JPH0924014A - 食器洗浄機 - Google Patents

食器洗浄機

Info

Publication number
JPH0924014A
JPH0924014A JP17454895A JP17454895A JPH0924014A JP H0924014 A JPH0924014 A JP H0924014A JP 17454895 A JP17454895 A JP 17454895A JP 17454895 A JP17454895 A JP 17454895A JP H0924014 A JPH0924014 A JP H0924014A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot water
water supply
supply passage
cleaning
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP17454895A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2911784B2 (ja
Inventor
Hideki Matsubara
秀樹 松原
Machiko Kitano
真千子 北野
Makoto Sano
真 佐野
Junichi Kitamura
淳一 北村
Jun Nakamura
純 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Harman Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
Harman Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Osaka Gas Co Ltd, Harman Co Ltd filed Critical Osaka Gas Co Ltd
Priority to JP17454895A priority Critical patent/JP2911784B2/ja
Publication of JPH0924014A publication Critical patent/JPH0924014A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2911784B2 publication Critical patent/JP2911784B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Washing And Drying Of Tableware (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気式ヒータを用いることによる不利を回避
させながら、洗浄槽内を有効に加熱することができるも
のでありながら、熱効率を向上させることができる食器
洗浄機を提供する。 【構成】 給水路8を通して洗浄槽3内に洗浄水が供給
され、この洗浄水により被洗浄物を洗浄するように構成
され、温水供給路21を通して温水が供給されることに
より、前記洗浄槽3内において前記洗浄水を加熱する温
水ヒータ19が設けられ、温水供給路21内を通過する
温水の熱により、給水路8内を通過する洗浄水を予熱さ
せる熱交換部Nが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食器洗浄機に関し、詳
しくは、洗浄槽内を加熱するための加熱手段を備えた食
器洗浄機に関する。
【0002】
【従来の技術】上記食器洗浄機において、従来では、例
えば特開昭58−99942号公報に示されるように、
前記加熱手段として、通電されることによって洗浄槽内
を加熱する電気式ヒータにて構成され、この電気式ヒー
タは洗浄槽内を効率的に加熱させるために、洗浄槽の下
部に露出する状態で配置されていた。
【0003】尚、前記ヒータは、洗浄水により食器等の
被洗浄物を洗浄する工程においては、洗浄後の乾燥を容
易に行うために洗浄水を加熱させるように機能し、洗浄
工程が終了して洗浄水が外部に排出された後の乾燥工程
においては、洗浄槽内を加熱して、被洗浄物を乾燥させ
る機能を果たすものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成において
は、電気式ヒータが用いられるために、次のような不利
な面があり、改善の余地があった。つまり、電気式のヒ
ータにおいては、通電されることによって発熱して、洗
浄水や洗浄槽内の空気等を加熱する構成であるために、
通電中においてヒータの表面温度が非常に高い温度(数
百°C)になり、通電が停止された後、温度低下するま
でに所定の時間を要するので、例えば、乾燥工程の終了
直後に食器等の被洗浄物を取り出す作業を行う場合等に
おいて、充分に温度が低下していない高温状態のヒータ
に対して使用者が手を近づけてしまうおそれがあった。
【0005】しかも、上述したように、ヒータの表面温
度が非常に高い温度になるので、乾燥工程においては、
洗浄槽内の温度(空気の温度)が高温になる。その結
果、例えば、合成樹脂から成る被洗浄物や漆器等のよう
に塗料が塗布されている被洗浄物等において、高温にな
ることに起因して、形状が変形したり、塗料が剥げてし
まう等の不都合が発生するおそれがあった。
【0006】更に、上述したように表面温度が高温にな
ることにより、洗浄槽の内面、例えば底面及び側面より
設定距離以上離間させた状態で前記ヒータを配置させる
ことで、ヒータの熱により内面が変色したり、変形する
等の不利を未然に防止する必要があり、そのために、洗
浄槽の内容量に対して、ヒータ配置用の空間のために被
洗浄物を設置するための有効容量が制限される不利があ
った。
【0007】そこで、上述したような不利を解消する方
法として、例えば、外部の熱源機にて加熱された温水が
温水供給路を通して通流供給される温水通路を、洗浄槽
内に配置させて、温水通路とは別系統の給水路に通して
洗浄水を洗浄槽内に供給させるように構成して、洗浄槽
内部において、温水通路内を通流する温水と洗浄水とを
熱交換させて、洗浄水を加熱させる構成が考えられる。
【0008】しかし、このような改良構成においては、
外部熱源機から洗浄槽内部に至るまでの通湯経路におい
て放熱損失が生じて、熱効率が低いものになってしまう
不利がある。
【0009】本発明はかかる点に着目してなされたもの
であり、その目的は、上述したような電気式ヒータを用
いることによる不利を回避させながら、洗浄槽内を有効
に加熱することができるものでありながら、熱効率を向
上させることができる食器洗浄機を提供する点にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1発明の特徴構成は、
給水路を通して洗浄槽内に洗浄水が供給され、この洗浄
水により被洗浄物を洗浄するように構成され、温水供給
路を通して温水が供給されることにより、前記洗浄槽内
において前記洗浄水を加熱する温水ヒータが設けられ、
前記温水供給路内を通過する温水の熱により、前記給水
路内を通過する洗浄水を予熱させる熱交換部が設けられ
ている点にある。
【0011】第2発明の特徴構成は、第1発明の実施に
好適な構成を特定するものであって、前記温水供給路と
前記給水路とが、夫々の外周部が互いに接する状態で並
列配置されることにより前記熱交換部が構成されている
点にある。
【0012】第3発明の特徴構成は、第1発明の実施に
好適な構成を特定するものであって、前記温水供給路と
前記給水路とが、夫々の外周部が互いに接するように縒
られた状態で設置されることにより前記熱交換部が構成
されている点にある。
【0013】第4発明の特徴構成は、第1、第2又は第
3発明の実施に好適な構成を特定するものであって、前
記温水ヒータによる加熱状態を変更調整する加熱調整手
段と、前記洗浄槽に供給された前記洗浄水の温度を検出
する温度検出手段と、この温度検出手段により検出され
る洗浄水の温度が設定温度になるように、前記加熱調整
手段を制御する制御手段が備えられている点にある。
【0014】
【作用】第1発明の特徴構成によれば、温水供給路を通
して洗浄槽内に設けられた温水ヒータに供給される温水
により、洗浄槽内に供給された洗浄水が加熱される構成
であるから、電気式ヒータを用いる場合のように、大容
量の電気配線等が不要になると共に、ヒータの表面温度
が100°Cを越えることがなく、洗浄槽の内面や被洗
浄物等に悪影響を与えるような高温になることがない。
【0015】又、温水供給路内を通過する温水の熱によ
り、給水路内を通過する洗浄水が熱交換部において予熱
されるので、温水供給路内を通過する際に、温水の有す
る熱が無駄に放熱することがなく、有効に洗浄水が予熱
される。
【0016】第2発明の特徴構成によれば、第1発明の
特徴構成による作用に加えて次の作用がある。前記温水
供給路と前記給水路とが、夫々の外周部が互いに接する
状態で並列配置されることにより、洗浄水の予熱(熱交
換)が行われる構成であるから、温水供給路と給水路と
を単に近接させるだけの簡単な改良で対応できる。
【0017】第3発明の特徴構成によれば、第1発明の
特徴構成による作用に加えて次の作用がある。前記温水
供給路と前記給水路とが、夫々の外周部が互いに接する
ように縒られた状態で設置されることにより熱交換が行
われる構成であるから、温水供給路と給水路との接触す
る部分が多くなり、それだけ、温水供給路における放熱
損失が少なく、洗浄水の予熱が効率よく行われることに
なる。
【0018】第4発明の特徴構成によれば、第1、第2
又は第3発明の特徴構成による作用に加えて次の作用が
ある。洗浄槽に供給された洗浄水の温度が設定温度にな
るように、加熱調整手段が制御され、温水ヒータによる
加熱状態が変更調整される。このように洗浄水を設定温
度にさせる制御が実行される場合、温水ヒータによる加
熱動作が開始されるときに、上述したように洗浄水が予
め予熱されることで、洗浄水が設定温度に加熱されるま
での所要時間(立ち上げ時間)が、予熱されない場合に
比較して短いものになる。
【0019】
【発明の効果】第1発明の特徴構成によれば、洗浄槽内
を有効に加熱できるものでありながら、ヒータの表面温
度が非常に高い温度(例えば、数百°C)になることが
なく、被洗浄物の出し入れのために使用者が手を近づけ
た場合であっても危険が少なく、使用上の安全性が向上
すると共に、被洗浄物が高熱により変形したり、塗料が
剥げたりする等の不利を回避することが可能となる。
又、ヒータを洗浄槽の内面に近接させることが可能で、
それだけ、無駄なスペースが無くなり、洗浄槽の全容量
に対する被洗浄物を設置するための有効容量の割合を多
くすることが可能となる。
【0020】しかも、洗浄槽内の温水ヒータに供給され
るまでの間に無駄に放熱することを回避させて、温水を
用いて洗浄水を加熱させる構成において熱効率を極力向
上させることが可能となった。
【0021】第2発明の特徴構成によれば、第1発明の
特徴構成による効果に加えて次の効果がある。本来、必
要となる温水供給路と給水路とを並列配置させるだけの
簡単な構成により、熱効率を向上させることが可能とな
った。
【0022】第3発明の特徴構成によれば、第1発明の
特徴構成による効果に加えて次の効果がある。温水供給
路からの放熱損失を極力少なくさせて、熱効率をより向
上させることが可能となる。
【0023】第4発明の特徴構成によれば、第1、第2
又は第3発明の特徴構成による効果に加えて次の効果が
ある。洗浄水を設定温度に維持させる構成とすること
で、温水ヒータによる必要以上の無駄な加熱動作を回避
させると共に、上述したような予熱動作により、装置全
体として熱効率の向上を図ることができるものとなっ
た。更に、洗浄水が設定温度になるまでの立ち上げ時間
が短くなり、洗浄作業時間が短縮できて、作業能率が向
上する利点もある。
【0024】
【実施例】以下、実施例を図面に基いて説明する。図2
に本発明に係る食器洗浄機が示されている。この食器洗
浄機は、正面が開放された略矩形箱状の本体ケース1
に、下端部の横軸芯周りで揺動開閉自在な扉2が備えら
れ、本体ケース1の内部に、食器等の被洗浄物を洗浄す
るための密閉状の洗浄槽3が設けられている。そして、
図3に示すように、扉2を閉じることにより扉2の内側
面により洗浄槽3が閉塞され、この閉塞された洗浄槽3
内部において、支持レール4にて取り外し可能にスライ
ド自在に支持された上下2つの網カゴ5a,5bの内部
に食器等の被洗浄物を収納した状態で、下側の網カゴ5
aの下方側に設けられた下噴出ノズル6a、上側の網カ
ゴ5bの下方側に設けられた中噴出ノズル6b、並び
に、上側の網カゴ5bの上方側に設けられた上噴出ノズ
ル6cの夫々に形成された多数の噴出孔7から洗浄水を
噴出させて、被洗浄物の洗浄を行うように構成されてい
る。
【0025】この食器洗浄機には、図1に示すように、
前記洗浄槽3に対して洗浄水が供給される給水路8、洗
浄槽3内の洗浄水を外部に排出させる排出路9、洗浄槽
3内に貯溜される洗浄水を前記各洗浄ノズル6a,6
b,6cまで搬送させる搬送路10の夫々が洗浄槽3に
接続される状態で備えられている。前記給水路8は、洗
浄槽3の上下方向中間位置付近において洗浄槽3の内部
に開放される状態で接続され、その途中部には運転作動
中は開弁状態に設定される手動開閉弁11と電磁式の給
水弁12とが備えられている。手動開閉弁11及び給水
弁12が共に開弁されると、水道等の給水源の給水圧に
より洗浄槽3内に給水されることになる。前記排出路9
は、その途中部に設けられた排水ポンプ13にて洗浄槽
3の底部に形成された開口部14から洗浄水を吸引する
と共に、洗浄槽3の横側部に設けられた逆流防止用の鉛
直経路部分9aを通過した後に排出部9bより洗浄水を
外部に排出させるように構成されている。
【0026】洗浄槽3内に給水される際に洗浄槽3内に
貯溜される水位が設定水位になったか否かを検出する水
位センサ15が備えられ、水位センサ15がONして設
定水位に達したことが検出されると、給水弁12が閉弁
され、自動的に給水が停止されるように構成されてい
る。
【0027】前記搬送路10は、その途中部に備えられ
た強制搬送手段としての循環ポンプ16の作動により洗
浄槽3内に貯溜されている洗浄水を、前記開口部14か
ら吸引する吸引用搬送路部分10aと、循環ポンプ16
の下手側から下噴出ノズル6aに向けて洗浄水を強制的
に搬送させる第1搬送路部分10bと、循環ポンプ16
の下手側から上噴出ノズル6cに向けて洗浄水を強制的
に搬送させる第2搬送路部分10cとで構成されてい
る。下噴出ノズル6aは、洗浄槽3の底面に対して、長
手方向中間部において縦軸芯周りで回動自在に支持され
る構成となっており、中噴出ノズル6bは、網カゴ5b
に対して、縦軸芯周りで回動自在に支持される構成とな
っている。又、各噴出ノズル6a,6b,6cは、夫々
の噴出孔7が互いに逆向きの斜め上方に洗浄水を噴出さ
せるように構成され、洗浄水の噴出力の反作用によっ
て、噴出ノズル自体が縦軸芯周りで低速で回動するよう
に構成され、洗浄水が被洗浄物に対して隅々まで吹きつ
けられ、有効に洗浄が行われるようになっている。尚、
上噴出ノズル6cは洗浄槽3に対して位置固定状態で洗
浄水を噴出させるように構成され、中噴出ノズル6bに
対しては上噴出ノズル6cから噴出された洗浄水が給水
部6b1 より供給される構成となっている。従って、前
記搬送路10、循環ポンプ16、各噴出ノズル6a,6
b,6cにて洗浄操作手段Sが構成されることになる。
【0028】洗浄槽3の底部における前記開口部14に
は、図4、図5に示すように、洗浄作用によって発生す
る残菜等の塵埃を受け止めるフィルターFが設けられて
いる。このフィルターFは、図5(イ),(ロ)に示す
ように、網目が粗い粗目フィルターF1と、網目が細か
い細目フィルターF2とで成り、洗浄時には、洗浄水が
粗目フィルターF1の後に細目フィルターF2を通過す
るように構成され、排出時には、洗浄水の流れが逆にな
り、細目フィルターF2の内面に付着した塵が除去され
て排出されるように構成されている。
【0029】図2に示すように、前記扉2の内面には、
洗浄用の洗剤及び乾燥仕上げ剤を予め貯溜しておき、適
切なタイミングでその洗剤や乾燥仕上げ剤を洗浄槽3内
に投入するための洗剤投入部17と、乾燥仕上げ剤投入
部18が設けられている。これらの各投入部17,18
は、詳述はしないが、洗剤等の貯溜状態においては、そ
の漏出が阻止されており、投入時には熱動弁の作動によ
り、開放状態になり洗剤等が洗浄槽3内に投入されるよ
うに構成されている。
【0030】洗浄槽3の底部には、洗浄工程においては
洗浄槽3に供給された洗浄水を加熱すると共に、洗浄水
が排出された後の乾燥工程においては洗浄槽3内部の空
気を加熱するヒータ19が設けられている。このヒータ
19は、外部の熱源機20により加熱された温水が温水
供給路21を通して通流供給されることによって加熱す
る温水ヒータ19で構成されている。
【0031】前記温水ヒータ19は、図4に示すよう
に、洗浄槽3の底部において、洗浄槽3底面のほぼ全面
にわたって配設され、蛇行状に屈曲した一連の通流経路
を備えた管路にて構成され、図1に示すように、温水供
給路21を通して熱源機20から供給された温水は、温
水ヒータ19を通流した後に、戻り路22を通して熱源
機20に循環するように構成され、戻り路22には排出
路9に接続される分岐路23が設けられている。尚、熱
源機20より供給される温水は、約80°Cの温度で一
定になるように構成されている。温水供給路21には電
磁開閉式の温水弁24が備えられ、分岐路23には電磁
開閉式の排出弁25が備えられている。前記温水弁24
を開弁させ、排出弁25を閉弁させることで、温水ヒー
タ19に温水供給を行うことができ、温水弁24を閉弁
させ、排出弁25を開弁させることで、温水ヒータ19
への温水供給が停止されるように構成されている。従っ
て、温水弁24及び排出弁25により、温水ヒータ19
による加熱状態を変更調整する加熱調整手段Kが構成さ
れることになる。
【0032】前記温水供給路21と前記給水路8とは、
夫々の外周部が互いに接する状態で並列配置されてい
る。つまり、図6に示すように、略円筒状に形成される
温水供給路21、戻り路22及び給水路8の夫々の外周
部が、互いに接する状態になるように、沿わせた状態で
配置されている。このように配置されることによって、
温水供給路21内を通過する温水の熱により、前記給水
路8内を通過する洗浄水を予熱させる熱交換部Nが構成
されている。尚、これらの3本の管路の外方側は断熱材
Daにて覆われており、放熱が極力少なくなるように構
成されている。従って、洗浄水がこの熱交換部Nにおい
て、温水供給路21及び戻り路22内を通過する温水の
熱により予熱されながら、洗浄槽3内に供給されること
になる。
【0033】洗浄槽3の内部には、洗浄槽3内に貯溜さ
れる洗浄水の温度を検出する温度検出手段としての温度
センサ26と、扉2が閉じられた状態であるか否かを検
出する扉スイッチ27が備えられている。
【0034】そして、上述したような各部の動作を制御
する制御手段としてのマイクロコンピュータ利用の制御
装置28と、制御装置28に制御情報を指令する操作部
29とが備えられている。操作部29は扉2の上部外面
側に設けられ、電源の入り切りを指令する電源スイッチ
30、洗浄動作の開始を指令するスタートスイッチ3
1、洗浄動作モードを変更するモード切換スイッチ3
2、乾燥時間を変更設定する時間設定スイッチ33等が
設けられている。モード切換スイッチ32は、後述する
ような標準動作モード、洗浄時間が長いコースや短いコ
ース、すすぎ作業のみを行うモードあるいは乾燥のみを
行うモード等夫々のモードに切り換え設定できるように
構成されている。
【0035】次に標準動作モードにおける前記制御装置
28の制御動作について図7、図8のフローチャートに
基づいて説明する。洗浄作動を開始するに先立って、扉
2を開けて洗浄槽3内に被洗浄物としての食器等を網カ
ゴ5a,5b内に収納すると共に、専用の洗剤及び乾燥
仕上げ剤を夫々洗剤投入部17、乾燥仕上げ剤投入部1
8に装填する。そして、扉2が閉めると、扉スイッチ2
7がONして、運転可能な状態にセットされる(ステッ
プ1)。電源スイッチ30がON操作され、且つ、スタ
ートスイッチ31がON操作されると、運転が開始され
る(ステップ2,3)。先ず、洗浄槽3内の洗浄水を排
出させる(ステップ4)。つまり、排水ポンプ13が作
動して水位センサ15がOFFすると排水ポンプ13が
停止する。次に洗浄槽3内に洗浄水が給水される(ステ
ップ5)。つまり、給水弁12が開弁され水位センサ1
5がONして設定水位に達したことが検出されると給水
弁12が閉弁する。
【0036】次に予備洗浄が実行される(ステップ
6)。つまり、循環ポンプ16が約1分間作動し、各噴
出ノズル6a,6b,6cから洗浄水が噴出され、被洗
浄物のおおまかな汚れを洗い落とす。予備洗浄が終了す
ると、洗浄水が排出される(ステップ7)。
【0037】次の本洗浄工程に移り、給水が行われた
後、循環ポンプ16を作動させると共に、温水ヒータ1
9に約80°Cの湯を通湯させる(ステップ9,1
0)。又、洗剤投入部から洗剤を投入させる(ステップ
11)。温度センサ26の検出値、つまり、洗浄槽3内
部の温度が約60°Cに維持されるように、温水弁24
及び排出弁25の動作を制御して通湯状態を調整する
(ステップ12)。そして、設定時間(約26分間)が
経過すると、循環ポンプ16の作動を停止させると共
に、温水ヒータ19への通湯を停止させると共に、洗浄
水を排出する(ステップ13,14,15)。このよう
な本洗浄工程においては、噴出孔7から噴霧状に噴出さ
れた洗浄水が温水ヒータ19に接触して効率よく加熱さ
れ、温水にて洗浄が実行される。又、上述したように、
下側及び中側の噴出ノズル6a,6bは、洗浄水の噴出
力にて縦軸芯周りで回転して、被洗浄物の隅々まで確実
に洗浄されるようになっている。
【0038】次にすすぎ洗浄工程に移り、給水が行われ
た後、循環ポンプ16を設定時間(約1分間)作動させ
てすすぎ洗浄を行い、洗浄水を排出させるという動作
が、3回繰り返して実行されると(ステップ16〜2
0)、4回目のすすぎ洗浄の際には、給水された後、温
水ヒータ19に通湯され、温水でのすすぎ洗浄が実行さ
れる(ステップ21,22,23)。このとき、温度セ
ンサ26の検出値、つまり、洗浄水の温度が約70°C
に維持されるように通湯による加熱状態が調整制御さ
れ、このような温水すすぎ洗浄が設定時間(約25分
間)継続されると、乾燥仕上げ剤が投入される(ステッ
プ24,24,26)。そして温水すすぎ洗浄が設定時
間(約30分間)継続されると、すすぎ洗浄が終了して
洗浄水が排出される(ステップ27,28)。
【0039】次に乾燥工程に移行し、温水ヒータ19に
通湯され、温度センサ26の検出値が約70°Cに維持
されるように通湯による加熱状態が調整制御され(ステ
ップ29,30)、洗浄槽3内の空気が約70°Cに加
熱され、被洗浄物の乾燥が行われる。このような乾燥作
動が設定時間(約20分間)経過すると、通湯が停止さ
れ乾燥工程が終了する(ステップ31,32)。尚、こ
の乾燥のための設定時間は時間設定スイッチ33にて、
約40分間に変更することもできる。乾燥工程が終了し
て約10分間経過すると、自動的に電源スイッチ30が
OFF状態に切り換えられ、運転が終了する(ステップ
33,34)。
【0040】上述した動作は、標準動作モードの場合を
示したが、その他の動作モードでは洗浄時間が夫々異な
る状態に設定され、乾燥モードの場合には、上述の乾燥
工程のみ実行され、すすぎモードの場合には、すすぎ工
程のみが実行されることになる。
【0041】〔別実施例〕 (1)上記実施例では、前記温水供給路21、戻り路2
2及び給水路8の夫々が、互いに接するように配置され
る構成としたが、このような構成に限らず、以下のよう
に構成してもよい。例えば、図9に示すように、給水路
8の左右両側に夫々温水供給路21と戻り路22が位置
する状態で並列配置させる構成、図10に示すように、
給水路8が、温水供給路21及び戻り路22の夫々に対
して外周部が互いに接するように縒られた状態で設置さ
れる構成、図11に示すように、給水路8が温水供給路
21に対してのみ外周部が互いに接するように縒られた
状態で設置される構成、図12(イ)の縦断側面図と、
同図(ロ)の縦断正面図に示すように、給水路8の外周
部に同芯状に外周部に設けられ、給水路8の外周部に温
水供給路21が形成されて熱交換を行う構成、あるい
は、図13に示すように、給水路8や温水供給路21が
角筒状に設けられる構成等、種々の構成に変更させて実
施してもよく、要するに、温水供給路21内を通過する
温水の熱により、給水路8を通過する洗浄水が予熱させ
る構成であればよい。
【0042】(2)上記実施例では、前記温水ヒータ1
9が、蛇行状に屈曲した一連の通流経路を備えて構成さ
れる場合を例示しており、この場合は、熱源機20より
供給される温水が各経路部分に確実に通流供給されるの
で、洗浄槽3内での加熱分布がほぼ均等になる利点があ
るが、このような構成に代えて、1つあるいは複数の並
列状の分岐路が形成される構成であってもよい。
【0043】(3)上記実施例では、前記温水ヒータ1
9が、前記洗浄槽3の底部において、洗浄槽3底面のほ
ぼ全面にわたって配設される構成を例示したが、このよ
うな構成に限らず、底面の一部の領域にのみ設けられる
構成であってもよく、又、底面以外の面、例えば、横側
面、天井面に近接した箇所に配設される構成であっても
よく、これらのいずれかの面にのみ設けられる構成とし
てもよい。
【0044】(4)上記実施例では、所定温度に加熱さ
れた温水を温水ヒータ19に通流する状態と通流しない
状態とに切り換えることで、温水ヒータ19による加熱
調整が実行される構成として、熱源機20からの温水供
給を停止させるようにしたが、このような構成に代え
て、温水供給路21と戻り路22との間にバイパス路を
設けて短絡通流させることで、洗浄運転が行われている
間、熱源機20からの温水の供給を継続させることがで
きるように構成してもよい。このように構成すると、温
水ヒータ19の動作毎に熱源機20自体の運転開始/停
止等の制御を実行させることなく、温水ヒータ19の加
熱調整を行えるものとなる。又、熱源機20を湯温調整
可能な構成として、供給される温水の温度を、洗浄槽3
内が目標温度になるための所望の温度になるように湯温
調整を行う構成として実施してもよい。
【0045】(5)上記実施例では、洗浄槽3内部の温
度が目標温度になるように温水ヒータ19の加熱調整を
行う、所謂、フィードバック制御を実行する構成とした
が、温水ヒータ19に供給される温水の湯温を適切な温
度に調整させるフィードフォワード制御にて温度を調整
する構成としてもよい。
【0046】(6)上記実施例では、温水ヒータ19に
より、洗浄工程においては洗浄水を加熱し、乾燥工程に
おいては洗浄槽3内の空気を加熱する構成としたが、温
水ヒータ19は洗浄水を加熱させる加熱動作のみを行う
構成としてもよい。
【0047】(7)上記実施例では、洗浄操作手段とし
て、循環ポンプ16にて搬送される洗浄水が噴出ノズル
から噴出されて被洗浄物を洗浄させる構成としたが、こ
のような構成に代えて、洗浄槽3内に貯溜された洗浄水
を渦巻き旋回させて洗浄を行うもの等、各種の洗浄操作
手段を用いてもよい。
【0048】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】食器洗浄機の概略構成図
【図2】扉開状態の斜視図
【図3】扉閉状態の斜視図
【図4】排水部分の斜視図
【図5】排水部分の断面図
【図6】熱交換部を示す図
【図7】制御動作のフローチャート
【図8】制御動作のフローチャート
【図9】別実施例の熱交換部を示す図
【図10】別実施例の熱交換部を示す図
【図11】別実施例の熱交換部を示す図
【図12】別実施例の熱交換部を示す図
【図13】別実施例の熱交換部を示す図
【符号の説明】
3 洗浄槽 8 給水路 19 温水ヒータ 21 温水供給路 26 温度検出手段 28 制御手段 K 加熱調整手段 N 熱交換部
フロントページの続き (72)発明者 佐野 真 大阪府大阪市港区南市岡1丁目1番52号 株式会社ハーマン内 (72)発明者 北村 淳一 大阪府大阪市港区南市岡1丁目1番52号 株式会社ハーマン内 (72)発明者 中村 純 大阪府大阪市港区南市岡1丁目1番52号 株式会社ハーマン内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給水路(8)を通して洗浄槽(3)内に
    洗浄水が供給され、この洗浄水により被洗浄物を洗浄す
    るように構成され、 温水供給路(21)を通して温水が供給されることによ
    り、前記洗浄槽(3)内において前記洗浄水を加熱する
    温水ヒータ(19)が設けられ、 前記温水供給路(21)内を通過する温水の熱により、
    前記給水路(8)内を通過する洗浄水を予熱させる熱交
    換部(N)が設けられている食器洗浄機。
  2. 【請求項2】 前記温水供給路(21)と前記給水路
    (8)とが、夫々の外周部が互いに接する状態で並列配
    置されることにより前記熱交換部(N)が構成されてい
    る請求項1記載の食器洗浄機。
  3. 【請求項3】 前記温水供給路(21)と前記給水路
    (8)とが、夫々の外周部が互いに接するように縒られ
    た状態で設置されることにより前記熱交換部(N)が構
    成されている請求項1記載の食器洗浄機。
  4. 【請求項4】 前記温水ヒータ(19)による加熱状態
    を変更調整する加熱調整手段(K)と、 前記洗浄槽(3)に供給された前記洗浄水の温度を検出
    する温度検出手段(26)と、 この温度検出手段(26)により検出される洗浄水の温
    度が設定温度になるように、前記加熱調整手段(K)を
    制御する制御手段(28)が備えられている請求項1、
    2又は3記載の食器洗浄機。
JP17454895A 1995-07-11 1995-07-11 食器洗浄機 Expired - Fee Related JP2911784B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17454895A JP2911784B2 (ja) 1995-07-11 1995-07-11 食器洗浄機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17454895A JP2911784B2 (ja) 1995-07-11 1995-07-11 食器洗浄機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0924014A true JPH0924014A (ja) 1997-01-28
JP2911784B2 JP2911784B2 (ja) 1999-06-23

Family

ID=15980487

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17454895A Expired - Fee Related JP2911784B2 (ja) 1995-07-11 1995-07-11 食器洗浄機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2911784B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1189781A (ja) * 1997-09-19 1999-04-06 Osaka Gas Co Ltd 食器洗浄機
KR101037921B1 (ko) * 2008-11-24 2011-05-31 한국에너지기술연구원 식기세척기의 폐열회수장치 및 이에 따른 제어방법
JP2014185540A (ja) * 2013-03-22 2014-10-02 Isuzu Motors Ltd Pcvシステム
CN108065884A (zh) * 2017-12-19 2018-05-25 宁波欧琳厨具有限公司 一种洗碗机进水装置及进水方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1189781A (ja) * 1997-09-19 1999-04-06 Osaka Gas Co Ltd 食器洗浄機
KR101037921B1 (ko) * 2008-11-24 2011-05-31 한국에너지기술연구원 식기세척기의 폐열회수장치 및 이에 따른 제어방법
JP2014185540A (ja) * 2013-03-22 2014-10-02 Isuzu Motors Ltd Pcvシステム
CN108065884A (zh) * 2017-12-19 2018-05-25 宁波欧琳厨具有限公司 一种洗碗机进水装置及进水方法
CN108065884B (zh) * 2017-12-19 2023-06-13 宁波欧琳科技股份有限公司 一种洗碗机进水装置及进水方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2911784B2 (ja) 1999-06-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2911784B2 (ja) 食器洗浄機
EP3280309B1 (en) Conveyor dishwasher and method for operating a conveyor dishwasher
JP2968191B2 (ja) 食器洗浄機
JP2968190B2 (ja) 食器洗浄機
JPH0924013A (ja) 食器洗浄機
JPH0928649A (ja) 熱供給システム
JPH0938016A (ja) 食器洗浄機
EP3280308B1 (en) Conveyor dishwasher and method for operating a conveyor dishwasher
JP3362461B2 (ja) 食器洗い乾燥機
JP4262342B2 (ja) 食器洗浄機
JPH1170068A (ja) 食器洗浄機
JP2968197B2 (ja) 食器洗浄機
JPH0646455Y2 (ja) 食器洗浄機
JPH1189784A (ja) 食器洗浄機
JPH08215127A (ja) 食器洗浄機
JP3195763B2 (ja) 食器洗浄機
JPH1080394A (ja) 食器乾燥機及び食器洗浄機
JP3713791B2 (ja) 食器洗い乾燥機
JP3280287B2 (ja) 食器洗浄機
JPH06154148A (ja) 食器洗い乾燥機
JPH10127383A (ja) 台所用装置及び食器乾燥装置
JP2645949B2 (ja) 食器洗い乾燥機
JP3083674B2 (ja) 食器洗浄機
JPH1189781A (ja) 食器洗浄機
JP2000279360A (ja) 食器洗浄機

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees