JPH09244011A - 液晶表示装置 - Google Patents
液晶表示装置Info
- Publication number
- JPH09244011A JPH09244011A JP8053405A JP5340596A JPH09244011A JP H09244011 A JPH09244011 A JP H09244011A JP 8053405 A JP8053405 A JP 8053405A JP 5340596 A JP5340596 A JP 5340596A JP H09244011 A JPH09244011 A JP H09244011A
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- JP
- Japan
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- substrate
- liquid crystal
- shielding layer
- crystal display
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 液晶表示器における表示部外縁の額縁部に遮
光のためにブラックマスクを配置した構造において、ブ
ラックマスクに対する吸湿や透水を抑制し、表示劣化を
生じにくくする。 【解決手段】 第１の基板１とこれに対向して配置され
る第２の基板２の空隙に封入される表示用の液晶１２
と、第１の基板１と第２の基板の間に介在し、表示部外
縁部で液晶１２を封止するためのシール材１０と、第１
の基板１上に配置される色表示のためのカラーフィルタ
５、６、７と、カラーフィルタ５、６、７の間隙に黒表
示のために、また表示外縁部に遮光のために配置される
ブラックマスク３により構成される液晶表示装置におい
て、ブラックマスク３の表示外縁部におけるブラックマ
スク３の外端面がシール材１０と重なる位置にくるよう
に形成し、ブラックマスク３の端面部からの吸湿、透水
を防止し、良好な表示状態を維持する。
光のためにブラックマスクを配置した構造において、ブ
ラックマスクに対する吸湿や透水を抑制し、表示劣化を
生じにくくする。 【解決手段】 第１の基板１とこれに対向して配置され
る第２の基板２の空隙に封入される表示用の液晶１２
と、第１の基板１と第２の基板の間に介在し、表示部外
縁部で液晶１２を封止するためのシール材１０と、第１
の基板１上に配置される色表示のためのカラーフィルタ
５、６、７と、カラーフィルタ５、６、７の間隙に黒表
示のために、また表示外縁部に遮光のために配置される
ブラックマスク３により構成される液晶表示装置におい
て、ブラックマスク３の表示外縁部におけるブラックマ
スク３の外端面がシール材１０と重なる位置にくるよう
に形成し、ブラックマスク３の端面部からの吸湿、透水
を防止し、良好な表示状態を維持する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶表示装置に係
り、特にカラーフィルタを有する液晶表示器の構造に関
する。
り、特にカラーフィルタを有する液晶表示器の構造に関
する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、カラー液晶表示器に使用するカ
ラーフィルタは、ガラス基板上に赤、緑、青のストライ
プパターンを形成し、各カラーフィルタの間隙および表
示部外縁の額縁部には、コントラストの向上を目的とし
てブラックマスクが配置される。ちなみに、このブラッ
クマスクは黒表示時の黒を表現するためのものであり、
黒ペーストをパターンニングすることにより形成され
る。
ラーフィルタは、ガラス基板上に赤、緑、青のストライ
プパターンを形成し、各カラーフィルタの間隙および表
示部外縁の額縁部には、コントラストの向上を目的とし
てブラックマスクが配置される。ちなみに、このブラッ
クマスクは黒表示時の黒を表現するためのものであり、
黒ペーストをパターンニングすることにより形成され
る。
【０００３】これらの赤、緑、青のストライプパターン
の上は、各パターンの膜厚によって段差を生じており、
これを平坦化するために、アクリルなどの透明性のよい
樹脂を塗布し、これをオーバーコート層としている。
の上は、各パターンの膜厚によって段差を生じており、
これを平坦化するために、アクリルなどの透明性のよい
樹脂を塗布し、これをオーバーコート層としている。
【０００４】図２は、かかる従来の液晶表示装置の断面
図である。図において示すように、液晶表示器は、第１
基板１と第２基板２の間に液晶１２を封入した基本構造
を有する。
図である。図において示すように、液晶表示器は、第１
基板１と第２基板２の間に液晶１２を封入した基本構造
を有する。
【０００５】第１基板１の上には、色を表現するための
赤のカラーフィルタ５、緑のカラーフィルタ６、青のカ
ラーフィルタ７がストライプ状に配置され、各カラーフ
ィルタの間隙にはコントラスト向上のために、表示外縁
部には遮断光のために、それぞれブラックマスク３が形
成配置される。
赤のカラーフィルタ５、緑のカラーフィルタ６、青のカ
ラーフィルタ７がストライプ状に配置され、各カラーフ
ィルタの間隙にはコントラスト向上のために、表示外縁
部には遮断光のために、それぞれブラックマスク３が形
成配置される。
【０００６】更に、ブラックマスク３、赤のカラーフィ
ルタ５、緑のカラーフィルタ６、青のカラーフィルタ７
の上には、各フィルタおよびマスクの段差を平坦化する
ためにオーバーコート層としての透明なトップコート４
が塗布形成される。
ルタ５、緑のカラーフィルタ６、青のカラーフィルタ７
の上には、各フィルタおよびマスクの段差を平坦化する
ためにオーバーコート層としての透明なトップコート４
が塗布形成される。
【０００７】そして、このトップコート４の上に、Ｓｉ
Ｏ２１１を介して液晶１２を駆動するためのコモンＩＴ
Ｏ（透明電極）８がパターンニングされる。
Ｏ２１１を介して液晶１２を駆動するためのコモンＩＴ
Ｏ（透明電極）８がパターンニングされる。
【０００８】一方、第１基板１に対向して配置される第
２基板２にはＳｉＯ２１３を介して液晶１２を駆動する
ためのセグメントＩＴＯ９がパターンニングされる。
２基板２にはＳｉＯ２１３を介して液晶１２を駆動する
ためのセグメントＩＴＯ９がパターンニングされる。
【０００９】以上のようにして形成された第１基板１と
第２基板２を、シール材１０を介して対向させ、空隙を
形成し、この空隙に液晶１２および図示しないスペーサ
を封入拡散して、液晶表示装置が構成される。
第２基板２を、シール材１０を介して対向させ、空隙を
形成し、この空隙に液晶１２および図示しないスペーサ
を封入拡散して、液晶表示装置が構成される。
【００１０】さて、以上のように、第１基板１には、色
表示のためのカラーフィルタ５、６、７と、黒表示と遮
光のためのブラックマスク３が配置されるが、表示をよ
り見やすくするために、カラーフィルタ５、６、７の間
隙部ではブラックマスク３として黒ペーストなどをパタ
ーンニングして使用し、額縁部分は遮光性のより良いベ
タのブラックマスク３とすることが多くなっている。つ
まり、表示外周部全面にわたってブラックマスク３を形
成している。
表示のためのカラーフィルタ５、６、７と、黒表示と遮
光のためのブラックマスク３が配置されるが、表示をよ
り見やすくするために、カラーフィルタ５、６、７の間
隙部ではブラックマスク３として黒ペーストなどをパタ
ーンニングして使用し、額縁部分は遮光性のより良いベ
タのブラックマスク３とすることが多くなっている。つ
まり、表示外周部全面にわたってブラックマスク３を形
成している。
【００１１】一方、液晶表示器のギャップコントロール
の面からも、Ａ部分、Ｂ部分において、ブラックマスク
３をシール材１０の外側まで形成し、シール材１０の内
側でのブラックマスク３の段差によるギャップ影響を軽
減するような方法が採用されていた。
の面からも、Ａ部分、Ｂ部分において、ブラックマスク
３をシール材１０の外側まで形成し、シール材１０の内
側でのブラックマスク３の段差によるギャップ影響を軽
減するような方法が採用されていた。
【００１２】
【発明が解決しようとする課題】従来の液晶表示装置に
は、原因がはっきりわからなかったものの、表示劣化が
発生するという問題があった。
は、原因がはっきりわからなかったものの、表示劣化が
発生するという問題があった。
【００１３】以上のような傾向について、発明者は独自
に検討を行った結果、以下のような独自の考察をなすに
至った。即ち、ブラックマスク３の部分が外気に触れて
いる場合に、表示劣化が生じることを確認した。そし
て、ブラックマスク３の部分がシール材１０の外周部よ
りも外側に形成されている場合に、液晶表示装置の表示
劣化が進行し易く、逆に、ブラックマスク３がシール材
１０の内側に形成されている場合に、表示劣化の進行が
抑制されることを見出した。以上のような検証は、樹脂
で形成されるブラックマスク３の吸湿、透水が構造的な
違いで、表示領域に与える影響が異なることに起因する
のがわかった。このため、図２のように、ブラックマス
ク３がシール材１０の外側まで延びた従来型の構造で
は、表示劣化は避けられないこともわかった。以上のこ
とは、本発明者が独自に得た結論である。
に検討を行った結果、以下のような独自の考察をなすに
至った。即ち、ブラックマスク３の部分が外気に触れて
いる場合に、表示劣化が生じることを確認した。そし
て、ブラックマスク３の部分がシール材１０の外周部よ
りも外側に形成されている場合に、液晶表示装置の表示
劣化が進行し易く、逆に、ブラックマスク３がシール材
１０の内側に形成されている場合に、表示劣化の進行が
抑制されることを見出した。以上のような検証は、樹脂
で形成されるブラックマスク３の吸湿、透水が構造的な
違いで、表示領域に与える影響が異なることに起因する
のがわかった。このため、図２のように、ブラックマス
ク３がシール材１０の外側まで延びた従来型の構造で
は、表示劣化は避けられないこともわかった。以上のこ
とは、本発明者が独自に得た結論である。
【００１４】本発明は上記のような本発明者の独自の見
解に基づいてなされたもので、表示部外縁の縁部にブラ
ックマスクを配置した構造において、ブラックマスクに
対する吸湿や透水を抑制し、表示劣化を生じにくくした
液晶表示装置を提供することを目的とするものである。
解に基づいてなされたもので、表示部外縁の縁部にブラ
ックマスクを配置した構造において、ブラックマスクに
対する吸湿や透水を抑制し、表示劣化を生じにくくした
液晶表示装置を提供することを目的とするものである。
【００１５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第１の基板と、この第１の基板と所定の距離をもっ
て対向する第２基板と、これらの第１、第２の基板間に
挟持され、これらの第１、第２基板間に間隙を形成す
る、シール材と、この間隙内に収納された液晶と、を備
え、前記第１の基板の内側面上には、複数のカラーフィ
ルターと、これらのカラーフィルター間を被う中間遮光
層と、これらのカラーフィルターのうちの表示部外周縁
近傍に位置するものとその外周縁との間を被う外縁遮光
層であって、この外縁遮光層の端縁は、前記第１の基板
の端縁よりも内側に位置して、外部に露呈していないも
のとして構成されている、外縁遮光層と、が形成されて
いる、ことを特徴とする液晶表示装置を提供するもので
ある。
に、第１の基板と、この第１の基板と所定の距離をもっ
て対向する第２基板と、これらの第１、第２の基板間に
挟持され、これらの第１、第２基板間に間隙を形成す
る、シール材と、この間隙内に収納された液晶と、を備
え、前記第１の基板の内側面上には、複数のカラーフィ
ルターと、これらのカラーフィルター間を被う中間遮光
層と、これらのカラーフィルターのうちの表示部外周縁
近傍に位置するものとその外周縁との間を被う外縁遮光
層であって、この外縁遮光層の端縁は、前記第１の基板
の端縁よりも内側に位置して、外部に露呈していないも
のとして構成されている、外縁遮光層と、が形成されて
いる、ことを特徴とする液晶表示装置を提供するもので
ある。
【００１６】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態を説明する。
明の実施の形態を説明する。
【００１７】図１は、本発明の実施例の液晶表示装置の
断面図である。
断面図である。
【００１８】図において示すように、第１基板１の上に
は、色を表現するための赤のカラーフィルタ５、緑のカ
ラーフィルタ６、青のカラーフィルタ７がストライプ状
に配置され、各カラーフィルタの間隙および表示外縁部
にはコントラスト向上のためのブラックマスク３〔３
（１）、３（１）、；３（２）、３（２）〕が形成配置
され、その上に、各マスクおよびフィルタの段差を平坦
化するためにトップコート（保護膜）４が塗布形成され
る。このブラックマスク３のうち、内側にあるものは中
間遮光層３（１）であり、外縁にあるものは外縁遮光層
３（２）である。このトップコート４の上に、ＳｉＯ２
１１を介してコモンＩＴＯ（透明電極）８がパターンニ
ングされる。
は、色を表現するための赤のカラーフィルタ５、緑のカ
ラーフィルタ６、青のカラーフィルタ７がストライプ状
に配置され、各カラーフィルタの間隙および表示外縁部
にはコントラスト向上のためのブラックマスク３〔３
（１）、３（１）、；３（２）、３（２）〕が形成配置
され、その上に、各マスクおよびフィルタの段差を平坦
化するためにトップコート（保護膜）４が塗布形成され
る。このブラックマスク３のうち、内側にあるものは中
間遮光層３（１）であり、外縁にあるものは外縁遮光層
３（２）である。このトップコート４の上に、ＳｉＯ２
１１を介してコモンＩＴＯ（透明電極）８がパターンニ
ングされる。
【００１９】一方、第１基板１に対向して配置される第
２基板２にはＳｉＯ２１３を介してセグメントＩＴＯ
（透明電極）９がパターンニングされる。
２基板２にはＳｉＯ２１３を介してセグメントＩＴＯ
（透明電極）９がパターンニングされる。
【００２０】そして、第１基板１と第２基板２を、シー
ル材１０を介して対向させ、空隙を形成し、この空隙に
液晶１２および図示しないスペーサを封入拡散して、液
晶表示装置が構成される。
ル材１０を介して対向させ、空隙を形成し、この空隙に
液晶１２および図示しないスペーサを封入拡散して、液
晶表示装置が構成される。
【００２１】さて、シール材１０とブラックマスク３と
の位置関係であるが、ブラックマスク３の端部面が外気
に触れるのを防止するために、Ｃ部分、Ｄ部分におい
て、ブラックマスク３の端縁部は、シール材１０の途中
までしか形成されていない。つまり、平面的にみた場
合、ブラックマスク３の端縁はシール材１０の肉厚の範
囲内におさまる寸法のものとして形成されている。
の位置関係であるが、ブラックマスク３の端部面が外気
に触れるのを防止するために、Ｃ部分、Ｄ部分におい
て、ブラックマスク３の端縁部は、シール材１０の途中
までしか形成されていない。つまり、平面的にみた場
合、ブラックマスク３の端縁はシール材１０の肉厚の範
囲内におさまる寸法のものとして形成されている。
【００２２】この場合、シール材１０の外端面に対す
る、ブラックマスク３の端面位置は、シール材１０の形
成精度および、ブラックマスク３の形成精度を考慮し
て、シール材１０の外端面よりもはみ出さない位置とす
ることが望ましい。
る、ブラックマスク３の端面位置は、シール材１０の形
成精度および、ブラックマスク３の形成精度を考慮し
て、シール材１０の外端面よりもはみ出さない位置とす
ることが望ましい。
【００２３】一方、ブラックマスク３の端面位置は、シ
ール材１０の内端面よりも内側に来ない位置とする必要
がある。これは、当該位置におけるブラックマスク３の
役割が遮光であり、光漏れを低減して、表示の良好性を
維持するためには必要な要件である。
ール材１０の内端面よりも内側に来ない位置とする必要
がある。これは、当該位置におけるブラックマスク３の
役割が遮光であり、光漏れを低減して、表示の良好性を
維持するためには必要な要件である。
【００２４】なお、ブラックマスク３であるが、黒表示
のため、つまりコントラスト向上のためにカラーフィル
タ５、６、７の間隙に配置される部分の材料および形成
工程と、遮光のために表示外縁部にベタで形成される部
分の材料および形成工程は、それぞれの目的に応じて、
それぞれ最適な材料と形成工程を選択できる。
のため、つまりコントラスト向上のためにカラーフィル
タ５、６、７の間隙に配置される部分の材料および形成
工程と、遮光のために表示外縁部にベタで形成される部
分の材料および形成工程は、それぞれの目的に応じて、
それぞれ最適な材料と形成工程を選択できる。
【００２５】さて、発明者らは、図２に示した従来構成
と、図１の本実施例の構成を比較検証した。検証は、吸
湿、透水の影響を確認するための信頼性試験によって実
施した。結果は、下記の表１、表２、表３に示すとおり
である。
と、図１の本実施例の構成を比較検証した。検証は、吸
湿、透水の影響を確認するための信頼性試験によって実
施した。結果は、下記の表１、表２、表３に示すとおり
である。
【００２６】 表１試験品 ２５℃ ５０％ 従来例Ａ部 ２４０時間 異常（中度） 従来例Ｂ部 ２４０時間 異常（軽度） 本発明Ｃ部 １０００時間 異常なし 本発明Ｄ部 １０００時間 異常なし 表１は、２５℃、５０％の雰囲気中で、図２の従来例に
おけるＡ部分とＢ部分、および図１の本実施例における
Ｃ部分とＤ部分を比較した結果である。
おけるＡ部分とＢ部分、および図１の本実施例における
Ｃ部分とＤ部分を比較した結果である。
【００２７】 表２試験品 ４０℃ ９０％ 従来例Ａ部 ７２時間 異常（重度） 従来例Ｂ部 ７２時間 異常（重度） 本発明Ｃ部 ５００時間 異常なし 本発明Ｄ部 ５００時間 異常なし 表２は、４０℃、９０％の雰囲気中で、図２の従来例に
おけるＡ、Ｂの各部分と、図１の本実施例におけるＣ、
Ｄの各部分を比較した結果である。
おけるＡ、Ｂの各部分と、図１の本実施例におけるＣ、
Ｄの各部分を比較した結果である。
【００２８】 表３試験品 ６０℃ ７０％ 従来例Ａ部 ９６時間 異常（重度） 従来例Ｂ部 ９６時間 異常（中度） 本発明Ｃ部 ５００時間 異常なし 本発明Ｄ部 ５００時間 異常なし 表３は、６０℃、７０％の雰囲気中で、図２の従来例に
おけるＡ、Ｂ各部分と、図１の本実施例におけるＣ、Ｄ
各部分を比較した結果である。
おけるＡ、Ｂ各部分と、図１の本実施例におけるＣ、Ｄ
各部分を比較した結果である。
【００２９】表１に示す試験結果では、本実施例の構成
では、１０００時間経過後も異常を見出せなかったのに
対して、従来例の構成では、２４０時間経過後には、程
度は中、軽度ではあるものの、異常が発見された。
では、１０００時間経過後も異常を見出せなかったのに
対して、従来例の構成では、２４０時間経過後には、程
度は中、軽度ではあるものの、異常が発見された。
【００３０】表２に示す試験結果では、本実施例の構成
では、５００時間経過後も異常を見出せなかったのに対
して、従来例の構成では、７２時間経過後には、重度の
異常が発見された。
では、５００時間経過後も異常を見出せなかったのに対
して、従来例の構成では、７２時間経過後には、重度の
異常が発見された。
【００３１】表３に示す試験結果では、本実施例の構成
では、５００時間経過後も異常を見出せなかったのに対
して、従来例の構成では、９６時間経過後には、中、重
度の異常が発見された。
では、５００時間経過後も異常を見出せなかったのに対
して、従来例の構成では、９６時間経過後には、中、重
度の異常が発見された。
【００３２】以上の試験結果からも明らかなように、ブ
ラックマスク３の端部面を、シール材１０の外端面より
も内側に来るように形成することにより、吸湿、透水の
影響を受けにくくなり、結果として、信頼性が高まり、
表示品質を維持することができる。
ラックマスク３の端部面を、シール材１０の外端面より
も内側に来るように形成することにより、吸湿、透水の
影響を受けにくくなり、結果として、信頼性が高まり、
表示品質を維持することができる。
【００３３】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の液晶表示装
置は、ブラックマスクの外周端部面が、液晶を封入する
ためのシール材１０の外端面よりも内側にくるように、
各部を構成したので、ブラックマスク端部面からの吸
湿、透水を低減でき、結果として、表示品質を維持し、
良好な表示を確保できる効果がある。
置は、ブラックマスクの外周端部面が、液晶を封入する
ためのシール材１０の外端面よりも内側にくるように、
各部を構成したので、ブラックマスク端部面からの吸
湿、透水を低減でき、結果として、表示品質を維持し、
良好な表示を確保できる効果がある。
【図１】本発明の実施例の液晶表示装置の断面図であ
る。
る。
【図２】従来の液晶表示装置の断面図である。
１ 第１基板 ２ 第２基板 ３ ブラックマスク ４ トップコート ５ 赤のカラーフィルタ ６ 緑のカラーフィルタ ７ 青のカラーフィルタ ８ コモンＩＴＯ ９ セグメントＩＴＯ １０ シール材 １１、１３ ＳｉＯ２ １２ 液晶
Claims (7)
- 【請求項１】第１の基板と、 この第１の基板と所定の距離をもって対向する第２基板
と、 これらの第１、第２の基板間に挟持され、これらの第
１、第２基板間に間隙を形成する、シール材と、 この間隙内に収納された液晶と、 を備え、 前記第１の基板の内側面上には、 複数のカラーフィルターと、 これらのカラーフィルター間を被う中間遮光層と、 これらのカラーフィルターのうちの表示部外周縁近傍に
位置するものとその外周縁との間を被う外縁遮光層であ
って、この外縁遮光層の端縁は、前記第１の基板の端縁
よりも内側に位置して、外部に露呈していないものとし
て構成されている、外縁遮光層と、 が形成されている、 ことを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項２】前記外縁遮光層の端縁は、平面的にみて、
前記シール材の肉厚内におさまる寸法のものとして形成
され、前記シール材の内縁よりも内側になく且つ外縁よ
りも外側にもないものとして形成されている、請求項１
の液晶表示装置。 - 【請求項３】前記カラーフィルタ、前記中間遮光層及び
前記外縁遮光層は保護膜で被われている、請求項１又は
２の液晶表示装置。 - 【請求項４】前記遮光層は黒ペースト薄膜によるブラッ
クマスクであり、前記保護膜は前記カラーフィルタの保
護及び平滑等のためのトップコート層である、請求項３
の液晶表示装置。 - 【請求項５】前記中間遮光層と前記外縁遮光層とは、そ
れぞれ異なる材料で形成される、請求項１〜４の１つの
液晶表示装置。 - 【請求項６】前記第１、第２の基板上にはそれぞれ透明
電極が配設されている、請求項１〜５の１つの液晶表示
装置。 - 【請求項７】互いに間隙を介して対向させた第１基板及
び第２基板を有し、 この第１基板は、透明基板上に、遮光を目的とする黒ペ
ーストの薄膜がブラックマスクとして形成され、少なく
とも２色以上の色層が所望のパターンに形成され、その
上に色層の保護及び平滑性等を目的とするトップコート
層及び表示を目的とする透明電極が形成され、カラーフ
ィルタとして機能するものであり、 前記第１基板及び前記第２基板はシール材により貼り合
わせられており、 この第１および第２基板の間隙にスペーサおよび液晶が
挟持されており、 前記ブラックマスク端面外周が、前記シール材によって
覆われて、前記シール材の外周端面よりはみ出さず、且
つこのブラックマスクが表示部外周を遮光していること
を特徴とする液晶表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8053405A JPH09244011A (ja) | 1996-03-11 | 1996-03-11 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8053405A JPH09244011A (ja) | 1996-03-11 | 1996-03-11 | 液晶表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09244011A true JPH09244011A (ja) | 1997-09-19 |
Family
ID=12941927
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8053405A Pending JPH09244011A (ja) | 1996-03-11 | 1996-03-11 | 液晶表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09244011A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020056724A (ko) * | 2000-12-29 | 2002-07-10 | 주식회사 현대 디스플레이 테크놀로지 | 내습성이 강한 엘씨디 모듈 제작방법 |
| JP2014186321A (ja) * | 2013-02-21 | 2014-10-02 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 液晶表示装置及び電子機器 |
-
1996
- 1996-03-11 JP JP8053405A patent/JPH09244011A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020056724A (ko) * | 2000-12-29 | 2002-07-10 | 주식회사 현대 디스플레이 테크놀로지 | 내습성이 강한 엘씨디 모듈 제작방법 |
| JP2014186321A (ja) * | 2013-02-21 | 2014-10-02 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 液晶表示装置及び電子機器 |
| US9366913B2 (en) | 2013-02-21 | 2016-06-14 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Liquid crystal display device and electronic device |
| JP2018063440A (ja) * | 2013-02-21 | 2018-04-19 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 液晶表示装置 |
| US10365514B2 (en) | 2013-02-21 | 2019-07-30 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Liquid crystal display device and electronic device |
| JP2019152889A (ja) * | 2013-02-21 | 2019-09-12 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 液晶表示装置 |
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