JPH09239051A - 通気孔用ガラリ - Google Patents
通気孔用ガラリInfo
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- JPH09239051A JPH09239051A JP8050232A JP5023296A JPH09239051A JP H09239051 A JPH09239051 A JP H09239051A JP 8050232 A JP8050232 A JP 8050232A JP 5023296 A JP5023296 A JP 5023296A JP H09239051 A JPH09239051 A JP H09239051A
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Abstract
に対応し得るようにする。 【解決手段】 通気口挿入部18とフランジ部19を一
体に有する鋳物製のガラリ本体20と、鋳物製のフード
部33とで通気孔用ガラリを構成し、ガラリ本体20と
フード部33との間に耐熱性多孔板34を介在させるよ
うにする。
Description
関するものである。
孔には、通常、通気孔の壁面に開口する通気口部分に、
ガラリと呼ばれるダンパ状物が取付けられている。
に、プレスや絞り加工や押出加工などによって、アルミ
などの板材から、筒状の通気口挿入部1と、ベーン部2
と、フード部3とを成形し、これらを、通気口挿入部1
のフランジ部4とベーン部2との間に金網5を介在させ
て重ね合わせ、リベット6やスポット溶接などにより一
体化したものである。
向数箇所(三〜四箇所)取付けられた抜け止め金具、8
はフード部3に形成された開口である。
すように、二枚の半円形をしたダンパ羽根9をヒンジ軸
10を中心としてバタフライ式に開閉可能に枢着して、
ヒンジ軸10部分にダンパ羽根9を拡がる方向へ付勢す
るスプリング11を介装すると共に、ダンパ羽根9が重
なり合った状態となるようヒューズ12で止めて防火ダ
ンパ13を形成し、該防火ダンパ13を、ダンパ羽根9
を重ね合わせた状態(通路が開く状態)として通気口挿
入部1に備えることがある。
に当接するまで通気口挿入部1を建物に形成された通気
孔の通気口部分に押し込み、抜け止め金具7で通気口部
分に固定させることにより、フード部3によって通気口
部分を保護した状態で、フード部3の開口8とベーン部
2と金網5と通気口挿入部1を通して建物の内外間で通
気が行われる。
への虫などの侵入が防止される。
合、火災などの発生時には、火災の熱でヒューズ12が
溶けることにより、スプリング11の力でダンパ羽根9
が拡がって、通気口挿入部1を閉止することにより、建
物の内外間に火炎や熱気が出入りするのが防止される。
来の通気孔用ガラリには、以下のような問題があった。
よって、アルミなどの板材から筒状の通気口挿入部1
と、ベーン部2と、フード部3とを成形するようにして
いるが、このようにすると、プレスや押出加工などによ
る加工コストが高く付き、加工方法からの制限上、部品
の集約も難しい。しかも、強度や寸法精度も余り高くで
きない。
網5と、ベーン部2と、フード部3を重ね合わせ、リベ
ット6やスポット溶接などにより一体化しているので、
組立てに手間と時間が掛かる。
を備えた機種と備えない機種を用意しなければならず、
且つ、設置箇所の耐火温度に応じて溶融温度の異なるヒ
ューズ12を備えたものを複数機種用意しておかなけれ
ばならない。
リング11を使用しているので、永年の使用によるスプ
リング11の腐食などで、非常時に作動しないおそれが
ある。
価で、且つ、一種類で各設置箇所に対応し得るようにし
た通気孔用ガラリを提供することを目的とするものであ
る。
形成された通気孔における入口の通気口部分へ挿入可能
な筒状の通気口挿入部と、前記建物の壁面に当接係止可
能なフランジ部とを一体形成された鋳物製のガラリ本体
を設け、該ガラリ本体のフランジ部に、耐熱性多孔板を
介在させて、鋳物製のフード部を取付けたことを特徴と
する通気孔用ガラリにかかるものである。
入部に耐熱性多孔板を取付けるようにして良い。
ても良い。
られる。
入部を建物の通気口部分に押し込むことにより、フード
部によって通気口部分を保護した状態で、フード部とフ
ランジ部の耐熱性多孔板と更に通気口挿入部の耐熱性多
孔板を通して建物の内外間で通気が行われる。この際、
発泡アルミ板などの耐熱性多孔板は、多孔質なので、ゆ
っくりした空気の出入りは許容するようになっている。
り、建物内部への虫などの侵入が防止される。
を一体に有する鋳物製のガラリ本体と、鋳物製のフード
部とで通気孔用ガラリを構成しているので、アルミなど
の板材をプレスしたり押出加工したりする場合に比べ
て、部品の集約と、低コスト化を図ることができる。し
かも、鋳物なので、強度や耐久性が高く、寸法精度も良
好となり、組立てが簡単である。
は、外部からの空気などの侵入に対し抵抗となって流速
を弱めた上で空気などを流入させるようになっているの
で、強風時に風などが内部へ勢い良く入ることがなくな
り、流入音や反響音などの騒音を防止することができ
る。
耐熱性多孔板によって火炎や熱気が出入りすることが防
止される。しかも、発泡アルミ板などの耐熱性多孔板は
耐熱性が高く、摂氏780度に加熱しても変形したり溶
けたりしないので、どのような設置箇所に対しても一種
類の通気孔用ガラリを適用させることができる。又、発
泡アルミ板などの耐熱性多孔板は比較的低価格であるの
で、コストの面でも有利である。
示例と共に説明する。
である。
6における入口の通気口部分17へ挿入可能な筒状の通
気口挿入部18と、前記建物14の壁面15に当接係止
可能なフランジ部19とを一体形成された鋳物製のガラ
リ本体20を設ける。
入部18の内周面に周方向へ延びる係止用突起21を一
体形成するようにしても良い。
すような、上下二つ割りの外型22,23と、図4に示
すような、係止用突起21の部分で左右に分割された引
抜中子24,25を使用するなどする。この場合、各引
抜中子24,25の引抜き性を確保するため、ガラリ本
体20の内面にそれぞれ僅かなテーパ部26,27を形
成するようにする。尚、係止用突起21は引抜中子2
4,25のいずれかに形成した小径部によって作らせる
ようにする。
部19の周縁部に適数の貫通孔28を同時に一体形成
し、通気口挿入部18の後端部に、段差付きの抜け止め
具係止用孔29を周方向複数箇所同時に一体形成するよ
うにしても良い。或いは、貫通孔28や抜け止め具係止
用孔29は、ガラリ本体20の鋳造後に、孔開け加工に
よって形成しても良い。
部31に前記フランジ部19の貫通孔28へ嵌合可能な
カシメピン32を有して、フランジ部19に嵌着可能な
鋳物製のフード部33を設ける。
と、フード部33の周縁部31との間に、発泡アルミ板
などの耐熱性多孔板34を挾持させる。
止用突起21の片面又は両面に、発泡アルミ板などの耐
熱性多孔板35を係止固定させる。尚、耐熱性多孔板3
5は、係止用突起21に対し接着して係止保持させるよ
うにしても、ガラリ本体20に対し圧入して係止保持さ
せるようにしても良い。又、耐熱性多孔板34,35
は、二段以上設けても良い。
器内に、溶融状態のアルミとカルシウムや微量金属成分
などを含む発泡材とを入れて攪拌することにより、これ
を発泡及び固化させて発泡アルミブロックを形成し、該
発泡アルミブロックを気泡の大きさが均一に揃うよう水
平方向に薄くスライスして成る新素材であり、比重が
0.2〜0.3と通常のアルミに比べて1/10も軽
く、耐熱性、断熱性、耐食性、防音性、加工性に優れ、
丈夫で衝撃吸収能力が高いという特性がある。又、電磁
波遮断能力が高く、且つ、静電気によるごみ付着がない
ので、表面が汚れにくいという特性もある。
に加熱しても変形したり溶けたりしないことが確認され
ている。
押えスリーブ38とボール39とスプリング40とから
成る抜け止め具であり、ガラリ本体20の抜け止め具係
止用孔29に対し、外方から挿入係止するようにして取
付けるものである。
通気口挿入部18を建物14の通気口部分17に押し込
み、予め通気口挿入部18に取付けられている抜け止め
具36で通気口挿入部18を通気口部分17に固定させ
る。これにより、フード部33によって通気口部分17
を保護した状態で、フード部33下部におけるフード開
口30とフランジ部19の耐熱性多孔板34と通気口挿
入部18の耐熱性多孔板35を通して建物14の内外間
で通気が行われる。この際、発泡アルミ板などの耐熱性
多孔板34,35は、多孔質なので、ゆっくりした空気
の出入りは許容するようになっている。
板34,35により、建物14内部への虫などの侵入が
防止される。
部19とを一体に有する鋳物製のガラリ本体20と、鋳
物製のフード部33とで通気孔用ガラリを構成している
ので、アルミなどの板材をプレスしたり押出加工したり
する場合に比べて、部品の集約と、低コスト化を図るこ
とができる。しかも、鋳物なので、強度や耐久性が高
く、寸法精度も良好となる。
ピン32をカシメ嵌めし、抜け止め具係止用孔29に外
方から抜け止め具36を挿入させるようにしているの
で、組立てが簡単である。
4,35は、外部からの空気などの侵入に対し抵抗とな
って流速を弱めた上で空気などを流入させるようになっ
ているので、強風時に風などが内部へ勢い良く入ること
がなくなり、流入音や反響音などの騒音を防止すること
ができる。
耐熱性多孔板34,35によって火炎や熱気が出入りす
ることが防止される。しかも、発泡アルミ板などの耐熱
性多孔板34,35は耐熱性が高く、摂氏780度に加
熱しても変形したり溶けたりしないので、どのような設
置箇所に対しても一種類の通気孔用ガラリを適用させる
ことができる。又、発泡アルミ板などの耐熱性多孔板3
4,35は比較的低価格であるので、コストの面でも有
利である。更に、耐熱性多孔板34,35によって可動
部をなくすことができるので、恒久的に機能を発揮させ
ることができる。
定されるものではなく、抜け止め具36は、必ずしもボ
ール39を用いたものに限らず、例えば、図5〜図7の
抜け止め金具7としても良いこと、その他、本発明の要
旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ること
は勿論である。
ガラリによれば、コストが安価で、且つ、一種類で各設
置箇所に対応させることができるという優れた効果を奏
し得る。
ある。
面図である。
面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 建物の壁面に形成された通気孔における
入口の通気口部分へ挿入可能な筒状の通気口挿入部と、
前記建物の壁面に当接係止可能なフランジ部とを一体形
成された鋳物製のガラリ本体を設け、該ガラリ本体のフ
ランジ部に、耐熱性多孔板を介在させて、鋳物製のフー
ド部を取付けたことを特徴とする通気孔用ガラリ。 - 【請求項2】 ガラリ本体の通気口挿入部に耐熱性多孔
板を取付けた請求項1記載の通気孔用ガラリ。 - 【請求項3】 耐熱性多孔板が、発泡アルミ板である請
求項1又は2記載の通気孔用ガラリ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08050232A JP3092905B2 (ja) | 1996-03-07 | 1996-03-07 | 通気孔用ガラリ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08050232A JP3092905B2 (ja) | 1996-03-07 | 1996-03-07 | 通気孔用ガラリ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09239051A true JPH09239051A (ja) | 1997-09-16 |
JP3092905B2 JP3092905B2 (ja) | 2000-09-25 |
Family
ID=12853281
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08050232A Expired - Lifetime JP3092905B2 (ja) | 1996-03-07 | 1996-03-07 | 通気孔用ガラリ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3092905B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007054617A (ja) * | 2005-07-29 | 2007-03-08 | Sekisui Chem Co Ltd | 防火ダンパー装置 |
JP2011002105A (ja) * | 2009-06-16 | 2011-01-06 | Shimizu Corp | 天井輻射式空調システム |
JP2015156940A (ja) * | 2014-02-24 | 2015-09-03 | 株式会社東芝 | 固定構造物及び原子力施設 |
KR102460991B1 (ko) * | 2022-04-01 | 2022-10-28 | 조형우 | 신속한 화재차단기능의 내화충전구조를 가진 슬리브 |
KR20230069439A (ko) * | 2021-11-12 | 2023-05-19 | 고의환 | 층간 슬라브의 하층에서 시공되는 방화 슬리브 및 이를 이용한 시공방법 |
-
1996
- 1996-03-07 JP JP08050232A patent/JP3092905B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007054617A (ja) * | 2005-07-29 | 2007-03-08 | Sekisui Chem Co Ltd | 防火ダンパー装置 |
JP2011002105A (ja) * | 2009-06-16 | 2011-01-06 | Shimizu Corp | 天井輻射式空調システム |
JP2015156940A (ja) * | 2014-02-24 | 2015-09-03 | 株式会社東芝 | 固定構造物及び原子力施設 |
KR20230069439A (ko) * | 2021-11-12 | 2023-05-19 | 고의환 | 층간 슬라브의 하층에서 시공되는 방화 슬리브 및 이를 이용한 시공방법 |
KR102460991B1 (ko) * | 2022-04-01 | 2022-10-28 | 조형우 | 신속한 화재차단기능의 내화충전구조를 가진 슬리브 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3092905B2 (ja) | 2000-09-25 |
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