JPH0924206A - 平膜状のろ材を配設したフイルタプレス型のろ過機 - Google Patents
平膜状のろ材を配設したフイルタプレス型のろ過機Info
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- JPH0924206A JPH0924206A JP7196074A JP19607495A JPH0924206A JP H0924206 A JPH0924206 A JP H0924206A JP 7196074 A JP7196074 A JP 7196074A JP 19607495 A JP19607495 A JP 19607495A JP H0924206 A JPH0924206 A JP H0924206A
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Abstract
ることができるろ過機を提案する。 【構成】 水平杆上に多数のろ板を並列し、これらのろ
板を数群に分けてそのろ板群にろ過孔の異なるろ材を張
設し、それらろ板をろ過孔の大きなろ材を張設したもの
からろ過孔の小さなろ材を張設したものへと分割して並
列し、ろ過孔の大きなろ材によるろ過液を原液として次
段のろ板へと供給するようにした。最終段のろ板から精
密ろ過されたろ液を得ることができる。
Description
加圧ろ過機の改良に関し、多数配列したろ板を数群に分
割してそのろ板群毎にろ材孔径の異なるろ材を配設し、
粗いろ過から精密ろ過迄を一挙にできるようにしたもの
である。
る装置は多種多様にものが提案されており、フイルタプ
レス型のろ過機もよく知られている。そして、微細な固
形物まで分離する場合、1段のろ過では所望の固形物回
収度、もしくはろ液清澄度を達成できず、漸次ろ材孔径
の小さな複数のろ過装置を直列に接続して設備を構成し
ている。例えば、1%以上の高濃度の原液から0.1μ
以下の固形物まで回収する場合、まずフイルタプレス型
脱水機で99%程度の固形物を脱水回収し、次に濃度1
00ppm程度になったろ液を精密ろ過(MF)機で1
μ以下の固形物までろ過回収し、更に限外ろ過(UF)
機でろ過する方法が採られている。すなわち、3種(3
台)のろ過機を用いている。
は密閉構造であるが、ろ材のクリーニング、ろ材交換な
どに際してはろ過面を開放状態にする必要があり、ろ過
面積を高密度に確保したいという要件からもフイルタプ
レス状のろ過機は有効である。しかしながら、ろ板の開
板機構、閉板密閉機構、ろ材洗浄機構、固形物の排出機
構などを個々のろ過機に装備すると、設備が高価とな
り、多数の機器を維持管理しなければならなくなる。
イルタプレス型ろ過機を改良したもので、フイルタプレ
ス状のろ過機のろ板群を2組以上に分割し、分割ろ板群
毎に漸次ろ材孔径の小なる平膜ろ材を配し、最大のろ材
孔径を配したろ板群に原液を圧入し、そのろ液をろ材孔
径の小なるろ材を配したろ板群に順次圧入ろ過するフイ
ルタプレス型ろ過機を構成し、ろ板の開閉板機構、閉板
密閉機構、ろ材洗浄機構、固形物の排出機構などを各1
組で複数のろ板群に対応できるようにしたものである。
図1に示すものではろ板群を4群に分割している。ま
た、図2に示すものでは、ろ板群を2群にしている。
が行え、所望の固形物回収度、もしくはろ液清澄度を達
成できる。また、ろ板をフイルタプレス状に構成してあ
るので容易に各ろ板が開放状態にでき、ろ過面に推積し
た固形物の排出、ろ材の洗浄、ろ材交換などを省力化で
きる。更に、固形物の排出、ろ材の洗浄については自動
化することが可能である。また、複数段のろ材孔径が異
なるろ過に対して、ろ板の開閉板機構、閉板密閉機構、
ろ材洗浄機構、固形物の排出機構などは各1組で対応で
き安価で維持管理が容易である。尚、ろ板群を2群に分
割すると、従来チェックフィルター装置が必要であった
設備を1台のろ過機でまかなえる。以下、図面に基づい
てこの発明を具体的に説明する。
面図であり、図中、符号1は、水平杆(図示省略)上に
並列したろ板であり、4群に分割して並列してある。符
号2は、これらろ板群を区分する可動フレームであり、
符号3は水平杆を支架する固定フレーム、4はムーバブ
ルヘッド、5は締付用の油圧シリンダーである。
略の作動フローシートを示すものであり、図2では、ろ
板群をA、Bの2群に分割している。図中、左側のI〜
VIIIのローマ数字は作動の順序を示し、右側の枠内に
は、その作動の内容を記しており、矢印も作動の順序を
示している。A、B、2群に分割されたろ板のA群には
ろ材としてろ布を張設し、B群には、ろ材としてセラミ
ック等で構成した平膜が張設してある。これらろ材の使
用枚数は、原液量とろ液量とを考慮して決定されるもの
である。
Aおよび平膜を張設したろ板群B内の原液およびろ液の
流れを解説的に示すもので、A群のろ板1では、原液は
中央部に設けた給液口6から原液が供給され、そのろ液
が下側部のろ液通路7から取出されるようにしてある。
この供給口6およびろ液通路7は、これらろ板1を閉板
したとき連通路を形成するようにしてある。
ろ板1の中央部の給液口8から供給され、そのろ液は、
下側部のろ液通路9から取出されるようにしてある。ろ
板群Bに供給される原液は、ろ板群Aからのろ液であっ
て、このろ液は、図4に示すように、可動フレーム2内
で中心部に集められてろ板群Bへと供給され、そのろ液
はろ板群Bの末端では、一方の通路10に集めて取出す
ようにしてある。
説明する。先ず、図2の作動工程Iでは、ろ布を張設し
たろ板群Aに原液が供給され、そのろ液をろ板群Bでろ
過して機外に取出している。そして、作動工程IIおよび
作業工程IIIでは、ろ板群Bの最終室から開板されてろ
板群Bの全膜を順次洗浄することを示している。
ろ板群Aの最終室から順次開板されてケーキを剥離(除
去)することを示しており、そして、作業工程VIおよび
VIIでは、ケーキを除去したろ布が最終室から1室目ま
で順次洗浄されることを示している。
びろ板群Bの全ろ板のケーキを除去して洗浄し、ろ板1
を閉板して、次回のろ過に入る状態にあることを示して
いる。
分けた場合であったが、これを図1に示すように、細分
割して多段のろ過に利用し得るは勿論であり、この場合
に用いるろ材は、ろ布等の一般ろ材から、微細な通孔を
有する有機膜等も用い得るは勿論であり、また、セラミ
ック膜などを用いる精密ろ過(MF)、限外ろ過(U
F)にも応用できるものである。
は、従来、固液分離するのに数台のろ過機を要したのに
対して、一台のろ過機で数種のろ過ができて数種のろ液
を得ることができるものであり、数台の機械の設置に必
要な設置面積を節減できるとともに、数台の機械に夫々
必要であった補機類等を共用できて安価に設置できる
等、食品工業等における固液分離上得られる利益は著大
なものである。
ろ液の流れを解説的に示す斜面図である。
びろ液の流れを解説的に示す斜面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 水平杆上に多数並列したろ板1を2群以
上に分割し、その分割したろ板群毎に、漸次ろ材孔径の
小さい平膜状のろ材を配設し、その最大の孔径のろ材を
配設したろ板群に原液を圧入し、そのろ液をろ材孔径の
小なるろ材を配設したろ板群に順次圧入ろ過することを
特長とする平膜状のろ材を配設したフイルタプレス型の
ろ過機。 - 【請求項2】 請求項1におけるろ板1の分割群を2群
とし、前段のろ板群のろ板1にろ布を、後段のろ板群の
ろ板1に平膜状の精密ろ過膜を配設し、前段ろ板群で固
形物を低含水率のケーキとして回収し、そのろ液を後段
の精密ろ過膜でろ過することを特長とする平膜状のろ材
を配設したフイルタプレス型のろ過機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19607495A JP3198499B2 (ja) | 1995-07-07 | 1995-07-07 | 平膜状のろ材を配設したフイルタプレス型のろ過機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19607495A JP3198499B2 (ja) | 1995-07-07 | 1995-07-07 | 平膜状のろ材を配設したフイルタプレス型のろ過機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0924206A true JPH0924206A (ja) | 1997-01-28 |
JP3198499B2 JP3198499B2 (ja) | 2001-08-13 |
Family
ID=16351775
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19607495A Expired - Fee Related JP3198499B2 (ja) | 1995-07-07 | 1995-07-07 | 平膜状のろ材を配設したフイルタプレス型のろ過機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3198499B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108771890A (zh) * | 2018-06-15 | 2018-11-09 | 何绮雯 | 一种制药剂专用板框压滤装置 |
-
1995
- 1995-07-07 JP JP19607495A patent/JP3198499B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN108771890A (zh) * | 2018-06-15 | 2018-11-09 | 何绮雯 | 一种制药剂专用板框压滤装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP3198499B2 (ja) | 2001-08-13 |
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