JP3177426U - ツイストコースターとその走行路 - Google Patents

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Abstract

【課題】軌条が乗客の視界を邪魔することなく、また、乗客の乗り降りの際にも軌条が邪魔にならないツイストコースターを提供する。
【解決手段】搭乗席15を有するコースター用の車両12と、車両12を導く軌条31とを備える。軌条31が螺旋の走行路をなしており且つこの螺旋の中心軸が車両12を貫くように構成されたツイスト走行路を備える。ツイスト走行路では前記車両が錐揉みしながら進む。車両12を支持する支持部16は、上下に配置され、上下の軌条31によって、車両12が支持されるため、軌条が乗客の視界を邪魔することなく、また、乗客の乗り降りの際にも軌条が邪魔にならない。
【選択図】図1

Description

本考案は、錐揉み状に滑走する車両を備えたツイストコースターに関するものである。
従来より、遊園地等の遊戯施設として種々のコースターが提案されている。これらのコースターに関する先行技術として、錐揉み状に滑走する車両を備えたツイストコースターに係るものが知られている(特許文献1、2)。これらのツイストコースターは、搭乗席を有するコースター用の車両と、前記車両を導く軌条とを備え、前記軌条が螺旋状をなしており且つこの螺旋状の中心軸が前記車両を貫くように構成されたツイスト走行路を備えたもので、前記ツイスト走行路では前記車両が錐揉みしながら進むものである。ところが、これらのツイストコースターにあっては、車両の下部にのみ軌条を配置しているため、錐揉み状のツイスト走行路では、車両の安定性が悪い。
また、本願出願人は、実用新案登録願2012−1268号で、搭乗席を有するコースター用の車両と、前記車両を導く軌条とを備え、前記軌条が螺旋の走行路をなしており且つこの螺旋の中心軸が前記車両を貫くように構成されたツイスト走行路を備え、前記ツイスト走行路では前記車両が錐揉みしながら進むツイストコースターにおいて、前記車両を複数台連結した連結車両を備え、前記連結車両は、前後に隣接する前車両と後車両と間の連結が少なくとも軸芯回りに回転可能なジョイントに連結されたものであり、前記前車両と前記後車両との間に角度差ができる前記ツイスト走行路に沿って前記連結車両が走行可能とされたことを特徴とするツイストコースターを提案した。
このツイストコースターは、前記車両本体を複数連結した連結車両を備え、前記連結車両は、前後に隣接する前車両本体と後車両本体と間に、支持部を備え、前記支持部は、前記車輪を備えると共に、前記車両本体に対する接続部を有するものであり、前記接続部は、前記支持部の前方側に設けられることにより前方の車両本体に接続される前方側接続部と、前記支持部の後方側に設けられることにより後方の車両本体に接続される後方側接続部とを備え、前記前方側接続部と前記後方側接続部との少なくとも何れか一方が、少なくとも軸芯回りに回転可能なジョイントにて構成されたものであり、前記前車両本体と前記後車両本体との間に角度差ができる前記ツイスト走行路に沿って前記連結車両が走行可能とされたものである。そして、前記支持部は、前記連結車両の進行方向に対して左右方向に伸びるように設けられ、その左右両端のそれぞれには前記車輪を備えており、前記軌条は、左右に互いに平行に少なくとも1本ずつが設けられているものである。
このように、本願出願人の実用新案登録願2012−1268号に係るツイストコースターにあっては、車両の左右両側に配置された軌条によって、車両が支持されるため、錐揉み状に走行するツイスト走行路でも、車両の安定性が高く、安全性の観点からも好ましい。
ところが、車両の左右に連続する軌条があると、乗客の視界が遮られたり、プラットフォームでの乗客の昇降が困難になる。
そのため、本願出願人の実用新案登録願2012−1268号に係る考案では、乗客が前記車両本体に乗降するためのプラットフォームにあっては、プラットフォームに沿って設けられた乗降用路を備え、前記乗降用路においては、前記軌条が設けられておらず、前記車両本体の上部又は下部に設けられた補助移動手段によって前記連結車両が移動するものとされている。
特開平6−154423号公報 特表2001−521800号公報
本考案の一つの目的は、車両が錐揉み状に走行するツイスト走行路を備えたコースターにあって、乗客の視界を軌条が遮ることを防止するものである。
本考案の他の一つの目的は、プラットフォームにあっても、軌条が乗客の乗り降りに邪魔にならないツイストコースターの提供を課題とする。
本考案は、搭乗席を有するコースター用の車両と、前記車両を支持する支持部と、前記支持部を導く軌条とを備え、前記軌条が螺旋の走行路をなしており且つこの螺旋の中心軸が前記車両を貫くように構成されたツイスト走行路を備え、前記ツイスト走行路では前記車両が錐揉みしながら進むツイストコースターにおいて、前記支持部が前記車両の上下に配置され、前記上下の支持部を介して前記車両の上下に配置された上下の軌条によって、前記車両が支持されていることを特徴とするツイストコースターを提供する。
前記ツイスト走行路にあっては、前記上下の軌条の強度が等しく、前記ツイスト走行路以外の走行路にあっては、前記下の軌条の強度が前記上の軌条の強度よりも大きいものとすることができる。
前記車両は、単数ものであってもよいが、複数台連結した連結車両とすることができる。
連結車両は、前後に隣接する前車両と後車両と間の連結が少なくとも軸芯回りに回転可能なジョイントに連結されたものであり、前記前車両と前記後車両との間に角度差ができる前記ツイスト走行路に沿って前記連結車両が走行可能とする。
また連結車両は、前後に隣接する前車両本体と後車両本体と間に、前記支持部を備え、前記支持部は、前記車輪を備えると共に、前記車両本体に対する接続部を有するものであり、前記接続部は、前記支持部の前方側に設けられることにより前方の車両本体に接続される前方側接続部と、前記支持部の後方側に設けられることにより後方の車両本体に接続される後方側接続部とを備え、前記前方側接続部と前記後方側接続部との少なくとも何れか一方が、少なくとも軸芯回りに回転可能なジョイントにて構成されたものであり、前記前車両本体と前記後車両本体との間に角度差ができる前記ツイスト走行路に沿って前記連結車両が走行可能とすることもできる。
前記の軸芯回りに回転可能なジョイントは、ユニバーサルジョイントとして実施することが望ましい。
また、前記支持部は、前記連結車両の進行方向に対して上下方向に伸びるように設けられ、その上下両端のそれぞれには前記車輪を備えており、前記軌条は、上下に互いに平行に少なくとも1本ずつが設けられ、前記ツイスト走行路にあっては、前記上下の軌条間の間隔が、前記螺旋の直径に等しく設定されているものとすることができる。
乗客が前記車両本体に乗降するためのプラットフォームに沿って設けられた乗降用路を備え、前記乗降用路においても、前記走行路の軌条と連続した軌条が、前記車両の上下に設けられているものとすることができる。
本考案は、車両が錐揉み状に走行するツイスト走行路を備えたコースターにあって、車両が上下の軌条によって支持されるため、乗客の視界を軌条が遮ることを防止することができたものである。
本考案は、プラットフォームにあっても、車両が上下の軌条によって支持されるため、軌条が乗客の乗り降りに邪魔にならない。そのため、通常の走行軌条とプラットフォームにおける軌条とを連続した同じ形態の軌条とすることができ、両者の軌条を異ならせる場合に比して、安全性を向上させることができる。
本考案の実施の形態に係るコースター用の車両の側面図。 同車両を連結した連結車両の側面図。 本考案の実施の形態に係るツイストコースターのツイスト走行部を示すもので、(A)は側面図、(B)は平面図、(C)はツイスト状態の正面から見た移行説明図である。 同連結車両とこれを支持する構造物の側面図。 同連結車両とこれを支持する構造物の正面図で、(A)は直線走行部を示し、(B)は平面カーブ走行部を示す。 同連結車両とこれを支持する構造物の正面図で、(A)はツイスト走行部で車両が水平状態のものを示し、(B)はツイスト走行部で車両が倒立状態のものを示す。 同ツイストコースターの走行路を展開した側面図である。 同ツイストコースターの走行路の平面図である。 他の実施の形態に係る車両の側面図。
以下、図面に基づき本願考案の実施の形態を説明する。
(概要)
この実施の形態に係るツイストコースターは、図1に示す車両12を連結した連結車両11(図2参照)が、図3に示すツイスト走行路32を錐揉み状に回転しながら走行するものである。ツイスト走行路32は、水平な直線状の走行路における連結車両11の搭乗席15を基準として、車両上下に軌条31を備える。以下、本明細書において、車両上下とは、連結車両11の搭乗席15を基準として、乗客の頭部側を上とし、乗客の脚部側をと下とするものであり、絶対的な上下位置を指すものではない。
このコースターの走行路は、図7、図8に示すように、ツイスト走行路32と、それ以外の一般走行路とを備える。一般走行路では、車両上下に、軌条31が1本ずつ配置されているのに対して、ツイスト走行路32では、この車両上下に配置された一対の軌条31が平行状態を保ちながら、2重螺旋状に旋回している。連結車両11は、各車両12の上下の車輪17が軌条31に沿って進むことで、各車両12が錐揉みしながら進むものである。
(車両12)
まず図1、図2を参照しながら、1台の車両12について説明する。この車両12は、搭乗席15を有する車両本体14と、この車両本体14の前方に設けられた支持部16とを備える。この実施の形態においては、車両本体14は4人乗りのものを採用しており、左右に2座席が、前後に2列向かい合わせに配置されているが、図9に示すように、同じ方向(前方又は後方)に向くようにしてもよく、図示は省略するが、背中合わせに前後に異なる方向に座席を配置してもよい。また、座席数は1名以上複数名で適宜変更して実施することができる。また、車両本体14のフレームは側面視円形をしているが、卵形や矩形にするなど、これらのデザインは種々変更できるものであり、搭乗席15をむき出しのまま配置するものであってもよい。安全性の観点から安全ベルト等の乗客の固定装置は必須であるが、その図示は省略する。
上記の車両本体14の前方には、支持部16が設けられている。この支持部16は、左右方向に伸びる軸を中心にして前後へ回動可能に取り付ける前後回動接続部22を介して、車両本体14の前端に取り付けられているが、ユニバーサルジョイントにて接続するものであってもよく、場合によっては回動不能に固定するものであってもよい。この例では、支持部16は、車両本体14の前端中央から縦方向(上下方向)に伸びるように設けられたもので、その上下端には車輪取り付け部21が上下対称に設けられている。この車輪取り付け部21は、支持部16に対して、その長手方向(車両上下の上下方向)を回動の軸として、回動可能である。
この車輪取り付け部21は、軌条31の左右両側に配置される左右車輪18、19と、内側(上側又は下側)に配置される内車輪20とを、それぞれ回動可能に支持する。このように、3方に車輪17(左右車輪18、19及び内車輪20)を配置することによって、脱輪の可能性がなくなる。これらの車輪17はゴムタイヤなどの騒音を生じないものが望ましいが、金属製であってもよい。また、左右車輪18、19及び内車輪20は、車輪取り付け部21に、それぞれ2個ずつ前後に接近させて設けているが、少なくとも1個あれば足り、さらに3個以上であってもよい。これらの車輪17は、車両本体14の左右方向の略中央に配置されているが、車両本体14の左方から右方までの範囲で適宜変更して実施することができる。
車両本体14の中央後方には、回動接続部23が設けられている。この回動接続部23は、前後の車両を前後方向を軸として回転可能に接続するように接続するものであれば、上記のツイスト走行路32を走行することができるが、平面視においてカーブしている走行路では、左右にも回動する必要があるため、ユニバーサルジョイントが採用されている。
このユニバーサルジョイントは、上下方向を軸として、左右方向を軸として、並びに、前後方向を軸として、それぞれ回動可能であるが、その回動角度は必ずしも360度である必要はなく、実際上は30度程度の回動範囲があれば足りる。
支持部16の上側と下側とには、車両本体14との間隔を維持するための緩衝部材24が配置されている。この緩衝部材24としては、エアダンパやオイルダンパが好適に用いられる。
(連結車両11)
図2に示す連結車両11は、上記の車両12を連結したものである。具体的には、前の車両本体14と後の車両本体14との間に支持部16を配置し、この支持部16を挟んで前後の車両本体14、14同士を接続したものである。この接続は、前述の回動接続部23で、前後の車両本体14、14同士を接続したものである。これによって、各車両本体14は互いに回動接続部23における前記ユニバーサルジョイントを介して接続されていることになる。
なお、最後部車両13における車両本体14の後端(図2の左端)には、別途の支持部16が設けられている。これに関しては、車両本体14の後方に各支持部16が設けられていると考えると、最後部の車両の先端に支持部16が別途設けられていると考えることもできる。また、支持部16を中心に考えると、車両本体14の前方側にある前方側接続部が上記の前後回動接続部22となり、車両本体14の後方側にある後方側接続部が上記の回動接続部23となる。但し、前方側接続部として回動接続部23を用い、後方側接続部として前後回動接続部22を用いることもでき、前後両方の接続部ともに回動接続部23を用いることもできる。
(軌条31)
図1〜図3に示すように、軌条31は、上下一対が平行をなして設けられているもので、それぞれに前述の車輪17が位置して転動する。ツイスト走行路32においては、図3に示すように、軌条31が螺旋状をなしており、且つこの螺旋の中心軸cが車両12を貫くように構成されている。螺旋の中心が車両12を貫くため、特にこの例では上方の軌条31aと下方の軌条31bとの間隔が前記螺旋の直径に等しく設定されているため、図3(C)に示すように、車両12は回転しながら進行する。これによって、乗客には自転しながら前進する錐揉み走行という新たな走行感覚を体感させることができるものであり、同じ螺旋状の走行路であっても、所謂宙返りコースターのように、螺旋の中心軸が車両12を貫くことなく、螺旋の中心軸の回りを大きく旋回するものとは、異なった走行感覚を与えることができる。また、宙返りコースターでは、前後の車両を前後方向を軸として回転可能に接続するように接続しなくとも走行することができるが、本考案のツイスト走行路32においては、前後の車両を前後方向を軸として回転可能に接続する必要があり、望ましくはユニバーサルジョイントで接続する必要がある。なお、ツイスト走行路32の回転の方向は、時計回りであってもよく、反時計回りであってもよい。図3の例では、ツイスト走行路32で車両12が1回転するようにしているが、半回転であってもよく、1回転以上であってもよい。
なお、水平走行中において、上下の軌条31のうち、下方の軌条31aは主として乗り物重量を支える。そのために、下方の軌条31aの下部には、図4〜図6に示す梁材が敷設され合成梁として荷重を支える。他方、上方の軌条31bは、主として転倒防止及び浮き上がり防止を目的とするもので、下方の軌条31に比べて軽荷重を支える程度の部材で済む。即ち、軌条31の径は上下の軌条31a、31bとも同一としておくが、その材質や肉厚などで、上下の強度差を付けることができる。ツイスト走行路32に於いては上下の軌条31a、31bの負担荷重は同条件である為に、上下同じ強度を必要とする。
(構築物)
次に、図4〜図6を参照して、前述の軌条31を支持するための構築物の構造の一例を説明する。
前述の軌条31は、地面やビルの屋上面等に直接固定してもよいが、一般的には、構築物に支持された状態で敷設される。この構築物は、図4に示すように、前後方向に適宜間隔をおいて地上に設置された支柱51と、この支柱間に渡された長尺支持部52とを備え、この長尺支持部52によって軌条31が支持されている。
支柱51は、図5(A)に示すように、左右に2本設けられている。なお、この支柱51は、例えばF字状の1本の支柱(図示せず)によって、片持ち状態で長尺支持部52及び軌条31を支持するようにしてもよい。左右の支柱51の下方側はトラス構造としており、左右の支柱51の上方側に、梁材(下梁53と上梁54)を支柱51間に渡している。
図4に示すように、前後の下梁53の上方には、下側の長尺支持部52が前後方向に連続して渡されている。そして、下方の軌条31aを直接支持する支持部材55が、前後に適宜間隔をおいて、下側の長尺支持部52に設けられている。また、前後の上梁54の下方には、上側の長尺支持部52が前後方向に連続して渡されている。そして、上方の軌条31bを直接支持する支持部材55が、前後に適宜間隔をおいて、上側の長尺支持部52に設けられている。
図5(B)は、平面カーブの走行路の部分での構造を示すもので、カントを付けるために車両12は傾けられる。そのため、軌条31についても、下方の軌条31aと上方の軌条31bとを結ぶ線が傾くように、配置される必要がある。これに対応するために、カーブの走行路では、カント調整用の斜梁56を、支柱51と下梁53との間、並びに支柱51と上梁54との間に渡している点が、先に説明した直線の走行路(図5(A))と相違する。
なお前述のように、ツイスト走行路32以外の走行路では、下方の軌条31aに大部分の荷重がかかる。そのため、下梁53は上梁54よりも強度を高くするなど、上下の必要強度差に応じた設計を行なえばよい。
次に、ツイスト走行路32では、図6の構築物の構造が適するものである。この構築物も本質的には先の例と相違はないため、相違点のみを説明する。先の例では、長尺支持部52を支持するために、支柱51、下梁53、上梁54によって、矩形の枠組を形成していた。これに対して、ツイスト走行路32では、軌条31が螺旋状に旋回するため、正面視円形の円形枠57を採用している。円形枠57は、左右の支柱51と下梁53とによって支持しされている。そして、この円形枠57の内周の直径上に対向して、一対の長尺支持部52を2重螺旋状に配置し、軌条31を支持させている。このツイスト走行路32では、2本の軌条31の耐荷重強度を均等にしている。なお、図6(A)は車両12が水平状態、図6(B)は車両12が倒立状態となる箇所の正面を示している。
(走行路全体)
このツイストコースターは、図7、図8に示す走行路を走行する。この例では、まず図7上半部に示すように、プラットホーム33の乗降用路41から連結車両を上昇させる巻き上げ路34により最上部に至り、急降下路35、急上昇路36、急降下路37を経て、第1のツイスト走行路32に入る。この第1のツイスト走行路32では、連結車両は反時計回りに1回転する。次に、図7下半部に示す後半の走行となり、緩上昇路38、急降下路39を経て、第2のツイスト走行路32に入る。この第2のツイスト走行路32では、連結車両11は時計回りに1回転することになる。そして、制動箇所40箇所を経て、プラットホーム33に戻ることになる。プラットホーム33の乗降用路41においても、軌条31は上下に位置するため、乗客の乗降に邪魔にならないため、他の走行路と連続した軌条31を用いることができる。
図8は、この走行路の平面図であり、ツイスト走行路32の他、平面視弧状のカーブ走行路42についても、走行可能となったものである。もちろん、この走行路は単なる一例であり、種々の走行路に変更して実施することができる。
(変更例)
なお、車両は連結車両とせずに、単独の車両としてもよい。また、軌条は上下に1本ずつを設けたが、上下何れか一方を2本以上の複数本とすることもできる。但し、上記の実施の形態のように、上下に1本ずつを設けるほうが、横方向に複数本を設けた場合に比して、ゲージ間隔の問題がなくなるため、平面コースに於いてかなり小さいカーブ半径が可能である。
11 連結車両
12 車両
14 車両本体
15 搭乗席
16 支持部
17 車輪
18 左車輪
19 右車輪
20 内車輪
21 車輪取り付け部
22 前後回動接続部
23 回動接続部
24 補助車輪
31 軌条
32 ツイスト走行路

Claims (9)

  1. 搭乗席を有するコースター用の車両と、前記車両を支持する車輪と、前記車輪を導く軌条とを備え、
    前記軌条が螺旋の走行路をなしており且つこの螺旋の中心軸が前記車両を貫くように構成されたツイスト走行路を備え、前記ツイスト走行路では前記車両が錐揉みしながら進むツイストコースターにおいて、
    前記車輪が前記車両の上下に配置されたものであり、
    前記ツイスト走行路では、前記軌条が、車両上下に配置された状態で、2重螺旋状に伸びると共に、この2重螺旋の中心軸が前記車両を貫くように構成されていることにより、前記車両が前記車両上下で支持されながら錐揉みして進むことを特徴とするツイストコースター。
  2. 前記車両を複数台連結した連結車両を備え、
    前記連結車両は、前後に隣接する前車両と後車両と間の連結が少なくとも軸芯回りに回転可能なジョイントによって連結されたものであり、
    前記前車両と前記後車両との間に角度差ができる前記ツイスト走行路に沿って前記連結車両が走行可能とされたことを特徴とする請求項1記載のツイストコースター。
  3. 前記連結車両は、前後に隣接する前車両本体と後車両本体との間に、支持部を備え、
    前記支持部は、その上下に前記車輪を備えると共に、前記車両本体に対する接続部を有するものであり、
    前記接続部は、前記支持部の前方側に設けられることにより前方の車両本体に接続される前方側接続部と、前記支持部の後方側に設けられることにより後方の車両本体に接続される後方側接続部とを備え、
    前記前方側接続部と前記後方側接続部との少なくとも何れか一方が、少なくとも前後方向に伸びる軸芯回りに回転可能なジョイントにて構成されたものであり、
    前記前車両本体と前記後車両本体との間に角度差ができる前記ツイスト走行路に沿って前記連結車両が走行可能とされたことを特徴とする請求項1又は2記載のツイストコースター。
  4. 前記ジョイントが、ユニバーサルジョイントであることを特徴とする請求項2又は3記載のツイストコースター。
  5. 前記軌条は、前記車両上下に互いに平行に1本ずつが設けられ、
    前記ツイスト走行路にあっては、前記上下の軌条間の間隔が、前記螺旋の直径に等しく設定されていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のツイストコースター。
  6. 搭乗席を有する車両の車輪を導くことによって、前記車両を滑走させる軌条を備えたコースター走行路において、
    前記走行路は、一般走行路とツイスト走行路とを備え、
    前記一般走行路では、車両上下に、前記軌条が少なくとも1本ずつ配置され、
    前記ツイスト走行路では、前記少なくとも1本ずつの前記軌条に連続する軌条が、2重螺旋状をなしており且つこの2重螺旋の中心軸が前記車両を貫くように構成されていることによって、前記車両が前記車両上下で前記2重螺旋状の軌条で支持されながら錐揉みして進むことを特徴とするコースター走行路。
  7. 前記一般走行路は、平面視において直線の走行路と、平面視において湾曲しているカーブの走行路とを備えたことを特徴とする請求項6記載のコースター走行路。
  8. 前記ツイスト走行路にあっては、前記車両上下の軌条の強度が等しく、
    前記一般走行路にあっては、車両下の軌条の強度が車両上の軌条の強度よりも大きいことを特徴とする請求項6又は7記載のコースター走行路。
  9. 乗客が前記車両本体に乗降するためのプラットフォームに沿って設けられた乗降用路を備え、
    前記乗降用路においても、前記ツイスト走行路及び前記一般走行路の前記軌条と連続した軌条が、前記車両上下に設けられているものであることを特徴とする請求項5〜8の何れかに記載のツイトコースター走行路。
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