JP3884547B2 - 水栓取付け機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は水栓取付け機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
例えば混合湯水の吐水管を備えた湯水混合栓本体を台所の流し台の水栓取付板部(以下、単に面板という)上に取付けるにあたり、従来では、作業者が面板下部に潜り込んで取付部材を混合栓取付足に嵌込んだり、締付けたりするというふうに下からの作業を行っていたから、作業時間と手間がかかり作業性が悪い上に、締付け時においては混合栓本体の共まわりを防止するために混合栓本体を押さえる別の作業者が必要であった。
【0003】
この発明は、作業者が一人で容易に混合栓本体を面板上に取付けることができる水栓取付け機構を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明は、水栓本体と、外周面にねじ部を有し、前記水栓本体の下部に固着される水栓取付足とからなる水栓を台所の流し台等の水栓取付板部に取付ける水栓取付け機構において、水栓取付板部に開設した貫通孔に水栓取付足を水栓取付板部上方から挿通した後水栓取付足を貫通孔において固定した状態で水栓本体を水栓取付板部上に取付けるための取付部材を有し、この取付部材が、貫通孔に嵌込まれる弾性材料よりなる固定リングと、水栓取付足の前記外周面に螺着されるプルナットと、このプルナットの上環状面に所定間隔を有して形成された複数の凸条片に嵌合する切欠部を備え、水栓取付足が挿入された状態では回動操作に連動してプルナットを回動させるリング状の回動部材と、水栓取付足が挿入され、かつ、前記回動部材およびプルナットに外嵌する状態で前記回動部材およびプルナット間に設けられる弾性材料よりなるロックリングとよりなり、更に、固定リングは、嵌込み時に外形が狭められるよう縦方向の切り込み部と、貫通孔の内周面に食い込む爪とを有する一方、ロックリングは縦方向の切り込み部を有し、しかも、プルナットの前記各凸条片には、水栓取付足に対して、プルナット、回動部材およびロックリングを仮止めしたときにはロックリングの下部フランジに当接し、その後、回動部材の締付操作によって仮止め状態から締付状態に移行したときに、ロックリングの上端が固定リングの前記爪によって締付方向への移動を阻止され、かつ、ロックリングが径方向に延ばされた状態で、ロックリングの前記下部フランジをプルナットの上環状面へ滑り落とすテーパ面が形成され、固定リングをロックリングが下方側および側方側から押圧する形で水栓本体を水栓取付板部上に取付けてあることを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下にこの発明の実施の形態について説明する。なお、この発明はそれによって限定されるものではない。
【0006】
図1〜図4において、1は、混合湯水の吐水管2を備えた湯水混合栓本体で、湯水の混合比と止水を含む吐水量の調節を行うレバー3が設けられている。4は水栓取付足で、混合栓本体1の下部に固着されており、例えば台所の流し台の水栓取付板部(以下、単に面板という)5に開設した貫通孔6に挿通・固定される。水栓取付足4の外周面にはねじ部13が形成されている。7,7は湯用および水用の供給管で、それぞれ混合栓本体1の底面部分に接続されている。なお、前記面板5は、例えば木製で、少なくとも上面は薄いステンレス板で覆ってある。また、混合栓本体1,水栓取付足4は例えば真鍮等の鋳造製である。
【0007】
8は、貫通孔6に嵌込まれる固定リングで、弾性材料よりなる。この固定リング8は、嵌込み時に外形が狭められるよう縦方向の切り込み部9を有する。また、固定リング8の周面Aには、嵌込んだ状態で貫通孔6の内周面Bに食い込む爪10が形成されている。この爪10は、固定リング8が貫通孔6から外れ落ちないようにするためのものである。11は、固定リング8の下部フランジである。
【0008】
12は、水栓取付足4の前記ねじ部13に螺着するプルナットで、その上環状面Cには、所定間隔を有して複数の凸条片14,14が形成されている。17は凸条片14,14間の凹み部である。33は、内周面に形成されたねじ部である。
【0009】
15は、前記凸条片14に嵌合する複数の切欠部16を備えたリング状の回動部材で、水栓取付足4が挿入された状態では回動操作に連動してプルナット12を回動させる。この回動部材15は、肉厚の上部フランジ18と、切欠部16によって形成された嵌合片19と、凸条片14の凹み部17と嵌合する嵌合片19と上部フランジ18とを接続する接続筒部20とで構成される。
【0010】
21は弾性材料よりなるロックリングで、水栓取付足4が挿入され、かつ、前記回動部材15およびプルナット12に外嵌する状態で前記両者15,12間に設けられる。22は縦方向の切り込み部である。24は、ロックリング21の下部フランジである。
【0011】
そして、固定リング8、プルナット12、回動部材15およびロックリング21から、混合栓本体1を面板5上に取付けるための取付部材が構成されている。
【0012】
更に、プルナット12の前記各凸条片14の外面Dには、周方向に沿ってテーパ面23が形成されている。このテーパ面23は、図4(A)に示すように、水栓取付足4に対して、プルナット12、回動部材15およびロックリング21を仮止めしたときにはロックリング21の下部フランジ24に当接し、その後、回動部材15の締付操作によって仮止め状態から締付状態に移行したときに、図4(B)に示すように、ロックリング21の上端25が固定リング8の爪10によって締付方向への移動を阻止され、かつ、ロックリング21が径方向に延ばされた状態で、ロックリング21の下部フランジ24をプルナット12の上環状面Cへ滑り落とすためのものである。
【0013】
而して、図3(A)に示すように、固定リング8を狭めた状態で固定リング8を面板5の貫通孔6に挿通・固定させる。この挿通・固定作業は、混合栓本体1を面板5上に取付けた際に、取付部材による面板5への締付けの強度を確保するために行われる。
【0014】
続いて、図3(B)に示すように、水栓取付足4に対して、プルナット12、回動部材15およびロックリング21を仮止めした状態で、面板5上方から供給管7,7、仮止め状態の部材12,15,21および水栓取付足4を挿通する。この挿通時の状態は、図4(A)に示されている。
【0015】
そして、回動部材15の締付操作によって仮止め状態から締付状態に移行する。この場合、回動部材15を締付方向Fに回動させる〔図3(C)参照〕と、上述したように、図4(A)に示す状態から、図4(B)に示す状態になって、混合栓本体1を面板5上に強固に取付けられる。
【0016】
このように、混合栓本体1の面板5上への取付けを、取付部材を仮止めした状態で面板5上方から行える。また、前記部材12,15,21を水栓取付足4に挿通するだけで簡単に仮止めできるとともに、回動部材15を締付けるだけの簡単な作業で混合栓本体1を面板5上に強固に取付けることができる。
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、作業者は一人で水栓の取付けを行える。また、取付け作業時間の大幅な短縮が図れる。更に、面板上からの作業なので、水栓を確実に取付けできるとともに、作業者を特定しなくても容易に取付けできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態における取付部材の仮止め状態を示す斜視図である。
【図2】上記実施形態を示す分解斜視図である。
【図3】(A),(B),(C)は、上記実施形態における水栓の取付手順を示す図である。
【図4】(A)および(B)は、上記実施形態における取付部材の仮止め状態および締付け状態を示す図である。
【符号の説明】
1…水栓本体、4…水栓取付足、13,33…ねじ部、5…面板、6…貫通孔、8…固定リング、9,22…切り込み部、10…爪、12…プルナット、15…回動部材、21…ロックリング、14…凸条片、16…切欠部、23…テーパ面、24…ロックリングの下部フランジ、25…ロックリングの上端、C…プルナットの上環状面。
Claims (1)
- 水栓本体と、外周面にねじ部を有し、前記水栓本体の下部に固着される水栓取付足とからなる水栓を台所の流し台等の水栓取付板部に取付ける水栓取付け機構において、水栓取付板部に開設した貫通孔に水栓取付足を水栓取付板部上方から挿通した後水栓取付足を貫通孔において固定した状態で水栓本体を水栓取付板部上に取付けるための取付部材を有し、この取付部材が、貫通孔に嵌込まれる弾性材料よりなる固定リングと、水栓取付足の前記外周面に螺着されるプルナットと、このプルナットの上環状面に所定間隔を有して形成された複数の凸条片に嵌合する切欠部を備え、水栓取付足が挿入された状態では回動操作に連動してプルナットを回動させるリング状の回動部材と、水栓取付足が挿入され、かつ、前記回動部材およびプルナットに外嵌する状態で前記回動部材およびプルナット間に設けられる弾性材料よりなるロックリングとよりなり、更に、固定リングは、嵌込み時に外形が狭められるよう縦方向の切り込み部と、貫通孔の内周面に食い込む爪とを有する一方、ロックリングは縦方向の切り込み部を有し、しかも、プルナットの前記各凸条片には、水栓取付足に対して、プルナット、回動部材およびロックリングを仮止めしたときにはロックリングの下部フランジに当接し、その後、回動部材の締付操作によって仮止め状態から締付状態に移行したときに、ロックリングの上端が固定リングの前記爪によって締付方向への移動を阻止され、かつ、ロックリングが径方向に延ばされた状態で、ロックリングの前記下部フランジをプルナットの上環状面へ滑り落とすテーパ面が形成され、固定リングをロックリングが下方側および側方側から押圧する形で水栓本体を水栓取付板部上に取付けてあることを特徴とする水栓取付け機構。
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JP33362397A Expired - Fee Related JP3884547B2 (ja) | 1997-11-17 | 1997-11-17 | 水栓取付け機構 |
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- 1997-11-17 JP JP33362397A patent/JP3884547B2/ja not_active Expired - Fee Related
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