JPH09239156A - ジェットコースター装置 - Google Patents

ジェットコースター装置

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Publication number
JPH09239156A
JPH09239156A JP8699296A JP8699296A JPH09239156A JP H09239156 A JPH09239156 A JP H09239156A JP 8699296 A JP8699296 A JP 8699296A JP 8699296 A JP8699296 A JP 8699296A JP H09239156 A JPH09239156 A JP H09239156A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
rail
wheels
recesses
track
Prior art date
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Pending
Application number
JP8699296A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuo Suzuki
達雄 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Co Ltd
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Co Ltd
Suzuki Motor Corp
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Publication date
Application filed by Suzuki Co Ltd, Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Co Ltd
Priority to JP8699296A priority Critical patent/JPH09239156A/ja
Publication of JPH09239156A publication Critical patent/JPH09239156A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 単純な車両とレールの組合せ構造とし、お客
の安全で、かつ十分な満足を得られるように、スリルの
あるコースを多く取り入れ、レール上を車両が種々の変
化のある動きができ、しかも、そのレールの組立て工事
が容易な構造とするため。 【構成】 単一の周回軌道で、軌道は、上面、両側面に
凹部を設け、断面を肉厚の略X型にて形成し、車輪は、
軌道の上面の凹部を滑動する走行輪と、軌道の両側部の
凹部を滑動するガイド輪とを、車両の前後に1組ずつ設
けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カーブ及び直線を含む
周回軌道を走行する遊園地等娯楽用のジェットコースタ
ー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】遊園地のジェットコースターは、軌道の
アップダウン、左右へのカーブなどのスリルとスピード
で人気のある乗り物である。従来のこの種の乗り物の1
例として、図8がある。(特開昭58−83983号公
報参照) ジェットコースターの車両Bは、車体34と、車体上に
載置するシート33と、エプロン35と、ガイドレール
30の上面を滑動する走行輪32a、ガイドレール30
の側部と下部面を滑動するガイド輪32b、32cとの
車輪32と、車輪32を支持するフレーム31とからな
り、パイプのガイドレール30は、車両Bの両側に有
り、車輪32は、車両Bの前後に12コ設けてある。各
レール30は、枕木38を介して外側から懸架され、枕
本38は、パイプ状の支柱36の上部梁37上に載置さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このジェット
コースターの車両Bは、一対のガイドレール30と、各
レール30に対し上下と内側から車輪32を滑走させて
いるので、レールが2コ有り、車輪数も多く、滑走させ
るには、車輪の多い分走行抵抗も大となり、又、車軸を
含む車両の構造も複雑である。
【0004】又、一対のガイドレール30を種々変化し
たカーブや捩じれなど取り入れるとなると、コースの設
置時、レール間の平行度が出しにくく組立て工事が大変
である。更に、一対のレール幅を支持する枕木等の支持
部材を軌道全域に設けなくてはならない。
【0005】本発明は、これらの欠点に鑑みなされたも
ので、従来の利点を生かし、更に改良を加えて、単純な
車両と、単純なレールの組合せ構造とし、お客の安全
で、かつ、十分な満足を得られるように、スリルのある
コースを多く取り入れ、レール上を車両が種々の変化の
ある動きができるようにし、しかも、そのレールの組立
て工事が容易な構造としたジェットコースター装置を提
供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、単一の周回軌道で、軌道は、上面、両側
に凹部を設け、断面を肉厚の略X型にて形成し、車輪
は、軌道の上面の凹部を滑動する走行輪と、軌道の両側
部の凹部を滑動するガイド輪とを、車両の前後に1組ず
つ設けた構成とした。
【0007】
【作用】レールが単一であり、車両は車輪の数が少ない
ので、単純な車両構造となり、レールへの車輪の走行抵
抗も小さい。車輪は、走行輪とガイド輪とが直交し、車
両が種々姿勢を変えても、レールに対し、少なくとも2
コの車輪が常にレールの凹部にて挟持するので、脱輪の
心配もなく安全で、車両がレールの変化によく追従す
る。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を図1乃至図7を用いて説明
する。周回軌道のレール1は、単一でその断面は一定
で、上面に凹部1aを形成し、側部の両面に凹部1b、
1cを形成し、各コーナーはフランジ部1d、1e、1
f、1gを形成し、肉厚の略X型である。各凹部に後記
の車輪が接する。レール1は、車輪の接する面は、車両
Aの荷重に耐え、車輪がスムーズに滑動できるように、
金属製となっている。レール1は、図6に示すように中
空で、内部にX型にクロスした芯体1kを設け、この芯
体1kに、各凹型と下面の平板とのパネル4枚で囲むよ
うに形成されて、レール1が軽量でかつ剛性のある構造
になっている。各上面と側面のパネルの断面は、円筒の
鋼材を円周を2等分、又は3等分等にカットし、両端を
若干拡げるように加工し、円弧の曲率を変え、凹部1
a、1b、1cを形成する。又、レールのカーブや傾斜
に合わせて長手方向のカーブを形成する。更に、各凹型
のパネルと、下面の平板パネルを、芯体1kを挟むよう
にして互いに、集合し溶接固定しボックス構造を形成し
ている。各パネルの端部は、車輪が外れないように、フ
ランジ1d、1e、1f、1gを形成している。
【0009】ジェットコースターの車両Aは、中央にレ
ール1を回避したフロアトンネル部9aを有するフロア
9と、前面12と、乗客用出入口を設けた側面11と、
後面10と、フロントフッド15と、リヤフッド16と
で車体2を構成し、更に車体2に4人乗り用のハイバッ
クシート3、乗客が走行中飛び出さないように乗客を拘
束するシートベルト17、ステップ部14が設けられて
いる。車輪は、前、後の車輪である走行輪8、8′と、
前後の走行輪8、8′の両サイド側にあるガイド輪6、
6′、7、7′とが設けられ、走行輪8、8は、レール
1からの衝撃を緩和するため、独立懸架のマクファーソ
ン式サスペンションを採用している。22はストラッド
式サスペンションのストラッドで、ショックアブソーバ
23とコイルばね21からなる。ストラッド22は走行
輪8、8′に対し倒立し、上端は、車体2のフッド1
5、16側に揺動可能に支持され、下端は車軸より前の
オフセットした位置に取り付けられ、車両Aの荷重モー
メントを負担している。走行輪に軸支した支持部材26
の端部は、下部調整杆24の内端が取り付けられ、その
外端は、フレーム5側に回動可能に軸支されている。ス
トラッド22の下端は、下部調整杆24の内端に回動可
能に軸支されている。走行輪8、8′の動きは、下部調
整杆24の揺動とショックアブソーバ23の伸縮にて規
制される。各ガイド輪6、6′、7、7′は、フレーム
5に支持した車軸4、4′に軸支されている。尚、各ガ
イド輪も独立懸架にすることも可能である。車輪Aは、
前後の走行輪8、8′とガイド輪6、6′、7、7′と
は互いに直交し、車両2の水平な通常時は、各3コの車
輪が互いにレール1の凹部1a、1b、1cを挟持する
関係にある。車両Aがいずれの姿勢をとっても、必ず、
2コの車輪が2つの凹部で挟持滑動するように構成され
ている。3コの車輪の関係は、車両Aの立体的変化に対
応し滑動する最小限の車輪数である。走行輪8とガイド
輪6、7は特に名称の如くそれぞれ名称の機能しか働か
ないというのでなく、お互いに、車両Aの状態によっ
て、走行とガイドの両機能を有する。車輪6、7、8
は、ゴムタイヤで、車両Aの前後にそれぞれ設け、合計
6コである。尚、車両Aの重心は、走行輪の車軸より下
方にするようにして、車両走行時の安定性を図ってい
る。又、シートベルトに代えて、肩押さえ、アームや肩
押さえパッド等を用いても良い。又、車両を4人乗りで
説明したが、2人乗りであっても良い。この場合、レー
ルのカーブを更に小さくすることが出来る。
【0010】本実施例では、車両Aをチェーンを用いて
高位置へ引上げる。他にワイヤを用いたり、又は、モー
ターを設けて自力で上がる方法もある。レール1は、レ
ール1の下部フランジ部1d、1eを挟持するブラケッ
ト18で梁部材19に固定され、梁部材19は、支柱2
0にて支持されている。支柱20は所定間隔で設けられ
ている。レール1は、断面は一定で有るが、所定の長さ
で区分され、カーブや直線などで形成され、各レールは
ブラケット18を介して接続されている。
【0011】本発明の実施例の作用を説明する。まず、
図7に示す周回軌道の説明をする。コースは、プラット
フォーム21を出発して、引上げ部22よりチェーン
(図示せず)にて一番高い個所Pに進み、ここでチェー
ンから解放され、下降部29の急勾配を車両Aが降下
し、ループ部23にて車両Aは1回転し、次に、カーブ
部24を進み、更にスパイラル部25にて車両Aはきり
もみ状に旋回しながら直線的に走行し、第2のカーブ2
6を経て、キャメルバック部27で車両Aは上下に揺動
し、速度を落してプラットフォーム21に戻るコースと
してある。本発明の実施例では車両Aは、3両が連結さ
れている。連結部28は両端玉継ぎ手状からなるユニヴ
ァーザルジョイントにて連結する。
【0012】次に作用を説明する。プラットフォーム2
1で乗客が車両Λに乗り降りする。乗客は車両に乗り、
ハイバックシート3に座った後、シートベルト17を装
着する。プラットフォーム21から出た車両Aは、引上
げ部22に進み、この引上げ部22で図示しないチェー
ンで引上げられる。引上げ部22で引上げられた車両A
は。軌道の一番高い個所Pまで引き上げられ、そこでチ
ェーンから解放され、車両Aは急勾配の下り部29を降
下し車両Aは重力を受け、自走行する。この場合、車両
Aは、図2に示すように各3コの車輪6、6′、7、
7′、8、8′がそれぞれレールに接し滑動している。
そして加速を増してループ部23にて、瞬時、車両4は
1回転する。一般に、静止の状態に近く車両が反転した
場合は、図5に示すように、車両Aはレール1に対し、
荷重がかかるので、車輪6、6′、7、7′は変形し
て、一点鎖線から下方に引っ張られ、車両は走行輪8、
8′がレール1の凹部1aから若干離れ隙間(S)がで
きるが、ガイド輪6、6′、7、7′がレール1の凹部
1b、1cにて接(X、X)し、互いにレール1を挟持
しているので、レール1の拡開した上方フランジ部1
f,1gに各車輪の端部が接し、しっかりと支持され
る。しかし、この場合、車両4がスピードを増し、走行
し、遠心力が働いているので、1回転しても走行輪8、
8′がレール1の凹部1aを押し、隙間Sは出きにく
い。次に、カーブ部24にて車両Aはレール1が図4の
如く傾斜する。一般に車両が、静止状態に近いと、図4
の如く、下側となるガイド輪7が若干レール1の凹部1
bから離れ、隙間(S)ができる。そして、走行輪8、
8′とガイド輪6、6′の2コの接点(X、X)とな
る。しかし、この場合、車両Aは、スピードがあり、遠
心力が作用して車両Aは外方に振り回されるので、車輪
7、7′は、レール1の凹部1bに接する。いずれにせ
よ、仮りに、図4、図5の場合が生じても、常に車輪2
つがレールの凹部で挟持するので、車両Aがレール1か
ら外れる心配はない。次のスパイラル部22では、車両
Aは螺旋回しつつ走行する。この場合、車両4の走行速
度を、車両Aが螺旋運動することにより遠心力を発生さ
せるように設計されている。又、同様に車輪はレール1
の凹部に転接し、レール1を抱き込んで脱輪しないよう
になっているのは前記と同じである。滑らかな凹凸山状
のキャメルバック部27では、車両Aは上下に上昇、下
降して走行する。この場合、前後の各車輪3コがレール
1に接している。
【0013】
【発明の効果】本発明は、上述の通り構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。
【0014】1本のレールに対し、車輪を1つの走行輪
と、2コのガイド輪との車両が立体的に滑動する最小限
の車輪数を前後に設けた単純な構成としたので、車輪の
レールに接する面が少なく、走行抵抗も小さく、車両
は、種々レールの変化に追随しやくなる。
【0015】1本のレールとしたので、軌道上のスペー
スも取らず、車両がレールに追随しやすいので、コース
内に種々の変化に富んだコースをより多く取り入れるこ
とが可能である。
【0016】1本のレールにしたので、従来のレール2
本の平行度作業が不要となり、設置の組立て作業が、非
常に容易となる。
【0017】車両がどのような姿勢をとっても、車輪の
少なくとも2コが、レールの凹部を挟持しているので、
車両がレールから脱輪する心配がない。
【0018】車両の重心が、走行輪より下方に設置して
あるので、車両がカーブ等にても横揺れもなく安定した
走行が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のジェットコースター装置の全体側面図
である。
【図2】図1のII−II断面の要部を示す断面図であ
る。
【図3】図1のIII−III断面の要部を示す断面図
である。
【図4】本発明の実施例のレールが傾斜したときのレー
ルと車輪との関係を示す要部断面図である。
【図5】本発明の実施例のレールが反転したときのレー
ルと車輪との関係を示す要部断面図である。
【図6】レールと支柱との関係を示す断面図である。
【図7】本発明の実施例のジェットコースターのコース
を示す全体斜視図である。
【図8】従来のジェットコースターのレールと車輪との
関係を示す全体断面図である。
【符号の説明】
A、B ジェットコースター 1 レール 1a、1b、1c 凹部 1d、1e、1f、1g フランジ部 4 車軸 6、7 ガイド輪 8 走行輪

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カーブや直線などからなる単一の周回軌
    道と、この軌道を跨いだ状態で設けられ、車輪を介して
    軌道上に走行自在に支持された車両とからなるジェット
    コースター装置において、前記軌道は、上面、両側に凹
    部を設け断面を肉厚の略X型に形成し、前記車輪は、軌
    道の上面を滑動する走行輪と、軌道の両側を滑動するガ
    イド輪とを、車両の前後に1組ずつ設けた構成とし、走
    行輪とガイド輪とが直交し、少なくとも2つの車輪が、
    常に軌道の凹部にて挟持することを特徴とするジェット
    コースター装置。
JP8699296A 1996-03-06 1996-03-06 ジェットコースター装置 Pending JPH09239156A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8699296A JPH09239156A (ja) 1996-03-06 1996-03-06 ジェットコースター装置

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JPH09239156A true JPH09239156A (ja) 1997-09-16

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ID=13902376

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JP8699296A Pending JPH09239156A (ja) 1996-03-06 1996-03-06 ジェットコースター装置

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JP (1) JPH09239156A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180077447A (ko) * 2016-12-29 2018-07-09 씨제이포디플렉스 주식회사 스웨이-요 모션 가이드모듈
WO2019033517A1 (zh) * 2017-08-14 2019-02-21 广州市三宝动漫玩具有限公司 轨道玩具车的控制方法及轨道玩具车

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