JPH09242897A - 水栓のカートリッジ固定構造 - Google Patents
水栓のカートリッジ固定構造Info
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- JPH09242897A JPH09242897A JP7966096A JP7966096A JPH09242897A JP H09242897 A JPH09242897 A JP H09242897A JP 7966096 A JP7966096 A JP 7966096A JP 7966096 A JP7966096 A JP 7966096A JP H09242897 A JPH09242897 A JP H09242897A
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- Japan
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- main body
- cartridge case
- fixing
- hook
- cartridge
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 緩むことがなく、また破損することもなく、
容易に組付け固定でき、かつ取り外しも容易となるカー
トリッジの固定構造の提供を目的とする。 【構成】 機能部材を内装したカートリッジケース4を
本体部2に固定する固定構造であって、カートリッジケ
ース4の外周に固定リング10を外嵌係合させ、この固
定リング10の下端に形成した下フック10bを本体部
2の上端外周に形成した引掛溝2aに係合させて、固定
リング10を介し本体部2にカートリッジケース4を固
定し、固定リング10の外周に化粧キャップ14を外嵌
させて、固定リング10の外側への開きを防ぎ、強固に
固定する。
容易に組付け固定でき、かつ取り外しも容易となるカー
トリッジの固定構造の提供を目的とする。 【構成】 機能部材を内装したカートリッジケース4を
本体部2に固定する固定構造であって、カートリッジケ
ース4の外周に固定リング10を外嵌係合させ、この固
定リング10の下端に形成した下フック10bを本体部
2の上端外周に形成した引掛溝2aに係合させて、固定
リング10を介し本体部2にカートリッジケース4を固
定し、固定リング10の外周に化粧キャップ14を外嵌
させて、固定リング10の外側への開きを防ぎ、強固に
固定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、水栓のカートリッジ
を水栓の本体部に固定する固定構造に関するものであ
る。
を水栓の本体部に固定する固定構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来、図9に断面図で示す
シングルレバー式水栓51においては、本体部52の上
端に、固定ディスク53と可動ディスク54が配設さ
れ、可動ディスク54は、レバーハンドル56の操作に
より作動する作用軸55を介し固定ディスク53上で摺
動移動できるように構成されており、前記固定ディスク
53及び可動ディスク54を内装したカートリッジケー
ス57が、前記本体部52の上部に固定ネジ筒体58を
介し固定状に取り付けられている。従来においては、固
定ネジ筒体58の下端部を本体部52の上端外周に形成
されたネジ部52aに締め付けて前記カートリッジケー
ス57を固定しており、固定ネジ筒体58を締め付ける
ものであるため、固定ネジ筒体58が緩むと漏水が生ず
る恐れがあり、また、締め付けるための専用工具が必要
となり、特に本体部52が樹脂製である場合には、強く
締め付けすぎると本体部のネジ部52aが破損してしま
う場合もあり、また、本体部52が金属製である場合等
においては、水が付着してサビつき、メンテナンス時に
固定ネジ筒体58が本体部52から取り外せなくなる場
合が生ずるという問題点があった。
シングルレバー式水栓51においては、本体部52の上
端に、固定ディスク53と可動ディスク54が配設さ
れ、可動ディスク54は、レバーハンドル56の操作に
より作動する作用軸55を介し固定ディスク53上で摺
動移動できるように構成されており、前記固定ディスク
53及び可動ディスク54を内装したカートリッジケー
ス57が、前記本体部52の上部に固定ネジ筒体58を
介し固定状に取り付けられている。従来においては、固
定ネジ筒体58の下端部を本体部52の上端外周に形成
されたネジ部52aに締め付けて前記カートリッジケー
ス57を固定しており、固定ネジ筒体58を締め付ける
ものであるため、固定ネジ筒体58が緩むと漏水が生ず
る恐れがあり、また、締め付けるための専用工具が必要
となり、特に本体部52が樹脂製である場合には、強く
締め付けすぎると本体部のネジ部52aが破損してしま
う場合もあり、また、本体部52が金属製である場合等
においては、水が付着してサビつき、メンテナンス時に
固定ネジ筒体58が本体部52から取り外せなくなる場
合が生ずるという問題点があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の問題
点に鑑み案出したものであって、ネジを用いることな
く、容易にカートリッジを本体部に固定することがで
き、また、メンテナンスも容易となるカートリッジの固
定構造を提供せんことを目的とし、その第1の要旨は、
機能部材を内装したカートリッジケースを水栓の本体部
に固定する固定構造であって、前記カートリッジケース
の外周にリング部材を外嵌係合させ、該リング部材の下
端に形成したフックを前記本体部の外周に形成した引掛
溝に係合させるとともに、前記リング部材の外周に筒状
キャップを外嵌させたことである。また、第2の要旨
は、前記リング部材は、前記カートリッジケース及び本
体部に対し側面側から外嵌可能に、半径方向に拡開また
は分割可能な構造に形成されていることである。また、
第3の要旨は、機能部材を内装したカートリッジケース
を水栓の本体部に固定する固定構造であって、前記カー
トリッジケースの下端に形成したフックを前記本体部側
に形成した引掛部に係合させるとともに、前記フックの
前記引掛部からの抜けを防ぐリング部材を前記カートリ
ッジケースの外周に外嵌させたことである。また、第4
の要旨は、機能部材を内装したカートリッジケースを水
栓の本体部に固定する固定構造であって、前記本体部側
から延出形成されたフックを前記カートリッジケースに
引っ掛けるとともに、前記フックの外れを防ぐリング部
材をフックの外周に外嵌させたことである。
点に鑑み案出したものであって、ネジを用いることな
く、容易にカートリッジを本体部に固定することがで
き、また、メンテナンスも容易となるカートリッジの固
定構造を提供せんことを目的とし、その第1の要旨は、
機能部材を内装したカートリッジケースを水栓の本体部
に固定する固定構造であって、前記カートリッジケース
の外周にリング部材を外嵌係合させ、該リング部材の下
端に形成したフックを前記本体部の外周に形成した引掛
溝に係合させるとともに、前記リング部材の外周に筒状
キャップを外嵌させたことである。また、第2の要旨
は、前記リング部材は、前記カートリッジケース及び本
体部に対し側面側から外嵌可能に、半径方向に拡開また
は分割可能な構造に形成されていることである。また、
第3の要旨は、機能部材を内装したカートリッジケース
を水栓の本体部に固定する固定構造であって、前記カー
トリッジケースの下端に形成したフックを前記本体部側
に形成した引掛部に係合させるとともに、前記フックの
前記引掛部からの抜けを防ぐリング部材を前記カートリ
ッジケースの外周に外嵌させたことである。また、第4
の要旨は、機能部材を内装したカートリッジケースを水
栓の本体部に固定する固定構造であって、前記本体部側
から延出形成されたフックを前記カートリッジケースに
引っ掛けるとともに、前記フックの外れを防ぐリング部
材をフックの外周に外嵌させたことである。
【0004】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、シングルレバー式水栓1のレバーハンド
ルを省略した断面構成図であり、シングルレバー式水栓
1の本体部2の上端側外周には凹み状に引掛溝2aが形
成されており、本体部2上には裏蓋3が配置され、この
裏蓋3上に固定ディスク5が配置され、さらにその上面
に可動ディスク6が配置され、さらにその上部にディス
クキャップ7が配置され、このディスクキャップ7に作
用軸8の下端が連繋され、レバーハンドルにより作用軸
8が作動されることにより、ディスクキャップ7を介し
可動ディスク6が固定ディスク5上を摺動移動して水路
の開閉及び湯水の混合調節を行なえるように構成されて
おり、前記固定ディスク5,可動ディスク6,ディスク
キャップ7,作用軸8は、その外周を包囲するカートリ
ッジケース4内に内装されて1個のカートリッジを形成
しており、カートリッジケース4の下端には爪状のフッ
ク4aが形成されて、この爪状のフック4aが前記裏蓋
3の引掛部に掛止されて、裏蓋3はカートリッジケース
4の底面側に固定されたものとなっており、裏蓋3とカ
ートリッジケース4が一体化された1個のカートリッジ
を図3の斜視図で示す。なお、図1において図中9は、
作用軸8の作動により水平方向に回転する回転軸であ
り、また、図中11は、本体部2内の水路内に挿着され
たソケットであり、図中12は、このソケット11を上
方へ付勢するスプリングである。また、図中13は、本
体部2の外周に基部を外嵌させて湯水を吐出する吐水口
である。
する。図1は、シングルレバー式水栓1のレバーハンド
ルを省略した断面構成図であり、シングルレバー式水栓
1の本体部2の上端側外周には凹み状に引掛溝2aが形
成されており、本体部2上には裏蓋3が配置され、この
裏蓋3上に固定ディスク5が配置され、さらにその上面
に可動ディスク6が配置され、さらにその上部にディス
クキャップ7が配置され、このディスクキャップ7に作
用軸8の下端が連繋され、レバーハンドルにより作用軸
8が作動されることにより、ディスクキャップ7を介し
可動ディスク6が固定ディスク5上を摺動移動して水路
の開閉及び湯水の混合調節を行なえるように構成されて
おり、前記固定ディスク5,可動ディスク6,ディスク
キャップ7,作用軸8は、その外周を包囲するカートリ
ッジケース4内に内装されて1個のカートリッジを形成
しており、カートリッジケース4の下端には爪状のフッ
ク4aが形成されて、この爪状のフック4aが前記裏蓋
3の引掛部に掛止されて、裏蓋3はカートリッジケース
4の底面側に固定されたものとなっており、裏蓋3とカ
ートリッジケース4が一体化された1個のカートリッジ
を図3の斜視図で示す。なお、図1において図中9は、
作用軸8の作動により水平方向に回転する回転軸であ
り、また、図中11は、本体部2内の水路内に挿着され
たソケットであり、図中12は、このソケット11を上
方へ付勢するスプリングである。また、図中13は、本
体部2の外周に基部を外嵌させて湯水を吐出する吐水口
である。
【0005】また、裏蓋3にも下方側へ延びるフック3
aが形成されており、このフック3aが前記本体部2の
引掛溝2aに掛止されて、裏蓋3は本体部2に回り止め
された状態で固定されるものであるが、本例において
は、前記カートリッジケース4の外周に固定リング10
が外嵌されて、この固定リング10によりカートリッジ
ケース4が本体部2上に強固に固定されるように構成さ
れている。即ち、固定リング10は、図2に斜視図で示
すような構造に樹脂形成されたものであり、図2では、
4個の外嵌片部10c,10c,10c,10cが間隔
をおいて連結片部10d,10d,10dで連結されて
おり、連結片部10dの一部に縦方向に切り欠いたスリ
ットSが形成されて、このスリットSにより横方向に拡
開できるように構成されており、前記各外嵌片部10c
の上端には内側へ突出して上フック10a,10a,1
0aが一体形成されており、また、各外嵌片部10cの
下端部にも内側へ突出して下フック10b,10b,1
0bが一体形成されている。
aが形成されており、このフック3aが前記本体部2の
引掛溝2aに掛止されて、裏蓋3は本体部2に回り止め
された状態で固定されるものであるが、本例において
は、前記カートリッジケース4の外周に固定リング10
が外嵌されて、この固定リング10によりカートリッジ
ケース4が本体部2上に強固に固定されるように構成さ
れている。即ち、固定リング10は、図2に斜視図で示
すような構造に樹脂形成されたものであり、図2では、
4個の外嵌片部10c,10c,10c,10cが間隔
をおいて連結片部10d,10d,10dで連結されて
おり、連結片部10dの一部に縦方向に切り欠いたスリ
ットSが形成されて、このスリットSにより横方向に拡
開できるように構成されており、前記各外嵌片部10c
の上端には内側へ突出して上フック10a,10a,1
0aが一体形成されており、また、各外嵌片部10cの
下端部にも内側へ突出して下フック10b,10b,1
0bが一体形成されている。
【0006】このように樹脂で形成された固定リング1
0を開けて、予め前記カートリッジケース4の外周側に
横側より外嵌させておき、この状態で固定リング10の
前記下フック10b,10b,10bを前記本体部2の
上端外周に形成された引掛溝2aに外側より嵌め込むこ
とにより、カートリッジケース4を本体部2に強固に固
定させることができ、カートリッジケース4の上端には
固定リング10の上フック10aが係合されて、カート
リッジケース4の上方への抜脱が防がれ、固定リング1
0を介し強固にカートリッジケース4は本体部2上に固
定されることとなる。
0を開けて、予め前記カートリッジケース4の外周側に
横側より外嵌させておき、この状態で固定リング10の
前記下フック10b,10b,10bを前記本体部2の
上端外周に形成された引掛溝2aに外側より嵌め込むこ
とにより、カートリッジケース4を本体部2に強固に固
定させることができ、カートリッジケース4の上端には
固定リング10の上フック10aが係合されて、カート
リッジケース4の上方への抜脱が防がれ、固定リング1
0を介し強固にカートリッジケース4は本体部2上に固
定されることとなる。
【0007】なお、図1に示すように、固定リング10
によりカートリッジケース4を本体部2に固定させた後
に、固定リング10の外周には化粧キャップ14が被せ
られるものであり、この化粧キャップ14を被せた状態
では、もはや前記スリットSが外側へ開くことはなく、
固定リング10も固定された状態となり、強固な固定状
態を得ることができる。なお、化粧キャップ14の斜視
図は図3に示す。
によりカートリッジケース4を本体部2に固定させた後
に、固定リング10の外周には化粧キャップ14が被せ
られるものであり、この化粧キャップ14を被せた状態
では、もはや前記スリットSが外側へ開くことはなく、
固定リング10も固定された状態となり、強固な固定状
態を得ることができる。なお、化粧キャップ14の斜視
図は図3に示す。
【0008】このように本例では、固定リング10を用
いてカートリッジケース4を本体部2に強固に固定する
ことができ、従来のようにネジを締め付けて固定するも
のではないため、専用の工具を必要とせず、また締付ト
ルクの管理も不要であり、容易にカートリッジケース4
の本体部2への組付けを行なうことができる。また、本
体部2にはネジを形成させる必要がないため、本体部2
を樹脂製で安価に形成させることができ、また水が付着
してもサビつくことがないため、後のメンテナンス時等
におけるカートリッジケース4の取り外しも容易なもの
となる。
いてカートリッジケース4を本体部2に強固に固定する
ことができ、従来のようにネジを締め付けて固定するも
のではないため、専用の工具を必要とせず、また締付ト
ルクの管理も不要であり、容易にカートリッジケース4
の本体部2への組付けを行なうことができる。また、本
体部2にはネジを形成させる必要がないため、本体部2
を樹脂製で安価に形成させることができ、また水が付着
してもサビつくことがないため、後のメンテナンス時等
におけるカートリッジケース4の取り外しも容易なもの
となる。
【0009】なお、図4の斜視図で示すものは変更例を
示すものであり、図4では、前記裏蓋3から上方へ一体
状に延びる延出部3bを形成させて、この延出部3bの
上端にフック3c,3c,3cを所定間隔で形成し、こ
の各フック3c,3c,3cをカートリッジケース4の
上端に係合させるように構成したものであり、この図4
のような構造では、裏蓋3とカートリッジケース4を強
固に一体化させることができるものとなる。なお、本体
部2と前記裏蓋3を一体化させて、本体部側から図4の
ように延出する延出部を形成して、その上端に形成した
フックをカートリッジケース4に係合させて、カートリ
ッジケース4を本体部2に固定させる構造を採用するこ
ともでき、このような場合に、さらに外側に固定リング
10のようなリング部材を外嵌させて、フック3c,3
c,3cの外側への開きを防いで強固な固定構造を得る
ことができる。
示すものであり、図4では、前記裏蓋3から上方へ一体
状に延びる延出部3bを形成させて、この延出部3bの
上端にフック3c,3c,3cを所定間隔で形成し、こ
の各フック3c,3c,3cをカートリッジケース4の
上端に係合させるように構成したものであり、この図4
のような構造では、裏蓋3とカートリッジケース4を強
固に一体化させることができるものとなる。なお、本体
部2と前記裏蓋3を一体化させて、本体部側から図4の
ように延出する延出部を形成して、その上端に形成した
フックをカートリッジケース4に係合させて、カートリ
ッジケース4を本体部2に固定させる構造を採用するこ
ともでき、このような場合に、さらに外側に固定リング
10のようなリング部材を外嵌させて、フック3c,3
c,3cの外側への開きを防いで強固な固定構造を得る
ことができる。
【0010】なお、さらに変更例として、前記カートリ
ッジケース4の下端のフック4aを下方へ延出させて、
直接、本体部2の引掛溝2aに係合させる構造を採用す
ることもでき、フック4aの外側への抜けを防ぐため
に、固定リング10のようなリング部材を外嵌させて強
固な固定構造を得ることもできる。
ッジケース4の下端のフック4aを下方へ延出させて、
直接、本体部2の引掛溝2aに係合させる構造を採用す
ることもでき、フック4aの外側への抜けを防ぐため
に、固定リング10のようなリング部材を外嵌させて強
固な固定構造を得ることもできる。
【0011】なお、図5は前記図2に示した固定リング
10の変更例を示すものであり、この図5の固定リング
は上下寸法を短く形成したものであり、その他の構成は
図2の固定リングと同様なものであり、同一の部位には
同一符号を付してある。この図5のような固定リング1
0を用いる場合には、固定リング10の下フック10b
は前述したのと同様に、本体部2の引掛溝2aに外側よ
り係合させることができ、また、上フック10aは前記
カートリッジケース4の下部外周に形成した段部4bに
係合させることができ、カートリッジケース4及び本体
部2の外周側に横方向から嵌め込んで、カートリッジケ
ース4と本体部2をこの固定リング10を介し連結固定
することができ、この固定リング10の外周に化粧キャ
ップ14のようなリング部材を外嵌させれば、固定リン
グ10の外側への開きが防がれて強固な固定構造を得る
ことができるものである。
10の変更例を示すものであり、この図5の固定リング
は上下寸法を短く形成したものであり、その他の構成は
図2の固定リングと同様なものであり、同一の部位には
同一符号を付してある。この図5のような固定リング1
0を用いる場合には、固定リング10の下フック10b
は前述したのと同様に、本体部2の引掛溝2aに外側よ
り係合させることができ、また、上フック10aは前記
カートリッジケース4の下部外周に形成した段部4bに
係合させることができ、カートリッジケース4及び本体
部2の外周側に横方向から嵌め込んで、カートリッジケ
ース4と本体部2をこの固定リング10を介し連結固定
することができ、この固定リング10の外周に化粧キャ
ップ14のようなリング部材を外嵌させれば、固定リン
グ10の外側への開きが防がれて強固な固定構造を得る
ことができるものである。
【0012】なお、図6に断面図で示すものは、変更例
を示すものであり、前述した図5の固定リング10を用
いてカートリッジケースと本体側部材を連結する構造を
示すもので、本体側部材2の上端に鍔部2bを形成させ
ておき、逆にカートリッジケース4の下端に鍔部4cを
形成させておけば、鍔部2b,4cを跨ぐような状態で
固定リング10を外嵌させて、図5の固定リング10に
より強固に本体側部材2とカートリッジケース4を連結
固定させることができるものとなる。
を示すものであり、前述した図5の固定リング10を用
いてカートリッジケースと本体側部材を連結する構造を
示すもので、本体側部材2の上端に鍔部2bを形成させ
ておき、逆にカートリッジケース4の下端に鍔部4cを
形成させておけば、鍔部2b,4cを跨ぐような状態で
固定リング10を外嵌させて、図5の固定リング10に
より強固に本体側部材2とカートリッジケース4を連結
固定させることができるものとなる。
【0013】なお、固定リング10は図7に示すよう
に、さらに良好に横側へ開くことができるように薄肉部
10eを形成させておいても良く、薄肉部10eを介し
大きく半径方向に固定リング10を開けて、カートリッ
ジケース4及び本体部2の外周に容易に固定リング10
を外嵌させることができるものとなる。
に、さらに良好に横側へ開くことができるように薄肉部
10eを形成させておいても良く、薄肉部10eを介し
大きく半径方向に固定リング10を開けて、カートリッ
ジケース4及び本体部2の外周に容易に固定リング10
を外嵌させることができるものとなる。
【0014】さらに図8は、固定リング10の更なる変
更例を示すものであり、図8の固定リング10において
は、左部材10Aと右部材10Bを分割可能に構成した
ものであり、右部材10Bには凸部aを形成させてお
き、また、左部材10Aには凹部bを形成させておけ
ば、凹部b内に凸部aを嵌め込んで容易に左部材10A
と右部材10Bを連結することができ、前記カートリッ
ジケース4と本体部2の外周側から左部材10A及び右
部材10Bを嵌め込み状に容易に外嵌させることができ
るものとなり、外嵌させた後に、化粧キャップ14のよ
うなリング部材を固定リング10の外周に嵌め込めば、
左部材10Aと右部材10Bが分離されることがなく、
強固な固定状態を得ることができるものである。
更例を示すものであり、図8の固定リング10において
は、左部材10Aと右部材10Bを分割可能に構成した
ものであり、右部材10Bには凸部aを形成させてお
き、また、左部材10Aには凹部bを形成させておけ
ば、凹部b内に凸部aを嵌め込んで容易に左部材10A
と右部材10Bを連結することができ、前記カートリッ
ジケース4と本体部2の外周側から左部材10A及び右
部材10Bを嵌め込み状に容易に外嵌させることができ
るものとなり、外嵌させた後に、化粧キャップ14のよ
うなリング部材を固定リング10の外周に嵌め込めば、
左部材10Aと右部材10Bが分離されることがなく、
強固な固定状態を得ることができるものである。
【0015】
【発明の効果】本発明は、機能部材を内装したカートリ
ッジケースを水栓の本体部に固定する固定構造であっ
て、前記カートリッジケースの外周にリング部材を外嵌
係合させ、該リング部材の下端に形成したフックを前記
本体部の外周に形成した引掛溝に係合させるとともに、
前記リング部材の外周に筒状キャップを外嵌させたこと
により、カートリッジケース及び本体部の外周にリング
部材を外嵌係合させて、リング部材により強固に本体部
にカートリッジケースを固定することができ、さらに筒
状キャップをリング部材の外周に外嵌させることによ
り、リング部材の外側への広がりが防がれて強固な固定
状態を得ることができ、樹脂製のリング部材を介し容易
にカートリッジケースを本体部に固定させることがで
き、従来のようにネジ締めする必要がなく、トルク管理
が不要で、またメンテナンス時におけるカートリッジケ
ースの取り外しも容易なものとなる。さらに、ネジを使
用しないために本体部を樹脂製で安価に製作することが
できるものとなる。
ッジケースを水栓の本体部に固定する固定構造であっ
て、前記カートリッジケースの外周にリング部材を外嵌
係合させ、該リング部材の下端に形成したフックを前記
本体部の外周に形成した引掛溝に係合させるとともに、
前記リング部材の外周に筒状キャップを外嵌させたこと
により、カートリッジケース及び本体部の外周にリング
部材を外嵌係合させて、リング部材により強固に本体部
にカートリッジケースを固定することができ、さらに筒
状キャップをリング部材の外周に外嵌させることによ
り、リング部材の外側への広がりが防がれて強固な固定
状態を得ることができ、樹脂製のリング部材を介し容易
にカートリッジケースを本体部に固定させることがで
き、従来のようにネジ締めする必要がなく、トルク管理
が不要で、またメンテナンス時におけるカートリッジケ
ースの取り外しも容易なものとなる。さらに、ネジを使
用しないために本体部を樹脂製で安価に製作することが
できるものとなる。
【0016】また、前記リング部材は、前記カートリッ
ジケース及び本体部に対し側面側から外嵌可能に、半径
方向に拡開または分割可能な構造に形成されていること
により、リング部材を半径方向に拡開または分割させて
容易にカートリッジケース及び本体部に外嵌させること
ができ、作業性がより良好なものとなる。
ジケース及び本体部に対し側面側から外嵌可能に、半径
方向に拡開または分割可能な構造に形成されていること
により、リング部材を半径方向に拡開または分割させて
容易にカートリッジケース及び本体部に外嵌させること
ができ、作業性がより良好なものとなる。
【0017】また、機能部材を内装したカートリッジケ
ースを水栓の本体部に固定する固定構造であって、前記
カートリッジケースの下端に形成したフックを前記本体
部側に形成した引掛部に係合させるとともに、前記フッ
クの前記引掛部からの抜けを防ぐリング部材を前記カー
トリッジケースの外周に外嵌させたことにより、カート
リッジケースの下端に形成したフックを本体部の引掛部
に直接係合させてカートリッジケースを本体部に連結固
定することができ、さらにフックの外側への開きをリン
グ部材で防ぎ、強固なカートリッジの固定状態を得るこ
とができ、組付け作業が極めて容易となり、またメンテ
ナンス時等の取り外しも容易なものとなる。
ースを水栓の本体部に固定する固定構造であって、前記
カートリッジケースの下端に形成したフックを前記本体
部側に形成した引掛部に係合させるとともに、前記フッ
クの前記引掛部からの抜けを防ぐリング部材を前記カー
トリッジケースの外周に外嵌させたことにより、カート
リッジケースの下端に形成したフックを本体部の引掛部
に直接係合させてカートリッジケースを本体部に連結固
定することができ、さらにフックの外側への開きをリン
グ部材で防ぎ、強固なカートリッジの固定状態を得るこ
とができ、組付け作業が極めて容易となり、またメンテ
ナンス時等の取り外しも容易なものとなる。
【0018】また、機能部材を内装したカートリッジケ
ースを水栓の本体部に固定する固定構造であって、前記
本体部側から延出形成されたフックを前記カートリッジ
ケースに引っ掛けるとともに、前記フックの外れを防ぐ
リング部材をフックの外周に外嵌させたことにより、逆
に本体部側にフックを形成させて、このフックをカート
リッジケースに引っ掛けてカートリッジケースを容易に
本体部に連結固定させることができ、リング部材を外嵌
させてフックの外れを防ぎ、強固なカートリッジの固定
状態を得ることができ、組付け作業が容易化し、またメ
ンテナンス時等におけるカートリッジの取り外しも容易
なものとなり、従来のようなネジ締めではないため締付
トルクの管理等が不要であり、緩むことがなく、漏水も
生じることがない。また、ネジを使用しないために本体
部を樹脂で安価に製作することができるものとなる。
ースを水栓の本体部に固定する固定構造であって、前記
本体部側から延出形成されたフックを前記カートリッジ
ケースに引っ掛けるとともに、前記フックの外れを防ぐ
リング部材をフックの外周に外嵌させたことにより、逆
に本体部側にフックを形成させて、このフックをカート
リッジケースに引っ掛けてカートリッジケースを容易に
本体部に連結固定させることができ、リング部材を外嵌
させてフックの外れを防ぎ、強固なカートリッジの固定
状態を得ることができ、組付け作業が容易化し、またメ
ンテナンス時等におけるカートリッジの取り外しも容易
なものとなり、従来のようなネジ締めではないため締付
トルクの管理等が不要であり、緩むことがなく、漏水も
生じることがない。また、ネジを使用しないために本体
部を樹脂で安価に製作することができるものとなる。
【図1】シングルレバー式水栓におけるカートリッジの
本体部への固定構造を示す断面構成図である。
本体部への固定構造を示す断面構成図である。
【図2】図1における固定リングの斜視構成図である。
【図3】カートリッジと化粧キャップの分解斜視図てあ
る。
る。
【図4】変更例を示し、本体側からフックを延出形成さ
せて、このフックをカートリッジケースに掛止させた状
態の外観斜視図である。
せて、このフックをカートリッジケースに掛止させた状
態の外観斜視図である。
【図5】固定リングの変形例を示す斜視図である。
【図6】図5の固定リングにより本体側部材とカートリ
ッジケースを連結した連結構造の変更例の断面構成図で
ある。
ッジケースを連結した連結構造の変更例の断面構成図で
ある。
【図7】薄肉部を形成した固定リングを開けた状態の斜
視構成図である。
視構成図である。
【図8】分割可能な固定リングの概略構成図である。
【図9】従来のシングルレバー式水栓におけるカートリ
ッジの本体部への固定構造を示す断面構成図である。
ッジの本体部への固定構造を示す断面構成図である。
1 シングルレバー式水栓 2 本体部 2a 引掛溝 2b 鍔部 3 裏蓋 3a フック 3b 延出部 3c フック 4 カートリッジケース 4a フック 4b 段部 4c 鍔部 5 固定ディスク 6 可動ディスク 7 ディスクキャップ 8 作用軸 10 固定リング 10a 上フック 10b 下フック 10c 外嵌片部 10d 連結片部 10e 薄肉部 10A 左部材 10B 右部材 a 凸部 b 凹部
Claims (4)
- 【請求項1】 機能部材を内装したカートリッジケース
を水栓の本体部に固定する固定構造であって、前記カー
トリッジケースの外周にリング部材を外嵌係合させ、該
リング部材の下端に形成したフックを前記本体部の外周
に形成した引掛溝に係合させるとともに、前記リング部
材の外周に筒状キャップを外嵌させたことを特徴とする
水栓のカートリッジ固定構造。 - 【請求項2】 前記リング部材は、前記カートリッジケ
ース及び本体部に対し側面側から外嵌可能に、半径方向
に拡開または分割可能な構造に形成されていることを特
徴とする請求項1に記載の水栓のカートリッジ固定構
造。 - 【請求項3】 機能部材を内装したカートリッジケース
を水栓の本体部に固定する固定構造であって、前記カー
トリッジケースの下端に形成したフックを前記本体部側
に形成した引掛部に係合させるとともに、前記フックの
前記引掛部からの抜けを防ぐリング部材を前記カートリ
ッジケースの外周に外嵌させたことを特徴とする水栓の
カートリッジ固定構造。 - 【請求項4】 機能部材を内装したカートリッジケース
を水栓の本体部に固定する固定構造であって、前記本体
部側から延出形成されたフックを前記カートリッジケー
スに引っ掛けるとともに、前記フックの外れを防ぐリン
グ部材をフックの外周に外嵌させたことを特徴とする水
栓のカートリッジ固定構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7966096A JPH09242897A (ja) | 1996-03-06 | 1996-03-06 | 水栓のカートリッジ固定構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7966096A JPH09242897A (ja) | 1996-03-06 | 1996-03-06 | 水栓のカートリッジ固定構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09242897A true JPH09242897A (ja) | 1997-09-16 |
Family
ID=13696317
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7966096A Pending JPH09242897A (ja) | 1996-03-06 | 1996-03-06 | 水栓のカートリッジ固定構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09242897A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102005011980A1 (de) * | 2005-03-14 | 2006-09-21 | American Standard Europe B.V.B.A. | Sanitäre Wasserarmatur mit Schnellmontage ihrer Kartuscheneinheit |
US9835281B2 (en) | 2011-08-24 | 2017-12-05 | As Ip Holdco, Llc | No-tools spread faucet assembly, kits and methods |
US10047890B2 (en) | 2011-03-08 | 2018-08-14 | As Ip Holdco, Llc | Quick connection coupling |
US10260642B2 (en) | 2011-04-26 | 2019-04-16 | As Ip Holdco, Llc | Faucet valve cartridge |
-
1996
- 1996-03-06 JP JP7966096A patent/JPH09242897A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102005011980A1 (de) * | 2005-03-14 | 2006-09-21 | American Standard Europe B.V.B.A. | Sanitäre Wasserarmatur mit Schnellmontage ihrer Kartuscheneinheit |
DE102005011980B4 (de) * | 2005-03-14 | 2007-02-01 | American Standard Europe B.V.B.A. | Sanitäre Wasserarmatur mit Schnellmontage ihrer Kartuscheneinheit |
US10047890B2 (en) | 2011-03-08 | 2018-08-14 | As Ip Holdco, Llc | Quick connection coupling |
US10260642B2 (en) | 2011-04-26 | 2019-04-16 | As Ip Holdco, Llc | Faucet valve cartridge |
US9835281B2 (en) | 2011-08-24 | 2017-12-05 | As Ip Holdco, Llc | No-tools spread faucet assembly, kits and methods |
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