JPH09242907A - リリーフバルブ - Google Patents

リリーフバルブ

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Publication number
JPH09242907A
JPH09242907A JP4610196A JP4610196A JPH09242907A JP H09242907 A JPH09242907 A JP H09242907A JP 4610196 A JP4610196 A JP 4610196A JP 4610196 A JP4610196 A JP 4610196A JP H09242907 A JPH09242907 A JP H09242907A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
mounting hole
relief valve
locking
valve
Prior art date
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Pending
Application number
JP4610196A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyuki Aoshima
一幸 青島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Keeper Co Ltd
Original Assignee
Keeper Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Keeper Co Ltd filed Critical Keeper Co Ltd
Priority to JP4610196A priority Critical patent/JPH09242907A/ja
Publication of JPH09242907A publication Critical patent/JPH09242907A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車用のブレーキ踏力倍力装置、クラッチ
踏力倍力装置、デフユニットまたは変速装置等の圧力容
器または流体機械において、取り付けが容易でかつ相手
部材とバルブ本体部のどちらか一方が樹脂でも安定した
固定やシール性が得られること。 【解決手段】 相手部材7の取付孔8にすきま嵌めによ
り装着される本体部2を備え、本体部2に設けられた係
止突起10と、弾性変形可能な係止片11の先端部に設
けられた係止爪12とで、取付孔8の両側周縁部を狭持
するとともに、本体部2の外周に嵌着されたシールリン
グ6により取付穴8を密封する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧力容器または流体機
械、例えば自動車用のブレーキ踏力倍力装置やクラッチ
踏力倍力装置、またはデフユニットや変速装置等におい
て、内圧の異常上昇を抑制するために使用されるリリー
フバルブに関する。
【0002】
【従来の技術】図2は従来のこの種のリリーフバルブの
構造を示している。図2において、21はリリーフバル
ブ全体を示し、PPS樹脂製の本体部22と、この本体
部22の上部にスナップ結合されたナイロン製のキャッ
プ23と、本体部22内に収容されたアクリルゴム製の
弁体24と、この弁体24を押圧するスチール製のスプ
リング25とを備えている。バルブ本体部22は、相手
部材26の取付孔27にねじ結合されている。
【0003】図3は従来のリリーフバルブの別の構造を
示している。図3において、31はリリーフバルブ全体
を示し、PPS樹脂製の本体部32と、この本体部32
の上部に加締められた軟鋼製のキャップ33と、本体部
32内に収容されたアクリルゴム製の弁体34と、この
弁体34を押圧するスチール製のスプリング35とを備
えている。バルブ本体部32は、相手部材36の取付孔
37に圧入されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図2に
示した従来のリリーフバルブ21は、バルブ本体部22
が相手部材26の取付孔27にねじにより結合されてい
るため、ねじ込むために本体部22を回す手間や締め付
けトルクの制御および管理に工数を要するのみならず、
バルブ本体22または相手部材26のどちらか一方が樹
脂で成形されている場合は、熱変形によるねじ部の緩み
等が発生してシール性が低下するという問題があった。
また、図3に示した本体部32を相手部材36の取付孔
37に圧入により取り付けるリリーフバルブ31では、
プレス機械による圧入またはハンマリング等による圧入
作業があり、相手部材36の取付孔37の位置によって
は、圧入作業が極めて困難になるという問題があった。
また、本体部32または相手部材36のどちらか一方が
樹脂の場合には、傾斜組み付けによる嵌め合い部の変形
や削れ、使用時の熱変形により嵌合力が低下してシール
性が低下するという問題があった。
【0005】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、相手部材の取付孔に容易に組み付けるこ
とができ、かつ相手部材と本体部のどちらか一方が樹脂
であっても、安定した保持ができるシール性の高いリリ
ーフバルブを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、相手部材の取付孔にすきま嵌めにより装
着される本体部を備え、この本体部に設けられた係止突
起と、弾性変形可能な係止片の先端部に設けられた係止
爪とで、取付孔の両側周縁部を狭持するとともに、本体
部の外周に嵌着されたシールリングにより取付穴を密封
するようにしたものであり、これにより、相手部材の取
付孔に容易に組み付けることができ、かつ相手部材と本
体部のどちらか一方が樹脂であっても、安定した保持が
できるシール性の高いリリーフバルブを実現することが
できる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のリリーフバルブは、圧力
容器または流体機械に使用されるリリーフバルブであっ
て、相手取付孔にすきま嵌めにより装着される本体部
と、この本体部に設けられて、先端部に係止爪を有する
弾性変形可能な係止片と、本体部に設けられて、係止片
の係止爪と協働して相手部材の取付孔の両側周縁部を狭
持する係止突起と、本体部の外周に嵌着されて、相手部
材の取付孔を密封するシールリングとを備えたものであ
る。バルブ本体部を取付孔に挿入すると、係止片が内側
に弾性変形して係止爪が取付孔を通過し、取付孔から出
たところで弾性復帰して、係止突起とともに取付孔の両
側周縁部を狭持するので、取り付けが容易であり、固定
や密封が安定したリリーフバルブを実現することができ
る。
【0008】本発明はまた、バルブ本体部の係止突起と
係止爪との間に、シールリングを嵌着するための環状溝
を備えたものであり、バルブ本体部と取付孔との間のシ
ールを確実に行うことができる。
【0009】本発明はまた、バルブ本体部内部に相手取
付孔の外部と内部とを連通する通気孔を備え、この通気
孔の周縁と密封接触する樹脂またはゴム製の弁体と、こ
の弁体を通気孔を閉じる方向に押圧する弾性支持部材
と、これら弁体と弾性支持部材とを収容した後に本体部
に固定されるキャップとを備えたものであり、小型でコ
ンパクトなリリーフバルブを実現することができる。
【0010】本発明はまた、圧力容器または流体機械
が、自動車用ブレーキ踏力倍力装置または自動車用クラ
ッチ踏力倍力装置または自動車用デフユニットまたは自
動車用変速装置であり、本発明によるリリーフバルブを
自動車の圧力容器または流体機械に適用することができ
る。
【0011】
【実施例】図1は本発明の一実施例におけるリリーフバ
ルブの構成を示すものである。リリーフバルブ1は、P
PS樹脂製の本体部2と、この本体部2の上部にスナッ
プ結合されたナイロン製のキャップ3と、本体部2内に
収容されたアクリルゴム製の弁体4と、この弁体4を押
圧するスチール製のスプリング5とを備えている。本体
部2は、アクリルゴム製のシールリング6を介して相手
部材7の取付孔8に取り付けられる。
【0012】本体部2は、相手部材7の取付孔8にすき
ま嵌めにより装着される円筒形状に形成され、中間部に
隔壁9を有し、上部にフランジ状の係止突起10が形成
され、下部の円周方向2箇所には、弾性変形可能な係止
片11が形成されている。係止片11は、その上端部を
残して周囲を本体部2から切り離され、全体が成形樹脂
材料が有する物性により弾性が付与されており、下端部
には外側向きに係止爪12が形成されている。また、本
体部2の係止突起10と係止片11との間の外周面に
は、シールリング6を嵌着するための環状溝13が形成
されている。さらに、本体部2の隔壁9の中心部には、
相手部材7の取付孔8の内部と外部を連通するための通
気孔14が形成され、通気孔14の上部の周縁にはリン
グ状のバルブシート15が形成され、このバルブシート
15の上に弁体4がスプリング5により押圧されてい
る。また、キャップ3の内部は、その天井からボス16
が形成され、このボス16の周囲にスプリング5が挿入
されて位置決めされている。また、キャップ3の周壁内
面には、係止突起17が形成され、この係止突起17
が、本体部2に形成された係止凹部18に係止されてス
ナップ結合される。さらに、本体部2には切り欠き19
が設けられ、この切り欠き19を通じて内部と外部とが
連通するようになっている。
【0013】リリーフバルブ1の本体部2を取付孔8に
挿入すると、係止片11の係止爪12が取付孔8の上側
の周縁部に当たって係止片11が内側に弾性変形して係
止爪12の挿入を許容する。係止爪12が取付孔8の下
側に出ると、係止片11は弾性復帰してその係止爪12
と係止突起10とで取付孔8の両側周縁部を狭持すると
ともに、シールリング6が取付孔8を密封する。
【0014】弁体4は、常態においてスプリング5に押
圧されて通気孔14を閉じており、相手部材7の内部の
流体圧力が高まると、その圧力により弁体4が押され
る。内部の流体圧力が予め定められた開弁圧を越える
と、弁体4はスプリング5の圧力に抗して持ち上がり、
通気孔14から本体部2の切り欠き19を通じて内部の
流体が外部へ流出し、内部の異常圧力を抑制する。
【0015】このように上記実施例によれば、本体部2
と取付孔8とを、すきま嵌めとしたので取り付けが容易
であり、また取付孔8を本体部2の係止突起10と係止
爪12とで狭持するので固定が安定し、さらに取付孔8
をシールリング6により密封するので確実なシール性が
得られる。
【0016】
【発明の効果】本発明は、上記実施例から明らかなよう
に、圧力容器または流体機械に使用されるリリーフバル
ブであって、相手取付孔にすきま嵌めにより装着される
本体部と、この本体部に設けられて、先端部に係止爪を
有する弾性変形可能な係止片と、本体部に設けられて、
係止片の係止爪と協働して相手部材の取付孔の両側周縁
部を狭持する係止突起と、本体部の外周に嵌着されて、
相手部材の取付孔を密封するシールリングとを備えてい
るので、相手部材の取付孔に容易に組み付けることがで
き、かつ相手部材と本体部のどちらか一方が樹脂であっ
ても、安定した保持ができるシール性の高いリリーフバ
ルブを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の一実施例を示すリリーフバルブ
の部分断面図。 (b)同リリーフバルブの側面図。
【図2】従来のリリーフバルブの一例を示す部分断面
図。
【図3】従来のリリーフバルブの他の例を示す部分断面
図。
【符号の説明】
1 リリーフバルブ 2 本体部 3 キャップ 4 弁体 5 スプリング 6 シールリング 7 相手部材 8 取付孔 9 隔壁 10 係止突起 11 係止片 12 係止爪 13 環状溝 14 通気孔 15 バルブシート 16 ボス 17 係止突起 18 係止凹部 19 切り欠き

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力容器または流体機械に使用されるリ
    リーフバルブであって、相手取付孔にすきま嵌めにより
    装着される本体部と、前記本体部に設けられて、先端部
    に係止爪を有する弾性変形可能な係止片と、前記本体部
    に設けられて、前記係止片の係止爪と協働して前記取付
    孔の両側周縁部を狭持する係止突起と、前記本体部の外
    周に嵌着されて、前記取付孔を密封するシールリングと
    を備えたリリーフバルブ。
  2. 【請求項2】 バルブ本体部の係止突起と係止爪との間
    に、シールリングを嵌着するための環状溝を備えた請求
    項1記載のリリーフバルブ。
  3. 【請求項3】 バルブ本体部内部に相手取付孔の外部と
    内部とを連通する通気孔を備え、この通気孔の周縁と密
    封接触する樹脂またはゴム製の弁体と、この弁体を前記
    通気孔を閉じる方向に押圧する弾性支持部材と、これら
    弁体と弾性支持部材とを収容した後に前記本体部に固定
    されるキャップとを備えた請求項1または2記載のリリ
    ーフバルブ。
  4. 【請求項4】 圧力容器または流体機械が、自動車用ブ
    レーキ踏力倍力装置または自動車用クラッチ踏力倍力装
    置または自動車用デフユニットまたは自動車用変速装置
    である請求項1から3のいずれかに記載のリリーフバル
    ブ。
JP4610196A 1996-03-04 1996-03-04 リリーフバルブ Pending JPH09242907A (ja)

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JP4610196A JPH09242907A (ja) 1996-03-04 1996-03-04 リリーフバルブ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016061329A (ja) * 2014-09-16 2016-04-25 Smc株式会社 スナップ・フィット式バルブ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016061329A (ja) * 2014-09-16 2016-04-25 Smc株式会社 スナップ・フィット式バルブ

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Effective date: 20051101

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