JPH0798459A - 液晶表示装置 - Google Patents
液晶表示装置Info
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- JPH0798459A JPH0798459A JP5242594A JP24259493A JPH0798459A JP H0798459 A JPH0798459 A JP H0798459A JP 5242594 A JP5242594 A JP 5242594A JP 24259493 A JP24259493 A JP 24259493A JP H0798459 A JPH0798459 A JP H0798459A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 液晶を注入してから封止剤で封止した封口部
において、封止剤を遮光用ブラックマスクにオーバーラ
ップさせることなく確実に遮光ができる液晶表示装置を
提供する。 【構成】 薄膜トランジスタおよび信号配線７を形成し
たガラスからなるＴＦＴ基板６とフィルタおよび遮光用
ブラックマスクを形成したガラスからなるフィルタ基板
１２を、外光１０や光源１６から発する光源光１８を偏
光する偏光板１３、１４間に対向させてなるＬＣＤパネ
ル２を備えた液晶表示装置１において、このＬＣＤパネ
ル２は、液晶を注入する封口部５を有するものであっ
て、ＬＣＤパネル２の偏光板１３、１４若しくはＴＦＴ
基板６若しくはフィルタ基板１２の、封口部５における
遮光用ブラックマスクと封止剤の間に位置する部分に、
外光１０や光源から発する光源光１８を遮光する遮光部
材８を設ける。
において、封止剤を遮光用ブラックマスクにオーバーラ
ップさせることなく確実に遮光ができる液晶表示装置を
提供する。 【構成】 薄膜トランジスタおよび信号配線７を形成し
たガラスからなるＴＦＴ基板６とフィルタおよび遮光用
ブラックマスクを形成したガラスからなるフィルタ基板
１２を、外光１０や光源１６から発する光源光１８を偏
光する偏光板１３、１４間に対向させてなるＬＣＤパネ
ル２を備えた液晶表示装置１において、このＬＣＤパネ
ル２は、液晶を注入する封口部５を有するものであっ
て、ＬＣＤパネル２の偏光板１３、１４若しくはＴＦＴ
基板６若しくはフィルタ基板１２の、封口部５における
遮光用ブラックマスクと封止剤の間に位置する部分に、
外光１０や光源から発する光源光１８を遮光する遮光部
材８を設ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、透過型の液晶表示装置
に関するものである。
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来この種の液晶表示装置に使用されて
いる液晶表示パネル（以下、ＬＣＤパネルと呼ぶ）には
図５に示す平面図に見られるように、図示しない液晶を
注入するための封口部２２が一部に設けられている。こ
のようなＬＣＤパネル１９は、２枚の偏光板２９、３０
間にガラスからなる薄膜トランジスタ基板２３（以下、
ＴＦＴ基板と呼ぶ）とガラスからなるフィルタ基板２５
を対向させて配置し、封口部２２は封止剤２７によっ
て、表示部２０の外周となる部位（以下、表示部端面と
呼ぶ）はシール２１によって、図示しない液晶を両基板
間に閉じ込めた形で構成されている。
いる液晶表示パネル（以下、ＬＣＤパネルと呼ぶ）には
図５に示す平面図に見られるように、図示しない液晶を
注入するための封口部２２が一部に設けられている。こ
のようなＬＣＤパネル１９は、２枚の偏光板２９、３０
間にガラスからなる薄膜トランジスタ基板２３（以下、
ＴＦＴ基板と呼ぶ）とガラスからなるフィルタ基板２５
を対向させて配置し、封口部２２は封止剤２７によっ
て、表示部２０の外周となる部位（以下、表示部端面と
呼ぶ）はシール２１によって、図示しない液晶を両基板
間に閉じ込めた形で構成されている。
【０００３】図６は図５の封口部２２におけるＢ−Ｂ断
面図を示す。２枚の偏光板２９、３０間にＴＦＴ基板２
３とフィルタ基板２５を対向させて配置し、封止剤２７
により液晶層２４を形成する液晶を閉鎖していることを
示している。そして、フィルタ基板２５には図示しない
フィルタと遮光用ブラックマスク２６が形成されてお
り、封口部２２では、図のように封止剤２７と遮光用ブ
ラックマスク２６が離れた恰好で構成されている。
面図を示す。２枚の偏光板２９、３０間にＴＦＴ基板２
３とフィルタ基板２５を対向させて配置し、封止剤２７
により液晶層２４を形成する液晶を閉鎖していることを
示している。そして、フィルタ基板２５には図示しない
フィルタと遮光用ブラックマスク２６が形成されてお
り、封口部２２では、図のように封止剤２７と遮光用ブ
ラックマスク２６が離れた恰好で構成されている。
【０００４】また、図７は図５の表示部端面のＣ−Ｃ断
面図を示す。表示部端面は、フィルタ基板２５にはフィ
ルタ２８と遮光用ブラックマスク２６が形成されてお
り、図のようにシール２１を遮光用ブラックマスク２６
にオーバーラップさせた恰好で構成されている。なお、
ＴＦＴ基板２３には透明電極、薄膜トランジスタ、およ
び信号配線（いずれも図示しない）が形成されている。
面図を示す。表示部端面は、フィルタ基板２５にはフィ
ルタ２８と遮光用ブラックマスク２６が形成されてお
り、図のようにシール２１を遮光用ブラックマスク２６
にオーバーラップさせた恰好で構成されている。なお、
ＴＦＴ基板２３には透明電極、薄膜トランジスタ、およ
び信号配線（いずれも図示しない）が形成されている。
【０００５】このような液晶表示装置は、偏光板２９、
３０の偏光軸が直交状態、即ちノーマリーホワイトで貼
られおり、無電界の液晶層２４内では光が９０°旋光さ
れ透過されるが、逆に、電界印加時には旋光されないた
め透過されず暗表示となる、所謂ノーマリーホワイトタ
イプである。以上のような構成からなる従来のノーマリ
ーホワイトタイプの液晶表示装置は、図７に示すよう
に、シール２１をフィルタ基板２５に設けた遮光用ブラ
ックマスク２６にオーバーラップした構成としている。
したがって、電界印加時は勿論のこと、無電界時におい
てもシール２１内では光が旋光されないため、ＬＣＤパ
ネル１９のシール２１に相当する部分は常に暗状態とな
る。これにより、表示部端面での漏光対策を行ってい
る。
３０の偏光軸が直交状態、即ちノーマリーホワイトで貼
られおり、無電界の液晶層２４内では光が９０°旋光さ
れ透過されるが、逆に、電界印加時には旋光されないた
め透過されず暗表示となる、所謂ノーマリーホワイトタ
イプである。以上のような構成からなる従来のノーマリ
ーホワイトタイプの液晶表示装置は、図７に示すよう
に、シール２１をフィルタ基板２５に設けた遮光用ブラ
ックマスク２６にオーバーラップした構成としている。
したがって、電界印加時は勿論のこと、無電界時におい
てもシール２１内では光が旋光されないため、ＬＣＤパ
ネル１９のシール２１に相当する部分は常に暗状態とな
る。これにより、表示部端面での漏光対策を行ってい
る。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のノーマリー
ホワイトタイプの液晶表示装置では、シールをフィルタ
基板上の遮光用ブラックマスクにオーバーラップした構
成を採っているので、ＬＣＤパネルの表示部端面での遮
光を実現している。しかしながら、ＬＣＤパネルの内部
に液晶を注入するための封口部では、封口部を封止する
ための封止剤を遮光用ブラックマスクにオーバーラップ
させていないため上記表示部端面のようには遮光ができ
なかった。したがって、液晶表示装置として完全な漏光
防止は達成されず、十分満足のいく液晶表示装置とは成
りえなかった。
ホワイトタイプの液晶表示装置では、シールをフィルタ
基板上の遮光用ブラックマスクにオーバーラップした構
成を採っているので、ＬＣＤパネルの表示部端面での遮
光を実現している。しかしながら、ＬＣＤパネルの内部
に液晶を注入するための封口部では、封口部を封止する
ための封止剤を遮光用ブラックマスクにオーバーラップ
させていないため上記表示部端面のようには遮光ができ
なかった。したがって、液晶表示装置として完全な漏光
防止は達成されず、十分満足のいく液晶表示装置とは成
りえなかった。
【０００７】これは、オーバーラップしていない封止剤
と遮光用ブラックマスクの間に位置する液晶部分は、無
電界時に液晶層内で光が９０°旋光されるため常に透過
状態となってしまいこの部分から漏光するためである。
そこで封口部での漏光を防止しようとして、敢えて封止
剤を遮光用ブラックマスクにオーバーラップさせること
は可能であるが、その代わり、封止剤のＵＶ照射時に遮
光用ブラックマスクが障害となって封止剤の未硬化部分
が残り、この未硬化封止剤がＬＣＤパネルの表示エリア
に侵入し表示部を阻害してしまう。そのため、実際には
封止剤と遮光用ブラックマスクをオーバーラップさせな
い構成のＬＣＤパネルにすることが従来技術であり、こ
のままでは封口部での漏光にはある程度妥協せざるを得
なかった。
と遮光用ブラックマスクの間に位置する液晶部分は、無
電界時に液晶層内で光が９０°旋光されるため常に透過
状態となってしまいこの部分から漏光するためである。
そこで封口部での漏光を防止しようとして、敢えて封止
剤を遮光用ブラックマスクにオーバーラップさせること
は可能であるが、その代わり、封止剤のＵＶ照射時に遮
光用ブラックマスクが障害となって封止剤の未硬化部分
が残り、この未硬化封止剤がＬＣＤパネルの表示エリア
に侵入し表示部を阻害してしまう。そのため、実際には
封止剤と遮光用ブラックマスクをオーバーラップさせな
い構成のＬＣＤパネルにすることが従来技術であり、こ
のままでは封口部での漏光にはある程度妥協せざるを得
なかった。
【０００８】ところで、ここで使用されている封止剤は
ＵＶ照射にて硬化する材質のものであるが、代わりにＵ
Ｖ照射を必要としない熱硬化性封止剤を使用することに
よって、封止剤が未硬化することなく封止剤を遮光用ブ
ラックマスクにオーバーラップさせて封口部の遮光を実
現するＬＣＤパネルが考えられる。しかしこの構成にお
いても、構造上負圧封口であるため熱硬化性封止剤の硬
化前に表示部までこれが侵入するというリスクを負うこ
とになる。
ＵＶ照射にて硬化する材質のものであるが、代わりにＵ
Ｖ照射を必要としない熱硬化性封止剤を使用することに
よって、封止剤が未硬化することなく封止剤を遮光用ブ
ラックマスクにオーバーラップさせて封口部の遮光を実
現するＬＣＤパネルが考えられる。しかしこの構成にお
いても、構造上負圧封口であるため熱硬化性封止剤の硬
化前に表示部までこれが侵入するというリスクを負うこ
とになる。
【０００９】したがって、上記理由により封止剤を遮光
用ブラックマスクにオーバーラップさせることは不可で
ある。そこで本発明は、封口部においてもＬＣＤパネル
の品質を損なうことなく、換言すれば、封止剤を遮光用
ブラックマスクにオーバーラップさせることなく、確実
に遮光ができる液晶表示装置を提供することを目的とす
る。
用ブラックマスクにオーバーラップさせることは不可で
ある。そこで本発明は、封口部においてもＬＣＤパネル
の品質を損なうことなく、換言すれば、封止剤を遮光用
ブラックマスクにオーバーラップさせることなく、確実
に遮光ができる液晶表示装置を提供することを目的とす
る。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明においては、薄膜トランジスタおよび信号配
線を形成したガラスからなる薄膜トランジスタ基板とフ
ィルタおよび遮光用ブラックマスクを形成したガラスか
らなるフィルタ基板を、外光や光源から発する光源光を
偏光する偏光板間に対向させてなる液晶表示パネルを備
えた液晶表示装置において、前記液晶表示パネルは、液
晶を注入してから封止剤で封止した封口部を有するもの
であって、前記液晶表示パネルの前記偏光板若しくは前
記薄膜トランジスタ基板若しくは前記フィルタ基板の、
前記封口部における前記遮光用ブラックマスクと前記封
止剤の間に位置する部分に、前記外光や光源から発する
光源光を遮光する遮光部材を設けたことを特徴としてい
る。
め、本発明においては、薄膜トランジスタおよび信号配
線を形成したガラスからなる薄膜トランジスタ基板とフ
ィルタおよび遮光用ブラックマスクを形成したガラスか
らなるフィルタ基板を、外光や光源から発する光源光を
偏光する偏光板間に対向させてなる液晶表示パネルを備
えた液晶表示装置において、前記液晶表示パネルは、液
晶を注入してから封止剤で封止した封口部を有するもの
であって、前記液晶表示パネルの前記偏光板若しくは前
記薄膜トランジスタ基板若しくは前記フィルタ基板の、
前記封口部における前記遮光用ブラックマスクと前記封
止剤の間に位置する部分に、前記外光や光源から発する
光源光を遮光する遮光部材を設けたことを特徴としてい
る。
【００１１】
【作用】本発明によれば、外光や光源から発した光源光
は、液晶表示パネルの両面に対向させた一方の偏光板を
透過し液晶層内で旋光される。さらに、液晶層内で旋光
された光は液晶表示パネルの両面に対向させた他方の偏
光板を透過するので、液晶表示パネルは明状態となる。
また、液晶表示パネルの封口部では、偏光板、若しくは
薄膜トランジスタ基板、若しくはフィルタ基板に設けた
遮光部材により外光や光源から発した光源光は遮光され
る。
は、液晶表示パネルの両面に対向させた一方の偏光板を
透過し液晶層内で旋光される。さらに、液晶層内で旋光
された光は液晶表示パネルの両面に対向させた他方の偏
光板を透過するので、液晶表示パネルは明状態となる。
また、液晶表示パネルの封口部では、偏光板、若しくは
薄膜トランジスタ基板、若しくはフィルタ基板に設けた
遮光部材により外光や光源から発した光源光は遮光され
る。
【００１２】
【実施例】以下本発明を図に示す実施例により説明す
る。図２はノーマリーホワイトタイプの液晶表示装置を
構成するＬＣＤパネルの平面図であり、２枚の偏光板１
３、１４間にガラスからなるＴＦＴ基板６とガラスから
なるフィルタ基板１２を対向させて配置し、一部には図
示しない液晶を注入するための封口部５が設けられてい
る。そして、封口部５は封止剤１５によって、かつ表示
部３の表示部端面はシール４によって、図示しない液晶
を両基板間に閉じ込めた形でＬＣＤパネル２が構成され
ている。
る。図２はノーマリーホワイトタイプの液晶表示装置を
構成するＬＣＤパネルの平面図であり、２枚の偏光板１
３、１４間にガラスからなるＴＦＴ基板６とガラスから
なるフィルタ基板１２を対向させて配置し、一部には図
示しない液晶を注入するための封口部５が設けられてい
る。そして、封口部５は封止剤１５によって、かつ表示
部３の表示部端面はシール４によって、図示しない液晶
を両基板間に閉じ込めた形でＬＣＤパネル２が構成され
ている。
【００１３】図１は、図２の構成からなる液晶表示装置
１の封口部５における断面図である。２枚の偏光板１
３、１４間にＴＦＴ基板６とフィルタ基板１２を対向さ
せて配置し、液晶層１１をシール４で閉鎖していること
を示している。また、偏光板１３、１４は、その偏光軸
が直交状態、即ちノーマリーホワイトで貼られている。
そして、ＬＣＤパネル２に光源光１６を設けて液晶表示
装置１を構成している。ＬＣＤパネル２の一構成要素で
あるＴＦＴ基板６には、図示しない液晶のドライバの信
号を受けてＴＦＴ基板６に形成した図示しない薄膜トラ
ンジスタをＯＮ、ＯＦＦさせるためのＣｒ等からなる信
号配線７が形成される。さらに封口部５において漏光し
ないように、封口部５に位置するＴＦＴ基板６には、外
光１０や光源１６からの光源光１８が確実に遮光可能な
絶縁性の遮光部材８が形成される。そして、遮光部材８
上にはＳｉＮｘ等からなるパッシベーション保護膜１０
が形成される。
１の封口部５における断面図である。２枚の偏光板１
３、１４間にＴＦＴ基板６とフィルタ基板１２を対向さ
せて配置し、液晶層１１をシール４で閉鎖していること
を示している。また、偏光板１３、１４は、その偏光軸
が直交状態、即ちノーマリーホワイトで貼られている。
そして、ＬＣＤパネル２に光源光１６を設けて液晶表示
装置１を構成している。ＬＣＤパネル２の一構成要素で
あるＴＦＴ基板６には、図示しない液晶のドライバの信
号を受けてＴＦＴ基板６に形成した図示しない薄膜トラ
ンジスタをＯＮ、ＯＦＦさせるためのＣｒ等からなる信
号配線７が形成される。さらに封口部５において漏光し
ないように、封口部５に位置するＴＦＴ基板６には、外
光１０や光源１６からの光源光１８が確実に遮光可能な
絶縁性の遮光部材８が形成される。そして、遮光部材８
上にはＳｉＮｘ等からなるパッシベーション保護膜１０
が形成される。
【００１４】図３は、液晶表示装置１の封口部５におけ
る平面拡大図である。図３のようにＬＣＤパネルを平面
から見て、信号配線７、シール４、遮光用ブラックマス
ク１７、および封止剤１５が互いにオーバーラップしな
い部分、即ち、液晶層内で光が旋光されて透過してくる
部分を確実に覆うように封口部５全面に位置するＴＦＴ
基板６に遮光部材８が形成されていることを示してい
る。
る平面拡大図である。図３のようにＬＣＤパネルを平面
から見て、信号配線７、シール４、遮光用ブラックマス
ク１７、および封止剤１５が互いにオーバーラップしな
い部分、即ち、液晶層内で光が旋光されて透過してくる
部分を確実に覆うように封口部５全面に位置するＴＦＴ
基板６に遮光部材８が形成されていることを示してい
る。
【００１５】図４は図３に示す封口部におけるＡ−Ａ断
面図である。２枚の偏光板１３、１４間にＴＦＴ基板６
とフィルタ基板１２を対向させて配置し、図示しない液
晶を注入してなる液晶層１１を封止剤１５で閉鎖してい
ることを示している。そして、フィルタ基板１２上には
図示しないフィルタと遮光用ブラックマスク１７が形成
されており、封止剤１５は従来技術と同様に遮光用ブラ
ックマスク１７にオーバーラップせず両者間が離れた恰
好で構成されている。
面図である。２枚の偏光板１３、１４間にＴＦＴ基板６
とフィルタ基板１２を対向させて配置し、図示しない液
晶を注入してなる液晶層１１を封止剤１５で閉鎖してい
ることを示している。そして、フィルタ基板１２上には
図示しないフィルタと遮光用ブラックマスク１７が形成
されており、封止剤１５は従来技術と同様に遮光用ブラ
ックマスク１７にオーバーラップせず両者間が離れた恰
好で構成されている。
【００１６】なお、ＴＦＴ基板２３には図示しない透明
電極が形成されている。以上のような構成のノーマリー
ホワイトタイプの液晶表示装置１は、液晶層１１に電圧
を印加し電界が形成されると光源光は遮られＬＣＤパネ
ル２は暗表示になり、逆に無電界の時は液晶層１１内で
は光源光が９０°旋光され透過するため明表示になる。
電極が形成されている。以上のような構成のノーマリー
ホワイトタイプの液晶表示装置１は、液晶層１１に電圧
を印加し電界が形成されると光源光は遮られＬＣＤパネ
ル２は暗表示になり、逆に無電界の時は液晶層１１内で
は光源光が９０°旋光され透過するため明表示になる。
【００１７】したがって、液晶層１１内を光が透過する
無電界時のＬＣＤパネルにおいて、遮光部材８は光を透
過しない材質を有するものであり、封口部５全面を完全
に覆うようにＴＦＴ基板６に形成されているため、外光
１０や光源１６から発する光源光１８を遮光し確実に封
口部５において漏光を防止することが可能となる。ま
た、ＬＣＤパネル２の表示部端面においても、シール４
とフィルタ基板１２に設けた遮光用ブラックマスク１７
は同様に光を透過しない材質を有するものであり、かつ
両者が互いにオーバーラップしているため、外光１０や
光源１６から発する光源光１８を遮光し確実に漏光を防
止することが可能となる。
無電界時のＬＣＤパネルにおいて、遮光部材８は光を透
過しない材質を有するものであり、封口部５全面を完全
に覆うようにＴＦＴ基板６に形成されているため、外光
１０や光源１６から発する光源光１８を遮光し確実に封
口部５において漏光を防止することが可能となる。ま
た、ＬＣＤパネル２の表示部端面においても、シール４
とフィルタ基板１２に設けた遮光用ブラックマスク１７
は同様に光を透過しない材質を有するものであり、かつ
両者が互いにオーバーラップしているため、外光１０や
光源１６から発する光源光１８を遮光し確実に漏光を防
止することが可能となる。
【００１８】以上により、本実施例の液晶表示装置１を
使用するときは、ＬＣＤパネル２の表示部端面における
確実な遮光は勿論のこと、封口部５においてもＬＣＤパ
ネル２の品質を損なうことなく確実に遮光ができ、十分
満足のいく液晶表示装置１が提供できる。また、ＴＦＴ
基板６の封口部５全面に位置する部分に形成する遮光部
材８には、絶縁性のもの以外に導電性の材料も使用可能
である。即ち、図示しないソースラインをスパッタする
際に、ＳｉＮｘ等からなる図示しない絶縁膜を介してＴ
ｉやその他の金属からなる遮光部材８を、完全に封口部
５全面を覆うようにＴＦＴ基板６へ形成する。これによ
り、絶縁性の遮光部材８の時と同様に、封口部５におい
てＬＣＤパネル２の品質を損なうことなく確実に遮光が
可能となる。
使用するときは、ＬＣＤパネル２の表示部端面における
確実な遮光は勿論のこと、封口部５においてもＬＣＤパ
ネル２の品質を損なうことなく確実に遮光ができ、十分
満足のいく液晶表示装置１が提供できる。また、ＴＦＴ
基板６の封口部５全面に位置する部分に形成する遮光部
材８には、絶縁性のもの以外に導電性の材料も使用可能
である。即ち、図示しないソースラインをスパッタする
際に、ＳｉＮｘ等からなる図示しない絶縁膜を介してＴ
ｉやその他の金属からなる遮光部材８を、完全に封口部
５全面を覆うようにＴＦＴ基板６へ形成する。これによ
り、絶縁性の遮光部材８の時と同様に、封口部５におい
てＬＣＤパネル２の品質を損なうことなく確実に遮光が
可能となる。
【００１９】また、ＴＦＴ基板６に形成する遮光部材８
は、必ずしも本実施例に示すような封口部５を完全に覆
うといった構成にしなくても良い。つまり、信号配線７
はそれ自信が遮光性を伴っていて封口部５の漏光の一部
を遮光していることに注目し、封口部５に位置するＴＦ
Ｔ基板６において、信号配線７が遮光しきれない部分に
遮光部材８を信号配線７に確実にオーバーラップするよ
うに形成すれば、封口部５での完全な遮光が実現でき
る。
は、必ずしも本実施例に示すような封口部５を完全に覆
うといった構成にしなくても良い。つまり、信号配線７
はそれ自信が遮光性を伴っていて封口部５の漏光の一部
を遮光していることに注目し、封口部５に位置するＴＦ
Ｔ基板６において、信号配線７が遮光しきれない部分に
遮光部材８を信号配線７に確実にオーバーラップするよ
うに形成すれば、封口部５での完全な遮光が実現でき
る。
【００２０】また、封口部５を避けて信号配線７を形成
した構成のＬＣＤパネル２にあっては、ＵＶ照射による
硬化を必要とする遮光部剤８を完全に封口部５全面を覆
うように形成することで本実施例と同様の効果は得られ
る。この構成のＬＣＤパネル２においては、ＴＦＴ基板
６側或いはフィルタ基板１２側のいずれからもＵＶ照射
が可能となる。
した構成のＬＣＤパネル２にあっては、ＵＶ照射による
硬化を必要とする遮光部剤８を完全に封口部５全面を覆
うように形成することで本実施例と同様の効果は得られ
る。この構成のＬＣＤパネル２においては、ＴＦＴ基板
６側或いはフィルタ基板１２側のいずれからもＵＶ照射
が可能となる。
【００２１】以上本実施例は、ＵＶ照射にて硬化する封
止剤を使用した場合について詳述したが、ＵＶ照射以外
で硬化する封止剤、例えば熱硬化性封止剤等を使用すれ
ば、上記ＴＦＴ基板に限らず偏光板やフィルタ基板に遮
光部材を設けることで、本実施例と同様に封口部での完
全な遮光は実現できる。
止剤を使用した場合について詳述したが、ＵＶ照射以外
で硬化する封止剤、例えば熱硬化性封止剤等を使用すれ
ば、上記ＴＦＴ基板に限らず偏光板やフィルタ基板に遮
光部材を設けることで、本実施例と同様に封口部での完
全な遮光は実現できる。
【００２２】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、遮
光性のある遮光部材をＬＣＤパネルの偏光板に、若しく
はＴＦＴ基板に、若しくはフィルタ基板に設けたので、
封口部における遮光用ブラックマスクと封止剤の間の漏
光を確実に防止できるという優れた効果を奏する。
光性のある遮光部材をＬＣＤパネルの偏光板に、若しく
はＴＦＴ基板に、若しくはフィルタ基板に設けたので、
封口部における遮光用ブラックマスクと封止剤の間の漏
光を確実に防止できるという優れた効果を奏する。
【図１】本発明の液晶表示装置を構成するＬＣＤパネル
の封口部の断面図を示す。
の封口部の断面図を示す。
【図２】本発明のＬＣＤパネルの平面図を示す。
【図３】本発明のＬＣＤパネルの封口部の拡大平面図を
示す。
示す。
【図４】図３のＡ−Ａ断面図を示す。
【図５】従来の液晶表示装置の平面図を示す。
【図６】図５のＢ−Ｂ断面図を示す。
【図７】図５のＣ−Ｃ断面図を示す。
１ 液晶表示装置 ２ ＬＣＤパネル（液晶表示パネル） ３ 表示部 ４ シール ５ 封口部 ６ ＴＦＴ基板（薄膜トランジスタ基板） ７ 信号配線 ８ 遮光部剤 １１ 液晶層 １３、１４ 偏光板 １５ 封止剤
Claims (1)
- 【請求項１】 薄膜トランジスタおよび信号配線を形成
したガラスからなる薄膜トランジスタ基板とフィルタお
よび遮光用ブラックマスクを形成したガラスからなるフ
ィルタ基板を、外光や光源から発する光源光を偏光する
偏光板間に対向させてなる液晶表示パネルを備えた液晶
表示装置において、 前記液晶表示パネルは、液晶を注入してから封止剤で封
止した封口部を有するものであって、 前記液晶表示パネルの前記偏光板若しくは前記薄膜トラ
ンジスタ基板若しくは前記フィルタ基板の、前記封口部
における前記遮光用ブラックマスクと前記封止剤の間に
位置する部分に、前記外光や光源から発する光源光を遮
光する遮光部材を設けたことを特徴とする液晶表示装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5242594A JPH0798459A (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5242594A JPH0798459A (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | 液晶表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0798459A true JPH0798459A (ja) | 1995-04-11 |
Family
ID=17091375
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5242594A Withdrawn JPH0798459A (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | 液晶表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0798459A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7006178B2 (en) | 2003-09-08 | 2006-02-28 | Chunghwa Picture Tubes, Ltd. | One drop fill LCD panel having light-shielding pattern with first and second metal patterns |
| US7061567B2 (en) | 2001-10-04 | 2006-06-13 | Seiko Epson Corporation | Electro-optical device with a plurality of first and second sets of frame shielding films that defines the image display region |
| US7796231B2 (en) | 2001-10-11 | 2010-09-14 | Hitachi, Ltd. | Liquid crystal display device with sealing material having spacer therein |
-
1993
- 1993-09-29 JP JP5242594A patent/JPH0798459A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7061567B2 (en) | 2001-10-04 | 2006-06-13 | Seiko Epson Corporation | Electro-optical device with a plurality of first and second sets of frame shielding films that defines the image display region |
| US7233372B2 (en) | 2001-10-04 | 2007-06-19 | Seiko Epson Corporation | Electro-optical device with a gap of the light shielding layer being in a non-overlapping condition with the drain and the source in plan view |
| US7362397B2 (en) | 2001-10-04 | 2008-04-22 | Seiko Epson Corporation | Electro-optical device with a gap of the light shielding layer being in a non-overlapping condition with the drain and the source in plan view |
| US7796231B2 (en) | 2001-10-11 | 2010-09-14 | Hitachi, Ltd. | Liquid crystal display device with sealing material having spacer therein |
| US7006178B2 (en) | 2003-09-08 | 2006-02-28 | Chunghwa Picture Tubes, Ltd. | One drop fill LCD panel having light-shielding pattern with first and second metal patterns |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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