置18,印字装置1
9,び警報表示装置20及び発券装置21列車運行管理
センター22及び予約管理センター23により、タグリ
ーダ17からのタグ読取情報に基づいて、客席12の使
用状況を管理する管理手段としての機能を有している。
【0035】上述の構成により、本発明の一実施形態に
かかる客席管理装置の動作を、図6に示すフローチャー
ト及び図7〜図9を用いて以下に説明する。即ち、ま
ず、トリガ信号出力部16のタイマ起動装置16bにお
いてタイマが設定されているか、又はオペレータ(この
場合には車掌)が検札開始スイッチ16aを押下するこ
とにより、検札を開始するためのトリガ信号が情報処理
装置15及びタグリーダ17に出力されてから、列車1
1における客席12の検札が開始される(ステップS
1,ステップS2)。
【0036】即ち、上述のトリガ信号出力部16におい
てトリガ信号が情報処理装置15及び列車11内に各所
に設けられたタグリーダ17に出力されると、それぞれ
のタグリーダ17では、一定時間信号34を送信するこ
とにより、スーパータグ13aからの信号35を受信す
ることを通じて、全ての乗客が所有する切符13に付さ
れたスーパータグ13aに記載された客席使用条件に関
する情報を読み取る。なお、読み取った客席使用条件に
関する情報は情報処理装置15内のメモリ15bに一旦
格納される(ステップS3,ステップS4)。
【0037】ここで、情報処理装置15においては、ス
ーパータグ13aから指定席切符に関する読取情報が得
られた場合には、列車11内の当該指定席の配列に従っ
て、読取情報をソートする(ステップS5のYESルー
トからステップS6)。続いて、情報処理装置15にお
いては、ソートされた指定席切符の読取情報のうち、使
用されるべき列車名や運行日付,運行時刻,自由席又は
指定席等の客席種別等の客席使用条件情報について、予
め入力されメモリ15bに格納された当該列車11に対
応する情報と比較する(ステップS7)。
【0038】さらに、列車運行管理センター22と情報
処理装置15とが回線10Aを介して接続されている場
合には、この列車運行管理センター22から、それぞれ
の指定席に関する乗車可能区間情報を受けて、スーパー
タグ13aから読み取った乗車可能区間情報と比較する
(ステップS8のYESルートからステップS9)。こ
れにより、上述の乗車可能区間に対応する切符が、発売
されているか否かを判断することができる。即ち、乗車
可能区間に対応する切符が発売されていないような読取
情報が得られた場合には、当該読取情報に基づく切符1
3を所有する乗客は不適格と判定することができるので
ある。
【0039】ここで、上述の使用されるべき列車名や運
行日付,運行時刻,自由席又は指定席等の客席種別及び
乗車可能区間情報の比較の結果、一致しないものがある
場合には、切符13から読み取った客席使用条件情報に
は間違いがある。換言すれば、乗客は、所有している切
符13に対応した列車に乗車していない。例えば、列車
11の列車名が「やまびこ33号」であって、運行日付
が西暦1995年9月21日である場合において、この
列車11の6号車に設けられたタグリーダ17により、
列車11の6号車に乗車中の乗客の所有する切符13か
ら例えば図7(a)〜図7(d)に示すような4種類の
読取情報を得る。
【0040】ここで、図7(a)に示す読取情報におい
ては、客席使用条件に間違いがなく、この読取情報に対
応する切符13を所有する乗客は適格である。また、図
7(b)〜図7(d)に示す読取情報においては、それ
ぞれ、運行日付(95.09.22),列車の号車番号
(7号車),列車名(やまびこ35号)に間違いがあ
り、これらの読取情報に対応する切符13を所有する乗
客は不適格である。
【0041】この場合においては、情報処理装置15に
おいては当該間違いに関する客席使用条件情報の表示情
報を作成して、表示装置18にて正しい客席使用条件情
報とともに表示する(ステップS10のYESルートか
らステップS11,ステップS12)。情報処理装置1
5では、全ての指定席切符を購入した乗客の所有する切
符13の読取情報について、上述に示したような客席使
用条件情報のチェックが行なわれる(ステップS1
3)。
【0042】具体的には、表示装置18においては、タ
グリーダ17にて読み取られたデータについて、例えば
図8に示すように、号車番号又は客席種別毎に、客席順
に従って表示することができる。即ち、上述の場合と同
様に、列車11の列車名が「やまびこ33号」であっ
て、運行日付が西暦1995年9月21日である場合に
おいては、正しい客席使用条件情報については正常表示
(例えば丸印「」)で表示する一方、間違った客席使用
条件の項目についてはオレンジ色表示し、発売が未だで
空席である指定席に対応する項目については青色表示
し、区間外切符又は乗車可能区間を通過したものについ
ては緑色表示することにより、車掌は、これらの適格又
は不適格な切符を所有する乗客を認識することができ
る。
【0043】例えば、上述の場合と同様に、列車11
(やまびこ33号)の6号車に乗車中の乗客が所有する
切符から、図7(a)〜図7(d)に示すような読取情
報が得られた場合においては、図7(a)に示す読取情
報に対応する切符13(客席番号1A)は全ての項目が
合っているので表示装置18にて正常表示(丸印)され
る。
【0044】また、図7(b)に示す読取情報に対応す
る切符13(客席番号1B)は、正しい客席使用条件情
報(号車番号,列車名)については正常表示される一
方、間違った運行日付(9.22)はオレンジ色で表示
される。さらに、図7(c)に示す読取情報に対応する
切符13(客席番号1C)は、正しい客席使用条件情報
(運行日付,列車名)については正常表示される一方、
間違った号車番号(07)はオレンジ色で表示される。
【0045】また、図7(d)に示す読取情報に対応す
る切符13(客席番号1D)は、正しい客席使用条件情
報(運行日付,号車番号)については正常表示される一
方、間違った列車名(やまびこ35号)はオレンジ色で
表示される。ところで、スーパータグ13aから自由席
に関する読取情報が得られた場合には、情報処理装置1
5においては、号車単位で得られた読取情報の数をカウ
ントし(ステップS14)、その号車に配置された客席
数と上述のカウント値との差を演算する。
【0046】表示装置18においては、上述の如く演算
された客席数とカウント値との差を空席数とし、実際の
乗客数としてのカウント値及び配置された客席数ととも
に表示する(ステップS15)。さらに、号車番号毎
に、客席使用条件としての使用されるべき列車名や運行
日付,運行時刻,客席種別及び乗車可能区間等が表示さ
れる。この場合においても、上述の指定席の場合と同様
に、間違った客席使用条件の項目についてはオレンジ色
表示し、発売が未だで空席である指定席に対応する項目
については青色表示し、区間外切符又は乗車可能区間を
通過したものについては緑色表示する(ステップS1
6)。
【0047】情報処理装置15では、全ての自由席切符
を購入した乗客の所有する切符13の読取情報につい
て、上述に示したような客席使用条件情報のチェックが
行なわれる(ステップS17)。具体的には、表示装置
18においては、図9に示すように、タグリーダ17に
て読み取られた情報について、号車番号毎に、客席使用
条件としての使用されるべき列車名や運行日付,運行時
刻,客席種別及び乗車可能区間等とともに、配置された
客席数,実際の乗客数及び空席数についても表示するよ
うになっている。
【0048】即ち、上述の場合と同様に、列車11の列
車名が「やまびこ33号」であって、運行日付が西暦1
995年9月21日である場合においては、6号車の座
席数が100、乗車数が55、空席数が45と表示され
るほか、6号車に乗車している55名の乗客の切符13
からの読取情報として、乗車区間とともに特急券距離区
間を各切符13毎に行単位で表示している。
【0049】また、この場合においても、間違った客席
使用条件の項目についてはオレンジ色表示し、区間外切
符又は乗車可能区間を通過したものについては緑色表示
している。なお、上述の表示装置18において、乗車可
能区間を通過した切符に関する読取情報が得られて緑色
表示された場合には、車掌は検札開始スイッチ16aを
操作することにより再度読取動作を行なう。ここで、表
示装置18にて表示画面に変化がない場合には、実際に
当該号車に出向き、検札を行なうことを通じて不正を防
止している。
【0050】このように、本発明の第1実施形態にかか
る客席管理装置によれば、情報処理装置15において、
メモリ15bに格納されている情報,列車運行管理セン
ター22及び予約管理センター23からの情報と、タグ
リーダ17にて読み出された客席使用条件情報とを比較
することにより、当該切符13を検査することができる
ので、乗客に検札を意識させることなく、瞬時に大量の
切符を読み取ることを通じて、検札業務を効率良く行な
うことができるほか、不正客を防止することもできる利
点がある。
【0051】さらに、トリガ信号出力部16が、検札開
始スイッチ16a及びタイマー起動装置16bにより構
成されているので、タグリーダ17によるスーパータグ
13aの読み取り動作を、任意の時間に開始することが
できるほか、情報処理装置15に設定したタイマ時間で
行なうようにすることで自動的に一定間隔で検札を行な
うことができ、検札の効率を飛躍的に向上させることが
できる利点がある。
【0052】また、情報処理装置15が列車運行管理セ
ンター22に接続されている場合には、情報処理装置1
5では、停車駅毎に新規の運行管理データを受けること
により、停車駅毎の効率良い検札を行なうことができる
利点がある。 (b)第2実施形態の説明 図10は本発明の第2実施形態にかかる客席管理装置が
適用された客席管理システムを示すブロック図である
が、この図10に示す客席管理システムは、前述の第1
実施形態におけるものに比して、列車11A内に配置さ
れたそれぞれの座席(客席)12に、着座されたことを
検出するシートセンサ12aをそなえ、空席位置に関す
る情報についても認識できる点が異なる。
【0053】即ち、シートセンサ12aは、客席12に
かかる圧力により、乗客が着座したことを検出するもの
であり、このシートセンサ12aからの着座検出情報
は、後述の客席管理装置14の情報処理装置15Aに出
力されるようになっている。また、本実施形態にかかる
情報処理装置15Aは、上述の第1実施形態におけるも
のに比して、列車運行管理センター22からの列車毎の
運行区間に関する情報や、予約管理センター23からの
切符の予約発売情報等を回線10A,10Bを介して受
信され、これらの情報及びメモリ15bに格納されてい
る情報を、タグリーダ17にて読み出された客席使用条
件情報と比較することにより当該切符13を検査する点
は同様であるが、上述の比較結果とシートセンサ12a
からの着座検出情報に基づいて、客席使用状況に関する
情報を生成するようになっている点は異なる。
【0054】換言すれば、この情報処理装置15Aは、
予約管理センター23にて保持される発売情報及び,着
座センサ12aからの客席着座情報と、タグリーダ17
にて読み出された客席使用条件情報とを比較することに
より、客席使用着座状況を調査するものであり、客席使
用着座状況検査手段としての機能を有している。なお、
図10中、図2と同一の符号は、同様の部分を示してい
る。
【0055】上述の構成により、本発明の第2実施形態
にかかる客席管理装置の動作を、図11に示すフローチ
ャート及び図12を用いて以下に説明する。即ち、前述
の第1実施形態の場合と同様に、トリガ信号出力部16
のタイマ起動装置16bにおいてタイマが設定されてい
るか、又はオペレータ(この場合には車掌)が検札開始
スイッチ16aを押下することにより、検札を開始する
ためのトリガ信号が情報処理装置15A及びタグリーダ
17に出力されてから、列車11における客席12の検
札が開始される(ステップU1,ステップU2)。
【0056】また、上述のトリガ信号出力部16におい
てトリガ信号が情報処理装置15A及び列車11内に各
所に設けられたタグリーダ17に出力されると、それぞ
れのタグリーダ17では、一定時間信号34を送信する
ことにより、スーパータグ13aからの信号35を受信
することを通じて、全ての乗客が所有する切符13に付
されたスーパータグ13aに記載された客席使用条件に
関する情報を読み取る。なお、読み取った客席使用条件
に関する情報は情報処理装置15A内のメモリ15bに
一旦格納される(ステップU3,ステップU4)。
【0057】ここで、情報処理装置15Aにおいては、
スーパータグ13aから指定席切符に関する読取情報が
得られた場合には、上述の第1実施形態の場合と同様
に、正常な客席使用条件情報とともに間違いに関する客
席使用条件情報の表示情報を作成して、ソートされた状
態で表示装置18にて表示する(ステップU5のYES
ルートからステップU6〜ステップU13)。
【0058】ところで、スーパータグ13aから自由席
に関する読取情報が得られた場合には、情報処理装置1
5Aにおいては、号車単位で得られた読取情報の数をカ
ウントするとともに(ステップU14)、対応する号車
に配置された客席12のシートセンサ12aにて着座が
検出された客席12の数をカウントする。続いて、情報
処理装置15Aでは、カウントされた読取情報の数と着
座が検出された客席の数とを比較し(ステップU1
5)、読取情報のカウント値が着座が検出された客席1
2の数よりも小さい場合には、乗客が所有する切符13
に付されたスーパータグ13aの読取動作を再度行なう
(ステップU16のNOルートからステップU17)。
【0059】ここで、上述の再読取動作を設定した回数
行なっても、上述のカウント値の比較の結果として、読
取情報のカウント値(読取数)よりも着座が検出された
客席12の数(着座数)が多い場合には(ステップU1
4〜ステップU18)、その差をメモリ15bに格納す
る(ステップU19)。表示装置18においては、上述
の如くカウントされたカウント値を乗客数、客席の数と
カウント値との差を空席数とし、配置された客席数とと
もに表示する。このとき、配置された客席12の数に対
するカウント値の差と、配置された客席12の数に対す
る着座が検出された客席12の数の差とが異なる場合
は、乗客が列車11内のトイレ等に入っている場合があ
るため、未定空席数として空席ではない可能性がある席
数として別に表示してわかるようにする。さらに、読み
取り数と着座数との差についても、検討席数として表示
する(ステップU20)。
【0060】また、上述の客席数,乗客数,空席数,未
定空席数及び検討席数とともに、シートセンサ12aか
らの着座検出情報に基づいて、客席12の配置順に応じ
て、空席/非空席に関する情報についても表示する(ス
テップU21,ステップU22)。なお、前述の第1実
施形態の場合と同様、号車番号毎に、客席使用条件とし
ての使用されるべき列車名や運行日付,運行時刻,客席
種別及び乗車可能区間等が表示される。この場合におい
ても、上述の指定席の場合と同様に、間違った客席使用
条件の項目についてはオレンジ色表示し、発売が未だで
空席である指定席に対応する項目については青色表示
し、区間外切符又は乗車可能区間を通過したものについ
ては緑色表示する(ステップU23)。
【0061】情報処理装置15Aでは、全ての自由席切
符を購入した乗客の所有する切符13の読取情報につい
て、上述に示したような客席使用条件情報のチェックが
行なわれる(ステップU24)。具体的には、表示装置
18においては、図12に示すように、タグリーダ17
にて読み取られた情報について、号車番号毎に、客席使
用条件としての使用されるべき列車名や運行日付,運行
時刻,客席種別及び乗車可能区間等とともに、配置され
た客席数,実際の乗客数及び空席数について表示し、さ
らには、客席12の配置順に応じた空席/非空席に関す
る情報についても表示している。
【0062】即ち、上述の場合と同様に、列車11の列
車名が「やまびこ33号」であって、運行日付が西暦1
995年9月21日である場合においては、6号車の座
席数が100、乗車数が55、空席数が45と表示され
るほか、6号車における客席12の配置に従って、乗客
が着座している席は白丸を表示する一方、乗客が着座し
ていない席については白抜き矩形マークを表示する。
【0063】さらに、前述の第1実施形態の場合(図9
参照)と同様に、6号車に乗車している55名の乗客の
切符13からの読取情報として、乗車区間とともに特急
券距離区間を各切符13毎に行単位で表示している。こ
の場合においても、間違った客席使用条件の項目につい
てはオレンジ色表示し、区間外切符又は乗車可能区間を
通過したものについては緑色表示している。
【0064】なお、上述の表示装置18において、乗車
可能区間を通過した切符に関する読取情報が得られて緑
色表示された場合には、車掌は検札開始スイッチ16a
を操作することにより再度読取動作を行なう。ここで、
表示装置18にて表示画面に変化がない場合には、実際
に当該号車に出向き、検札を行なうことを通じて不正を
防止している。
【0065】また、検討席数が0でない場合、切符不所
持者がいる可能性があるので、当該号車に出向き検札を
行なうことを通じて不正を防止している。このように、
本発明の第2実施形態にかかる客席管理装置によれば、
情報処理装置15において、メモリ15bに格納されて
いる情報,列車運行管理センター22及び予約管理セン
ター23からの情報と、タグリーダ17にて読み出され
た客席使用条件情報とを比較することにより、上述の第
1実施形態におけるものと同様の利点があるほか、シー
トセンサ12aからの着座検出情報に基づいて客席使用
着座状況をも調査することができるので、車掌は、特に
自由席における空席/非空席を表示装置18から認識す
ることができ、列車11内の混雑度を正確に把握するこ
とができる利点がある。
【0066】さらに、車掌は、列車11に後から乗り込
んだ乗客に対して、上述の表示装置18にて表示された
空席/非空席情報から、空席を案内するとともに切符を
販売することができるので、乗客に対するサービス向上
に寄与することもできる。 (c)その他 上述の各実施形態においては、客席管理装置14として
は、列車の客席を管理するためのシステムに適用してい
るが、本発明によればこれに限定されず、バス,飛行
機,映画館あるいはコンサート会場等、利用者が料金を
支払うことにより客席に着座する権利を取得するシステ
ムに適用してもよく、このようにしても利用者の切符と
しての客席使用証を検査することを通じて、上述の場合
と同様の利点を得ることができる。
【0067】例えば、観光バスに配置される座席に本発
明の客席管理装置を適用した場合には、観光地から出発
する際の乗客の点呼を瞬時に行なうことができるように
なり、さらに、指定席制の観光バスであれば、どの席の
乗客がいないかが直ぐに判明することができる。また、
飛行機に配置される座席に本発明の客席管理装置を適用
した場合には、チェックインカウンタに客席管理装置を
設けることにより、チェックインカウンタでどの乗客が
登場していないかが、客席管理装置においてチェックイ
ン数と搭乗者数との比較を行なうことにより即座に判明
するので、対応処置としてのチェックインしていない乗
客の呼び出しを直ぐに行なうことができる。
【0068】さらには、利用者が料金を支払うことによ
り会場に入場できるようなシステムにおいても、本発明
を用いることにより、入場者を管理するようなシステム
を構築することができる。即ち、この場合においては、
入場者を管理するようなシステムとしては、少なくと
も、利用者の料金支払証として発行された切符に付され
たタグに書き込まれたタグ情報を読み込むタグリーダ
と、タグリーダにて読み出されたタグ情報としての切符
の入場条件情報(日時に関する情報,場所に関する情報
等)に基づいて、入場者を管理する管理部とをそなえて
構成することができる。
【0069】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1,請求項
2記載の本発明の客席管理装置によれば、管理手段の客
席使用証検査手段において、客席情報保持手段にて保持
されている客席情報と、タグ情報読取手段にて読み出さ
れた客席使用条件情報とを比較することにより、当該客
席使用証を検査することができるので、乗客に検札を意
識させることなく、瞬時に大量の客席使用証を読み取る
ことを通じて、検札業務を効率良く行なうことができる
ほか、不正客を防止することもできる利点がある。
【0070】また、請求項3記載の本発明の客席管理装
置によれば、客席情報保持手段にて保持される客席情
報,着座センサからの客席着座情報及びタグ情報読取手
段にて読み出された客席使用条件情報を比較することに
より、客席使用着座状況を調査することができるので、
オペレータは特に自由席における空席/非空席を認識す
ることができ、混雑度を正確に把握することができる利
点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の第1実施形態にかかる客席管理装置が
適用された客席管理システムを示すブロック図である。
【図3】本発明の第1実施形態にかかる客席管理装置の
タグリーダの構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1実施形態にかかる客席管理装置に
適用されるスーパータグの構成を示すブロック図であ
る。
【図5】本発明の第1実施形態にかかる客席管理装置に
適用されるスーパータグの要部を示すブロック図であ
る。
【図6】本発明の第1実施形態にかかる客席管理装置の
動作を説明するためのフローチャートである。
【図7】(a)〜(d)はいずれも本発明の第1実施形
態にかかる客席管理装置の動作を説明するための図であ
る。
【図8】本発明の第1実施形態にかかる客席管理装置の
表示装置における客席管理情報の表示例を示す図であ
る。
【図9】本発明の第1実施形態にかかる客席管理装置の
表示装置における客席管理情報の表示例を示す図であ
る。
【図10】本発明の第2実施形態にかかる客席管理装置
が適用された客席管理システムを示すブロック図であ
る。
【図11】本発明の第2実施形態にかかる客席管理装置
の動作を説明するためのフローチャートである。
【図12】本発明の第2実施形態にかかる客席管理装置
の表示装置における客席管理情報の表示例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 客席管理装置 2 タグ情報読取手段 3 管理手段 4 客席使用証 4a タグ 10A,10B 回線 11 列車 12 客席 12a シートセンサ 13 切符 13a スーパータグ 14 客席管理装置 15 情報処理装置(管理手段,座席使用証管理手段,
座席使用着座状況検査手段) 15a CPU 15b メモリ(客席情報保持手段) 16 検札開始スイッチ 17 タグリーダ(タグ情報読取手段) 17a 送信部 17b 受信部 18 表示装置 19 印字装置 20 警報表示装置 21 発券装置 22 列車運行管理センター(客席情報保持手段) 23 予約管理センター(客席情報保持手段) 24,33 アンテナ 25,32 伝送線 26 ネットワーク 28 ローパスフィルタ 29 帯域フィルタ 30 論理モジュール 31 RFスイッチ 34,35 信号 36 シフトレジスタ 37,41 コンパレータ 38 クロック発振器 39,42 AND回路 40 カウンタ 43 ラッチ回路 44 ROM 45 カテゴリコード保持部 46 遅延時間コード保持部 47 識別コード保持部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 客席使用者所有の客席使用証に付された
    タグに書き込まれた、該客席使用証の客席使用条件情報
    を読み出すタグ情報読取手段と、 該タグ情報読取手段からのタグ読取情報に基づいて、客
    席の使用状況を管理する管理手段とをそなえて構成され
    たことを特徴とする、客席管理装置。
  2. 【請求項2】 該タグ情報読取手段が、該客席使用条件
    情報として、使用しうる客席を識別するための客席識別
    情報と該客席を使用しうる日付情報とを読み出すように
    構成される一方、 該管理手段が、 管理すべき客席に関する情報を保持する客席情報保持手
    段と、 該客席情報保持手段にて保持される客席情報と、該タグ
    情報読取手段にて読み出された該客席使用条件情報とを
    比較することにより、当該客席使用証を検査する客席使
    用証検査手段とをそなえて構成されたことを特徴とす
    る、請求項1記載の客席管理装置。
  3. 【請求項3】 該タグ情報読取手段が、該客席使用条件
    情報として、使用しうる客席を識別するための客席識別
    情報と該客席を使用しうる日付情報とを読み出すように
    構成される一方、 該客席が着座されたことを検出する着座センサをそなえ
    るとともに、 該管理手段が、 管理すべき客席に関する情報を保持する客席情報保持手
    段と、 該客席情報保持手段にて保持される客席情報及び該着座
    センサからの客席着座情報と、該タグ情報読取手段にて
    読み出された該客席使用条件情報とを比較することによ
    り、客席使用着座状況を調査する客席使用着座状況検査
    手段とをそなえて構成されたことを特徴とする、請求項
    1記載の客席管理装置。
JP5183296A 1996-03-08 1996-03-08 客席管理装置 Expired - Fee Related JP3608861B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5183296A JP3608861B2 (ja) 1996-03-08 1996-03-08 客席管理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5183296A JP3608861B2 (ja) 1996-03-08 1996-03-08 客席管理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09245204A true JPH09245204A (ja) 1997-09-19
JP3608861B2 JP3608861B2 (ja) 2005-01-12

Family

ID=12897847

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5183296A Expired - Fee Related JP3608861B2 (ja) 1996-03-08 1996-03-08 客席管理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3608861B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006350841A (ja) * 2005-06-17 2006-12-28 Brother Ind Ltd 無線タグ情報読み取り装置及び座席情報照合システム
JP2007156535A (ja) * 2005-11-30 2007-06-21 Toshiba Corp 無線通信装置、検札方法、及び検札システム
WO2010090321A1 (ja) * 2009-02-06 2010-08-12 マスプロ電工株式会社 着座状態検出装置及び移動体の乗員監視システム
CN105184870A (zh) * 2015-08-28 2015-12-23 深圳市泰久信息系统股份有限公司 一种实现防止影院观众逃票的监控装置和方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006350841A (ja) * 2005-06-17 2006-12-28 Brother Ind Ltd 無線タグ情報読み取り装置及び座席情報照合システム
JP2007156535A (ja) * 2005-11-30 2007-06-21 Toshiba Corp 無線通信装置、検札方法、及び検札システム
WO2010090321A1 (ja) * 2009-02-06 2010-08-12 マスプロ電工株式会社 着座状態検出装置及び移動体の乗員監視システム
JP2010202181A (ja) * 2009-02-06 2010-09-16 Maspro Denkoh Corp 着座状態検出装置及び移動体の乗員監視システム
CN105184870A (zh) * 2015-08-28 2015-12-23 深圳市泰久信息系统股份有限公司 一种实现防止影院观众逃票的监控装置和方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3608861B2 (ja) 2005-01-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6137895A (en) Method for verifying the identity of a passenger
JP3277281B2 (ja) 人物・装置を捜索するためのシステムおよび方法、航空予約システム、通信システム
US20090008439A1 (en) Electronic boarding pass
CN105023427A (zh) 一种客运站安全管理系统及方法
US20170270477A1 (en) Improved baggage drop system
US20200074152A1 (en) Verifying system
CN111259061B (zh) 交通工具席位可视化查验登记方法与系统
JPH09245204A (ja) 客席管理装置
GB2228123A (en) Reservation systems
JP2009116798A (ja) 偽造監視システム、サーバ、読み取り装置、および印刷装置
JPH07319980A (ja) 座席管理装置
JP2000276615A (ja) 指定席管理/発券システム
JP2013105246A (ja) 指定席予約システム
JP4756017B2 (ja) 商品販売データ処理装置
JPH03217999A (ja) 座席管理システム
JP2007156666A (ja) 自動検札システム及び自動検札に用いられる端末装置
JP3657640B2 (ja) 自動検札システム
JP2006209661A (ja) 検札状態通知システムおよび検札状態通知方法
JPH0471301A (ja) 乗客案内システム
JPH09245203A (ja) 自動検札システム
JP3612488B2 (ja) 発券管理方法、発券管理システム及び発券管理プログラム
KR101180095B1 (ko) 재난 경보 기능을 갖는 티켓 발매장치 및 이를 이용한 재난 경보 방법
JP2020136769A (ja) 操作端末、機器操作システム、機器操作方法、及び機器操作プログラム
JP2004227544A (ja) 搭乗状況管理システム
CN114913582A (zh) 一种公共交通工具席位人票核对方法及系统

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040601

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040722

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20040825

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040921

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041012

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071022

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081022

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081022

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091022

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091022

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101022

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101022

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111022

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees