JPH09243309A - ケーブル伸び出し量センサ - Google Patents

ケーブル伸び出し量センサ

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Publication number
JPH09243309A
JPH09243309A JP5184096A JP5184096A JPH09243309A JP H09243309 A JPH09243309 A JP H09243309A JP 5184096 A JP5184096 A JP 5184096A JP 5184096 A JP5184096 A JP 5184096A JP H09243309 A JPH09243309 A JP H09243309A
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JP
Japan
Prior art keywords
magnetic field
cable
magnet
field sensor
underground cable
Prior art date
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Pending
Application number
JP5184096A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazutaka Uehara
一剛 上原
Riyouji Matsubara
亮滋 松原
Yasuyuki Hishida
康之 菱田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取扱いが容易で、ケーブルの急激な移動にも
対応できるケーブル伸び出し量センサを提供する。 【解決手段】 地中ケーブル1を収容する管路の管路口
2aが形成された壁面3に支持部材4を取り付け、この
支持部材4に上記地中ケーブル1の表面へ臨ませた磁界
センサ6を固定し、地中ケーブル1の表面には磁界セン
サ6に磁界を及ぼす磁石10を取り付け、この磁石10
は長手方向の位置によって磁界の強さが異なるように形
成した。地中ケーブル1が伸び出すと磁石10は長手方
向に位置が移動し、磁界センサ6で検出する磁界の強さ
が変化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地中ケーブルの管
路口における伸び出し量を非接触で、三次元的に検出す
るセンサに係り、特に、取扱いが容易で、ケーブルの急
激な移動にも対応できるケーブル伸び出し量センサに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、地中ケーブルの伸び出し量を検出
するには、例えば実開平5−23018号公報に記載さ
れるような方式がある。この方式を図8を用いて説明す
る。
【0003】非磁性体よりなる回転ドラムの外周に鉄系
磁性体をスパイラル状に巻いた回転コアと、前記回転コ
アと一定の距離を保って直進動を行い回転コアを回動さ
せる内部磁石と、該回転コアの回転量をポテンショメー
タに伝達する伝達部及びポテンショメータとを内蔵した
筐体53と、回転クランプ50によりケーブル47に固
定され前記筐体内の内部磁石に近接して配置される外部
磁石52が、前記筐体に取り付けられたスライド金具5
1によりスライド軸42上を滑動可能に取り付けられて
いるセンサであり、ケーブルの伸縮により外部磁石52
が移動し、それに伴い筐体53内の回転コアが回転し、
ポテンショメータの出力となって伸び出し量を検出する
方式である。
【0004】回転クランプ50と、筐体53を固定壁に
支持する支持アーム41が可撓性継ぎ手43を有するこ
とによりケーブルの三次元的挙動にも追従できるように
なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の方式は、磁石の
吸引力によるコアの移動を用いてケーブルの伸び出し量
を検出していることから、正確に伸び出し量を検出する
ためには、この移動を回転に変える回転コアの直径を大
きくする必要がある。このため回転コア,磁石,ポテン
ショメータ等を納める筐体53も大きくなる。また、ケ
ーブル47と外部磁石52とを連結する回転クランプ5
0が大きく、取扱いが不便であるという問題がある。
【0006】さらに磁石により回転コアを回転させて伸
び出し量を検出するので、ケーブルが何等かの理由によ
り急激に移動した際に磁石の吸引力を振り切るような慣
性が働き、回転コアがケーブルの伸び出し量以上に回転
し、正確に伸び出し量を検出できないという問題もあ
る。
【0007】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、取扱いが容易で、ケーブルの急激な移動にも対応で
きるケーブル伸び出し量センサを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、地中ケーブルを収容する管路の管路口が形
成された壁面に支持部材を取り付け、この支持部材に上
記地中ケーブルの表面へ臨ませた磁界センサを固定し、
上記地中ケーブルの表面には上記磁界センサに磁界を及
ぼす磁石を取り付け、この磁石は長手方向の位置によっ
て磁界の強さが異なるように形成したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明にあっては、ケーブルの伸
び出しによる移動を検出するための固定のセンサとして
磁界センサが用いられる。管路口近傍において検出を行
うために、この磁界センサは筐体に収容され、筐体は管
路口が形成された壁面に支持部材を介して管路口近傍に
固定される。他方、地中ケーブルの表面には磁石を取り
付ける。磁界センサは地中ケーブルの表面へ臨み、その
地中ケーブルの表面には磁界センサに磁界を及ぼす磁石
があり、しかもその磁界の強さが長手方向の位置によっ
て異なるのでケーブルの伸び出しは磁界センサの出力と
なって検出される。
【0010】磁界センサには通過する磁束の量を検知す
る磁気抵抗素子、ホール素子等を用いる。磁石は位置に
よって磁界センサを通過する磁束の量が変化するよう
に、厚みが一定で幅が徐々に狭くなるような、例えば三
角形の板状のものを地中ケーブルの表面に取り付ける。
これによりケーブルが伸び出すと磁界センサを通過する
磁束の量が変化する。
【0011】以下、本発明の一実施形態を添付図面に基
づいて詳述する。
【0012】図1に示されるように、地中ケーブル1を
収容する管路2の管路口2aが形成された壁面3には支
持金具固定具4aにより支持金具4bが取り付けられて
いる。これら支持金具固定具4a、支持金具4bよりな
る支持部材4には磁界センサを内蔵する筐体5が取り付
けられている。この筐体5は図2に示されるように、半
割円環状に形成した2つの筐体片5a,5bを閉じ合わ
せて1つの円環とし、中心に地中ケーブル1を囲む円形
空間を形成している。磁界センサ6はこの筐体内部にあ
って、地中ケーブル1の表面に近接して臨んでいる。従
って、磁界センサ6は壁面3に対し固定された状態にあ
る。磁界センサ6のリード線7は防水コネクタ8を介し
て出力ケーブル9に接続されている。
【0013】地中ケーブル1の表面には図1に示される
ように、磁界センサ6に磁界を及ぼす磁石10が取り付
けられている。この磁石10は、二等辺三角形に形成さ
れた板磁石であり、その中心線が地中ケーブル1の長手
方向に沿うように配置され、磁界センサ6に対向してい
るので、磁界センサ6には板磁石の幅に応じた磁束が通
過するようになっている。従って、磁石10の長手方向
の位置によって磁界センサ6が検出する磁界の強さが異
なるようになっている。
【0014】図1,2において、地中ケーブル1の伸び
出しによって、その表面に取り付けられている磁石10
が移動する。磁石10は、図3に示されるように磁界セ
ンサ6に近接すると共に長手方向の位置によって磁界セ
ンサ6を通過する磁束の量が変化するよう取り付けられ
ているので、地中ケーブルの伸び出しによって磁界セン
サが感知する磁束数が変化する。図3の場合、二等辺三
角形に形成された磁石10の底辺に近い位置に磁界セン
サ6があれば磁束数は多く、頂点に近い位置に磁界セン
サ6’があれば磁束数は少ない。
【0015】磁界センサ6に磁気抵抗素子を用いる場
合、例えば図4の回路を用いる。即ち、固定抵抗11と
磁気抵抗素子12とに直列に一定電圧Vinを印加し、
固定抵抗11と磁気抵抗素子12との接続点より出力V
outを取り出す。この出力Voutは、固定抵抗11
と磁気抵抗素子12との分圧により決定される。従っ
て、磁気抵抗素子12が感知する磁界が変化すれば出力
Voutが変化する。
【0016】磁界センサ6の出力Voutはリード線
7、出力ケーブル9により筐体5外へ導き出されている
ので、これを処理する回路は筐体外の適宜な場所に設置
することができる。また、出力ケーブル9は防水コネク
タ8を貫通しているため、筐体5は気密・水密構造とす
ることができる。この筐体5は半割構造であるため地中
ケーブル1への取り付けが容易である。
【0017】こうした構造を持つケーブル伸び出し量セ
ンサを図1のように管路口2aの直近に取り付ける。そ
して、筐体5内の磁界センサ6に近接する地中ケーブル
1の表面に磁石10を取り付ける。これにより、図1に
おいて左から右へ地中ケーブルが伸び出すと磁界センサ
6の出力からケーブル伸び出し量を検出することができ
る。
【0018】一般に、架橋ポリエチレン電力ケーブル
(CVケーブル)の場合、ケーブルのサイズの違いにも
よるが、多少の垂れ、捩じれといった現象が見られる。
こうした現象はCVケーブルを流れる導体電流が増すほ
ど発熱のために顕著となる。従って、CVケーブルは管
路口を出ると重力の作用と相俟って下方に垂れながら、
或いは捩じれながら伸び出されることになる。しかし、
本発明のケーブル伸び出し量センサは管路口2aの直近
に取り付けてあるため、こうした三次元的な挙動の影響
を受けずにケーブル伸び出し量を検出することができ
る。
【0019】本発明のケーブル伸び出し量センサは機構
的な可動部分を有さず、ケーブル伸び出し量は磁界セン
サ6の出力に瞬時に現れるので、ケーブルが何等かの理
由により急激に移動してもこれに影響なく正確に伸び出
し量を検出できる。
【0020】次に、本発明の他の実施形態を説明する。
【0021】図5に示されるように、磁石10は地中ケ
ーブル1の全周に亘って取り付ける。これは可撓性の磁
石10を底辺が地中ケーブル1の外周に相当する三角形
に形成し、底辺を一周させて磁石10を巻き付けたもの
である。この場合、筐体5内の磁界センサ6は複数設け
て地中ケーブル1の全周に亘る磁界を検出するようにし
たものを用いる。
【0022】また、図6に示されるように、複数の磁石
10a,10b,…を地中ケーブルの周囲に取り付け、
これに対応し、図7に示されるように、筐体5内の磁界
センサ6a〜6dを複数設けて地中ケーブル1の周囲の
各位置での磁界変化を検出する。
【0023】図1のような磁石10及び磁界センサ6の
形態で、磁石10が磁界センサ6の対向位置からずれる
ように地中ケーブル1が大きく捩じれてしまうと検出に
支障が出るが、図5〜7の実施形態によれば、このよう
に地中ケーブル1の捩じれが大きい場合でもケーブル伸
び出し量を検出することができる。
【0024】
【発明の効果】本発明は次の如き優れた効果を発揮す
る。
【0025】(1)構成が簡素かつ小型・軽量なので、
取扱いが容易である。
【0026】(2)壁面に固定し、ケーブルには非接触
であるので、取り付けが容易である。
【0027】(3)ケーブルが三次元的挙動で変位して
も測定が可能である。
【0028】(4)ケーブルの急激な挙動に対しても測
定が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によりケーブル伸び出し量
センサを地中ケーブルに取り付けた側面断面図である。
【図2】図1の筐体の正面断面図である。
【図3】図1の構成において磁界センサのケーブル長手
方向の位置と磁束数との対応を示す特性グラフ付き側面
図である。
【図4】本発明の磁界センサに磁気抵抗素子を用いたと
きの出力回路の回路図である。
【図5】本発明の他の実施形態を示すケーブルの平面図
及び底面図である。
【図6】本発明の他の実施形態を示すケーブルの側面図
及び平面図である。
【図7】本発明の他の実施形態を示す磁界センサの配置
図である。
【図8】従来技術による地中ケーブルの伸び出し量を検
出する装置の側面図である。
【符号の説明】
1 地中ケーブル 2 管路 3 壁面 4 支持部材 5 筐体 6 磁界センサ 10 磁石

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地中ケーブルを収容する管路の管路口が
    形成された壁面に支持部材を取り付け、この支持部材に
    上記地中ケーブルの表面へ臨ませた磁界センサを固定
    し、上記地中ケーブルの表面には上記磁界センサに磁界
    を及ぼす磁石を取り付け、この磁石は長手方向の位置に
    よって磁界の強さが異なるように形成したことを特徴と
    するケーブル伸び出し量センサ。
JP5184096A 1996-03-08 1996-03-08 ケーブル伸び出し量センサ Pending JPH09243309A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5184096A JPH09243309A (ja) 1996-03-08 1996-03-08 ケーブル伸び出し量センサ

Applications Claiming Priority (1)

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JP5184096A JPH09243309A (ja) 1996-03-08 1996-03-08 ケーブル伸び出し量センサ

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JPH09243309A true JPH09243309A (ja) 1997-09-19

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ID=12898064

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5184096A Pending JPH09243309A (ja) 1996-03-08 1996-03-08 ケーブル伸び出し量センサ

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JP (1) JPH09243309A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010515014A (ja) * 2006-12-21 2010-05-06 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 分配測定デバイス及び分配を測定する方法
CN107063596A (zh) * 2011-09-22 2017-08-18 住友重机械工业株式会社 应变传感器的安装结构以及应变测定装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010515014A (ja) * 2006-12-21 2010-05-06 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 分配測定デバイス及び分配を測定する方法
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