JPH09240306A - コンバインにおける変速レバーの連結機構 - Google Patents
コンバインにおける変速レバーの連結機構Info
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- JPH09240306A JPH09240306A JP8071299A JP7129996A JPH09240306A JP H09240306 A JPH09240306 A JP H09240306A JP 8071299 A JP8071299 A JP 8071299A JP 7129996 A JP7129996 A JP 7129996A JP H09240306 A JPH09240306 A JP H09240306A
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- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
- Control Of Fluid Gearings (AREA)
Abstract
HST側のトラニオン軸との連結構成をコンパクトに
し、且つ連結支持部の剛性を高める。 【解決手段】 運転席7のフロア48より低位置にトラ
ンスミッション16を配置し、該トランスミッション1
6上部の運転席7側に機体3の前後進及び増減速の変速
作動を切換入力するHST(油圧伝動装置)17を、入
力軸52と出力軸53とが平面視及び側面視において前
後に並列するように取り付ける。運転席7側方の上記H
ST17の上方位置にHST17の変速操作用の変速レ
バー14を揺動自在に支持した機構といる。上記HST
17の操作入力用のトラニオン軸31をHST17より
上向きに突出せしめ、前記変速レバー14の揺動により
上記トラニオン軸31が回動するように変速レバー14
側とトラニオン軸31とを連系部材を介して連結した。
Description
る変速レバーの連結機構に関する。
力をトランスミッションを介して走行装置に伝達して走
行するように構成されており、このとき走行速度は、主
変速レバー及び副変速レバーの揺動動作によってトラン
スミッションのコントロールを行うことで変速される。
このトランスミッションに油圧伝動装置(HST)が備
えられているものは、主変速レバーの揺動支点側とHS
Tを変速作動せしめる操作入力軸(トラニオン軸)を連
結具によって連結回動させることで、主変速レバーの揺
動設定位置に対応した変速比率にHSTを切り換え、機
体の走行速度を無段階に変速している。
ションの入力軸と同芯的に連結され且つHSTのエンジ
ン側入力軸と上下位置で平行に軸支されている。このた
めHST長手方向が上下向きとなり、トラニオン軸はH
ST本体の前面に前方向きに突出していた。
ては主変速レバーと一体回動するプレート状のアームと
トラニオン軸の連結端同士の距離と、主変速レバー揺動
及びトラニオン軸側の連結支点の距離とが共に長くなる
ため、主変速レバー操作時にレバー支点を支えるブラケ
ット部や連結具等のねじれや撓みを生じ、変速作動の誤
差やロスを生じ易い等の欠点がある。
と主変速レバーのニュートラル位置を調整する連結系に
おけるトラニオン軸側の調整部も、運転席フロアより離
れた下方の内部位置となるため、上記調整作業や保守点
検作業も行い難く且つこれらの部分に近接しているコン
バイン前処理部からの塵や藁屑等を被り易い等の問題点
があった。
めの本発明のレバー連結機構は、第1に運転席7のフロ
ア48より低位置にトランスミッション16を配置し、
該トランスミッション16上部の運転席7側に機体3の
前後進及び増減速の変速作動を切換入力するHST(油
圧伝動装置)17を、入力軸52と出力軸53とが平面
視及び側面視において前後に並列するように取り付け、
運転席7側方の上記HST17の上方位置にHST17
の変速操作用の変速レバー14を揺動自在に支持した機
構において、上記HST17の操作入力用のトラニオン
軸31をHST17より上向きに突出せしめ、前記変速
レバー14の揺動により上記トラニオン軸31が回動す
るように変速レバー14側とトラニオン軸31とを連系
部材を介して連結したことを特徴としている。
トラニオン軸31の前処理部側の側方に、トラニオン軸
31及び油圧アダプター34と前処理部側との間を遮閉
する防塵用のカバー36を設けたことを特徴としてい
る。
2の変速レバー連結側を機体3側に取り付けられたサポ
ートアーム37に回動自在に軸支したことを特徴として
いる。
ートラル位置に対し、変速レバー14のニュートラル揺
動位置を調節する操作系連結部のアジャスタ部を運転席
フロア48より高位置で運転席7の前処理部側のサイド
カバー21内に設けたことを特徴としている。
ンの側面透視図であり、機体フレーム1が走行装置2に
支持されており、該機体フレーム1上に各種装置類が組
付けられて機体3が構成されている。また該機体3の前
方には前処理部4が機体3に対して昇降揺動自在に取付
けられているとともに、機体3の左側後方には脱穀部
(図示せず)が備えられており、該脱穀部と前処理部4
との間に設けられた搬送体(図示せず)によって、前処
理部4により刈り取られた穀稈が脱穀部に搬送される。
えた運転席7が設置されており、図1,2に示されるよ
うに、該座席6の前方及び正面視右側方にフロント操作
パネル8とサイド操作パネル9が設けられている。そし
てサイド操作パネル9上のトップカバー19には主変速
レバーガイド12が設けられており、主変速レバーガイ
ド12(図3参照)からは主変速レバー14が突設され
ている。
ーガイド12に沿って前後又は左右揺動自在に構成され
ている。一方上記運転席7下方の機体3内には図6に示
されるトランスミッション16とエンジン13とが設け
られており、該トランスミッション16には上記エンジ
ン13の回転駆動力を無段階に変速してトランスミッシ
ョン側に出力するとともに、走行速度等を油圧で無段変
速する油圧伝動装置(HST)17が取り付けられてい
る。
によって、またトランスミッション内の副変速ギヤが副
変速レバー(図示しない)によってそれぞれ操作される
ように構成されており、上記各レバー14の操作によっ
てエンジンの回転駆動力が変速されて走行装置2に伝達
され、該走行装置2によって機体3が走行する。このと
き機体3の走行速度はHST17の変速比率に対応し、
該HST17の変速比率は主変速レバー14の揺動角度
に対応する。
レバーガイド12の前進変速部12aに位置していると
きは、主変速レバー14を前方に揺動するに従って機体
3の前進走行速度が無段階に上昇し、後方に揺動するに
従って無段階に減少し、また後進変速部12cに位置し
ているときは上記同様主変速レバー14の揺動角度に対
応した速度で機体3が後進走行を行う。なお主変速レバ
ー14が中立部12bに位置しているときはHST17
がニュートラルとなり機体3は走行しない。
機構につき説明すると、主変速レバー14と前後及び左
右揺動自在に軸支するサイドパネル9は機体の一部をな
すパネルフレーム18の上面にトップカバー19を運転
席側の側面にサイドカバー21を取り付けており、サイ
ドパネル9内では主変速レバー14が下端の端板22と
前後進切換用の支点軸23を介して揺動プレート24に
左右回動自在に軸支されている。
ルフレーム18の上下方向のステー26に突設したブラ
ケット27と、該ブラケット27に突設した前後進増減
速用の支点軸28とにより前後揺動自在に軸支されてい
る。そして端板22と揺動プレート24との間には復帰
用のスプリング29が張設され、主変速レバー14は常
に運転席側に倒れるように付勢されている。
取り付けられたHST17上面にはトラニオン軸31が
上向きに突出しており、該トラニオン軸31にはパイプ
状の延長軸32が同軸上で一体的に連結接合されてお
り、さらに該トラニオン軸31の近傍のHST上面と下
面にはHST油圧入出力用のホース33を接続する油圧
アダプタ34がねじ込み接続されている。
前記ステー26と一体接続され、正面視逆L字形をなし
且つ側面視で上記上側の油圧アダプター34及びトラニ
オン軸31の前処理部側を遮閉する防塵用のカバー36
が立設されてパネルフレーム18の一部を構成してお
り、該カバー36の運転席側端部にはL字形断面のプレ
ートからなるサポートアーム37が正面視左方向に突出
するように着脱自在に取り付けられ、該サポートアーム
37の先端に付設した上下方向のブッシュ41には、前
述した延長軸32の上端が回動自在に嵌合されて支持さ
れている。
軸32の上端には、トラニオン軸31と一体回動する駆
動アーム42の一端が固着されており、該駆動アーム4
2の他端にはベアリング43を介しアジャスタ(ボル
ト)44の一端に固着される連結ピン46が上下方向に
嵌合されている。上記アジャスタ44の他端はリンクボ
ール47の一端に螺合して連結され、さらにリンクボー
ル47は前述した揺動プレート24の一端にユニバーサ
ル連結され、揺動プレート24の下端が前後揺動するこ
とによって駆動アーム42,延長軸32を介してトラニ
オン軸31が回動される機構となっている。
レート24の下端を一個のリンクボール47,アジャス
タ44及びボールベアリング43とで連結したので、ア
ジャスタ部の全長が従来のものに比して2/3程度に短
くなっている。
転席7のステップ(フロア)48の下方であって平面視
でサイドパネル9左端内に位置しており、延長軸32の
上端はブッシュ41,サポートアーム37及びアジャス
タ44と共に、サイドパネル9内においてフロア48上
面より高位置に突出している。
ミッション16の組付けの全体構造について詳述する
と、まずHST17の入力軸52はトランスミッション
16上端の入力プーリ軸51と連結されており、トラン
スミッション16への出力軸52に対して後方位置にあ
り、トランスミッション16への出力軸53は前方にあ
って入力軸52とは前後に略水平位置で並列支持され、
トランスミッション16の入力軸54と同軸上で連結さ
れている。
出力軸54,ギヤ変速用の副変速軸56,サイドクラッ
チ軸57等を介して左右の走行軸58への伝動系を構成
している。従ってこの構成では図1〜4に示すようにH
ST17は入力軸52,出力軸53が前後位置に並ぶよ
うに前後方向に倒伏した状態で取り付けられており、ト
ラニオン軸31はHST17の上面に突出する機構とな
っている。
とトラニオン軸31のアジャスタ部をフロア上面より上
側でサイドカバー21内近傍に設けたので、カバー類を
開いた際に多くの作業スペースが確保できるとともにア
ジャスタ部のロックナットが上面から目視できることに
より調整作業が行い易くなる。
アーム37で軸支しているので、主変速レバー14の操
作荷重が大きい時では撓みやねじれ等がなく作動が安定
する。
けているので、主変速レバー関連部品がすべてトランス
ミッション16にサブアッシーとして組付けでき、組付
けが容易になるとともに、カバー36,サポートアーム
37,延長軸32とが正面視でゲート状をなし、変速レ
バー14からトラニオン軸31間の連結系の剛性が高く
作動も安定する。
ば、従来のHSTの周壁側において水平方向にトラニオ
ン軸を支持したものに比して、操作系の連結長さを短く
できることによる連結誤差や作動ロスが減少できるだけ
でなく、操作系の連結部や調整部を保守点検作業や調整
作業の行い易いフロア近くの上方位置でさらに運転席の
ステップの妨げにならない側方位置にまとめることがで
きる。
軸や油圧アダプターを前処理部からの塵あいや藁屑等か
ら保護でき、サポートアームによってトラニオン軸の支
持の剛性及び回動の安定性を保持できるほか、操作系連
結部のアジャスタ部における調整も容易且つ正確にでき
る利点がある。
ある。
Claims (4)
- 【請求項1】 運転席(7)のフロア(48)より低位
置にトランスミッション(16)を配置し、該トランス
ミッション(16)上部の運転席(7)側に機体(3)
の前後進及び増減速の変速作動を切換入力するHST
(油圧伝動装置)(17)を、入力軸(52)と出力軸
(53)とが平面視及び側面視において前後に並列する
ように取り付け、運転席(7)側方の上記HST(1
7)の上方位置にHST(17)の変速操作用の変速レ
バー(14)を揺動自在に支持した機構において、上記
HST(17)の操作入力用のトラニオン軸(31)を
HST(17)より上向きに突出せしめ、前記変速レバ
ー(14)の揺動により上記トラニオン軸(31)が回
動するように変速レバー(14)側とトラニオン軸(3
1)とを連系部材を介して連結したコンバインにおける
変速レバーの連結機構。 - 【請求項2】 HST(17)の油圧アダプター(3
4)とトラニオン軸(31)の前処理部側の側方に、ト
ラニオン軸(31)及び油圧アダプター(34)と前処
理部側との間を遮閉する防塵用のカバー(36)を設け
た請求項1のコンバインにおける変速レバーの連結機
構。 - 【請求項3】 トラニオン軸(31)の回動用延長軸
(32)の変速レバー連結側を機体(3)側に取り付け
られたサポートアーム(37)に回動自在に軸支した請
求項1又は2のコンバインにおける変速レバーの連結機
構。 - 【請求項4】 トラニオン軸(31)のHST(17)
ニュートラル位置に対し、変速レバー(14)のニュー
トラル揺動位置を調節する操作系連結部のアジャスタ部
を運転席フロア(48)より高位置で運転席(7)の前
処理部側のサイドカバー(21)内に設けた請求項1又
は2又は3のコンバインにおける変速レバーの連結機
構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8071299A JPH09240306A (ja) | 1996-03-01 | 1996-03-01 | コンバインにおける変速レバーの連結機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8071299A JPH09240306A (ja) | 1996-03-01 | 1996-03-01 | コンバインにおける変速レバーの連結機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09240306A true JPH09240306A (ja) | 1997-09-16 |
Family
ID=13456650
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8071299A Pending JPH09240306A (ja) | 1996-03-01 | 1996-03-01 | コンバインにおける変速レバーの連結機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09240306A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114652500A (zh) * | 2022-04-21 | 2022-06-24 | 浙江大学 | 一种基于齿轮传动的新型颈椎康复理疗机构 |
-
1996
- 1996-03-01 JP JP8071299A patent/JPH09240306A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114652500A (zh) * | 2022-04-21 | 2022-06-24 | 浙江大学 | 一种基于齿轮传动的新型颈椎康复理疗机构 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A521 | Written amendment |
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A02 | Decision of refusal |
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