JPH09244391A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09244391A
JPH09244391A JP5645696A JP5645696A JPH09244391A JP H09244391 A JPH09244391 A JP H09244391A JP 5645696 A JP5645696 A JP 5645696A JP 5645696 A JP5645696 A JP 5645696A JP H09244391 A JPH09244391 A JP H09244391A
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Shinichi Takemoto
晋一 竹本
Yasuyuki Inada
保幸 稲田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成条件をより適切に制御する画像形成
装置を提供する。 【解決手段】 本発明の画像形成装置は、面積階調方式
を採用し、感光体と、感光体を帯電する帯電手段と、帯
電された感光体を露光して静電潜像を形成する露光手段
と、所定の現像バイアス電位で感光体上の静電潜像にト
ナーを付着して可視像化する現像手段と、ベタのトナー
像を形成するベタ基準画像形成手段と、ベタのトナー像
の濃度を検出する第1検出手段と、検出された濃度に基
づいて、現像バイアス電位を調整する第1調整手段と、
網点画像の面積率を検出する第2検出手段と、第1調整
手段により調整された現像バイアス電位に基づいて所定
の網点画像を形成する網点画像形成手段と、網点のトナ
ー像の面積率に基づいて、感光体上に形成される画像濃
度を所望値にするため、帯電量、露光量、及び、現像バ
イアス電位の少なくとも1つを調整する第2調整手段と
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に関
するものであり、詳しくは網点やラインなどの印字面積
率の増減により階調を表現する電子写真方式を採用する
複写機などの画像形成装置の画像濃度制御に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置において、実際に用紙上に
画像形成を行う前に、同一画像データに対して用紙上に
形成される画像の濃度を、一定のレベルにする画像安定
化処理を実行するものが知られている。画像安定化処理
は、例えば、感光体上に基準トナー像を形成し、形成し
た基準トナー像の濃度を濃度センサで検出し、当該濃度
センサの検出値に基づいて、感光体の帯電量、光源の露
光量、及び、現像バイアス電位等の画像形成処理で用い
るパラメータの値を制御する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、上記のような
画像安定化処理を行う場合に用いる濃度センサ等の各種
センサの感度が低いと精度良く制御を行うことができな
い。しかし、一般的に高感度のセンサの測定範囲は、低
感度のセンサの測定範囲に比べて狭い。このため、基準
画像の形成条件によっては、高感度のセンサを使用して
も有効な検出が行えない場合が生じうる。また、電子写
真方式における画像形成処理において、感光体特性、現
像特性、帯電特性の変化により、同一の画像データに対
して、感光体上に一定に形成されるべき網点(ドット)
のサイズ(直径)が変化して、画像濃度が変化する。ま
た、温度湿度などの変化によってトナーの表面張力が変
化して単位面積当たりの付着量(厚さ)が変化し、画像
濃度は変化する。
【0004】本発明の目的は、網点やラインなどの印字
面積率の増減により階調を表現する電子写真方式の画像
形成装置において、画像形成条件をより適切に制御する
画像形成装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の画像形成装置
は、感光体と、感光体を帯電する帯電手段と、画像デー
タに基づいて帯電手段により帯電された感光体を露光し
て静電潜像を形成する露光手段と、所定の現像バイアス
電位が印加され、感光体上の静電潜像にトナーを付着し
て可視像化する現像手段と、画像形成動作前に、感光体
上にベタのトナー像を形成するベタ基準画像形成手段
と、感光体上に形成された、ベタのトナー像の濃度を検
出する第1検出手段と、第1検出手段により検出された
濃度に基づいて、現像手段の現像バイアス電位を調整す
る第1調整手段と、第1調整手段により調整された現像
バイアス電位に基づいて感光体上に所定の網点画像を形
成する網点画像形成手段と、感光体上に形成された網点
画像の単位面積当たりに網点(ドット)の占める割合
(以下、この割合を面積率という)を検出する第2検出
手段と、第2検出手段により検出された網点のトナー像
の面積率に基づいて、感光体上に形成される画像濃度を
所望値にするため、帯電手段による帯電量、露光手段に
よる露光量、及び、現像手段に印加する現像バイアスの
少なくとも1つを調整する第2調整手段とを備える。ま
た、上記網点画像形成手段は、第1調整手段により調整
された現像バイアス電位に基づいて帯電手段による感光
体の帯電量を定め、第2検出手段の検出範囲内にある面
積率の網点画像を形成することが好ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を用いて、本発
明の画像形成装置の実施形態について説明する。 (1)複写機の構成 図1は、本発明の画像形成装置の一実施形態である電子
写真方式を採用し、画像の階調を網点やラインなどの粗
密で表現する、いわゆる面積階調方式を採用する複写機
の断面図である。有機光導電材料(OPC)を表面に塗
布した像担持体としての感光体1は、矢印A方向に回転
自在に設けられている。また、感光体1の周囲には、そ
の回転方向に沿って順に帯電ブラシ2、表面電位検出セ
ンサ12、レーザー露光装置3、現像スリーブ15を有
する現像装置4、イメージセンサ10、中間転写部材
5、及び、クリーナーユニット6が配設されている。感
光体1の表面は、感光体1の回転に伴って帯電電源7に
より電圧の印加される帯電ブラシ2を用いて一様な電位
に帯電される。そして、表面電位検出センサ12によ
り、帯電された感光体の表面電位V0が検出される。レ
ーザ露光装置3は、画像データに基づいてオン/オフ
し、一様に帯電された感光体1の表面を露光する。露光
された感光体1の表面には、静電潜像が形成される。現
像装置4は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの
4色分の現像ユニットからなり、プリンタ制御部11の
制御により、まず、シアンの現像ユニットが選択され感
光体1上に形成された静電潜像を現像する。中間転写部
材5は、導電性樹脂ベルトからなり、電流検出器13を
介して転写電源14よりトナーと逆極性の転写電圧VT
が印加されている。従って、感光体1に形成されたトナ
ー像は転写部に搬送され、中間転写部材5に転写され
る。中間転写部材5に転写されずに感光体1上に残留し
たトナーはクリーナーユニット6に回収される。なお、
電流検出器13は、中間転写部材5の抵抗値を測定する
際に用いる。感光体1の帯電及び露光、そして現像装置
4における現像の工程は、シアン、マゼンタ、イエロ
ー、ブラックの順に繰り返し実行され、中間転写部材5
に4色のトナー像が重ね塗りされる。中間転写部材5上
において多色像化されたトナー像は最終転写部材(図示
せず)によって転写材に静電的に転写され、定着装置
(図示せず)に運ばれ、ここで前記多色トナー像が転写
材に定着される。上記の構成により画像が形成される
が、画像を形成する際、同一のデータに対しては、常に
同じ画像濃度が得られるようにするためには、感光体1
の表面電位V0や現像スリーブ15の表面に印加する現
像バイアス電位VB等の画像形成条件を制御する必要が
ある。そこで、本件では、画像形成動作前に感光体上に
ベタ基準画像91及び網点基準画像92を形成し、イメ
ージセンサ10により、網点基準画像の面積率(単位面
積当たりにドットの占める割合)及び、ベタ基準画像の
トナーの付着量(厚み)とを検出する。メモリ16は、
複数のルックアップテーブルを記憶するほか、イメージ
センサ10による検出値、及び、現像バイアス電位VB
等の設定値を記憶する。プリンタ制御部11は、検出し
たそれぞれの値と、メモリ16に記憶されてる各種のル
ックアップテーブルに基づいて、感光体1の表面電位V
0及び現像バイアス電位VBの値を制御する。なお、イメ
ージセンサ10の構成、及び、イメージセンサ10の検
出値に基づく画像形成条件の制御については後に説明す
る。
【0007】(2)イメージセンサの構成 図2は、イメージセンサ10の構成図である。イメージ
センサ10は、感光体1上に形成された基準画像を所定
の角度をもって照射する発光素子であるLED101
と、当該LED101による正反射光を受ける受光素子
であるフォトセンサ102、及び、散乱光を受けるフォ
トセンサ103とで構成される。プリンタ制御部11
は、画像形成装置の濃度制御を行うため、感光体の非画
像領域に図3に示す網点基準画像91、及び、図4に示
すベタ基準画像92を形成する。図3に示す網点基準画
像91は、レーザ露光装置3を所定の周期でオン/オフ
の状態に切り換えて形成した所定の網点画像である。図
4に示すベタ基準画像92は、レーザ露光装置3を常時
オン状態にして形成するベタ画像である。まず、感光体
1上に付着したトナーの厚みを検出するために、ベタ基
準画像92を形成し、LED101による散乱光をフォ
トセンサ103により検出する。その後、単位面積当た
りにドットの占める割合である、網点画像の面積率を検
出するために網点基準画像91を感光体1上に形成し、
LED101による正反射光をフォトセンサ102によ
り検出する。即ち、感光体の1回転目でベタ基準画像9
2を形成し、フォトセンサ103で散乱光を検出するこ
とにより、ベタ基準画像に対するトナー付着量を検出す
る。感光体の2回転目で網点基準画像91を形成し、フ
ォトセンサ102で正反射光を検出することにより網点
基準画像91の面積率を検出する。
【0008】以下に、網点基準画像91の面積率の検出
について説明する。図5は、網点基準画像91を形成す
るドットのサイズによって、LED101による照射に
よって生じる正反射光の強度が変化することを説明する
ための図である。(a),(b),(c)の順でドット
サイズが大きくなるに従い、(d),(e),(f)に
矢印の幅で示すように、正反射光量は少なくなる。これ
は、LED101から入射された光は、トナーの付着し
ていない感光体表面において散乱されにくく、大部分が
正反射されるのに対して、トナー画像では大部分が散乱
され、トナーの付着していない感光体表面に比べて正反
射方向への光は少ないという特性に基づくものである。
即ち、フォトセンサ102に検出される光の大部分は、
網点基準画像91のトナーの付着していない感光体1の
表面からの正反射光である。従って、フォトセンサ10
2による検出値に基づいて、網点基準画像91の面積率
を調べることができる。なお、フォトセンサ102の測
定範囲が限られていると、その測定範囲の位置によって
検出値が大きくばらつく。より多くのドットについての
正反射光を安定して検出するには、LED101及びフ
ォトセンサ102に余り指向性を持たせず、かつLED
101の感光体1への法線に対する入射角を広くするこ
とが好ましい。
【0009】次に、感光体1に付着したトナーの厚み
(付着量)検出について説明する。図6の(a)及び
(b)は、トナーの厚みによってLED101による照
射によって生じる散乱光の強度が変化することを説明す
る図である。図中に示す複数の矢印の方向及びその長さ
は、反射光の方向及び強度を示す。(a)は、トナーの
付着量が多い場合に多くの光が一様に乱反射されること
を示し、(b)は、トナーの付着量が少ない場合に、正
反射方向に多くの光が反射され、残りのわずかな光が乱
反射されることを示す。トナー付着量の増加に伴い、正
反射光量は減少し、散乱光量は増加する傾向にある。従
って、フォトセンサ102により検出される正反射光量
に基づいて、ベタ画像のトナーの厚さを検出できるよう
に考えられる。しかし、実際にフォトセンサ102で検
出される光は、正反射光及び散乱光の和である。先述す
るように、トナー付着量の増加に伴い、正反射光量は減
少するが、逆に散乱光量は増加する。網点基準画像とは
異なり、ベタ画像において、これらの和の値はトナー付
着量の増加に対してわずかしか変化しない。従って、フ
ォトセンサ102に指向性を持たせて正反射光量のみを
検出させることが考えられるが、これは、上記網点基準
画像の面積率の検出時にフォトセンサ102に要求され
る条件に反するものである。そこでイメージセンサ10
には散乱光のみを正確に検出させる目的で、フォトセン
サ103を設け、ベタ基準画像92の散乱光の検出値に
基づいてトナーの厚みを求める。なお、フォトセンサ1
03は、散乱光のみを検出し、可能な限り正反射光の影
響を排除するため、LED101と感光体1の法線とが
成す角の内側のLED101寄りの位置に配設する。
【0010】(3)画像形成条件の制御 本複写機は、面積階調方式を採用する。レーザ露光装置
3は、面積階調処理の施された画像データに基づいて2
値露光を行う。ここで、感光体上に形成される網点基準
画像を形成する各ドットのサイズ(直径)は、温度や湿
度の変化によって、所望値よりも大きくなったり、小さ
くなったりする。ドットのサイズが大きい場合には、単
位面積当たりに網点の占める割合、即ち面積率が多くな
り画像は濃くなる。また、網点基準画像の濃度は、ドッ
トの厚み、即ちトナーの単位面積当たりの付着量によっ
ても画像の濃度は変化する。ドットサイズが同じ場合、
厚くトナーの付着する画像の方が高濃度となる。図7
は、レーザ露光装置3による露光により感光体1の表面
において生じる電位分布を示す図であり、露光により感
光体1上に形成されるドットのサイズ及び厚みについて
図解するものである。ドットのサイズ及びその厚さは、
帯電ブラシ2により帯電される感光体1の表面電位V0
と、現像バイアス電源8により現像スリーブ15表面に
印加される現像バイアス電位VBにより制御される。レ
ーザ露光装置3による露光前、感光体1には負の表面電
位V0が、また、現像装置4の現像スリーブ15表面に
は低電位の負のバイアス電圧VB(但し、|VB|<|V0
|の関係を満たす)が与えられる。感光体の回転に伴い
表面電位V0に帯電された部分がレーザ露光装置3に対
向する部分に到達し、レーザ露光装置3により露光され
ると、表面電位V0の値は、電位VIまで減衰する。図7
の(a)に示すように、レーザ露光装置3の露光量は、
感光体1表面電位を所定の最大減衰電位にまで減衰させ
る値に調節される。なお、表面電位V0は、表面電位検
出センサ12により検出される。トナー付着量は、現像
電圧△V=|VB−VI|に比例して多くなる。例えば、
現像バイアス電位VBの値をV’Bに変更することで、ト
ナー付着量を増加することができる。図7の(a)に示
すように、表面電位V0の増加に伴い、露光による電位
変化の傾きは急になる。現像電圧ΔVの値が一定の場
合、感光体1上に形成されるドットのサイズは、表面電
位V0の値により変化する。図7の(b)に示すよう
に、表面電位がV0の場合に形成されるドット201に
対し、表面電位をV’0に設定した場合に形成されるド
ット202の径は、小さくなる。即ち、トナーの付着量
は現像バイアス電位VBで、ドットのサイズは表面電位
0の値で制御できる。上記特性に基づいて、プリンタ
制御部11は、基準の画像形成条件で現像された網点基
準画像91の面積率、及び、ベタ基準画像92のトナー
付着量をイメージセンサ10で検出し、この検出値に応
じて現像バイアスVBや表面電位V0を調整し、画像濃度
を安定する。
【0011】図8は、レーザ露光装置3による露光によ
り感光体1の表面において生じる電位分布を示す図であ
り、感光体1上に形成されるドットのサイズの制御につ
いて図解するものである。図7を用いて説明したよう
に、感光体1上に形成されるドットのサイズは、表面電
位V0の値により変化する。図8において、現像バイア
ス電位VBを変化させずに、ドット301の直径を2L
だけ小さくするには、表面電位V0をV’0にすればよ
い。また、表面電位V’0の場合において、ドット30
1は、現像バイアス電位をV’Bに設定することで感光
体1表面に形成される。この場合に、現像バイアス電位
V’Bを変化させずに、ドット301の直径を2Lだけ
小さくするには、表面電位V’0をV”0にすればよい。
以上より理解されるように、表面電位V0を変更してド
ットのサイズを変更する場合、当該表面電位V0の値が
高い程、当サイズの該変更に要する電位の変化量は急激
に増加する。なお、表面電位V0と現像バイアス電位VB
の電位差が大きいと、かぶりを生じる。また、上記電位
差が小さいと、表面電位のムラを拾ってしまい画像ムラ
が発生してしまう。このため、上記電位差は、ある一定
の範囲内に納めることが必要である。そこで、表面電位
0がある程度大きな場合には、トナーの付着量(厚
み)が大きく変動しない範囲内において現像バイアスV
Bの調整してドットのサイズの制御を行い、上記画像ノ
イズの発生を防止する。
【0012】図9は、レーザ露光装置3による露光によ
り感光体1の表面において生じる電位分布を示す図であ
る。レーザ露光装置3の露光量は、感光体1の表面を最
大減衰電位VIまで減衰させる値に調節されている。こ
の露光量をさらに強くすると、最大減衰電位VIの領域
は、ドットのサイズを大きくする方向に(電位が現像バ
イアス電位VB以下となる幅を拡げる方向に)、図では
点線で示す領域に拡がる。従って、表面電位V0の値が
ある程度大きな値の場合には、現像バイアス電位を調整
すると共に、または、現像バイアス電位を調整する代わ
りにレーザ露光装置3の発光量を通常の値よりも増加さ
せてドットのサイズを制御することとしても良い。
【0013】図10は、プリンタ制御部11の実行する
画像形成条件の制御処理のフローチャートである。以
下、本フローチャートに従って、画像形成条件の制御を
詳細に説明する。まず、所望するトナー付着量を検出す
るために、所定の現像バイアス電位VB、表面電位V0
感光体1上の非画像領域にベタ基準画像92を形成する
(ステップS1)。イメージセンサ10の出力値に基づ
いてトナー付着量を検出し、これをメモリ16に記憶す
る(ステップS2)。メモリ16に予め記憶されている
ルックアップテーブルである表1を参照し、検出したト
ナー付着量に基づいて、所望するトナー付着量となる現
像バイアス電位VBを設定すると共に、当該現像バイア
ス電位VBに対応する表面電位V0を仮設定する(ステッ
プS3)。なお、各設定値は、メモリ16に記憶する。
【表1】 一般的に、高感度のセンサの測定範囲は、低感度のセン
サの測定範囲に比べて狭い。図11示す実線は、現像バ
イアス電位VBと表面電位V0との関係を示すグラフであ
り、斜線で示す領域は、面積率の測定を行うイメージセ
ンサ10の測定範囲を示す。ステップS3では、所望す
るドットサイズを検出するために形成する網点基準画像
の面積率が、斜線で示すイメージセンサ10の測定範囲
内にするため、実線で示すグラフに基づいて、現像バイ
アス電位VBの値に対応する電位に表面電位V0を仮に設
定する。なお、現像バイアス電位VB及び表面電位V0
上限は、それぞれ−300v及び−785vとして、電位
差が485v以上にならないようにする。前述したよう
に、電位差が所定範囲より外れて、かぶり等の画像ノイ
ズが発生するのを防ぐためである。そして、設定された
現像バイアス電位VB及び表面電位V0で、感光体1上の
非画像領域に網点基準画像を形成する(ステップS
4)。イメージセンサ10により形成された網点基準画
像の面積率を検出する(ステップS5)。仮設定された
表面電位V0の絶対値が785vに満たない場合(ステ
ップS6でYES)、メモリ16に予め記憶されている
ルックアップテーブルである表2を参照し、検出された
網点基準画像の面積率と、上記仮設定された表面電位V
0の値に基づいて、表面電位V0を調整する(ステップS
7)。
【表2】 また、仮設定された表面電位V0の値の絶対値が785v
以上である場合(ステップS6でNO)、かぶりなどの
画像ノイズの発生を防止するために、これ以上の表面電
位V0の変更をやめる。そして、メモリ16に予め記憶
されているルックアップテーブルである表3を参照し、
トナーの付着量(厚み)が大きく変動しない範囲内にお
いて現像バイアスVBを調整して、ドットのサイズの制
御を行う(ステップS8)。ドットサイズの変更に要す
る現像バイアス電位VBの変化量は、表面電位V0を用い
て変更する場合に比べて少ない。これにより、現像バイ
アス電位VBと表面電位V0との電位差の変化を少なく抑
え、かぶり等の画像ノイズの発生を防止する。
【表3】 なお、上記ステップS8において、現像バイアス電位を
調整すると共に、または、現像バイアス電位を調整する
かわりにレーザ露光装置3の発光量を通常の値よりも増
加させてドットのサイズを制御しても良い。この場合、
現像バイアス電位VBと表面電位V0との電位差の広がり
を、効果的に抑制できる。また、現像バイアス電位VB
を調整するかわりにレーザ露光装置3の発光量のみによ
ってドットサイズの制御を行えば、トナーの付着量(厚
み)の変動を排除することができる。
【0014】(4)転写電位の制御 以下、画像形成条件の制御処理の後、実際の画像形成処
理の実行前に行う転写電位の制御について説明する。最
終的に形成される画像を安定させるには、転写効率も安
定させなければならない。感光体1に形成されたトナー
像は転写部に搬送され、電流検出器13を介して転写電
源14よりトナーと逆極性の転写電圧VTが印加されて
いる中間転写部材5に転写される。ここで、転写電圧V
Tが不足すると感光体1からトナー像が十分転写できず
に転写不良が生じる。一方、転写電圧VTが過剰の場合
には、感光体1上のトナー像に電化が注入され、トナー
の極性が反転してしまい、転写できずに転写不良とな
る。転写効率は、中間転写部材5の抵抗値Rのばらつき
やトナーの帯電量Q/Mによって変動し、この転写効率
の変動に伴い転写電圧VTの最適値はずれる。図12
は、転写電圧VTと転写電流Iの関係を示す。ある付着
量と帯電量Q/Mをもつトナー層を転写するには、その
トナー層のもつ総電荷量と等しい転写電流が必要とな
る。ここで、必要な転写電流Iは、中間転写部材5の抵
抗値Rによらず一定である。しかし、中間転写部材5の
抵抗値Rが異なると、必要な転写電流Iを得るための最
適な転写電圧VTが変わる。このため、抵抗値Rに基づ
いて転写電圧VTを調整する必要がある。中間転写部材
5の抵抗値Rは、以下の手順で検出する。まず、均一に
帯電した感光体1をレーザ露光装置3により露光し、露
光した感光体1にトナーが付着しないように現像スリー
ブ15に逆バイアスを印加し、その露光されたトナーの
付着していない感光体1に対して、転写電源14により
中間転写部材5に所定の電圧を印加し、そのとき流れる
電流値を電流検出器13により計測する。そして、上記
印加電圧と電流検出器13による検出値より抵抗値Rを
検出する。また、抵抗値Rは、露光後でトナーの付着し
ていない感光体1に対し、所定の電流値を流し、そのと
きの電圧の値を検出することによって検出してもよい。
このようにして検出された中間転写部材5の抵抗値Rに
基づいて転写電圧VTを調整する。但し、トナーの帯電
量Q/Mによって、トナー層のもつ総電荷量が変わるた
め、最適な転写電流値も変わる。図13は、転写電圧V
Tと転写効率の関係を示す。トナーの帯電量Q/Mが高
くなると充分な転写効率を得るための必要な転写電圧値
が変わる。このためトナーの帯電量Q/Mによっても転
写電圧VTを調整する必要がある。従って、中間転写部
材5の抵抗値Rとトナー帯電量Q/Mの双方の値によ
り、転写電圧VTを調整している。なお、前述したよう
にトナーの帯電量Q/Mによってトナーの付着量は変化
する。換言すれば、ベタ基準画像の付着量に基づいてト
ナーの帯電量Q/Mは予測することができる。従って、
中間転写部材5の抵抗値Rとベタ基準画像92のトナー
付着量に基づいて、転写電圧VTを調整しても良い。ま
た、ベタ基準画像92のトナー付着量に応じて調整され
た後の現像バイアス電位VBによってもQ/Mは予測で
きるため、メモリ16に記憶されている現像バイアス電
位VBの値を調べ、この値と中間転写部材5の抵抗値R
に基づいて転写電圧VTを調整しても良い。ベタ基準画
像のトナー付着量に対する、上記画像形成条件の制御処
理において設定される現像バイアス電位VB、トナー帯
電量Q/Mの予測値、中間転写部材5の抵抗値R、及
び、設定すべき転写電圧VTの関係は、表4に示す。
【表4】 但し、転写電圧VTの設定は、図10を用いて説明した
制御処理のときに得られる情報(トナー付着量、現像バ
イアス電位VB)に基づいて行うため、当該処理の後に
行う必要がある。図14は、転写電源7より一定の電圧
Gを帯電ブラシ2に印加する場合における、転写電圧
Tと感光体表面電位V0との関係を表す。図示するよう
に、感光体1を帯電する帯電ブラシ2に印加される電圧
Gが一定の場合、転写電圧VTにより感光体1の表面電
位V0は変動する。そこで、当該転写電圧の制御処理の
後に実行される実際の画像形成処理において、感光体1
の表面電位V0が画像形成条件の制御により設定された
値となるように、帯電電源7が帯電ブラシ2に印加する
電圧VGを補正する。例えば、転写電圧の制御処理にお
いて設定した転写電圧VTの変量に基づいて、帯電電源
7の出力電圧VGを補正する。
【0015】図15は、図10に示した画像形成条件の
制御処理に引き続いて、プリンタ制御部11の実行する
転写電圧VTの設定に関するフローチャートである。ま
ず、中間転写部材5の抵抗値Rを求める(ステップS1
0)。先の画像形成条件の制御処理において検出した基
準トナー像のトナー付着量、または、設定した現像バイ
アス電位VBをプリンタ制御部11より読み出す(ステ
ップS11)。トナー帯電量Q/Mの予測値を求め(ス
テップS12)、上記ステップS10において求めた抵
抗値Rの値と現像バイアス電位VB、抵抗値Rとトナー
付着量、または、抵抗値Rとトナー帯電量の値に応じ
て、転写電位VTを設定する(ステップS13)。設定
したVTの変量に基づいて、次回の画像形成処理におい
て、感光体1の表面電位V0が上記画像形成条件の制御
処理において設定された値となるように、帯電電源7に
よる帯電ブラシ2への印加電圧VGを補正する(ステッ
プS14)。
【0016】
【発明の効果】本発明の画像形成装置においては、第1
調整手段により網点画像のトナー付着量(厚さ)を調整
した後に、第2調整手段で、網点(ドット)のサイズ
(直径)を調整する。これにより、網点画像の濃度を安
定させることができる。また、好ましい構成の画像形成
装置では、網点画像形成手段により形成される網点のト
ナー像の面積率がセンサの測定範囲内に収まるように、
帯電手段による感光体の帯電量を設定する。これによ
り、測定範囲の狭い、高感度の第2検出手段を用いるこ
とができるようになり、画像濃度の制御精度を向上する
ことができる。また、好ましい構成の画像形成装置で
は、第2調整手段により調整された内容を変更すること
なく、転写手段により転写効率を最適化することができ
る。これにより、出力画像の画質を向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態の複写機の断面図である。
【図2】 イメージセンサの構成を示す図である。
【図3】 網点基準画像を示す図である。
【図4】 ベタ基準画像を示す図である。
【図5】 網点の面積率の変化に伴う、正反射光量の変
化を説明するための図である。
【図6】 トナーの厚みの変化による、散乱項の光量の
変化を説明するための図である。
【図7】 感光体の表面電位V0、現像バイアス電位
B、そして、感光体上に形成されるドットのサイズと
の関係を示す図である。
【図8】 感光体上に形成されるドットのサイズを変更
するのに要する表面電位の変化量を説明するための図で
ある。
【図9】 通常の露光量で露光した場合と、それ以上の
露光量で露光した場合に生じる電位の減衰する領域を示
す図である。
【図10】 画像形成条件の制御処理のフローチャート
である。
【図11】 現像バイアス電位VBと仮設定する感光体
表面電位V0との関係を示すグラフである。
【図12】 転写電位VTと、転写電流との関係を示す
グラフである。
【図13】 転写電位VTと、転写効率との関係を示す
グラフである。
【図14】 転写電位VTと、感光体表面電位との関係
を示すグラフである。
【図15】 転写電位VTの制御処理のフローチャート
である。
【符号の説明】
1…感光体 2…帯電ブラシ 3…レーザ露光装置 4…現像装置 5…中間転写部材 6…クリーナーユニット 7…帯電電源 8…現像バイアス電源 9…基準画像 10…イメージセンサ 11…プリンタ制御部 12…V0センサ 13…電流検出器 14…転写電源 15…現像スリーブ 16…メモリ 91…網点基準画像 92…ベタ基準画像 101…LED 102、103…フォトセンサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体と、 感光体を帯電する帯電手段と、 画像データに基づいて帯電手段により帯電された感光体
    を露光して静電潜像を形成する露光手段と、 所定の現像バイアス電位が印加され、感光体上の静電潜
    像にトナーを付着して可視像化する現像手段と、 画像形成動作前に、感光体上にベタのトナー像を形成す
    るベタ基準画像形成手段と、 ベタ基準画像形成手段により感光体上に形成された、ベ
    タのトナー像の濃度を検出する第1検出手段と、 第1検出手段により検出された濃度に基づいて、現像手
    段の現像バイアス電位を調整する第1調整手段と、 第1調整手段により調整された現像バイアス電位に基づ
    いて感光体上に所定の網点画像を形成する網点画像形成
    手段と、 感光体上に形成された網点画像の単位面積当たりに網点
    (ドット)の占める割合(以下、この割合を面積率とい
    う)を検出する第2検出手段と、 第2検出手段により検出された網点のトナー像の面積率
    に基づいて、感光体上に形成される画像濃度を所望値に
    するため、帯電手段による帯電量、露光手段による露光
    量、及び、現像手段に印加する現像バイアスの少なくと
    も1つを調整する第2調整手段とを備えることを特徴と
    する画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された画像形成装置にお
    いて、 上記網点画像形成手段は、第1調整手段により調整され
    た現像バイアス電位に基づいて帯電手段による感光体の
    帯電量を定め、第2検出手段の検出範囲内にある面積率
    の網点画像を形成することを特徴とする画像形成装置。
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