JPH09244066A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JPH09244066A
JPH09244066A JP5480096A JP5480096A JPH09244066A JP H09244066 A JPH09244066 A JP H09244066A JP 5480096 A JP5480096 A JP 5480096A JP 5480096 A JP5480096 A JP 5480096A JP H09244066 A JPH09244066 A JP H09244066A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チップサイズが小さく、耐電圧が低い安価な
LSIで駆動可能で、消費電力が小さく、かつ、高品質
表示が可能な表示装置を提供する。 【解決手段】 液晶表示装置等の表示部を構成する対向
電極Pに併設したキャパシタCD に電荷を保存し、この
電荷を利用して一定周期ごとに対向電極Pの電位VLCを
変位させる。即ち、ある期間対向電極電位VLCを高レベ
ルにして、この時蓄えられた電荷を併設したキャパシタ
CD にインダクタLを介して転送して保存し、対向電極
電位VLCを低レベルにする。一定期間経過後、当該キャ
パシタCDに保存された電荷をインダクタLを介して対
向電極Pが有する容量CLCD に転送し、対向電極電位V
LCを再びHIGHレベルに変位させる。電荷転送後、損
失した電荷分の電荷のみ外部(電位点V1、V2)から
供給し、対向電極電位VLCを所定電位とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は表示装置に係り、特
にアクティブマトリクス型の液晶表示装置の駆動回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】薄型、軽量、低消費電力で高画質な表示
装置として、TFT(薄膜トランジスタ)を用いた液晶
表示装置(TFT−LCD)が、パーソナル・コンピュ
ータ、TV、ゲーム機等に幅広く使用されている。TF
T−LCDは、通常、画素が配設されたアレイ基板とカ
ラーフィルタが形成された対向基板とから構成される液
晶セルに液晶材料を封入し、これら両基板の外部側に偏
光板を配置して背面側から照明を照射する構成となって
いる。
【0003】図19は、アレイ基板の概略構成図であ
る。各画素1909には、信号サンプリング用のTFT
1901、電圧保持用の補助容量CS 1902等が配設
されている。
【0004】図20は、液晶表示装置の画素部の断面構
造を模式的に表した説明図である。対向基板は、ガラス
基板2001上に形成されたカラーフィルタ2002及
びブラックマトリクス2003と、これらの上に順次形
成された保護膜2004、対向電極2005、配向膜2
006等から構成されている。一方、アレイ基板は、ガ
ラス基板2010上に形成されたTFT及び画素、これ
らを覆うように順次形成された保護膜2015、配向膜
2016等から形成されている。TFTは、ゲート電極
2011、ゲート絶縁膜2012、アモルファスシリコ
ン2013、ソース電極2017、ドレイン電極201
8等から構成されている。また、画素は、ゲート絶縁膜
2012上に形成された画素電極2014により構成さ
れる。液晶セルは、対向基板上の配向膜2006とアレ
イ基板上の配向膜2016とが相互に対向するように2
枚の基板を対向させ、基板間に液晶層2007が挟持さ
れた構成となっている。
【0005】図19に戻って説明すると、各TFT19
01はデータ線1907及びゲート線1908を介して
データ線駆動回路1904及びゲート線駆動回路190
5によって制御される。また、符号1903は、1画素
当たりの液晶容量CL を示している。液晶は、直流電圧
の印加を継続しまたは繰り返すと分極等の減少により特
性劣化のおそれがあるため、通常、液晶表示装置は交流
駆動を行う必要があり、以下のように駆動される。
【0006】データ線駆動回路1904から信号電圧が
供給され、ゲート線駆動回路1905によりTFTのゲ
ートが開いた状態となると、信号電圧により画素190
9に書込みが行われる。この信号電圧は、次の書込みが
行われるまで補助容量CS 1902及び液晶容量CL 1
903により保持される。一方、対向電極1906に
は、一定電圧が印加される。従って、例えば、対向電極
1906の電位を0Vとすると、ある一定期間(例えば
1フレーム時間)画素1909の電位を+3Vとし、そ
の次の一定期間は画素1909の電位を−3Vとする
と、液晶層には±3Vの交流電圧が印加されることにな
る。
【0007】交流電圧印加の形態として画面全体の極性
の正負を変化させる形態では、フリッカによる画質劣化
が生ずるため、1走査線ごとに極性を反転させ、各走査
線ごとに極性の正負を順次変化させる方法がある。即
ち、あるフレームにおけるデータ書込みの際、ある走査
線においては正極性の電圧が、当該走査線に隣接する走
査線においては負極性の電圧が印加されるように各走査
線に電圧印加を行い、その次のフレームにおけるデータ
書込みの際の電圧印加は、各走査線への印加電圧の極性
が直前のフレームにおける印加電圧の極性と逆極性とな
るように行う。この場合においても、対向電極(共通電
極)の電位は一定に保持される。このように、対向電極
の電位を一定に保持し、対向電極の電位を基準として信
号電圧の極性の正負を一定周期ごとに切り換えて電圧印
加を行う駆動法をコモン一定駆動法と称することとす
る。このコモン一定駆動法では、対向電極については一
定電位に保持するのみで良いため、対向電極における消
費電力が小さいという利点がある。
【0008】しかし、現在の液晶表示装置において、液
晶層の透過/非透過を操作し、又は明状態/暗状態を表
示するためには、±5V程度の電圧制御が必要とされる
ため、データ線駆動回路の制御電圧には10Vの振幅が
必要とされる。また、ゲート線駆動回路の制御電圧には
さらに高電圧が必要とされる。データ線駆動回路はLS
Iにより構成するが、現在の通常のLSIの電源電圧は
5V以下であり、10Vの電圧の信号を扱うことはでき
ない。そこで、高耐電圧のLSIの開発が要求されるこ
ととなるが、その結果としてチップサイズは大きくな
り、製品単価も上昇する。さらに、高電圧の電源回路を
用意する必要があり、また、信号振幅が大きいため消費
電力が増加する。従って、駆動回路の小型化、低消費電
力化等の要請に対応する上で不利である。
【0009】コモン一定駆動法において、LSIの電源
電圧を1フレームごとに変化させ、5Vの電源電圧で、
実質的に10Vの振幅のデータ信号電圧を得る駆動法も
提案されているが、LSIの電源電圧を変化させる必要
があるのでそのための回路が必要となり、また、データ
信号電圧の振幅が大きいので消費電力削減効果は小さ
い。
【0010】上記不都合を解消するために、対向電極の
電位を一定周期ごとに反転させる(又は変位させる)、
コモン反転駆動法と称される駆動法が提案されている。
コモン反転駆動法によれば、対向電極の電位を1走査線
時間又は1フレーム時間ごとに変位させることにより、
データ線駆動回路の制御電圧の振幅をコモン一定駆動法
に対して1/2に減少させることができる。例えば、あ
るフレームのデータ書込み時におけるある走査線期間に
おいては対向電極の電位を5Vとし、データ線に2Vの
信号電圧を供給して画素電極の電位を2Vとすると、液
晶層には−3Vの電圧が印加される。一方、その次のフ
レームのデータ書込み時における同一走査線期間におい
ては対向電極の電位を0Vとし、データ線に3Vの信号
電圧を供給して画素電極の電位を3Vとすると、液晶層
には+3Vの電圧が印加される。従って、液晶層には±
3Vの交流電圧が印加されることとなる。このように、
1走査線ごとに対向電極の電位を変位させることによ
り、データ線駆動回路の制御電圧の振幅をコモン一定駆
動法に比して1/2とすることができる。また、データ
線駆動用LSIは耐電圧が低いもので足り、かつ、チッ
プサイズも小さくなるため、製品単価を低減することが
できる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記コ
モン反転駆動法においては、対向電極の電位を一定周期
ごと(1走査線ごと又は1フレームごと)に変位させる
必要があり、対向電極は容量が大きいためその駆動のた
めの消費電力が増大するという問題点がある。また、通
常、補助容量CS の共通電極も対向電極と同様に駆動す
る必要があるため、消費電力はより大きいものとなる。
【0012】一方、前述のコモン一定駆動法において
は、データ線駆動回路は通常の電源電圧以上の大きい振
幅のデータ信号電圧を出力しなければならず、データ線
を高電圧で駆動するためデータ線における消費電力が増
大する。また、高耐電圧のLSIが必要となりそのチッ
プサイズも大きくなるため、製品単価が上昇する。
【0013】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、チップサイズが小さく、耐電圧が
低い安価なLSIで駆動可能で、消費電力が小さく、か
つ、高品質表示が可能な表示装置を提供することであ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係る表示装置に
よれば、複数の信号線と複数の走査線との交差部に、信
号線及び走査線に接続されてそれぞれ配設されたスイッ
チング素子と、スイッチング素子のそれぞれに接続され
て配設され、走査線への走査信号入力に応じてスイッチ
ング素子を介して信号線からの信号が印加される画素電
極と、画素電極と画素電極に対向する対向電極との間に
挟持され、画素電極と対向電極との間の印加電圧により
駆動される液晶分子を含む液晶層と、対向電極にインダ
クタを介して併設され、対向電極に蓄えられた電荷を対
向電極との間でインダクタを介して相互に転送され又は
転送することにより対向電極の電位を所定周期で変位さ
せる電荷保存用キャパシタとを備えたことを特徴とし、
この構成により、チップサイズが小さく、耐電圧が低い
安価なLSIで駆動可能で、消費電力が小さく、かつ、
高品質表示が可能な表示装置を提供することができる。
【0015】第1の所定期間対向電極を第1の所定電位
に保持し、各画素電極に信号の印加による第1の書込み
動作を行い、次いで対向電極に蓄えられた電荷を電荷保
存用キャパシタに転送して第2の所定期間対向電極を第
2の所定電位に保持し、各画素電極に信号の印加による
第2の書込み動作を行い、次いで電荷保存用キャパシタ
に蓄えられた電荷を対向電極に転送して第3の所定期間
対向電極を第1の所定電位に保持し、各画素電極に信号
の印加による第1の書込み動作を行い、爾後の各所定期
間対向電極の電位を第2又は第1の所定電位に保持しな
がら各画素電極に対する第2又は第1の書込み動作を各
走査線ごとに順次行うこととしたので、チップサイズが
小さく、耐電圧が低い安価なLSIで駆動可能で、消費
電力が小さく、かつ、高品質表示が可能な表示装置を提
供することができる。
【0016】第1の所定期間対向電極を第1の所定電位
に保持し、第1の走査線に接続されたスイッチング素子
を介して当該スイッチング素子に接続された画素電極に
信号の印加による第1の書込み動作を行い、次いで対向
電極に蓄えられた電荷を電荷保存用キャパシタに転送し
て第2の所定期間対向電極を第2の所定電位に保持し、
第2の走査線に接続されたスイッチング素子を介して当
該スイッチング素子に接続された画素電極に信号の印加
による第2の書込み動作を行い、次いで電荷保存用キャ
パシタに蓄えられた電荷を対向電極に転送して第3の所
定期間対向電極を第1の所定電位に保持し、第3の走査
線に接続されたスイッチング素子を介して当該スイッチ
ング素子に接続された画素電極に信号の印加による第1
の書込み動作を行い、爾後の各所定期間対向電極の電位
を第2又は第1の所定電位に保持しながら画素電極に対
する第2又は第1の書込み動作を各走査線ごとに順次行
うこととしたので、チップサイズが小さく、耐電圧が低
い安価なLSIで駆動可能で、消費電力が小さく、か
つ、高品質表示が可能な表示装置を提供することができ
る。
【0017】対向電極と電荷保存用キャパシタとの間の
電荷転送によって損失した分の電荷を、電荷転送終了後
に補充することとしたので、対向電極の電位を正確に制
御することができる。
【0018】複数の信号線と複数の走査線との交差部
に、信号線及び走査線に接続されてそれぞれ配設された
スイッチング素子と、スイッチング素子のそれぞれに接
続されて配設され、走査線への走査信号入力に応じてス
イッチング素子を介して信号線からの信号が印加される
画素電極と、画素電極と画素電極に対向する対向電極と
の間に挟持され、画素電極と対向電極との間の印加電圧
により駆動される液晶分子を含む液晶層と、一方側は各
画素電極に対してそれぞれ配設され接続された電極であ
り、他方側は各電極に共通して対応し配設された共通電
極である補助キャパシタと、共通電極にインダクタを介
して併設され、共通電極に蓄えられた電荷を共通電極と
の間でインダクタを介して相互に転送され又は転送する
ことにより共通電極の電位を所定周期で変位させる電荷
保存用キャパシタとを備えたことを特徴とし、この構成
により、チップサイズが小さく、耐電圧が低い安価なL
SIで駆動可能で、消費電力が小さく、かつ、高品質表
示が可能な表示装置を提供することができる。
【0019】第1の所定期間共通電極を第1の所定電位
に保持し、各画素電極に信号の印加による第1の書込み
動作を行い、次いで共通電極に蓄えられた電荷を電荷保
存用キャパシタに転送して第2の所定期間共通電極を第
2の所定電位に保持し、各画素電極に信号の印加による
第2の書込み動作を行い、次いで電荷保存用キャパシタ
に蓄えられた電荷を共通電極に転送して第3の所定期間
共通電極を第1の所定電位に保持し、各画素電極に信号
の印加による第1の書込み動作を行い、爾後の各所定期
間共通電極の電位を第2又は第1の所定電位に保持しな
がら各画素電極に対する第2又は第1の書込み動作を各
走査線ごとに順次行うこととしたので、チップサイズが
小さく、耐電圧が低い安価なLSIで駆動可能で、消費
電力が小さく、かつ、高品質表示が可能な表示装置を提
供することができる。
【0020】第1の所定期間共通電極を第1の所定電位
に保持し、第1の走査線に接続されたスイッチング素子
を介して当該スイッチング素子に接続された画素電極に
信号の印加による第1の書込み動作を行い、次いで共通
電極に蓄えられた電荷を電荷保存用キャパシタに転送し
て第2の所定期間共通電極を第2の所定電位に保持し、
第2の走査線に接続されたスイッチング素子を介して当
該スイッチング素子に接続された画素電極に信号の印加
による第2の書込み動作を行い、次いで電荷保存用キャ
パシタに蓄えられた電荷を共通電極に転送して第3の所
定期間共通電極を第1の所定電位に保持し、第3の走査
線に接続されたスイッチング素子を介して当該スイッチ
ング素子に接続された画素電極に信号の印加による第1
の書込み動作を行い、爾後の各所定期間共通電極の電位
を第2又は第1の所定電位に保持しながら画素電極に対
する第2又は第1の書込み動作を各走査線ごとに順次行
うこととしたので、チップサイズが小さく、耐電圧が低
い安価なLSIで駆動可能で、消費電力が小さく、か
つ、高品質表示が可能な表示装置を提供することができ
る。
【0021】共通電極と電荷保存用キャパシタとの間の
電荷転送によって損失した分の電荷を、電荷転送終了後
に補充することとしたので、対向電極の電位を正確に制
御することができる。
【0022】2以上の基準電位のうち、制御信号に応じ
てそれぞれ選択された所定基準電位がそれぞれ基準電位
供給線を介して与えられる複数の信号線と、複数の信号
線と複数の走査線との交差部に、信号線及び走査線に接
続されてそれぞれ配設されたスイッチング素子と、スイ
ッチング素子のそれぞれに接続されて配設され、走査線
への走査信号入力に応じてスイッチング素子を介して信
号線からの信号が印加される画素電極と、画素電極と画
素電極に対向する対向電極との間に挟持され、画素電極
と対向電極との間の印加電圧により駆動される液晶分子
を含む液晶層と、各基準電位供給線に付加された各基準
電位供給線容量にインダクタを介してそれぞれ併設さ
れ、各基準電位供給線容量に蓄えられた電荷を各基準電
位供給線容量との間で各インダクタを介して相互に転送
され又は転送することにより所定基準電位を所定周期で
変位させる電荷保存用キャパシタとを備えたことを特徴
とし、この構成により、チップサイズが小さく、耐電圧
が低い安価なLSIで駆動可能で、消費電力が小さく、
かつ、高品質表示が可能な表示装置を提供することがで
きる。
【0023】第1の所定期間基準電位供給線を第1の所
定基準電位に保持し、各画素電極に信号の印加による第
1の書込み動作を行い、次いで基準電位供給線容量に蓄
えられた電荷を電荷保存用キャパシタに転送して第2の
所定期間基準電位供給線を第2の所定基準電位に保持
し、各画素電極に信号の印加による第2の書込み動作を
行い、次いで電荷保存用キャパシタに蓄えられた電荷を
基準電位供給線容量に転送して第3の所定期間基準電位
供給線を第1の所定基準電位に保持し、各画素電極に信
号の印加による第1の書込み動作を行い、爾後の各所定
期間基準電位供給線の電位を第2又は第1の所定基準電
位に保持しながら各画素電極に対する第2又は第1の書
込み動作を各走査線ごとに順次行うこととしたので、チ
ップサイズが小さく、耐電圧が低い安価なLSIで駆動
可能で、消費電力が小さく、かつ、高品質表示が可能な
表示装置を提供することができる。
【0024】第1の所定期間基準電位供給線を第1の所
定基準電位に保持し、第1の走査線に接続されたスイッ
チング素子を介して当該スイッチング素子に接続された
画素電極に信号の印加による第1の書込み動作を行い、
次いで基準電位供給線容量に蓄えられた電荷を電荷保存
用キャパシタに転送して第2の所定期間基準電位供給線
を第2の所定基準電位に保持し、第2の走査線に接続さ
れたスイッチング素子を介して当該スイッチング素子に
接続された画素電極に信号の印加による第2の書込み動
作を行い、次いで電荷保存用キャパシタに蓄えられた電
荷を基準電位供給線容量に転送して第3の所定期間基準
電位供給線を第1の所定基準電位に保持し、第3の走査
線に接続されたスイッチング素子を介して当該スイッチ
ング素子に接続された画素電極に信号の印加による第1
の書込み動作を行い、爾後の各所定期間基準電位供給線
の電位を第2又は第1の所定基準電位に保持しながら画
素電極に対する第2又は第1の書込み動作を各走査線ご
とに順次行うこととしたので、チップサイズが小さく、
耐電圧が低い安価なLSIで駆動可能で、消費電力が小
さく、かつ、高品質表示が可能な表示装置を提供するこ
とができる。
【0025】基準電位供給線容量と電荷保存用キャパシ
タとの間の電荷転送によって損失した分の電荷を、電荷
転送終了後に補充することとしたので、対向電極の電位
を正確に制御することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る表示装置の実
施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0027】本発明に係る表示装置の特徴は、液晶表示
装置等の表示部を構成する対向電極に併設した容量に電
荷を保存し、この電荷を利用して一定周期ごとに対向電
極の電位を変位させることにある。即ち、ある期間対向
電極電位を高(HIGH)レベルにして、この時蓄えら
れた電荷を併設したキャパシタにインダクタを介して転
送して保存し、対向電極電位を低(LOW)レベルにす
る。一定期間経過後、当該キャパシタに保存された電荷
をインダクタを介して対向電極が有する容量に転送し、
対向電極電位を再びHIGHレベルに変位させる。より
簡単にいえば、一旦対向電極に蓄積された電荷を、別に
設けたキャパシタに入れたり出したりすることによっ
て、対向電極電位を変位させるようにしたものである。
また、電圧保存用の補助容量CS の共通電極の電位を変
位させる場合も、同様に、キャパシタへの電荷の保存を
利用して行う。実際には、電荷を完全に保存することは
困難であり、電荷転送時に損失が生ずる。そこで、対向
電極電位を変位させるときに、電荷転送後、損失した電
荷分の電荷のみ外部から供給し、対向電極電位を所定電
位とする。
【0028】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
表示装置における対向電極駆動回路の回路構成図であ
る。
【0029】点Pは対向電極を示し、VLCは対向電極の
電位、CLCD は対向電極の容量である。対向電極Pはそ
れ自体の容量CLCD を介して接地された状態となってお
り、対向電極PにはスイッチSW1及びSW3が接続さ
れている。スイッチSW1は、制御信号φ1によって電
位点V1との接続が制御され、制御信号φ2によって電
位点V2との接続が制御される。したがって、対向電極
Pの電位VLCはスイッチSW1によって制御され、ここ
では、周期Tで電位V1と電位V2(0V)とに切り換
えるものとする。一方、スイッチSW3は、制御信号φ
3によって電荷転送用インダクタLの一端との接続が制
御される。電荷転送用インダクタLの他端は、電荷保存
用キャパシタCD の一方側との接続点Sとなっており、
電荷保存用キャパシタCD の他方側は接地されている。
接続点Sの電位はVCDである。
【0030】図2は、本発明の第1の実施の形態に係る
表示装置における対向電極駆動回路のタイミングチャー
トである。
【0031】時刻t0において、スイッチSW1は制御
信号φ1により電位点V1に接続され、対向電極Pの電
位VLCはV1となり、対向電極容量CLCD に電荷Q1
(=CLCD ×V1)が蓄積される。
【0032】ある期間(1走査線時間、数走査線時間又
は1フレーム時間等)経過後、時刻t1において、制御
信号φ1がLOWレベルとなり、スイッチSW1はオフ
となる。同時に制御信号φ3がHIGHレベルとなり、
スイッチSW3がオンとなると、対向電極容量CLCD に
蓄積されていた電荷Q1は電荷転送用インダクタLを介
して電荷保存用キャパシタCD に転送され、対向電極P
の電位VLCはV1から低下していく。
【0033】時刻t2において、電荷Q1のすべてが電
荷保存用キャパシタCD に転送され、制御信号φ3がL
OWレベルとなり、スイッチSW3がオフとなる。この
時点で対向電極Pの電位VLCはV2’(V2’はほぼ0
V、即ち、V2’の値はV2の値にほぼ等しい値)とな
る。同時に(瞬時後)、制御信号φ2がHIGHレベル
となり、スイッチSW1が電位点V2に接続され、対向
電極容量CLCD は対向電極Pの電位VLCがV2となるま
で放電される。この後、一定期間が経過して時刻t3と
なるまで、対向電極Pの電位VLCはV2に保持される
が、時刻t3直前のある程度の期間、対向電極Pの電位
VLCがV2に保持されていることは、特に液晶表示装置
における画素への書込み動作が正常に行われるために重
要な点である。
【0034】一定期間経過後、時刻t3において、制御
信号φ2はLOWレベルとなり、スイッチSW1はオフ
となる。同時に、制御信号φ3はHIGHレベルとなっ
てスイッチSW3がオンとなり、電荷保存用キャパシタ
CD に保存されていた電荷Q1が電荷転送用インダクタ
Lを介して対向電極容量CLCD に転送され、対向電極P
の電位VLCはV2から上昇していく。但し、電荷Q1
は、スイッチやリーク電流等によって損失を生じている
こともあり得る。
【0035】すべての電荷が転送された後、時刻t4に
おいて、制御信号φ3はLOWレベルとなり、スイッチ
SW3は再びオフとなる。このときの対向電極Pの電位
VLCは、電荷の損失等によりV1’となる(|V1’|
≦|V1|)。同時に(瞬時後)、制御信号φ1がHI
GHレベルとなり、スイッチSW1が電位点V1側に接
続され、対向電極Pの電位VLCはV1となる。この後、
一定期間が経過して時刻t5となるまで、対向電極Pの
電位VLCはV1に保持されるが、時刻t5直前のある程
度の期間、対向電極Pの電位VLCがV1に保持されてい
ることは、上記時刻t3直前のある程度の期間と同様、
特に液晶表示装置における画素への書込み動作が正常に
行われるために重要な点である。
【0036】時刻t5からは、時刻t0からと同様の動
作が繰り返される。以下、上記動作を繰り返すことによ
り、対向電極Pの電位VLCは周期TごとにV1とV2と
に交互に切り換えられる。
【0037】対向電極容量CLCD の電荷の充放電の大部
分は電荷保存用キャパシタCD によって行われ、新たに
電位点V1又はV2から供給される電荷は、補正電圧
(V1−V1’又はV2−V2’)を得るために必要な
電荷のみであるため、対向電極Pの電位切換に要する消
費電力は非常に小さい。
【0038】図3は、対向電極容量CLCD から電荷保存
用キャパシタCD への電荷転送時における第1の実施の
形態に係る対向電極駆動回路の等価回路の回路構成図で
ある。
【0039】図3に基づき、対向電極Pの電位VLC及び
電荷保存用キャパシタCD と電荷転送用インダクタLと
の接続点Sの電位VCDの電荷転送時における変位を式で
示す。但し、計算の簡単のため、 対向電極容量CLCD の容量=電荷保存用キャパシタCD
の容量=2C インダクタLのインダクタンス=L スイッチSW3のオン抵抗=R V1=E V2=0 とする。また、
【0040】
【数1】 とする。
【0041】時刻t=0のとき、対向電極Pの電位VLC
がEであったとする。対向電極Pの電位VLCは、
【0042】
【数2】 接続点Sの電位VCDは、
【0043】
【数3】 と表される。また、電荷転送時におけるスイッチSW3
及びインダクタLを流れる電流i(t)は、
【0044】
【数4】 と表される。i(t)=0となったとき、対向電極容量
CLCD から電荷保存用キャパシタCD への電荷転送が終
了する。このとき、
【0045】
【数5】 であるから、
【0046】
【数6】 のときに電荷転送が終了する。
【0047】図4は、スイッチSW3がオンの状態にお
ける対向電極Pの電位VLC(t)、接続点Sの電位VCD
(t)、電流i(t)の変化を示すグラフである。
【0048】n=1のとき、
【0049】
【数7】 となり、制御信号φ3のHIGHレベル期間がこのtと
等しければ、スイッチSW3のオン期間に電荷が完全に
転送される。
【0050】一例として、 スイッチSW3のオン抵抗R=0Ω 対向電極容量CLCD の容量=電荷保存用キャパシタCD
の容量=300nF インダクタLのインダクタンス=2.7μH とすると、 制御信号φ3のHIGHレベル期間=2.00μsec となる。このとき、 i(t)=0 VLC(t)=0 VCD(t)=E となり、電荷はすべて対向電極容量CLCD から電荷保存
用キャパシタCD に転送される。同様に、電荷保存用キ
ャパシタCD から対向電極容量CLCD に電荷を戻すとき
も損失はなく、対向電極Pの電位は再びEに戻る。
【0051】1走査線時間を30μsecとしても、電
荷転送時間は微小時間であるため、対向電極Pの電位V
LC(t)の変位はほぼ方形波として表されるため、対向
電極Pには略方形波電位が与えられることになる。
【0052】スイッチSW3のオン抵抗R=0の場合は
電荷損失がないので、電荷転送後の接続点Sの電位VCD
はEとなり、再び対向電極容量CLCD に電荷を戻した後
の対向電極Pの電位VLCもEとなる。従って、この場合
は補正電圧を得るための外部からの電荷の供給は不要で
あり、対向電極Pの電位VLC(t)は、0VとEとをと
る方形波となる。
【0053】しかしながら、通常は、電荷の損失が生ず
る。例えば、 スイッチSW3のオン抵抗R=1Ω とすると、 t=制御信号φ3のHIGHレベル期間=2.01μs
ec となり、対向電極容量CLCD から電荷保存用キャパシタ
CD に電荷転送の際、対向電極容量CLCD に蓄えられて
いた電荷の一部は抵抗で消費され、接続点Sの電位VCD
は、 VCD(t)=0.84E となる。従って、再度電荷保存用キャパシタCD の電荷
を対向電極容量CLCD に戻した後の対向電極Pの電位V
LCは、 VLC(t)=0.71E となる。
【0054】そこで、電荷転送後、損失した電荷と同等
の電荷を外部から補充し、対向電極Pの電位VLCの電位
をEとする。従って、消費電力を低減するためには、ス
イッチSW3のオン抵抗を可能な限り小さくする必要が
ある。
【0055】スイッチSW3のオン期間、即ち、制御信
号φ3のHIGHレベル期間は、適当な時間より短けれ
ば電荷転送が途中で終わり、長ければ一旦転送された電
荷が再び逆に戻される。従って、制御信号φ3のHIG
Hレベル期間は、正確に設定する必要がある。
【0056】図5は、制御信号φ1、φ2、φ3を生成
する回路の一例の回路構成図、図6は、図5の回路にお
ける極性切換パルスHp、制御信号φ1、φ2、φ3の
タイミングチャートである。
【0057】外部から極性切換パルス(例えば、水平同
期パルス)Hpがモノスティブル・マルチバイブレータ
31とフリップフロップ32とのノードTにそれぞれ入
力される。モノスティブル・マルチバイブレータ31は
出力信号を制御する可変抵抗R1及びキャパシタC1を
備えている。モノスティブル・マルチバイブレータ31
のノードQ1からは制御信号φ3が出力され、フリップ
フロップ32のノードQ2、/Q2からは極性切換パル
スHpに同期した切換パルスが出力される。モノスティ
ブル・マルチバイブレータ31のノード/Q1の出力と
フリップフロップ32のノードQ2の出力とからAND
回路33を介して制御信号φ1が生成され、さらに、モ
ノスティブル・マルチバイブレータ31のノード/Q1
の出力とフリップフロップ32のノード/Q2の出力と
からAND回路34を介して制御信号φ2が生成され
る。モノスティブル・マルチバイブレータ31及びフリ
ップフロップ32は、図6に示すような各パルス信号が
生成されるように構成されたものであればよい。制御信
号φ3のHIGHレベル期間は、モノスティブル・マル
チバイブレータ31の可変抵抗R1及びキャパシタC1
によって設定する。
【0058】図7は、本発明の第2の実施の形態に係る
表示装置における対向電極駆動回路の回路構成図であ
る。
【0059】図1と同様に、点Pは対向電極を示し、V
LCは対向電極の電位、CLCD は対向電極の容量である。
対向電極Pはそれ自体の容量CLCD を介して接地された
状態となっており、対向電極PにはスイッチSW1及び
インダクタLの一端が接続されている。スイッチSW1
は、制御信号φ1によって電位点V1との接続が制御さ
れ、制御信号φ2によって電位点V2との接続が制御さ
れる。したがって、第1の実施の形態と同様に、対向電
極Pの電位VLCはスイッチSW1によって制御され、こ
こでは、周期Tで電位V1と電位V2(0V)とに切り
換えるものとする。インダクタLの他端(点T)には、
スイッチSW2及びSW3が接続される。スイッチSW
2は、制御信号φ3によってダイオードD1のアノード
との接続が制御され、スイッチSW3は、制御信号φ4
によってダイオードD2のカソードとの接続が制御され
る。ダイオードD1のカソードとダイオードD2のアノ
ードとは、接続点Sにおいて接続される。接続点Sには
電荷保存用キャパシタCDの一方側が接続され、電荷保
存用キャパシタCD の他方側は接地されている。接続点
Sの電位はVCDである。
【0060】第1の実施の形態においては、上述のよう
に、制御信号φ3のHIGHレベル期間を正確に設定す
る必要があったが、第2の実施の形態においては、以下
に説明するように正確な時間の設定は要求されない。
【0061】図8は、本発明の第2の実施の形態に係る
表示装置における対向電極駆動回路のタイミングチャー
トである。
【0062】時刻t0において、スイッチSW1は制御
信号φ1により電位点V1に接続され、対向電極Pの電
位VLCはV1となり、対向電極容量CLCD に電荷Q2
(=CLCD ×V1)が蓄積される。
【0063】ある期間経過後、時刻t1において、制御
信号φ1がLOWレベルとなり、スイッチSW1はオフ
となると同時に(瞬時後)制御信号φ3がHIGHレベ
ルとなり、スイッチSW2がオンとなると、対向電極容
量CLCD に蓄積されていた電荷Q2は電荷転送用インダ
クタL、スイッチSW2、ダイオードD1を介して電荷
保存用キャパシタCD に転送され、対向電極Pの電位V
LCはV1から低下していく。電荷転送終了時には、イン
ダクタLを流れる電流i(t)=0となり、以後、ダイ
オードD1の存在により、スイッチSW2が接続された
ままの状態であっても、電荷保存用キャパシタCD から
対向電極容量CLCD への電荷の逆流が起こることはな
く、転送された電荷Q2は電荷保存用キャパシタCD に
保存される。
【0064】電荷転送終了後の時刻t2において、制御
信号φ3がLOWレベルとなり、スイッチSW2がオフ
となる。電荷転送終了後のこの時点で対向電極Pの電位
VLCはV2’(V2’はほぼ0V、即ち、V2’の値は
V2の値にほぼ等しい値)となる。同時に(瞬時後)、
制御信号φ2がHIGHレベルとなり、スイッチSW1
が電位点V2に接続され、対向電極容量CLCD は対向電
極Pの電位VLCがV2となるまで放電される。この後、
一定期間が経過して時刻t3となるまで、対向電極Pの
電位VLCはV2に保持されるが、第1の実施の形態と同
様に、時刻t3直前のある程度の期間、対向電極Pの電
位VLCがV2に保持されていることは、特に液晶表示装
置における画素への書込み動作が正常に行われるために
重要な点である。
【0065】一定期間経過後、時刻t3において、制御
信号φ2はLOWレベルとなり、スイッチSW1はオフ
となる。同時に、制御信号φ4はHIGHレベルとなっ
てスイッチSW3がオンとなり、電荷保存用キャパシタ
CD に保存されていた電荷Q2がダイオードD2、スイ
ッチSW3、電荷転送用インダクタLを介して対向電極
容量CLCD に転送され、対向電極Pの電位VLCはV2か
ら上昇していく。但し、電荷Q2は、スイッチやリーク
電流等によって損失を生じていることもあり得る。
【0066】電荷転送終了後の時刻t4において、制御
信号φ4はLOWレベルとなり、スイッチSW3は再び
オフとなる。このときの対向電極Pの電位VLCは、電荷
の損失等によりV1’となる(|V1’|≦|V1
|)。同時に(瞬時後)、制御信号φ1がHIGHレベ
ルとなり、スイッチSW1が電位点V1側に接続され、
対向電極Pの電位VLCはV1となる。この後、一定期間
が経過して時刻t5となるまで、対向電極Pの電位VLC
はV1に保持されるが、時刻t5直前のある程度の期
間、対向電極Pの電位VLCがV1に保持されていること
は、上記時刻t3直前のある程度の期間と同様、特に液
晶表示装置における画素への書込み動作が正常に行われ
るために重要な点である。
【0067】時刻t5からは、時刻t1からと同様の動
作が繰り返される。以下、上記動作を繰り返すことによ
り、対向電極Pの電位VLCは周期TごとにV1とV2と
に交互に切り換えられる。
【0068】第2の実施の形態では、対向電極P、接続
点Sの変位は第1の実施の形態と同様であり、また、対
向電極容量CLCD の電荷の充放電の大部分は電荷保存用
キャパシタCD によって行われ、新たに電位点V1又は
V2から供給される電荷は、補正電圧(V1−V1’又
はV2−V2’)を得るために必要な電荷のみであるた
め、対向電極Pの電圧切換に要する消費電力は非常に小
さい点も同様である。しかしながら、制御信号φ3、φ
4のHIGH期間の終期は電荷転送終了後であれば、電
荷転送終了と同時でなくても良く、厳密な設定が要求さ
れない一方、電荷転送は確実に行うことができる。
【0069】例えば、 スイッチSW2及びSW3のオン抵抗=0Ω 対向電極容量CLCD の容量=電荷保存用キャパシタCD
の容量=300nF インダクタLのインダクタンス=2.7μH とすると、制御信号φ3、φ4のHIGHレベル期間
は、 制御信号φ3、φ4のHIGHレベル期間≧2.00μ
sec を満たすように設定すれば良く、回路設計が容易であ
る。
【0070】図9は、本発明の第3の実施の形態に係る
表示装置における対向電極駆動回路の回路構成図であ
る。
【0071】第3の実施の形態の構成は、図7の第2の
実施の形態と比較すると、対向電極Pと接続点Sとの間
の構成のみが異なっており、対向電極容量CLCD から電
荷保存用キャパシタCD への電荷転送経路と、電荷保存
用キャパシタCD から対向電極容量CLCD への電荷転送
経路とを分けて、それぞれ設けた構成となっている。即
ち、対向電極容量CLCD から電荷保存用キャパシタCD
への電荷転送は、インダクタL1、スイッチSW2、ダ
イオードD1を介して行われ、電荷保存用キャパシタC
D から対向電極容量CLCD への電荷転送は、インダクタ
L2、スイッチSW3、ダイオードD2を介して行われ
る。
【0072】各制御信号φ1、φ2、φ3、φ4による
回路動作及び対向電極Pの電位VLCの変位並びにこの回
路を用いることによる効果は、第2の実施の形態と同様
である。
【0073】図10は、本発明の第4の実施の形態に係
る表示装置における対向電極駆動回路の回路構成図であ
る。
【0074】第4の実施の形態の構成は、図1の第1の
実施の形態における各スイッチをMOSトランジスタで
置き換えた構成である。第1の実施の形態におけるスイ
ッチSW1、SW3にはいずれもMOSトランジスタス
イッチを用いることができるが、第4の実施の形態にお
いては、スイッチSW1の電位点V1側にPチャネルト
ランジスタ、電位点V2側にNチャネルトランジスタを
用い、スイッチSW3にはPチャネルトランジスタ及び
Nチャネルトランジスタを用いている。スイッチSW1
の電位点V1側のPチャネルトランジスタは制御信号/
φ1、電位点V1側のNチャネルトランジスタは制御信
号φ2、スイッチSW3のPチャネルトランジスタ、N
チャネルトランジスタは制御信号/φ3、φ3をそれぞ
れ用いる。回路動作及びこの回路を用いることによる効
果は、第1の実施の形態と同様である。
【0075】図11は、本発明の第5の実施の形態に係
る表示装置における対向電極駆動回路の回路構成図であ
る。
【0076】第5の実施の形態の構成は、図7の第2の
実施の形態における各スイッチをMOSトランジスタで
置き換えた構成である。第2の実施の形態におけるスイ
ッチSW1、SW2、SW3にもいずれもMOSトラン
ジスタスイッチを用いることができ、第5の実施の形態
においては、スイッチSW1の電位点V1側にPチャネ
ルトランジスタ、電位点V2側にNチャネルトランジス
タを用い、スイッチSW2、スイッチSW3にはNチャ
ネルトランジスタをそれぞれ用いている。スイッチSW
1の電位点V1側のPチャネルトランジスタは制御信号
/φ1、電位点V2側のNチャネルトランジスタは制御
信号φ2、スイッチSW2、スイッチSW3のNチャネ
ルトランジスタは制御信号φ3、φ4をそれぞれ用い
る。回路動作及びこの回路を用いることによる効果は、
第2の実施の形態と同様である。
【0077】図12は、本発明の第6の実施の形態に係
る表示装置における対向電極駆動回路の回路構成図であ
る。
【0078】第6の実施の形態の構成は、図9の第3の
実施の形態における各スイッチをMOSトランジスタで
置き換えた構成である。第2の実施の形態におけるスイ
ッチSW1、SW2、SW3にもいずれもMOSトラン
ジスタスイッチを用いることができ、第6の実施の形態
においては、スイッチSW1の電位点V1側、電位点V
2側、スイッチSW2、スイッチSW3にPチャネルト
ランジスタ及びNチャネルトランジスタをそれぞれ用い
ている。スイッチSW1の電位点V1側のPチャネルト
ランジスタ及びNチャネルトランジスタは制御信号/φ
1及びφ1、電位点V2側のPチャネルトランジスタ及
びNチャネルトランジスタは制御信号/φ2及びφ2、
スイッチSW2、スイッチSW3のPチャネルトランジ
スタ及びNチャネルトランジスタは制御信号/φ3及び
φ3、制御信号/φ4及びφ4をそれぞれ用いる。回路
動作及びこの回路を用いることによる効果は、第3の実
施の形態と同様である。
【0079】図13は、本発明の第7の実施の形態に係
る表示装置における対向電極駆動回路の回路構成図であ
る。
【0080】第7の実施の形態の構成は、図1の第1の
実施の形態と比較すると、電荷転送時における電荷損失
の補償箇所を2箇所設けた構成となっている。即ち、対
向電極Pのみならず、接続点Sにも電荷損失の補償箇所
を設けている。接続点SにはスイッチSW5が設けら
れ、スイッチSW5は、制御信号φ1によって電位点V
2との接続が制御され、制御信号φ2によって電位点V
1との接続が制御される。その他は、第1の実施の形態
と同様の構成である。
【0081】図14は、本発明の第7の実施の形態に係
る表示装置における対向電極駆動回路のタイミングチャ
ートである。
【0082】第7の実施の形態の回路構成における回路
動作については、第1の実施の形態と異なる点について
説明する。対向電極容量CLCD から電荷保存用キャパシ
タCD への電荷転送後、対向電極容量CLCD がスイッチ
SW1により電位V2まで放電される点は同様である
が、この時同時に、電荷保存用キャパシタCD がスイッ
チSW5により電位V1まで充電される点で異なる。ま
た、電荷保存用キャパシタCD から対向電極容量CLCD
への電荷転送後、対向電極容量CLCD がスイッチSW1
により電位V1まで充電される点は同様であるが、この
時同時に、電荷保存用キャパシタCD がスイッチSW5
により電位V2まで放電される点で異なる。
【0083】電荷転送時における電荷損失の補償箇所を
2箇所設けたことにより、電荷損失の補償をより短時間
で行うことができる。
【0084】図15は、本発明の第8の実施の形態に係
る表示装置における対向電極駆動回路の回路構成図であ
る。
【0085】本発明の第8の実施の形態の構成は、図1
の第1の実施の形態と比較すると、対向電極Pの電位V
LCの安定化を図るため、対向電極Pに付加容量CH を併
設した点のみ異なっている。ここでは、電荷保存用キャ
パシタCD の容量が、対向電極容量CLCD の容量と付加
容量CH の容量との和となるように各容量を設定するも
のとする。
【0086】以上の各実施の形態は、対向電極Pの電位
VLCを切り換える構成について説明したが、通常、対向
電極Pの電位VLCを切り換えるときは、画素の補助容量
の共通電極の電位も切り換える必要があり、画素の補助
容量の共通電極の電位の切換についても本発明の各構成
を適用することができる。
【0087】図16は、本発明の第9の実施の形態に係
る表示装置における対向電極駆動回路の回路構成図であ
る。
【0088】対向電極Pの電位VLCと、画素の補助容量
の共通電極の電位とを異なる電圧又はタイミングでそれ
ぞれ切り換える必要があるときは、図16に示すように
それぞれ電位切り換え用回路を配設すればよい。対向電
極Pの電位VLCの切換には、電荷保存用キャパシタCD
、インダクタL、スイッチSW1及びSW3から構成
される電位切り換え用回路を用い、画素の補助容量の共
通電極の電位の切換には、電荷保存用キャパシタCD
’、インダクタL’、スイッチSW1’及びSW3’
から構成される電位切り換え用回路を用いる。
【0089】図17は、本発明の第10の実施の形態に
係る表示装置におけるデータ線基準電位供給回路の回路
構成図である。
【0090】第10の実施の形態の構成は、データ線駆
動回路はディジタル回路で構成されている場合におい
て、データ線に与える基準電位を切り換える必要のある
場合に本発明の構成を適用した例である。
【0091】画像データDATA及びクロック信号CL
OCKが入力されるシフトレジスタ及びデータ回路と、
シフトレジスタ及びデータ回路にスイッチSW1、SW
2、SW3、SW4をそれぞれ介して接続されるデータ
線駆動出力ノードQ1と、データ線駆動出力ノードQ1
同様のデータ線駆動出力ノードQ2、...、Qnと、
スイッチSW1、SW2、SW3、SW4にそれぞれ接
続され、電位V1とV1’、電位V2とV2’、電位V
3とV3’、電位V4とV4’をそれぞれ切り換えるス
イッチSW1’、SW2’、SW3’、SW4’とから
構成されている。スイッチSW1とSW1’との間、ス
イッチSW2とSW2’との間、スイッチSW3とSW
3’との間、スイッチSW4とSW4’との間にそれぞ
れ示されている容量C1 、C2 、C3 、C4 は、それぞ
れ基準電位供給線の容量であり、その外部基準電位はそ
れぞれVref1、Vref2、Vref3、Vref4である。
【0092】画像データDATAの入力に応じクロック
信号CLOCKに同期して、外部基準電位Vref1、Vre
f2、Vref3、Vref4が、スイッチSW1〜4の切り換え
によりデータ線駆動出力ノードQ1、Q2、...、Q
nに出力される。
【0093】図18は、第10の実施の形態におけるデ
ータ線基準電位供給回路の回路構成図である。
【0094】外部基準電位Vref1を供給するデータ線基
準電位供給回路は、電位V1とV1’とを制御信号φ1
とφ2とで切り換えるスイッチSW1と、一端がスイッ
チSW1に接続され、他端が制御信号φ3で制御される
スイッチSW2の一端に接続されたインダクタLと、一
方側がスイッチSW2の他端に接続され、他方側が接地
された外部キャパシタCD と、一方側がスイッチSW1
及びインダクタLの一端に接続され、他方側が接地され
た基準電位供給線の容量C1 とから構成されている。外
部基準電位Vref2、Vref3、Vref4を供給するデータ線
基準電位供給回路も同様の構成である。
【0095】基準電位を1走査線期間又は1フレーム期
間ごとに切り換える場合、このデータ線基準電位供給回
路は、例えば、ある期間は外部基準電位Vref1として電
位V1を供給し、その次の期間は外部基準電位Vref1と
して電位V1’を供給する。具体的な回路動作は、図1
の第1の実施の形態と同様であり、基準電位供給線の容
量C1 に蓄えられた電荷を外部キャパシタCD に転送し
て保存することにより、外部基準電位Vref1を切り換え
る。
【0096】この場合においても、非常に小さい消費電
力で外部基準電位を切り換えることができる。
【0097】
【発明の効果】本発明に係る表示装置によれば、複数の
信号線と複数の走査線との交差部に、信号線及び走査線
に接続されてそれぞれ配設されたスイッチング素子と、
スイッチング素子のそれぞれに接続されて配設され、走
査線への走査信号入力に応じてスイッチング素子を介し
て信号線からの信号が印加される画素電極と、画素電極
と画素電極に対向する対向電極との間に挟持され、画素
電極と対向電極との間の印加電圧により駆動される液晶
分子を含む液晶層と、対向電極にインダクタを介して併
設され、対向電極に蓄えられた電荷を対向電極との間で
インダクタを介して相互に転送され又は転送することに
より対向電極の電位を所定周期で変位させる電荷保存用
キャパシタとを備えたので、チップサイズが小さく、耐
電圧が低い安価なLSIで駆動可能で、消費電力が小さ
く、かつ、高品質表示が可能な表示装置を提供すること
ができる。
【0098】対向電極と電荷保存用キャパシタとの間の
電荷転送によって損失した分の電荷を、電荷転送終了後
に補充することとしたので、対向電極の電位を正確に制
御することができる。
【0099】複数の信号線と複数の走査線との交差部
に、信号線及び走査線に接続されてそれぞれ配設された
スイッチング素子と、スイッチング素子のそれぞれに接
続されて配設され、走査線への走査信号入力に応じてス
イッチング素子を介して信号線からの信号が印加される
画素電極と、画素電極と画素電極に対向する対向電極と
の間に挟持され、画素電極と対向電極との間の印加電圧
により駆動される液晶分子を含む液晶層と、一方側は各
画素電極に対してそれぞれ配設され接続された電極であ
り、他方側は各電極に共通して対応し配設された共通電
極である補助キャパシタと、共通電極にインダクタを介
して併設され、共通電極に蓄えられた電荷を共通電極と
の間でインダクタを介して相互に転送され又は転送する
ことにより共通電極の電位を所定周期で変位させる電荷
保存用キャパシタとを備えたので、チップサイズが小さ
く、耐電圧が低い安価なLSIで駆動可能で、消費電力
が小さく、かつ、高品質表示が可能な表示装置を提供す
ることができる。
【0100】共通電極と電荷保存用キャパシタとの間の
電荷転送によって損失した分の電荷を、電荷転送終了後
に補充することとしたので、対向電極の電位を正確に制
御することができる。
【0101】2以上の基準電位のうち、制御信号に応じ
てそれぞれ選択された所定基準電位がそれぞれ基準電位
供給線を介して与えられる複数の信号線と、複数の信号
線と複数の走査線との交差部に、信号線及び走査線に接
続されてそれぞれ配設されたスイッチング素子と、スイ
ッチング素子のそれぞれに接続されて配設され、走査線
への走査信号入力に応じてスイッチング素子を介して信
号線からの信号が印加される画素電極と、画素電極と画
素電極に対向する対向電極との間に挟持され、画素電極
と対向電極との間の印加電圧により駆動される液晶分子
を含む液晶層と、各基準電位供給線に付加された各基準
電位供給線容量にインダクタを介してそれぞれ併設さ
れ、各基準電位供給線容量に蓄えられた電荷を各基準電
位供給線容量との間で各インダクタを介して相互に転送
され又は転送することにより所定基準電位を所定周期で
変位させる電荷保存用キャパシタとを備えたので、チッ
プサイズが小さく、耐電圧が低い安価なLSIで駆動可
能で、消費電力が小さく、かつ、高品質表示が可能な表
示装置を提供することができる。
【0102】基準電位供給線容量と電荷保存用キャパシ
タとの間の電荷転送によって損失した分の電荷を、電荷
転送終了後に補充することとしたので、対向電極の電位
を正確に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る表示装置にお
ける対向電極駆動回路の回路構成図。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る表示装置にお
ける対向電極駆動回路のタイミングチャート。
【図3】対向電極容量CLCD から電荷保存用キャパシタ
CD への電荷転送時における第1の実施の形態に係る対
向電極駆動回路の等価回路の回路構成図。
【図4】第1の実施の形態に係る対向電極駆動回路のス
イッチSW3がオンの状態における対向電極Pの電位V
LC(t)、接続点Sの電位VCD(t)、電流i(t)の
変化を示すグラフ。
【図5】第1の実施の形態に係る対向電極駆動回路の制
御信号φ1、φ2、φ3を生成する回路の一例の回路構
成図。
【図6】図5の回路における極性切換パルスHp、制御
信号φ1、φ2、φ3のタイミングチャート。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る表示装置にお
ける対向電極駆動回路の回路構成図。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る表示装置にお
ける対向電極駆動回路のタイミングチャートである。
【図9】本発明の第3の実施の形態に係る表示装置にお
ける対向電極駆動回路の回路構成図。
【図10】本発明の第4の実施の形態に係る表示装置に
おける対向電極駆動回路の回路構成図。
【図11】本発明の第5の実施の形態に係る表示装置に
おける対向電極駆動回路の回路構成図。
【図12】本発明の第6の実施の形態に係る表示装置に
おける対向電極駆動回路の回路構成図。
【図13】本発明の第7の実施の形態に係る表示装置に
おける対向電極駆動回路の回路構成図。
【図14】本発明の第7の実施の形態に係る表示装置に
おける対向電極駆動回路のタイミングチャート。
【図15】本発明の第8の実施の形態に係る表示装置に
おける対向電極駆動回路の回路構成図。
【図16】本発明の第9の実施の形態に係る表示装置に
おける対向電極駆動回路の回路構成図。
【図17】本発明の第10の実施の形態に係る表示装置
におけるデータ線基準電位供給回路の回路構成図。
【図18】第10の実施の形態におけるデータ線基準電
位供給回路の回路構成図。
【図19】アレイ基板の概略構成図。
【図20】液晶表示装置の画素部の断面構造を模式的に
表した説明図。
【符号の説明】
1901 TFT1902 補助容量 1903 液晶容量CL 1904 データ線駆動回路 1905 ゲート線駆動回路 1906 対向電極 1907 データ線 1908 ゲート線 1909 画素 2001、2010 ガラス基板 2002 カラーフィルタ 2003 ブラックマトリクス 2004、2015 保護膜 2005 対向電極 2006、2016 配向膜 2007 液晶層 2011 ゲート電極 2012 ゲート絶縁膜 2013 アモルファスシリコン 2014 画素電極 2017 ソース電極 2018 ドレイン電極

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の信号線と複数の走査線との交差部
    に、前記信号線及び前記走査線に接続されてそれぞれ配
    設されたスイッチング素子と、 前記スイッチング素子のそれぞれに接続されて配設さ
    れ、前記走査線への走査信号入力に応じて前記スイッチ
    ング素子を介して前記信号線からの信号が印加される画
    素電極と、 前記画素電極と前記画素電極に対向する対向電極との間
    に挟持され、前記画素電極と前記対向電極との間の印加
    電圧により駆動される液晶分子を含む液晶層と、 前記対向電極にインダクタを介して併設され、前記対向
    電極に蓄えられた電荷を前記対向電極との間で前記イン
    ダクタを介して相互に転送され又は転送することにより
    前記対向電極の電位を所定周期で変位させる電荷保存用
    キャパシタとを備えたことを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の表示装置において、第1
    の所定期間前記対向電極を第1の所定電位に保持し、前
    記各画素電極に前記信号の印加による第1の書込み動作
    を行い、次いで前記対向電極に蓄えられた電荷を前記電
    荷保存用キャパシタに転送して第2の所定期間前記対向
    電極を第2の所定電位に保持し、前記各画素電極に前記
    信号の印加による第2の書込み動作を行い、次いで前記
    電荷保存用キャパシタに蓄えられた電荷を前記対向電極
    に転送して第3の所定期間前記対向電極を前記第1の所
    定電位に保持し、前記各画素電極に前記信号の印加によ
    る前記第1の書込み動作を行い、爾後の各所定期間前記
    対向電極の電位を前記第2又は第1の所定電位に保持し
    ながら前記各画素電極に対する前記第2又は第1の書込
    み動作を前記各走査線ごとに順次行うことを特徴とする
    表示装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の表示装置において、第1
    の所定期間前記対向電極を第1の所定電位に保持し、第
    1の走査線に接続された前記スイッチング素子を介して
    当該スイッチング素子に接続された前記画素電極に前記
    信号の印加による第1の書込み動作を行い、次いで前記
    対向電極に蓄えられた電荷を前記電荷保存用キャパシタ
    に転送して第2の所定期間前記対向電極を第2の所定電
    位に保持し、第2の走査線に接続された前記スイッチン
    グ素子を介して当該スイッチング素子に接続された前記
    画素電極に前記信号の印加による第2の書込み動作を行
    い、次いで前記電荷保存用キャパシタに蓄えられた電荷
    を前記対向電極に転送して第3の所定期間前記対向電極
    を前記第1の所定電位に保持し、第3の走査線に接続さ
    れた前記スイッチング素子を介して当該スイッチング素
    子に接続された前記画素電極に前記信号の印加による前
    記第1の書込み動作を行い、爾後の各所定期間前記対向
    電極の電位を前記第2又は第1の所定電位に保持しなが
    ら前記画素電極に対する前記第2又は第1の書込み動作
    を前記各走査線ごとに順次行うことを特徴とする表示装
    置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれかに記載の表示装
    置において、前記対向電極と前記電荷保存用キャパシタ
    との間の電荷転送によって損失した分の電荷を、電荷転
    送終了後に補充することを特徴とする表示装置。
  5. 【請求項5】複数の信号線と複数の走査線との交差部
    に、前記信号線及び前記走査線に接続されてそれぞれ配
    設されたスイッチング素子と、 前記スイッチング素子のそれぞれに接続されて配設さ
    れ、前記走査線への走査信号入力に応じて前記スイッチ
    ング素子を介して前記信号線からの信号が印加される画
    素電極と、 前記画素電極と前記画素電極に対向する対向電極との間
    に挟持され、前記画素電極と前記対向電極との間の印加
    電圧により駆動される液晶分子を含む液晶層と、 一方側は前記各画素電極に対してそれぞれ配設され接続
    された電極であり、他方側は前記各電極に共通して対応
    し配設された共通電極である補助キャパシタと、 前記共通電極にインダクタを介して併設され、前記共通
    電極に蓄えられた電荷を前記共通電極との間で前記イン
    ダクタを介して相互に転送され又は転送することにより
    前記共通電極の電位を所定周期で変位させる電荷保存用
    キャパシタとを備えたことを特徴とする表示装置。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の表示装置において、第1
    の所定期間前記共通電極を第1の所定電位に保持し、前
    記各画素電極に前記信号の印加による第1の書込み動作
    を行い、次いで前記共通電極に蓄えられた電荷を前記電
    荷保存用キャパシタに転送して第2の所定期間前記共通
    電極を第2の所定電位に保持し、前記各画素電極に前記
    信号の印加による第2の書込み動作を行い、次いで前記
    電荷保存用キャパシタに蓄えられた電荷を前記共通電極
    に転送して第3の所定期間前記共通電極を前記第1の所
    定電位に保持し、前記各画素電極に前記信号の印加によ
    る前記第1の書込み動作を行い、爾後の各所定期間前記
    共通電極の電位を前記第2又は第1の所定電位に保持し
    ながら前記各画素電極に対する前記第2又は第1の書込
    み動作を前記各走査線ごとに順次行うことを特徴とする
    表示装置。
  7. 【請求項7】請求項5に記載の表示装置において、第1
    の所定期間前記共通電極を第1の所定電位に保持し、第
    1の走査線に接続された前記スイッチング素子を介して
    当該スイッチング素子に接続された前記画素電極に前記
    信号の印加による第1の書込み動作を行い、次いで前記
    共通電極に蓄えられた電荷を前記電荷保存用キャパシタ
    に転送して第2の所定期間前記共通電極を第2の所定電
    位に保持し、第2の走査線に接続された前記スイッチン
    グ素子を介して当該スイッチング素子に接続された前記
    画素電極に前記信号の印加による第2の書込み動作を行
    い、次いで前記電荷保存用キャパシタに蓄えられた電荷
    を前記共通電極に転送して第3の所定期間前記共通電極
    を前記第1の所定電位に保持し、第3の走査線に接続さ
    れた前記スイッチング素子を介して当該スイッチング素
    子に接続された前記画素電極に前記信号の印加による前
    記第1の書込み動作を行い、爾後の各所定期間前記共通
    電極の電位を前記第2又は第1の所定電位に保持しなが
    ら前記画素電極に対する前記第2又は第1の書込み動作
    を前記各走査線ごとに順次行うことを特徴とする表示装
    置。
  8. 【請求項8】請求項5乃至8のいずれかに記載の表示装
    置において、前記共通電極と前記電荷保存用キャパシタ
    との間の電荷転送によって損失した分の電荷を、電荷転
    送終了後に補充することを特徴とする表示装置。
  9. 【請求項9】2以上の基準電位のうち、制御信号に応じ
    てそれぞれ選択された所定基準電位がそれぞれ基準電位
    供給線を介して与えられる複数の信号線と、 前記複数の信号線と複数の走査線との交差部に、前記信
    号線及び前記走査線に接続されてそれぞれ配設されたス
    イッチング素子と、 前記スイッチング素子のそれぞれに接続されて配設さ
    れ、前記走査線への走査信号入力に応じて前記スイッチ
    ング素子を介して前記信号線からの信号が印加される画
    素電極と、 前記画素電極と前記画素電極に対向する対向電極との間
    に挟持され、前記画素電極と前記対向電極との間の印加
    電圧により駆動される液晶分子を含む液晶層と、 前記各基準電位供給線に付加された各基準電位供給線容
    量にインダクタを介してそれぞれ併設され、前記各基準
    電位供給線容量に蓄えられた電荷を前記各基準電位供給
    線容量との間で前記各インダクタを介して相互に転送さ
    れ又は転送することにより前記所定基準電位を所定周期
    で変位させる電荷保存用キャパシタとを備えたことを特
    徴とする表示装置。
  10. 【請求項10】請求項9に記載の表示装置において、第
    1の所定期間前記基準電位供給線を第1の所定基準電位
    に保持し、前記各画素電極に前記信号の印加による第1
    の書込み動作を行い、次いで前記基準電位供給線容量に
    蓄えられた電荷を前記電荷保存用キャパシタに転送して
    第2の所定期間前記基準電位供給線を第2の所定基準電
    位に保持し、前記各画素電極に前記信号の印加による第
    2の書込み動作を行い、次いで前記電荷保存用キャパシ
    タに蓄えられた電荷を前記基準電位供給線容量に転送し
    て第3の所定期間前記基準電位供給線を前記第1の所定
    基準電位に保持し、前記各画素電極に前記信号の印加に
    よる前記第1の書込み動作を行い、爾後の各所定期間前
    記基準電位供給線の電位を前記第2又は第1の所定基準
    電位に保持しながら前記各画素電極に対する前記第2又
    は第1の書込み動作を前記各走査線ごとに順次行うこと
    を特徴とする表示装置。
  11. 【請求項11】請求項9に記載の表示装置において、第
    1の所定期間前記基準電位供給線を第1の所定基準電位
    に保持し、第1の走査線に接続された前記スイッチング
    素子を介して当該スイッチング素子に接続された前記画
    素電極に前記信号の印加による第1の書込み動作を行
    い、次いで前記基準電位供給線容量に蓄えられた電荷を
    前記電荷保存用キャパシタに転送して第2の所定期間前
    記基準電位供給線を第2の所定基準電位に保持し、第2
    の走査線に接続された前記スイッチング素子を介して当
    該スイッチング素子に接続された前記画素電極に前記信
    号の印加による第2の書込み動作を行い、次いで前記電
    荷保存用キャパシタに蓄えられた電荷を前記基準電位供
    給線容量に転送して第3の所定期間前記基準電位供給線
    を前記第1の所定基準電位に保持し、第3の走査線に接
    続された前記スイッチング素子を介して当該スイッチン
    グ素子に接続された前記画素電極に前記信号の印加によ
    る前記第1の書込み動作を行い、爾後の各所定期間前記
    基準電位供給線の電位を前記第2又は第1の所定基準電
    位に保持しながら前記画素電極に対する前記第2又は第
    1の書込み動作を前記各走査線ごとに順次行うことを特
    徴とする表示装置。
  12. 【請求項12】請求項9乃至11のいずれかに記載の表
    示装置において、前記基準電位供給線容量と前記電荷保
    存用キャパシタとの間の電荷転送によって損失した分の
    電荷を、電荷転送終了後に補充することを特徴とする表
    示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005274658A (ja) * 2004-03-23 2005-10-06 Hitachi Displays Ltd 液晶表示装置
JP2006234783A (ja) * 2005-01-28 2006-09-07 Yazaki Corp 電圧測定装置

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