JPH09242363A - 立体駐車場 - Google Patents

立体駐車場

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JPH09242363A
JPH09242363A JP5434696A JP5434696A JPH09242363A JP H09242363 A JPH09242363 A JP H09242363A JP 5434696 A JP5434696 A JP 5434696A JP 5434696 A JP5434696 A JP 5434696A JP H09242363 A JPH09242363 A JP H09242363A
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JP
Japan
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posture
movement
pallet
transfer
storage
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Pending
Application number
JP5434696A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Fujimoto
崇 藤本
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Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09242363A publication Critical patent/JPH09242363A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で昇降台を所定の位置に確実に保
持でき、移載装置によるパレットの移載を支障なく行う
ことができ、昇降台の昇降時には、移載台を昇降台に対
して確実に保持して安定良く昇降することのできる立体
駐車場の提供。 【解決手段】 車両搭載用パレットPを上下方向に収納
する複数の収納棚と、昇降径路に沿って昇降可能な昇降
台6と、昇降台6に搭載されて収納棚に対して遠近方向
に移動可能な移載台9と、移載台9に設けられてパレッ
トPを移載する移載装置とを備え、収納棚の上面に載置
可能な載置部材27を昇降台6に設け、載置部材27を
収納棚に載置可能な突出姿勢と、昇降台6側への収納姿
勢とに切り換え可能に構成し、移載台9の収納棚遠近方
向への移動を阻止する移動阻止部材27cを移動阻止姿
勢と移動阻止解除姿勢とに切り換え可能に昇降台6に設
け、移動阻止部材27cと載置部材27とを連動連結し
てある立体駐車場。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両が出入庫する
ための出入口と、この出入口に連通する外部連通部と、
車両搭載用のパレットを上下方向に並べて収納するため
の複数の収納棚と、これら複数の収納棚と前記外部連通
部とにわたる上下方向の昇降径路に沿って昇降可能な昇
降台と、この昇降台に搭載されて前記収納棚に対して遠
近方向に移動可能な移載台と、この移載台に設けられて
前記パレットを前記昇降台と各収納棚との間で移載する
移載装置とを備えた立体駐車場に関する。
【0002】
【従来の技術】このような構成の立体駐車場は、例えば
特開平4−27082号公報などによって従来より知ら
れている。この公報に開示の立体駐車場を含んで、従来
の立体駐車場にあっては、一般に前記昇降台がワイヤや
チェンのような複数本の索状体で吊り下げられ、この索
状体の巻き取りや巻き戻しによって昇降するように構成
されている。そして、この索状体の巻き取りや巻き戻し
により昇降台を所定の収納棚部分に位置させ、さらに、
昇降台に搭載の移載台を収納棚側に近接移動させること
により、この移載台に設けた移載装置と収納棚との間の
間隙を少なくし、移載装置による移載台と収納棚との間
でのパレットの移載を円滑に行い得るように構成され、
従来においては、索状体による吊り下げによって昇降台
を所定の位置に保持してパレットを移載していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ワイヤやチ
ェンなどの索状体においては、温度変化による伸縮や経
年による伸びの発生があって、昇降台を所定の位置に確
実に位置保持するのが困難であった。また、仮に、昇降
台の上下位置を検出するセンサなどを設け、このセンサ
の検出結果に基づいて昇降台の上下位置を修正するよう
に構成したとしても、移載装置によってパレットを移載
する際、このパレット上に車両が搭載されていると、車
両の重量によって昇降台に偏荷重が作用し、複数本の索
状体の間で伸びに差異が生じて、どうしても昇降台が傾
く傾向にあり、昇降台を所定の位置で水平に維持するの
がむずかしく、極端な場合には、パレットの移載に支障
をきたす虞れがあった。
【0004】本発明は、このような従来欠点に着目した
もので、その目的は、比較的簡単な構造によって昇降台
を所定の位置に確実に保持することができ、移載装置に
よるパレットの移載を支障なく行うことができるととも
に、昇降台の昇降時においては、移載装置を備えた移載
台を昇降台に対して確実に保持して、安定良く昇降する
ことのできる立体駐車場の提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明によれば、収納棚の上面に載
置可能な載置部材を昇降台に設け、前記載置部材を収納
棚に載置可能な突出姿勢と、昇降台側に収納する収納姿
勢とに切り換え可能に構成して、前記突出姿勢におい
て、その載置部材を前記昇降台に姿勢保持可能に構成す
るものであるから、この載置部材を所望の収納棚の上面
に載置して、車両を含む昇降台の全荷重の一部または全
部を、この載置部材を介して収納棚に作用させることに
より、昇降台を所定の上下位置に確実に位置保持するこ
とができる。それによってワイヤやチェンなどの索状体
の伸びなどにかかわらず、昇降台を常に所定の位置に保
持することができ、移載台を収納棚側へ近接移動させ
て、この移載台に設けた移載装置によってパレットを移
載する際にも、昇降台の傾きを確実に防止でき、移載装
置によるパレットの移載を円滑に行うことができる。
【0006】さらに、前記移載台の収納棚に対する遠近
方向への移動を阻止する移動阻止部材を移動阻止姿勢と
移動阻止解除姿勢とに切り換え可能に前記昇降台に設
け、この移動阻止部材と前記載置部材とを連動連結し
て、前記載置部材が収納姿勢になると移動阻止部材が移
動阻止姿勢に、前記載置部材が突出姿勢になると移動阻
止部材が移動阻止解除姿勢になるように構成するもので
あるから、昇降台の昇降時においては、移動阻止部材を
移動阻止姿勢にして移載台を昇降台に対して確実に保持
し、かつ、パレット移載時においては、移動阻止部材を
移動阻止解除姿勢に姿勢変更して、上述のように円滑な
移載を行うことができる。
【0007】請求項2に記載の発明によれば、前記移動
阻止部材を載置部材に設けるものであるから、前記突出
姿勢と収納姿勢とに切り換えられる載置部材の動きを有
効に利用することができ、これら移動阻止部材と載置部
材とを複雑な連動機構で連動連結する必要もなく、非常
に簡単な構造で上述のような優れた作用、効果を得るこ
とができる。
【0008】請求項3に記載の発明によれば、前記パレ
ットを収納棚に対して遠近方向に移動可能な状態で移載
台上に載置し、かつ、パレットの収納棚に対する遠近方
向への移動を阻止する係合部材を移動阻止姿勢と移動阻
止解除姿勢とに切り換え可能に昇降台に設け、この係合
部材と前記載置部材とを連動連結して、前記載置部材が
収納姿勢になると係合部材が移動阻止姿勢に、前記載置
部材が突出姿勢になると係合部材が移動阻止解除姿勢に
なるように構成するものであるから、昇降台の昇降時に
おいては、係合部材を移動阻止姿勢にしてパレットを昇
降台に対して確実に保持し、かつ、パレット移載時にお
いては、係合部材を移動阻止解除姿勢に姿勢変更して、
パレットの移載を円滑に行うことができる。
【0009】請求項4に記載の発明によれば、前記係合
部材を載置部材に設けるものであるから、これら係合部
材と載置部材とを連動連結するための特別な連動機構を
不要にし、載置部材の動きを有効に利用して、簡単な構
造で優れた作用、効果を得ることができ、特に、この載
置部材に上述のように移動阻止部材をも設ける場合にあ
っては、この載置部材の動きを利用して、昇降台に対し
て移載台とパレットとを確実に保持できるとともに、パ
レット移載時においては、移動阻止部材と係合部材とを
共に移動阻止解除姿勢に姿勢変更して、収納棚側への移
載台の近接移動とパレットの移載とを円滑に行うことが
できる。
【0010】請求項5に記載の発明によれば、昇降台の
昇降径路を挟んで複数の収納棚を両側に配設し、かつ、
前記載置部材を昇降台の四隅に設け、全ての載置部材を
収納棚に載置可能な突出姿勢と収納姿勢とに連動して切
り換えるように各載置部材を互いに連動連結して、これ
ら載置部材を突出姿勢に切り換えた際、これら載置部材
を昇降径路を挟んで両側に配設の収納棚の上面にそれぞ
れ載置可能に構成するものであるから、昇降台をより一
層確実に所定の位置に保持することができ、かつ、各載
置部材の姿勢切り換えを一挙に行うことができるととも
に、各載置部材にそれぞれ移動阻止部材と係合部材とを
設けるものであるから、これら各載置部材の姿勢切り換
えに伴って、移動阻止部材と係合部材との姿勢変更をも
一挙に行うことができる。
【0011】請求項6に記載の発明によれば、前記移載
装置をチェンとチェンに連設の移載部材などから構成
し、この移載部材をパレットの被係合部に係合させて前
記チェンを駆動することにより、この移載台と前記収納
棚との間でパレットを移載可能に構成するものであるか
ら、例えば、伸縮可能なフォークによってパレットを移
載する、いわゆるフォーク式の移載装置に比して、移載
装置そのものや収納棚などを上下方向にコンパクトする
ことができる。つまり、フォーク式であれば、パレット
移載の際にどうして持ち上げたり降ろしたする動作が必
要となり、その分、移載装置の上下高さが高くなり、ま
た、パレットの下にフォークを挿入する関係から、パレ
ットの下に空間が必要となるが、チェン駆動による場合
にはその必要もなく、フォーク式に比較して、移載装置
や収納棚を上下方向にコンパクトにすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明による立体駐車場の実施の
形態を図面に基づいて説明する。図1は、立体駐車場全
体の概略を示し、地上階の正面には、車両Vが出入庫す
るための出入口1が設けられ、この出入口1に連通する
外部連通部2の上方には、車両Vを搭載したパレットP
を正面の出入口1から見て左右方向に横向きにして収納
するための収納棚3が上下方向に複数段配設されてい
る。この複数段の収納棚3は、出入口1から見て一定の
間隔を隔てて前後方向に一対設けられ、これら一対の収
納棚3の間の上下空間が、キャレッジ4の昇降径路5に
構成され、この昇降径路5に沿ってキャレッジ4やキャ
レッジ4上に載置された昇降台6などが昇降し得るよう
に構成されている。なお、以後、本明細書において方向
を特定した場合、正面の出入口1側から見た方向を指す
ものとする。
【0013】前記外部連通部2のうちの昇降径路5に対
応する箇所には、ピット7が設けられ、このピット7内
には、旋回担持部8aを有する旋回装置8が設置され、
出入口1から前後方向を向いて入庫してきた車両Vをパ
レットPに載せたままで、パレットPの中央部を担持し
ながら旋回して車両Vの姿勢を昇降台6への移載に適し
た横向きに姿勢変更したり、逆に、昇降台6によって降
ろされた車両VをパレットPと一緒に出庫に適した前後
方向に姿勢変更するように構成されている。
【0014】図2は、キャレッジ4とその駆動装置の概
略を示し、また、図3は、キャレッジ4を含む全体の平
面図で、このキャレッジ4は、型鋼などによって横方向
に長い長方形に枠組みされた構造体で、後述する昇降台
6や移載台9を搭載できるように構成され、その中央部
は、前記旋回装置8の旋回担持部8aが通過できる空間
に形成されている。このキャレッジ4は、その四隅に取
り付けられた4本の索状体10a,10b,10c,1
0dによって吊り下げられ、各索状体10a,10b,
10c,10dは、複数の滑車11で適宜方向が変換さ
れ、他端にバランスウエイト12が吊り下げられるとと
もに、立体駐車場の上方に配設の駆動装置13によって
回転駆動される駆動滑車13aの正逆回転により、昇降
径路5に沿って上下に昇降できるように構成されてい
る。
【0015】図4および図5は、キャレッジ4に搭載の
昇降台6や移載台9を示し、この昇降台6も型鋼などに
よって横に長い長方形に枠組みされた構造体で、その中
央部は、前記旋回装置8の旋回担持部8aが通過できる
空間に形成され、その四辺に形成された段部6aが、キ
ャレッジ4の四辺の型鋼上に載置可能に構成されてい
る。この昇降台6の四隅には、ガイド棒14が取り付け
られ、各ガイド棒14には、キャレッジ4から連設のガ
イド枠4aが外嵌されていて、このガイド枠4aと昇降
台6との間に介装のスプリング15によって、昇降台6
とキャレッジ4とが互いに離間する方向に弾性付勢され
ている。そして、この昇降台6の左右両端部近くには、
前後方向に沿う左右一対のレール16が設けられ、この
一対のレール16上に移載台9が載置可能に構成されて
いる。
【0016】この移載台9も型鋼などによって横に長い
長方形に枠組みされた構造体で、その中央部は、旋回装
置8の旋回担持部8aが通過できる空間に形成され、左
右両端部近くに設けられた複数個の車輪17が、前記昇
降台6のレール16上に載り、かつ、複数個のガイド輪
18がレール16の両側面に接触するように構成され、
図外のモータで前記車輪17を正逆回転駆動することに
より、この移載台9が昇降台6のレール16に沿って往
復移動できるように構成されている。この移載台9の左
右両端部にも左右一対のレール19が設けられ、この一
対のレール19上に前記パレットPに設けられた遊転輪
Paが載置可能に構成されるとともに、この移載台9に
は、パレットPの移載装置20を構成する2本のチェン
21,22が左右に一対設けられ、かつ、これらチェン
21,22に移載部材20aが保持されている。
【0017】一方のチェン21は、前後一対の遊転スプ
ロケット21a,21b、中間に設けられた2個の遊転
スプロケット21c,21d、ならびに、駆動スプロケ
ット21e間にわたって掛張され、他方のチェン22も
同様に、前後の遊転スプロケット22a,22b、中間
の遊転スプロケット22c,22d、ならびに、駆動ス
プロケット22e間にわたって掛張されている。そし
て、一方のチェン21の前後の遊転スプロケット21
a,21bと他方のチェン22の前後の遊転スプロケッ
ト22a,22bとは、前後方向に若干軸芯を異ならせ
て配設され、中間のスプロケット21cと22c、21
dと22dとは同軸上に、また、両駆動スプロケット2
1e,22eも同軸上に配設されていて、両駆動スプロ
ケット21e,22eが、移載台9に取り付けられたひ
とつのモータ23によって一体的に正逆回転駆動される
ように構成されている。
【0018】図6および図7に示すように、一方のチェ
ン21には、正面視で断面コの字型の保持具24が2本
のピン24aで枢着され、他方のチェン22には、同じ
く正面視で断面コの字型の保持具25が2本のピン25
aで枢着されていて、これら両保持具24,25は、図
6に示すように、2本のチェン21,22に沿う前後方
向に位置を異ならせて配設されている。そして、一方の
保持具24と前記移載部材20aとは枢支軸24bによ
り、他方の保持具25と移載部材20aとは別の枢支軸
25bによって、それぞれ枢着され、このように2個の
保持具24,25によって枢支保持された移載部材20
aが、前後方向の2箇所に配設されている。
【0019】各移載部材20aは、パレットPに設けら
れた凹入部からなる被係合部26に係合可能なように側
面視で二股状に構成され、その先端部にはローラ20b
が取り付けられ、前記モータ23の正逆回転駆動による
両チェン21,22の駆動で、チェン21,22の前後
両端部においては、この二股状の移載部材20aが起立
姿勢のままで上方に突出してパレットPの被係合部26
に係合したり、被係合部26から下方へ退避するよう
に、また、被係合部26に係合した状態で起立姿勢を維
持しながら前後方向に移動し得るように構成されてい
る。
【0020】前記昇降台6の四隅には、図8および図9
に示すように、複数段設けられた各収納棚3の上面に載
置可能な載置部材27が枢支軸28を介して回動可能に
枢着されている。この載置部材27には、枢支軸28を
中心として前後方向に、収納棚3の上面に載置する載置
面27aとパレットPに設けられた切欠部29に係合可
能な係合部材27bとが設けられ、さらに、枢支軸28
より載置面27a側には、移載台9の前後方向の端面に
当接して移載台9の移動を阻止する移動阻止部材27c
が左右方向の内側に向けて突設されている。
【0021】このような構成の前後一対の載置部材27
が連結ロッド30を介してリンク31の両端に枢支連結
されるとともに、左右のリンク31が適宜連結機構を介
して互いに連動連結され、かつ、これらリンク31の一
方が、モータ32によって正逆回動可能に構成されてい
る。そして、図8の(イ)や図9の(イ)に示す状態に
おいては、各係合部材27bがパレットPの切欠部29
から外れるとともに、各移動阻止部材27cが移載台9
の前後方向端面から遠ざかる方向に退避し、かつ、載置
面27aが前後に位置する収納棚3側に突出して、後述
するように収納棚3の上面に載置可能な姿勢となり、ま
た、図8の(ロ)に示す状態においては、各係合部材2
7bがパレットPの切欠部29に係合するとともに、各
移動阻止部材27cが移載台9の前後方向端面に近接
し、かつ、載置面27aが昇降台6側に収納された収納
姿勢となるように切り換え可能に構成されている。
【0022】前記収納棚3は、図3に示すように、立体
駐車場の四隅に立設された4本の金属製角パイプからな
る主柱体33、その内側に立設された4本の金属製角パ
イプからなる副柱体34、各柱体33,34に溶接など
によって固着された型鋼からなる腕木35などで構成さ
れ、各主柱体33と副柱体34との腕木35間にわたっ
ては、金属製角パイプからなるレール部材36が配設さ
れていて、前後一対のレール部材36間にわたってパレ
ットPを載置して収納するように構成されている。この
収納棚3のひとつを示したのが図11で、主柱体33の
腕木35と副柱体34の腕木35とにわたってレール部
材36が載置されて、各腕木35にボルトなどで固着さ
れるとともに、各レール部材36の昇降径路5側で、か
つ、副柱体34側の側面には、断面L字型のブラット3
7が溶接などによって固着されている。
【0023】各ブラケット37には、図9や図10に示
すように、ストッパ38が回動可能に枢着され、スプリ
ング39によってL字型ブラケット37の側面に当接す
るように弾性付勢されている。このストッパ38を押圧
し、スプリング39に抗して強制的に回動させるのが押
圧部材40で、この押圧部材40は、移載台9の四隅、
つまり、レール19に設けられている。そして、この各
ブラケット37の上面に前記載置部材27の載置面27
aが載置可能に構成されているのである。
【0024】この立体駐車場は、マイクロコンピュータ
を主要部とする制御装置によって制御され、車両Vを入
庫させるには、図1に示すように、出入口1から前後方
向を向いて入庫してきた車両Vを、同じく前後方向を向
いているパレットP上に載置して駐車する。すると、旋
回装置8の旋回担持部8aが上昇して車両Vを乗せたパ
レットPの中央部を担持し、パレットPを旋回して横向
きにし、その後、旋回担持部8aが下降して、パレット
Pを昇降台6に搭載の移載台9上、つまり、パレットP
の遊転輪Paが移載台9のレール19上に載るように載
置する。その後、昇降台6の四隅に設けられた載置部材
27は、図8の(ロ)に示す状態になり、載置部材27
の係合部材27bがパレットPの各切欠部29に係合し
てパレットPの移動を阻止するとともに、各移動阻止部
材27cが移載台9の前後方向端面に近接位置して移載
台9の移動を阻止する。
【0025】その後、前記駆動装置13によって駆動滑
車13aが回転駆動され、4本の索状体10a,10
b,10c,10dによってキャレッジ4が空いている
収納棚3の位置にまで持ち上げられる。その際、図12
に示すように、所定の位置よりも若干上方にまで持ち上
げられ、その位置において、昇降台6のモータ32が回
動される。この回動に伴って、リンク31や連結ロッド
30を介して各載置部材27が回動され、載置部材27
の係合部材27bがパレットPの各切欠部29から外れ
るとともに、各移動阻止部材27cが移載台9の前後方
向端面から遠ざかる方向に退避して、図13に示すよう
に、載置面27aが前後に位置する収納棚3側に突出す
る。
【0026】この状態のままでキャレッジ4が下降し、
図14に示すように、各載置部材27の載置面27aが
各ブラケット37の上面に載置されるとともに、さらに
キャレッジ4が下降して、昇降台6と移載台9のみが前
後に位置する収納棚3間にわたって載置され、移載台9
のレール19と収納棚3のレール部材36とが面一の状
態となる。その後、図外モータの駆動によって移載台9
の車輪17が回転し、図15に示すように、移載台9全
体が昇降台6のレール16に沿って移動し、移載台9の
レール19と収納棚3のレール部材36とがほぼ当接す
る状態となる。その際、図9の(ロ)に示すように、移
載台9側の押圧部材40がストッパ38を押圧して強制
的に回動させ、パレットPのレール部材36側への移動
を可能にする。
【0027】その後、移載台9のモータ23の駆動に伴
って駆動スプロケット21e,22eが回転し、両移載
部材20aの一方がパレットPの被係合部26に係合
し、図16に示すように、そのままパレットPを所定の
収納棚3側に移動させて、パレットPを収納棚3のレー
ル部材36に載置し、図17に示すように、被係合部2
6に係合していた移載部材20aが下方に退避して係合
が外れるとともに、図18に示すように、移載台9の後
退に伴ってストッパ38がスプリング39の付勢力で元
の状態に復帰し、図9の(ハ)に示すように、ストッパ
38がパレットPのレール部材36から外れを防止し
て、車両Vの収納が完了する。その後においては、図1
9および図20に示すように、キャレッジ4の上昇によ
って昇降台6が持ち上げられ、各載置部材27が回動さ
れて収納姿勢となるのであり、この入庫とは逆の動作に
よって車両Vの出庫が行われる。
【0028】〔別実施形態〕上述の実施形態において
は、キャレッジ4を索状体10a,10b,10c,1
0dによって上下昇降させるように構成し、このキャレ
ッジ4上に昇降台6を搭載したものを示したが、昇降台
6そのものに索状体10a,10b,10c,10dを
取り付け、その昇降台6を直接上下昇降させるようにし
て実施することもできる。また、移載装置20として
は、上述の実施形態のように、パレットPの被係合部2
6に移載部材20aを係合させ、この移載部材20aを
2本のチェン21,22で駆動してパレットPを移載す
る構造のもの以外に、伸縮可能なフォークによってパレ
ットPを移載する、いわゆるフォーク式の移載装置を用
いて実施することもできる。さらに、載置部材27に係
合部材27bと移動阻止部材27cとを設けたものを示
したが、これら係合部材27bや移動阻止部材27cを
載置部材27とは別体に構成し、かつ、適宜連動機構を
用いて載置部材27と連動連結して実施することもでき
る。
【0029】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】立体駐車場の全体の概略を示す側面図
【図2】キャレッジとその駆動装置の概略を示す斜視図
【図3】キャレッジと収納棚を示す平面図
【図4】移載台と移載装置を示す要部の側面図
【図5】移載台と移載装置を示す要部の正面図
【図6】移載装置を示す要部の側面図
【図7】移載装置を示す要部の正面図
【図8】載置部材を示す要部の側面図
【図9】載置部材とブラケットを示す要部の平面図
【図10】ブラケットを示す要部の断面図
【図11】収納棚を示す要部の斜視図
【図12】動作を示す側面図
【図13】動作を示す側面図
【図14】動作を示す側面図
【図15】動作を示す側面図
【図16】動作を示す側面図
【図17】動作を示す側面図
【図18】動作を示す側面図
【図19】動作を示す側面図
【図20】動作を示す側面図
【符号の説明】
1 出入口 2 外部連通部 3 収納棚 5 昇降径路 6 昇降台 9 移載台 20 移載装置 20a 移載部材 21,22 チェン 26 被係合部 27 載置部材 27b 係合部材 27c 移動阻止部材 V 車両 P パレット

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両(V)が出入庫するための出入口
    (1)と、この出入口(1)に連通する外部連通部
    (2)と、車両搭載用のパレット(P)を上下方向に並
    べて収納するための複数の収納棚(3)と、これら複数
    の収納棚(3)と前記外部連通部(2)とにわたる上下
    方向の昇降径路(5)に沿って昇降可能な昇降台(6)
    と、この昇降台(6)に搭載されて前記収納棚(3)に
    対して遠近方向に移動可能な移載台(9)と、この移載
    台(9)に設けられて前記パレット(P)を前記昇降台
    (6)と各収納棚(3)との間で移載する移載装置(2
    0)とを備えた立体駐車場であって、 前記収納棚(3)の上面に載置可能な載置部材(27)
    を前記昇降台(6)に設け、前記載置部材(27)を収
    納棚(3)に載置可能な突出姿勢と、昇降台(6)側に
    収納する収納姿勢とに切り換え可能に構成し、かつ、前
    記突出姿勢において、その載置部材(27)を前記昇降
    台(6)に姿勢保持可能に構成するとともに、前記移載
    台(9)の収納棚(3)に対する遠近方向への移動を阻
    止する移動阻止部材(27c)を移動阻止姿勢と移動阻
    止解除姿勢とに切り換え可能に前記昇降台(6)に設
    け、この移動阻止部材(27c)と前記載置部材(2
    7)とを連動連結して、前記載置部材(27)が収納姿
    勢になると移動阻止部材(27c)が移動阻止姿勢に、
    前記載置部材(27)が突出姿勢になると移動阻止部材
    (27c)が移動阻止解除姿勢になるように構成してあ
    る立体駐車場。
  2. 【請求項2】 前記移動阻止部材(27c)を前記載置
    部材(27)に設けてある請求項1記載の立体駐車場。
  3. 【請求項3】 前記パレット(P)を収納棚(3)に対
    して遠近方向に移動可能な状態で前記移載台(9)上に
    載置し、かつ、前記パレット(P)の収納棚(3)に対
    する遠近方向への移動を阻止する係合部材(27b)を
    移動阻止姿勢と移動阻止解除姿勢とに切り換え可能に前
    記昇降台(6)に設け、この係合部材(27b)と前記
    載置部材(27)とを連動連結して、前記載置部材(2
    7)が収納姿勢になると係合部材(27b)が移動阻止
    姿勢に、前記載置部材(27)が突出姿勢になると係合
    部材(27b)が移動阻止解除姿勢になるように構成し
    てある請求項1または2記載の立体駐車場。
  4. 【請求項4】 前記係合部材(27b)を前記載置部材
    (27)に設けてある請求項3記載の立体駐車場。
  5. 【請求項5】 前記昇降径路(5)を挟んで複数の収納
    棚(3)を両側に配設し、かつ、前記載置部材(27)
    を昇降台(6)の四隅に設け、全ての載置部材(27)
    を収納棚(3)に載置可能な突出姿勢と収納姿勢とに連
    動して切り換えるように各載置部材(27)を互いに連
    動連結して、これら載置部材(27)を突出姿勢に切り
    換えた際、これら載置部材(27)を前記昇降径路
    (5)を挟んで両側に配設の収納棚(3)の上面にそれ
    ぞれ載置可能に構成するとともに、各載置部材(27)
    にそれぞれ前記移動阻止部材(27c)と係合部材(2
    7b)とを設けてある請求項4記載の立体駐車場。
  6. 【請求項6】 前記移載装置(20)をチェン(2
    1),(22)とチェン(21),(22)に連設の移
    載部材(20a)などから構成し、この移載部材(20
    a)をパレット(P)の被係合部(26)に係合させて
    前記チェン(21),(22)を駆動することにより、
    前記移載台(9)と前記収納棚(3)との間でパレット
    (P)を移載可能に構成してある請求項1、2、3、4
    または5記載の立体駐車場。
JP5434696A 1996-03-12 1996-03-12 立体駐車場 Pending JPH09242363A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005256290A (ja) * 2004-03-09 2005-09-22 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 機械式駐車装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005256290A (ja) * 2004-03-09 2005-09-22 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 機械式駐車装置

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