JPH09240307A - ディーゼルエンジンの軸変位吸収型ドライブプレート装置 - Google Patents
ディーゼルエンジンの軸変位吸収型ドライブプレート装置Info
- Publication number
- JPH09240307A JPH09240307A JP4998696A JP4998696A JPH09240307A JP H09240307 A JPH09240307 A JP H09240307A JP 4998696 A JP4998696 A JP 4998696A JP 4998696 A JP4998696 A JP 4998696A JP H09240307 A JPH09240307 A JP H09240307A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drive plate
- torque converter
- diesel engine
- drive
- plate device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 車両用ディーゼルエンジンのトルクコンバー
タの変位を吸収できる耐久性のよいドライブプレートを
提供すること。 【解決手段】 クランクシャフト(1)の端部に複数の
外周部に間隔が設けられたドライブプレート(2、3)
を取り付け、トルクコンバータ(8)を駆動するボス部
(9)に、ドライブプレート(2、3)間に弾性部材
(10)を挿入して取り付けている。
タの変位を吸収できる耐久性のよいドライブプレートを
提供すること。 【解決手段】 クランクシャフト(1)の端部に複数の
外周部に間隔が設けられたドライブプレート(2、3)
を取り付け、トルクコンバータ(8)を駆動するボス部
(9)に、ドライブプレート(2、3)間に弾性部材
(10)を挿入して取り付けている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輌用ディーゼル
エンジンにトルクコンバータを取り付ける場合のトルク
コンバータを駆動するドライブプレート装置に関する。
エンジンにトルクコンバータを取り付ける場合のトルク
コンバータを駆動するドライブプレート装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、1枚板で構成されたドライブプレ
ートは知られている。
ートは知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術においては、例えば図5に示すように、トルク
コンバータ8の温度が上昇した場合等のトルクコンバー
タの軸方向変位Hに対して、ドライブプレート2が1枚
板であるためドライブプレート2の曲げが大きくなり負
荷も大きく、ドライブプレートに亀裂が発生するという
問題がある。
従来技術においては、例えば図5に示すように、トルク
コンバータ8の温度が上昇した場合等のトルクコンバー
タの軸方向変位Hに対して、ドライブプレート2が1枚
板であるためドライブプレート2の曲げが大きくなり負
荷も大きく、ドライブプレートに亀裂が発生するという
問題がある。
【0004】したがって、本発明はトルクコンバータの
軸方向変位を吸収し耐久性、信頼性が向上した軸変位吸
収形ドライブプレート装置を提供することを目的として
いる。
軸方向変位を吸収し耐久性、信頼性が向上した軸変位吸
収形ドライブプレート装置を提供することを目的として
いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、車輌用
ディーゼルエンジンにトルクコンバータを取り付ける場
合のトルクコンバータを駆動するドライブプレート装置
において、ディーゼルエンジンのクランク軸端部に複数
のドライブプレートを取り付け、そのドライブプレート
は中心部において一体的に重なり、外周部においては間
隔を有するよう形成されており、取り付けボス部の複数
のドライブプレート間に弾性部材を挿入してトルクコン
バータに取り付けたことを特徴とするディーゼルエンジ
ンの軸変位吸収型ドライブプレート装置。
ディーゼルエンジンにトルクコンバータを取り付ける場
合のトルクコンバータを駆動するドライブプレート装置
において、ディーゼルエンジンのクランク軸端部に複数
のドライブプレートを取り付け、そのドライブプレート
は中心部において一体的に重なり、外周部においては間
隔を有するよう形成されており、取り付けボス部の複数
のドライブプレート間に弾性部材を挿入してトルクコン
バータに取り付けたことを特徴とするディーゼルエンジ
ンの軸変位吸収型ドライブプレート装置。
【0006】また、本発明によれば、前記複数のドライ
ブプレートが2枚に構成されていることが好ましく、前
記複数のドライブプレートが3枚或は3枚以上に構成さ
れていてもよい。また、前記弾性部材がラバーで構成さ
れることが望ましい。
ブプレートが2枚に構成されていることが好ましく、前
記複数のドライブプレートが3枚或は3枚以上に構成さ
れていてもよい。また、前記弾性部材がラバーで構成さ
れることが望ましい。
【0007】ドライブプレートを複数枚に構成し、外周
部において複数枚のドライブプレートが間隔を有し、そ
の外周部に設けられトルクコンバータに取り付けられた
ボス部の複数のプレート間に弾性部材が設けられている
ので、トルクコンバータの軸方向の変位が弾性部材を介
して複数のプレートに分散され、したがって、プレート
の曲げ負荷(応力)が分散されるので、耐久性が向上す
る。
部において複数枚のドライブプレートが間隔を有し、そ
の外周部に設けられトルクコンバータに取り付けられた
ボス部の複数のプレート間に弾性部材が設けられている
ので、トルクコンバータの軸方向の変位が弾性部材を介
して複数のプレートに分散され、したがって、プレート
の曲げ負荷(応力)が分散されるので、耐久性が向上す
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を説明する。図1は本発明の一実施例である
複数のドライブプレートが2枚の場合を示し、クランク
シャフト1の端部にはカップ状の取り付け部材4を介し
て第1のドライブプレート2と第2のドライブプレート
3とが複数のボルト5で取り付けられている。そして、
それらの第1のドライブプレート2と第2のドライブプ
レート3とは外周部において間隔dを有するよう形成さ
れている。
実施の形態を説明する。図1は本発明の一実施例である
複数のドライブプレートが2枚の場合を示し、クランク
シャフト1の端部にはカップ状の取り付け部材4を介し
て第1のドライブプレート2と第2のドライブプレート
3とが複数のボルト5で取り付けられている。そして、
それらの第1のドライブプレート2と第2のドライブプ
レート3とは外周部において間隔dを有するよう形成さ
れている。
【0009】また、第1のドライブプレート2は軸部の
図示を省略したトルクコンバータ8の円周上に等間隔配
置されたボス部9に図示しないボルトにより締結され、
第1のドライブプレート2に等間隔に設けられたボス部
6には弾性部材であるラバーで形成された段付リング状
のクッション部材10が取り付けられ、第2のドライブ
プレート3は段付ボルト7で第1のドライブプレート2
に固着されたボス部6に前記のクッション部材10を介
して取り付けられている。
図示を省略したトルクコンバータ8の円周上に等間隔配
置されたボス部9に図示しないボルトにより締結され、
第1のドライブプレート2に等間隔に設けられたボス部
6には弾性部材であるラバーで形成された段付リング状
のクッション部材10が取り付けられ、第2のドライブ
プレート3は段付ボルト7で第1のドライブプレート2
に固着されたボス部6に前記のクッション部材10を介
して取り付けられている。
【0010】なお、ここで、符号11は図示しないスタ
ータモータと係合するリングギヤを示している。また、
クッション部材10の第1のドライブプレート2側の端
面10aは第1のドライブプレート2に接していてもよ
い。
ータモータと係合するリングギヤを示している。また、
クッション部材10の第1のドライブプレート2側の端
面10aは第1のドライブプレート2に接していてもよ
い。
【0011】以下、作用について説明する。エンジンが
運転を開始してトルクコンバータの油温が上昇する等に
よりトルクコンバータが軸方向(例えば図の左側)に変
位すると、図2を参照して、先ず第1のドライブプレー
ト2がトルクコンバータ8のボス部9に押されて変位
し、クッション部材6を押しつける。第1のドライブプ
レート2の変位量aが大きくなると第1と第2のドライ
ブプレート2、3の間隔dは減少し、クッション部材6
がさらに圧縮されるとその反力はさらに大となって、図
3をも参照して、第2のドライブプレート3が押されて
左側に徐々に変位(bで示す)するようになる。したが
って、ドライブプレート2、3およびクッション部材6
とに、変位に伴う荷重が分散されるので、それぞれのプ
レート2、3にかかる応力が軽減され、耐久性が向上す
る。
運転を開始してトルクコンバータの油温が上昇する等に
よりトルクコンバータが軸方向(例えば図の左側)に変
位すると、図2を参照して、先ず第1のドライブプレー
ト2がトルクコンバータ8のボス部9に押されて変位
し、クッション部材6を押しつける。第1のドライブプ
レート2の変位量aが大きくなると第1と第2のドライ
ブプレート2、3の間隔dは減少し、クッション部材6
がさらに圧縮されるとその反力はさらに大となって、図
3をも参照して、第2のドライブプレート3が押されて
左側に徐々に変位(bで示す)するようになる。したが
って、ドライブプレート2、3およびクッション部材6
とに、変位に伴う荷重が分散されるので、それぞれのプ
レート2、3にかかる応力が軽減され、耐久性が向上す
る。
【0012】図4は、本発明の第2実施例を示し、クッ
ション部材16を介して第3のドライブプレート13を
設けていること以外、第1実施例と同じであり、応力が
さらに分散されるので、さらに変位荷重が大となる場合
にも対応できる。なお符号16aはクッション部材のワ
ッシャを示す。
ション部材16を介して第3のドライブプレート13を
設けていること以外、第1実施例と同じであり、応力が
さらに分散されるので、さらに変位荷重が大となる場合
にも対応できる。なお符号16aはクッション部材のワ
ッシャを示す。
【0013】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されているの
で、トルクコンバータの変位に伴うそれぞれのドライブ
プレートの応力が分散、軽減されるのでドライブプレー
トの耐久性および信頼性が向上する。また、構造簡単で
あり、スペースを要しないので既出荷対策としても利用
できる。
で、トルクコンバータの変位に伴うそれぞれのドライブ
プレートの応力が分散、軽減されるのでドライブプレー
トの耐久性および信頼性が向上する。また、構造簡単で
あり、スペースを要しないので既出荷対策としても利用
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す変位吸収型ドライブプ
レートの側断面図。
レートの側断面図。
【図2】作用の第1段階を説明する要部の断面図。
【図3】作用の第2段階を説明する要部の断面図。
【図4】本発明の第2実施例の要部の側断面図。
【図5】従来の技術の例を示すドライブプレートの側断
面図。
面図。
1・・・クランクシャフト 2・・・第1のドライブプレート 3・・・第2のドライブプレート 4・・・取付部材 6、9・・・ボス部 8・・・トルクコンバータ 10、16・・・クッション部材 11・・・リングギヤ 13・・・第3のドライブプレート
Claims (4)
- 【請求項1】 車輌用ディーゼルエンジンにトルクコン
バータを取り付ける場合のトルクコンバータを駆動する
ドライブプレート装置において、ディーゼルエンジンの
クランク軸端部に複数のドライブプレートを取り付け、
そのドライブプレートは中心部において一体的に重な
り、外周部においては間隔を有するよう形成されてお
り、取り付けボス部の複数のドライブプレート間に弾性
部材を挿入してトルクコンバータに取り付けたことを特
徴とするディーゼルエンジンの軸変位吸収型ドライブプ
レート装置。 - 【請求項2】 前記複数のドライブプレートが2枚に構
成されている請求項1に記載のディーゼルエンジンの軸
変位吸収型ドライブプレート装置。 - 【請求項3】 前記複数のドライブプレートが3枚或は
3枚以上に構成されている請求項1に記載のディーゼル
エンジンの軸変位吸収型ドライブプレート装置。 - 【請求項4】 前記弾性部材がラバーで構成された請求
項1、2、3の何れかに記載のディーゼルエンジンの軸
変位吸収型ドライブプレート装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4998696A JPH09240307A (ja) | 1996-03-07 | 1996-03-07 | ディーゼルエンジンの軸変位吸収型ドライブプレート装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4998696A JPH09240307A (ja) | 1996-03-07 | 1996-03-07 | ディーゼルエンジンの軸変位吸収型ドライブプレート装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09240307A true JPH09240307A (ja) | 1997-09-16 |
Family
ID=12846351
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4998696A Pending JPH09240307A (ja) | 1996-03-07 | 1996-03-07 | ディーゼルエンジンの軸変位吸収型ドライブプレート装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09240307A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2345332B (en) * | 1998-12-28 | 2003-09-17 | Luk Lamellen & Kupplungsbau | Torque transfer device |
US6720696B2 (en) * | 2001-11-01 | 2004-04-13 | Ford Global Technologies, Llc | Starter/generator and a method for mounting a starter/generator within a vehicle |
CN100458231C (zh) * | 2004-12-10 | 2009-02-04 | 现代自动车株式会社 | 用于转矩变换器的驱动盘装配结构 |
JP2013242004A (ja) * | 2012-05-21 | 2013-12-05 | Toyota Motor Corp | 動力伝達装置 |
KR102464935B1 (ko) * | 2021-06-03 | 2022-11-09 | 벤다선광공업 주식회사 | 다기능 드라이브 플레이트 |
-
1996
- 1996-03-07 JP JP4998696A patent/JPH09240307A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2345332B (en) * | 1998-12-28 | 2003-09-17 | Luk Lamellen & Kupplungsbau | Torque transfer device |
US6720696B2 (en) * | 2001-11-01 | 2004-04-13 | Ford Global Technologies, Llc | Starter/generator and a method for mounting a starter/generator within a vehicle |
CN100458231C (zh) * | 2004-12-10 | 2009-02-04 | 现代自动车株式会社 | 用于转矩变换器的驱动盘装配结构 |
JP2013242004A (ja) * | 2012-05-21 | 2013-12-05 | Toyota Motor Corp | 動力伝達装置 |
KR102464935B1 (ko) * | 2021-06-03 | 2022-11-09 | 벤다선광공업 주식회사 | 다기능 드라이브 플레이트 |
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