JPH0241398Y2 - - Google Patents

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JPH0241398Y2
JPH0241398Y2 JP6660686U JP6660686U JPH0241398Y2 JP H0241398 Y2 JPH0241398 Y2 JP H0241398Y2 JP 6660686 U JP6660686 U JP 6660686U JP 6660686 U JP6660686 U JP 6660686U JP H0241398 Y2 JPH0241398 Y2 JP H0241398Y2
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valve
spindle
valve body
valve shaft
mounting hole
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JP6660686U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、開閉操作用のスピンドルに弁体を保
持する吊りこま式とした水栓に関する。
〔従来の技術〕
従来、一般の単水栓や湯水混合栓の弁要素とし
て、弁体をスピンドルと分離したものに「吊りこ
ま式」と称されるものがある。
この「吊りこま式」の弁要素として、実公昭52
−36987号公報に記載されたものがある。これは、
第4図に示すように、スピンドル50の下端に長
孔51を軸線方向に形成すると共に、弁体52の
弁軸53に凹溝56を形成し、該弁軸53をこの
長孔51内に挿入し、e形状のリング54の先端
を弁軸53の凹溝56に挿入することにより弁軸
53をスピンドル50に係止したものである。
このように弁体52をスピンドル50に連結す
るようにしたことから、開閉弁操作においては、
弁体52はスピンドル50と共に移動する。した
がつて、スピンドルを弁座から離れる方向に移動
させると、弁体52は弁座から強制的に引き離さ
れることになる。このような開閉弁の動作を利用
して、寒冷地等での凍結事故によつて弁体52が
弁座に拘束された状態となつても、スピンドル5
0の回動によつてこれを開くことができる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、スピンドル50の回転と共に弁体5
2も回動するので、弁座への接離動作の時に生じ
る弁体52のパツキン55の摩耗が大きい。ま
た、凍結時にスピンドル50を回して弁を開く
と、パツキン55が弁体52の取付け面から剥離
したり変形することが避けられない。
このように、スピンドル50に弁体52を一体
化したものでは、凍結時の開弁操作に支障はない
が、パツキン55の損耗が激しく、これを交換す
る必要がある。
しかしながら、弁体52はリング54によつて
スピンドル50に係止する構造なので、スピンド
ル50に弁体52を一旦取付けてしまうと、リン
グ54を外部に拡げるようにしなければ取り外す
ことができない。したがつて、交換には工具等を
必要とし、緊急の場合に対応できず、漏水量を大
きくしてしまう。また、リング54がスピンドル
50に錆付いてしまつて、取り外しが困難となる
恐れもあり、この場合にはスピンドル50も含め
て新しい部品に交換しなければならず、スピンド
ル50を無駄にしてしまうという問題がある。特
に、寒冷地用として製品を供給する場合、パツキ
ン55の損傷度が大きいことから、この問題は更
に一層顕著になる。
本考案は、このような問題に鑑みて案出された
ものであり、スピンドルに対して弁体を着脱自在
とすることによつて、弁体の交換を容易にするこ
とを目的とする。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕
本考案は、以上の目的を達成するために、開閉
弁操作用のスピンドルに弁軸取付け孔を開設し、
該弁軸取付け孔に弁体の弁軸を挿入し、更に該弁
軸の周面に係合するリングによつて上記弁体をス
ピンドルに保持する吊りこま式弁を備えた水栓に
おいて、前記弁軸に、上端側に位置する丸頭状と
したヘツドと、該ヘツドから下端側へ向けて縮径
するテーパ部とを形成したことを特徴とする。
弁軸の丸頭状ヘツド及びテーパ部によつて、弁
体が移動するときには弁軸のテーパ部に係合して
いるリングが弁軸の外形に沿つて弾性変形し、リ
ングを外側へ変形させる必要なく操作できる。
〔実施例〕
以下、図面に示す実施例に基づいて本考案を具
体的に説明する。
第1図は本考案に係る水栓の縦断面図、第2図
は同第1図の−線矢視による断面図である。
図において、水栓本体1内は隔壁2によつて2
分割され、基端側に給水管を接続して先端の吐水
口3から水を給水する。隔壁2には通水口4を開
設すると共に、この通水口4の周囲には弁座5を
環状に立設している。更に、通水口4と同軸上に
スピンドル取付け孔6を内周に雌螺子7を形成し
て設け、上端にハンドル8を取付けたスピンドル
9をこの雌螺子7に回動自在に連結している。
スピンドル9には下端から弁体取付け孔10を
軸線方向に開設し、弁体11の弁軸12をこの弁
体取付け孔10内に挿入し、スピンドル9の周囲
に嵌合する保持リング13によつてこの弁体11
をスピンドル9に装着している。
弁体11は第3図で示すように、弁軸12の下
端にフランジ14及びボルト部15を形成し、弾
性ゴムを素材とするパツキン16をナツト17に
よつてフランジ14の下面に固定している。ま
た、弁軸12は上端部に丸頭状のヘツド20を形
成し、このヘツド20の下端からフランジ14に
かけて内径が縮小するテーパ部21を設けてい
る。
更に、保持リング13は環状体の一部を切欠し
た割リング状をなし、切欠部からは中心方向に向
けてフツク22を設けている。この保持リング1
3は、第2図に示すようにスピンドル9に開設し
たリング取付け孔23にフツク22を挿入した状
態でスピンドル9の外周に嵌合固着される。な
お、装着したときには、フツク22の先端がスピ
ンドル9の弁体取付け孔10内まで伸延し更に弁
軸12のテーパ部21に係合する寸法としてお
く。
上記構成において、弁体11をスピンドル9に
取りつけるには、弁軸12を弁体取付け孔10に
挿入して、保持リング13によつてこれを固定保
持することによつて行うことができる。このと
き、フツク22が弁体取付け孔10内に位置して
いるが、丸頭状のヘツド20が通過するときには
このヘツド20の球面形状によつて、フツク22
は外側へ押し出されるように弾性変形する。そし
て、この状態で弁軸12を更に挿入すると、テー
パ部21部分がフツク22の位置に対応するよう
になり、これに伴つてフツク22は中心側へ復元
する。これによつて、フツク22はテーパ部21
に係合し、テーパ部21の傾斜を利用して弁軸1
2が所定の位置からずれることなく保持できる。
また、フランジ12部分を手で握つて引き抜く
ようにすると、フツク22はテーパ部21の移動
に伴つて次第に外側へ押し出される。すなわち、
弁軸11の外周には突起状のものが全くなく、テ
ーパ部21の傾斜を利用することによつて、フツ
ク22を順次外方向に変形させながら、弁軸12
を引き抜くことができる。
以上のように、スピンドル9に対して弁体11
を押し込み及び引き抜き操作によつて着脱できる
ので、パツキン16が損傷した場合でも簡単に部
品交換できる。
なお、図示した単水栓に限らず、湯水混合栓等
の弁要素についても本考案を適用できることは言
うまでもない。
〔考案の効果〕
以上に説明したように、本考案の水栓において
は、スピンドルに対して弁体を簡単な操作で着脱
できるので、パツキン等の部材が損傷しても即時
に交換できる。したがつて、部材の損傷頻度が高
い寒冷地仕様品として最適に利用でき、弁要素を
備品として用意しておけば、水漏れ等の事故を伴
うことなく使用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る水栓の縦断面図、第2図
は同第1図の−線矢視による断面図、第3図
は弁体と保持リングの斜視図、第4図は従来のス
ピンドルと弁体の保持構造の縦断面図である。 1……水栓本体、2……隔壁、3……吐水口、
4……通水口、5……弁座、6……スピンドル取
付け孔、7……雌螺子、8……ハンドル、9……
スピンドル、10……弁体取付け孔、11……弁
体、12……弁軸、13……保持リング、14…
…フランジ、15……ボルト部、16……パツキ
ン、17……ナツト、20……ヘツド、21……
テーパ部、22……フツク、23……リング取付
け孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 開閉弁操作用のスピンドルに弁軸取付け孔を開
    設し、該弁軸取付け孔に弁体の弁軸を挿入し、更
    に該弁軸の周面に係合するリングによつて上記弁
    体をスピンドルに保持する吊りこま式弁を備えた
    水栓において、前記弁軸に、上端側に位置する丸
    頭状としたヘツドと、該ヘツドから下端側へ向け
    て縮径するテーパ部とを形成したことを特徴とす
    る水栓。
JP6660686U 1986-04-30 1986-04-30 Expired JPH0241398Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6660686U JPH0241398Y2 (ja) 1986-04-30 1986-04-30

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JP6660686U JPH0241398Y2 (ja) 1986-04-30 1986-04-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62177967U JPS62177967U (ja) 1987-11-12
JPH0241398Y2 true JPH0241398Y2 (ja) 1990-11-05

Family

ID=30904768

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