JPH0924141A - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

Info

Publication number
JPH0924141A
JPH0924141A JP7200396A JP20039695A JPH0924141A JP H0924141 A JPH0924141 A JP H0924141A JP 7200396 A JP7200396 A JP 7200396A JP 20039695 A JP20039695 A JP 20039695A JP H0924141 A JPH0924141 A JP H0924141A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
symbol
display area
display
starting
area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7200396A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihito Kishi
稔人 岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maruhon Industry Co Ltd
Original Assignee
Maruhon Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Maruhon Industry Co Ltd filed Critical Maruhon Industry Co Ltd
Priority to JP7200396A priority Critical patent/JPH0924141A/ja
Publication of JPH0924141A publication Critical patent/JPH0924141A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)
  • Display Devices Of Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 単位時間当たりの図柄の変動回数を多くする
ことができるパチンコ機を提供する。 【構成】 特別図柄表示装置34に第1表示領域34A
と第2表示領域34Bとを表示する。第1種始動口21
への入賞に基づき第1表示領域34Aの変動を開始し、
始動記憶に基づいて第2表示領域34Bの変動を開始す
る。そして、第2表示領域34Bでの図柄変動を第1表
示領域34Aに引き継いでから図柄の停止を行う。この
ため、単位時間当たりの図柄の変動可能回数を多くする
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、図柄表示装置を備
えたパチンコ機、更に詳しくは、図柄表示装置の停止図
柄に基づき遊技者に利益ある作動を提供するパチンコ機
に関する。
【0002】
【従来の技術】始動口への入賞、或いは、始動ゲートの
遊技球の通過に基づき、図柄表示装置の図柄を変動表示
し、停止図柄が当たり図柄の場合に大入賞口を開放する
パチンコ機がある。この種のパチンコ機では、予め設定
された数までの始動口への入賞数、或いは、始動ゲート
の遊技球の通過数を記憶し、この記憶に基づき、1つの
図柄表示装置において、図柄を所定時間変動した後に停
止図柄の表示を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記パ
チンコ機においては、1つの図柄表示装置において、図
柄を所定時間変動した後に停止図柄の表示を行うため、
単位時間当たりの図柄の変動可能回数、即ち、当たりか
否かの表示される回数が少なく、遊技が冗長となって興
趣に欠ける傾向があった。また、始動口への入賞数、或
いは、始動ゲートの遊技球の通過数は所定回数を限度と
して記憶されるため、始動記憶に基づく図柄変動が迅速
に処理されないと、記憶数を超える通過数が増え、遊技
者は不利益を被むることになった。
【0004】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、その目的とするところは、単位時
間当たりの図柄の変動回数を多くすることができるパチ
ンコ機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のパチンコ機においては、請求項1に記載の
態様においては、盤面上に配置された始動領域と、該始
動領域を遊技球が通過したことを検出する始動領域通過
検出手段と、該始動領域通過検出手段からの検出信号を
所定個数を上限として記憶する始動記憶手段と、複数の
表示領域において、予め定められた種々の図柄を独立し
て変動表示する図柄表示装置と、当たり・ハズレを判定
する判定手段と、前記始動領域通過検出手段からの検出
信号、或いは、前記始動記憶手段のそれぞれの始動記憶
に基づいて、前記図柄表示装置に複数の表示領域の変動
を順次開始させるとともに、前記判定手段の判定結果に
基づいて停止図柄を決定する図柄制御手段とを備えたこ
とを要旨とする。
【0006】上記の目的を達成するため、本発明のパチ
ンコ機においては、請求項2に記載の態様では、請求項
1において、前記複数の表示領域が、1つの主表示領域
と、当該主表示領域の変動中に始動記憶に基づいて変動
を開始する1以上の副表示領域から成り、該副表示領域
の図柄変動を、該主表示領域に引き継いで表示した後
に、当該主表示領域にて停止図柄を表示することを要旨
とする。
【0007】また、請求項3に記載の態様では、請求項
1において、前記複数の表示領域のそれぞれにおいて、
図柄の変動開始した後、当該表示領域を拡大して図柄の
停止動作に移行するまでの全変動態様を表示することを
要旨とする。
【0008】
【作用】上記のように構成された本発明では、請求項1
の態様において、始動領域通過検出手段からの検出信
号、或いは、始動記憶手段のそれぞれの始動記憶に基づ
いて、図柄表示装置に複数の表示領域の変動を順次開始
させる。即ち、図柄変動を複数の表示領域において行う
ため、単位時間当たりの図柄の変動可能回数を多くする
ことができる。また、通過記憶(始動記憶)に基づく図
柄変動を単位時間内に多く行え、この通過記憶を迅速に
処理していくため、所定回数を超える始動領域の通過を
最小に止めることができる。
【0009】また、請求項2の態様においては、主表示
領域の変動中に始動記憶に基づいて変動を開始する副表
示領域の図柄変動を、主表示領域に引き継いで表示した
後に、当該主表示領域にて停止図柄を表示するため、遊
技者は停止図柄を常に主表示領域で確認することができ
る。
【0010】更に、請求項3の態様においては、複数の
表示領域のそれぞれにおいて全変動態様を表示し、表示
領域を拡大して図柄の停止動作に移行するため、遊技者
は拡大した表示領域にて停止図柄を確認することができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施例
を図を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施例
に係るパチンコ機の遊技領域を示している。遊技盤20
の前面には、発射ハンドル(図略)により操作された遊
技球発射装置(図略)から発射された遊技球を遊技盤2
0の上方部まで案内するガイドレール48が配設されて
おり、該ガイドレール48と遊技盤20の前面ガラス
(図略)とによって作り出される空間内に遊技領域20
aが形成される。
【0012】この遊技領域20aのほぼ中央位置には、
図柄の可変表示を行うための可変表示装置30が配置さ
れている。また、該可変表示装置30の中央には、図柄
を表示するための特別図柄表示装置34が配置されてい
る。該特別図柄表示装置34は、液晶表示パネルから成
り、後述するように第1の表示領域と第2の表示領域と
の複数の表示領域において図柄の変動表示を行い得るよ
うになっている。該特別図柄表示装置34の上部には、
後述する第1種始動口21へ入賞した遊技球の数を表示
するための1個の緑色発光ダイオード37aと、3個の
赤色発光ダイオード37b、37c、37dとが配置さ
れている。他方、この可変表示装置30の下方には、特
別図柄表示装置34の図柄変動を開始させる第1種始動
口21が配置されている。第1種始動口21の下側に
は、大入賞口24が配置されている。この大入賞口24
は、開放中に図中点線で示す特定領域25に遊技球が入
賞すると所定数の入賞後に再び開放される。
【0013】ここで、本実施例のパチンコ機の制御装置
について図2のブロック図を参照して説明する。この制
御装置は、遊技を制御する遊技制御装置50と、遊技球
の供給、球抜、発射等の制御を行う中継盤90とから構
成される。遊技制御装置50には、図柄制御装置71へ
の表示信号等を出力する出力ポート52と、後述する種
々の制御動作を行うCPU回路57と、該CPU回路5
7の制御情報を保持するROM55と、CPU回路57
の作業領域として用いられるRAM54と、クロック信
号を発生するクロック56と、後述する各スイッチから
の入力を司る入力ポート51とが設けられ、これらはデ
ータバス53によって相互に接続されている。更に、C
PU回路57は、遊技中における種々の音声を発生させ
るサウンドジェネレータ58に接続され、該サウンドジ
ェネレータ58にて発生された音声信号は、パワーアン
プ59で増幅されてスピーカ91から音声として出力さ
れる。
【0014】この遊技制御装置50には、入力ポート5
1側に、特別図柄表示装置34の図柄を変動させるため
の第1種始動口へ入賞した遊技球を検出する図柄始動ス
イッチ61と、大入賞口24に入賞した遊技球の数を検
出するための10カウントスイッチ62と、大入賞口2
4の特定領域25を通過した遊技球を検出するための連
続作動スイッチ兼10カウントスイッチ63とが接続さ
れている。また、出力ポート52側に、上述した特別図
柄表示装置34等の表示を制御する図柄制御装置71
と、前述した大入賞口24を開閉するための大入賞口開
放ソレノイド72と、図1に示した発光ダイオード37
a、37b、37c、37dを点灯する始動口入賞記憶
数表示装置37とが接続されている。他方、中継盤90
には、前述したスピーカ91と、入賞球に対して遊技球
を払い出すための遊技球排出装置92(なお、このパチ
ンコ機においては、大入賞口24への入賞に対しては1
3個の遊技球の払出しが行われ、他の入賞口への入賞に
対しては7個の払出しが行われる)と、遊技球発射装置
94と、が接続されると共に、更に、賞球用遊技球の補
給状況を検知する球切れスイッチ、賞球の払出し状況を
検知する満タンスイッチ・空スイッチ等の各種検知スイ
ッチ、及び、各種ランプの如き種々の機器が更に接続さ
れているが、ここでは便宜上図示及び説明を省略する。
【0015】次に、図1、図13、図14、図15を参
照し第1実施例のパチンコ機による遊技のあらましにつ
いて説明する。第1実施例の液晶表示板から成る特別図
柄表示装置34には、図14(A)に示すように第1表
示領域34Aと、第2表示領域34Bとの2つの表示領
域にて、図柄の変動を表示し得るようになっている。第
1表示領域34Aには、右から表示部35A、35B、
35Cの3つのそれぞれの表示部にて0〜14の数字の
図柄を表示し得る。同様に、第2表示領域34Bには、
右から表示部36A、36B、36Cの3つのそれぞれ
の表示部にて0〜14の数字の図柄を変動表示し得るよ
うになっている。
【0016】ここで、遊技球が第1種始動口21へ入賞
すると、特別図柄表示装置34の第1表示領域34Aの
各表示部35A、35B、35Cにて0〜14の図柄の
変動をそれぞれ開始する。そして、予め設定された時間
が経過すると表示部35A、表示部35B、表示部35
Cの順で図柄の変動を停止する。ここで、図14(B)
に示すように表示部35A、表示部35B、表示部35
Cの図柄(数字)が異なる場合にはハズレとなる。他
方、表示部35A、表示部35B、表示部35Cの数字
が同じときには、当たりとなり、大入賞口24を約2
9.5秒開放して、遊技球の非常に入賞し易い状態を提
供する。該29.5秒の経過又は開放時間内であっても
遊技球がおおむね10個入賞することにより大入賞口2
4が閉じる。この大入賞口24の開放中に、入賞球が特
定領域25を通過することにより大入賞口24は再び開
放される。なお、この大入賞口24の開放の回数は16
回までである。
【0017】ここで、第1表示領域34Aにて変動表示
を行っている最中に、第1種始動口21へ更に遊技球が
入賞すると、図14(C)に示すように第2表示領域3
4Bにて図柄の変動を開始する。この際に、図1に示す
緑色発光ダイオード37aを点灯する。そして、第1表
示領域34Aにて図柄の変動を停止した後、停止図柄を
0.866秒表示する。その後、第1表示領域34Aに
て、第2表示領域34Bの図柄変動に基づく図柄変動を
引き継ぎ変動を開始する。例えば、図13(A)に示す
タイミングチャートのように、第2表示領域34Bでの
変動表示が5.180秒未満(5.180−α)である
場合には、この変動が第1表示領域34Aで引き継がれ
た際に、第1表示領域34Aにて、0.980秒に上記
5.180秒に不足する分αを加えた期間(0.980
+α)について変動を行った後、当該第1表示領域34
Aで図柄の停止動作を行う。他方、図13(B)に示す
タイミングチャートのように、第2表示領域34Bでの
変動表示が5.180秒以上である場合には、この変動
が第1表示領域34Aで引き継がれた際に、第1表示領
域34Aにて、0.980秒間にわたって図柄の変動を
行った後、当該第1表示領域34Aで図柄の停止動作を
行う。
【0018】なお、第1表示領域34Aと、第2表示領
域34Bにて図柄の変動を行っている最中に、即ち、1
球の入賞を記憶している状態において、更に、第1種始
動口21へ更に遊技球が入賞すると、この入賞個数が記
憶されるとともに、赤色の発光ダイオード37b、37
c、37dにて順次表示される。この始動記憶に基づ
き、上記第1表示領域34Aと第2表示領域34Bとの
図柄の変動の停止後、再び変動が開始される。なお、上
述した遊技球が第1種始動口21に入賞してもそれが記
憶されるのは最初の4個(第2表示領域34Bの図柄変
動が開始してから3個)までで、それ以上の値は保持さ
れない。この入賞が記憶されている状態においては、特
別図柄表示装置34の第2表示領域34Bでの変動停止
後、再び表示の変動が開始される。
【0019】ここで、上述したパチンコ機による遊技を
遂行するための遊技制御装置50の動作について図3〜
図9のフローチャートを参照して説明する。ここで、遊
技制御装置50の主たる処理手順について、メインルー
チンを示す図3のフローチャートを参照して説明する。
まず、CPU回路57は電源が投入されたかを判断し
(S102)、電源投入直後の1回目のループだけはス
テップ104へ移行し、初期設定を行いメインルーチン
を終了する。ここで、電源投入時でないと判断されると
(S102がNo)、10カウントスイッチ62(図2
参照)からの入賞球等についての信号を入力し、他のフ
ェーズで使用できる形に整える入力処理を行い(S10
6)、出力編集された出力データを出力ポート52(図
2参照)へ出力する出力処理を行う(S108)。
【0020】その後、第1種始動口21(図1参照)へ
入賞した遊技球に対する処理である始動口入賞処理を行
い(S110)、この始動口入賞処理に伴い、特別図柄
表示装置34の図柄を変化させる図柄変動処理を行う
(S112)。そして、当たりに応じて大入賞口24を
開放する大入賞口処理を行う(S114)。その後、サ
ウンドジェネレータ58を介して音声を出力させる音声
出力処理を進め(S116)、1サイクルのメインルー
チン処理を完了する。そのメインルーチンは、クロック
56からのリセット信号がCPU回路57へ加わるマシ
ンサイクル度に繰り返される。
【0021】ここで上述したステップ110からステッ
プ114までの処理につい図4から図9のサブルーチン
に基づき詳細に説明する。先ず、ステップ110におけ
る始動口入賞処理について図4に示すサブルーチンを参
照して説明する。先ず、CPU回路57は、図柄始動ス
イッチ61からの信号を基に第1種始動口21へ遊技球
が入賞したか否かを判断し(S122)、遊技球が入賞
していない場合には(S122がNo)、該始動口入賞
サブルーチンを終了する。他方、遊技球が入賞したとき
は(S122がYes)、変数Uが3未満かを判断する
(S124)。ここで、変数Uは、第2表示領域34B
での図柄変動中に第1種始動口21へ入賞した遊技球の
数を示しており、本実施例では前述したように3を超え
る数は保持されないように構成されている。このため、
変数Uが3の場合には(S124がNo)、該サブルー
チンを終了する。他方、変数Uが3未満の場合は(S1
24がYes)、変数Uに1加算した後(S126)、
乱数を用いて当たり・ハズレを決定する。ここでは、図
10(A)に示す0から224までの225コマ数の乱
数内のいずれかの値を抽出し(S128)、この値を保
持し(S130)、始動口入賞サブルーチンを終了す
る。なお、この実施例では、乱数“7”を当たりとして
設定されており、1/225の確率で当たりが発生する
ようになっている。
【0022】次に、図3のステップ112における図柄
変動処理について図5、図6、図7及び図8に示すサブ
ルーチンを参照して説明する。ここでは、第1種始動口
21へ遊技球が入賞していないとき、即ち、上記変数U
が0の時の処理について述べる。CPU回路57は、先
ず、図10(A)に示す特別図柄表示装置34の第1表
示領域34Aを変動中か判断するが(図5に示すS20
2)、ここでは第1表示領域34Aを変動していないた
め(S202がNo)、次に、第2表示領域34Bを変
動中かを判断する(S204)。ここで、第2表示領域
34Bも変動中でないため(S204がNo)、変数U
が“0”を超えるかを判断するが(S228)、変数U
が0であるため(S228がNo)、当該図柄変動処理
のサブルーチンを終了する。
【0023】ここで、第1種始動口21へ遊技球が入賞
し、上記変数Uが1になつた時の処理について説明す
る。第1表示領域34Aを変動中かのステップ202の
判断がNoとなるともに、第2表示領域34Bを変動中
かのステップ204の判断がNoとなり、CPU回路5
7は、変数Uが“0”を超えるかを判断するが(S22
8)、変数Uが1であるため(S228がYes)、変
数Uから“1”を減じ(S230)、停止図柄の選択を
行うタイミングを設定する図柄選択タイマをセットし
(S232)、第1表示領域34Aの図柄の変動を開始
して(S234)、当該図柄変動処理のサブルーチンを
一旦終了する。この図柄の変動開始時には、表示部35
Aでの図柄変動を示す図11(A)、表示部35Bでの
図柄変動を示す図11(B)、表示部35Cでの図柄変
動を示す図11(C)のタイミングチャートのように、
各表示部35A、表示部35B、表示部35Cにて停止
図柄を低速で1図柄分変動表示した後、中速で2図柄変
動表示し、そして、高速での図柄変動を開始する。
【0024】次のマシンサイクルにおいて、ステップ2
02の第1表示領域34Aが図柄変動中かの判断がYe
sとなり、処理はA部に進む。ここで、A部における処
理を図6を参照して説明する。まず、CPU回路57
は、引き継ぎフラグが設定されているかを判断するが
(S252)、当該判断がNoとなり、変数Uが0かを
判断し(S256)、該判断がYesとなり、上述した
ステップ232にて設定した図柄選択タイミングかを判
断する(S270)。ここで、図柄選択タイミングにな
るまでは(S270がNo)、後述するリーチ変数が設
定済みかを判断するが(S272)、当該ステップ27
2がNoとなり、A部における処理を終了する。
【0025】ここで、図柄選択タイミングになると(S
270がYes)、B部の処理へ進む。B部における処
理について、図7を参照して説明する。CPU回路57
は、先ず上述したステップ130にて設定した乱数値
が、当たり乱数値“7”であるかを判断する(S30
2)。ここで、乱数値が“7”の場合には(S302が
Yes)、当たり図柄を選出する(S304)。この当
たり図柄の選出は、図10(B)に示す0から14まで
の15コマ数の乱数内のいずれかの値を抽出することに
より行う。例えば、乱数値“1”が選択された場合に
は、第1表示領域34Aに“1”、“1”、“1”の数
字の停止図柄が表示されることになる。その後当たりフ
ラグを設定し(S306)、ステップ318の処理へ移
行する。
【0026】他方、上述したステップ130にて設定し
た乱数値が“7”以外の場合には、ステップ302の判
断がNoとなり、ステップ308へ進む。該ステップ3
08では、第1表示領域34Aの表示部35Cの停止図
柄を選出する。この選出は、図10(C)に示す、0か
ら14までの15コマ数の乱数内のいずれかの値を抽出
することにより行う。例えば、乱数値“1”が選択され
た場合には、表示部35Cには、“1”の数字が停止図
柄として表示されることになる。同様にして表示部35
Bの図柄用の乱数を選出し(S310)、また、表示部
35Aの図柄用の乱数を選出する(S312)。その
後、ステップ308、310、312にて選出した図柄
が当たり図柄ではないかを判断する(S314)。例え
ば、表示部35C、35B、35Aに全て乱数値“1”
が選択されている場合には、停止図柄が“1”、
“1”、“1”となり、当たり図柄となるため(S31
4がYes)、ステップ308へ戻り図柄を選択し直
す。他方、当たり図柄ではない場合には(S314がN
o)、表示部35Aと表示部35Bとの図柄が等しくリ
ーチ態様の停止図柄となるかを判断する(S316)。
ここで、表示部35Aと表示部35Bとの図柄が異なる
場合には(S316がNo)、ステップ326へ移行し
て通常のハズレ態様にて図柄を停止するためリーチ変数
rに“0”を設定する。
【0027】他方、表示部35Aと表示部35Bとの図
柄が等しい場合(S316がYes)、或いは、上述し
たように当たりが発生してステップ306にて当たりフ
ラグが設定された場合には、リーチ停止時の態様を異な
らしめるためのリーチ変数rとして“1”又は“2”の
いずれかを選出し(S318)、このリーチ変数r値を
設定する(S320)。その後、図柄停止タイマが設定
されているかを判断するが(S322)、ここでは、図
柄停止タイマが設定されていないため(S322がN
o)、図柄停止タイマを設定して(S324)、当該B
部での処理を終了する。
【0028】上述した処理によりリーチ変数rが設定さ
れると、次のマシンサイクルにおいて、図6に示すA部
のステップ272の判断において、リーチ変数が設定さ
れたかの判断がYesとなりC部へ移行する。このC部
の処理について図8を参照して説明する。まず、CPU
回路57は、上述したステップ324にて設定した図柄
停止タイマがタイムアップしたかを判断する(S35
2)。ここで、図柄停止タイマがタイムアップするまで
は(S352がNo)、当該C部の処理を終了して図柄
の変動を継続する。
【0029】他方、図柄停止タイマがタイムアップする
と(S352がYes)、CPU回路57は、図柄の停
止動作を開始する。ここでは、先ず、リーチ変数rが
“0”かを判断する(S354)。ここで、リーチ態様
での図柄の停止を行わないようリーチ変数rに“0”が
設定されている場合には(S354がYes)、通常の
ハズレ態様での図柄停止作動を行う(S362)。即
ち、第1表示領域34Aの表示部35Aにおいて、図1
1(A)に示すタイミングチャートのように停止図柄の
3図柄前に差し換える。例えば、乱数値に11(数字の
“11”の図柄に対応)が選択された場合には、数字の
“11”の3図柄前の“8”の図柄に差し換える。そし
て、図柄の変動速度を中速まで落として、2図柄を表示
し(0.308秒ずつ“8”、“9”の図柄を表示す
る)、図柄の変動速度を低速まで落とし、1図柄を表示
し(0.492秒間、“10”の図柄を表示する)た
後、“11”の図柄を表示して図柄の変動を停止する。
同様に、この表示部35Aの図柄変動を停止したタイミ
ングにおいて、図11(B)に示すタイミングチャート
のように、表示部35Bにおいて停止図柄の3図柄前に
差し換え、そして、図柄の変動速度を中速まで落とし
て、2図柄を表示し、図柄の変動速度を低速まで落と
し、1図柄を表示した後、図柄の変動を停止する。同様
に、この表示部35Bの図柄変動を停止したタイミング
において、図11(C)に示すタイミングチャートのよ
うに、表示部35Cにおいて停止図柄の3図柄前に差し
換え、そして、図柄の変動速度を中速まで落として、2
図柄を表示し、図柄の変動速度を低速まで落とし、1図
柄を表示した後、図柄の変動を停止する。
【0030】他方、当たりが発生、或いは、表示部35
Aと表示部35Bとの図柄が等しくリーチ態様での図柄
の停止を行うためリーチ変数rに“1”が設定されてい
る場合には、ステップ358の判断がYesとなりステ
ップ364へ移行し、通常リーチ態様で図柄変動を停止
する。この通常リーチ態様では、図12(A)に示すタ
イミングチャートのように、表示部35Bでの図柄の変
動を停止した後、表示部35Cにおいて、図柄の変動速
度を中速に落とし、0.308秒ずつ8図柄を変動表示
した後、図柄の変動速度を低速に落とし、表示部35C
の図柄として設定されている図柄に適合するまで、0.
492秒間ずつで図柄を切り替えて行き、図柄の合った
時点で図柄変動を停止する。
【0031】別のリーチ態様での図柄の停止を行うため
リーチ変数rに“2”が設定されている場合には、ステ
ップ358の判断がNoとなりステップ360へ移行
し、一旦停止リーチ態様で図柄変動を停止する。この一
旦停止リーチ態様では、図12(B)に示すタイミング
チャートのように、表示部35Bでの図柄の変動を停止
した後、表示部35Cにおいて、図柄の変動速度を中速
に落とし、0.308秒ずつ2図柄を変動表示した後、
図柄の変動速度を低速に落とし3図柄を変動表示し、そ
の後0.476秒間図柄を一旦停止し、そして、再び3
図柄を低速で変動表示してから、表示部35Cの図柄と
して設定されている図柄に適合するまで、0.492秒
間ずつ低速で図柄を切り替えて行き、図柄の合った時点
で図柄変動を停止する。
【0032】引き続き、第1表示領域34Aにて図柄の
変動表示中に、更に第1種始動口21へ遊技球が入賞し
た際の処理について説明する。この入賞により、図4に
示す始動口入賞処理のサブルーチンにおいて、ステップ
122の始動口入賞かの判断がYesとなり、ステップ
124を介してステップ126にて変数Uが“1”にさ
れる。そして、当たり乱数が抽出され(S128)、こ
の乱数が格納される(S130)。
【0033】その後、図5に示す図柄変動処理において
のステップ202の第1表示領域34Aの図柄変動中か
の判断がYesとなり、A部に進む。図6に示すA部の
処理では、引き継ぎフラグが設定されているかを判断す
るが(S252)、当該判断がNoとなり、変数Uが0
かを判断する(S256)。ここでは、このステップ2
56の判断はNoとなり、第2表示領域34Bが変動表
示中かを判断するが(S258)、この判断がNoとな
り、引き継ぎフラグが設定されているかの判断を経て
(S260がNo)、変数Uから1を減じ(S26
4)、図14(C)に示すように第2表示領域34Bの
図柄の変動を開始する(S268)。この際に、図1に
示した始動記憶数を示す緑色発光ダイオード37aを点
灯する。その後、第1表示領域34Aの図柄選択タイミ
ングかを判断する(S270)。ここで、図柄選択タイ
ミングとなるまでは(S270がNo)、後述するリー
チ変数が設定済みかを判断するが(S272)、当該ス
テップ272がNoとなり、A部における処理を終了す
る。
【0034】ここで、第2表示領域34Bの変動中に、
更に第1種始動口21へ遊技球が入賞した際の処理につ
いて説明する。この入賞により、図4に示す始動口入賞
処理のサブルーチンにおいて、ステップ122の始動口
入賞かの判断がYesとなり、ステップ124を介して
ステップ126にて変数Uが“1”にされる。そして、
当たり乱数が抽出され(S128)、この乱数が格納さ
れる(S130)。
【0035】その後、図5に示す図柄変動処理において
のステップ202の第1表示領域34Aの図柄変動中か
の判断がYesとなり、A部に進む。図6に示すA部の
処理では、引き継ぎフラグが設定されているかを判断す
るが(S252)、当該判断がNoとなり、変数Uが0
かを判断する(S256)。このステップ256の判断
がNoとなり、第2表示領域34Bが変動表示中かを判
断するが(S258)、現在第2表示領域34Bを変動
中であるため(S258がYes)、ステップ270、
272を介してA部での処理を終了する。以上の処理を
繰り返すことにより、変数Uが3となり図4に示すステ
ップ124の変数Uが3未満かの判断がNoとなるま
で、即ち、始動記憶数が4となるまで第1種始動口21
への遊技球の入賞数が保持される。
【0036】ここで、上述したように第1表示領域34
Aの図柄を停止すると、図13(A)、図13(B)を
参照して前述したように、第2表示領域34Bにて表示
していた図柄を第1表示領域34Aに引き継ぎ、当該第
1表示領域34Aにて図柄の停止動作を行う。この引き
継ぎ動作について以下述べる。図5に示す図柄変動処理
のサブルーチンの第1表示領域34Aの図柄変動中かの
ステップ202の判断がNoとなり、CPU回路57
は、第2表示領域34Bの図柄変動中かを判断する(S
204)。ここでは、第2表示領域34Bの変動中であ
るため、該ステップ204がYesとなり、当たりが発
生して当たりフラグが設定されているかを判断する(S
206)。
【0037】当たりが発生して第1表示領域34Aにて
当たり図柄が表示されている場合には、当該ステップ2
06の判断がYesとなり、当該図柄変動処理のサブル
ーチンを終了する。即ち、当たりによる大入賞口32の
連続開放動作が終了し、当たりフラグがリセットされる
まで、第2表示領域34Bの図柄を第1表示領域34A
へ引き継ぐ動作を中断する。
【0038】他方、当たりが発生していない場合には
(S206がNo)、第1表示領域34Aの停止図柄を
継続して表示する時間を設定するタイマがタイムアップ
しているかを判断する(S208)。即ち、図13
(C)に示すタイミングチャートのように、第1表示領
域34Aの図柄が停止した際に、停止図柄を遊技者に知
らしめるため、0.868秒間だけ停止図柄を表示して
から図柄の変動を再開するので、この0.868秒を経
過したか判断する。ここで、当該0.868秒が経過す
るまでは、該ステップ208がNoとなり、図柄変動処
理のサブルーチンを終了する。他方、この0.868秒
の経過により(S208がYes)、第2表示領域34
Bにて5.180秒間以上変動表示を行ったかを判断す
る。即ち、図13(A)及び図13(B)を参照して上
述したように、第2表示領域34Bの図柄変動を第1表
示領域34Aに引き継いだ際に、両者での図柄変動を併
せて6.160秒以上を行うようにする。このため、第
2表示領域34Bにて5.180秒間以上変動表示した
かをステップ210にて判断し、5.180秒以上変動
表示している場合には(S210がNo)、第1表示領
域34Aでの引き継ぎ後の変動時間t1として0.98
0秒を設定する(S214)。他方、第2表示領域34
Bにて5.180秒以上変動表示していない場合には
(S210がYes)、第1表示領域34Aでの変動時
間t1として、0.980秒に該5.180秒に至らな
い時間αを加えた時間(0.980+α)を設定する
(S212)。
【0039】その後、CPU回路57は、引き継いだ第
1表示領域34Aでの停止図柄を選択するタイミングを
設定する図柄選択タイマをセットする(S216)。そ
して、上述したステップ212又はステップ214にて
設定した時間だけ第1表示領域34Aの変動表示を行う
ため、停止していた図柄の変動を再開する。即ち、第2
表示領域34Bの図柄変動を第1表示領域34Aに引き
継いで表示する(S218)。このとき、第2表示領域
34Bの変動表示の停止、即ち、第1表示領域34Aへ
移行するための予備変動表示を終了する(S220)。
この際に、図1に示す緑色発光ダイオード37aを消灯
する。そして、第2表示領域34Bの変動を再開するま
での表示待ち時間0.868秒を設定するための表示待
ちタイマをセットする(S222)。またこのとき、図
15(A)に示すように、特別図柄表示装置34に「引
き継ぎ中」とのメッセージを表示し(S226)、引き
継ぎ中を示す引き継ぎフラグを設定し(S226)、当
該図柄変動処理のサブルーチンを終了する。
【0040】次のマシンサイクルにおいて、図柄変動処
理のサブルーチンのステップ202の第1表示領域34
Aの図柄変動中かの判断がYesとなり、A部に進む。
図6に示すA部の処理では、CPU回路57は、引き継
ぎフラグが設定されているかを判断し(S252)、当
該判断がYesとなって、上記ステップ222にて表示
待ちタイマに設定された0.868秒が経過したかを判
断する(S254)。この0.868秒が経過するまで
は(S254がNo)、A部の処理を終了することによ
り第2表示領域34Bの停止、即ち、第2表示領域34
Bの表示を行わない状態を維持する。そして、0.86
8秒の経過によりステップ254の判断がYesとな
り、変数Uが0かを判断する(S256)。ここで、第
2表示領域34Bの変動中に第1種始動口21へ遊技球
が入賞していない場合には、該ステップ256がNoと
なり、第2表示領域34Bを変動を開始することなくス
テップ270、ステップ272の判断を経て、当該A部
での処理を終了する。
【0041】他方、第2表示領域34Bの変動中に第1
種始動口21へ遊技球が入賞している場合には、変数U
が1を超えるためステップ256の判断がNoとなり、
第2表示領域34Bが変動表示中かを判断するが(S2
58)、この判断がNoとなり、引き継ぎフラグが設定
されているかの判断を行う(S260)。ここでは、引
き継ぎフラグが設定されているため(S260がYe
s)、引き継ぎフラグをリセットする(S262)。そ
して、変数Uから1を減じ(S264)、図13(C)
に示すように第2表示領域34Bの図柄の変動を開始す
る。この際に、図1に示した始動記憶数を示す赤色発光
ダイオード37b、37c、37dの内の該当するもの
を消灯すると共に、緑色発光ダイオード37aを点灯す
る。その後、第1表示領域34Aの図柄選択タイミング
かを判断する(S270)。ここで、図柄選択タイミン
グとなるまでは(S270がNo)、後述するリーチ変
数が設定済みかを判断するが(S272)、当該ステッ
プ272がNoとなり、A部における処理を終了し、以
下上述したと同様な処理を繰り返すことにより図柄変動
処理を進める。
【0042】次に、図3のステップ114における大入
賞口処理について図9に示すサブルーチンを参照して説
明する。先ずここでは、図5に示す図柄変動処理におい
て当たりが発生して、当たりフラグに“1”が設定され
ている場合について説明する。CPU回路57は、当た
りフラグが“1”かを判断するが(S400)、ここで
は、該ステップ400がYesとなり、大入賞口24を
開放中かを判断するが(S402)、ここでは該ステッ
プ402がNoとなりステップ406へ進み、図1に示
す大入賞口24の特定領域25の通過を図柄始動スイッ
チ61で検出したことを示す検出フラグをリセットす
る。そして、大入賞口24の開口時間である約29.5
秒を設定する大入賞口作動タイマを始動し(S40
8)、図2に示す大入賞口開放ソレノイド72を操作し
て大入賞口24を開口させ(S410)、大入賞口32
への入賞数を計数する大入賞口入賞カウンタをクリアし
(S411)、大入賞口処理のサブルーチン処理を終了
する。
【0043】引き続き、上記ステップ410で、大入賞
口24を開放した以降のマシンサイクルにおける図9に
示す大入賞口処理について説明する。先ず、CPU回路
57は、当たりフラグが“1”かを判断し(S40
0)、ここでは、該ステップ400での判断がYesと
なり、大入賞口24が開放中かを判断するが(S40
2)、このステップ402がYesとなり、大入賞口作
動タイマに設定された上記約29.5秒が経過したかを
判断する(S412)。ここで、大入賞口作動タイマが
タイムアップしていない場合には(S412がNo)、
図2に示す10カウントスイッチ62の出力に基づき大
入賞口24への入賞数が10未満であるかを判断する
(S413)。ここで、大入賞口作動タイマがタイムア
ップしておらず且つ入賞数が10未満の場合には(S4
12がNoでS413がYes)、引き続き遊技球が大
入賞口24の特定領域25(図1参照)を通過したか否
かを、連続作動スイッチ兼10カウントスイッチ63
(図2参照)からの出力に基づき判断する(S41
4)。ここで、特定領域25の通過を検出できた場合に
は(S414がYes)、閉成後に再び大入賞口24を
開放するため検出フラグを“1”にする(S415)。
他方、特定領域25の通過を検出できない場合には(S
414がNo)、処理を終了して大入賞口24の開放を
続ける。
【0044】他方、大入賞口作動タイマがタイムアップ
し(S412がYes)、或いは、入賞数が10以上と
なると(S413がNo)、ステップ416へ移行して
大入賞口開放ソレノイド72を操作して大入賞口24を
一旦閉じる。そして、検出フラグが“1”か、即ち、大
入賞口24の開放中に特定領域25の通過を検出できた
かを判断する(S418)。ここで、遊技球の特定領域
25の通過を検出できた場合には(S418がYe
s)、引き続き、大入賞口24の開放回数を表す変数p
が16未満か、即ち、大入賞口24を16回開放したか
を判断する(S420)。ここでは、大入賞口24を1
回開放したところなので、該ステップ420がYesと
なり、ステップ422へ移行して該変数pに1を加えて
処理を終了する。これにより、次に大入賞口処理が実行
された際に、再び大入賞口24が開放される。他方、大
入賞口24の開放中に特定領域25の通過が検出できな
かった場合(S418がNo)、或いは、上述した処理
を繰り返し大入賞口24を16回開放した場合(S42
0がNo)には、ステップ424へ移行し、当たりフラ
グを“0”とし、以降の大入賞口24の開放を禁止した
後、当該大入賞口処理を終了する。
【0045】以上説明したように、本発明の第1実施例
においては、1つの特別図柄表示装置34において、第
1表示領域34Aと第2表示領域34Bとを表示し、第
2表示領域34Bの変動内容を第1表示領域34Aに移
行して停止動作を行うため、単位時間当たりの図柄の変
動可能回数を従来と比べてほぼ倍にすることができる。
【0046】次に、本発明の第2実施例に係るパチンコ
機について説明する。なお、この第2実施例のパチンコ
機の機械的構成及び制御回路については図1及び図2を
参照して上述した第1実施例と同様であるため、説明を
省略する。
【0047】この第2実施例における動作の説明に先立
ち、第2実施例のパチンコ機の特別図柄表示装置34に
おける表示領域について図22、図23を参照して説明
する。上述した第1実施例においては、図14、図15
を参照して上述したように、第1表示領域34Aが変動
中は、始動記憶に基づき第2表示領域34Bの変動を開
始し、第1表示領域34Aの停止後に、該第2表示領域
34Bでの図柄変動を第1表示領域34A側へ引き継い
だ。これに対して、第2実施例では、特別図柄表示装置
34に設けられた2つの表示領域である第1表示領域3
4Aと第2表示領域34Bとのそれぞれにおいて、変動
開始から停止までの全変動態様を表示する。そして、停
止作動を開始する際に、当該第1表示領域34A又は第
2表示領域34Bを拡大して表示する。
【0048】即ち、第1種始動口21への入賞により、
図22(A)に示すように特別図柄表示装置34の第1
表示領域34Aにて図柄の変動を開始する。そして、こ
の第1表示領域34Aの変動中に、更に、第1種始動口
21への入賞があると、当該入賞記憶に基づき、図22
(B)に示すように、第2表示領域34Bの図柄の変動
を開始する。そして、第1表示領域34Aで停止図柄を
表示した際に、始動記憶があると、第1表示領域34A
の変動を再開するが、第2表示領域34Bの図柄停止の
タイミングになると、図22(C)に示すように第2表
示領域34Bを下側に移動すると共に、拡大して表示し
た後(この際に、第1表示領域34Aは上側に移動する
と共に、縮小して表示する)、図柄の変動を停止する。
【0049】次に、上述した第2実施例のパチンコ機に
よる遊技を遂行するための遊技制御装置50の動作につ
いて図16〜図21のフローチャートを参照して説明す
る。なお、この第2実施例のメインルーチンは、図3を
参照して上述した第1実施例と同様であるため当該図3
を参照して説明を行う。また、図3に示す始動口入賞処
理(S110:図4)及び大入賞口処理(S114:図
9)は、第1実施例とほぼ同様であるため、当該図を参
照すると共に詳細な説明を省略する。
【0050】当該第2実施例の説明においては、第1種
始動口21への入賞があり、図4に示す始動口入賞サブ
ルーチンのステップ126にて、変数Uが1にされたも
のとして以降の説明を行う。図柄変動処理の前半部分を
示す図16及び後半部分を示す図17にて表しているサ
ブルーチンでは、先ず、第1表示領域34Aが図柄変動
中かを判断するが(図16に示すS502)、該判断が
Noとなり、変数Uが0を超えるかを判断する(S50
4)。ここでは、変数Uが1であるので(S504がY
es)、後述する第1表示待ちタイマがタイムアップし
ているかを判断するが(S506)、該判断がYesと
なって、変数Uから1を減じ(S509)、図22
(A)に示すように第1表示領域34Aの変動を開始し
(S509)、第1表示領域34Aにおける停止図柄の
選択のタイミングを設定する第1図柄選択タイマをセッ
トする(S510)。そして、第2表示領域34Bを変
動中かを判断するが(図17に示すS532)、ここで
は、第2表示領域34Bを変動中でないため(S532
がNo)、変数Uが0を超えるかを判断する(S53
4)。ここでは、変数Uが0であるので(S534がN
o)、当該図柄変動処理のサブルーチンを終了する。
【0051】次のマシンサイクルにおいて、CPU回路
57は、第1表示領域34Aを変動中かを判断するが
(S502)、ここでは、図柄の変動中であるため(S
502がYes)、上記ステップ510にて設定した第
1図柄選択タイマによる設定時間かを判断する(S51
1)。ここでは、第1図柄選択タイマによる設定時間以
外は、該ステップ511がNoとなり、第1リーチ変数
rが設定されているかを判断する(S512)。ここ
で、第1リーチ変数rが設定されるまでは、該ステップ
512がNoとなり、図17に示すステップ532、5
34の判断を経て、当該図柄変動処理のサブルーチンを
終了する。
【0052】ここで、第1図柄の選択タイミングとなる
と(S511がYes)、処理はD部へ移行する。この
D部における処理について、図18を参照して説明す
る。CPU回路57は、先ず図4に示す大当たりを発生
させるためのステップ136にて設定した乱数値が、当
たり乱数値“7”であるかを判断する(S552)。こ
こで、乱数値が“7”の場合には(S552がYe
s)、当たり図柄を選出する(S554)。この当たり
図柄の選出は、第1実施例と同様に図10(B)に示す
0から14までの15コマ数の乱数内のいずれかの値を
抽出することにより行う。その後当たりフラグを設定し
(S556)、ステップ568の処理へ移行する。
【0053】他方、上述したステップ130にて設定し
た乱数値が“7”以外の場合には、ステップ552の判
断がNoとなり、ステップ558へ進む。該ステップ5
58では、第1表示領域34Aの表示部35Cの停止図
柄を選出する。この選出は、第1実施例と同様に図10
(C)に示す、0から14までの15コマ数の乱数内の
いずれかの値を抽出することにより行う。そして、同様
にして表示部35Bの停止図柄用の乱数を選出し(S5
60)、また、表示部35Aの停止図柄用の乱数を選出
する(S562)。その後、ステップ558、560、
562にて選出した図柄が当たり図柄ではないかを判断
する(S564)。停止図柄が当たり図柄のときは(S
564がYes)、ステップ558へ戻り図柄を選択し
直す。他方、当たり図柄ではない場合には(S564が
No)、表示部35Aと表示部35Bとの図柄が等しく
リーチ態様の停止図柄となるかを判断する(S56
6)。ここで、表示部35Aと表示部35Bとの図柄が
異なる場合には(S566がNo)、ステップ576へ
移行して通常のハズレ態様で停止動作を行うため第1リ
ーチ変数rに“0”を設定する。
【0054】他方、表示部35Aと表示部35Bとの図
柄が等しい場合(S566がYes)、或いは、上述し
たように当たりが発生してステップ556にて当たりフ
ラグが設定された場合には、リーチ停止時の態様を異な
らしめるためのリーチ変数rとして“1”又は“2”の
いずれかを選出し(S568)、この第1リーチ変数r
値を設定する(S570)。その後、第1表示領域34
Aの変動を停止させるための第1図柄停止タイマを設定
して(S574)、当該D部での処理を終了する。
【0055】ここで、上述したステップ576、568
にて第1リーチ変数rが設定されると、図16に示す第
1リーチ変数rが設定されたかのステップ512の判断
がYesとなり、第2表示領域34Bを拡大表示してい
るかを判断するが(S513)、ここでは、第1表示領
域34Aを拡大表示しているため、該ステップ513が
Noとなり、E部の処理へ進む。
【0056】このE部の処理について図19を参照して
説明する。まず、CPU回路57は、第1領域拡大フラ
グを設定中かを判断するが(S602)、ここでは、第
1領域拡大フラグが設定されていないため(S602が
No)、上述したステップ574にて設定した第1図柄
停止タイマがタイムアップしたかを判断する(S60
8)。ここで、該第1図柄停止タイマがタイムアップす
るまでは(S608がNo)、当該E部での処理を終了
し、第1表示領域34Aでの図柄の変動を継続する。
【0057】他方、第1図柄停止タイマがタイムアップ
すると(S608がYes)、まず、リーチ変数rが
“0”かを判断する(S610)。ここで、当たりが発
生せず、且つ、表示部35Aと表示部35Bとの図柄が
異なるため第1リーチ変数rに“0”が設定されている
場合には(S610がYes)、第1実施例と同様に通
常のハズレ態様での図柄停止作動を行う(S614)。
【0058】他方、当たりが発生、或いは、表示部35
Aと表示部35Bとの図柄が等しいためリーチ態様での
図柄の停止を行うよう第1リーチ変数rに“1”が設定
されている場合には、ステップ612の判断がYesと
なりステップ616へ移行し、第1実施例と同様に通常
リーチ態様で図柄変動を停止する。また、別のリーチ態
様で図柄停止を行うよう第1リーチ変数rに“2”が設
定されている場合には、ステップ612の判断がNoと
なりステップ618へ移行し、一旦停止リーチ態様で図
柄変動を停止する。その後、第1表示領域34Aの停止
図柄の表示時間を設定する第1表示待ちタイマをセット
して(S620)、当該E部での処理を終了する。
【0059】ここで、第1表示領域34Aの変動中に、
第1種始動口21への入賞があり、図4に示す始動口入
賞サブルーチンのステップ126にて、変数Uが1にさ
れた際の処理について説明する。図柄変動処理のサブル
ーチンでは、先ず、第1表示領域34Aが図柄変動中か
を判断するが(図16に示すS502)、該判断がYe
sとなり、第1図柄選択のタイミングかを判断する(S
511)。ここでは、当該ステップ511がNoとな
り、また、第1リーチ変数r設定済みかのステップ51
2の判断がYesとなり、E部を経て、図17に示すス
テップ532にて、第2表示領域34Bを変動中かを判
断する。ここでは、第2表示領域34Bの図柄変動を行
っていないため、ステップ532の判断がNoとなり、
変数Uが0を超えるかを判断する(S534)。ここ
で、変数Uが1であるので(S534がYes)、第2
表示待ちタイマがタイムアップしているかを判断するが
(S536)、該判断がYesとなって、変数Uから1
を減じ(S538)、図22(B)に示すように第2表
示領域34Bの変動を開始し(S539)、第2表示領
域34Bにおける停止図柄の選択のタイミングを設定す
る第2図柄選択タイマをセットする(S540)。これ
により、当該図柄変動処理のサブルーチンを終了する。
【0060】次のマシンサイクルにおいて、CPU回路
57は、ステップ502からステップ517までの処理
を経て、第2表示領域34Bを変動中かを判断するが
(S532)、ここでは、図柄の変動中であるため(S
532がYes)、上記ステップ540にて設定した第
2図柄選択タイマによる設定時間かを判断する(S54
1)。ここで、第2図柄選択タイマによる設定時間以外
は、該ステップ541がNoとなり、第2リーチ変数s
が設定されているかを判断する(S542)。第2リー
チ変数sが設定されるまでは、該ステップ542がNo
となり、E部を経て当該ステップ変動処理のサブルーチ
ンを終了する。
【0061】ここで、第2図柄の選択タイミングとなる
と(S541がYes)、処理はF部へ移行する。この
F部における処理について、図20を参照して説明す
る。なお、図18を参照して上述たD部と同一の処理に
ついては、詳細な説明を省く。CPU回路57は、大当
たりを発生させるためのステップ130にて設定した乱
数値が、当たり乱数値“7”であるかを判断する(S6
52)。ここで、乱数値が“7”の場合には(S652
がYes)、当たり図柄を選出し(S654)、当たり
フラグを設定して(S656)、ステップ668の処理
へ移行する。
【0062】他方、設定されている乱数値が“7”以外
の場合には、ステップ652の判断がNoとなり、第2
表示領域34Bの表示部36C、表示部36B、表示部
36Aの停止図柄を選出する(S658、S660、S
662)。その後、選出した図柄が当たり図柄ではない
かを判断する(S664)。停止図柄が当たり図柄のと
きは(S664がYes)、ステップ658へ戻り停止
図柄の選択をやり直す。他方、当たり図柄ではない場合
には(S664がNo)、表示部36Aと表示部36B
との図柄が等しくリーチ態様の停止図柄となるかを判断
する(S666)。ここで、表示部36Aと表示部36
Bとの図柄が異なる場合には(S666がNo)、ステ
ップ676へ移行して通常ハズレ態様てに停止作動を行
わしめるために第2リーチ変数sに“0”を設定する。
【0063】他方、表示部36Aと表示部36Bとの図
柄が等しい場合(S666がYes)、或いは、上述し
たように当たりが発生してステップ656にて当たりフ
ラグが設定された場合には、リーチ停止時の態様を異な
らしめるための第2リーチ変数sとして“1”又は
“2”のいずれかを選出し(S668)、この第2リー
チ変数s値を設定する(S670)。その後、第2表示
領域34Bの変動を停止させるための第2図柄停止タイ
マを設定して(S674)、当該F部での処理を終了す
る。
【0064】つぎのマシンサイクルにおいては、図17
に示す第2リーチ変数sが設定されたかのステップ54
2の判断がYesとなり、第1表示領域34Aを拡大表
示しているかのステップ543の判断がYesとなり、
第1表示領域34Aの図柄変動が停止してから0.86
8秒間、停止図柄を表示したかを判断する(S54
4)。即ち、0.868の停止図柄の表示が成されるま
では、第1表示領域継続時間タイマがタイムアップした
かのステップ544の判断がNoとなり、該図柄変動処
理のサブルーチンを終了する。
【0065】ここで、第1表示領域34Aの変動が停止
し、且つ、第1表示領域34Aの停止図柄を表示するた
めの上記0.868秒が経過すると、第1表示領域継続
時間タイマがタイムアップする(S544がYes)。
CPU回路57は、第2表示領域34Bでの図柄変動時
間t4が、5.180秒以上かを判断する(S54
5)。ここで、第2表示領域34Bを5.180秒以上
変動している場合には(S545がNo)、拡大図柄を
変動表示する時間t2(即ち、第2図柄停止タイマの設
定時間)として0.980秒を設定する。他方、第2表
示領域34Bの変動時間が5.180秒未満の場合には
(S545がYes)、拡大図柄を変動表示する時間t
2(第2図柄停止タイマの設定時間)として0.980
秒に、5.80秒に満たない時間αを加えた時間(0.
980+α)を設定する(S546)。その後、第2領
域拡大フラグを設定し(S548)、処理はG部に移行
する。
【0066】このG部での処理を図21を参照して説明
する。まず、CPU回路57は、第2領域拡大フラグが
設定しあるかを判断するが(S702)、ここでは、上
記ステップ518にて第2領域拡大フラグを設定してい
るので(S702がYes)、まず、第2領域拡大フラ
グをリセットし(704)、そして、第2表示領域34
Bを拡大表示する(S706)。ここでは、図22
(C)に示すように、特別図柄表示装置34において、
第2表示領域34Bを下側に下げるとともに拡大表示
し、この際に第1表示領域34Aを上側に上げると共に
縮小表示する。
【0067】その後、上述したステップ546、又は、
527にて設定した第2図柄停止タイマ(t2)がタイ
ムアップしたかを判断する(S708)。ここで、該第
1図柄停止タイマがタイムアップするまでは(S708
がNo)、当該E部での処理を終了し、上述したように
拡大した第2表示領域34Bにて図柄の変動を続ける。
【0068】他方、第2図柄停止タイマがタイムアップ
すると(S708がYes)、図19のG部の説明にて
説明したステップ610、612、614、616、6
18と同様にして、第2リーチ変数sの値に応じステッ
プ710、712、714、716、718にて図柄の
停止作動を行う(図23(A)参照)。その後、第2表
示領域34Bの停止図柄の表示時間を設定する第2表示
待ちタイマをセットして(S720)、当該E部での処
理を終了する。
【0069】引き続き、図22(C)に示すように第2
表示領域34Bを拡大表示して図柄を変動としてると
き、或いは、図23(A)に示すように第2表示領域3
4Bの停止図柄を表示しているが、第2表示待ちタイマ
に設定された表示時間中に第1種始動口21への入賞が
あり、図4に示す始動口入賞サブルーチンのステップ1
26にて、変数Uが1にされた際の処理について説明す
る。図柄変動処理のサブルーチンでは、先ず、第1表示
領域34Aが図柄変動中かを判断するが(図16に示す
S502)、該判断がNoとなり、変数Uが0を超える
かを判断する(S504)。ここでは、変数Uが1であ
るので(S504がYes)、第1表示待ちタイマがタ
イムアップしているかを判断するが(S506)、該判
断がYesとなって、変数Uから1を減じ(S50
9)、図23(B)に示すように第1表示領域34Aの
変動を開始し(S509)、第1図柄選択タイマをセッ
トする(S510)。そして、ステップ532以降の判
断を経て、当該図柄変動処理のサブルーチンを終了す
る。
【0070】次のマシンサイクルにおいて、CPU回路
57は、第1表示領域34Aを変動中かを判断するが
(S502)、ここでは、図柄の変動中であるため(S
502がYes)、第1図柄選択タイマによる設定時間
かを判断する(S511)。ここで、第1図柄選択タイ
ミングになると(S511がYes)、D部に移行し、
上述したようにして第1リーチ変数rを設定する。この
第1リーチ変数rの設定により、第1リーチ変数r設定
済みかのステップ512の判断がYesとなり、第2表
示領域34Bを拡大表示中かを判断する。ここでは、第
2表示領域34Bを拡大表示中であるため(S513が
Yes)、第2表示領域34Bの停止後に停止図柄を継
続表示する表示時間がタイムアップしたかを判断する
(S514)。ここで、該第2表示領域継続表示時間が
タイムアップするまでは(S514がNo)、E部を介
して図柄変動処理を終了して、第1表示領域34Aでの
図柄の変動を継続する。
【0071】ここで、第2表示領域34Bの変動が停止
した後、第2表示領域34Bの停止図柄を表示するため
の上記0.868秒間の第1表示領域継続時間タイマが
タイムアップすると(S514がYes)、第1表示領
域34Aでの図柄変動時間t3が、5.180秒以上か
を判断する(S515)。ここで、第1表示領域34A
を5.180秒以上変動している場合には(S515が
No)、拡大図柄を変動表示する時間t1(即ち、第1
図柄停止タイマの設定時間)として0.980秒を設定
する。他方、第1表示領域34Aの変動時間が5.18
0秒未満の場合には(S515がYes)、拡大図柄を
変動表示する時間t1(第1図柄停止タイマの設定時
間)として0.980秒に、5.80秒に満たない時間
αを加えた時間(0.980+α)を設定する(S51
6)。その後、第1領域拡大フラグを設定し(S51
8)、E部に移行する。
【0072】このE部での処理を図19を再び参照して
説明する。まず、CPU回路57は、第1領域拡大フラ
グが設定してあるかを判断するが(S602)、ここで
は、第1領域拡大フラグを設定しているので(S602
がYes)、まず、第1領域拡大フラグをリセットし
(S604)、そして、第1表示領域34Aを拡大表示
する(S606)。ここでは、図23(C)に示すよう
に、特別図柄表示装置34において、第1表示領域34
Aを下側に下げるとともに拡大表示し、この際に第2表
示領域34Bを上側に上げると共に縮小表示する。
【0073】その後、上述したステップ516、又は、
517にて設定した第1表示領域34A(t1)がタイ
ムアップしたかを判断する(S608)。ここで、該第
1図柄停止タイマがタイムアップするまでは(S608
がNo)、当該E部での処理を終了し、上述したように
拡大表示した第1表示領域34Aにて図柄の変動を続け
る。
【0074】他方、第1図柄停止タイマがタイムアップ
すると(S608がYes)、上述したように第1リー
チ変数rに応じステップ610、612、614、61
6、618にて図柄の停止作動を行う。その後、第1表
示領域34Aの停止図柄の表示時間を設定する第1表示
待ちタイマをセットして(S620)、当該E部での処
理を終了する。以降、大当たりの発生に応じて大入賞口
処理を行うが、この処理は図9を参照して上述した第1
実施例と同様であるので説明を省略する。
【0075】第1、第2実施例においては、1の特別図
柄表示装置34に2つの表示領域を設けることにより、
1回の図柄変動及び停止図柄の表示に従来要していたの
と同じ時間で、図柄変動及び停止図柄の表示を2回行う
ことができる。このため、単位時間当たりの図柄変動の
回数が多くなり、変動結果が短時間で得られるため、遊
技のスピード感が増し、漫然となりがちな遊技に対し意
欲が高められるとともに、大当たりに対する期待感が高
揚され、興趣を高めることができる。
【0076】また、上述した実施例では、表示部35
A、35B、35Cの図柄を15種類とすることによ
り、1/225の確率で当たりを発生させるとともに、
大当たりのラウンド数を16回に制限したが、上述した
ように当たりか否かを決定する図柄変動を従来の2倍近
い頻度で行うことができるので、例えば、表示部35
A、35B、35Cの図柄を21種類とすることによ
り、1/441の確率で当たりを発生させ、大当たりの
ラウンド数を従来の2倍の32回程度に設定することも
可能である。
【0077】以上説明した実施例では、第1種パチンコ
機に本発明の態様を適用する例を挙げたが、本発明は第
3種パチンコ機にも好適に適用することができる。ま
た、上述した例では、本発明の図柄表示を特別図柄表示
装置に用いた実施例を挙げたが、これを普通図柄の表示
用に用いることも可能である。
【0078】また、第1実施例では、第2表示領域34
Bの表示が不要なときには、特別図柄表示装置34中で
の表示を行わなかったが、この表示を常時行うようにす
ることもでき、また、第2表示領域34Bから第1表示
領域34Aへ図柄の引き継ぎ中に行われる「引き継ぎ
中」の表示を行わないようにもできる。更に、第2実施
例において、第1表示領域34Aと第2表示領域34B
とを常時表示したが、不要な際には、このいずれか、或
いは、両方を表示しないようにもできる。
【0079】更に、上述した第1、第2実施例では、特
別図柄表示装置34に第1表示領域34Aと第2表示領
域34Bとの2つの表示領域を表示したが、3つ以上の
表示領域を設けることも可能である。
【0080】
【効果】以上説明したように本発明によれば、1つの図
柄表示装置において、複数の表示領域にて図柄の変動を
行うため、単位時間当たりの図柄の変動可能回数、即
ち、当たりか否かの表示される回数が多くなり、遊技が
スピーディとなって興趣が高まる。また、始動記憶に基
づく図柄の変動処理が迅速に行い得るため、所定回数を
超える始動口への入賞、或いは、始動ゲートの遊技球の
通過の蓋然性が下がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るパチンコ機の遊技領
域の正面図である。
【図2】図1のパチンコ機の制御装置のブロック図であ
る。
【図3】第1実施例に係るパチンコ機を制御するための
メインルーチンのフローチャートである。
【図4】図3に示す始動口入賞処理のサブルーチンのフ
ローチャートである。
【図5】図3に示す図柄変動処理のサブルーチンのフロ
ーチャートである。
【図6】図5に示すA部のフローチャートである。
【図7】図6に示すB部のフローチャートである。
【図8】図6に示すC部のフローチャートである。
【図9】図3に示す大入賞口処理のサブルーチンのフロ
ーチャートである。
【図10】乱数値の設定を示す説明図である。
【図11】通常ハズレ動作を示すタイミングチャートで
ある。
【図12】リーチ動作を示すタイミングチャートであ
る。
【図13】第2表示領域から第1表示領域への図柄変動
の引き継ぎを示すタイミングチャートである。
【図14】第1実施例における特別図柄表示装置による
表示画面を示す説明図である。
【図15】第1実施例における特別図柄表示装置による
表示画面を示す説明図である。
【図16】第2実施例のパチンコ機における図柄変動処
理のサブルーチンの前半部分を示すフローチャートであ
る。
【図17】第2実施例のパチンコ機における図柄変動処
理のサブルーチンの後半部分を示すフローチャートであ
る。
【図18】図16に示すD部のフローチャートである。
【図19】図16に示すE部のフローチャートである。
【図20】図17に示すF部のフローチャートである。
【図21】図17に示すG部のフローチャートである。
【図22】第2実施例における特別図柄表示装置による
表示画面を示す説明図である。
【図23】第2実施例における特別図柄表示装置による
表示画面を示す説明図である。
【符号の説明】
21 第1種始動口 24 大入賞口 30 可変表示装置 34 図柄表示装置 34A 第1表示領域 34B 第2表示領域 50 遊技制御装置 55 ROM 57 CPU回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 盤面上に配置された始動領域と、 該始動領域を遊技球が通過したことを検出する始動領域
    通過検出手段と、 該始動領域通過検出手段からの検出信号を所定個数を上
    限として記憶する始動記憶手段と、 複数の表示領域において、予め定められた種々の図柄を
    独立して変動表示する図柄表示装置と、 当たり・ハズレを判定する判定手段と、 前記始動領域通過検出手段からの検出信号、或いは、前
    記始動記憶手段のそれぞれの始動記憶に基づいて、前記
    図柄表示装置に複数の表示領域の変動を順次開始させる
    とともに、前記判定手段の判定結果に基づいて停止図柄
    を決定する図柄制御手段とを備えたことを特徴とするパ
    チンコ機。
  2. 【請求項2】 前記複数の表示領域が、1つの主表示領
    域と、当該主表示領域の変動中に始動記憶に基づいて変
    動を開始する1以上の副表示領域から成り、該副表示領
    域の図柄変動を、該主表示領域に引き継いで表示した後
    に、当該主表示領域にて停止図柄を表示することを特徴
    とする請求項1のパチンコ機。
  3. 【請求項3】 前記複数の表示領域のそれぞれにおい
    て、図柄の変動開始した後、当該表示領域を拡大して図
    柄の停止動作に移行するまでの全変動態様を表示するこ
    とを特徴とする請求項1のパチンコ機。
JP7200396A 1995-07-13 1995-07-13 パチンコ機 Pending JPH0924141A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7200396A JPH0924141A (ja) 1995-07-13 1995-07-13 パチンコ機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7200396A JPH0924141A (ja) 1995-07-13 1995-07-13 パチンコ機

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001122506A Division JP3983009B2 (ja) 2001-04-20 2001-04-20 パチンコ機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0924141A true JPH0924141A (ja) 1997-01-28

Family

ID=16423632

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7200396A Pending JPH0924141A (ja) 1995-07-13 1995-07-13 パチンコ機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0924141A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000279592A (ja) * 1999-03-31 2000-10-10 Toyomaru Industry Co Ltd 遊技機
JP2005205149A (ja) * 2003-12-24 2005-08-04 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2010131439A (ja) * 2003-12-24 2010-06-17 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2013048836A (ja) * 2011-08-31 2013-03-14 Newgin Co Ltd 遊技機

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000279592A (ja) * 1999-03-31 2000-10-10 Toyomaru Industry Co Ltd 遊技機
JP4660868B2 (ja) * 1999-03-31 2011-03-30 豊丸産業株式会社 遊技機
JP2005205149A (ja) * 2003-12-24 2005-08-04 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2010131439A (ja) * 2003-12-24 2010-06-17 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2010240472A (ja) * 2003-12-24 2010-10-28 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2011025085A (ja) * 2003-12-24 2011-02-10 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2011025084A (ja) * 2003-12-24 2011-02-10 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2013048836A (ja) * 2011-08-31 2013-03-14 Newgin Co Ltd 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5448160B2 (ja) スロットマシン
JPH08336642A (ja) 遊技機
JP4276371B2 (ja) スロットマシン
JP2007050050A (ja) 遊技機
JP2002346084A (ja) 遊技機
JPH06335559A (ja) 遊技機
JP3278474B2 (ja) 遊技機
JP2002052130A (ja) スロットマシン
JP2003190511A (ja) パチンコ機
JPH0924141A (ja) パチンコ機
JP2773023B2 (ja) スロットマシン
JP4582526B2 (ja) スロットマシン
JP2007089827A (ja) パチンコ遊技機
JP3983009B2 (ja) パチンコ機
JPH09201462A (ja) 弾球遊技機
JP2002191785A (ja) 遊技機
JP4690011B2 (ja) 遊技機
JP2003144681A (ja) 遊技機
JP4897403B2 (ja) 遊技機
JP2008200415A (ja) 遊技機
JP2002165969A (ja) パチンコ機
JP2006192289A (ja) スロットマシン
JP2916248B2 (ja) 遊技機
JP4450411B2 (ja) パチンコ遊技機
JP3653086B2 (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20050908