JPH09241207A - ヒドロキシル化ベンゾフェノンの製法 - Google Patents
ヒドロキシル化ベンゾフェノンの製法Info
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- JPH09241207A JPH09241207A JP9042769A JP4276997A JPH09241207A JP H09241207 A JPH09241207 A JP H09241207A JP 9042769 A JP9042769 A JP 9042769A JP 4276997 A JP4276997 A JP 4276997A JP H09241207 A JPH09241207 A JP H09241207A
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C45/00—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds
- C07C45/61—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reactions not involving the formation of >C = O groups
- C07C45/67—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reactions not involving the formation of >C = O groups by isomerisation; by change of size of the carbon skeleton
- C07C45/673—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reactions not involving the formation of >C = O groups by isomerisation; by change of size of the carbon skeleton by change of size of the carbon skeleton
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ヒドロキシル化ベンゾフェノンの製法
【解決手段】 完全に又は部分的にメチル化されたヒド
ロキシベンゾフェノンを、AlCl3と反応させ、引き
続き、水で加水分解する場合に、AlCl3との反応
を、尿素又はカルボン酸アミドの群からの1種又は数種
の化合物の存在下に実施する。
ロキシベンゾフェノンを、AlCl3と反応させ、引き
続き、水で加水分解する場合に、AlCl3との反応
を、尿素又はカルボン酸アミドの群からの1種又は数種
の化合物の存在下に実施する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明の目的は、該メチルエ
ーテルを、AlCl3と反応させ、引き続き、水で加水
分解することによる、完全に又は部分的にメチル化され
たヒドロキシベンゾフェノンからのヒドロキシル化ベン
ゾフェノンの製法である。
ーテルを、AlCl3と反応させ、引き続き、水で加水
分解することによる、完全に又は部分的にメチル化され
たヒドロキシベンゾフェノンからのヒドロキシル化ベン
ゾフェノンの製法である。
【0002】
【従来の技術】メチル化ヒドロキシベンゾフェノンのメ
チル基の離脱は、従来公知の反応である。このエーテル
脱離は、種々異なる酸、例えば、ルイス酸AlCl3に
より触媒することができる。例えば、US269472
9に、2,2′,4,4′−テトラメトキシベンゾフェ
ノンを、AlCl3及び塩素化炭化水素の存在下に、
2,2′,4,4′−テトラヒドロキシベンゾフェノン
にする反応が記載されている。特開昭(JP−A)58
−216139号公報に、AlCl3及びo−ジクロル
ベンゼンの存在下での同様の反応が記載されている。更
に、DE−Cl4134773に、AlCl3及び芳香
族炭化水素、殊にキシレンの存在下でのこの反応が記載
されている。
チル基の離脱は、従来公知の反応である。このエーテル
脱離は、種々異なる酸、例えば、ルイス酸AlCl3に
より触媒することができる。例えば、US269472
9に、2,2′,4,4′−テトラメトキシベンゾフェ
ノンを、AlCl3及び塩素化炭化水素の存在下に、
2,2′,4,4′−テトラヒドロキシベンゾフェノン
にする反応が記載されている。特開昭(JP−A)58
−216139号公報に、AlCl3及びo−ジクロル
ベンゼンの存在下での同様の反応が記載されている。更
に、DE−Cl4134773に、AlCl3及び芳香
族炭化水素、殊にキシレンの存在下でのこの反応が記載
されている。
【0003】しかし、公知の脱メチル法の収率は、改善
の余地を残している。不充分な収率の原因は、大抵、A
lCl3と出発化合物との凝集及びその凝集による反応
バッチの撹拌効率の低下である。
の余地を残している。不充分な収率の原因は、大抵、A
lCl3と出発化合物との凝集及びその凝集による反応
バッチの撹拌効率の低下である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、そのような凝集を回避し、ヒドロキシベンゾフェノ
ンを良好な収率でもたらす、メチル化ヒドロキシベンゾ
フェノンを脱メチル化するための方法を発見することで
あった。
は、そのような凝集を回避し、ヒドロキシベンゾフェノ
ンを良好な収率でもたらす、メチル化ヒドロキシベンゾ
フェノンを脱メチル化するための方法を発見することで
あった。
【0005】
【課題を解決するための手段】相応して、該メチルエー
テルを、AlCl3と反応させ、引き続き、水で加水分
解することによる、完全に又は部分的にメチル化された
ヒドロキシベンゾフェノンからのヒドロキシル化ベンゾ
フェノンの製法を発見し、これは、AlCl3を用いる
この反応を、尿素又はカルボン酸アミドの群からの1種
又は数種の化合物の存在下に実施することを特徴とす
る。
テルを、AlCl3と反応させ、引き続き、水で加水分
解することによる、完全に又は部分的にメチル化された
ヒドロキシベンゾフェノンからのヒドロキシル化ベンゾ
フェノンの製法を発見し、これは、AlCl3を用いる
この反応を、尿素又はカルボン酸アミドの群からの1種
又は数種の化合物の存在下に実施することを特徴とす
る。
【0006】尿素又はカルボン酸アミドの群からなる化
合物は、広く変動可能である。一般に、可能な限り、良
好に入手可能であり、かつ安価である尿素誘導体又はカ
ルボン酸アミドが使用されるであろう。従って、例え
ば、一般式I:
合物は、広く変動可能である。一般に、可能な限り、良
好に入手可能であり、かつ安価である尿素誘導体又はカ
ルボン酸アミドが使用されるであろう。従って、例え
ば、一般式I:
【0007】
【化1】
【0008】[式中、可変記号は、次の意味を有する:
R1は、水素、C1〜C4−アルキル、アミノ、ジ−C1〜
C4−アルキルアミノ、C1〜C4−モノアルキルアミ
ノ、フェニルアミノ、ジフェニルアミノ、ピペリジニル
又はピロリジニル、かつR2、R3は、水素、C1〜C4−
アルキル、フェニル又はC5−又はC6−シクロアルキル
又はそれらに結合している窒素原子と一緒になって、ピ
ペリジニル基又はピロリジニル基]の化合物が、これに
該当する。
R1は、水素、C1〜C4−アルキル、アミノ、ジ−C1〜
C4−アルキルアミノ、C1〜C4−モノアルキルアミ
ノ、フェニルアミノ、ジフェニルアミノ、ピペリジニル
又はピロリジニル、かつR2、R3は、水素、C1〜C4−
アルキル、フェニル又はC5−又はC6−シクロアルキル
又はそれらに結合している窒素原子と一緒になって、ピ
ペリジニル基又はピロリジニル基]の化合物が、これに
該当する。
【0009】一般式Iの化合物は、例えば、尿素化合
物、例えば、N,N′−ジメチル尿素、N−メチル尿
素、テトラメチル尿素、N,N′−ジメチルエチレン尿
素、N,N′−ジメチルプロピレン尿素、フェニル尿
素、N,N′−ジフェニル尿素及び経費的な理由で特に
有利である置換されていない尿素である。
物、例えば、N,N′−ジメチル尿素、N−メチル尿
素、テトラメチル尿素、N,N′−ジメチルエチレン尿
素、N,N′−ジメチルプロピレン尿素、フェニル尿
素、N,N′−ジフェニル尿素及び経費的な理由で特に
有利である置換されていない尿素である。
【0010】一般式Iのカルボン酸アミドとしては、例
えば、ホルムアミド、ジメチルホルムアミド、アセトア
ミド、ジメチルアセトアミド、プロピオンアミド、カプ
ロラクタム及びN−メチルピロリドンが、これに該当
し、その内、ジメチルホルムアミドが、特に有利であ
る。
えば、ホルムアミド、ジメチルホルムアミド、アセトア
ミド、ジメチルアセトアミド、プロピオンアミド、カプ
ロラクタム及びN−メチルピロリドンが、これに該当
し、その内、ジメチルホルムアミドが、特に有利であ
る。
【0011】本発明の方法により、種々の、1つ又はい
くつかメトキシル化されたベンゾフェノンを変換するこ
とができる。その際、2−位及び2′−位のエーテル離
脱が、特に容易に達成され、このことは、雑多にヒドロ
キシル化された/メトキシル化されたベンゾフェノンへ
の部分的加水分解を可能にする。この部分的加水分解の
ために、反応条件を、殊に反応時間及び温度を、有利
に、状況に応じて公知の方法で測定する。
くつかメトキシル化されたベンゾフェノンを変換するこ
とができる。その際、2−位及び2′−位のエーテル離
脱が、特に容易に達成され、このことは、雑多にヒドロ
キシル化された/メトキシル化されたベンゾフェノンへ
の部分的加水分解を可能にする。この部分的加水分解の
ために、反応条件を、殊に反応時間及び温度を、有利
に、状況に応じて公知の方法で測定する。
【0012】本発明の方法は、多様に、例えば、UV−
吸収剤として使用可能な生成物である2,2′,4,
4′−テトラヒドロキシベンゾフェノンへの有利な入口
を提供する。その際、2,2′,4,4′−テトラメト
キシベンゾフェノンから出発するのが有利である。この
前駆生成物は、50%までの2−ヒドロキシ−2′,
4,4′−トリメトキシベンゾフェノンを含有しても良
い。テトラヒドロキシベンゾフェノンは、2,2′−ジ
ヒドロキシ−4,4′−ジメトキシベンゾフェノンから
も得ることができる。
吸収剤として使用可能な生成物である2,2′,4,
4′−テトラヒドロキシベンゾフェノンへの有利な入口
を提供する。その際、2,2′,4,4′−テトラメト
キシベンゾフェノンから出発するのが有利である。この
前駆生成物は、50%までの2−ヒドロキシ−2′,
4,4′−トリメトキシベンゾフェノンを含有しても良
い。テトラヒドロキシベンゾフェノンは、2,2′−ジ
ヒドロキシ−4,4′−ジメトキシベンゾフェノンから
も得ることができる。
【0013】本発明の方法では、AlCl3と全部又は
部分的にメチル化されたヒドロキシベンゾフェノンとの
モル比は、変動可能である。しかし、AlCl3の著し
い過剰が、多くの場合、特に良好な収率をもたらすこと
を発見した。更に、この過剰は、有利に、反応を、実際
に、AlCl3−溶融物中で実施するように選択するこ
とができる。前記のモル比は、有利に、5〜30、特に
有利に、10〜20である。少数、例えば、1つ又は2
つのメトキシ置換基を有するベンゾフェノンの場合に
は、より低いモル比、例えば、1.5〜3も、充分であ
りうる。
部分的にメチル化されたヒドロキシベンゾフェノンとの
モル比は、変動可能である。しかし、AlCl3の著し
い過剰が、多くの場合、特に良好な収率をもたらすこと
を発見した。更に、この過剰は、有利に、反応を、実際
に、AlCl3−溶融物中で実施するように選択するこ
とができる。前記のモル比は、有利に、5〜30、特に
有利に、10〜20である。少数、例えば、1つ又は2
つのメトキシ置換基を有するベンゾフェノンの場合に
は、より低いモル比、例えば、1.5〜3も、充分であ
りうる。
【0014】本発明では、混合物に、尿素又はカルボン
酸アミドの群からの化合物を添加する。AlCl3とこ
れらの化合物とのモル比は、混合物が、反応温度で良好
に撹拌可能であり、かつ充分に均一に保持されるように
選択する。一般に、このことは、0.5〜20のモル
比、有利に、1〜10のモル比で達成される。
酸アミドの群からの化合物を添加する。AlCl3とこ
れらの化合物とのモル比は、混合物が、反応温度で良好
に撹拌可能であり、かつ充分に均一に保持されるように
選択する。一般に、このことは、0.5〜20のモル
比、有利に、1〜10のモル比で達成される。
【0015】有利な反応温度は、モル比AlCl3/尿
素化合物又はカルボン酸アミド化合物に、並びに所望の
生成物に依存している。部分的メチル化物のためには、
より低い温度で、完全なメチル化物のためには、多く
は、ややより高い温度で反応させる。この温度は、一般
に、室温(20℃)〜160℃、有利に30〜80℃、
特に有利に40〜60℃である。
素化合物又はカルボン酸アミド化合物に、並びに所望の
生成物に依存している。部分的メチル化物のためには、
より低い温度で、完全なメチル化物のためには、多く
は、ややより高い温度で反応させる。この温度は、一般
に、室温(20℃)〜160℃、有利に30〜80℃、
特に有利に40〜60℃である。
【0016】有利な反応実施は、100〜160℃、有
利に140〜160℃でのAlCl3と尿素化合物又は
カルボン酸アミド化合物との混合で開始する。次いで、
この混合物を、20〜50℃に冷却し、出発化合物を撹
拌導入し、次いで、40〜60℃で、反応を実施する。
利に140〜160℃でのAlCl3と尿素化合物又は
カルボン酸アミド化合物との混合で開始する。次いで、
この混合物を、20〜50℃に冷却し、出発化合物を撹
拌導入し、次いで、40〜60℃で、反応を実施する。
【0017】この反応のための圧力に、厳密なパラメー
ターはない。一般に、この反応を、常圧で行い、圧力の
上昇は、例えば、易揮発性カルボン酸アミドの使用の際
に、有利でありうる。
ターはない。一般に、この反応を、常圧で行い、圧力の
上昇は、例えば、易揮発性カルボン酸アミドの使用の際
に、有利でありうる。
【0018】AlCl3との反応の後に、反応混合物
に、公知の方法での加水分解のために、水を添加する。
例えば、熱縮合生成物を形成するために、加水分解混合
物に、活性炭を添加するのが、有利である。
に、公知の方法での加水分解のために、水を添加する。
例えば、熱縮合生成物を形成するために、加水分解混合
物に、活性炭を添加するのが、有利である。
【0019】混合物からのヒドロキシベンゾフェノンの
後処理を、公知の方法で、例えば、濾過、酸性化、沈殿
生成物の吸引濾過、洗浄及び乾燥により行う。
後処理を、公知の方法で、例えば、濾過、酸性化、沈殿
生成物の吸引濾過、洗浄及び乾燥により行う。
【0020】本発明の方法により、ヒドロキシベンゾフ
ェノンが、かなりの純度(多くは、99%を上回る)
で、かつ良好な収率(多くは、理論量の90%を上回
る)で、得られる。
ェノンが、かなりの純度(多くは、99%を上回る)
で、かつ良好な収率(多くは、理論量の90%を上回
る)で、得られる。
【0021】本発明により製造されたヒドロキシベンゾ
フェノンは、例えば、プラスチック及び塗料用のUV−
吸収剤として、又はそのようなUV−吸収剤用の前駆生
成物として、有利に使用される。その高い純度に基づ
き、これらは、特に化粧品、例えば、クリーム、オイ
ル、ローション、日焼け止め剤及びタブレット、香水、
アフターシェーブローション等中のUV−吸収剤として
好適である。
フェノンは、例えば、プラスチック及び塗料用のUV−
吸収剤として、又はそのようなUV−吸収剤用の前駆生
成物として、有利に使用される。その高い純度に基づ
き、これらは、特に化粧品、例えば、クリーム、オイ
ル、ローション、日焼け止め剤及びタブレット、香水、
アフターシェーブローション等中のUV−吸収剤として
好適である。
【0022】
例1(比較例): 特開昭(JP−A)58−216139号公報による
2,2′,4,4′−テトラヒドロキシベンゾフェノン
の製造 o−ジクロルベンゼン300ml、AlCl3117.
4g(0.88モル)及び2,2′,4,4′−テトラ
メトキシベンゾフェノン60.5g(0.20モル)か
らなる混合物を、115℃に加熱した。既に70℃か
ら、固体物質が、溶剤上に沈殿し、この混合物を、もは
や撹拌することができなかった。3.5時間後に、o−
ジクロルベンゼンを、デカンテーションにより除き、固
体残留物を、機械的に破砕し、かつ溶剤と一緒に、水1
l上に注ぐ。引き続き、25℃で3時間撹拌し、沈殿物
を吸引濾過し、水で洗浄し、かつ真空下に125℃で乾
燥させた。
2,2′,4,4′−テトラヒドロキシベンゾフェノン
の製造 o−ジクロルベンゼン300ml、AlCl3117.
4g(0.88モル)及び2,2′,4,4′−テトラ
メトキシベンゾフェノン60.5g(0.20モル)か
らなる混合物を、115℃に加熱した。既に70℃か
ら、固体物質が、溶剤上に沈殿し、この混合物を、もは
や撹拌することができなかった。3.5時間後に、o−
ジクロルベンゼンを、デカンテーションにより除き、固
体残留物を、機械的に破砕し、かつ溶剤と一緒に、水1
l上に注ぐ。引き続き、25℃で3時間撹拌し、沈殿物
を吸引濾過し、水で洗浄し、かつ真空下に125℃で乾
燥させた。
【0023】収量:粗製生成物44.5g 融点:193〜198℃。
【0024】水からの再結晶の後に、生成物37.2g
が得られた。
が得られた。
【0025】融点:195〜199℃ 純度(HPLC):97.2%。
【0026】例2: 2,2′,4,4′−テトラヒドロキシベンゾフェノン
の製造 ジメチルホルムアミド120g(1.64モル)中に、
AlCl3440g(3.30モル)を、温度が160
℃未満に保持されるように撹拌導入した。30℃に冷却
した後に、この良好に撹拌可能な混合物中に、2,
2′,4,4′−テトラメトキシベンゾフェノン60.
5g(0.20モル)を導入した。混合物を、約50〜
52℃で、4.5時間撹拌し、次いで、活性炭3gが添
加されている水1.8l中に入れた。加水分解物を、約
95℃で濾過し、次いで、濾液に、濃塩酸65gを添加
した。沈殿した沈殿物を、25℃で吸引濾過し、水で洗
浄し、かつ真空下に125℃で乾燥させた。
の製造 ジメチルホルムアミド120g(1.64モル)中に、
AlCl3440g(3.30モル)を、温度が160
℃未満に保持されるように撹拌導入した。30℃に冷却
した後に、この良好に撹拌可能な混合物中に、2,
2′,4,4′−テトラメトキシベンゾフェノン60.
5g(0.20モル)を導入した。混合物を、約50〜
52℃で、4.5時間撹拌し、次いで、活性炭3gが添
加されている水1.8l中に入れた。加水分解物を、約
95℃で濾過し、次いで、濾液に、濃塩酸65gを添加
した。沈殿した沈殿物を、25℃で吸引濾過し、水で洗
浄し、かつ真空下に125℃で乾燥させた。
【0027】収量:45.5g 融点:198〜200℃ 純度(HPLC):99.2%。
【0028】例3: 2,2′,4,4′−テトラヒドロキシベンゾフェノン
の製造 2,2′−ジヒドロキシ−4,4′−ジメトキシベンゾ
フェノン82.2g(0.30モル)を、AlCl
3(4.50モル)600g及びDMF(ジメチルホル
ムアミド)180g(2.47モル)と、例2と同様に
反応させ、生成物を、記載のように後処理した。
の製造 2,2′−ジヒドロキシ−4,4′−ジメトキシベンゾ
フェノン82.2g(0.30モル)を、AlCl
3(4.50モル)600g及びDMF(ジメチルホル
ムアミド)180g(2.47モル)と、例2と同様に
反応させ、生成物を、記載のように後処理した。
【0029】収量:68.0g 融点:198〜200℃ 純度(HPLC):99.5% 例4: 尿素の存在下での2,2′,4,4′−テトラヒドロキ
シベンゾフェノンの製造 2,2′−ジヒドロキシ−4,4′−ジメトキシベンゾ
フェノン54.8g(0.20モル)を、AlCl34
00g(3.0モル)及び尿素120g(2.0モル)
と、例3と同様に反応させ、生成物を、記載のように後
処理した。
シベンゾフェノンの製造 2,2′−ジヒドロキシ−4,4′−ジメトキシベンゾ
フェノン54.8g(0.20モル)を、AlCl34
00g(3.0モル)及び尿素120g(2.0モル)
と、例3と同様に反応させ、生成物を、記載のように後
処理した。
【0030】収量:40.3g 融点:198〜200℃ 純度(HPLC):99.3%
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ペーター ベトヒャー ドイツ連邦共和国 カールスベルク パル クシュトラーセ 5
Claims (1)
- 【請求項1】 完全に又は部分的にメチル化されたヒド
ロキシベンゾフェノンからのヒドロキシル化ベンゾフェ
ノンの製法において、このメチルエーテルを、AlCl
3と反応させ、引き続き、水で加水分解する場合に、A
lCl3との反応を、尿素又はカルボン酸アミドの群か
らの1種又は数種の化合物の存在下に実施する、完全に
又は部分的にメチル化されたヒドロキシベンゾフェノン
からのヒドロキシル化ベンゾフェノンの製法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19607809.1 | 1996-03-01 | ||
DE19607809A DE19607809A1 (de) | 1996-03-01 | 1996-03-01 | Verfahren zur Herstellung von hydroxylierten Benzophenonen |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09241207A true JPH09241207A (ja) | 1997-09-16 |
Family
ID=7786867
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9042769A Withdrawn JPH09241207A (ja) | 1996-03-01 | 1997-02-27 | ヒドロキシル化ベンゾフェノンの製法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5728888A (ja) |
EP (1) | EP0792861A1 (ja) |
JP (1) | JPH09241207A (ja) |
DE (1) | DE19607809A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017500275A (ja) * | 2013-09-30 | 2017-01-05 | 東洋合成工業株式会社 | 化学種発生向上化合物 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB0920590D0 (en) * | 2009-11-25 | 2010-01-06 | Univ Leicester | New ionic liquids |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2694729A (en) * | 1951-09-07 | 1954-11-16 | Gen Aniline & Film Corp | Process of preparing 2, 2', 4, 4'-tetrahydroxybenzophenone |
US2861105A (en) * | 1956-06-22 | 1958-11-18 | Gen Aniline & Film Corp | Process of preparing 2-hydroxy-4-alkoxybenzophenones |
JPS58216139A (ja) * | 1982-06-11 | 1983-12-15 | Ishihara Sangyo Kaisha Ltd | ヒドロキシベンゾフエノンの製造方法 |
-
1996
- 1996-03-01 DE DE19607809A patent/DE19607809A1/de not_active Withdrawn
-
1997
- 1997-02-21 US US08/806,257 patent/US5728888A/en not_active Expired - Fee Related
- 1997-02-21 EP EP97102843A patent/EP0792861A1/de not_active Ceased
- 1997-02-27 JP JP9042769A patent/JPH09241207A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017500275A (ja) * | 2013-09-30 | 2017-01-05 | 東洋合成工業株式会社 | 化学種発生向上化合物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5728888A (en) | 1998-03-17 |
EP0792861A1 (de) | 1997-09-03 |
DE19607809A1 (de) | 1997-09-04 |
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