JPH11166803A - 磁気式ケーブル伸び出し量センサ - Google Patents

磁気式ケーブル伸び出し量センサ

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JPH11166803A
JPH11166803A JP33560097A JP33560097A JPH11166803A JP H11166803 A JPH11166803 A JP H11166803A JP 33560097 A JP33560097 A JP 33560097A JP 33560097 A JP33560097 A JP 33560097A JP H11166803 A JPH11166803 A JP H11166803A
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JP
Japan
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cable
magnet
magnetic
sensor
output
Prior art date
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Pending
Application number
JP33560097A
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English (en)
Inventor
Yasuyuki Hishida
康之 菱田
Riyouji Matsubara
亮滋 松原
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Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人孔内の地中ケーブル管路口同士の間隔が狭
い場合にも設置できる磁気式ケーブル伸び出し量センサ
を提供する。 【解決手段】 管路内を挿通されたケーブル3の伸び出
し量を磁力により算出し、電気信号として出力する磁気
式ケーブル伸び出し量センサ10において、ケーブル3
の所定の位置に設けられた磁石7と、上記ケーブル3に
対向して設けられ多数の素子12を配列させた磁気セン
サ11と、その磁気センサ11の各素子12の出力変化
から磁石7の位置を算出して電気信号として出力する処
理演算部13とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーブル管路口に
設置してケーブルの伸び出し量を電気信号として出力す
る磁気式ケーブル伸び出し量センサに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、地中の管路内を挿通して布設さ
れた地中ケーブルは、管路の途中に設けられた人孔(マ
ンホール)内で伸び出し量が監視されており、この地中
ケーブルの伸び出し量を検知する手段として、磁気を利
用した磁気式ケーブル伸び出し量センサが用いられてい
る。
【0003】この従来の磁気式ケーブル伸び出し量セン
サを図4に示す。
【0004】図4に示すように、従来の磁気式ケーブル
伸び出し量センサ100は、地中ケーブル3の所定の位
置に設けられた磁石7と、その地中ケーブル3に対向し
て設けられた円筒体状の円筒部101と、その円筒部1
01の軸に設けられた回転式ポテンショメータ102と
から主に構成されており、地中ケーブル3の長手方向へ
の移動により直線運動する磁石7によってそれと連動し
て回転された円筒部101の回転を回転式ポテンショメ
ータ102で電気信号に変換して出力するものである。
尚、この円筒部101には、磁石7に追従すべくスパイ
ラル状の磁性体からなるスパイラル部103が形成され
ており、このスパイラル部103により磁石7の直線運
動を円筒部101の回転運動に変換できるようになって
いる。
【0005】この磁気式ケーブル伸び出し量センサ10
0で地中ケーブル3の伸び出し量を検知するには、回転
式ポテンショメータ102からの出力変化を検知して磁
石7の位置を算出することにより行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように円筒部101と回転式ポテンショメータ102と
を備えた磁気式ケーブル伸び出し量センサ100は、円
筒部101を回転させるためにはある程度の大きさの直
径が必要になるので、これを収容するセンサケースのサ
イズが大きくなってしまい、並列する地中ケーブル管路
口1同士の間隔が狭い場合には、センサ100の設置が
不可能になってしまうという問題があった。
【0007】そこで、本発明の目的は、従来より用いら
れている装置の欠点を解消するものであり、人孔内の地
中ケーブル管路口同士の間隔が狭い場合にも設置できる
磁気式ケーブル伸び出し量センサを提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1の発明は、管路内を挿通されたケーブルの伸
び出し量を磁力により算出し、電気信号として出力する
磁気式ケーブル伸び出し量センサにおいて、ケーブルの
所定の位置に設けられた磁石と、上記ケーブルに対向し
て設けられ多数の素子を配列させた磁気センサと、その
磁気センサの各素子の出力変化から磁石の位置を算出し
て電気信号として出力する処理演算部とを備えたもので
ある。
【0009】請求項2の発明は、上記磁気センサと磁石
との間に、その磁石と連動する補助磁石を設けたもので
ある。
【0010】請求項3の発明は、上記磁気センサを、人
孔内のケーブル管路口に固定したものである。
【0011】上記構成によれば、ケーブルがその軸方向
に移動すると、それに伴って磁石が移動し、その磁石の
近傍の素子の出力が上昇する。その出力の上昇は、処理
演算部に入力され、その処理演算部で磁石の位置が算出
される。この移動後の磁石の位置から、ケーブルの伸び
出し量が算出される。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好適一実施の形態
を添付図面を用いて詳述する。
【0013】図1に本発明にかかる磁気式ケーブル伸び
出し量センサの概略図を示す。
【0014】図1に示すように、本発明にかかる磁気式
ケーブル伸び出し量センサ10は、人孔(マンホール)
2内の地中ケーブル管路口1に設置され、地中ケーブル
3の伸び出し量を磁気により算出して電気信号として出
力するものである。
【0015】具体的には、磁気式ケーブル伸び出し量セ
ンサ10は、地中ケーブル3の所定の位置に設けられた
磁石7と、その地中ケーブル3に対向して設けられた磁
気センサ11と、その磁気センサ11の出力変化から磁
石7の位置を算出して電気信号として出力する処理演算
部13とから主に構成されている。
【0016】磁石7は、地中ケーブル3の下部の任意の
位置に設けられており、磁気センサ11は、その磁石7
に対向するように地中ケーブル3の下方近傍に設けられ
ている。また、この磁気センサ11は、1から129ま
で番地付けされた支持板19の上に、その番地に対応さ
せて多数の素子12がライン状に配列されて構成されて
いる。
【0017】演算処理部13は、これらの磁気センサ1
1の各素子12と電気的に接続されており、磁気センサ
11から入力された各素子12の電圧の変化を電気信号
に変換できるようになっている。
【0018】そして、これら磁気センサ11と演算処理
部13は、センサケース15内に収容され、支持柱17
を介して、地中ケーブル管路口1の下方近傍の人孔内壁
5に固定されている。
【0019】次に、本発明の設置方法について説明す
る。
【0020】本発明は、人孔2内に取り付ける際に地中
ケーブル3に電流が流れている場合が多いので、地中ケ
ーブル3の周りに磁界が発生している状態で磁石7を設
け、その磁石7の位置を把握する方法について説明す
る。
【0021】先ず、地中ケーブル3に磁石7を取り付け
ないで、磁気センサ11の各素子12の出力を検出し、
そのデータを記憶しておく。次に、地中ケーブル3に磁
石7を取り付けて、同様にして磁気センサ11の各素子
12の出力を検出する。そして、これらの二つの出力変
化を比較することにより、磁石7の位置が算出される。
【0022】図2に、これら二つの方法で測定した磁気
センサ11の出力変化を示す。尚、横軸は、磁気センサ
11の位置を示す番地を示しており、縦軸は、磁気セン
サ11の出力を示している。
【0023】また、図中、菱形を繋いだ実線(A)は磁
石を取付けた地中ケーブルに対する磁気センサの出力変
化を示し、四角形を繋いだ点線(B)は磁石を取付けな
い地中ケーブルに対する磁気センサの出力変化を示し、
更に、三角形を一点鎖線で繋いだ一点鎖線は上述の実線
(A)の出力から点線(B)の出力を引いた値を示して
いる。
【0024】図2に示すように、磁気センサの85番地
付近で(A)−(B)の値が最大となっていることが分
かる。
【0025】すなわち、磁石有りと無しとの磁気センサ
の出力の差が最大になる位置が磁石の位置となる。
【0026】次に、作用を説明する。
【0027】地中ケーブル3が伸び出した際には、地中
ケーブル3と一緒にその軸方向に磁石7が移動して、そ
の磁石7の近傍の素子12の出力が上昇し、その出力の
上昇は処理演算部13に入力される。処理演算部13
は、磁石無しの時のセンサ出力と、ケーブル伸び出し量
を測定する時のセンサ出力との変化を電気信号に変換し
て出力する。これにより、磁石7の位置の変化量が算出
され、地中ケーブル3の伸び出し量が算出される。
【0028】このように、本発明は、従来のように円筒
体を回転させて磁石の位置を検知するものでは無く、回
転部を必要としないので、省スペース化が図られる。こ
れにより、並列する地中ケーブル管路口1の間隔が狭い
場合にも設置できる。
【0029】また、本発明は、磁気センサ11が番地を
有しているので、素子12の数や間隔を変えることで、
容易に磁石位置の検出精度を変更できる。
【0030】次に、上述した磁気式ケーブル伸び出し量
センサ10の変形例を図3を用いて説明する。
【0031】図3に示すように、変形例としての磁気式
ケーブル伸び出し量センサ20は、磁石7と磁気センサ
11との間に、磁石7の感度を上昇させるための補助磁
石21を設けたものである。
【0032】この補助磁石21は、上述したセンサケー
ス15の上部に磁気センサ11に沿って設けられてお
り、図示しないが補助磁石ケーシング23内に形成され
た案内溝により、地中ケーブル3の軸方向に往復動自在
に支持されている。
【0033】このように、補助磁石21を用いることに
より、素子12の微小な出力変化も検知することがで
き、より正確なケーブルの伸び出し量を算出することが
できる。
【0034】尚、本発明は、地中送電線路人孔部監視シ
ステムのセンシングとして以外にも、例えば、無線利用
電力設備監視システムに適用できる。
【0035】
【発明の効果】以上要するに本発明は、ケーブル管路口
同士の間隔が狭い場合にも設置でき、ケーブル伸び出し
量を電気信号として収集することができる。
【0036】また、本発明によれば、従来よりも正確に
ケーブル伸び出し量を算出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる磁気式ケーブル伸び出し量セン
サを示す概略図である。
【図2】本発明の、磁気センサ位置に対する磁気センサ
出力変化を示す図である。
【図3】図1の磁気式ケーブル伸び出し量センサの変形
例を示す概略図である。
【図4】従来の磁気式ケーブル伸び出し量センサを示す
概略図である。
【符号の説明】
3 地中ケーブル 7 磁石 10 磁気式ケーブル伸び出し量センサ 11 磁気センサ 12 素子 13 処理演算部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管路内を挿通されたケーブルの伸び出し
    量を磁力により算出し、電気信号として出力する磁気式
    ケーブル伸び出し量センサにおいて、ケーブルの所定の
    位置に設けられた磁石と、上記ケーブルに対向して設け
    られ多数の素子を配列させた磁気センサと、その磁気セ
    ンサの各素子の出力変化から磁石の位置を算出して電気
    信号として出力する処理演算部とを備えたことを特徴と
    する磁気式ケーブル伸び出し量センサ。
  2. 【請求項2】 磁気センサと磁石との間に、その磁石と
    連動する補助磁石を設けた請求項1記載の磁気式ケーブ
    ル伸び出し量センサ。
  3. 【請求項3】 磁気センサを、人孔内のケーブル管路口
    に固定した請求項1又は2記載の磁気式ケーブル伸び出
    し量センサ。
JP33560097A 1997-12-05 1997-12-05 磁気式ケーブル伸び出し量センサ Pending JPH11166803A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011517766A (ja) * 2007-06-27 2011-06-16 ブルックス オートメーション インコーポレイテッド 多次元位置センサ
JP2013217755A (ja) * 2012-04-09 2013-10-24 Hitachi Ltd 変位センサ及びセンサノード並びに自動張力計測方法
US9024488B2 (en) 2007-06-27 2015-05-05 Brooks Automation, Inc. Robot drive with magnetic spindle bearings
US9752615B2 (en) 2007-06-27 2017-09-05 Brooks Automation, Inc. Reduced-complexity self-bearing brushless DC motor
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