JPH09242779A - クラッチカバー組立体 - Google Patents
クラッチカバー組立体Info
- Publication number
- JPH09242779A JPH09242779A JP5155496A JP5155496A JPH09242779A JP H09242779 A JPH09242779 A JP H09242779A JP 5155496 A JP5155496 A JP 5155496A JP 5155496 A JP5155496 A JP 5155496A JP H09242779 A JPH09242779 A JP H09242779A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clutch cover
- pressure plate
- inner peripheral
- spring
- cover assembly
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- Granted
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- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 コーンスプリングを用いてレリーズ荷重を平
坦にするクラッチカバー組立体において、部品点数を減
らす。 【解決手段】 クラッチカバー組立体1において、ダイ
ヤフラムスプリング7の環状弾性部7aは内周端がプレ
ッシャプレート6をフライホイール側に付勢している。
プレッシャプレート6に固定されたピン10は、ダイヤ
フラムスプリング7に形成された孔に係合するピン10
によりプレッシャプレート6と相対回転不能となってい
る。コーンスプリング8は、外周部がクラッチカバー5
に支持され、内周部がプレッシャプレート6をフライホ
イール側に付勢している。コーンスプリング8の内周端
には、ピン10の先端に相対回転不能に係合する爪部1
1が形成されている。
坦にするクラッチカバー組立体において、部品点数を減
らす。 【解決手段】 クラッチカバー組立体1において、ダイ
ヤフラムスプリング7の環状弾性部7aは内周端がプレ
ッシャプレート6をフライホイール側に付勢している。
プレッシャプレート6に固定されたピン10は、ダイヤ
フラムスプリング7に形成された孔に係合するピン10
によりプレッシャプレート6と相対回転不能となってい
る。コーンスプリング8は、外周部がクラッチカバー5
に支持され、内周部がプレッシャプレート6をフライホ
イール側に付勢している。コーンスプリング8の内周端
には、ピン10の先端に相対回転不能に係合する爪部1
1が形成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クラッチカバー組
立体、特に、プレッシャプレートを付勢するのにダイヤ
フラムスプリングを用いたクラッチカバー組立体に関す
る。
立体、特に、プレッシャプレートを付勢するのにダイヤ
フラムスプリングを用いたクラッチカバー組立体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】クラッチカバー組立体は、一般に、エン
ジンのフライホイールに装着され、エンジンの駆動力を
トランスミッション側に伝達するために用いられてい
る。このようなクラッチカバー組立体は、フライホイー
ルに固定されるクラッチカバーと、フライホイールとの
間でクラッチディスクの摩擦部材を挟持するためのプレ
ッシャプレートと、プレッシャプレートをフライホイー
ル側に押圧するための弾性部材とから主に構成されてい
る。
ジンのフライホイールに装着され、エンジンの駆動力を
トランスミッション側に伝達するために用いられてい
る。このようなクラッチカバー組立体は、フライホイー
ルに固定されるクラッチカバーと、フライホイールとの
間でクラッチディスクの摩擦部材を挟持するためのプレ
ッシャプレートと、プレッシャプレートをフライホイー
ル側に押圧するための弾性部材とから主に構成されてい
る。
【0003】前記弾性部材として、一般にダイヤフラム
スプリングが用いられている。ダイヤフラムスプリング
は、円板弾性部と、円板弾性部の内周縁から径方向内側
に延びる複数のレバー部とからなる。このように、ダイ
ヤフラムスプリングは、プレッシャプレートを付勢する
機能とともに、プレッシャプレートへの付勢を解除する
ためのレバー機能も有している。このダイヤフラムスプ
リングは、たとえば図5に示すようなレリーズ荷重特性
を生じる。図から明らかなように、レリーズストローク
が大きくなるにつれてレリーズ荷重は一定の割合で増大
していくが、ストローク量がある点を超えると以後はな
だらかに減少していき、さらになだらかに増大してい
く。
スプリングが用いられている。ダイヤフラムスプリング
は、円板弾性部と、円板弾性部の内周縁から径方向内側
に延びる複数のレバー部とからなる。このように、ダイ
ヤフラムスプリングは、プレッシャプレートを付勢する
機能とともに、プレッシャプレートへの付勢を解除する
ためのレバー機能も有している。このダイヤフラムスプ
リングは、たとえば図5に示すようなレリーズ荷重特性
を生じる。図から明らかなように、レリーズストローク
が大きくなるにつれてレリーズ荷重は一定の割合で増大
していくが、ストローク量がある点を超えると以後はな
だらかに減少していき、さらになだらかに増大してい
く。
【0004】このような荷重変化を有するレリーズ特性
を改善するために、クラッチカバーとダイヤフラムスプ
リングの環状円板部との間にさらにコーンスプリングを
配置したクラッチカバー組立体が知られている。コーン
スプリングはダイヤフラムスプリングの環状円板部とク
ラッチカバーとの間で圧縮されている。この場合、レリ
ーズ操作時にはダイヤフラムスプリングとコーンスプリ
ングとの付勢力が解除される。このときに生じるレリー
ズ荷重は、ダイヤフラムスプリングのレリーズ荷重とコ
ーンスプリングの荷重とが合成されたものである。この
とき、たとえばダイヤフラムスプリングのレリーズ荷重
の少ない部分にコーンスプリングの荷重の多い部分を組
み合わせて荷重特性を調整し、荷重の変化の少ない平坦
なレリーズ荷重特性を得ることができる。これにより、
レリーズ操作時の操作フィーリングが向上する。
を改善するために、クラッチカバーとダイヤフラムスプ
リングの環状円板部との間にさらにコーンスプリングを
配置したクラッチカバー組立体が知られている。コーン
スプリングはダイヤフラムスプリングの環状円板部とク
ラッチカバーとの間で圧縮されている。この場合、レリ
ーズ操作時にはダイヤフラムスプリングとコーンスプリ
ングとの付勢力が解除される。このときに生じるレリー
ズ荷重は、ダイヤフラムスプリングのレリーズ荷重とコ
ーンスプリングの荷重とが合成されたものである。この
とき、たとえばダイヤフラムスプリングのレリーズ荷重
の少ない部分にコーンスプリングの荷重の多い部分を組
み合わせて荷重特性を調整し、荷重の変化の少ない平坦
なレリーズ荷重特性を得ることができる。これにより、
レリーズ操作時の操作フィーリングが向上する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のクラッチカ
バー組立体では、コーンスプリングのセンタリング及び
回り止めを行う必要がある。そのため、従来ではクラッ
チカバー側にサポートリング等の部材を設け、コーンス
プリングの係止を行っている。このようにサポートリン
グのような特別な部材を用いる必要があるため、部品点
数が多くなる。
バー組立体では、コーンスプリングのセンタリング及び
回り止めを行う必要がある。そのため、従来ではクラッ
チカバー側にサポートリング等の部材を設け、コーンス
プリングの係止を行っている。このようにサポートリン
グのような特別な部材を用いる必要があるため、部品点
数が多くなる。
【0006】本発明の課題は、コーンスプリングを用い
てレリーズ荷重を平坦にするクラッチカバー組立体にお
いて、部品点数を減らすことにある。
てレリーズ荷重を平坦にするクラッチカバー組立体にお
いて、部品点数を減らすことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のクラッ
チカバー組立体は、出力側部材に連結された摩擦部材を
入力側回転体に押圧または押圧解除するためのものであ
り、クラッチカバーとプレッシャプレートとダイヤフラ
ムスプリングと係止部材とコーンスプリングとを備えて
いる。クラッチカバーは入力側回転体に固定される。プ
レッシャプレートはクラッチカバー内に配置されてい
る。ダイヤフラムスプリングは、環状弾性部と複数のレ
バー部とを有している。環状弾性部は外周部がクラッチ
カバーに支持され内周部がプレッシャプレートを出力部
材側に付勢する。複数のレバー部は環状弾性部の内周部
から径方向内側に延びる。各レバー部間の外周側には孔
が形成されている。係止部材はプレッシャプレートの出
力側部材側と反対側の面に固定され、ダイヤフラムスプ
リングの孔に相対回転不能に係合し先端が反対側に突出
する。コーンスプリングは外周部がクラッチカバーに支
持され内周部が環状弾性部の内周部をプレッシャプレー
ト側に付勢する。係合部は環状弾性部の内周縁に形成さ
れ、係止部材の先端に係合する。
チカバー組立体は、出力側部材に連結された摩擦部材を
入力側回転体に押圧または押圧解除するためのものであ
り、クラッチカバーとプレッシャプレートとダイヤフラ
ムスプリングと係止部材とコーンスプリングとを備えて
いる。クラッチカバーは入力側回転体に固定される。プ
レッシャプレートはクラッチカバー内に配置されてい
る。ダイヤフラムスプリングは、環状弾性部と複数のレ
バー部とを有している。環状弾性部は外周部がクラッチ
カバーに支持され内周部がプレッシャプレートを出力部
材側に付勢する。複数のレバー部は環状弾性部の内周部
から径方向内側に延びる。各レバー部間の外周側には孔
が形成されている。係止部材はプレッシャプレートの出
力側部材側と反対側の面に固定され、ダイヤフラムスプ
リングの孔に相対回転不能に係合し先端が反対側に突出
する。コーンスプリングは外周部がクラッチカバーに支
持され内周部が環状弾性部の内周部をプレッシャプレー
ト側に付勢する。係合部は環状弾性部の内周縁に形成さ
れ、係止部材の先端に係合する。
【0008】このクラッチカバー組立体では、ダイヤフ
ラムスプリングとコーンスプリングとがプレッシャプレ
ートを押圧しており、レリーズ操作時にはダイヤフラム
スプリングと弾性部材との付勢力が解除される。このと
き生じるレリーズ荷重は、ダイヤフラムスプリングとコ
ーンスプリングとの荷重が合成されたものである。この
場合、たとえばダイヤフラムスプリングのレリーズ荷重
の少ない部分にコーンスプリングのレリーズ荷重の多い
部分を組み合わせて荷重特性を調整し、荷重変化の少な
い平坦なレリーズ荷重特性を得ることができる。この結
果、レリーズ操作時の操作フィーリングが向上する。
ラムスプリングとコーンスプリングとがプレッシャプレ
ートを押圧しており、レリーズ操作時にはダイヤフラム
スプリングと弾性部材との付勢力が解除される。このと
き生じるレリーズ荷重は、ダイヤフラムスプリングとコ
ーンスプリングとの荷重が合成されたものである。この
場合、たとえばダイヤフラムスプリングのレリーズ荷重
の少ない部分にコーンスプリングのレリーズ荷重の多い
部分を組み合わせて荷重特性を調整し、荷重変化の少な
い平坦なレリーズ荷重特性を得ることができる。この結
果、レリーズ操作時の操作フィーリングが向上する。
【0009】さらに、コーンスプリングは、ダイヤフラ
ムスプリングとプレッシャプレートとの相対回転を規制
するための係止部材に係合部が係合している。このよう
に、コーンスプリングの回り止めが特別な部材を用いる
ことなく行われているため、従来より部品点数を減らせ
る。請求項2に記載のクラッチカバー組立体では、係合
部は、係止部材の先端の円周方向両端に当接する1対の
爪部である。このように簡単な構造により、コーンスプ
リングは回り止めされている。
ムスプリングとプレッシャプレートとの相対回転を規制
するための係止部材に係合部が係合している。このよう
に、コーンスプリングの回り止めが特別な部材を用いる
ことなく行われているため、従来より部品点数を減らせ
る。請求項2に記載のクラッチカバー組立体では、係合
部は、係止部材の先端の円周方向両端に当接する1対の
爪部である。このように簡単な構造により、コーンスプ
リングは回り止めされている。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態としてのプル
タイプ式のクラッチカバー組立体1を図1に示す。この
クラッチカバー組立体1は、図示しないクラッチディス
ク組立体の摩擦フェーシングをエンジン側(図1下側)
のフライホイールに押圧及び押圧解除するための装置で
ある。
タイプ式のクラッチカバー組立体1を図1に示す。この
クラッチカバー組立体1は、図示しないクラッチディス
ク組立体の摩擦フェーシングをエンジン側(図1下側)
のフライホイールに押圧及び押圧解除するための装置で
ある。
【0011】このクラッチカバー組立体1は、エンジン
側のフライホイールに固定されるクラッチカバー5と、
クラッチカバー5内に配置されたプレッシャプレート6
と、プレッシャプレート6をフライホイール側に押圧す
るためのダイヤフラムスプリング7と、クラッチカバー
5とダイヤフラムスプリング7との間に配置されたコー
ンスプリング8とから主に構成されている。
側のフライホイールに固定されるクラッチカバー5と、
クラッチカバー5内に配置されたプレッシャプレート6
と、プレッシャプレート6をフライホイール側に押圧す
るためのダイヤフラムスプリング7と、クラッチカバー
5とダイヤフラムスプリング7との間に配置されたコー
ンスプリング8とから主に構成されている。
【0012】プレッシャプレート6は、概ね円環状の部
材であり、ストラッププレート(図示せず)を介してク
ラッチカバー5に取り付けられている。それにより、プ
レッシャプレート6はクラッチカバー5に対して相対回
転不能にかつ軸方向に移動可能となっている。なお、プ
レッシャプレート6はストラッププレートからの付勢力
により図1の上側に付勢されている。プレッシャプレー
ト6は、フライホイール側(図1の下側)に押圧面(図
示せず)を有している。この押圧面はフライホイールと
の間でクラッチディスク組立体の摩擦フェーシングを挟
持するための面である。また、プレッシャプレート6の
押圧面と反対側の側面には、環状突出部6aが形成され
ている。また、環状突出部6aの内周側には、円周方向
に等間隔で6本のピン10が固定されている。
材であり、ストラッププレート(図示せず)を介してク
ラッチカバー5に取り付けられている。それにより、プ
レッシャプレート6はクラッチカバー5に対して相対回
転不能にかつ軸方向に移動可能となっている。なお、プ
レッシャプレート6はストラッププレートからの付勢力
により図1の上側に付勢されている。プレッシャプレー
ト6は、フライホイール側(図1の下側)に押圧面(図
示せず)を有している。この押圧面はフライホイールと
の間でクラッチディスク組立体の摩擦フェーシングを挟
持するための面である。また、プレッシャプレート6の
押圧面と反対側の側面には、環状突出部6aが形成され
ている。また、環状突出部6aの内周側には、円周方向
に等間隔で6本のピン10が固定されている。
【0013】ダイヤフラムスプリング7はフラットな円
板状部材であり、クラッチカバー5と同心に配置されて
いる。ダイヤフラムスプリング7は、環状弾性部7a
と、この環状弾性部7aから半径方向内側に延びる複数
のレバー部7bとから構成されている。環状弾性部7a
の外周端は、ワイヤリング9を介してクラッチカバー5
に支持されている。環状弾性部7aの内周端は、プレッ
シャプレート6の環状突出部6bに当接し、プレッシャ
プレート6をフライホイール側に付勢している。各レバ
ー部7bの外周側基部間には、小判孔7cが形成されて
いる。小判孔7c内をプレッシャプレート6に固定され
たピン10が貫通している。このピン10を介してダイ
ヤフラムスプリング7はプレッシャプレート6と一体回
転する。レバー部7bの内周端は、図示しないレリーズ
装置に固定されている。
板状部材であり、クラッチカバー5と同心に配置されて
いる。ダイヤフラムスプリング7は、環状弾性部7a
と、この環状弾性部7aから半径方向内側に延びる複数
のレバー部7bとから構成されている。環状弾性部7a
の外周端は、ワイヤリング9を介してクラッチカバー5
に支持されている。環状弾性部7aの内周端は、プレッ
シャプレート6の環状突出部6bに当接し、プレッシャ
プレート6をフライホイール側に付勢している。各レバ
ー部7bの外周側基部間には、小判孔7cが形成されて
いる。小判孔7c内をプレッシャプレート6に固定され
たピン10が貫通している。このピン10を介してダイ
ヤフラムスプリング7はプレッシャプレート6と一体回
転する。レバー部7bの内周端は、図示しないレリーズ
装置に固定されている。
【0014】コーンスプリング8は、クラッチカバー5
内に配置されており、外周部はクラッチカバー5の底部
に支持され、内周部は環状弾性部7aの内周部をプレッ
シャプレート6側に付勢している。図2に示すように、
コーンスプリング8の内周部においては、円周方向に等
間隔で6か所に1対の爪部11がそれぞれ形成されてい
る。爪部11は先端がトランスミッション側(図1上
側)に傾斜して延びており、ピン10を円周方向両側か
ら挟んでいる。
内に配置されており、外周部はクラッチカバー5の底部
に支持され、内周部は環状弾性部7aの内周部をプレッ
シャプレート6側に付勢している。図2に示すように、
コーンスプリング8の内周部においては、円周方向に等
間隔で6か所に1対の爪部11がそれぞれ形成されてい
る。爪部11は先端がトランスミッション側(図1上
側)に傾斜して延びており、ピン10を円周方向両側か
ら挟んでいる。
【0015】次に動作について説明する。この実施形態
では、コーンスプリング8の内周部がダイヤフラムスプ
リング7とともにプレッシャプレート6をフライホイー
ル側に押圧する。プレッシャプレート6に作用するセッ
ト荷重は、コーンスプリング8とダイヤフラムスプリン
グ7との押圧荷重が合成された合成押圧荷重になる。2
種類の押圧荷重が合成されるために、全体の押圧荷重が
大きくなり、また両者の特性を組み合わせることにより
磨耗代が長くしかも荷重変化の少ない良好な押圧荷重特
性が得られる。
では、コーンスプリング8の内周部がダイヤフラムスプ
リング7とともにプレッシャプレート6をフライホイー
ル側に押圧する。プレッシャプレート6に作用するセッ
ト荷重は、コーンスプリング8とダイヤフラムスプリン
グ7との押圧荷重が合成された合成押圧荷重になる。2
種類の押圧荷重が合成されるために、全体の押圧荷重が
大きくなり、また両者の特性を組み合わせることにより
磨耗代が長くしかも荷重変化の少ない良好な押圧荷重特
性が得られる。
【0016】操作者がクラッチペダルを踏むと、図示し
ないレリーズ装置がダイヤフラムスプリング7のレバー
部7bの先端をトランスミッション側に引き出す。その
結果、コーンスプリング8とダイヤフラムスプリング7
とによるプレッシャプレート6への押し付け荷重を解除
される。この結果、ストラッププレート(図示せず)の
付勢により、プレッシャプレート6は摩擦フェーシング
から離れ、クラッチが解除される。
ないレリーズ装置がダイヤフラムスプリング7のレバー
部7bの先端をトランスミッション側に引き出す。その
結果、コーンスプリング8とダイヤフラムスプリング7
とによるプレッシャプレート6への押し付け荷重を解除
される。この結果、ストラッププレート(図示せず)の
付勢により、プレッシャプレート6は摩擦フェーシング
から離れ、クラッチが解除される。
【0017】クラッチカバー組立体1のレリーズ特性を
図4を用いて説明する。Bは、ダイヤフラムスプリング
7が単独で使用された場合のレリーズ荷重特性である。
Cは、コーンスプリング8が単独で使用された場合のレ
リーズ荷重特性である。Aが、ダイヤフラムスプリング
7とコーンスプリング8のレリーズ荷重特性を合成して
得られる全体のレリーズ荷重特性である。合成されたレ
リーズ荷重特性Aは、ダイヤフラムスプリング7のレリ
ーズ荷重特性Bの荷重不足部分にコーンスプリング8の
レリーズ荷重特性における荷重の大きい部分を合成して
いるために、レリーズストロークが一定量を超えてから
は平坦な特性が得られる。この結果、操作者は安定した
クラッチ操作性を得ることができる。
図4を用いて説明する。Bは、ダイヤフラムスプリング
7が単独で使用された場合のレリーズ荷重特性である。
Cは、コーンスプリング8が単独で使用された場合のレ
リーズ荷重特性である。Aが、ダイヤフラムスプリング
7とコーンスプリング8のレリーズ荷重特性を合成して
得られる全体のレリーズ荷重特性である。合成されたレ
リーズ荷重特性Aは、ダイヤフラムスプリング7のレリ
ーズ荷重特性Bの荷重不足部分にコーンスプリング8の
レリーズ荷重特性における荷重の大きい部分を合成して
いるために、レリーズストロークが一定量を超えてから
は平坦な特性が得られる。この結果、操作者は安定した
クラッチ操作性を得ることができる。
【0018】コーンスプリング8は爪部11がピン10
に係合することで、プレッシャプレート6に相対回転不
能になっている。そのため、従来のサポートリングなど
の部材が不要になる。爪部11は簡単な構造であり、コ
ーンスプリング8の本体の荷重特性や強度に影響を与え
ない。なお、爪部11の形状は前記実施形態に限定され
ない。
に係合することで、プレッシャプレート6に相対回転不
能になっている。そのため、従来のサポートリングなど
の部材が不要になる。爪部11は簡単な構造であり、コ
ーンスプリング8の本体の荷重特性や強度に影響を与え
ない。なお、爪部11の形状は前記実施形態に限定され
ない。
【0019】
【発明の効果】本発明に係るクラッチカバー組立体で
は、コーンスプリングの係合部をプレッシャープレート
に固定された係止部に係合することで、コーンスプリン
グの回り止めに特別な部材を用いる必要がなくなる。
は、コーンスプリングの係合部をプレッシャープレート
に固定された係止部に係合することで、コーンスプリン
グの回り止めに特別な部材を用いる必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としてのクラッチカバー組
立体の縦断面概略部分図。
立体の縦断面概略部分図。
【図2】コーンスプリングの平面図。
【図3】図2のIII −III 断面図。
【図4】クラッチカバー組立体のレリーズ荷重特性線
図。
図。
【図5】従来のレリーズ荷重特性線図。
1 クラッチカバー組立体 5 クラッチカバー 6 プレッシャプレート 7 ダイヤフラムスプリング 8 コーンスプリング 10 ピン 11 爪部
Claims (2)
- 【請求項1】出力側部材に連結された摩擦部材を入力側
回転体に押圧及び押圧解除するためのクラッチカバー組
立体であって、 前記入力側回転体に固定されるクラッチカバーと、 前記クラッチカバー内に配置されたプレッシャープレー
トと、 外周部が前記クラッチカバーに支持され内周部が前記プ
レッシャープレートを前記出力側部材側に付勢する環状
弾性部と、前記環状弾性部の内周部から径方向内側に延
びる複数のレバー部とを有し、前記レバー部間の外周側
には孔が形成されている、ダイヤフラムスプリングと、 前記プレッシャープレートの前記出力側部材側と反対側
の面に固定され、前記ダイアフラムスプリングの前記孔
に相対回転不能に係合し先端が反対側に突出する係止部
材と、 外周部が前記クラッチカバーに支持され内周部が前記環
状弾性部の内周部を前記プレッシャープレート側に付勢
する環状弾性部と、前記環状弾性部の内周縁に形成され
前記係止部材の先端に係合する係合部とを有するコーン
スプリングと、を備えたクラッチカバー組立体。 - 【請求項2】前記係合部は、前記係止部材の先端の円周
方向両端に当接する一対の爪部である、請求項1に記載
のクラッチカバー組立体。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05155496A JP3455625B2 (ja) | 1996-03-08 | 1996-03-08 | クラッチカバー組立体 |
US08/811,996 US5826691A (en) | 1996-03-08 | 1997-03-05 | Clutch cover assembly having a diaphragm spring and a secondary biasing spring working in tandem |
FR9702755A FR2745869B1 (fr) | 1996-03-08 | 1997-03-07 | Dispositif d'embrayage a couvercle comportant un ressort a diaphragme et un ressort de sollicitation auxiliaire fonctionnant en tandem |
DE19709454A DE19709454A1 (de) | 1996-03-08 | 1997-03-07 | Kupplungsdeckelanordnung mit einer Membranfeder und einer zweiten Vorspannungsfeder |
KR1019970007846A KR970066144A (ko) | 1996-03-08 | 1997-03-08 | 세로로 나란히 작동하는 다이어프램 스프링과 2차 탄지 스프링을 가지는 클러치 커버 어셈블리 |
US09/126,099 US5967284A (en) | 1996-03-08 | 1998-07-30 | Clutch cover assembly having a diaphragm spring and a secondary biasing spring working in tandem |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05155496A JP3455625B2 (ja) | 1996-03-08 | 1996-03-08 | クラッチカバー組立体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09242779A true JPH09242779A (ja) | 1997-09-16 |
JP3455625B2 JP3455625B2 (ja) | 2003-10-14 |
Family
ID=12890229
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05155496A Expired - Fee Related JP3455625B2 (ja) | 1996-03-08 | 1996-03-08 | クラッチカバー組立体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3455625B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100753394B1 (ko) * | 2006-01-06 | 2007-08-30 | 주식회사평화발레오 | 다이어프램 스프링의 최대하중과 최소하중의 차이를보상하는 클러치 커버 조립체. |
-
1996
- 1996-03-08 JP JP05155496A patent/JP3455625B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100753394B1 (ko) * | 2006-01-06 | 2007-08-30 | 주식회사평화발레오 | 다이어프램 스프링의 최대하중과 최소하중의 차이를보상하는 클러치 커버 조립체. |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3455625B2 (ja) | 2003-10-14 |
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